JP5298560B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を用いて遊技者に遊技を提供する遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技に合わせて図柄を変動表示させるとともに、大当り抽選をするようにされている。そして、図柄の変動が停止した際に特定の図柄が表示された場合に、その抽選結果を大当りとして、多くの遊技球を獲得可能な大当り遊技を遊技者に提供するようにつくられている。
なお、大当りの図柄には、通常図柄と確率変動図柄(以降、確変図柄と称す)とがある。そして、確変図柄で大当りした場合には、大当り遊技終了後の遊技において、大当り発生の抽選確率(大当り確率)が通常時よりも遊技者にとって有利に設定された状態や、始動入賞口への遊技球の入賞し易さが通常時よりも高められた状態になるようにつくられている(以下、この状態を確変状態とも称す)。一方、通常図柄で大当りした場合には、大当り確率が通常に設定された状態や、始動入賞口への遊技球の入賞し易さが通常に設定された状態になるようにつくられている(以下、この状態を通常状態とも称す)。尚、通常図柄及び確変図柄での大当りを、それぞれ通常大当り及び確変大当りと称す。
従って、従来の遊技機は、確変状態中に通常図柄で大当りになると確変状態から通常状態へ転落させるようにされている。換言すると、確変状態中に確変図柄が表示される限り、確変状態が継続される。
しかし、長期間に亘って確変状態が継続される遊技機は遊技場に多大な損害を与えるという問題があった。
このような問題を解決するために、確変図柄での大当りが所定回数継続した場合に、大当り確率が通常時よりも遊技者にとって有利に設定された状態が継続しないようにしたり、この状態が継続し難くしたりすることにより、遊技場側の損害を抑制する遊技機が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開平8−802号公報
しかし、特許文献1に記載の遊技機は、遊技場側にとっては、損害が抑制されて有利になるものである一方、遊技者にとっては、確変状態の継続が抑制されて不利になるものである。このため、遊技者がこの遊技機で遊技を行うことを避ける可能性があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、確変状態の継続を抑制する機能を有する遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、予め設定された大当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1大当り抽選確率、または第1大当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2大当り抽選確率で抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する第1大当り抽選手段と、第1大当り抽選手段により大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当り、または該通常大当りよりも遊技者にとって有利な特別大当りの何れかを決定する第1特別大当り抽選手段と、遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、大当り抽選手段及び特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、図柄を、特別大当りを示す特別大当り図柄、通常大当りを示す通常大当り図柄、及びハズレを示すハズレ図柄の何れかで、図柄を停止表示させる図柄表示手段と、特別大当り図柄または通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、第1大当り抽選手段の抽選確率が第1大当り抽選確率である場合において特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第1確率上昇終了条件が成立するまで、第1大当り抽選手段に第2大当り抽選確率で抽選を行わせる第1確率上昇手段と、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数である第1特別大当り連続回数を計数する第1特別大当り計数手段と、第1特別大当り計数手段により計数された第1特別大当り連続回数に基づいて、第1特別大当り連続回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する第1特別大当り設定手段と、第1特別大当り計数手段により計数された第1特別大当り連続回数に基づいて、第1特別大当り連続回数が増加するほど、大入賞口開放回数、1回の前記大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる第1増加手段とを備えることを特徴とする遊技機である。
なお、上記の第1確率上昇終了条件としては、図柄が通常大当り図柄で停止表示するまでという条件や、図柄が特別大当り図柄で停止表示してから所定回数(例えば、3回)の大当り遊技が提供されるまでに再び特別大当り図柄で停止表示しなかったという条件が考えられる。
このように構成された遊技機では、第1大当り抽選手段が、予め設定された大当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1大当り抽選確率、または第1大当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2大当り抽選確率で抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する。また第1特別大当り抽選手段が、第1大当り抽選手段により大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当りまたは特別大当りの何れかを決定する。そして図柄表示手段が、遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、大当り抽選手段及び特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、図柄を、特別大当りを示す特別大当り図柄、通常大当りを示す通常大当り図柄、及びハズレを示すハズレ図柄の何れかで、図柄を停止表示させる。また大当り遊技提供手段が、特別大当り図柄または通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する。
また第1確率上昇手段が、第1大当り抽選手段の抽選確率が第1大当り抽選確率である場合において特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第1確率上昇終了条件が成立するまで、第1大当り抽選手段に第2大当り抽選確率で抽選を行わせる。さらに第1特別大当り計数手段が、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数である第1特別大当り連続回数を計数する。
そして第1特別大当り設定手段が、第1特別大当り計数手段により計数された第1特別大当り連続回数に基づいて、第1特別大当り連続回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する。また第1増加手段が、第1特別大当り計数手段により計数された第1特別大当り連続回数に基づいて、第1特別大当り連続回数が増加するほど、大入賞口開放回数、1回の大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる。
従って、請求項1に記載の遊技機によれば、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるので、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態が長期間継続し難くなる。このため、遊技場側の損害を抑制することができる。
さらに、特別大当り連続回数が増加するほど大入賞口開放回数、1回の大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる。これにより、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態が長期間継続するほど、1回の大当り遊技で遊技者が獲得可能な遊技球が増えるという特典が遊技者に与えられる。このため、第1大当り抽選手段の抽選確率が第2大当り抽選確率である状態の継続を抑制する機能を有する遊技機であっても、この遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制することができる。
また請求項1に記載の遊技機においては、請求項2に記載のように、第1増加手段は、第1特別大当り計数手段により計数された第1特別大当り連続回数が増加するとき、大入賞口開放回数と大入賞口入賞数と大入賞口賞球数とを法則性または乱数に従って増加させるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、大入賞口開放回数と大入賞口入賞数と大入賞口賞球数の最大数が規定されている場合において、大入賞口開放回数と大入賞口入賞数と大入賞口賞球数が全てに最大数になるまでの特別大当り連続回数を増加させることができ、遊技機の設計の幅を広げることができる。
ところで遊技機では、単位時間当たりの出玉数の制限があり、大入賞口開放回数及び大入賞口入賞数の少なくとも一方を増加させると、この制限を越えるおそれがある。
そこで、請求項1または請求項2に記載の遊技機においては、請求項3に記載のように、図柄表示手段は、第1増加手段により増加させられた大入賞口開放回数、大入賞口入賞数、または大入賞口賞球数が増加するほど、図柄表示手段による変動表示の時間を増加させるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、図柄表示手段による変動表示が保留されやすくなるので、遊技者はこの保留を消化するために遊技を中断することが多くなる。これにより、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機においては、請求項4に記載のように、大当り遊技提供手段は、第1増加手段により増加させられた大入賞口開放回数、大入賞口入賞数、または大入賞口賞球数が増加するほど、大当り遊技において大入賞口が閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間を増加させるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、1回の大当り遊技に要する時間が延長されるため、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
また請求項5に記載の発明は、予め設定された大当り抽選条件が成立すると抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する第2大当り抽選手段と、第2大当り抽選手段により大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当り、または通常大当りよりも遊技者にとって有利な特別大当りの何れかを決定する第2特別大当り抽選手段と、遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、第2大当り抽選手段及び第2特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、図柄を、特別大当りを示す特別大当り図柄、通常大当りを示す通常大当り図柄、及びハズレを示すハズレ図柄の何れかで、図柄を停止表示させる第2図柄表示手段と、特別大当り図柄または通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、予め設定された小当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1小当り抽選確率、または第1小当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2小当り抽選確率で抽選を行い、小当りまたはハズレを決定する小当り抽選手段と、小当り抽選手段により小当りと決定された場合に、小当り抽選条件が成立し易くなる小当り遊技を遊技者に対して提供する小当り遊技提供手段と、小当り抽選手段の抽選確率が第1小当り抽選確率である場合において特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第2確率上昇終了条件が成立するまで、小当り抽選手段に第2小当り抽選確率で抽選を行わせる第2確率上昇手段と、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数である第2特別大当り連続回数を計数する第2特別大当り計数手段と、第2特別大当り計数手段により計数された第2特別大当り連続回数に基づいて、第2特別大当り連続回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する第2特別大当り設定手段と、第2特別大当り計数手段により計数された第2特別大当り連続回数に基づいて、第2特別大当り連続回数が増加するほど、大入賞口開放回数、1回の大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる第2増加手段とを備えることを特徴とする遊技機である。
なお、上記の第2確率上昇終了条件としては、上記の第1確率上昇終了条件と同様の条件が考えられる。
このように構成された遊技機では、第2大当り抽選手段が、予め設定された大当り抽選条件が成立すると抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する。また第2特別大当り抽選手段が、第2大当り抽選手段により大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当り、または通常大当りよりも遊技者にとって有利な特別大当りの何れかを決定する。そして図柄表示手段が、遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、第2大当り抽選手段及び第2特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、図柄を、特別大当りを示す特別大当り図柄、通常大当りを示す通常大当り図柄、及びハズレを示すハズレ図柄の何れかで、図柄を停止表示させる。また大当り遊技提供手段が、特別大当り図柄または通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する。
さらに小当り抽選手段が、予め設定された小当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1小当り抽選確率、または第1小当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2小当り抽選確率で抽選を行い、小当りまたはハズレを決定する。そして小当り遊技提供手段が、小当り抽選手段により小当りと決定された場合に、小当り抽選条件が成立し易くなる小当り遊技を遊技者に対して提供する。
また第2確率上昇手段が、小当り抽選手段の抽選確率が第1小当り抽選確率である場合において特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第2確率上昇終了条件が成立するまで、小当り抽選手段に第2小当り抽選確率で抽選を行わせる。さらに第2特別大当り計数手段が、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数である第2特別大当り連続回数を計数する。
そして第2特別大当り設定手段が、第2特別大当り計数手段により計数された第2特別大当り連続回数に基づいて、第2特別大当り連続回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する。また第2増加手段が、第2特別大当り計数手段により計数された第2特別大当り連続回数に基づいて、第2特別大当り連続回数が増加するほど、大入賞口開放回数、1回の大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる。
従って、請求項5に記載の遊技機によれば、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数である第2特別大当り連続回数が増加するほど、特別大当り抽選確率が小さくなるので、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態が長期間継続し難くなる。このため、遊技場側の損害を抑制することができる。
さらに、第2特別大当り連続回数が増加するほど大入賞口開放回数、1回の大入賞口の開放で許容される大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる。これにより、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態が長期間継続するほど、1回の大当り遊技で遊技者が獲得可能な遊技球が増えるという特典が遊技者に与えられる。このため、小当り抽選手段の抽選確率が第2小当り抽選確率である状態の継続を抑制する機能を有する遊技機であっても、この遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制することができる。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面とともに説明する。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は遊技機1の正面図である。
遊技機1は、図1に示すように、当該遊技機1の筐体である外枠2と、開閉自在に外枠2に取り付けられた内枠3とを備えている。
そして内枠3には、遊技者に遊技を提供する遊技盤4と、遊技盤4上に遊技球を発射するためのハンドル5と、遊技盤4における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出される遊技球(賞品球)を貯留する上受け皿6と、正面に上受け皿6が設置され、内枠3に対して開閉可能な上皿基板7と、上受け皿6から排出される遊技球を受ける下受け皿8とが設けられている。
ここで、遊技盤4には、数字や模様を要素とした複数の特別図柄などの画像を表示する液晶表示ディスプレイ(LCD)11と、特別図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの特別図柄保留ランプ12と、特別図柄の変動表示を開始させるために、遊技者が遊技球を投入する始動入賞口を備える始動入賞装置13と、大当り遊技時に開放される大入賞口を備える可動入賞装置14とが設けられている。尚、始動入賞装置13は、所謂チューリップ式からなり、図中左右方向に開閉動作する1対の可動片13aを備えている。また可動入賞装置14は、図中手前方向に傾倒動作して当該可動入賞装置14の大入賞口を開放する開閉板14aを備えている。
更に遊技盤4には、7セグメントLEDを備えた数字表示器からなり、1桁の数字からなる普通図柄(本実施形態では、0〜9の数字)を変動表示する普通図柄表示装置15と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ16と、遊技球の通過を検出する始動ゲート17とが設けられている。尚、4つの普通図柄保留ランプ16は、普通図柄の変動表示の保留数(本実施形態では、最大4つまで)と同じ数だけ点灯される。また、普通図柄表示装置15は、遊技球が始動ゲート17を通過すると、普通図柄(本実施形態では、0〜9の数字)の変動表示を開始する。ここで、遊技機1は、上述した始動入賞装置13の可動片13aを通常閉じている。そして、普通図柄表示装置15に表示される普通図柄が予め指定された普通図柄(本実施形態では「7」)で停止表示されたときに可動片13aを開く(即ち、始動入賞口を開放する)一方、始動入賞装置13に遊技球が投入されたり、予め設定された時間が経過すると再び閉じるようにされている。
ところで遊技機1は、遊技によって予め指定された特別図柄で停止表示され、大当りが発生すると、入賞期間(所謂ラウンド)と非入賞期間(所謂インターバル)とが予め設定された回数だけ交互に繰り返されてなる大当り遊技を実行する。そして、遊技機1は、ラウンドが到来する度に可動入賞装置14の開閉板14aを傾動して大入賞口を開放する一方、インターバルが到来する度に開閉板14aを直立させて大入賞口を閉鎖する。
次に、遊技機1における制御系統の構成を図2に基づいて説明する。図2は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、遊技機1には、CPU,ROM及びRAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板41が具備され、この主制御基板41に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
即ち主制御基板41には、まず、遊技球が始動ゲート17を通過したことを検出するゲートセンサ36と、始動入賞装置13の始動入賞口に遊技球が投入されたことを検出する始動口センサ31と、始動入賞装置13の可動片13aを駆動するソレノイド32とが接続されている。
また主制御基板41には、可動入賞装置14の大入賞口における特定領域に遊技球が発射されたことを検出する特定領域センサ33と、可動入賞装置14の大入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントセンサ34と、可動入賞装置14の開閉板14aを駆動するソレノイド35とが接続されている。
また主制御基板41には、上受け皿6への賞品球の払出を行う払出装置42aを制御する賞球制御基板42と、遊技機1に設置されたスピーカ43aを介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板43と、特別図柄保留ランプ12及び普通図柄保留ランプ16を点灯させるランプ制御基板44とが接続されている。
更に主制御基板41には、LCD11に特別図柄や遊技に関わる各種画像を表示したり、普通図柄表示装置15に普通図柄を表示したりする図柄制御基板45が接続されている。
また主制御基板41には、大当りの継続回数を計数する継続カウンタC1と、大当りの継続回数に応じて大当り継続率と大当り遊技のラウンド数を設定するための継続回数設定リストL1とが設けられている。なお継続回数設定リストL1は、図5に示すように、大当りの継続回数が増加するほど、大当り継続率が小さくなるとともに、大当り遊技のラウンド数が増加するように設定されている。
そして、この制御系統では、主制御基板41のCPUが、遊技に連動して遊技者に付与すべき特典を抽選し、抽選結果に応じたコマンドを上述の各種制御基板や各種装置に送信する一方、これら各種制御基板や各種装置が、このコマンドに従って動作し、普通図柄や特別図柄を変動表示して抽選結果の通知を行ったり、抽選結果に応じた遊技を実行したりする。
このように構成された遊技機1において、主制御基板41のCPUは、特別図柄の変動表示に基づいた遊技に関わる制御を実行する特別図柄遊技処理と、普通図柄の変動表示に基づいた遊技に関わる制御を実行する普通図柄遊技処理を実行する。
まず、特別図柄遊技処理の手順を、図3を用いて説明する。図3は特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。尚、この特別図柄遊技処理は、主制御基板41のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この特別図柄遊技処理が実行されると、主制御基板41のCPUは、まずS10にて、始動入賞装置13に遊技球が入賞したか否かを判断する。ここで、遊技球が入賞していない場合には(S10)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。一方、遊技球が入賞した場合には(S10)、S20にて、S10で始動入賞装置13に遊技球が入賞したタイミングに基づいて、後述のS100またはS110で設定される抽選確率で大当り抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する。
その後にS30にて、大当り抽選の結果が大当りであるか否かを判断する。ここで、大当り抽選の結果が大当りでない場合には(S30:NO)、S120に移行する。一方、大当り抽選の結果が大当りである場合には(S30:YES)、S40にて、継続カウンタC1の値をインクリメント(1加算)する。
そしてS50にて、継続回数設定リストL1を参照し、継続カウンタC1の値(以下、大当り継続数ともいう)に対応した大当り継続率を設定する。例えば、大当り継続数が「4」の場合には、大当り継続率を「60%」に設定する。
さらにS60にて、継続回数設定リストL1を参照し、継続カウンタC1の値(以下、大当り継続数ともいう)に対応した大当り遊技ラウンド数を設定する。例えば、大当り継続数が「4」の場合には、大当り遊技ラウンド数を「7R」に設定する。
その後S70にて、確変抽選を行う。具体的には、S50で設定された大当り継続率で抽選を行い、この抽選に当った場合には確変で大当り(以下、この大当りを確変大当りという)と、この抽選にハズレた場合には通常状態で大当り(以下、この大当りを通常大当りという)と決定する。
そしてS80にて、S70で確変大当りと決定されたか否かを判断する。ここで、通常大当りと決定された場合には(S80:NO)、S90にて、継続カウンタC1の値を「0」にする。さらにS100にて、S20での大当り抽選の確率を第1大当り抽選確率(例えば「1/300」)に設定し、さらにS110にて、S220での小当り抽選の確率(後述)を第1小当り抽選確率(例えば「1/10」)に設定し、S140に移行する。一方、確変大当りと決定された場合には(S80:YES)、S120にて、S20での大当り抽選の確率を、第1大当り抽選確率より遊技者にとって有利に設定された第2大当り抽選確率(例えば「1/50」)に設定し、さらにS130にて、S220での小当り抽選の確率(後述)を、第小大当り抽選確率より遊技者にとって有利に設定された第2小当り抽選確率(例えば「1/2」)に設定し、S140に移行する。
そしてS140に移行すると、図柄表示装置11に、複数の特別図柄を変動表示させ、S70で確変大当りと決定された場合には確変大当り図柄(例えば、7・7・7)で、S70で通常大当りと決定された場合には通常大当り図柄(例えば、2・2・2)で、S20で大当りでないと抽選された場合にはハズレ図柄(例えば、1・2・5)で特別図柄を停止表示させる変動表示処理を実行する。
なお、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど、1回の変動表示に要する時間が長くなるようにされている。
その後にS150にて、停止表示された特別図柄が確変大当り図柄または通常大当り図柄(以下、確変大当り図柄と通常大当り図柄をまとめて、大当り図柄という)であるか否かを判断する。ここで、大当り図柄でない場合には(S150:NO)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。一方、大当り図柄である場合には(S150:YES)、S160にて、可動入賞装置14の入賞口を、S60で設定された大当り遊技ラウンド数開放するとともに、1回の可動入賞装置14の大入賞口の開放で入賞が許容される遊技球の数(以下、大入賞口入賞数という)を10個とする大当り遊技を実行する。なお、この大当り遊技では、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど、大入賞口か閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなるようにされている。
そして、この大当り遊技が終了すると、特別図柄遊技処理を一旦終了する。
次に、普通図柄遊技処理の手順を、図4を用いて説明する。図4は普通図柄遊技処理を示すフローチャートである。尚、この普通図柄遊技処理は、主制御基板41のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この普通図柄遊技処理が実行されると、主制御基板41のCPUは、まずS210にて、遊技球が始動ゲート17を通過したか否かを判断する。ここで、遊技球が通過していない場合には(S210)、普通図柄遊技処理を一旦終了する。一方、遊技球が通過した場合には(S210)、S220にて、S210で始動ゲート17を遊技球が通過したタイミングに基づいて、S110またはS130で設定される抽選確率で小当り抽選を行い、小当りまたはハズレを決定する。
そしてS230にて、普通図柄表示装置15に普通図柄(本実施形態では、0〜9の数字)を変動表示させ、S220で小当りと決定された場合には小当り普通図柄(本実施形態では「7」)、S220でハズレと決定された場合にはハズレ普通図柄(本実施形態では「0」〜「6」,「8」,「9」)で普通図柄を停止表示させる変動表示処理を実行する。
その後にS240にて、停止表示された普通図柄が小当り普通図柄であるか否かを判断する。ここで、小当り普通図柄でない場合には(S240:NO)、普通図柄遊技処理を一旦終了する。一方、小当り普通図柄である場合には(S240:YES)、S250にて、可動片13aを開き、普通図柄遊技処理を一旦終了する。なお上述のように可動片13aは、始動入賞装置13に遊技球が投入された場合、または予め設定された時間が経過した場合に再び閉じるようにされている。
このように構成された遊技機1では、始動入賞装置13に遊技球が入賞すると(S10:YES)、第1大当り抽選確率、または第1大当り抽選確率より遊技者にとって有利に設定された第2大当り抽選確率で抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する(S20)。また、大当りと決定された場合に(S30:YES)、S50で設定された大当り継続率で抽選を行い、確変大当りまたは通常大当りの何れかを決定する(S70)。そして、図柄表示装置11に、複数の特別図柄を変動表示させ、S70で確変大当りと決定された場合には確変大当り図柄で、S70で通常大当りと決定された場合には通常大当り図柄で、S20でハズレと決定された場合にはハズレ図柄で図柄を停止表示させる(S140)。さらに、確変大当り図柄または通常大当り図柄で特別図柄を停止表示させると、大当り遊技を遊技者に提供する(S160)。
また、遊技球が始動ゲート17を通過すると(S210:YES)、第1小当り抽選確率、または第1小当り抽選確率より遊技者にとって有利に設定された第2小当り抽選確率で抽選を行い、小当りまたはハズレを決定する(S220)。そして、普通図柄表示装置15に普通図柄を変動表示させ、S220で小当りと決定された場合には小当り普通図柄、S220でハズレと決定された場合にはハズレ普通図柄で普通図柄を停止表示させる(S230)。さらに小当り普通図柄で普通図柄を停止表示させると、可動片13aを開く(S250)。
また、S20での大当り抽選の確率が第1大当り抽選確率である場合において図柄表示装置11に確変大当り図柄が表示されると、その後、通常大当り図柄が表示されるまで(S80:NO)、S20での大当り抽選の確率が第2大当り抽選確率となる(S120)とともに、S220での小当り抽選の確率が第2小当り抽選確率となる(S130)。さらに、S20での大当り抽選の確率が第2大当り抽選確率である状態、およびS220での小当り抽選の確率が第2小当り抽選確率である状態において大当り遊技が連続して提供された回数(大当り継続数)を計数する(S40,S90)。
そして、大当り継続数に基づいて、大当り継続数が増加するほど、大当り継続率が小さくなるように設定する(S50)。また、大当り継続数に基づいて、大当り継続数が増加するほど、大当り遊技ラウンド数を増加させる(S60)。
従って遊技機1によれば、S20での大当り抽選の確率が第2大当り抽選確率である状態、およびS220での小当り抽選の確率が第2小当り抽選確率である状態(以下、確変状態という)において大当り遊技が連続して提供された回数が増加するほど、大当り継続率が小さくなるので、確変状態が長期間継続し難くなる。このため、遊技場側の損害を抑制することができる。
さらに、大当り継続数が増加するほど大当り遊技ラウンド数が増加するので、確変状態が長期間継続するほど、1回の大当り遊技で遊技者が獲得可能な遊技球が増えるという特典が遊技者に与えられる。このため、確変状態の継続を抑制する機能を有する遊技機であっても、この遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制することができる。
また、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど、1回の変動表示に要する時間が長くなる(S140)。このため、変動表示が保留されやすくなるので、遊技者はこの保留を消化するために遊技を中断することが多くなる。これにより、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
また、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど、大入賞口が閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなる(S160)。このため、1回の大当り遊技に要する時間が延長されるため、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S10及びS20の処理は本発明における第1大当り抽選手段および第2大当り抽選手段、S70の処理は本発明における第1特別大当り抽選手段および第2特別大当り抽選手段、S140の処理は本発明における図柄表示手段、S160の処理は本発明における大当り遊技提供手段、S120の処理は本発明における第1確率上昇手段、S130の処理は本発明における第2確率上昇手段、S40及びS90の処理は本発明における第1特別大当り計数手段および第2特別大当り計数手段、S50の処理は本発明における第1特別大当り設定手段および第2特別大当り設定手段、S60の処理は本発明における第1増加手段および第2増加手段、S210及びS220の処理は本発明における小当り抽選手段、S250の処理は本発明における小当り遊技提供手段である。
また、S10の条件は本発明における大当り抽選条件、確変大当りは本発明における特別大当り、確変大当り図柄は本発明における特別大当り図柄、大当り遊技ラウンド数は本発明における大入賞口開放回数、通常大当りと決定されることは本発明における第1確率上昇終了条件および第2確率上昇終了条件、大当り継続数は本発明における第1特別大当り連続回数および第2特別大当り連続回数、大当り継続率は本発明における特別大当り抽選確率、S210の条件は本発明における小当り抽選条件である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面とともに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における遊技機1は、特別図柄遊技処理と継続回数設定リストL1が変更された点以外は第1実施形態と同じである。
まず、第2実施形態の継続回数設定リストL1が第1実施形態と異なるのは、図7に示すように、大当りの継続回数に応じて大当り遊技のラウンド数を設定する代わりに、大当りの継続回数に応じて大入賞口入賞数を設定するようにされている点である。なお継続回数設定リストL1は、大当りの継続回数が増加するほど、大当り継続率が小さくなるとともに、大入賞口入賞数が増加するように設定されている。
次に、第2実施形態の特別図柄遊技処理手順を図6を用いて説明する。図6は第2実施形態の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、第2実施形態の遊技処理が第1実施形態と異なるのは、S60の処理が省略されてS62の処理が追加された点と、S160の処理が変更された点である。
即ち、S50の処理が終了すると、S62にて、継続回数設定リストL1を参照し、継続カウンタC1の値(大当り継続数)に対応した大入賞口入賞数を設定する。例えば、大当り継続数が「4」の場合には、大入賞口入賞数を「5個」に設定する。そして、S70に移行する。
またS160では、可動入賞装置14の入賞口を16回開放するとともに、大入賞口入賞数をS62で設定された個数とする大当り遊技を実行する。なお、この大当り遊技では、S62で設定された大入賞口入賞数が大きくなるほど、大入賞口か閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなるようにされている。そして、この大当り遊技が終了すると、遊技処理を一旦終了する。
このように構成された遊技機1では、大当り継続数が増加するほど大入賞口入賞数が増加するので、確変状態が長期間継続するほど、1回の大当り遊技で遊技者が獲得可能な遊技球が増えるという特典が遊技者に与えられる。このため、確変状態の継続を抑制する機能を有する遊技機であっても、この遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制することができる。
また、S62で設定された大入賞口入賞数が大きくなるほど、大入賞口か閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなる(S160)。このため、1回の大当り遊技に要する時間が延長されるため、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S62の処理は本発明における第1増加手段である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態について図面とともに説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第3実施形態における遊技機1は、特別図柄遊技処理と継続回数設定リストL1が変更された点以外は第1実施形態と同じである。
まず、第3実施形態の継続回数設定リストL1が第1実施形態と異なるのは、図9に示すように、大当り継続率と大当り遊技ラウンド数に加えて、大当りの継続回数に応じて大入賞口入賞数を設定するようにされている点である。また第3実施形態の継続回数設定リストL1は、大当り継続数が1回増える毎に、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数とが交互に増加するように設定されている。
次に、第3実施形態の特別図柄遊技処理手順を図8を用いて説明する。図8は第3実施形態の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、第3実施形態の特別図柄遊技処理が第1実施形態と異なるのは、S64の処理が追加された点と、S160の処理が変更された点である。
即ち、S60の処理が終了すると、S64にて、継続回数設定リストL1を参照し、継続カウンタC1の値(大当り継続数)に対応した大入賞口入賞数を設定する。そして、S70に移行する。
またS160では、可動入賞装置14の入賞口を、S60で設定された大当り遊技ラウンド数開放するとともに、大入賞口入賞数を、S64で設定された個数とする大当り遊技を実行する。なお、この大当り遊技では、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど、また、S64で設定された大入賞口入賞数が大きくなるほど、大入賞口か閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなるようにされている。そして、この大当り遊技が終了すると、遊技処理を一旦終了する。
このように構成された遊技機1では、大当り継続数が増加するほど大当り遊技ラウンド数または大入賞口入賞数が増加するので、確変状態が長期間継続するほど、1回の大当り遊技で遊技者が獲得可能な遊技球が増えるという特典が遊技者に与えられる。このため、確変状態の継続を抑制する機能を有する遊技機であっても、この遊技機での遊技を遊技者が避けることを抑制することができる。
また、大当り継続数が増加すると、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数とが交互に増加する。このため、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数の最大数が規定されている場合において、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数がともに最大数になるまでの大当り継続数を増加させることができ、遊技機1の設計の幅を広げることができる。
また、S60で設定された大当り遊技ラウンド数、またはS64で設定された大入賞口入賞数が大きくなるほど、大入賞口か閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間が長くなる(S160)。このため、1回の大当り遊技に要する時間が延長されるため、単位時間当たりの出玉数を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S60及びS64の処理は本発明における第1増加手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態において、S60で設定された大当り遊技ラウンド数が大きくなるほど1回の変動表示に要する時間が長くなるものを示したが、S62またはS64で設定された大入賞口入賞数が大きくなるほど1回の変動表示に要する時間が長くなるようにしてもよい。
また上記実施形態において、大当り継続数に応じて大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数を変化させるものを示したが、大当り継続数に応じて、大入賞口への1個の入賞に対する払い出し数(大入賞口賞球数)を変化させるようにしてもよい。
また上記第3実施形態において、継続回数設定リストL1が、大当り継続数が1回増える毎に、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数とが交互に増加するように設定されているものを示した。しかし、別の法則性または乱数に従って増加するようにしてもよい。なお、「法則性」は、大当り遊技ラウンド数と大入賞口入賞数と大入賞口賞球数の組合せであればどのようなものでもよい。また乱数は、変動パターン、停止図柄の選択に使用した乱数や、継続回数設定リストL1の専用乱数を使用してもよい。
また上記実施形態において、確変大当り図柄で特別図柄を停止表示させると、大当り抽選の確率と小当り抽選の確率を上昇させるものを示した。しかし、大当り抽選の確率および小当り抽選の確率の何れか一方を上昇させるようにしてもよい。
遊技機1の正面図である。 遊技機1の制御系のブロック図である。 第1実施形態の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の普通図柄遊技処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の継続回数設定リストL1の構成を示す図である。 第2実施形態の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の継続回数設定リストL1の構成を示す図である。 第3実施形態の特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の継続回数設定リストL1の構成を示す図である。
符号の説明
1…遊技機、2…外枠、3…内枠、4…遊技盤、5…ハンドル、6…上受け皿、7…上皿基板、8…下受け皿、11…LCD、12…特別図柄保留ランプ、13…始動入賞装置、13a…可動片、14…可動入賞装置、14a…開閉板、15…普通図柄表示装置、16…普通図柄保留ランプ、17…始動ゲート、31…始動口センサ、32…ソレノイド、33…特定領域センサ、34…カウントセンサ、35…ソレノイド、36…ゲートセンサ、41…主制御基板、42…賞球制御基板、42a…払出装置、43…音声制御基板、43a…スピーカ、44…ランプ制御基板、45…図柄制御基板、C1…継続カウンタ、L1…継続回数設定リスト

Claims (5)

  1. 予め設定された大当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1大当り抽選確率、または該第1大当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2大当り抽選確率で抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する第1大当り抽選手段と、
    前記第1大当り抽選手段により前記大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当り、または該通常大当りよりも遊技者にとって有利な特別大当りの何れかを決定する第1特別大当り抽選手段と、
    遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、前記大当り抽選手段及び前記特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、前記図柄を、前記特別大当りを示す特別大当り図柄、前記通常大当りを示す通常大当り図柄、及び前記ハズレを示すハズレ図柄の何れかで、前記図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
    前記特別大当り図柄または前記通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、
    前記第1大当り抽選手段の抽選確率が前記第1大当り抽選確率である場合において前記特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第1確率上昇終了条件が成立するまで、前記第1大当り抽選手段に前記第2大当り抽選確率で抽選を行わせる第1確率上昇手段と、
    前記第1大当り抽選手段の抽選確率が前記第2大当り抽選確率である状態において前記大当り遊技が連続して提供された回数である第1特別大当り連続回数を計数する第1特別大当り計数手段と、
    前記第1特別大当り計数手段により計数された前記第1特別大当り連続回数に基づいて、該第1特別大当り連続回数が増加するほど、前記特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する第1特別大当り設定手段と、
    前記第1特別大当り計数手段により計数された前記第1特別大当り連続回数に基づいて、該第1特別大当り連続回数が増加するほど、前記大入賞口開放回数、1回の前記大入賞口の開放で許容される前記大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる第1増加手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1増加手段は、
    前記第1特別大当り計数手段により計数された前記第1特別大当り連続回数が増加するとき、前記大入賞口開放回数と前記大入賞口入賞数と前記大入賞口賞球数とを法則性または乱数に従って増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記図柄表示手段は、
    前記第1増加手段により増加させられた前記大入賞口開放回数、前記大入賞口入賞数、または前記大入賞口賞球数が増加するほど、前記図柄表示手段による変動表示の時間を増加させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記大当り遊技提供手段は、
    前記第1増加手段により増加させられた前記大入賞口開放回数、前記大入賞口入賞数、または前記大入賞口賞球数が増加するほど、前記大当り遊技において前記大入賞口が閉鎖されてから開放されるまでのインターバル時間を増加させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機。
  5. 予め設定された大当り抽選条件が成立すると抽選を行い、大当りまたはハズレを決定する第2大当り抽選手段と、
    前記第2大当り抽選手段により前記大当りと決定された場合に、予め設定された特別大当り抽選確率で抽選を行い、通常大当り、または該通常大当りよりも遊技者にとって有利な特別大当りの何れかを決定する第2特別大当り抽選手段と、
    遊技に連動して図柄を変動表示させ、その後に、前記第2大当り抽選手段及び前記第2特別大当り抽選手段による抽選結果にしたがって、前記図柄を、前記特別大当りを示す特別大当り図柄、前記通常大当りを示す通常大当り図柄、及び前記ハズレを示すハズレ図柄の何れかで、前記図柄を停止表示させる第2図柄表示手段と、
    前記特別大当り図柄または前記通常大当り図柄で大当りとなると、大入賞口を予め設定された大入賞口開放回数開放させることにより遊技者が多くの遊技球を獲得可能である大当り遊技を遊技者に対して提供する大当り遊技提供手段と、
    予め設定された小当り抽選条件が成立すると、予め設定された第1小当り抽選確率、または該第1小当り抽選確率よりも遊技者にとって有利になるように設定された第2小当り抽選確率で抽選を行い、小当りまたはハズレを決定する小当り抽選手段と、
    前記小当り抽選手段により前記小当りと決定された場合に、前記小当り抽選条件が成立し易くなる小当り遊技を遊技者に対して提供する小当り遊技提供手段と、
    前記小当り抽選手段の抽選確率が前記第1小当り抽選確率である場合において前記特別大当り図柄で大当りとなると、その後、予め設定された第2確率上昇終了条件が成立するまで、前記小当り抽選手段に前記第2小当り抽選確率で抽選を行わせる第2確率上昇手段と、
    前記小当り抽選手段の抽選確率が前記第2小当り抽選確率である状態において前記大当り遊技が連続して提供された回数である第2特別大当り連続回数を計数する第2特別大当り計数手段と、
    前記第2特別大当り計数手段により計数された前記第2特別大当り連続回数に基づいて、該第2特別大当り連続回数が増加するほど、前記特別大当り抽選確率が小さくなるように設定する第2特別大当り設定手段と、
    前記第2特別大当り計数手段により計数された前記第2特別大当り連続回数に基づいて、該第2特別大当り連続回数が増加するほど、前記大入賞口開放回数、1回の前記大入賞口の開放で許容される前記大入賞口に入賞する遊技球の数である大入賞口入賞数、及び1個の入賞に対する払い出しである大入賞口賞球数の少なくとも一つを増加させる第2増加手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
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