JP6257374B2 - 車両のペダル支持構造 - Google Patents

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本発明は、ペダルを揺動可能に支持するペダルブラケットを車体部材に離脱可能に連結し、離脱後においてはペダルブラケットを車両後方に向かうほど下方に導くようにしてペダルの車両後方への移動を阻止する車両のペダル支持構造に関する。
従来、ペダルを揺動可能にペダルブラケットに支持し、略90度屈曲した逆L字状のペダル側部材の下端をペダルブラケットの車両後方部分に固定し、後方に向かうほど下向きに傾斜した車両部材の前端部下面に、ペダル側部材の上端を車両後方に向って離脱可能に連結し、衝突等による車両後方への衝撃がペダルブラケットに加わることにより、ペダル側部材の上端が車体部材から離脱した後に、ペダル側部材の上面が車両部材の下面を車両後方へ摺動するに連れペダルブラケットの車両後方部分が車両下方に導かれることによって、ペダルの車両後方への移動を阻止するようにしたペダル支持構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
このような構成により、車両の衝突時に、ペダルブラケットに車両後方への衝撃が加わってペダルブラケットが車両後方に移動すると、ペダル側部材の上端が車体部材から離脱して連結が外れ、ペダル側部材の上面が車両部材の下面を車両後方へ摺動し、この摺動が進むに連れ、ペダルブラケットの車両後方部分が車両下方に導かれてペダルブラケットの車両後方部分が車両後下方に移動し、相対的にペダルが揺動軸の周りを車両前方に向けて回転して車両後方への移動が阻止され、衝突に伴ってペダルが車両後方に移動することによる乗員の足部の圧迫が未然に防止される。
特開2013−203137号公報(段落0011−0013および図1参照)
しかし、上記した特許文献1の構造の場合、衝突時の衝撃の加わり方によってはペダル側部材の屈曲角度が略90度の状態から100度以上になって“へ”字状に変形したり、ペダル側部材の左右の両側には補強のために小幅のフランジが形成されていても、このフランジが左右に拡開するいわゆる口開き変形が生じたりし、このようなペダル側部材の変形によりペダルブラケットの後端部が上向きに回転してペダル側部材の上面が車体部材下面を摺動せず、ペダルブラケットが車両後方に移動してもペダルブラケットは車両下方に導かれないという異常や、或いは、ペダル側部材の変形に起因してペダル側部材が車体部材から正常に離脱しないという異常が発生し、ペダルの車両後方への移動を阻止できないおそれがある。
本発明は、簡単な構成により、衝突時におけるペダルの車両後方への移動を確実に阻止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両のペダル支持構造は、ペダルが揺動可能にペダルブラケットに支持され、逆L字状のペダル側部材の下端が前記ペダルブラケットの車両後方部分に固定され、後方に向かうほど下向きに傾斜した車両部材の前端部下面に前記ペダル側部材の上端が車両後方に向って離脱可能に連結され、衝突等による車両後方への衝撃が前記ペダルブラケットに加わることにより、前記ペダル側部材の上端が前記車両部材から離脱した後に、前記ペダル側部材の上面が前記車両部材の下面を車両後方へ摺動するに連れ前記ペダルブラケットの前記車両後方部分が車両下方に導かれることによって、前記ペダルの車両後方への移動を阻止する車両のペダル支持構造において、前記ペダルブラケットの後端部を覆うように前記ペダル側部材の左右の両側に一体形成されたフランジと、前記両フランジの前端部間を橋絡して設けられた橋絡片とを備えることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、ペダルブラケットの後端部を覆うようにペダル側部材の左右の両側にフランジを一体形成し、両フランジの前端部間を橋絡片により橋絡したため、車両の衝突時に、ペダル側部材の“へ”の字変形および口開き変形を防止することができ、ペダル側部材が車両部材の前端部から容易に離脱し、離脱したペダル側部材の上面が車体部材下面を円滑に摺動し、ペダルブラケットの車両後方部分が車体部材の傾斜によって車両下方に導かれ、ペダルブラケットの車両後方部分が車両後下方に移動し、その結果ペダルが揺動軸の周りを車両前方に向けて回転するため、簡単な構成により、衝突時におけるペダルの車両後方への移動を確実に阻止することができる。
また、橋絡片を両フランジの前端部間に橋絡したことにより、従来のようなペダルブラケットの後端部の上向き回転が防止され、ペダル側部材の車両部材の前端部からの離脱がより一層容易になり、ペダル側部材の上面の車体部材下面の摺動を確実なものにすることができる。
本発明に係る車両のペダル支持構造の一実施形態の側面図である。 図1の一部の平面図である。 図1の異なる一部の斜視図である。
本発明のペダル支持構造をブレーキ装置に適用した一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1において、1はフレーキ装置であり、車室の前壁を構成するダッシュパネル2に取り付けられたペダルブラケット3と、このペダルブラケット3に揺動軸4a回りに揺動可能に支持されたブレーキペダル4と、ブレーキペダル4に連結ピン4bを介してそのピストンロッド5aが連結されたマスタシリンダ5とを備えている。そして、ドライバMがブレーキペダル4を踏み込むと、その踏込み力がピストンロッド5aを介してマスタシリンダ5に伝達され、これによりブレーキ作動油圧が発生しブレーキがかかる。
また、図1に示すように、ペダルブラケット3の後部3aには本発明におけるペダル側部材である連結ブラケット6がボルト7により結合され、この連結ブラケット6は本発明における車両部材である傾斜部材8にペダル支持構造9を介して連結されている。この傾斜部材8は後方に向かうに連れて下方に傾斜した傾斜面をなし、上方に延びる支持ブラケット10の下端部が傾斜部材8に溶接されており、支持ブラケット10の上端部はパイプ部材11に溶接されている。このパイプ部材11は車幅方向に延び、その両端部は左,右のフレーム部材に接続されている。
ところで、ペダル支持構造9は、連結ブラケット6と傾斜部材8との間に設けられ、連結ブラケット6の離脱後に、連結ブラケット6およびペダルブラケット3を車両後方に向かうほど車両下方に導くように構成されている。
具体的には、連結ブラケット6は、板金製のものであり、ペダルブラケット3の後部3aに固定された略垂直な縦辺部6aと、略水平なペダル側平面部6bと、このペダル側平面部6bと縦辺部6aとの間の斜めに傾斜した傾斜部6cとを有する。そして、図2に示すように、ペダル側平面部6bには、U字状のスリット6dが車両前方に向かって開口するように形成されている。
さらに、連結ブラケット6の左右の両側にはフランジ6e,6fが一体形成され、連結ブラケット6の断面はコ字状をなし、連結ブラケット6がボルト7によりペダルブラケット3の後部3aに結合される。これら両フランジ6e,6fは、連結ブラケット6を側面視したときの縦辺部6a、傾斜部6c、ペダル側平面部6bの連続する3辺と、これら3辺と略線対象なす3辺とを有する六角形に形成されており、このようなフランジ6e,6fを連結ブラケット6に形成することによって、連結ブラケット6の略縦辺部6aからペダル側平面部6bにかけてペダルブラケット3の後端部を覆うことができるようになっている。
また、細長い平板の両端を後方に略90度屈曲した形状を有する橋絡片12が、両屈曲片を両フランジ6e,6fに溶接することにより両フランジ6e,6fの前端部間に橋絡されている。
そして、図2に示すように、傾斜部材8の前端部8aに形成されたボルト孔および連結ブラケット6のスリット6dを貫通するように挿入されたボルト13にナットが螺着されて連結ブラケット6が傾斜部材8に結合されている。このとき、ボルト13およびナットの締め付けトルクが、離脱機能を発揮できる所定範囲に設定され、車両の前方衝突時の衝撃により、ペダルブラケット3に車両後方への衝撃が加わってペダルブラケット3が車両後方に移動し、そのときにボルト13がスリット6dから脱離するため、連結ブラケット6の上端である縦辺部6aが傾斜部材8から離脱して連結が外れるようになっている。
上記したペダル支持構造9を設けることにより、車両の衝突時に、連結ブラケット6が従来のように“へ”の字に変形したり口開き変形することを防止でき、連結ブラケット6が傾斜部材8の前端部8aから容易に離脱し、離脱した連結ブラケット6の上面が傾斜部材8の下面を円滑に摺動し、ペダルブラケット3の車両後方部分が傾斜部材8の傾斜によって車両下方に導かれ、ペダルブラケット3の車両後方部分が車両後下方に移動し、その結果ペダル4が揺動軸4aの周りを車両前方に向けて回転し、衝突時におけるペダルの車両後方への移動が確実に阻止される。また、橋絡片12を両フランジ6e,6fの前端部間に配置したことにより、従来のようなペダルブラケット3の後端部の上向き回転が阻止される。
したがって、上記した実施形態によれば、ペダルブラケット3の後端部を覆うように連結ブラケット6の左右の両側にフランジ6e,6fを一体形成し、両フランジ6e,6fの前端部間に橋絡片12を配置したため、車両の衝突時の連結ブラケット6の変形を防止することができ、連結ブラケット6の傾斜部材8の前端部8aからの離脱を容易にし、ペダルブラケット3の車両後方部分を車両後下方に円滑に移動させてブレーキペダル4を車両前方に向けて回転させることができ、簡単な構成により、衝突時におけるブレーキペダル4の車両後方への移動を確実に阻止することができる。
また、橋絡片12を両フランジ6e,6fの前端部間に配置したため、従来のようなペダルブラケット3の後端部の上向き回転を防止することができ、連結ブラケット6の傾斜部材8の前端部8aからの離脱がより一層容易になり、連結ブラケット6の上面の傾斜部材8の下面の摺動を確実なものにすることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記した実施形態では、連結ブラケット6の形状として、縦辺部6a、傾斜部6c、ペダル側平面部6bからなる構成について説明したが、この形状に限るものではなく、略L字状を有する形状であってもよく、要するにペダルブラケット3の後端にボルト締結され、連結状態の傾斜部材8から離脱して傾斜部材8の下面を摺動可能な形状であればよい。
また、連結ブラケット6の左右の両側に形成するフランジも上記した六角形の形状のものに限るものではなく、例えばフランジの前端縁が連結ブラケット6の前端であるペダル側平面部6bの前端から略直下方向に延び、フランジの下端縁が連結ブラケット6の後端である縦辺部6aの下端から前方に延びる形状を有していてもよい。
また、両フランジの前端部間に橋絡される橋絡片12も、上記した形状に限定されるものではなく、例えばボルト13が脱離可能な切欠が形成され連結ブラケット6の前端縁および両フランジ6e,6fの前端縁を塞ぐ形状のものであってもよい。
また、上記した実施形態では、ブレーキペダル4の支持に本発明を適用した場合について説明したが、本発明のブレーキペダル以外のペダルであって、衝突時における後方への移動を阻止する必要のあるペダルの支持に適用することができる。
3 …ペダルブラケット
4 …ブレーキペダル
6 …連結ブラケット(ペダル側部材)
6e,6f …フランジ
8 …傾斜部材(車両部材)
9 …ペダル支持構造
12 …橋絡片

Claims (1)

  1. ペダルが揺動可能にペダルブラケットに支持され、逆L字状のペダル側部材の下端が前記ペダルブラケットの車両後方部分に固定され、後方に向かうほど下向きに傾斜した車両部材の前端部下面に前記ペダル側部材の上端が車両後方に向って離脱可能に連結され、衝突等による車両後方への衝撃が前記ペダルブラケットに加わることにより、前記ペダル側部材の上端が前記車両部材から離脱した後に、前記ペダル側部材の上面が前記車両部材の下面を車両後方へ摺動するに連れ前記ペダルブラケットの前記車両後方部分が車両下方に導かれることによって、前記ペダルの車両後方への移動を阻止する車両のペダル支持構造において、
    前記ペダルブラケットの後端部を覆うように前記ペダル側部材の左右の両側に一体形成されたフランジと、
    前記両フランジの前端部間を橋絡して設けられた橋絡片と
    を備えることを特徴とする車両のペダル支持構造。
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