JP6260263B2 - 位相制御弁 - Google Patents
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Description
前記内燃機関で駆動されるポンプから流体が供給されるポンプポートと、前記進角室に連通する進角ポートと、前記遅角室に連通する遅角ポートと、流体が排出されるドレンポートとを有する弁ケース、及び、前記弁ケースに内装され前記弁ケースの内部を往復移動し、この往復移動時に前記ドレンポートと連通する連通路が形成されたスプールと、前記スプールがスプールの軸芯に沿って移動するように該スプールを駆動する電磁ソレノイドとを備え、
前記スプールは、電磁ソレノイドに電力が供給されない場合に設定される初期ポジションに移動することが可能であり、前記初期ポジションでは、前記進角室と前記遅角室との一方が前記ドレンポートに連通し、他方が前記ポンプポートに連通され、前記ポンプポートに連通された前記進角室と前記遅角室との一方が前記連通路を介して前記ドレンポートに連通され、
前記進角ポートと、前記ポンプポートと、前記遅角ポートとが、当該位相制御弁の軸方向に沿ってこの順序で並んで形成され、前記連通路は、前記スプールが前記初期ポジションにある場合に、前記進角ポートと前記ポンプポートとを連通する第1流路と、前記遅角ポートと前記ポンプポートとを連通する第2流路とで構成されている点にある。
なお、進角ポートと遅角ポートとの連通関係が前述した例と逆の構成であっても、進角室と遅角室との流体をドレンポートに排出することが可能となる。
従って、位相制御弁を改良するだけで、内燃機関の停止時には弁開閉時期制御装置の内部の流体を排出し、この後の内燃機関の始動時には迅速に回転位相の変更が可能な位相制御弁が構成された。
また、内燃機関が停止している状態ではポンプポートに流体の圧力は作用していない。従って、初期ポジションにおいて進角ポートとポンプポートとが連通し、遅角ポートとドレンポートとが連通するものでは、第1流路が進角ポートとポンプポートを連通させると同時に、第2流路がポンプポートと遅角ポートを連通させることになる。つまり、遅角ポートに連通する遅角室の流体は遅角ポートからドレンポートに直接的に排出され、進角ポートが連通する進角室の流体は、進角ポートから連通路を介してドレンポートに排出される。なお、進角ポートと遅角ポートとの連通関係が前述した例と逆の構成でも同様に、第1流路と第2流路とによって進角室と遅角室との流体をドレンポートに排出することが可能となる。
よって、内燃機関の停止時には進角室と遅角室との流体ドレンポートに排出して進角室と遅角室とに残留する作動油の量を低減する。
〔全体構成〕
図1〜図5に示すように、弁開閉時期制御装置Aと、電磁操作型の位相制御弁CVと、電磁操作型のロック制御弁LVとを備えて弁開閉時期制御ユニットが構成されている。
図1〜図4に示すように、弁開閉時期制御装置Aは、外部ロータ20に対し、内部ロータ30を内包し、これらを吸気カムシャフト7の回転軸芯Xと同軸芯上で相対回転自在に配置している。外部ロータ20に形成された駆動スプロケット22Sと、クランクシャフト1で駆動されるスプロケット1Sとに亘ってタイミングチェーン6が巻回されている。また、内部ロータ30は、吸気カムシャフト7に対して連結ボルト33により連結されている。
図1〜図3に示すように、弁ケースとしての単一の弁ハウジングHに対し、位相制御弁CVの位相制御スプール41と、ロック制御弁LVのロック制御スプール51とが縦方向に往復移動するように各々が内装されている。この弁ハウジングHには横方向に突出する軸状部Haが一体的に形成されている。内部ロータ30には回転軸芯Xを中心とする内部空間が形成され、この内部空間に軸状部Haを挿通する形態で弁ハウジングHが支持されている。尚、位相制御弁CVでは、弁ハウジングHとガイドケース42とで弁ケースが構成されることになる。
図2、図3に示すように、ロック制御弁LVは、ロック制御スプール51と、ボール弁52と、供給側スリーブ53と、排出側スリーブ54と、制御スプリング55と、ロック制御ソレノイド56とを備えて構成されている。
図1、図2、図7に示すように、位相制御弁CVは、弁ハウジングHに縦向き姿勢に挿入された筒状のガイドケース42と、このガイドケース42に対して上下方向となるスプール軸芯Y(スプールの軸芯の具体例)に沿って作動自在に収容された位相制御スプール41と、位相制御スプール41に付勢力を作用させるスプールスプリング43と、このスプールスプリング43の付勢力に抗して位相制御スプール41を作動させる電磁ソレノイドとしての位相制御ソレノイド44とを備えて構成されている。
位相制御スプール41を進角ポジションQaに操作した場合には、図8に示すように、ポンプポート42pからの作動油を、第1グルーブ部41Gaを介して進角ポート42aに供給可能となる。また、このポジションでは第1ランド部41Laが進角ポート42aと第1グルーブ部41Gaとを遮断し、第2ランド部41Lbがポンプポート42pと遅角ポート42bとを遮断し、この第2ランド部41Lbの端部(下端部)が遅角ポート42bからの作動油をドレンポート42dに排出可能な状態となる。
位相制御スプール41を中立ポジションQnに操作した場合には、図9に示すように、第1ランド部41Laが進角ポート42aを閉塞すると共に、第2ランド部41Lbが遅角ポート42bを閉塞する位置に達する。
位相制御スプール41を遅角ポジションQbに操作した場合には、図10に示すように、第1グルーブ部41Gaが進角ポジションQaと連通するため、進角ポート42aからの作動油をドレン用開口41Hからドレンポート42dに排出可能となり、ポンプポート42pからの作動油を遅角ポート42bに供給状態となる。また、この位置では、第1ランド部41Laがポンプポート42pから進角ポート42aへの作動油の流れを遮断し、第2ランド部41Lbがドレンポート42dを閉塞する状態となる。
位相制御ソレノイド44に電力が供給されない場合には、位相制御スプール41は図7に示す初期ポジションQpにスプールスプリング43の付勢力により移動し保持される。この初期ポジションQpは、ポンプポート42pからの作動油を、第1グルーブ部41Gaを介して進角ポート42aに供給可能となる。また、この位置では第1ランド部41Laが進角ポート42aと第1グルーブ部41Gaとを遮断し、この第2ランド部41Lbの端部(下端部)が遅角ポート42bからの作動油をドレンポート42dに排出可能な状態に達する。
この実施形態では、位相制御ポジションとして、上側に進角ポジションQaを配置し、下側に遅角ポジションQbを配置していたが、これに代えて、位相制御スプール41の構成はそのままで、上側から下側に遅角ポート42bと、ポンプポート42pと、進角ポート42aとを、この順序で形成し、初期ポジションQpにおいて遅角ポート42bからの作動油をドレンポート42dに排出する連通路Wを形成しても良い。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
7 カムシャフト(吸気カムシャフト)
20 駆動側回転体(外部ロータ)
30 従動側回転体(内部ロータ)
41 スプール(位相制御スプール)
42 弁ケース(ガイドケース)
42a 進角ポート
42b 遅角ポート
42d ドレンポート
42p ポンプポート
42G 連通路(ドレン溝部)
44 電磁ソレノイド(位相制御ソレノイド)
A 弁開閉時期制御装置
Ca 進角室
Cb 遅角室
CV 位相制御弁
LV ロック制御弁
E 内燃機関(エンジン)
H 弁ケース(弁ハウジング)
L ロック機構
P ポンプ(油圧ポンプ)
Qp 初期ポジション
Qa 進角ポジション
Qn 中立ポジション
Qb 遅角ポジション
Y スプールの軸芯(スプール軸芯)
W 連通路
W1 第1流路
W2 第2流路
Claims (2)
- 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、前記内燃機関のカムシャフトと一体回転し前記駆動側回転体に対して相対回転する従動側回転体とを有し、進角室に流体が供給されることにより前記駆動側回転体と前記従動側回転体との相対回転位相が進角方向に変位し、遅角室に流体が供給されることにより前記相対回転位相が遅角方向に変位し、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との相対回転位相を所定のロック位相に保持するロック機構を備えた弁開閉時期制御装置に用いられる制御弁であって、当該制御弁は、
前記内燃機関で駆動されるポンプから流体が供給されるポンプポートと、前記進角室に連通する進角ポートと、前記遅角室に連通する遅角ポートと、流体が排出されるドレンポートとを有する弁ケース、及び、
前記弁ケースに内装され前記弁ケースの内部を往復移動し、この往復移動時に前記ドレンポートと連通する連通路が形成されたスプールと、前記スプールがスプールの軸芯に沿って移動するように該スプールを駆動する電磁ソレノイドとを備え、
前記スプールは、
電磁ソレノイドに電力が供給されない場合に設定される初期ポジションに移動することが可能であり、
前記初期ポジションでは、前記進角室と前記遅角室との一方が前記ドレンポートに連通し、他方が前記ポンプポートに連通され、前記ポンプポートに連通された前記進角室と前記遅角室との一方が前記連通路を介して前記ドレンポートに連通され、
前記進角ポートと、前記ポンプポートと、前記遅角ポートとが、当該位相制御弁の軸方向に沿ってこの順序で並んで形成され、前記連通路は、前記スプールが前記初期ポジションにある場合に、前記進角ポートと前記ポンプポートとを連通する第1流路と、前記遅角ポートと前記ポンプポートとを連通する第2流路とで構成されている位相制御弁。 - 前記連通路は、前記進角ポート及び前記遅角ポートのうちの一方からの流体が、前記進角ポート及び前記遅角ポートのうちの他方を介さずに前記ドレンポートに対して排出されるように、前記位相制御弁の前記弁ケースと前記スプールとに形成されている請求項1記載の位相制御弁。
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