JP6258790B2 - 凝集汚泥の不溶化処理システム及び不溶化処理方法 - Google Patents

凝集汚泥の不溶化処理システム及び不溶化処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、凝集汚泥の不溶化処理システム及び不溶化処理方法に関する。
土木工事現場等で発生する濁水は、pHやSS(浮遊物質)濃度が環境基準値内になるように処理される。この濁水が重金属等を含む場合、その重金属等を不溶化する必要がある。排水処理における重金属等の不溶化処理方法として、特許文献1,2に記載された技術が知られている。
特許文献1には、反応槽に導入された排液に不溶化剤を添加し、反応槽からの流出液中に残存する未反応の不溶化剤の濃度を算出し、残存した未反応の不溶化剤の濃度を指標として、当該不溶化剤の添加量を調整する方法が記載されている。特許文献2には、廃水中のpHと金属イオン濃度を測定し、pH調整に必要な酸又はアルカリ量と、金属イオンの捕集に必要な捕集剤量とを演算し、この演算結果に基づきアルカリ及び捕集剤の添加量を制御する方法が記載されている。
特許第4219138号公報 特許第2616780号公報
ところで、地震災害によって発生した災害廃棄物や津波災害によって発生した津波堆積物等を処理するために分級洗浄を行う場合、この分級洗浄により発生した洗浄水は、多量の無機物や有機物を含む濁水となる。しかも、災害廃棄物や津波堆積物の汚染状態はばらつきが大きいため、濁水の性状は時間的に大きく変動する。そのため、濁水を凝集処理した場合の凝集汚泥の性状も、時間的に大きく変動する。
凝集汚泥を資材等として再利用したい場合、凝集汚泥に含まれる重金属等を不溶化する必要がある。この場合、安定した不溶化処理を行うためには、不溶化剤の選定はもちろんのこと、処理工程の中での不溶化剤の添加箇所、不溶化剤の添加量の算出方法等を適切に決める必要がある。特に、災害廃棄物や津波堆積物等といった廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水を処理する場合には、凝集汚泥の性状が時間的に変動するため、安定した不溶化処理のための工夫が求められる。
本発明は、廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水が凝集処理された凝集汚泥に対し、安定して不溶化処理を行うことができる凝集汚泥の不溶化処理システム及び不溶化処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る凝集汚泥の不溶化処理システムは、濁水の凝集処理によって生じた凝集汚泥を供給するための供給ラインと、凝集汚泥に不溶化剤を添加する不溶化剤添加手段と、不溶化剤添加手段による不溶化剤の添加量を制御する添加量制御手段と、供給ラインが接続され、凝集汚泥及び不溶化剤を混合する混合槽と、を備え、添加量制御手段は、供給ラインを通じて供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、不溶化剤の添加量を算出することを特徴とする。
この凝集汚泥の不溶化処理システムによれば、混合槽において、凝集汚泥及び不溶化剤が混合される。不溶化剤の添加量は、添加量制御手段によって、供給ラインを通じて供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、算出される。このように、供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、不溶化剤の添加量が算出されるため、供給される凝集汚泥の性状に時間的な変動が生じても、その変動に対応して、不溶化剤の添加量を変化させることができる。よって、廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水が凝集処理された凝集汚泥に対しても、安定して不溶化処理を行うことができる。
また、凝集汚泥の不溶化処理システムは、供給ラインを通じて供給される凝集汚泥の供給流量を検出する流量検出手段と、凝集汚泥の密度又は比重を検出する密度/比重検出手段と、を備え、添加量制御手段は、流量検出手段によって検出された凝集汚泥の供給流量と、密度/比重検出手段によって検出された凝集汚泥の密度又は比重とに基づいて、単位時間当たりのSS量を求める。この場合、凝集汚泥の供給流量と密度又は比重とが、流量検出手段と密度/比重検出手段とによって検出される。これらの供給流量と密度又は比重とに基づいて、添加量制御手段によって、凝集汚泥の単位時間当たりのSS量が求められる。このようなSS量の算出方法によれば、凝集汚泥の単位時間当たりのSS量をより正確に求めることができ、凝集汚泥のSS量に応じた不溶化剤の添加量の精度が高められる。
また、凝集汚泥の不溶化処理システムは、凝集汚泥に対して固化剤を添加する固化剤添加手段と、混合槽の後段に設けられ、不溶化剤及び固化剤と混合された凝集汚泥を脱水する脱水機と、を備える。この構成によれば、固化剤添加手段によって、凝集汚泥に固化剤が添加され、この脱水汚泥が脱水機によって脱水される。よって、凝集汚泥の不溶化および固化が一緒に行われることとなる。より少ない工程で、凝集汚泥の不溶化および固化を行うことができる。
本発明は、濁水の凝集処理によって生じた凝集汚泥を供給するための供給ラインと、凝集汚泥に不溶化剤を添加する不溶化剤添加手段と、供給ラインが接続され、凝集汚泥及び不溶化剤を混合する混合槽と、を備える不溶化処理システムを用いた凝集汚泥の不溶化処理方法であって、供給ラインを通じて供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、不溶化剤の添加量を算出することを特徴とする。このような不溶化処理方法によれば、上記した不溶化処理システムと同様の作用・効果が奏される。
本発明によれば、廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水が凝集処理された凝集汚泥に対し、安定して不溶化処理を行うことができる。
混合廃棄物のリサイクル方法の概要を示すフロー図である。 破砕選別工程を示すフロー図である。 土壌洗浄工程を示すフロー図である。 津波堆積物のリサイクル方法の概要を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る不溶化処理システムを示すフロー図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。本発明は、種々の廃棄物を洗浄した場合に生じる、性状の変動が大きい濁水の凝集汚泥に対して広く適用可能である。ここでは、一例として、津波災害によって発生した廃棄物等の分級洗浄等によって発生した濁水が、凝集処理された場合の凝集汚泥の不溶化処理について説明する。
津波災害における廃棄物は、大きく、災害廃棄物と津波堆積物とに分類することができる。本実施形態において、災害廃棄物は、さらにコンクリートガラ、木くず及び混合廃棄物に分類される。また、津波堆積物は、規定以上の有害物を含む津波堆積物と、規定以上の有害物を含まない津波堆積物とに分類される。混合廃棄物及び津波堆積物は、いずれも、津波災害に由来しているため、海底から巻き上げられた土砂分を含んでいる。混合廃棄物及び津波堆積物に対してリサイクル処理を行うとき、分級洗浄等の処理により濁水が生じる。本実施形態の不溶化処理システムは、このような濁水が凝集処理された凝集汚泥を不溶化するものである。以下、混合廃棄物と津波堆積物に関するリサイクル処理と、本実施形態の凝集汚泥の不溶化処理システム及び不溶化処理方法について説明する。
混合廃棄物は、可燃物(木くず、廃プラスティック、紙、布等)、不燃物(土砂、石、コンクリートガラ、ガラス、陶磁器くず、金属等)、危険物(石綿含有物、PBC等の有害物を含む廃棄物、ガスボンベ、消火器等)、思い出の品(写真、アルバム、位牌、貴重品等の個人にとって特別な意味をもつ物品)等と、津波に由来する土砂分とが雑多に混合された状態となっている。
図1に示されるように、混合廃棄物のリサイクルシステム1は、破砕選別工程S100、土壌洗浄工程S200及び焼却工程S300を備えている。破砕選別工程S100は、そのままリサイクル材となる廃棄物と、リサイクル材となるまでにさらに工程が必要な細粒物及び可燃物とが破砕選別手段によって選別される工程である。土壌洗浄工程S200は、洗浄手段によって細粒物を洗浄し、付着した粘性土等を分離する洗浄工程S200aと、洗浄工程S200によって発生した濁水A(図3参照)を処理する濁水処理工程S200bとを含んでいる。焼却工程S300は、破砕選別工程S100等によって選別された可燃物を可燃物焼却手段によって焼却し、リサイクル材に加工する工程である。以下、各工程について、詳細に説明する。
図2は、破砕選別工程S100の詳細を示すフロー図である。図2に示されるように、破砕選別工程S100は、所定の大きさ以上の廃棄物を破砕する工程(粗破砕工程S102、破砕工程S107)と、大きさの異なる廃棄物が混合された廃棄物群を大きさによって複数のクラスに分ける工程(分級工程S103、S108)と、廃棄物から可燃物、不燃物、金属等を選別する工程(粗選別工程S101、手選別工程S104、磁力選別工程S105,S106,S111、風力選別工程S109、回転棒選別工程S110)と、を含んでいる。
破砕選別工程S100では、まず、混合廃棄物が粗選別工程S101に送られる。この粗選別工程S101では、混合廃棄物から、燃料や原料として利用可能な木くず、スクラップとして利用可能な金属くず、再生砕石として利用可能なコンクリートガラや石及び燃料として利用可能な廃プラスティックが、リサイクル材として取り除かれる。また、粗選別工程S101では、リサイクルに適さない危険物及び思い出の品も取り除かれる。
粗選別工程S101を経た長尺物を含む廃棄物は、粗破砕工程S102によって約300mm以下に粗粉砕される。粗破砕工程S102では、例えば、二軸せん断式破砕機のような破砕手段としての破砕機が用いられる。粗破砕された廃棄物は、分級工程S103によって100mmより大きなものと、30mm〜100mmのものと、30mm以下のものとに分けられる。この分級工程S103では、例えば分級手段としての振動篩が用いられる。
100mmより大きなものは、手選別工程S104によって、非鉄金属、コンクリートガラ・石、瓦・煉瓦及びガラス・陶磁器が選別される。非鉄金属、コンクリートガラ・石は、スクラップとして利用可能なリサイクル材となる。瓦・煉瓦、ガラス・陶磁器は土木資材として利用可能なリサイクル材となる。このようなリサイクル材が取り除かれた廃棄物は、続いて磁力選別工程S105に送られる。この磁力選別工程S105によって、鉄くずが、利用可能なリサイクル材として選別される。磁力選別工程S105によって鉄くずが除去されたものは、可燃物として焼却工程S300に送られる。
分級工程S103によって30mm〜100mmに分級されたものは、磁力選別工程S106によって鉄くずがスクラップとして利用可能なリサイクル材として選別される。鉄くずが除去された廃棄物は、破砕工程S107において、ハンマークラッシャ等の破砕機によって破砕される。破砕後のものは、振動篩を用いた分級工程S108によって30mm以下のものと、30mmより大きなものとに分けられる。そして、30mm以下のものは、細粒物として選別され、土壌洗浄工程S200に送られる。
分級工程S108によって30mmより大きいとして分級された廃棄物は、風力選別工程S109に送られる。風力選別工程S109では、風力選別手段としての風力選別装置を用いた選別によって、可燃物が選別される。選別された可燃物は、焼却工程S300に送られる。
風力選別工程S109において不燃物回収部に回収されたものは、その多くが不燃物であるが、風力選別装置で選別しきれなかった可燃物を含んでいる。そこで、さらに回転棒選別手段としての回転棒選別装置によって精選別されることで、一部が可燃物として選別され、焼却工程S300に送られる。残った廃棄物(不燃物)は、土木資材として利用可能なリサイクル材として回収される。
分級工程S103によって30mm以下として分級された廃棄物は、磁力選別によって鉄くずが除去された後、細粒物(篩下)として選別される。なお、鉄くずはスクラップとしてリサイクルされる。破砕選別工程S100によって選別された細粒物は、土壌洗浄工程S200に送られる。
土壌洗浄工程S200では、細粒物から、土木資材として利用可能な礫・砂と、同じく土木資材として利用可能な固化物(脱水汚泥)とがリサイクル材として選別される。図3は、土壌洗浄工程S200の詳細を示すフロー図である。図3に示されるように、土壌洗浄工程S200は、細粒物を洗浄し、付着した粘性土等を分離する洗浄工程S200aと、洗浄工程S200aによって発生した濁水Aに対して凝集沈殿処理及び不溶化・脱水固化処理を行う濁水処理工程S200bとを有している。なお、洗浄工程S200aによって発生した汚水が濁水Aとなる。
細粒物は、30mm以下の混合廃棄物であり、例えば、礫、砂、鉄くず等の不燃物と、可燃物との混合物に粘性土(シルト、粘土)が付着したものである。また、この細粒物には、ヒ素、ホウ素、フッ素等の有害物が含有されている。これらの有害物は、礫や砂よりも粒径の小さな粘性土に付着しやすい性質をもっている。
洗浄工程S200aでは、まず、浮力選別手段としての浮力選別装置を用いた浮力選別工程S201によって可燃物が選別される。浮力選別工程S201によって、細粒物から可燃物が取り除かれる。
続いて、可燃物が取り除かれた細粒物は、磁力選別工程S202に送られる。磁力選別工程S202では、細粒物から鉄くずが選別される。鉄くずが除去された細粒物は、解泥洗浄工程S203に送られる。解泥洗浄工程S203では、ドラムスクラバ等によって、細粒物に付着した粘性土が解きほぐされることで、細粒物から粘性土が汚水として除去(選別)される。なお、図3では、汚水の流れが破線によって示されている。
粘性土が除去された細粒物は、分級工程S204に送られる。分級工程S204では、トロンメル等によって、10mm以上のものと、2mmより大きく10mm未満のものと、2mm以下のものとに分級される。10mm以上のものは、浮力選別装置を用いた浮力選別工程S205によって可燃物と不燃物とに分けられる。不燃物は土木資材としてリサイクル可能な礫として選別される。同様に、2mmより大きく10mm未満のものは、浮力選別装置を用いた浮力選別工程S206によって可燃物と不燃物とに分けられる。不燃物は土木資材としてリサイクル可能な礫として選別される。2mm以下のものは、さらにハイメッシュセパレータを用いた分級工程S207によって0.074mmより大きなものと、0.074mm以下のものを含んだ汚水とに分級される。0.074mmより大きなものは、ロックウォッシャを用いたもみ洗い工程S208によって洗浄され、土木資材としてリサイクル可能な砂として選別される。0.074mm以下のものを含んだ汚水と、解泥洗浄工程S203、分級工程S204及びもみ洗い工程S208で発生した汚水とは、濁水Aとなって濁水処理工程S200bに送られる。
濁水処理工程S200bは、凝集沈殿処理を行う凝集沈殿処理工程S210と、凝集沈殿処理工程S210で生じた汚泥に対し不溶化・脱水固化処理を行う不溶化・脱水固化処理S211を含む。この濁水処理工程S200bについては、後述する。
次に、津波堆積物の処理方法について説明する。津波堆積物は、土砂分の中に基準値以上の有害物が含有されているかの土壌分析が所定量(例えば、約900m)ごとに行われる。基準値は、例えば土壌汚染対策法によって規定されるものである。土壌分析の結果、基準値を超過したしたものは津波堆積物(汚染有)に分類され、基準値を超過しなかったものは津波堆積物(汚染無)に分類される。津波堆積物(汚染有)と津波堆積物(汚染無)とは、それぞれ別のシステムによってリサイクルが行われる。
図4を参照して、津波堆積物(汚染有)のリサイクルシステム4について説明する。津波堆積物(汚染有)は、その多くが土砂によって構成されているが、土砂以外の廃棄物も含まれている。そのため、津波堆積物(汚染有)のうち、振動篩を用いた分級工程S401によって、100mm以下のものが選別される。100mmより大きな津波堆積物(汚染有)は、廃棄物として、混合廃棄物の処理工程における破砕選別工程S100に送られる。
100mm以下の津波堆積物(汚染有)は、磁力選別工程S402に送られ、スクラップとしてリサイクル可能な鉄くずが除去される。鉄くずが除去された津波堆積物(汚染有)は、解泥洗浄工程S403に送られる。解泥洗浄工程S403では、ドラムスクラバ等によって、津波堆積物(汚染有)に付着した粘性土が解きほぐされることで、津波堆積物(汚染有)から粘性土が汚水として除去(選別)される。なお、図4では、汚水の流れが破線によって示されている。
粘性土が除去された津波堆積物(汚染有)は、分級工程S404に送られる。分級工程S404では、トロンメル等によって、40mm以上のものと、2mmより大きく40mm未満のものと、2mm以下のものとに分級される。40mm以上のものは、混合廃棄物として混合廃棄物のリサイクルシステム1に送られる。2mmより大きく40mm未満のものは、浮力選別装置を用いた浮力選別工程S405によって可燃物と不燃物とに分けられる。可燃物は焼却工程S300に送られる。不燃物は土木資材としてリサイクル可能な礫として選別される。2mm以下のものは、ロックウォッシャを用いたもみ洗い工程S406によって洗浄され、分級工程S407に送られる。分級工程S407では、2mm以下のものが、洗浄分級機によって0.074mmより大きなものと、0.074mm以下のものを含んだ汚水とに分級されるとともに、さらに洗浄が行われる。0.074mmより大きなものは、土木資材としてリサイクル可能な砂として選別される。0.074mm以下のものを含んだ汚水と、解泥洗浄工程S403及び分級工程S404で発生した汚水等が濁水Bとなって濁水処理工程S400に送られる。濁水処理工程S400は、凝集沈殿処理を行う凝集沈殿処理工程S410と、凝集沈殿処理工程S410で生じた汚泥に対し不溶化・脱水固化処理を行う不溶化・脱水固化処理工程S411とを含む。
続いて、濁水Aと濁水Bとに対し、それぞれ凝集沈殿処理及び不溶化・脱水固化処理を行う濁水処理工程S200b及び濁水処理工程S400について説明する。図3に示される凝集沈殿処理工程S210と、図4に示される凝集沈殿処理工程S410とは、同様の工程であり、同様の処理システムを用いて行われる。また、図3に示される不溶化・脱水固化処理S211と、図4に示される不溶化・脱水固化処理工程S411とは、同様の工程であり、同様の処理システムを用いて行われる。
汚泥処理工程S200b,S400では、まず濁水処理工程(凝集工程)S210,S410が行われる。濁水処理工程S210,S410では、まず濁水(濁水A又は濁水B)が原水槽に貯留される。原水槽に貯留された汚水は、一定量ごとに凝集反応槽に移され、ここで凝集剤が添加される(凝集工程)。
リサイクルシステム1,4では、凝集反応槽として、例えば、第1の凝集反応槽と第2の凝集反応槽とを備えてもよい。この場合、原水槽に貯留された汚水は、一定量ごとに第1の凝集反応槽に移され、ここで凝集剤が添加される。この凝集剤には、無機系凝集剤と高分子凝集剤を組み合わせたものが用いられる。無機系凝集剤としては、例えば、硫酸バンド、塩化アルミ、PAC(ポリ塩化アルミ)、塩化第二鉄、ポリ硫酸第二鉄等を利用することができる。また、高分子凝集剤としては、例えば、アニオン性凝集剤、ノニオン性凝集剤、カチオン性凝集剤等を利用することができる。このとき、第1の凝集反応槽のpHは、アルカリ性となるように、pH調整剤によって制御されている。凝集剤が添加された汚水は、第1のシックナーに移され、沈殿した汚泥を含むスラリーが中継槽に移される。続いて、スラリーが引き抜かれた汚水は、第2の凝集反応槽に移され、ここで凝集剤が添加される。このとき、第2の凝集反応槽のpHは、第1の凝集反応槽とは異なり、酸性となるように、pH調整剤によって制御される。凝集剤が添加された汚水は、第2のシックナーに移され、沈殿した汚泥を含むスラリーが中継槽に移される。このように、第1の凝集反応槽と第2の凝集反応槽とを、異なるpHに制御することで、効率的に凝集させることができる。特に、第1の凝集反応槽をアルカリ側に制御し、第2の凝集反応槽を酸性側に制御することで、効率的に凝集させることができる。
図5を参照して、本実施形態の不溶化処理システム200について説明する。不溶化・脱水固化処理S211及び不溶化・脱水固化処理工程S411は、それぞれ、不溶化処理システム200を用いて実施される。不溶化処理システム200は、凝集反応槽から流出した凝集反応液を分離水と凝集汚泥とに固液分離するシックナー201と、シックナー201から排出される凝集汚泥を貯留する中継槽202とを備える。固液分離後の分離水は、所定の処理がなされた後に、循環水として浮力選別装置等で利用される。なお、このシックナー201は、濁水処理工程S210,S410の最後段に設けられるシックナーを兼ねている。1槽のシックナー201が設けられてもよいし、複数の(たとえば3槽の)シックナー201が設けられてもよい。
不溶化処理システム200は、凝集汚泥を収容して凝集汚泥と不溶化剤とを混合させる混合槽203と、混合槽203に不溶化剤を添加する不溶化剤添加手段206とを備える。中継槽202及び混合槽203は、供給ラインL1によって接続されている。供給ラインL1には、スラリーポンプP1が設けられている。このスラリーポンプP1によって、濁水の凝集処理によって生じた凝集汚泥が、供給ラインL1を通じて供給される。混合槽203には、撹拌機が設けられる。
不溶化剤添加手段206は、不溶化剤を貯蔵する粉体サイロ206aと、粉体サイロ206aから排出される不溶化剤を搬送し、混合槽203内の凝集汚泥に添加する粉体フィーダ206bとを有する。粉体フィーダ206bは、不溶化剤を粉体のまま添加してもよいし、不溶化剤を水溶化した後に、その不溶化液を添加してもよい。不溶化剤としては、例えば、鉄塩系、キレート系、マグネシウム系、アルミニウム塩系、無機鉱物系等の不溶化剤が用いられ、これらには、生石灰、二水石膏、半水石膏、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄等、有害物質や重金属溶出を抑制する物質が含まれる。不溶化剤として、脱水ケーキ用の公知の不溶化剤を適用することができる。なお、粉体サイロ206a及び粉体フィーダ206bには、それぞれ、コンプレッサが設けられる。
混合槽203の後段には、混合槽203で混合された凝集汚泥及び不溶化剤を含むスラリーを貯留する不溶化処理水槽204と、不溶化処理水槽204に貯留されたスラリーを脱水する脱水機(固化手段)205とが設けられている。混合槽203と不溶化処理水槽204との間にはスラリーポンプP2が設けられており、このスラリーポンプP2によって、スラリーが脱水機205に供給される。1槽の不溶化処理水槽204が設けられてもよいし、複数の(たとえば2槽又は3槽の)不溶化処理水槽204が設けられてもよい。脱水機205としては、たとえばフィルタープレス脱水機が用いられる。脱水機205の種類はフィルタープレスに限定されず、たとえば、ベルトプレスまたはスクリュープレス等の他の型式の脱水機が用いられてもよい。
ここで、不溶化処理システム200は、供給ラインL1を通じて供給される凝集汚泥の供給流量を検出する電磁流量計(流量検出手段)211と、凝集汚泥の密度を検出する差圧式密度計(密度/比重検出手段)212とを備える。さらに、不溶化処理システム200は、不溶化剤添加手段206による不溶化剤の添加量を制御する制御部(添加量制御手段)210を備える。ここでいう添加量とは、不溶化剤の単位時間あたりの添加量を意味する。制御部210は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、を有するコンピュータである。
電磁流量計211および差圧式密度計212は、供給ラインL1に設けられている。より詳しくは、差圧式密度計212が上流側に設けられており、差圧式密度計212の下流側に、電磁流量計211が設けられている。電磁流量計211は、検出した凝集汚泥の流量を制御部210に出力する。差圧式密度計212は、検出した凝集汚泥の密度を制御部210に出力する。なお、流量検出手段として電磁流量計211を用い、密度/比重検出手段として差圧式密度計212を用いる場合に限られない。流量検出手段として、たとえば面積流量計等といった他の型式の流量計を用いてもよい。密度/比重検出手段として、たとえばガンマ線式の密度計または比重計等といった他の型式の密度計または比重計を用いてもよい。
制御部210は、供給ラインL1を通じて供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、不溶化剤の添加量を算出する。より詳細には、制御部210は、電磁流量計211によって検出された凝集汚泥の供給流量と、差圧式密度計212によって検出された凝集汚泥の密度とに基づいて、その単位時間当たりのSS量を求め、求めたSS量に基づいて、不溶化剤の添加量を算出する。
ここで、不溶化剤の添加量の算出方法の一例について説明する。たとえば、制御部210は、SSの真比重ρを記憶している。SSの真比重ρは、予め測定された数値であってもよいし、データベース等から取得される数値であってもよい。制御部210は、凝集汚泥の供給流量V(m/h)と密度γ(ton/m)に関する下記式(1)〜(3)から導かれる式(4)によって、単位時間当たりのSS量S(ton/h)を算出する。
V=V1+V2 ・・・(1)
ここで、V1は固形物の流量であり、V2は水の流量である。
γ=(ρV1+V2)/(V1+V2)
=(ρV1+V2)/V ・・・(2)
式(2)を変形し、
V1=(γ−1)V/(ρ−1) ・・・(3)
よって、
S=V1・ρ
=(γ−1)V・ρ/(ρ−1) ・・・(4)
制御部210は、単位時間当たりのSS量S(ton/h)を算出すると、単位時間当たりのSS量に不溶化剤の添加率αを乗じることにより、不溶化剤の添加量を算出する。制御部210は、予め添加率αを記憶している。この添加率は、たとえば事前試験により決定することができる。添加率は、たとえば4%である。添加率は、4%未満であってもよいし、4%より大きくてもよい。添加率は、4%を最大値として、4%以下の値に適宜決定されてもよい。制御部210は、上記式(4)から導かれる下記式(5)によって、不溶化剤の添加量X(ton/h)を算出する。
X=α・S
=α(γ−1)V・ρ/(ρ−1) ・・・(5)
(なお、添加率が4%の場合、αは0.04である。)
制御部210は、不溶化剤の添加量を所定時間ごとに算出し、算出した添加量を示す信号を不溶化剤添加手段206の粉体フィーダ206bに送信する。これにより、制御部210は、粉体フィーダ206bを制御して、混合槽203内の凝集汚泥に対して所定の添加量の不溶化剤を添加させる。なお、制御部210は、上記の例と異なる方法により不溶化剤の添加量を算出してもよい。たとえば、制御部210は、前段の凝集処理で用いる凝集剤に応じて、添加率αを変化させてもよい。この場合、凝集剤の種類に応じた不溶化の効率によって、制御部210は、複数の添加率αを記憶していてもよい。
制御部210は、不溶化処理システム200における運転状況を表示するディスプレイを備えてもよい。ディスプレイには、電磁流量計211によって検出された凝集汚泥の流量、差圧式密度計212によって検出された凝集汚泥の密度、粉体フィーダ206bにおける不溶化剤の供給速度、不溶化剤の累積添加量、凝集汚泥の累積流量等の演算結果が表示されてもよい。
実際に凝集汚泥を不溶化処理するにあたっては、処理される濁水が廃棄物の分級洗浄に伴って生じたものであるため、凝集汚泥の性状は、時間的に大きく変化し得る。本実施形態の不溶化処理方法について説明すると、まず、シックナー201から引き抜かれて中継槽202に移送された凝集汚泥を、スラリーポンプP1によって、混合槽203に供給する。このとき、供給ラインL1を通る凝集汚泥の流量を電磁流量計211によって検出し、その凝集汚泥の密度を差圧式密度計212によって検出する。凝集汚泥の性状が大きく変動する場合であっても、これらの電磁流量計211および差圧式密度計212を組み合わせた検出により、凝集汚泥のSS量に関する変動を迅速に検出することができる。
制御部210は、電磁流量計211及び差圧式密度計212から出力された信号を取得し、凝集汚泥の単位時間当たりのSS量を求める。制御部210は、求めたSS量に基づいて、所定の演算処理を実行することにより、不溶化剤の添加量を算出する。制御部210は、添加量を示す信号を不溶化剤添加手段206の粉体フィーダ206bに送信する。
粉体フィーダ206bは、制御部210から送信された信号を取得し、当該信号に示される添加量にて、不溶化剤を混合槽203内の凝集汚泥に添加する。混合槽203において、凝集汚泥と不溶化剤を混合する。スラリーポンプP2によって混合槽203内のスラリーを不溶化処理水槽204に送り、スラリーをストックした後、脱水機205によって脱水を行う。脱水工程後、脱水ケーキに、固化剤を添加して改質を行ってもよい。固化剤としては、たとえば石膏系の中性固化剤を用いることができる。脱水により固化した固化物は、たとえば土木資材としてリサイクルされる。
本実施形態の不溶化処理システム200および不溶化処理方法によれば、混合槽203において、凝集汚泥及び不溶化剤が混合される。不溶化剤の添加量は、制御部210によって、供給ラインL1を通じて供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、算出される。このように、供給される凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、不溶化剤の添加量が算出されるため、供給される凝集汚泥の性状に時間的な変動が生じても、その変動に対応して、不溶化剤の添加量が変更される。よって、廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水(濁水A又は濁水B)が凝集処理された凝集汚泥に対しても、安定して不溶化処理を行うことができる。したがって、凝集汚泥を脱水・固化した上で、土木資材等の資材として利用することも可能である。
従来、たとえば脱水ケーキに対して不溶化剤を添加することが行われてきたが、本実施形態のように、凝集汚泥に対して、しかもそのSS量を基準として、不溶化剤が添加されるため、廃棄物の洗浄に伴って生じる濁水処理の凝集汚泥に対しては、特に効果的な不溶化処理を行うことができる。また、不溶化剤の無駄が生じ難く、不溶化すべき重金属等に対して、過不足なく不溶化剤を添加可能である。このことは、不溶化処理システム200の運転コストを最小化する意味で有効である。また、重金属の濃度を直接計測する場合に比しても、簡易かつ確実な制御が可能である。
また、凝集汚泥の供給流量と密度又は比重とが、電磁流量計211と差圧式密度計212とによってそれぞれ検出される。これらの供給流量と密度とに基づいて、制御部210によって、凝集汚泥の単位時間当たりのSS量が求められる。このようなSS量の算出方法によれば、凝集汚泥の単位時間当たりのSS量をより正確に求めることができ、凝集汚泥のSS量に応じた不溶化剤の添加量の精度が高められる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、不溶化処理システムが、たとえば混合槽203内の凝集汚泥に対して固化剤を添加する固化剤添加手段を備えてもよい。固化剤としては、たとえば石膏系の中性固化剤を適用可能である。この構成によれば、固化剤添加手段によって、凝集汚泥に固化剤が添加され、この脱水汚泥が脱水機205によって脱水される。すなわち、混合槽203では、不溶化剤と固化剤とが同時に添加される。よって、凝集汚泥の不溶化および固化が一緒に行われる。このようにすれば、脱水ケーキに固化剤を別途添加する場合に比して、より少ない工程で(すなわち一工程で)、凝集汚泥の不溶化および固化が行われる。なお、固化剤を不溶化剤と一緒に添加する場合においても、不溶化剤と同様に、凝集汚泥の単位時間あたりのSS量に基づいて、固化剤の添加量を算出することができる。
また、電磁流量計211及び差圧式密度計212は、供給ラインL1に設けられる場合に限られない。流量検出手段及び密度/比重検出手段は、中継槽202に設けられてもよい。混合槽203よりも前段であれば、いずれの箇所に流量検出手段及び密度/比重検出手段が設けられてもよい。不溶化処理システム200には、電磁流量計211が設けられる場合に限られず、スラリーポンプP1の出力値(電流値)に基づいて凝集汚泥の流量を検出する流量検出手段が設けられてもよい。また、差圧式密度計212が設けられる場合に限られず、比重計が設けられてもよい。
不溶化処理システムは、流量検出手段および密度/比重検出手段を備えていなくてもよい。SS量が予測可能又は測定可能である場合には、その予測又は測定されたSS量に基づいて、添加量制御手段が、不溶化剤添加手段による不溶化剤の添加量を制御してもよい。また、容量の決まった水槽に凝集汚泥を一旦貯留し、バッチ式で混合槽203に凝集汚泥を供給してもよい。この場合、流量が確定するため、流量計を省略でき、比重計のみの設置で不溶化剤の添加量を算出できる。
200…不溶化処理システム、203…混合槽、205…脱水機、206…不溶化剤添加手段、210…制御部(添加量制御手段)、211…電磁流量計(流量検出手段)、212…差圧式密度計(密度/比重検出手段)、L1…供給ライン。

Claims (4)

  1. 濁水の凝集処理によって生じた凝集汚泥を供給するための供給ラインと、
    前記凝集汚泥に不溶化剤を添加する不溶化剤添加手段と、
    前記不溶化剤添加手段による前記不溶化剤の添加量を制御する添加量制御手段と、
    前記供給ラインが接続され、前記凝集汚泥及び前記不溶化剤を混合する混合槽と、を備え、
    前記添加量制御手段は、前記供給ラインを通じて供給される前記凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、前記不溶化剤の添加量を算出することを特徴とする凝集汚泥の不溶化処理システム。
  2. 前記供給ラインを通じて供給される前記凝集汚泥の供給流量を検出する流量検出手段と、
    前記凝集汚泥の密度又は比重を検出する密度/比重検出手段と、を備え、
    前記添加量制御手段は、前記流量検出手段によって検出された前記凝集汚泥の供給流量と、前記密度/比重検出手段によって検出された前記凝集汚泥の密度又は比重とに基づいて、前記単位時間当たりのSS量を求める、請求項1に記載の凝集汚泥の不溶化処理システム。
  3. 前記凝集汚泥に対して固化剤を添加する固化剤添加手段と、
    前記混合槽の後段に設けられ、前記不溶化剤及び前記固化剤と混合された凝集汚泥を脱水する脱水機と、を備える、請求項1又は2に記載の凝集汚泥の不溶化処理システム。
  4. 濁水の凝集処理によって生じた凝集汚泥を供給するための供給ラインと、前記凝集汚泥に不溶化剤を添加する不溶化剤添加手段と、前記供給ラインが接続され、前記凝集汚泥及び前記不溶化剤を混合する混合槽と、を備える不溶化処理システムを用いた凝集汚泥の不溶化処理方法であって、
    前記供給ラインを通じて供給される前記凝集汚泥の単位時間当たりのSS量に基づいて、前記不溶化剤の添加量を算出することを特徴とする凝集汚泥の不溶化処理方法。
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