JP6257384B2 - 会議室などの部屋入口に設置される端末ホルダー - Google Patents
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Description
また、サイズ違いの問題だけではなく、各端末はその操作系が端末筐体の外周面に設置されるという独自設計やメーカーや機種によっても操作系の配置が異なる等の相違点もあるため、端末ホルダーではこれらの点も吸収できるフレキシビリティーな構造が求められる。
一方、このベース板には、前記ベースブロックの翼状片(支持面)に設けたビス穴に皿ビスを入れて捩じ込むためのビス穴が、前記角穴の左右側辺の外側に4個設けられている。左右側のビス穴において、上下のビス穴の間には、挟持する複数種の端末の厚さの微小な違いを埋めて(調整して)各端末をきちっと保持するための調整材として、適宜厚さのテープ状部材が配設されており、該部材は、緩衝材としての作用もある。このベース板の左右側辺の高さ方向の中間部位には、当該ベース板の内部に向かって伸びた水平向きのスリットがタブレット端末コード通し部として設けられている。スリットの深さは、ベース板が取り付けられたベースブロックの翼状片の外側近くまである。
他方、このベース板の前面には、その四隅の近傍に、後述するスペーサに結合するための左右に並ぶ2本を1組とするスペーサ結合用ピンと、この2本ピンの間に透設した後述する表面板から捩じ込まれる皿ビスが螺入されるネジ穴とが設けられている。
上記態様での端末保持を実現するため、表面板は、その外形がベース板の外形と略同一に形成されており、当該表面板の中央部位には保持する端末の画面を見たりタッチ操作するために好ましくは当該画面と略同等乃至同等でなくとも僅かに大きいか小さい程度の角穴が形成されている。
また、表面板の四隅近傍には、前記ベース板における2本のピンの間に設けられたビス穴と同軸上にここでは皿ビス用のビス穴が設けられている。さらに、前記表面板の角穴の左右の脇には小孔が透設されている。この小孔は保持した端末の筐体の内部に設置された操作ボタンを細い棒やピンを入れて押し操作する(例えばホーム画面に戻す等)ための孔である。なお、保持する端末の機種によって設ける小孔の位置は異なる。また、表面板はベース板の厚さより十分に小さくしている。端末の厚さがスペーサの厚さよりわずかに大きい場合でも該表面板が撓んで対応できるようにするためである。表面板の厚さをより大きくするかどうかは任意である。
また、本発明ホルダーが保持した端末は、その全外周の側面が、ベース板と表面板の間で、外部に向けて全て開放されているので、外周側面上に操作ボタン等が設けられたタブレット端末をホルダーに保持したままでも、外部から操作できる利点がある。
さらには、保持する端末が変わってもスペーサを変更するだけで筐体大きさに違いがある端末に対応することができるから便利であるのみならず、端末ホルダー全体を変更する必要がないから経済的でもある。
図1〜図8に例示した本発明端末ホルダーEHとその構成部材(部品)において、図6に示した1は支持台状のベースブロックであり、ここでは板金製で前面が開放された略箱状本体1aを主要部として形成され、開放側の左右側壁1b,1cを延長形成して90度外側に折り曲げた翼状片11b,11cを支持面として具備している。翼状片11b、11cは箱状本体1aの底壁1dと平行である。該底壁1dは、部屋入口の壁面Wへの取付面であると共に、その中央部位に電源用コードSCなどを前記壁面W側から本体1a内に引き込むコード穴11dが形成されている。ここでは丸いコード穴11dの上、下に連続して引き込まれた前記コードSCを挟持して保持するため前記コードSCの太さに見合ったスリット状のコード挟持部12dが形成されている。前記電源用コードSCは、メス型コンセントJCを具備しており、該コンセントJCには図示しないACアダプタの入力プラグが接続される。なお、コード穴11は角穴でもよい。また、ベースブロック1は板金製のほか合成樹脂製やその他の板材製であってもよい。さらにベースブロック1には箱状本体1aに代え平面から見た断面形状が大略凹状をなすブラケット状本体を使用してもよい。
また、前記箱状本体1aに深さがあることによって、壁面Wにこの本体1aを取付けたとき、翼状片11b,11cの裏面と壁面Wとの間に、上記本体1aの深さに見合った分のスペースが形成されるので、このスペースが後述するベース板2の裏面側から、保持した端末TCの操作などをするために、指や工具類を挿入するための有効空間となる(図4、図5参照)。
すなわち、ベース板2は、保持する端末TCの外形より一回り大きい程度の外形を有すると共に、その中央部位に、前記箱状本体1aの箱部分の大きさと略同等の大きさの角穴2bを設けた、左右の縁幅が少し広目の略額縁状を呈する板状体2aにより形成されている。
まず、前記角穴2bの左右側の外側には、上記ベースブロック1の翼状片11b、11cに設けた4個のビス穴12b、12cと同軸上に4個のビス穴2cが設けられている。左右側における上、下のビス穴2c,2cの間には、合成樹脂製のテープ状シート材が緩衝材を兼ねた厚さ調整材2d,2dとして設けられている。厚さ調整材2dは端末TCとスペーサ3との微小ギャップを埋めるためのものである。
この段階で壁面Wの側から電源コードをコード穴11dから箱状本体1aの内部に引き込み、必要であればコード挟持部12dに引き込んだコードを挟んで保持する。
TCタブレット型端末
1ベースブロック
1a箱状本体
1b、1c側壁
1d底壁
11b、11c翼状片
11dコード穴
12dコード挟持部
13b、13cコード通し穴
13dビス穴
2ベース板
2a板状体
2b角穴
2cビス穴
2d厚さ調整材兼緩衝材
2eスリット
2fスペーサ結合用のピン
2gビス穴
3スペーサ
3aブロック体
3b、3cピン穴
3dビス貫通穴
3e凹陥部
4表面板
4a板状本体
4b画面用角穴
4cビス穴
4d操作用小孔
Claims (7)
- 会議室等の部屋の入口近傍の壁面に取付けられる大略箱状等の支持台状をなし外形が保持するタブレット端末の外形より小さいベースブロックであって、該ベースブロックは、その背面が前記壁面に固定される取付面であると共に、前面が前記タブレット端末の支持面として該タブレット端末の保持構造を着脱可能に具備しており、該タブレット端末の保持構造は、前記ベースブロックの外形に見合う大きさの角穴を中心部に形成して前記ベースブロックの前面に取り付けられるベース板と、該ベース板の前面に配置される前記端末画面に見合う大きさの画面用角穴を形成した表面板と、該表面板と前記ベース板との間の四隅に配置してベース板と表面板に挟持されるスペーサを備えて形成され、タブレット型端末は、前記ベース板と表面板の間に、前記スペーサに囲まれて挟持されるようにしたことを特徴とする部屋入口に設置される端末ホルダー。
- ベースブロックは、その底壁に、電源用コードを壁面側から引き込むためのコード穴と引き込まれたコードを挟持して保持する切込みが、前記コード穴と切込みの輪郭を連続して形成されていると共に前記ベースブロックを前記壁面に固定するためのビス穴が底壁の四隅近傍に設けられている一方、前記ベースブロックの左右側壁が前面側の外側に90度折り曲げられてビス穴を有する翼状片に形成された請求項1に記載の端末ホルダー。
- ベース板は、前記タブレット端末の外形より一回り大きい程度の外形を有し、中央部位に前記ベースブロックの本体部に見合う大きさの角穴が形成されている一方、当該ベース板は、前記角穴の周囲に、前記ベースブロックの翼状片に設けたビス穴と同軸をなすビス穴が設けられていると共に、四隅近傍に、後述するスペーサを結合して保持するためのスペーサ結合用凸部と該結合用凸部の近傍に設けたビス穴とを具備する請求項1又は2に記載の端末ホルダー。
- ベース板の角穴の周囲のビス穴における左右側上下のビス穴の間には、前記端末に密着するために適宜厚さのテープ状の厚さ調整材が設けられていると共に、このベース板の左右側辺の中間部位には、このベース板の内部に向かって伸びた水平向きのスリットが設けられた請求項3に記載の端末ホルダー。
- ベース板前面の四隅近傍に立設したスペーサ結合用凸部には、保持する端末の厚さに見合う厚さを有するブロック状のスペーサが、該スペーサの裏面に設けた前記スペーサ結合用凸部の嵌入穴において結合されることにより、ベース板前面の四隅近傍に配置される請求項1〜4のいずれかに記載の端末ホルダー。
- 表面板は、その外形がベース板の外形と略同一であり、中央部位に保持する端末の画面と好ましくは略同等乃至僅かに大きいか小さい程度の画面用角穴が形成され、四隅近傍には、ベース板のスペーサ結合用凸部の近傍に設けたビス穴と同軸上ビス穴が設けられた請求項1〜5のいずれかに記載の端末ホルダー。
- 表面板における画面用角穴の脇であって保持する端末の操作用スイッチに対応する位置に棒状治具を挿入できる小孔を透設した請求項6に記載の端末ホルダー。
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