JP6257283B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体として、坪量が相対的に高い高坪量部を、吸収性物品の縦横両方向にそれぞれに複数形成し、高坪量部どうし間を、坪量が相対的に低い線状の低坪量部としたものが知られている(特許文献1,2参照)。このような吸収体は、低坪量部に沿って曲がり易く、例えば、着用者の肌の凹凸形状に沿うように変形し易くなる等の利点がある。
また、縦長の吸収体に、長手方向及び幅方向とは異なる2方向以上の方向に沿ってスリットを形成して、生理用ナプキンの身体に対するフィット性を高める技術が提案されている(特許文献3参照)。
特開2012−125354号公報 特開2012−239721号公報 特開2013−154017号公報
特許文献1,2の技術によれば、前述のように、吸収体の柔軟性が向上するが、その反面、吸収体を覆う表面シートにシワが発生し易くなり、場合によっては、シワがヨレや漏れにつながったり、見栄えが悪くなる。また、特許文献2には、表面シートとして、畝溝構造を有する表面シートを用いることが記載され、特許文献2の図5には、その表面シートの畝部とともに畝部間の溝部も、吸収体の高坪量部上に位置する例が示されているが、特許文献2の表面シートは、畝部における坪量が畝部間の溝部における坪量よりも低くなっている。
特許文献3にも、スリットが形成された吸収体を覆う表面シートにシワが生じなくなるようにする工夫は開示されていない。また、特許文献3の生理用ナプキンは、表面シート及び吸収体に一体的にエンボス加工を施して形成したフィットエンボスを有することが必須である一方、前述した2方向以上の方向に沿うスリットを、そのフィットエンボスと交差させていないため、スリットによる柔軟性向上効果も十分とは言えない。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に位置する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、前記表面シートは、一方向に連続して延び且つ前記吸収体までは及ばない複数の線状の圧搾凹部、及び該圧搾凹部間に形成された中実の凸部を有しており、前記圧搾凹部における坪量と前記凸部部分における坪量とが同じであり且つ前記圧搾凹部における密度が前記凸部部分における密度より高密度であり、前記吸収体は、前記圧搾凹部と平行に且つ該圧搾凹部と重ならずに連続して延びる隙間構造を有し、該隙間構造は、平面視において該圧搾凹部間に位置し前記凸部部分と重なっている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、吸収体が柔軟に変形するとともに表面シートにシワが生じにくく、着用者の身体に対するフィット性に優れるとともに、装着感や漏れ防止性にも優れている。
図1は、本発明の第1実施形態である生理用ナプキンを示す平面図である。 図2は、図1に示す生理用ナプキンの幅方向中央部のII−II線断面図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンに用いた表面シートを示す斜視図である。 図4は、図1に示す生理用ナプキンの肌対向面の部分拡大平面図である。 図5は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンの図2相当図である。 図6(a)〜図6(c)は、本発明の更に他の実施形態の示す模式図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1に示すように、着用者の前後方向に対応する方向に長い形状の吸収性本体5と、一対のウイング部7,7と、一対の後方フラップ部8,8とを有している。生理用ナプキン等の吸収性物品に関し、「長手方向」とは、着用時に着用者の前後方向と一致する方向であり、「幅方向」は、長手方向に直交する方向である。
ナプキン1は、長手方向Xに、前方部A、液排泄部対向部B及び後方部Cを有しており、液排泄部対向部Bにおける吸収性本体5の左右両側に一対のウイング部7,7、後方部Cにおける吸収性本体5の左右両側に一対の後方フラップ部8,8を有している。
本発明の吸収性物品において、排泄部対向部Bは、幅方向の中央部に、着用者の液排泄部(膣口等)が対向配置される部分であり、前方部Aは、液排泄部対向部Bより着用者の前側(腹側)に配される部分であり、後方部Bは、液排泄部対向部Bより着用者の背中側に配される部分である。排泄部対向部Bは、本実施形態のナプキン1のようにウイング部を有する場合には、吸収性物品の前後方向(吸収性本体の長手方向に同じ。図中のX方向)においてウイング部を有する領域(ウイング部の前後方向一方側の付け根と他方側の付け根とに挟まれた領域)である。ウイング部を有しない吸収性物品における排泄部対向部は、吸収性物品が3つ折りの個装形態に折り畳まれた際に生じる、該吸収性物品を横方向(吸収性物品の幅方向、図中のY方向)に横断する2本の折曲線(図示せず)について、該吸収性物品の長手方向の前端から数えて第1折曲線と第2折曲線とに囲まれた領域である。また、本明細書において、肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における着用時に着用者の肌側とは反対側(通常、衣類側)に向けられる面である。
ナプキン1は、図2に示すように、液透過性の表面シート2、液難透過性の裏面シート3及びこれら両シート間に位置する吸収体4を有している。液難透過性は、液不透過性と液難透過性とを包括する。また、ナプキン1の両側部には、一対のサイドシート6,6が配されている。サイドシート6は、ナプキン1の側縁側に位置する端部から長手方向中心線CL側の側縁部を除く該側縁部近傍まで表面シート2と固定されており、表面シート2の側縁部から体液が漏出することを防止することができる。ナプキン1では、サイドシート6の長手方向中心線CL側の側縁は非肌当接面側に折り返された二重の構造をとっており、表面シート2とサイドシート6の間に空間を作り易くなっていて、確実に体液の漏出を防止する観点、柔らかく肌に接しても肌を傷つけにくい観点からより好ましい。また、サイドシート6は、物品長手方向中心線CL寄りの端縁近傍に、立体ガード形成用の弾性部材(図示せず)を有しており、着用時には、その弾性部材の収縮力により、排泄部対向部Bにおける、前記端縁から所定幅の部分が表面シート2から離間した立体ガードが形成され、より確実に体液の漏出を防止することが可能である。なお、サイドシートの折り返し構造や、弾性部材は省略可能である。
表面シート2は、図3に示すように、肌対向面2aに、複数本の線状の圧搾凹部21を有している。圧搾凹部21は、表面シート2のみに熱エンボス加工を施して形成されたものであり、図2に示すように、吸収体4までは及んでいない。他方、表面シート2の非肌対向面2bは、平坦となっているか、多少凹凸があっても、その凹凸の程度が、肌対向面2aに比して明らかに小さい。
より具体的に説明すると、表面シート2は、図4に示すように、線状の圧搾凹部21として、互いに平行に且つ所定の間隔で形成された多数本の第1線状圧搾凹部21aと、互いに平行に且つ所定の間隔で形成された多数本の第2線状圧搾凹部21bとを有しており、第1線状圧搾凹部21aと第2線状圧搾凹部21bが角度αをなして互いに交差している。
また、第1線状圧搾凹部21aどうし間及び第2線状圧搾凹部21bどうし間には、肌対向面2a側に突出した中実の凸部23が形成されている。本実施形態における第1線状圧搾凹部21a及び第2線状圧搾凹部21bは、図1に示すように、互いに交差して延び、格子状の全体形状をなすように形成されている。そのため、表面シート2には、圧搾凹部21によって区画化された平面視菱形形状の区画領域22,22・・が形成され、各区画領域22内に、該区画領域22を囲む圧搾凹部21に対して相対的に隆起した凸部23が形成されている。凸部23の内部は、表面シート2を構成する繊維で満たされている。
本実施形態の表面シート2においては、圧搾凹部21が、前述の通り熱エンボス加工により形成されたものであり、そのため、表面シート2は、圧搾凹部21における坪量と凸部23を有する部分24(凸部部分)における坪量とが同じであり、また、圧搾凹部21における密度が凸部部分24における密度より高密度となっている。
第1線状圧搾凹部21aは、ナプキン1の長手方向中心線CLと平行な直線Lxに対する傾斜角度θaが45度未満であり、第2線状圧搾凹部21bは、ナプキン1の長手方向中心線CLと平行な直線Lxに対する傾斜角度θbが45度未満である。ただし、第1線状圧搾凹部21aと第2線状圧搾凹部21bとでは、前記直線Lxに対する傾斜の向きが異なり、第1線状圧搾凹部21aは、ナプキンの前方から後方に向かうに連れて吸収体4の幅方向の一端(右端)に近づくように傾斜しているのに対して、第2線状圧搾凹部21bは、ナプキンの前方から後方に向かうに連れて該吸収体4の幅方向の他端(左端)に近づくように傾斜している。
表面シート2に形成する線状の圧搾凹部21の幅W1は、確実に圧搾凹部が形成される観点から、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.5mm以上である。また、圧搾凹部21の幅W1は、過剰に圧搾することで表面シート2が硬くなり、使用者が着用中に違和感を感じることを防止する観点から、好ましくは1.5mm以下、より好ましくは1.2mm以下であり、更に好ましくは1.0mm以下である。圧搾凹部21の幅W1は、より具体的には、0.1mm以上1.5mm以下が好ましく、0.3mm以上1.2mm以下がより好ましく、0.5mm以上1.0mm以下が更に好ましい。
表面シート2としては、単層構造の不織布からなり、その構成繊維どうしが熱エンボス加工により一体化している圧搾凹部を有するものであっても良いし、2層以上の繊維層を有し、それらが、熱エンボス加工により一体化している圧搾凹部を有するものであっても良い。
2層構造の表面シートとしては、上層が、加熱により伸長する熱伸長性複合繊維を含み、下層が、該熱伸長性複合繊維を含まないか又は上層より少量の該熱伸長性複合繊維を含んでいるシート中間体に、熱エンボス加工を施して圧搾凹部21を形成した後、熱伸長性複合繊維を伸長させる熱風処理等の加熱処理を施すことによって上層側に、隆起の程度の大きい凸部23を形成したものや、下層が、加熱により熱収縮する熱収縮性繊維を含み、上層が、熱収縮性繊維を含まないか又は下層より少量の熱収縮性繊維を含んでいるシート中間体に、熱収縮性繊維を収縮させる熱風処理等の加熱処理を施すことによって上層側に、隆起の程度の大きい凸部23を形成したもの等を用いることもできる。前者の表面シートの例としては、特開2010−148730号公報、特開2011−137262号公報等に記載のもの等を例示でき、後者の表面シートの例としては、特開2003−247155号公報、特開2006−2303号公報等に記載のもの等を例示できる。
ナプキン1における吸収体4は、図2に示すように、パルプ繊維等の繊維材料からなる繊維集合体又は該繊維集合体に高吸水性ポリマーを保持させてなる吸収性コア41と、吸収性コア41の上下両面を被覆するコアラップシート48とからなる。コアラップシート48は、吸収性コア41の形成材料の漏れ出しを防止したり、吸収体の保形性を高める目的で使用される。コアラップシートとしては、ティッシュペーパーや透水性の不織布等が用いられる。表面シート2と、吸収性コア41の肌対向面側を被覆するコアラップシート48との間は、ドット、スパイラル、ストライプ等のパターン塗工された接着剤により互いに接合されていることが好ましい。
吸収性コア41は、相対的に坪量が高く非肌対向面側に向けて突出する突出部43を形成している高坪量部42と、高坪量部42に隣接し、かつ相対的に坪量が低く、肌対向面側に凹部45を形成している低坪量部44とを有している。本実施形態においては、この低坪量部44が、吸収体の隙間構造となる。吸収体の隙間構造は、吸収体をその部位に沿って折れ曲がり易くするものであり、吸収体や吸収性コアに形成したスリットでも良いが、本実施形態におけるように、高坪量部42どうし間に形成した低坪量部44であることが隣接する高坪量部42と高坪量部42をつなぎ高坪量部42どうしが着用中に離間し吸収性コア41が破断することを防止する観点、着用中に使用者の足部からかかる圧縮力により吸収性コア41がよれることを防止する観点から好ましい。
第1実施形態における吸収性コア41は、図2に示すように、高坪量部42と低坪量部44とに亘って連続する連続層46を有する一方、高坪量部42が、その連続層46から裏面シート側に突出する突出部43を形成しており、第1実施形態における吸収性コア41は、非肌対向面側が凹凸形状を有する一方、肌対向面側が平坦となっている。
より詳細に説明すると、図4に示すように、吸収性コア41は、第1線状圧搾凹部21aに対応する隙間構造として、第1線状圧搾凹部21aと平行に且つ第1線状圧搾凹部21aと重ならずに連続して延びる第1線状低坪量部44aを有している。第1線状低坪量部44aは、図4に示すように、吸収体4の平面視において、2本の第1線状圧搾凹部44a,44a間に位置しており、第1線状圧搾凹部44a,44a間に位置する前記凸部部分24と重なっている。
また、吸収性コア41は、第2線状圧搾凹部21bに対応する隙間構造として、第2線状圧搾凹部21bと平行に且つ第2線状圧搾凹部21bと重ならずに連続して延びる第2線状低坪量部44bを有している。第2線状低坪量部44bは、図4に示すように、吸収体4の平面視において、2本の第2線状圧搾凹部44b,44b間に位置しており、第2線状圧搾凹部44b,44b間に位置する前記凸部部分24と重なっている。
複数本の第1線状低坪量部44aと複数本の第2線状低坪量部44bとは格子状に交差しており、その格子の目の部分に高坪量部42が位置している。第1線状低坪量部44aは、複数本の第1線状低坪量部44bと交差して、ナプキン1の長手方向中心線CLに対して斜め方向に連続して延びており、第2線状低坪量部44bも、複数本の第1線状低坪量部44aと交差して、ナプキン1の長手方向中心線CLに対して斜め方向に連続して延びている。また、第1線状低坪量部44aは、第1線状圧搾凹部21aと同様に、ナプキンの前方から後方に向かうに連れて吸収体4の幅方向の一端(右端)に近づくように傾斜しているのに対して、第2線状低坪量部44bは、第2線状圧搾凹部21bと同様に、ナプキンの前方から後方に向かうに連れて該吸収体4の幅方向の他端(左端)に近づくように傾斜している。
本実施形態においては、高坪量部42及び突出部43の平面視形状は、吸収体4の全域に亘ってほぼ同じ形状であり、平面視して菱形を有している。また、ナプキン1の長手方向における長さが、横方向における長さよりも長くなっている。
吸収性コア41の線状の低坪量部44(吸収体の隙間構造)の幅W3は、確実に低坪量部44を基軸として吸収性コア41が折れ曲がること、隣接する高坪量部42間で吸収した体液が移行することを両立する観点から、低坪量部44の幅W3は、0.5mm以上5.0mm以下が好ましく、特に1.0mm以上3.0mm以下が好ましい。また、低坪量部44を基軸にナプキン1が折れ曲がるときにナプキン1の表面にしわが発生することより高いレベルで防止する観点から、吸収性コア4の線状の低坪量部44(吸収体の隙間構造)の幅W3は、その両側に位置する線状の圧搾凹部21,21どうし間の距離W2よりも十分に小さいことが必要である。当該幅W3は距離W2の好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下であり、また、好ましくは0.5%以上、より好ましくは1%以上である。
また、吸収性コア41の線状の低坪量部44(吸収体の隙間構造)は、低坪量部44を基軸にナプキン1が折れ曲がるときにナプキン1の表面でしわが発生することを防止する観点から、低坪量部44の肌当接面側には表面シート2の凸部部分24が形成されていることが必要となる。しわの発生をより高いレベルで抑制するために、吸収性コア4の線状の低坪量部44は、その両側に位置する線状の圧搾凹部21,21のそれぞれから離間した位置に形成されていることが好ましい。線状の低坪量部44から最も近い線状の圧搾凹部21までの距離をW4とすると、距離W4は線状の圧搾凹部21,21どうし間の距離W2の好ましくは30〜70%、より好ましくは40〜60%である。図4に示す形態では、線状の低坪量部44から最も近い線状の圧搾凹部21までの距離W4が、線状の圧搾凹部21,21どうし間の距離W2の50%となる形態である。
本実施形態のナプキン1においては、ナプキン1の長手方向は、吸収体4の長手方向及び吸収性コア41の長手方向と一致しており、ナプキン1の幅方向は、吸収体4の幅方向及び吸収性コア41の幅方向と一致している。第1線状圧搾凹部21aの幅と第2線状圧搾凹部21bの幅とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1線状低坪量部44aの幅と第2線状低坪量部44bの幅も、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本実施形態のナプキン1における最適な条件は、第1線状低坪量部44aから最も近い第1線状圧搾凹部21aとの距離W4aが第1線状圧搾凹部21a,21aどうし間の距離W2aの50%であり、且つ第2線状低坪量部44bから最も近い第2線状圧搾凹部21bとの距離W4bが第1線状圧搾凹部21b,21bどうし間の距離W2bの50%となる形態である。この条件を満たす形態では、吸収性コア4のうち最も折れ曲がりやすい第1線状低坪量部44aと第2線状低坪量部44bが交差する点49の肌当接面側に、表面シート2のうち最も厚みが厚く高さが高い部分24の頂点部分(図示せず)が位置する。このような配置にすることで表面シート2にしわが発生することを最も効率よく防止することができる。
高坪量部42の坪量と低坪量部44の坪量との比(高/低)は、好ましくは2〜20、さらに好ましくは3〜10である。高坪量部42自体の坪量は、好ましくは50〜500g/m2、更に好ましくは100〜400g/m2である。低坪量部44に関しては、好ましくは5〜200g/m2、更に好ましくは10〜150g/m2である。
坪量は、下記の方法で測定することができる。
吸収性コア41における高坪量部42と低坪量部44の境界線に沿ってフェザー社製片刃剃刀を用いて切断する。切断して得られた高坪量部42の小片について、重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を高坪量部42の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。小片5個の坪量の平均を高坪量部42の坪量とする。低坪量部44についても同様にして得た低坪量部44の小片について、重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定し、求めた重量を低坪量部44の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。小片5個の坪量の平均を低坪量部44の坪量とする。
第1実施形態における高坪量部42と低坪量部44とは一体成形されている。「一体成形されている」とは、これらの部位が、接着剤や熱融着等の接合手段を介さずに一体化されていることを意味する。これらの部位が一体成形されていると、体液がスムーズに移動し得る連続性を有するようになる。
本実施形態のナプキン1によれば、吸収体4が低坪量部44(隙間構造)の存在により柔軟に折れ曲がり易く、身体の凹凸形状や身体の動きに対する追従変形性に優れる上に、図2に示すように、表面シート2における厚みの厚い凸部部分24が、吸収体4の折れ曲がり易い低坪量部44(隙間構造)と重なっているため、吸収体4が柔軟に変形しても、表面シート2にシワが発生しにくい。また、表面シート2は、吸収体4の低坪量部44(隙間構造)と平行な圧搾凹部21を有しており、それにより、吸収体4の変形に追随して変形し易く、ヨレも生じにくくなる。
しかも、表面シート2は、圧搾凹部21と凸部部分24とで坪量を同じにしながら、圧搾凹部21における密度を凸部部分24における密度より高密度としてあるため、凸部部分24の坪量が圧搾凹部21の坪量よりも高い場合に比べて、凸部部分24から圧搾凹部21への液の引き込み性に優れ、表面シート2の圧搾凹部が基軸となり着用者の体の動きに沿って変形し、且つ体の動きによる外力が除荷された後元の形状へと復元するために、体の動きに追従しやすくフィット性に優れるとともに、表面にしわを発生させにくく、しわによる着用者が感じる不快感を取り除くことができることから、一層優れた生理用ナプキンとなる。
また、吸収体4に隙間構造として、スリットではなく、高坪量部42に挟まれた低坪量部44を形成してあるため、低坪量44で液を吸収しても高坪量部42に液を移行させることで素早く液を吸収、固定することが可能である。また一つの高坪量部42の吸収容量を超える液が吸収された場合も、低坪量部44を介して液が隣接する高坪量部44に移行可能であることから、表面シート2の液残り量を低減しつつ、吸収体4の柔軟性を向上させることができる。
また、表面シート2の圧搾凹部として、ナプキンの長手方向中心線と平行な直線Lxに対する傾斜角度θ1,θ2が45度未満の第1及び第2線状圧搾凹部21a,21bを設けてあり、対応する第1及び第2線状低坪量部44a,44bも同様であるため、液が横方向に流れて生じる横漏れが防止され、また、液のナプキン長手方向への拡散が促進されるため、通常の装着時には使用される可能性や頻度が低い部分も効率よく活用することができる。このような効果は、図6(a)のように、表面シートの圧搾凹部及び吸収体の隙間として、ナプキンの長手方向中心線とそれぞれ平行な、圧搾凹部21及び低坪量部44を形成した場合も同様に奏される。
また、ナプキンの長手方向中心線と平行な直線Lxに対する傾斜角度θ1,θ2が45度未満の第1及び第2線状圧搾凹部21a,21b並びにそれらに対応する第1及び第2線状低坪量部44a,44bを形成してあるため、可撓軸が増えて、吸収体4が、長手方向にも横方向にも変形し易くなり、生理用ナプキン等の吸収性物品がヨレにくくなる。
ナプキン1の長手方向への液の拡散性を向上させる観点から、第1線状圧搾凹部21aと第2線状圧搾凹部21bとの交差角度αは、好ましくは90度未満であり、より好ましくは80度以下である。また、あらゆる体の動きに対して変形が可能であり、体の動きによる外力が除荷された後に素早く復元することを可能とする観点から、前記交差角度αは、好ましくは10度以上、より好ましくは20度以上である。
また、本実施形態のナプキン1は、図1に示すように、ナプキンの長手方向中心線CLの両側それぞれに、表面シート2及び吸収体4が一体的に圧縮された防漏溝9,9を有し、吸収性物品の長手方向中心線と平行な直線Lxに対する傾斜角度が45度未満の前述した第1線状圧搾凹部21a及び第2線状圧搾凹部21b並びにそのそれぞれ対応する隙間構造(第1線状低坪量部44a,第2線状低坪量部44b)が、それぞれ、防漏溝9を横断して該防漏溝9の内外に延在している。これにより、漏れ防止性能を向上させつつ、防漏溝9の剛性を抑制することができ、漏れ防止性能及びフィット性等に優れた吸収性物品が得られる。
ナプキン1の形成材料について説明すると、裏面シート3、立体ガード形成用シート6としては、当該技術分野において従来用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えば、裏面シート3としては、としては、合成樹脂製の液不透過性フィルムや、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布等の耐水圧が高い撥水性の不織布を用いることができる。また、立体ガード形成用シート6としては、耐水圧が高い撥水性の不織布、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布等を用いることができる。
また、吸収体4の吸収性コア41は、パルプ繊維等の繊維材料のみからなるものであっても良いし、繊維材料と高吸水性ポリマーとの両者を含むものであっても良い。繊維材料としては、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は50〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。尚、吸収性コア41には、高吸水性ポリマー以外に、消臭剤や抗菌剤等を必要に応じて配合しても良い。また、吸収体4は、吸収性コア41のみからなり、コアラップシートを有しないものであっても良い。
図5は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンを示す図である。
第1実施形態のナプキン1においては、図1に示すように、吸収性コア41が、肌対向面側に、高坪量部42と低坪量部44とに亘って連続する連続層46を有し、高坪量部42が、裏面シート3側に突出する突出部43を形成していたが、第2実施形態の生理用ナプキン1Aにおいては、吸収性コア41が、非肌対向面側に、高坪量部42と低坪量部44とに亘って連続する連続層46を有し、高坪量部42は、表面シート2側に突出する突出部43を形成している点において相違する。
第1実施形態のように、肌対向面側に連続層46を有し、非肌対向面側に突出部43が形成されていると、吸収体の可撓軸となる凹部を起点として発生する力が、肌対向面側に連続層があることで表面材に伝わる前に力が分散するため、表面材にシワが発生しにくいという利点がある。
他方、第2実施形態のように、非肌対向面側に連続層46を有し、肌対向面側に突出部43が形成されていると、表面シート側に、吸収体のより密度が高い凸部がくるために、表面材から吸収体への液の移行速度が上昇し、液引き込み性が向上するという利点がある。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、図1には、防漏溝9,9として、その前後端どうしが横方向に延びる溝を介して連結され、全体として環状となっているものを示したが、長手方向中心線CLの両側それぞれに形成される一対の防漏溝は、互いに連結されることなく、相互に独立して形成されたものであっても良い。
また、図6(b)に示すように、本発明の吸収性物品は、物品の長手方向Xに沿う圧搾凹部21及び該圧搾凹部と平行な線状の低坪量部44(隙間構造)のみを有するものであっても良いし、図6(b)に示すように、物品の長手方向Xに対して傾斜する一方向に延びる圧搾凹部21及び該圧搾凹部と平行な線状の低坪量部44(隙間構造)のみを有するものであっても良いし、図6(c)に示すように、吸収体には、異なる2方向に延びる2種類の第1線状低坪量部44a及び第2線状低坪量部44bを形成する一方、表面シート2には、何れか一方の低密度部(図示例は第2線状低坪量部44b)と平行な圧搾凹部21のみが形成されていても良い。高坪量部と低坪量部とを有する吸収性コア41の製造方法としては、例えば、特開2013−059373号公報に記載の方法等を採用することができる。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である
1,1A 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
2a 肌対向面
21 圧搾凹部
21a 第1線状圧搾凹部
21b 第2線状圧搾凹部
22 区画領域
23 凸部
24 凸部部分
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 高坪量部
43 突出部
44 低坪量部
44a 第1線状低坪量部
44b 第2線状低坪量部
45 凹部
46 連続層
48 コアラップシート
5 吸収性本体
6 立体ガード形成用シート
7 ウイング部
8 後方フラップ部
9 防漏溝

Claims (5)

  1. 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に位置する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、
    前記表面シートは、吸収性物品の長手方向中心線と平行な直線に対する傾斜角度が45度未満の圧搾凹部として、一方向に連続して延び且つ前記吸収体までは及ばない複数の線状の第1線状圧搾凹部、及び前記一方向とは異なる方向に延び且つ前記吸収体までは及ばない複数の線状の第2線状圧搾凹部を有し、
    第1線状圧搾凹部間に位置し且つ第2線状圧搾凹部間に位置する領域に、中実の凸部を有しており、
    第1線状圧搾凹部及び第2線状圧搾凹部における坪量と前記凸部部分における坪量とが同じであり且つ第1線状圧搾凹部及び第2線状圧搾凹部における密度が前記凸部部分における密度より高密度であり、
    前記吸収体は、坪量が相対的に高い複数の高坪量部と坪量が相対的に低い線状の低坪量部とを有する吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、第1線状圧搾凹部と平行に且つ第1線状圧搾凹部と重ならずに連続して延びる第1線状低坪量部を有し、第1線状低坪量部は、平面視において第1線状圧搾凹部間に位置し前記凸部部分と重なっており、且つ、第2線状圧搾凹部と平行に且つ第2線状圧搾凹部と重ならずに連続して延びる第2線状低坪量部を有し、第2線状低坪量部は、平面視において第2線状圧搾凹部間に位置し前記凸部部分と重なっており、
    第1線状低坪量部及び第2線状低坪量部は、肌当接面側又は非肌当接面側が凹部となっており、
    第1線状低坪量部と第2線状低坪量部とが交差する点の肌当接面側に、前記表面シートのうちの最も厚みが厚い、前記凸部部分の頂点部分が位置している、吸収性物品。
  2. 第1線状圧搾凹部と第2線状圧搾凹部との交差角度が90度未満である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 吸収性物品の長手方向中心線の両側それぞれに、前記表面シート及び前記吸収体が一体的に圧縮された防漏溝を有し、第1線状圧搾凹部に対応する第1線状低坪量部及び第2線状圧搾凹部に対応する第2線状低坪量部が、該防漏溝を横断して該防漏溝の内外に延在している、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収性コアは、前記高坪量部と前記低坪量部とに亘って連続する連続層を有し、該高坪量部が、前記裏面シート側に突出する突出部を形成している、請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収性コアは、前記高坪量部と前記低坪量部とに亘って連続する連続層を有し、該高坪量部は、前記表面シート側に突出する突出部を形成している、請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
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