JP6258459B2 - 管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技を行うための遊技媒体の払出が可能であり、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機を管理する管理装置に関する。
従来より、特許文献1に示すように、遊技機(パチンコ機)及び該遊技機で発生する特定遊技状態(大当り)中に払い出される遊技媒体数である特定払出数(大当り出玉数)を管理する管理装置が知られている。
特開平08−196719号公報
しかしながら、前記管理装置では、遊技機における前記特定遊技状態(有利状態)に制御される期間に払い出される遊技媒体数を正確に管理できないという問題があった。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、有利状態期間に払い出される遊技媒体数を正確に管理できるような、管理装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず手段1に係る発明は、
所定の遊技の結果として、遊技を行うための遊技媒体(パチンコ玉)を払い出す特定遊技状態(大当り)に制御可能であり、払い出す遊技媒体数が異なる複数種類の前記特定遊技状態(15ラウンド大当りと7ラウンド大当り)を有する遊技機(パチンコ機10)を管理し、
前記遊技機から出力され、該遊技機が前記特定遊技状態に制御されていることを特定可能な第1信号(大当り1信号と大当り2信号)と、該遊技機から払い出された遊技媒体数を特定可能な第2信号(賞球信号)とを入力する信号入力手段(通信部101)と、
前記第1信号の入力期間中に入力された前記第2信号及び前記第1信号の入力期間終了後における遅延判定期間中に入力された前記第2信号に基づいて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態中に払い出された遊技媒体数である特定払出数(確定出玉数)を管理する特定払出数管理手段(遊技情報DB)と、
を備える管理装置(ホールコンピュータ100)であって、
複数種類の前記特定遊技状態の各々に対応する前記遅延判定期間を設定する遅延判定期間設定手段(遅延判定期間設定テーブル)と、
前記信号入力手段に入力される信号の入力態様に応じて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態の種類を判定する種類判定手段(S111,S111’,S111”の処理を行う制御部102)と、
該種類判定手段によって判定された前記特定遊技状態の種類に応じて、前記遅延判定期間設定手段により設定された当該特定遊技状態に対応する前記遅延判定期間を特定する遅延判定期間特定手段(S112,S113の処理を行う制御部102)と、をさらに備え、
前記遅延判定期間設定手段は、手入力操作に応じた遅延判定期間を設定する第1設定手段と、手入力とは異なる条件の成立に応じた遅延判定期間を設定する第2設定手段とを含むことを特徴とする管理装置である。
これによれば、複数種類の特定遊技状態の各々に対応する遅延判定期間を設定し、遊技機から出力される信号の入力態様に応じて特定遊技状態の種類を判定し、該判定された特定遊技状態の種類に応じて前記設定された遅延判定期間を特定して、該遅延判定期間に入力された第2信号に基づいて特定払出数を管理するので、特定遊技状態の種類毎の特定払出数を正確に管理できる。
また手段2に係る発明は、
手段1に記載した管理装置であって、
前記種類判定手段は、前記信号入力手段に入力される第1信号の入力時間に応じて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態の種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定する(S111の処理を行う)ことを特徴とする管理装置である。
これによれば、1つの信号の入力期間に応じて特定遊技状態の種類を判定するので、遊技機から出力される信号が少なくても特定遊技状態の種類を判定できる。
また手段3に係る発明は、
手段1に記載した管理装置であって、
前記種類判定手段は、前記第1信号の入力期間中に入力された前記第2信号に基づいて算出される遊技媒体数に応じて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態の種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定する(S111’の処理を行う)ことを特徴とする管理装置である。
これによれば、実際に払い出された遊技媒体数に応じて特定遊技状態の種類を判定するので、誤判定が少なくなる。
また手段4に係る発明は、
手段1に記載した管理装置であって、
前記遊技機は、該遊技機で発生する前記特定遊技状態の種類に応じて複数種類の前記第1信号(大当り1信号,大当り2信号)を出力し、
前記種類判定手段は、前記信号入力手段に入力される第1信号の種類又は組合せに応じて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態の種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定する(S111”の処理を行う)ことを特徴とする管理装置である。
これによれば、遊技機から出力される第1信号の種類又は組合せに応じて特定遊技状態の種類を判定するので、より正確に特定遊技状態の種類を判定できる。
また手段5に係る発明は、
手段1〜4のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記遅延判定期間特定手段は、第1の特定遊技状態の遅延判定期間中に、前記信号入力手段に入力された信号に基づいて第2の特定遊技状態が発生したと判定された場合(S102でYES)に、前記第1の特定遊技状態の遅延判定期間と当該第2の特定遊技状態の発生を特定する信号の入力期間との重複期間を付加して、当該第2の特定遊技状態の種類に応じた遅延判定期間を特定する(S115の処理を行う)ことを特徴とする管理装置である。
これによれば、遅延判定期間中に連続して新たに発生した第2の特定遊技状態に対しても、特定払出数を正確に管理できる。
さらに手段6に係る発明は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した管理装置であって、
前記遅延判定期間設定手段は、前記遊技機の機種に応じて、前記遅延判定期間を予め設定可能である(遅延判定期間設定テーブルで、遊技機の機種毎に遅延判定期間を設定する)ことを特徴とする管理装置である。
これによれば、遊技機の機種毎に異なる特定遊技状態の種類や遊技媒体の払出能力に応じて遅延判定期間を予め設定可能なので、特定払出数をより正確に管理できる。
図1は本発明に係る管理装置であるホールコンピュータを含む遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。 図2はパチンコ機から出力されてホールコンピュータに入力される信号の一例を表す図であり、(a)は15ラウンド大当りの発生時,(b)は7ラウンド大当りの発生時,(c)は15ラウンド大当りと7ラウンド大当りの発生時である。 図3はホールコンピュータのハードディスクで記憶している遅延判定期間設定テーブルの一例を表す図である。 図4はホールコンピュータのハードディスクで記憶している遊技情報DBの一例を表す図である。 図5はホールコンピュータの制御部が実行する第1実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートである。 図6はホールコンピュータの制御部が実行する第2実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートである。 図7はホールコンピュータの制御部が実行する第3実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る管理装置であるホールコンピュータ100を含む遊技用システム1の一例を表す機能ブロック図である。ホールコンピュータ100は、複数の遊技機であるパチンコ機10と通信可能であり、該パチンコ機10を管理するものである。このホールコンピュータ100とパチンコ機10とで、遊技用システム1を構成している。なお図示しないが、パチンコ機10とホールコンピュータ100との間における通信経路上には、1又は複数のパチンコ機10に対応する台端末装置や、遊技島に配置される複数のパチンコ機10に対応する中継コンピュータが介在されていても良い。
パチンコ機10は遊技機の一例であって、所定の遊技の結果として、遊技を行うための遊技媒体(パチンコ玉)を払い出す特定遊技状態(大当り)に制御可能なものである。このパチンコ機10は、遊技制御基板11と、該遊技制御基板11に接続される払出制御基板12,及び外部中継基板14と、払出制御基板12に接続される玉払出装置13とを備えている。
このパチンコ機10では、パチンコ玉を遊技領域に発射することにより遊技者が遊技を行い、遊技領域に設けられた始動入賞口にパチンコ玉が入賞したことに基づいて、払出制御基板12の指令により玉払出装置13から所定数のパチンコ玉を賞球として払い出すと共に、遊技制御基板11の指令により可変表示装置(図示外)において、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別図柄)の可変表示を行って、該可変表示の表示結果を導出表示し、該可変表示結果が特定表示結果となったことに基づいて、遊技制御基板11の制御により遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り)を発生する。
この大当りでは、遊技制御基板11の指令により特別可変入賞装置(図示外)が閉鎖状態から開放状態に変化するラウンド遊技が行われ、該開放状態に変化した特別可変入賞装置にパチンコ玉が入賞したことに基づいて、払出制御基板12の指令により玉払出装置13から所定数のパチンコ玉を賞球として払い出す。このラウンド遊技では、開放状態に変化してから所定数(例えば10個)のパチンコ玉が入賞したこと又は所定時間(例えば29秒)が経過したことで閉鎖状態に変化して、1ラウンドが終了し、当該ラウンドが所定ラウンド数だけ実行される。
この大当りには、払い出すパチンコ玉数が異なる複数種類の大当りがあり、本例では、15ラウンドのラウンド遊技を行う15ラウンド大当りと、7ラウンドのラウンド遊技を行う7ラウンド大当りの、2種類の大当りがあり、遊技制御基板11における抽選により、いずれかの種類の大当りが発生する。この大当りで払い出されるパチンコ玉の数(大当り出玉数)は、パチンコ機10の機種毎に異なるが、例えば機種Aでは、15ラウンド大当りで約2000個,7ラウンド大当りで約1000個である。
図2は、パチンコ機10から出力されてホールコンピュータ100に入力される信号の一例を表す図であり、(a)は15ラウンド大当りの発生時,(b)は7ラウンド大当りの発生時,(c)は15ラウンド大当りと7ラウンド大当りの発生時である。
パチンコ機10の外部中継基板14からは、前記大当りに制御されていることを特定可能な第1信号として、大当り1信号と大当り2信号(大当り信号)とが出力される。この大当り信号は、遊技制御基板11の指令により、大当りの発生から終了まで継続的に出力される信号であり、図2(a)に示すように、15ラウンド大当りの場合には、大当り1信号のみが出力され、図2(b)に示すように、7ラウンド大当りの場合には、大当り1信号及び大当り2信号が出力される。またパチンコ機10の外部中継基板14からは、当該パチンコ機10から払い出されたパチンコ玉数を特定可能な第2信号として、賞球信号が出力される。この賞球信号は、遊技制御基板11の指令により、図2に示すように、10個の賞球が付与される毎にパルス状に出力される信号である。
次にホールコンピュータ100について説明するが、該ホールコンピュータ100には、大当りの種類を判定する大当り判定手法が異なる3つの実施形態が含まれ、以下においては、まず第1実施形態について説明し、次に第2実施形態と第3実施形態について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
[1.第1実施形態に係るホールコンピュータ100]
ホールコンピュータ100は、図1に示すように、図2に示すように接続される通信部101,制御部102,ハードディスク103,及び入出力装置104等を備えるコンピュータである。
通信部101は信号入力手段の一例であって、複数のパチンコ機10の外部中継基板14と通信可能に接続されており、前記第1信号(大当り1信号,大当り2信号)と前記第2信号とを入力するものである。制御部102は、CPU,ROM,RAM等を備え、ROMやハードディスク103に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ホールコンピュータ100に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。入出力装置104は、キーボードやマウス等の入力デバイス及びディスプレイやプリンタ等の出力デバイスである。
記憶装置であるハードディスク103は、図3に示す遅延判定期間設定テーブル,及び図4に示す遊技情報DBを記憶している。
図3に示す遅延判定期間設定テーブルは遅延判定期間設定手段の一例であって、大当り信号の入力期間終了後の所定の遅延判定期間中に入力された賞球信号に基づいて大当り出玉数を管理するために、前記複数種類の大当り(本例では15ラウンド大当り及び7ラウンド大当り)の各々に対応する当該遅延判定期間を設定するものであり、ここではパチンコ機10の機種(本例では機種A,B,C)に応じて、遅延判定期間を予め設定可能である。これによれば、パチンコ機10の機種毎に異なる大当りの種類やパチンコ玉の払出能力に応じて遅延判定期間を予め設定可能なので、大当り出玉数をより正確に管理できる。この設定は、遊技機メーカーから提供されるデータに基づいて、入出力装置104による手入力などにより行われる。
図4に示す遊技情報DBは特定払出数管理手段の一例であって、大当り信号の入力期間中に入力された賞球信号及び該大当り信号の入力期間終了後における所定の遅延判定期間中に入力された賞球信号に基づいて、パチンコ機10で発生した大当り中に払い出されたパチンコ玉数である大当り出玉数を管理するものであり、日付毎及びパチンコ機10の台番号毎に、(a)に示す大当り履歴テーブルと、(b)に示す大当り種類テーブルとが設けられている。
(a)の大当り履歴テーブルでは、当該台番号のパチンコ機10で発生した大当り毎に、該大当りの種類と、該大当りの大当り1信号の入力期間中に入力された賞球信号に基づく暫定出玉数と、該大当り1信号の入力期間中及び該大当り1信号の入力期間終了後における遅延判定期間中に入力された賞球信号に基づく確定出玉数とが記憶される。(b)の大当り種類テーブルでは、当該台番号のパチンコ機10で発生した大当りの種類毎に、各大当りの回数と、各大当りの前記確定出玉数を合計した合計確定出玉数と、各合計確定出玉数を各大当り回数で除算した平均確定出玉数とが記憶される。
制御部102は、パチンコ機10から前記信号入力手段に入力される信号の入力態様に応じて、該パチンコ機10で発生した大当りの種類が複数種類のうちのいずれであるかを判定する種類判定手段,該種類判定手段によって判定された大当りの種類に応じて、前記遅延判定期間設定手段により設定された当該大当りに対応する遅延判定期間を特定する遅延判定期間特定手段として機能するものであり、該遅延判定期間特定手段により特定された遅延判定期間中に入力された賞球信号に基づいて大当り出玉数を管理することを特徴とするものである。
そして第1実施形態に係るホールコンピュータ100は、前記種別判定手段として機能する制御部102(図5のS111)が、前記信号入力手段に入力される大当り信号の入力時間に応じて、パチンコ機10で発生した大当りの種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定することを特徴とするものである。図5は、ホールコンピュータ100の制御部102が実行する第1実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートであり、あるパチンコ機10から大当り1信号を受信したことに基づいて、当該パチンコ機10の大当り出玉を集計する処理を示している。
制御部102は、大当り1信号の受信を待機し(S101)、該大当り1信号の受信が有ると(YES)、遅延判定期間中であるか否かを判定する(S102)。このS102で遅延判定期間中でない(NO)と判定した場合は、S104に進む。一方、S102で遅延判定期間中である(YES)と判定した場合には、図3(c)に示すように、該遅延判定期間と大当り1信号との重複期間の計時を開始して(S103)、S104に進む。このS103で開始された重複期間の計時は、後述するように、S108で停止されて重複期間が特定され、該特定された重複期間は、S112又はS113でセットされた遅延判定期間に対してS115で加算されて遅延判定期間が再セットされる。
次に制御部102は、大当りタイマの計時を開始すると共に(S104)、図4(a)に示す遊技情報DBの大当り履歴テーブルにおいて、最新の大当り履歴を記録して(即ち、過去に4回の大当り履歴があれば、5回目の大当り履歴を記録して)、大当り1信号の終了(S105),該大当り1信号が終了するまでの賞球信号の受信(S106),又は遅延判定期間中であれば該遅延判定期間の終了(S107)を待機する。
S107で遅延判定期間が終了した(YES)と判定した場合には、前記S103で計時を開始した重複期間の計時を停止して該重複期間を特定し(S108)、前記S105に戻る。
S106で賞球信号の受信が有る(YES)と判定した場合には、前記大当り履歴テーブルの最新の大当り履歴において、暫定出玉数及び確定出玉数に10個を加算して(S109)、前記S105に戻る。
S105で大当り1信号が終了した(YES)と判定した場合には、前記S104で計時を開始した大当りタイマの計時を停止して(S110)、該大当りタイマ値が220秒を超えているか否かを判定する(S111)。ここで220秒は、7ラウンド大当りを消化するための最長時間に若干の余裕時間を加えたものである。
このS111の処理を行う制御部102は、前記種別判定手段として機能するものである。これによれば、1つの信号の入力期間に応じて大当りの種類を判定するので、パチンコ機10から出力される信号が少なくても大当りの種類を判定できる。
このS111で大当りタイマ値が220秒を超えている(YES)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている15ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S112)、S114に進む。一方、S111で大当りタイマ値が220秒を超えていない(NO)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている7ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S113)、S114に進む。このS112又はS113の処理を行う制御部102は、前記遅延判定期間特定手段として機能するものである。
次に制御部102は、前記S108における重複期間の特定が有るか否かを判定する(S114)。このS114で重複期間の特定が無い(NO)と判定した場合には、S116に進む。一方、S114で重複期間の特定が有る(YES)と判定した場合には、前記S112又はS113でセットした遅延判定期間に対して該重複期間を加算して遅延判定期間を再セットして(S115)、S116に進む。
このS115の処理を行う制御部102は、図2(c)に示すように、第1の大当り(本例では15ラウンド大当り)の遅延判定期間中に、前記信号入力手段に入力された信号に基づいて第2の大当り(本例では7ラウンド大当り)が発生したと判定された場合に、第1の大当りの遅延判定期間と当該第2の大当りの発生を特定する信号(本例では大当り1信号)の入力期間との重複期間を付加して、当該第2の大当りの種類に応じた遅延判定期間を特定する遅延判定期間特定手段として機能するものである。
即ち、第1の大当りである15ラウンド大当りの大当り出玉数は、該15ラウンド大当りの大当り1信号の入力開始からカウントを開始して、遅延判定期間の終了でカウントを停止し、第2の大当りである7ラウンド大当りの大当り出玉数は、該7ラウンド大当りの大当り1信号の入力開始からはカウントせず、重複期間の終了後からカウントを開始して、該重複期間を加算した遅延判定期間の終了でカウントを停止する。これによれば、遅延判定期間中に連続して新たに発生した第2の大当りに対しても、大当り出玉数を正確に管理できる。
このS115の処理を行うのは、近時、例えば始動入賞口を構成する可変始動入賞装置に入賞しても賞球が1個である反面、大当り後の確変中や時短中は該可変始動入賞装置が遊技者にとって有利な状態(例えば開放状態)になる頻度が高くなり、該可変始動入賞装置への入賞率が高くなった結果として、該入賞に基づく可変表示装置の可変表示速度が速くなり、大当りの発生間隔が短いパチンコ機10が出て来たので、当該パチンコ機10を有効に管理するためである。
図5に戻り、遅延判定期間をセットした制御部102は、遅延タイマの計時を開始して(S116)、前記セットした遅延判定期間への該遅延タイマ値の到達(S117),又は該到達するまでの賞球信号の受信(S118)を待機する。このS118で賞球信号の受信が有る(YES)と判定した場合には、前記大当り履歴テーブルの最新の大当り履歴において、確定出玉数に10個を加算して(S119)、前記S105に戻る。
S117で遅延タイマ値が遅延判定期間に到達した(YES)と判定した場合には、前記S116で計時を開始した遅延タイマの計時を停止すると共に(S120)、前記大当り履歴テーブルの最新の大当り履歴において記録された確定出玉数(即ち大当り出玉数)に基づいて、図4(b)に示す大当り種類テーブルにおいて、大当り回数,合計確定出玉数,及び平均確定出玉数の各値を更新して、大当り出玉数集計処理を終了する。
[2.第2実施形態に係るホールコンピュータ100]
第2実施形態に係るホールコンピュータ100は、前記種別判定手段として機能する制御部102(図6のS111’)が、大当り信号の入力期間中に入力された賞球信号に基づいて算出される暫定出玉数に応じて、パチンコ機10で発生した大当りの種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定することを特徴とするものである。図6は、ホールコンピュータ100の制御部102が実行する第2実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートであり、あるパチンコ機10から大当り1信号を受信したことに基づいて、当該パチンコ機10の大当り出玉を集計する処理を示している。
この図6は、前記図5と比較して、S104及びS110の処理が無い点と、S111に代えてS111’の処理が行われる点のみが異なる。このS111’では、前記S109で記録された暫定出玉数が1100個を超えているか否かを判定する。ここで1100個は、7ラウンド大当りで獲得が期待される大当り出玉数に若干の余裕個数を加えたものである。
このS111’の処理を行う制御部102は、前記種別判定手段として機能するものである。これによれば、実際に払い出された暫定出玉数に応じて大当りの種類を判定するので、誤判定が少なくなる。
このS111’で暫定出玉数が1100個を超えている(YES)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている15ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S112)、S114に進む。一方、S111’で暫定出玉数が1100個を超えていない(NO)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている7ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S113)、S114に進む。このS112又はS113の処理を行う制御部102は、前記遅延判定期間特定手段として機能するものである。
[3.第3実施形態に係るホールコンピュータ100]
第3実施形態に係るホールコンピュータ100は、前記種別判定手段として機能する制御部102(図7のS111”)が、前記信号入力手段に入力される大当り信号の種類又は組合せに応じて、パチンコ機10で発生した大当りの種類が前記複数種類のうちのいずれであるかを判定することを特徴とするものである。図7は、ホールコンピュータ100の制御部102が実行する第3実施形態に係る大当り出玉集計処理の一例を表すフローチャートであり、あるパチンコ機10から大当り1信号を受信したことに基づいて、当該パチンコ機10の大当り出玉を集計する処理を示している。
この図7は、前記図5と比較して、S104及びS110の処理が無い点と、S101a及びS101bの処理がある点と、S111に代えてS111”の処理が行われる点のみが異なる。制御部102は、S101で大当り1信号の受信が有ると(YES)、大当り2信号の受信が有るか否かを判定し(S101a)、大当り2信号の受信が無ければ(NO)、前記S102に進み、大当り2信号の受信が有れば(YES)、大当り2フラグをセットして(S101b)、前記S102に進む。そしてS111”では、前記S101bで大当り2フラグのセットが有るか否かを判定する。
このS111”の処理を行う制御部102は、前記種別判定手段として機能するものである。これによれば、パチンコ機10から出力される大当り信号の種類又は組合せに応じて大当りの種類を判定するので、より正確に大当りの種類を判定できる。
このS111”で大当り2フラグのセットが有る(YES)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている15ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S112)、S114に進む。一方、S111”で大当り2フラグのセットが無い(NO)と判定した場合には、図3に示す遅延判定期間設定テーブルを参照して、当該パチンコ機10の機種について設定されている7ラウンド大当りの遅延判定期間を特定し、該特定した遅延判定期間をセットして(S113)、S114に進む。このS112又はS113の処理を行う制御部102は、前記遅延判定期間特定手段として機能するものである。
以上に説明した第1実施形態,第2実施形態,第3実施形態に係るホールコンピュータ100によれば、
特定遊技状態として、払い出す遊技媒体数が異なる複数種類の特定遊技状態(例えば15ラウンド大当りと7ラウンド大当り)がある場合には、前記払い出しきれない遊技媒体数が異なるため、特定遊技状態終了後に遊技媒体を払い出しきるまでの期間が異なるため、すべての大当りに対して一律に前記遅延判定期間を設定すると、正確な特定払出数を管理することができず、該特定払出数を遊技機調整(例えば釘調整)の指標として用いることができないという問題を解決するために、
複数種類の大当りの各々に対応する遅延判定期間を設定し、パチンコ機10から出力される信号の入力態様に応じて大当りの種類を判定し(S111,S111’,S111”)、該判定された大当りの種類に応じて前記設定された遅延判定期間を特定して(S112,S113)、該遅延判定期間に入力された賞球信号に基づいて大当り出玉数を管理するので(S119)、大当りの種類毎の大当り出玉数を正確に管理できる。
なお第3実施形態では、2種類の大当り信号を用いて大当りの種類を判定しているのに対し、第1実施形態と第2実施形態では、大当り信号は1種類のみを用いて大当りの種類を判定しているが、これはホールコンピュータ100の通信部101における大当り信号の入力端子が少ない場合にも対応可能としたものである。
[4.変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態において、パチンコ機10は、CR式のパチンコ機であっても現金式のパチンコ機でも良い。またパチンコ機は、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入されると共に入賞口への入賞に応じて得点が付与される封入式のパチンコ機であっても良い。
上記の実施形態では、管理装置が、複数の遊技機(パチンコ機10)を管理するホールコンピュータ100である例について説明したが、これに限らず、該管理装置は、各遊技機に対応して設けられ、該対応する遊技機の遊技情報を管理するものであっても良い。
上記の第3実施形態では、図2に示すように、大当り信号の組合せに応じて大当りの種類を判定する例、即ち大当り1信号のみが入力されたら15ラウンド大当り,大当り1信号及び大当り2信号が入力されたら7ラウンド大当りと判定する例について説明したが、例えば15ラウンド大当りが発生したら15ラウンド大当り信号が入力され、7ラウンド大当りが発生したら7ラウンド大当り信号が入力されるような場合には、該大当り信号の種類に応じて大当りの種類を発生するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図2等に示すように、大当りの種類が15ラウンド大当りと7ラウンド大当りの2種類である例について説明したが、これに限らず、該大当りのラウンド数はこれに限定されず、また該大当りの種類も3種類以上であっても良い。ここで大当りの種類として、大当り出玉数がほとんど0の大当り(例えば大当り期間が極めて短い2ラウンド大当り)が含まれても良い。この場合には、図5のS111で大当りタイマ値<60sec(該60secは、2ラウンド大当りの大当り期間以上、7ラウンド大当りの大当り期間以下の、任意の値)ならば2ラウンド大当りと判定し、また図6のS111’で暫定出玉数<100個(該100個は、2ラウンド大当りの大当り出玉数(即ちほとんど0)以上、7ラウンド大当りの大当り出玉数以下の、任意の値)ならば2ラウンド大当りと判定し、さらに図7のS111”で2ラウンド大当りを特定可能な大当り信号(例えば大当り3信号)の受信が有れば2ラウンド大当りと判定すれば良い。そして該2ラウンド大当りでは、大当り出玉数がほとんど0であり、大当り期間の終了後に払い出されることはほとんど無いので、遅延判定期間は0と設定すれば良い。
上記の実施形態では、図3に示す遅延判定期間を、入出力装置104からの手入力で設定する例について説明したが、これに限らず、例えば遅延判定期間が設定されていない初期状態において、大当り信号の終了後における賞球信号の入力期間に基づいて、遅延判定期間を自動的に設定するものであっても良い。
10…パチンコ機
100…ホールコンピュータ
101…通信部
102…制御部
103…ハードディスク
104…入出力装置

Claims (1)

  1. 所定の遊技の結果として、遊技を行うための遊技媒体を払い出す特定遊技状態に制御可能であり、払い出す遊技媒体数が異なる複数種類の前記特定遊技状態を有する遊技機を管理し、
    前記遊技機から出力され、該遊技機が前記特定遊技状態に制御されていることを特定可能な第1信号と、該遊技機から払い出された遊技媒体数を特定可能な第2信号とを入力する信号入力手段と、
    前記第1信号の入力期間中に入力された前記第2信号及び前記第1信号の入力期間終了後における遅延判定期間中に入力された前記第2信号に基づいて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態中に払い出された遊技媒体数である特定払出数を管理する特定払出数管理手段と、
    を備える管理装置であって、
    複数種類の前記特定遊技状態の各々に対応する前記遅延判定期間を設定する遅延判定期間設定手段と、
    前記信号入力手段に入力される信号の入力態様に応じて、前記遊技機で発生した前記特定遊技状態の種類を判定する種類判定手段と、
    該種類判定手段によって判定された前記特定遊技状態の種類に応じて、前記遅延判定期間設定手段により設定された当該特定遊技状態に対応する前記遅延判定期間を特定する遅延判定期間特定手段と、をさらに備え、
    前記遅延判定期間設定手段は、手入力操作に応じた遅延判定期間を設定する第1設定手段と、手入力とは異なる条件の成立に応じた遅延判定期間を設定する第2設定手段とを含むことを特徴とする管理装置。
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