JP5711769B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、遊技領域を流下している遊技球を停留・停留解除させる技術に関する。
従来より、パチンコ遊技機には、遊技球が流下可能な遊技領域が設けられ、その遊技領域に多数の障害釘の他に複数の入賞口が設けられている。遊技者は、所有の遊技球を遊技領域に発射させて遊技を行うが、その遊技球が入賞口に入賞すると、遊技球1個の入賞につき数個〜10数個の遊技球を賞球として獲得することができる。
近年主流のパチンコ遊技機では、遊技領域に始動口と開閉式の大入賞口が設けられ、遊技球が始動口に入賞したことを条件に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選すると、通常は閉塞している大入賞口が開放する大当り遊技が行われる。この大当り遊技において、相当数(例えば、約100 個)の遊技球が大入賞口に入賞して、相当数(例えば、約1000個)の遊技球を獲得することができる。
また、遊技領域にはゲートが設けられ、始動口として非開閉式の第1始動口と開閉式の第2始動口が設けられ、遊技球がゲートを通過したことを条件に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選すると、通常は閉塞している第2始動口が開放する補助遊技が行われる。
この種のパチンコ遊技機では、通常遊技状態と確変遊技状態を含む複数種類の遊技状態の何れかが設定されて、その遊技状態で遊技が制御され、通常遊技状態では、大当り抽選の当選確率が低確率(例えば、約1/320 )になり且つ第2始動口が開放し難い状態になり、確変遊技状態では、大当り抽選の当選確率が高確率(例えば、約1/32)になり且つ第2始動口が開放し易い状態になる。
ところで、遊技球が第1始動口に入賞した場合には始動条件の成立により第1判定情報が記憶され、遊技球が第2始動口に入賞した場合には始動条件の成立により第2判定情報が記憶され、その記憶された判定情報が順次1ずつ大当り抽選に供して消化(記憶消去)され、即ち、その消化された判定情報に基づいて大当り遊技を行うか否か判定される。
そして、大当り抽選で当選した場合、第1大当り遊技と、第1大当り遊技よりも有利な(例えば、遊技球の獲得数が多い)第2大当り遊技の何れかが行われ、第2判定情報に基づいて大当り遊技を行うと判定された場合に、第1判定情報に基づいて大当り遊技を行うと判定された場合よりも高い割合で第2大当り遊技が行われる機種が存在する。また、複数の判定情報が記憶されている場合、基本的に、これら複数の判定情報は記憶された順番で消化されるが、第1,第2判定情報の両方が記憶されている場合、第2判定情報が第1判定情報よりも優先して消化される機種が存在する。
尚、特許文献1には、遊技領域を流下している遊技球を保留可能であり、その保留された遊技球を始動口ではない一般入賞口に向けて遊技者操作により解放可能な球保留装置が開示されている。
特開2006−102402号公報
近年主流のパチンコ遊技機において、通常遊技状態で遊技が制御されているときには、第2始動口への遊技球の入賞を殆ど期待できずに、第1始動口への遊技球の入賞を狙って、所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行う一方、確変遊技状態で遊技が制御されているときには、第2始動口への比較的多くの遊技球の入賞を期待できるので、第2始動口への遊技球の入賞を狙って、所有の遊技球の数を略維持して遊技を行う仕様に構成できる。
つまり、確変遊技状態で遊技が制御されているときには、所有の遊技球の数を略維持して次々に大当り抽選を受けられるが、更に、第1,第2判定情報の両方が記憶されている場合、第2判定情報が第1判定情報よりも優先して消化されるようにすれば、次々に受けられる大当り抽選の殆どを、第2判定情報に基づく有利な抽選にすることができるため、しかも、大当り抽選の当選確率も高確率になっているので、通常遊技状態と確変遊技状態の差別化を顕著に図って、遊技性を高めることができる。
しかし、大当り終了後から確変遊技状態で遊技が制御される場合、その大当り終了時に、第1判定情報は記憶されているが、第2判定情報が記憶されていないために、その大当り終了後の1回目の大当り抽選が第1判定情報に基づく抽選になり、その第1判定情報に基づく大当り抽選で当選する虞があり、そうなると、第2判定情報に基づく大当り抽選で当選する場合よりも不利になる虞が高くなる。
特に、大当り遊技中は第2始動口が開放し難い状態になることで、通常遊技状態から大当り遊技が行われるときには、第2判定情報の記憶が無いまま当該大当り遊技の終了を迎えることになるため、また、確変遊技状態から大当り遊技が行われるときでも、その大当り遊技の開始時に第2判定情報の記憶が無い場合、やはり、第2判定情報の記憶が無いまま当該大当り遊技の終了を迎えることになるため、前記問題が発生する。
尚、特許文献1に記載の球保留装置は、保留された遊技球を始動口ではない一般入賞口に向けて遊技者操作により解放可能なものであり、上記問題を改善できるものではない。
本発明の目的は、上記課題を改善できる遊技機を提供することである。
遊技球(B)が流下可能な遊技領域(4a)と、前記遊技領域(4a)に遊技球(B)が通過可能に設けられた第1始動領域(10)および第2始動領域(11a,12)と、前記第1始動領域(10)を遊技球が通過した場合に第1判定情報を取得し、前記第2始動領域(11a,12)を遊技球が通過した場合に第2判定情報を取得する取得手段(51)と、前記取得手段(51)により取得された前記第1,第2判定情報を記憶する記憶手段(52)と、前記記憶手段(52)に記憶された判定情報に基づいて、特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(54)と、前記判定手段(54)により前記特別遊技を行うと判定された場合に、遊技者に有利な第1特別遊技および第1特別遊技よりも有利な第2特別遊技の何れかを行う特別遊技実行手段(56)とを備えた遊技機(1)において、前記第2始動領域(11a,12)は、遊技球が通過し難い閉状態と通過し易い開状態とに作動可能な開閉式の第2始動領域(11a)と、非開閉式の第2始動領域(12)とを有し、前記特別遊技実行手段(56)は、前記判定手段(54)により前記第2判定情報に基づいて前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記第1判定情報に基づいて前記特別遊技を行うと判定された場合よりも高い割合で前記第2特別遊技を行い、前記遊技領域(4a)を流下している遊技球(B)を所定の停留部(30)に停留させる停留手段(31)と、前記停留手段(31)による遊技球(B)の停留を遊技者の任意で解除させ、その停留解除させた遊技球(B)を前記停留部(30)から前記非開閉式の第2始動領域(12)へ誘導する球経路(4b)に放出させる停留解除手段(32)と、前記停留部(30)に遊技球が停留していることを検知して報知手段(18)に報知させることが可能な報知制御手段(85)とを備え、前記報知制御手段(85)は、前記特別遊技実行手段(56)により前記特別遊技が行われているときに、または、前記開閉式の第2始動領域(11a)が前記開状態に作動し易い遊技状態で遊技が制御されているときに、前記記憶手段(52)に第2判定情報が記憶されていないことを条件に前記停留部(30)に遊技球が停留していることを前記報知手段(18)に報知させることを特徴とする。
本発明によれば、遊技領域を流下している遊技球を停留させ、その遊技球の停留を遊技者操作により解除して、第2始動領域に誘導することができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 停留装置の正面図である。 停留装置の平面図である。 停留装置の側面図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルに関する図表である。 図柄判定テーブルに関する図表である。 複数の特図変動時間を示す図表である。 大当り図柄の種類別の特別遊技実行時の大入賞口の開閉パターンと特別遊技終了後の遊技状態を示す図表である。 第2始動口作動モードに関する図表である。 当り図柄の種類別の選択率と第2始動口開閉パターンを示す図表である。 複数種類の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 (a)が複数種類の図柄変動演出を示す図表であり、(b)が複数種類の特別遊技演出を示す図表であり、(c)が複数種類のエンディング演出を示す図表である。 特別遊技演出を示す図である。 遊技球の停留に関する表示を示す図である。 遊技制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 停留・停留解除処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 停留演出処理のフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する上皿5aと下皿5bとを有する皿ユニット5が設けられ、その皿ユニット5に遊技者が操作可能な演出ボタンSW6と停留解除ボタンSW7(「SW」はスイッチを意味する)と発射ハンドル8とが装着されている。発射ハンドル8が回動操作されると、上皿5aから発射位置に導入された遊技球が発射され、上皿5aに複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール9で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、非開閉式の第1始動口10(第1始動領域)、開閉式の第2始動口11a(第2始動領域)を有する始動口装置11、非開閉式の第2特別始動口12(第2始動領域)、ゲート13、開閉式の大入賞口14aを有する大入賞口装置14、複数の一般入賞口15が、夫々遊技球が通過(入賞)可能に図示の配置で設けられ、また、停留装置16が図示の配置で設けられている。第1始動口10、第2特別始動口12、ゲート13、複数の一般入賞口15には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、第2特別始動口SW12a、ゲートSW13a、複数の一般入賞口SW15aが付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11aと、第2始動口11aを開閉する開閉部材11bと、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11cと、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)とを有し、第2始動口11aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置14は、大入賞口14aと、大入賞口14aを開閉する開閉部材14bと、大入賞口14aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW14cと、開閉部材14bを開閉駆動する大入賞口SOL14dとを有し、大入賞口14aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
遊技球が入賞口10,11a,12,14a,15に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,12,14a,15毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として上皿5aに払出され、上皿5aが遊技球で満杯の場合には下皿5bに払出される。遊技球が始動口10,11a,12に入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、大入賞口14aが開放する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート13を通過した場合に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物17が取付けられ、このセンタ役物17に遊技演出用の画像表示器18が装備されている。センタ役物17は、その枠体17aが遊技盤4に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、その枠体17aの下部には遊技球が転動するステージ17bが形成されている。画像表示器18は、画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ役物17の枠体17aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示器18には主に遊技演出が表示される。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11a、第2特別始動口12に遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート14に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
図4〜図6に示すように、停留装置16は、遊技領域4aを流下している遊技球Bを捕捉可能であり、捕捉された遊技球Bを停留可能とするか否か振分けるクルーン20と、クルーン20により停留可能とするように振分けられた遊技球Bを所定の停留部30に停留させる停留手段31と、停留手段31による遊技球Bの停留を停留解除ボタンSW7への遊技者操作を介して任意に解除させ、その停留解除させた遊技球Bを停留部30から第2特別始動領域12へ誘導する球経路4bに放出させる停留解除手段32とを備えている。
クルーン20は、遊技領域4aを流下している遊技球Bを導入する導入口21を有するとともに、この導入口21から導入された遊技球Bを回転可能に転動させる下方に凹む皿部材22を有し、この皿部材22の外周部には、遊技球Bが皿部材22から溢れ落ちないようにする周壁部23が設けられている。
皿部材22の外周近傍部には、3つの落下穴24〜26が周方向に等間隔おきに形成され、皿部材22を転動する遊技球Bは、3つの落下穴24〜26の何れかから落下する。落下穴24の下方に停留部30が位置し、落下穴24から落下した遊技球Bが停留手段31により停留部30に停留可能になり、残り2つの落下穴25,26から落下した遊技球Bは直ちに遊技領域4aに導出される。
停留装置16は、落下穴24から落下した遊技球Bを停留部30に案内する1対の側壁33,34と、1対の側壁33,34の下端近傍間に設けられ、遊技球Bを受け止めて停留部30に停留させる停留板35とを有し、この1対の側壁33,34と停留板35等が停留手段31を構成している。停留板35は、遊技球Bを停留させる停留位置と、停留解除させる停留解除位置とに亙って移動可能に設けられ、図示略の復帰バネにより停留位置(前方)に付勢されている。
ここで、一方(右側)の側壁34には球排出穴34aが形成され、停留手段31により1個の遊技球Bが停留部30に停留されている状態で、落下穴24から落下して側壁34に案内されてきた遊技球Bは、既に停留されている遊技球Bに弾かれて、球排除穴34aから遊技領域4aに排出される。つまり、停留装置16は、1個の遊技球Bのみ停留可能に構成されている。尚、停留手段31により2個〜4個の遊技球Bを停留可能に球排除穴34aを形成してもよい。
また、停留装置16は、復帰バネの付勢力に抗して、停留板35を停留位置から停留解除位置に駆動する停留解除SOL36を有し、この停留解除SOL36が停留解除手段32を構成している。また、停留装置16は、停留部30に停留された遊技球Bを検出する停留検出SW37(図3参照)を有する。
尚、停留部30から球経路4bに放出された遊技球Bは、略100 %の割合で第2特別始動口12に入賞し、逆に、遊技球Bが停留部30(停留装置16)を通らなければ、略100 %の割合で第2特別始動口12に入賞しないように構成している。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置40は、遊技制御基板41、払出制御基板42、演出制御基板43、画像制御基板44、ランプ制御基板45を備え、これら制御基板41〜45に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板43は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板41のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、第2特別始動口SW12a、ゲートSW13a、大入賞口SW14c、複数の一般入賞口SW15a、停留検出SW37、停留解除ボタンSW7からの信号、払出制御基板42からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL14d、停留解除SOL36、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板42、演出制御基板43に制御情報を出力する。
払出制御基板42のコンピュータは、遊技制御基板41からの制御情報、払出球検出SW46b、球有り検出SW46c、満タン検出SW46dからの信号を受けて、払出モータ46aを制御し、遊技制御基板41に制御情報を出力する。演出制御基板43のコンピュータは、遊技制御基板41、画像制御基板44、ランプ制御基板45からの制御情報、演出ボタンSW6からの信号を受けて、画像制御基板44、ランプ制御基板45に制御情報を出力する。
画像制御基板44のコンピュータは、演出制御基板43からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器18、スピーカ47を制御し、演出制御基板43に制御情報を出力する。ランプ制御基板45のコンピュータは、演出制御基板43からの制御情報を受けて、遊技演出用の枠ランプ48a、盤ランプ48bを制御し、演出制御基板43に制御情報を出力する。
図7に示すように、遊技制御基板41の主にコンピュータにより、図示の各手段50〜57,60〜67,70,75が構成されている。
特図カウンタ手段50は、16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り判定値を、設定範囲(0 〜65535 )内で微小時間(0.1 μs )毎に順次更新し、また、8 ビット構成の所謂ソフト乱数である特図判定値を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。更に、ソフト乱数であるリーチ判定値と変動パターン判定値を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段51は、遊技球が第1始動口10に入賞したときに第1特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段50により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第1特図判定情報として取得する。また、遊技球が第2始動口11a又は第2特別始動口12に入賞したときに第2特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段50により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第2特図判定情報として取得する。この特図取得手段51により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段52に一旦記憶(保留)される。
特図保留消化手段53は、特図保留記憶手段52に記憶されている特図判定情報を、特図表示器19a,19bでの特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ特図判定手段54(大当り判定手段54a、図柄判定手段54b)による判定に供して特図保留記憶手段52から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段52に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段52に記憶された順番(即ち、特図取得手段51により取得された順番)で消化し、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化する。
特図判定手段54においては、特図始動条件の成立により特図取得手段51により取得された(特図保留記憶手段52に記憶された)特図判定情報を読込み、その際に第1特図判定情報よりも第2特図判定情報を優先して読み込んで、その特図判定情報に基づいて、詳しくは、特別図柄が変動表示される際、当該特別図柄の変動表示に係る特図判定情報、つまり特図保留消化手段53により消化された特図判定情報に基づいて、大当り判定手段54aが、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定し、大当り判定手段54aにより特別遊技を行うと判定された場合、図柄判定手段54bが、当該特別遊技中の大入賞口14aの開閉パターン、つまり有利度合いの異なる複数種類の特別遊技の何れを行うかを判定すると共に、当該特別遊技終了後の遊技状態を判定する。
具体的に、先ず、大当り判定手段54aが、特図判定情報の大当り判定値に基づいて、特別遊技である大当り遊技を行うか否かを、また、大当り遊技と部類が異なる特別遊技である小当り遊技を行うか否かを判定する。この場合、図8に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。
低確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/320 の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約10/320の割合で大当り特定値(3,7 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、低確テーブルと高確テーブルの何れを用いる場合でも、大当り判定値が約3/320 の割合で小当り特定値(4,44・・・)の何れかと一致する場合に、小当り遊技を行うと判定する。
大当り遊技を行うと判定した場合には、次に、図柄判定手段54bが、当該特図判定情報の特図判定値に基づいて、複数種類の大当り図柄(図9に示す8種類の大当り図柄A〜H)の何れか1つを選択する。ここで、その特図判定値が第1特図判定情報である場合は、図9に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報である場合は、図9に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。そして、選択された大当り図柄によって、当該特別遊技中の大入賞口14aの開閉パターン、及び当該特別遊技終了後の遊技状態が決定される。
特図表示制御手段55は、特図判定手段54(大当り判定手段54a、図柄判定手段54b)による判定結果に基づいて、特図保留消化手段53により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段53により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段54aにより大当り遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段54bにより選択された大当り図柄A〜Hの何れか1つを停止表示させ、小当り遊技を行うと判定された場合には、小当り図柄を停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
変動時間決定手段55aは、大当り判定手段54a、図柄判定手段54bによる判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)、当該特図判定情報のリーチ判定値と変動パターン判定値、及び第1,第2特図保留数等に基づいて、特図表示制御手段55が特別図柄を変動表示させる特図変動時間を複数の特図変動時間(図10に示す特図変動時間1,2,3・・・n)の何れかに決定する。
ところで、特図表示制御手段55により特別図柄が変動表示されているときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段51により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段52に記憶される。但し、特図表示制御手段55により特別図柄が変動表示されていないときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段51により取得された特図判定情報も、直ちに大当り判定手段54a、図柄判定手段54bによる判定に供する場合でも特図保留記憶手段52に一時記憶される。
ここで、特図判定手段54の事前判定手段54cは、特図保留記憶手段52に記憶されている判定情報(即ち、後に特図保留消化手段53により消化される特図判定情報)に基づいて、具体的には、特図取得手段51により特図判定情報が取得された際に、大当り判定手段54a、図柄判定手段54b、変動時間決定手段55aによる前記判定、決定と同等の判定、決定(即ち、特別遊技を行うか否かの判定、大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の判定、特図変動時間の決定)を事前に行うことが可能である。
特別遊技実行手段56は、大当り判定手段54aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特図表示制御手段55により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段54bにより選択された判定図柄(大当り図柄、小当り図柄)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開閉パターンで大入賞口14aを開閉させる遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。
図11に示すように、大当り遊技中の大入賞口14aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定され、小当り遊技中の大入賞口14aの開閉パターンは、大当り図柄D,E,G,Hに対応する開閉パターンと同様に設定される。
具体的に、16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口14aが16Rに亙って開閉され、各ラウンドは、大入賞口14aを開放して開始後、大入賞口14aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口14aを閉塞して終了する。8 R長期開放では、大入賞口14aが8 Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。8 R短期開放では、大入賞口14aが8 Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、大入賞口14aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば0.1 秒経過するR終了条件が成立すると終了する。
ここで、8 R短期開放を行う特別遊技が第1特別遊技に相当し、16R長期開放を行う特別遊技が第2特別遊技に相当する。つまり、図9に示す図柄判定テーブルに基づいて、特別遊技実行手段56は、特図判定手段54により第2始動口11a又は第2特別始動口12を遊技球が通過したことを条件に特別遊技を行うと判定された場合に、第1始動口10を遊技球が通過したことを条件に特別遊技を行うと判定された場合(10%)よりも高い割合(30%)で大当り図柄Aに対応する第2特別遊技(16R長期開放)を行う。
確率設定手段57は、特図判定手段54(大当り判定手段54a)により大当り遊技を行うと判定される大当り確率を、図8に示す低確テーブルを用いて低確率(約1/320 )又は図8に示す高確テーブルを用いて高確率(約10/320)に設定する。
一方、普図カウンタ手段60は、8 ビット構成のソフト乱数である当り判定値を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新し、また、8 ビット構成の所謂ソフト乱数である普図判定値を、設定範囲(0 〜9 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。
普図取得手段61は、遊技球がゲート13を通過したときに普図保留数が4未満の場合に普図始動条件が成立して、普図カウンタ手段60により更新された当り判定値、及び普図判定値を、1組の普図判定情報として取得する。この普図取得手段61により取得された普図判定情報が普図保留記憶手段62に一旦記憶(保留)される。
普図保留消化手段63は、普図保留記憶手段62に記憶されている普図判定情報を普図表示器19cでの普通図柄の変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段64による判定に供して普図保留記憶手段62から消去(保留消化)する。その際、普図保留記憶手段62に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段62に記憶された順番(即ち、普図取得手段61により取得された順番)で消化する。
普図判定手段64は、普図始動条件の成立により普図取得手段61により取得された(普図保留記憶手段62に記憶された)普図判定情報に基づいて、詳しくは、普通図柄が変動表示される際、当該普通図柄の変動表示に係る普図判定情報、つまり普図保留消化手段63により消化された普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。
具体的に、先ず、普図判定情報の当り判定値に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。補助遊技を行うと判定した場合には、次に、当該普図判定情報の普図判定値に基づいて、複数種類の当り図柄(図13に示す2種類の当り図柄a,b)の何れか1つを選択する。ここで、図13のテーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。
普図表示制御手段65は、普図判定手段64による判定結果に基づいて、普図保留消化手段63により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段64により補助遊技を行うと判定された場合には、選択された当り図柄a,bの何れかを停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
ところで、普図表示制御手段65により普通図柄が変動表示されているときに普図始動条件が成立することにより、普図保留記憶手段62に普図取得手段61により取得された普図判定情報が記憶される。但し、普図表示制御手段65により普通図柄が変動表示されていないときに普図始動条件が成立することにより、普図取得手段61により取得された普図判定情報も、直ちに普図判定手段64による判定に供する場合でも普図保留記憶手段62に一時記憶される。
補助遊技実行手段66は、普図判定手段64により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段65により、その判定結果を示す判定図柄(当り図柄)が停止表示された後、第2始動口11aを開閉させる補助遊技を行う。図12、図13に示すように、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンは、当り図柄の種類、及び第2始動口作動モードに応じて図示のように設定される。
作動モード設定手段67は、図12に示すように、第2始動口作動モードとして、第2始動口11aを開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードを設定する。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段64により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示器19cでの普通図柄の普図変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの始動口開閉パターンが0.1 秒×1 回又は0.1 秒×1 回+5.6 秒×1 回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10 、普図変動時間が0.5 秒、始動口開閉パターンが1.0 秒×6 回又は2.0 秒×3 回に設定される。
遊技状態制御手段70は、複数種類の遊技状態(図14に示す4種類の通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態)の何れか1つを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には通常遊技状態を設定する。
図14に示すように、通常遊技状態、時短遊技状態が設定された場合、確率設定手段57により低確率が設定され、潜確遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、確率設定手段57により高確率が設定される。また、通常遊技状態、潜確遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段67により低作動モードが設定され、時短遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段67により高作動モードが設定される。
遊技状態制御手段70は、特別遊技実行手段56により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図11に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、大当り図柄A,Bの停止からは、その後、特図表示器19a,19bでの特別図柄の特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Cの停止からは、その後、特図変動回数が50回に達すると、潜確遊技状態へ移行され、更に、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Dが停止表示されて、所謂「突確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Eが停止表示されて、所謂「潜確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に潜確遊技状態(又は確変遊技状態)が設定され、その後、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄G,Hの何れかが停止表示されて、所謂「突通大当り」になった場合、大当り図柄Gの停止からは、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Hの停止からは、当該大当り遊技終了後に通常遊技状態が設定される。小当り図柄が停止表示されて、所謂「小当り」になった場合、当該小当り遊技終了後に当該小当り遊技開始前の遊技状態が設定される(即ち、遊技状態は設定変更されない)。
停留・停留解除制御手段75は、停留検出SW37により遊技球Bが停留部30に停留されていることが検出されている場合、停留解除ボタンSW7が操作された(即ち、ONになった)ときに、停留解除SOL36を駆動し、停留板35を停留位置から停留解除位置へ移動させるように制御して、遊技球Bを停留部30から停留解除させ、続いて、停留解除SOL36を駆動停止し、復帰バネの付勢力により、停留板35を停留解除位置から停留位置へ移動(復帰)させるように制御する。
図7に示すように、演出制御基板43、画像制御基板44、ランプ制御基板45のコンピュータ等により、図示の各手段80〜85が構成されている。
演出制御手段80は、特図判定手段54(大当り判定手段54a、図柄判定手段54b、事前判定手段54c)による判定結果に基づいて、所定の演出手段89に遊技演出を行わせる。尚、演出手段89は、画像表示器18、スピーカ47、ランプ48a,48bにより構成されている。
図柄変動演出制御手段81は、特図表示制御手段55により特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示されているときに、当該特図変動時間(変動時間決定手段55aにより決定された特図変動時間)に対応する図柄変動演出を、複数種類の図柄変動演出(図15(a)に示す図柄変動演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせる。
特別遊技演出制御手段82は、特別遊技実行手段56により特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)が行われているときに、特別遊技演出(大当り演出、小当り演出)を、複数種類の特別遊技演出(図15(b)に示す特別遊技演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせる。ここで、複数種類の特別遊技演出は、16R長期開放に対応の演出、8 R長期開放に対応の演出、8 R短期開放に対応の演出の何れかに分類される。
また、特別遊技演出制御手段82は、特別遊技実行手段56により行われた特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)の最後に、特別遊技演出に続くエンディング演出を、複数種類のエンディング演出(図15(c)に示すエンディング演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせる。
具体的に、図16に示すように、8 R長期開放又は16R長期開放の大当り遊技が開始されると、8 R長期開放又は16R長期開放に対応の特別遊技演出が開始され、この特別遊技演出において、画像表示器16には、先ず、(1)オープニング演出が表示され、その後、大当り遊技のラウンド進行に基づいて、(2)〜(7)各ラウンドにおいて、当該ラウンド(例えば、(2)では「1R」)が表示されるとともに、大当り遊技を盛り上げる動画からなるラウンド演出が表示される。
8 R長期開放の大当り遊技では、(5)8 Rのラウンド演出の終了後、また、16R長期開放の大当り遊技では、(7)16Rのラウンド演出の終了後、(8)エンディング演出が表示され、このエンディング演出により、大当り遊技後に移行される遊技状態(確変遊技状態又は時短遊技状態)が示唆される。
保留表示制御手段83は、特図保留記憶手段52に第1特図判定情報が記憶されている場合、その第1特図保留数と相当数の第1保留図柄18aを画像表示器18に表示させ、特図保留記憶手段52に第2特図判定情報が記憶されている場合、その第2特図保留数と相当数の第2保留図柄18bを画像表示器18に表示させる(図2参照)。尚、図2では、第1特図保留数が2、第2特図保留数が1の場合を示している。
先読み演出制御手段84は、事前判定手段54cによる判定結果に基づいて、先読み演出を行うか否かを判定し、先読み演出を行うと判定した場合に、その先読み演出の対象とされた特図判定情報に対して、その特図判定情報が消化される前から、図柄変動演出制御手段81又は保留表示制御手段83を介して、大当り期待度を高め得る先読み演出を行わせる。例えば、図柄変動演出制御手段81は通常とは異なる先読みゾーン演出を行わせ、保留表示制御手段83は通常とは異なる先読み保留図柄を表示させる。
停留演出制御手段85は、停留検出SW37により遊技球Bが停留部30に停留されていることが検出されている場合、遊技球Bが停留されている旨(例えば、図17(a)に示す「遊技球が停留しています」)や、遊技球Bの停留解除を促す旨(例えば、図17(b)「遊技球を停留解除できます」等)を画像表示器18に表示させる。尚、停留演出制御手段85が報知制御手段に相当する。
具体的には、特別遊技実行手段56により特別遊技が行われているとき、特に、16R長期開放や8 R長期開放等、特別遊技終了に確変遊技状態(又は時短遊技状態)が設定される特別遊技が行われているときに、或いは、遊技状態制御手段70により確変遊技状態(又は通常遊技状態)で遊技が制御されているときに、特図保留記憶手段52に第2特図判定情報が記憶されていない場合に、図17(a)又は(b)のように表示させる。
次に、図7に示す各手段50〜57,60〜67,70,75,80〜85の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図18に示すように、遊技制御基板41のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、停留・停留解除処理(S6)、出力処理(S7)が順次実行される。
図19に示すように、S2のスイッチ処理で実行される始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S11;Yes )、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes )、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S14)、次に、事前判定処理(S15)が実行され、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S16)。
第2始動口SW11c又は第2特別始動口SW12aがオンの場合(S17;Yes )、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S18;Yes )、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S19)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S20)、次に、事前判定処理(S21)が実行され、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S22)。
S15、S21の事前判定処理では、基本的に、次に説明するS3の特別図柄処理のS38とS39と同等の処理が行われ、S16、S22では、S15、S21の事前判定処理の判定結果に関する情報を含む特図保留数増加コマンドがセットされる。S16、S22でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S7の出力処理により演出制御基板43に送信される。
図20に示すように、S3の図柄処理で実行される特別図柄処理では、特別遊技フラグがONか否か判定され(S31)、S31の判定がNoの場合、つまり大当り遊技や小当り遊技が実行中でない場合、特別図柄が変動中か否か判定され(S32)、S32の判定がYes の場合、S42へ移行する。
S32の判定がNoの場合、第2特図保留数U2が1以上か否か判定され(S33)、S33の判定がYes の場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算される(S34)。S33の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定され(S35)、S35の判定がYes の場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算される(S36)。S35の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S46)が実行される。S34又はS36の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S39)が実行される。
S38の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理において、特図保留記憶手段52に記憶されている特図判定情報のうち消化優先順位が最も高い特図判定情報の大当り判定値が、図8を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定され、大当り特定値である場合、次に、図柄判定値処理において、当該特図判定情報の図柄判定値に基づいて、図9を用いて説明したように、複数種類の大当り図柄の何れかが選択設定される。
大当り判定値処理において、前記大当り判定値が大当り特定値でない場合、次に、同大当り判定値が、図8を用いて説明したように、小当り特定値か否か判定され、小当り特定値である場合、小当り図柄が設定され、前記大当り判定値が大当り特定値でも小当り特定値でもない場合、ハズレ図柄が設定される。尚、この大当り判定処理に供された特図判定情報は、特図保留記憶手段52から消去(消化)される。
S39の変動パターン選択処理では、S38の大当り判定処理で設定された図柄、及び、大当りか否かの判定に供された大当り判定値と組のリーチ判定値、変動パターン判定値等に基づいて、図10を用いて説明したように、変動パターンとして複数の特図変動時間の何れかが選択決定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S40)、S38で設定された判定図柄とS39で決定された変動パターン(特図変動時間)の情報を含む特図変動開始コマンドがセットされる(S41)。
次に、S39で決定された特図変動時間が経過した場合(S42;Yes )、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S43)、ここで、S38で設定された図柄が第1又は第2特図表示器19a又は19bに表示される。続いて、特図変動停止コマンドがセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行される。尚、S45の停止中処理では、遊技状態に関する処理が実行される。
その後、S4の電動役物処理で実行される大入賞口処理において、特別遊技フラグがONの場合、図11を用いて説明したように、大当りの場合には、大当り図柄の種類に応じて、16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかの開閉パターンにて大入賞口14aを開放する大当り遊技が実行され、小当りの場合には、8 R短期開放の開閉パターンにて大入賞口14aを開放する小当り遊技が実行される。
この大入賞口処理では、特別遊技の開始時に、実行する大入賞口14aの開閉パターン(或いは対応する大当り図柄)の情報を含むオープニングコマンドがセットされる。また、特別遊技の終了時に、図11を用いて説明したように、大当り図柄の種類に応じた遊技状態を設定する遊技状態設定処理が実行され、そこで設定された遊技状態の情報を含むエンディングコマンドがセットされる。
図21に示すように、S6の停留・停留解除処理では、停留検出SW37がONか否か判定され(S51)、S51の判定がYes の場合、停留コマンドがセットされる(S52)。続いて、停留解除ボタンSW7がONか否か判定され(S53)、S53の判定がYes の場合、停留解除SOL36が駆動される(S54)。次に、停留検出SW37がOFFになったか否か判定され(S55)、S55の判定がYes の場合、停留解除コマンドがセットされ(S56)、停留解除SOL36が駆動停止される(S57)。
図22に示すように、演出制御基板43のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S101)、演出操作処理(S102)、コマンド送信処理(S103)が順次実行される。
次に、図23に示すように、S101のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S111)、S111の判定がYes の場合、保留数加算処理(S112)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされ(S113)、その後、保留数加算時先読み関連処理(S114)が実行される。S113でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S103のコマンド送信処理により画像制御基板44、ランプ制御基板45に送信される。
S114の保留数加算時先読み関連処理では、受信した保留数増加コマンドが解析され、その解析情報に基づいて、先読み演出として、通常とは異なる先読みゾーン演出を行うか否か判定され、また、通常とは異なる先読み保留図柄を表示するか否か判定され、先読み演出を行うと判定された場合には、その先読み演出の開始タイミングが設定される。
次に、S111の判定がNoの場合、或いはS114の実行後、特図変動開始コマンドを受信か否か判定され(S115)、S115の判定がYes の場合、図柄変動演出選択処理(S116)が実行される。この図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され、その解析情報に基づいて、図15(a)を用いて説明したように、その解析情報の特図変動時間に対応する図柄変動演出が複数種類の図柄変動演出の中から選択され、その図柄変動演出の情報を含む図柄変動演出開始コマンドがセットされる。
次に、S115の判定がNoの場合、或いはS116の実行後、特図変動停止コマンドを受信か否か判定され(S117)、S117の判定がYes の場合、遊技演出終了中処理(S118)が実行される。この遊技演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され、その解析情報に基づいて演出モード処理が行われると共に、図柄変動演出終了コマンドがセットされる。
次に、S117の判定がNoの場合、又は、S118の実行後、オープニングコマンドを受信した場合(S119;Yes )、特別遊技演出選択処理(S120)が実行される。この特別遊技演出選択処理では、受信したオープニングコマンドが解析され、その解析情報に基づいて、図15(b)を用いて説明したように、その解析情報の大入賞口14aの開閉パターンに対応する特別遊技演出が複数種類の特別遊技演出の中から選択され、その特別遊技演出の情報を含む特別遊技演出開始コマンドがセットされる。
次に、S119の判定がNoの場合、又は、S120の実行後、エンディングコマンドを受信した場合(S121;Yes )、エンディング演出選択処理(S122)が実行される。このエンディング演出選択処理では、受信したエンディングコマンドが解析され、その解析情報に基づいて、図15(c)を用いて説明したように、その解析情報の遊技状態に対応するエンディング演出が複数種類のエンディング演出の中から選択され、そのエンディング演出の情報を含むエンディング演出開始コマンドがセットされる。
次に、S121の判定がNoの場合、又は、S122の実行後、停留コマンドを受信した場合、停留演出処理(S124)が実行され、最後に、S123の判定がNoの場合、又は、S124の実行後、客待ちコマンド処理(S125)が実行される。
図24に示すように、S124の停留演出処理では、特別遊技実行中か否か判定され(S131)、S131の判定がYes の場合、当該特別遊技終了後に確変遊技状態又は時短遊技状態が設定されるか否か判定される(S132)。一方、S131の判定がNoの場合、現在の遊技状態が確変遊技状態又は時短遊技状態か否か判定される(S133)。
そして、S132又はS133の判定がYes の場合、特図保留記憶手段52に第2特図判定情報の記憶が無いか否か判定され(S134)、S134の判定がYes の場合、停留表示指令コマンドがセットされる(S135)。尚、S56でセットされた停留解除コマンドを受信した場合には、停留表示中止指令コマンドがセットされる。
画像制御基板44のコンピュータは、演出制御基板43から受信する各種コマンドに基づいて各種処理を実行するが、特に、S135でセットされた停留表示指令コマンドを受信すると、図17を用いて説明したように、遊技球Bが停留されている旨や、遊技球Bの停留解除を促す旨を画像表示器18に表示させ、その後、停留表示中止指令コマンドを受信すると、そうした表示を中止させる。
尚、S132の判定がYes の場合、S134を省略して、S135において停留表示指令コマンドをセットしてもよいし、S131の判定がYes の場合、S132とS134を省略して、S135において停留表示指令コマンドをセットしてもよい。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果について説明する。
遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときには、発射ハンドル8を操作して遊技球がセンタ役物17の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているとき、或いは大当り遊技が行われているときには、発射ハンドル8を操作して遊技球がセンタ役物17の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
左打ちにより第1始動口10を狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10に入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段52に記憶される。また、左打ちにより停留装置16を介して第2特別始動口12を狙うことができ、一方、右打ちにより開放した第2始動口11aを狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11a又は第2特別始動口12に入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段52に記憶される。
右打ちによりゲート13を狙うことができ、普図保留数が4未満のときに、遊技球がゲート13を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段62に記憶される。普図保留記憶手段62に記憶された普図判定情報は、普通図柄の変動開始毎に順次消化され、その普図判定情報に基づいて当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、普図表示器19cに当り図柄が変動停止後、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されている場合には、右打ちを行っても第1始動口10への遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、第2始動口作動モードとして低作動モードが設定され、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行うことになる。
ここで、左打ちにより第2特別始動口12を狙うことができるが、遊技球は停留装置16に比較的導入され難く、また、停留装置16にはクルーン20も設けられているため、停留装置16により遊技球Bが停留されて直ぐ停留解除されたとしても、トータルで、第2特別始動口12への遊技球の入賞率が、第1始動口11への遊技球の入賞率よりも低くなる(1/10〜1/20程度の入賞率になる)ように構成してある。
一方、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されている場合には、第2始動口作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。
さて、特図保留記憶手段52に記憶された特図判定情報は特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されるが、その際、特図保留記憶手段52に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得された順番で消化され、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報が第1特図判定情報よりも優先消化される。そして、消化された特図判定情報に基づいて大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、特図表示器19a,19bcに大当り図柄が変動停止後、大入賞口14aが開放する大当り遊技が発生する。
大当り遊技が発生すると、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の大入賞口14aの開閉パターンとして、16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかが選択実行される。右打ちを行うことにより、16R長期開放では、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8 R長期開放では、例えば約1000個の遊技球を獲得できる。但し、8R短期開放では、遊技者が右打ちを行なっても、遊技球を実質獲得できない。また、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技終了後に、通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかが選択設定される。
さて、本発明では、図9に示すように、第2特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合、第1特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合よりも大当り図柄Aになる(即ち、16R長期開放)になる割合が高くなること、それに起因して、当該大当り遊技終了に確変遊技状態が設定される割合が高くなること、また、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化すること、を前提としている。
つまり、通常遊技状態と確変遊技状態の差別化を顕著に図って、遊技性を高めることができる。しかし、大当り終了後から確変遊技状態(時短遊技状態)で遊技が制御される場合、その大当り終了時に、第1判定情報は記憶されているが、第2判定情報が記憶されていないために、その大当り終了後の1回目の大当り抽選が第1判定情報に基づく抽選になり、その第1判定情報に基づく大当り抽選で当選する虞があり、そうなると、第2判定情報に基づく大当り抽選で当選する場合よりも不利になる虞が高くなる。
そこで、本発明では、停留装置16において、停留手段31が、遊技領域4aを流下している遊技球Bを所定の停留部30に停留させ、停留解除手段32が、停留手段31による遊技球Bの停留を停留解除ボタンSW7への遊技者操作を介して任意に解除させ、その停留解除させた遊技球Bを停留部30から第2特別始動領域12へ誘導する球経路4bに放出させることができる。
つまり、遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態のときでも、停留部30に停留された遊技球Bを停留解除させることもできるが、停留解除させないようにしておき、特別遊技が行われているときに、第2特図判定情報の保留が無い場合、停留部30に停留された遊技球Bを停留解除させることで、第2特図判定情報の保留を確保することができ、つまり、大当り終了後から確変遊技状態(時短遊技状態)で遊技が制御される場合、その大当り終了後の1回目の大当り抽選を第2判定情報に基づく抽選にすることができ、上記課題を改善することができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の構成を付加して実施可能である。例えば、第2特別始動口並びに停留装置16の配置や、停留装置16の構造等について適宜変更可能である。また、停留装置16においては、複数の遊技球を停留可能にして、その複数の遊技球全てを一気に解除させるように構成してもよいし、複数の遊技球を1個ずつ解除させるように構成してもよい。
B 遊技球
1 パチンコ遊技機
4a 遊技領域
4b 球経路
10 第1始動口(第1始動領域)
11a 第2始動口(開閉式の第2始動領域)
12 第2特別始動口(非開閉式の第2始動領域)
30 停留部
31 停留手段
32 停留解除手段
51 特図取得手段(取得手段)
52 特図保留記憶手段(記憶手段)
54 特図判定手段(判定手段)
56 特別遊技実行手段
70 遊技状態制御手段

Claims (1)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域と、前記遊技領域に遊技球が通過可能に設けられた第1始動領域および第2始動領域と、前記第1始動領域を遊技球が通過した場合に第1判定情報を取得し、前記第2始動領域を遊技球が通過した場合に第2判定情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1,第2判定情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された判定情報に基づいて、特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特別遊技を行うと判定された場合に、遊技者に有利な第1特別遊技および第1特別遊技よりも有利な第2特別遊技の何れかを行う特別遊技実行手段とを備えた遊技機において、
    前記第2始動領域は、
    遊技球が通過し難い閉状態と通過し易い開状態とに作動可能な開閉式の第2始動領域と、非開閉式の第2始動領域とを有し、
    前記特別遊技実行手段は、
    前記判定手段により前記第2判定情報に基づいて前記特別遊技を行うと判定された場合に、前記第1判定情報に基づいて前記特別遊技を行うと判定された場合よりも高い割合で前記第2特別遊技を行い、
    前記遊技領域を流下している遊技球を所定の停留部に停留させる停留手段と、
    前記停留手段による遊技球の停留を遊技者の任意で解除させ、その停留解除させた遊技球を前記停留部から前記非開閉式の第2始動領域へ誘導する球経路に放出させる停留解除手段と、
    前記停留部に遊技球が停留していることを検知して報知手段に報知させることが可能な報知制御手段とを備え、
    前記報知制御手段は、
    前記特別遊技実行手段により前記特別遊技が行われているときに、または、前記開閉式の第2始動領域が前記開状態に作動し易い遊技状態で遊技が制御されているときに、前記記憶手段に第2判定情報が記憶されていないことを条件に前記停留部に遊技球が停留していることを前記報知手段に報知させる、
    ことを特徴とする遊技機。
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