JP5295178B2 - 泥水の処理方法 - Google Patents

泥水の処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5295178B2
JP5295178B2 JP2010129708A JP2010129708A JP5295178B2 JP 5295178 B2 JP5295178 B2 JP 5295178B2 JP 2010129708 A JP2010129708 A JP 2010129708A JP 2010129708 A JP2010129708 A JP 2010129708A JP 5295178 B2 JP5295178 B2 JP 5295178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muddy water
mud
tank
water
classified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010129708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011255262A (ja
Inventor
宏彰 中村
友一朗 弘瀬
Original Assignee
太平産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 太平産業株式会社 filed Critical 太平産業株式会社
Priority to JP2010129708A priority Critical patent/JP5295178B2/ja
Publication of JP2011255262A publication Critical patent/JP2011255262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5295178B2 publication Critical patent/JP5295178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

本発明は、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水や建設汚泥の処理のために建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水等の建設工事や土木工事において発生する各種の泥水の再利用の促進と泥水の最終処理の効率化を図るための泥水の処理方法に関するものである。
従来から建築物の基礎杭としての場所打ち杭工法として、アースドリル工法,ベノト工法,リバースサーキュレーション工法等が提供されている。これらのいずれの工法においても掘削土砂の搬出、掘削機の冷却、地下水等の噴出防止、孔壁の崩壊防止等のため、安定液としてベントナイトを含む泥水を孔内に満して掘削作業を行なっている。掘削土を流体輸送する場合、掘削が進むにつれて掘削土が泥水に混入して、泥水の比重が高くなってしまう。泥水の比重が管理値を超えた場合には掘削能力が低下するため、使用済みの泥水を揚泥して廃棄し、新たな泥水を補充して泥水の比重を下げることや、揚泥した使用済み泥水から比重を上昇させる原因であるシルト分を除去して再利用可能に、或いは環境に負荷を与えないように処理することが求められている。
また、建設汚泥の中間処理技術の一つとして建設工事や土木工事の各現場から収集運搬された建設汚泥に水を加えて解泥し、この解泥水から有価物となりやすい砂を取り出して再利用することが行われている。建設汚泥とは、各種の建設工事や土木工事にかかる掘削工事から生じる泥状の掘削物及び泥水のうち、「廃棄物処理及び清掃に関する法律」(以下、廃棄物処理法という)に規定する産業廃棄物として取り扱われるものをいう。泥状の状態は標準仕様ダンプトラックに山積みできず、その上を人が歩けないような流動性を呈する状態をいう。この泥状の状態を土の強度を示す指標でいえば、コーン指数がおおむね200KN/m以下、又は一軸圧縮強さが概ね50KN/m以下である。なお、掘削物を標準仕様ダンプトラックに山積みできるものであっても、運搬中に流動性を呈するものは建設汚泥に該当する。
建設汚泥を廃棄処理をする場合には廃棄物処理法に従って処分をすることが義務づけられており、その処分には多大な廃棄処理費用が必要となるばかりでなく、近年これらの産業廃棄物を処分する最終処分場の受入能力が限界に近づいている。そのため、建設汚泥の減容化とともに、建設汚泥から再利用可能な有効資源を回収し、再生することが強く求められている。また、最終的には建設汚泥を環境に負荷を与えないように処理することが求められている。
従来、これらの泥水掘削工法における使用済み泥水や建設汚泥を解泥した解泥水等の各種の泥水の処理手段としては、図3,図4に示すように、先ず掘削孔41内における比重の高くなった使用済み泥水42を配管Aを介してポンプ43によって、200〜250m/hの流量で沈殿槽45に処理泥水44として供給し、砂分を沈殿させる。なお、処理泥水44に礫が含まれている場合には、沈殿槽45に供給する前に予めトロンメル等の礫除去装置を使用して粒径5mm程度以上の礫を除去し、礫を含まない処理泥水44を得る。そして、沈殿槽45に沈殿させた砂分46を沈殿掻揚装置を使用して沈殿槽45の底部から掻き揚げて除去する。
一方、ポンプ68を使用して沈殿槽45内の処理泥水44を沈殿槽45への供給量と同量の200〜250m/hの流量で液体サイクロン47に供給することにより、粒径74μm程度を分級点として分級し、液体サイクロン47からのアンダーフロー水として、粒径74μm程度以上の砂分が濃縮された濃縮泥水48と、液体サイクロン47からのオーバーフロー水として、粒径74μm程度以上の砂分が除去された分級泥水49を得る。濃縮泥水48は再び沈殿槽45に返送するようにする。
そして、分級泥水49を循環槽50に供給し、循環槽50内の泥水の比重を調整するために、循環槽50内の泥水をポンプ51を使用して配管Bを介して遠心分離機52に20〜30m/hの流量供給して、粒径10μm程度を分級点として固液分離をすることにより、シルト分53と、遠心分離機52からのオーバーフロー水として粒径10μm以上のシルト分を除去した再生泥水54を得る。そして、この再生泥水54を循環槽50に返送し、循環槽50からポンプ55を使用して配管Cを介して掘削孔41に返送することにより掘削泥水として再利用する。
また、循環槽50内の泥水の比重が高くなりすぎ、遠心分離機52では調節できなくなった場合は、循環槽50の泥水をポンプ56を使用して配管Dを介して廃棄泥水槽57に取り出す。そして、廃棄泥水槽57からポンプ58を使用して配管Eを介して凝集反応槽59に供給して、所定の凝集剤60を薬品槽61からポンプ62を使用して添加し、粒径10μm以下のシルト分や砂分の細粒分を凝集沈殿させてフロックを形成させる。その後凝集反応槽59からポンプ63を使用して配管Fを介してフィルタープレス等の脱水装置64に供給して脱水し、脱水ケーキ65と水分66とに固液分離をしている。脱水ケーキ65は固化剤を加えて土質改良機等で撹拌し、改良土としてリサイクルして、有効利用している。また、最終的に得られた水分66は再び廃棄泥水槽57に供給することにより、循環処理をしている。
なお、泥水掘削工法における使用済み泥水42に代えて、建設汚泥の解泥水67を処理する場合にも同様の処理方法を行っている。
また、掘削工事で発生し、土砂成分を含む泥水または泥を工事場所の貯蔵槽を兼ねた処理設備から輸送手段で処理貯蔵設備まで輸送し、処理貯蔵設備によって泥水と、微粒子含有量を減じた土砂分とに分離し、含有土砂分を分離した泥水は新しい掘削操作に使用し、土砂は元のまたは別の掘削工事の埋め戻し用土砂または建設用土砂あるいは農地改良用として使用する泥水系処理において、炭酸ガスを流動する泥水に加えつつまたは加えた後、剪断力をかけつつ粒子分離をすること、微粒子を液体サイクロンによって分別しサイクロン下に得た土砂分をさらに皿状物または槽中を通過または滞留させ泥水と分離して水きり機能を有する置場に堆積し脱水すること、土砂分を分離した泥水を槽に貯蔵し槽内に連続または間歇的循環流れを与えること、からなる操作を行う方法も提供されている(特許文献1)。
更に、建設汚泥にセメント系安定材を混入して加圧した後、5〜100mm程度の大きさに造粒し、それを盛土、人工地盤、管渠の埋戻し材、サンドドレーン工法のドレーン材またはマット材などに有効利用する方法も提供されている(特許文献2)。
特許第3493209号 特開平04−49315号
図3,図4に示す従来の泥水処理方法は、液体サイクロンを使用して粒径74μm程度を分級点として分級した濃縮泥水を、粒径10μm程度を分級点として遠心分離機器によって泥水からシルト分を除去することにより再生泥水を得ているが、液体サイクロンの処理量が200〜250m/hであるのに対して、遠心分離機は20〜30m/h程度であり、処理泥水の全量を処理することができない。そのため、処理泥水の一部しか再生泥水として再利用できず、泥水掘削工法において使用済み泥水からシルト分を除去することにより循環させて再利用をはかることができていない。また、遠心分離機にかかる負荷が大きいという問題点もあった。
さらに、遠心分離機によって分級処理できる量には限りがあり、処理泥水の全量を遠心分離機で処理することができないため、多量の泥水が遠心分離機による分級処理を受けることなく未処理のまま循環槽から廃棄泥水槽を経て凝集反応槽で凝集されるため、凝集反応槽で凝集された泥水にはシルト分が多く含まれることとなる。その結果、最終的に得られる脱水ケーキにもシルト分が多く含まれることとなり、シルト分の増加に比例して粘土分の含有量が少なくなるため、脱水ケーキを粘土質素材として再利用することができない。
一方、特許文献1によれば、泥水を貯留した貯蔵槽から輸送手段を介して処理貯蔵設備まで輸送しなければならず、揚泥水をした現場での処理ができず、更に、泥水をサイクロンに供給する前処理として、炭酸ガスを流動する泥水に加えたり、剪断力をかけつつ粒子分離をする必要があり、そのための設備を要するため、施工現場で処理するための実用性に欠けている。また、特許文献2に示す手段は、産業廃棄物である建設汚泥を廃棄せずにそのまま有効利用できるものであるが、造粒の工程において、セメント類の混入の他、加圧、脱水処理、その解砕、分級、さらに改良土の表面処理や破砕粉の処理が必要であり、そのための処理設備と費用を必要とするものであって、再利用可能な泥水を得ることができない。
そこで、本発明は、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水や建設汚泥の処理のために建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水等の建設工事や土木工事において発生する各種の泥水からシルト分を除去することによる処理泥水の再利用の促進と泥水の最終処理の効率化を図るための泥水の処理方法を提供することを目的としている。
本発明はその目的を達成するために、処理泥水を沈殿槽に供給して貯留することにより、沈殿槽内に砂分を沈殿させるとともに、沈殿槽内の処理泥水を液体サイクロンによって粒径74μm程度を分級点として、第1濃縮泥水と第1分級泥水とに分級し、次に該第1分級泥水を貯留槽に供給し、貯留槽内の第1分級泥水をデシルターによって、粒径20μm程度を分級点として、第2濃縮泥水と第2分級泥水とに分級し、更に該第2濃縮泥水を濃縮槽に供給し、濃縮槽内の第2濃縮泥水を遠心分離機によって粒径10μm程度を分級点として分級脱水することにより、得られた再生泥水を循環槽に供給して貯留し、循環槽内の泥水を廃棄泥水槽に供給し、その後凝集反応槽に供給し、凝集剤を添加することにより、凝集沈殿させる泥水の処理方法を基本として提供する。そして、第2分級泥水を循環槽に供給して貯留し、循環槽に貯留された泥水を泥水掘削工法における泥水として再利用する。
また、処理泥水が、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水であり、
処理泥水として、建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水を使用する。
更に、沈殿槽に沈殿した砂分を沈殿掻揚装置によって掻き揚げることにより除去し、第1濃縮泥水を沈殿槽に供給する。
そして、凝集反応槽内の沈殿物をフィルタープレスで脱水することにより、粘土含有率の高い脱水ケーキと水分とを得る。また、水分を廃棄泥水槽に供給し、粘土含有率の高い脱水ケーキを再生粘土質素材として再利用する。
上記構成の本発明によれば、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水や建設汚泥の処理のために建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水等の建設工事や土木工事において発生する各種の泥水を、液体サイクロンで粒径74μm程度を分級点として第1濃縮泥水と第1分級泥水とに分級し、得られた第1分級泥水をデシルターを使用して粒径20μm程度を分級点として第2濃縮泥水と第2分級泥水とに2段階で分級し、得られた第2濃縮泥水を粒径10μmを分級点として遠心分離機によって脱水することにより、掘削揚泥水として再利用可能な再生泥水を得ることができる。そして、遠心分離機による脱水の前工程としてデシルターを使用して粒径20μm程度以上のシルト分を除去しているため、遠心分離機の負荷を軽減することができる。更に、最終的に得られる脱水ケーキは予めデシルターによって粒径20μm程度以上のシルト分が除去されているため、脱水ケーキに含まれる粘土質の含有率を高めることができ、粘土質素材として再利用可能な再生粘土質素材を得ることができる。これによって、各種の処理泥水を大幅に減容化できるとともに、有効利用を図ることができる。
本発明にかかる泥水の処理方法を概略的に示すシステム図。 本発明にかかる泥水の処理方法を概略的に示すシステム図。 従来の泥水の処理方法を概略的に示すシステム図。 従来の泥水の処理方法を概略的に示すシステム図。
以下図面に基づいて本発明にかかる泥水の処理方法の実施形態を説明する。本発明は、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水や建設汚泥の処理のために建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水等の建設工事や土木工事において発生する各種の泥水を対象としており、その種類や発生原因には限定はない。本発明は、これらの泥水からシルト分を除去することによる処理泥水の再利用の促進と泥水の最終処理の効率化を図るものである。
図1,図2は本発明にかかる泥水の処理方法を概略的に示すシステム図である。図1,図2に示すように、先ず掘削孔1内における比重の高くなった使用済み泥水2を配管aを介してポンプ3によって、200〜250m/hの流量で沈殿槽4に処理泥水5として供給し、砂分を沈殿させる。なお、処理泥水5に礫が含まれている場合には、沈殿槽4に供給する前に予めトロンメル等の礫除去装置を使用して粒径5mm程度以上の礫を除去し、礫を含まない処理泥水5を得る。そして、沈殿槽4に沈殿させた砂分6を沈殿掻揚装置を使用して沈殿槽4の底部から掻き揚げて除去する。
一方、沈殿槽4内の処理泥水5をポンプ7を使用して沈殿槽4への供給量と同量の200〜250m/hの流量で配管bを介して液体サイクロン8に供給することにより、粒径74μm程度を分級点として分級することにより、液体サイクロン8からのアンダーフロー水として、粒径74μm程度以上の砂分が濃縮された第1濃縮泥水9と、液体サイクロン8からのオーバーフロー水として、粒径74μm程度以上の砂分が除去された第1分級泥水10を得る。第1濃縮泥水9は再び沈殿槽4に返送するようにする。
そして、第1分級泥水10を貯留槽11に供給し、貯留槽11内の第1分級泥水10をポンプ12を使用して沈殿槽4への供給量と同量の200〜250m/hの流量で配管cを介してデシルター13に供給することにより、粒径20μm程度を分級点として分級することにより、デシルター13からのアンダーフロー水として、粒径20μm程度以上の砂分が濃縮された第2濃縮泥水14と、デシルター13からのオーバーフロー水として、粒径20μm程度以上の砂分が除去された第2分級泥水15を得る。得られた第2濃縮泥水14を濃縮槽16に供給するとともに、第2分級泥水15を循環槽17に供給する。
そして、濃縮槽16内の第2濃縮泥水14をポンプ18を使用して遠心分離機19に配管dを介して20〜30m/hの流量で供給することにより、粒径10μm程度を分級点として脱水して固液分離をすることにより、シルト分20と遠心分離機19からのオーバーフロー水として粒径10μm以上のシルト分を除去した再生泥水21を得る。そして、この再生泥水21を循環槽17に供給し、循環槽17からポンプ22を使用して掘削孔1内に配管eを介して返送することにより掘削泥水として再利用する。
また、循環槽17内の再生泥水21の比重が高くなりすぎ、遠心分離機19では調節できなくなった場合は、循環槽17の泥水をポンプ23を使用して廃棄泥水槽24に配管fを介して取り出す。そして、廃棄泥水槽24からポンプ25を使用して凝集反応槽26に配管gを介して供給して、所定の凝集剤27を薬品槽28からポンプ29を使用して凝集反応槽26に添加することにより、粒径10μm以下のシルト分や砂分の細粒分を凝集反応槽26内に凝集沈殿させてフロックを形成させる。その後凝集反応槽26からポンプ30を使用して配管hを介してフィルタープレス等の脱水装置31に供給して脱水をし、脱水ケーキ32と水分33とに脱水して固液分離をしている。この脱水ケーキ32はシルト分が除去されているため、良質な粘土質を豊富に含有しており、再生粘土質素材34として再利用或いは販売をすることができる。また、最終的に得られた水分33は再び廃棄泥水槽24に供給することにより、循環処理をしている。
なお、上記した実施形態は、処理泥水5として泥水掘削工法における使用済み泥水2をを使用したが、同様にして建設汚泥の解泥水35を処理する場合にも同様の処理方法によって処理することが可能である。そして、泥水掘削工法における使用済み泥水2の場合は再生泥水21を得ることが、又建設汚泥の解泥水35の場合は再生粘土質素材34を得ることに適している。
本発明にかかる泥水の処理方法によれば、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水や建設汚泥の処理のために建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水等の建設工事や土木工事において発生する各種の泥水を、液体サイクロンで粒径74μm程度を分級点として第1濃縮泥水と第1分級泥水とに分級し、得られた第1分級泥水をデシルターを使用して粒径20μm程度を分級点として第2濃縮泥水と第2分級泥水とに2段階で分級し、得られた第2濃縮泥水を粒径10μmを分級点として遠心分離機によって脱水することにより、掘削揚泥水として再利用可能な再生泥水を得ることができる。そして、遠心分離機による脱水の前工程としてデシルターを使用して粒径20μm程度以上のシルト分を除去しているため、遠心分離機の負荷を軽減することができる。更に、最終的に得られる脱水ケーキは予めデシルターによって粒径20μm程度以上のシルト分が除去されているため、脱水ケーキに含まれる粘土質の含有率を高めることができ、粘土質素材として再利用可能な再生粘土質素材を得ることができる。これによって、各種の処理泥水を大幅に減容化できるとともに、有効利用を図ることができる。
1…掘削孔
2…使用済み泥水
4…沈殿槽
8…液体サイクロン
9…第1濃縮泥水
10…第1分級泥水
11…貯留槽
13…デシルター
14…第2濃縮泥水
15…第2分級泥水
16…濃縮槽
17…循環槽
19…遠心分離機
20…シルト分
21…再生泥水
24…廃棄泥水槽
26…凝集反応槽
31…脱水装置
32…脱水ケーキ
34…再生粘土質素材

Claims (10)

  1. 処理泥水を沈殿槽に供給して貯留することにより、沈殿槽内に砂分を沈殿させるとともに、沈殿槽内の処理泥水を液体サイクロンによって粒径74μm程度を分級点として、第1濃縮泥水と第1分級泥水とに分級し、次に該第1分級泥水を貯留槽に供給し、貯留槽内の第1分級泥水をデシルターによって、粒径20μm程度を分級点として、第2濃縮泥水と第2分級泥水とに分級し、更に該第2濃縮泥水を濃縮槽に供給し、濃縮槽内の第2濃縮泥水を遠心分離機によって粒径10μm程度を分級点として分級脱水することにより、得られた再生泥水を循環槽に供給して貯留し、循環槽内の泥水を廃棄泥水槽に供給し、その後凝集反応槽に供給し、凝集剤を添加することにより、凝集沈殿させることを特徴とする泥水の処理方法。
  2. 第2分級泥水を循環槽に供給して貯留する請求項1記載の泥水の処理方法。
  3. 循環槽に貯留された泥水を泥水掘削工法における泥水として再利用する請求項又は記載の泥水の処理方法。
  4. 処理泥水が、泥水掘削工法において掘削孔から揚泥した使用済み泥水である請求項1,2又は3記載の泥水の処理方法。
  5. 処理泥水として、建設汚泥に水を加えて解泥した解泥水を使用する請求項1,2又は3記載の泥水の処理方法。
  6. 沈殿槽に沈殿した砂分を沈殿掻揚装置によって掻き揚げることにより除去する請求項1,2,3,4又は記載の泥水の処理方法。
  7. 第1濃縮泥水を沈殿槽に供給する請求項1,2,3,4,5又は記載の泥水の処理方法。
  8. 凝集反応槽内の沈殿物をフィルタープレスで脱水することにより、粘土含有率の高い脱水ケーキと水分とを得る請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の泥水の処理方法。
  9. 水分を廃棄泥水槽に供給する請求項記載の泥水の処理方法。
  10. 粘土含有率の高い脱水ケーキを再生粘土質素材として再利用する請求項記載の泥水の処理方法。
JP2010129708A 2010-06-07 2010-06-07 泥水の処理方法 Active JP5295178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010129708A JP5295178B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 泥水の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010129708A JP5295178B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 泥水の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011255262A JP2011255262A (ja) 2011-12-22
JP5295178B2 true JP5295178B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=45472060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010129708A Active JP5295178B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 泥水の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5295178B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135086B2 (ja) * 2012-10-05 2017-05-31 栗田工業株式会社 脱硫排水の処理方法
CN106925443A (zh) * 2017-03-20 2017-07-07 四川大学 双螺旋水沙分离装置
JP6949549B2 (ja) * 2017-05-15 2021-10-13 清水建設株式会社 根固め部の強度推定方法
JP6979792B2 (ja) * 2017-05-26 2021-12-15 清水建設株式会社 根固め部の強度判定方法
JP2021080789A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 東急建設株式会社 地盤の埋戻し方法及び撹拌翼

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3164467B2 (ja) * 1993-09-14 2001-05-08 佐藤工業株式会社 泥水処理方法
JP3025959U (ja) * 1995-12-16 1996-06-25 進和技術開発株式会社 高濃度泥水加圧推進工法用排泥処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011255262A (ja) 2011-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107842330B (zh) 一种膨润土携岩泥浆净化处理方法及系统
JP5295178B2 (ja) 泥水の処理方法
JP4970627B1 (ja) 汚染物質分離除去方法
Watson et al. A comparison of alternative tailings disposal methods—the promises and realities
US20120298914A1 (en) Method for Treating and Conditioning Tailings
JP5378301B2 (ja) 建設汚泥の処理方法及び建設汚泥からの再生砂
JP2011038344A (ja) スライム含有泥水の処理方法及びその処理システム
JP4593259B2 (ja) 汚泥処理システム
JP5116327B2 (ja) 建設汚泥減容化装置及び建設汚泥減容化方法
JP2565482B2 (ja) 泥水掘削工法における泥水及び産業用廃水の処理方法及び装置
JP2000015018A (ja) 泥水処理方法及び設備
JP2807657B2 (ja) 泥水掘削工法における泥水及び産業用廃水の処理方法及び装置
JP6391012B2 (ja) 砒素汚染土壌の洗浄方法
JP6497650B2 (ja) 砒素汚染土壌の洗浄方法
JP3457531B2 (ja) 泥水処理工法
JP4004439B2 (ja) 排出土処理方法
JP3839642B2 (ja) 流動化処理土の製造方法
JP4463590B2 (ja) 掘削泥水処理方法及び掘削泥水処理システム
CN207048708U (zh) 一种泥浆不落地智能环保压滤撬装装备
JP3283634B2 (ja) 泥水の処理方法
JP4761180B2 (ja) 廃棄水の処理方法
JP6391011B2 (ja) デカンタ分級による汚染土壌の固液分離比の測定方法、並びに、それを用いた汚染土壌の洗浄方法及び砒素汚染土壌の洗浄方法
JP4809501B1 (ja) 岩石スラッジケーキ再処理装置
JP3979974B2 (ja) 排出土処理方法
JP4190375B2 (ja) 建設汚泥の処理方法および処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313631

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250