JP6257200B2 - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、オートフォーカス制御およびマニュアルフォーカス制御が可能な撮像装置に関する。
従来から、人物などの被写体、および、夜景や星空など無限遠近傍の距離にある背景の両方にピントが合った画像を撮影する場合、被写体と背景のそれぞれにピントの合った2つの画像を撮影し、それらの画像を合成する方法がある。
特許文献1には、被写体および背景の両方にピントが合った画像を取得可能な撮像装置が開示されている。
特開2012−239078号公報
ところが、夜景や星空など無限遠近傍の距離にある背景は、暗いシーンであり、かつコントラストが低い。このため、このような背景にオートフォーカス制御によりピントを合わせるのは困難である。一方、被写体にピントを合わせて撮影した後、製造時に無限遠近傍にピントが合うようにフォーカスレンズ位置を調整して記憶し、その位置へ移動した後に撮影する方法がある。しかしながら、コストの面から全ズーム位置に対してフォーカスレンズ位置を調整することは困難である。
そこで本発明は、低コストかつ高精度で、種々のズーム位置に対して主被写体と無限遠近傍の背景の両方にピントを合わせた画像を生成可能な撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、光学像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子からの画像信号を処理する画像処理手段と、マニュアルフォーカス制御により設定されたフォーカス位置を記憶する記憶手段と、オートフォーカス制御により設定された第一のフォーカス位置で第一の撮影を行い、前記第一のフォーカス位置とは異なる前記第二のフォーカス位置で第二の撮影を行うように制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離よりも近側である場合、予め無限遠に合焦するように調整されたフォーカス位置を第二のフォーカス位置として前記第二の撮影を行い、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離以上無限遠側である場合、前記記憶手段に記憶されたフォーカス位置を第二のフォーカス位置として前記第二の撮影を行い、前記第一の撮影に基づいて得られた第一の画像および前記第二の撮影に基づいて得られた第二の画像を用いて第三の画像を生成する。
本発明の他の側面としての撮像システムは、フォーカスレンズを備えたレンズ装置と、前記撮像装置とを有する。
本発明の他の側面としての撮像装置の制御方法は、マニュアルフォーカス制御により設定されたフォーカス位置を記憶するステップと、オートフォーカス制御により設定された第一のフォーカス位置で第一の撮影を行うステップと、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離よりも近側である場合、予め無限遠に合焦するように調整されたフォーカス位置にて第二の撮影を行い、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離以上無限遠側である場合、前記記憶ステップで記憶されたフォーカス位置にて第二の撮影を行うステップと、前記第一の撮影で得られた第一の画像および前記第二の撮影で得られた第二の画像を用いて第三の画像を生成するステップとを有する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、前記撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明の他の側面としての記憶媒体は、前記プログラムを記憶している。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、低コストかつ高精度で、種々のズーム位置に対して主被写体と無限遠近傍の背景の両方にピントを合わせた画像を生成可能な撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体を提供することができる。
本実施例における撮像装置の構成を示すブロック図である。 本実施例における撮像装置の動作(制御方法)を示すフローチャートである。 本実施例の撮像装置において、フォーカスレンズ位置の記憶動作を示すフローチャートである。 本実施例における撮像装置の撮影画像である。 本実施例における撮像装置の撮影画像である。 本実施例における撮像装置の撮影画像である。 本実施例における撮像装置の撮影画像である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施例における撮像装置(カメラ)の構成について説明する。図1は、本実施例における撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、101はズーム機構を含む撮影レンズ、102は光量を制御する絞り及びシャッター、103はAE処理部、および、104はフォーカスレンズである。撮影レンズ101およびフォーカスレンズ104により撮像光学系が構成される。フォーカスレンズ104は、撮像光学系を介して得られた被写体像(光学像)を後述の撮像素子107上に結像させるように、光軸上を移動可能である。なお本実施例の撮像装置100は、撮像光学系と撮像装置本体とが一体的に構成されているが、これに限定されるものではない。本実施例は、撮像素子107を備えた撮像装置本体(カメラ本体)と、撮像装置本体に着脱可能なレンズ装置(撮像光学系)とにより構成される撮像システムにも適用可能である。
105はフォーカスレンズ104を駆動するモータ、106はAF処理部である。107は撮像素子であり、被写体からの反射光(被写体像、光学像)を電気信号(アナログ信号)に光電変換する受光手段(光電変換手段)である。108はA/D変換部であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。またA/D変換部108は、撮像素子107の出力ノイズを除去するCDS回路、および、A/D変換前の増幅処理を行う非線形増幅回路を含む。109は画像処理部である。画像処理部109は、撮像素子107からの画像信号を処理する。110はフォーマット変換部、111は高速な内蔵メモリとしてのDRAM(ランダムアクセスメモリ)である。112は、メモリカードなどの記録媒体とそのインターフェースを備えて構成される画像記録部である。
113は、撮影シーケンスなどのシステム(撮像装置100の動作)を制御するシステム制御部(制御部、CPU)である。114はVRAM(画像表示用メモリ)である。115は、画像とともに操作補助のための表示や撮像装置100の状態の表示、および、撮影時においては撮影画面と測距領域との表示を行う表示部である。116は、撮像装置100を外部から操作するための操作部である。117は、マクロモード、遠景モード、スポーツモードなどの撮影モードを選択するための撮影モードスイッチである。118は、システム(撮像装置100)に電源を投入するためのメインスイッチである。119は、AF(自動焦点検出)やAE(自動露出)などの撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(SW1)である。120は、スイッチ119(SW1)の操作後、撮影を行うための撮影スイッチ(SW2)である。121はストロボ(発光手段)である。
DRAM111は、一時的な画像記憶手段である高速バッファとして、または、画像の圧縮伸張における作業用メモリとして用いられる。操作部116は、撮像装置100の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズ101のズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードとの動作モード切換えスイッチなどを含む。撮影モードスイッチ117は、ユーザにより選択された撮影モードに応じて、測距距離範囲やAF動作などを変更するためのスイッチである。AF処理部106は、画像のコントラスト基づいてAF評価値を算出する。AF評価値が高い場合にはコントラストが強く、一方、AF評価値が低い場合にはコントラストが弱いことを意味する。
ストロボ121は、低照度の撮影シーンや逆光の撮影シーンの場合、発光することにより不足した照度を補う。また本実施例において、ストロボ121が発光して得られた画像データとストロボ121が発光しないで(非発光で)得られた画像データとを比較することにより、ストロボ121の光が当たっている領域を主被写体として切り出すことが可能である。
次に、図2を参照して、本実施例における撮像装置100の動作(制御方法)について説明する。図2は、本実施例における撮像装置100の動作(制御方法)を示すフローチャートであり、より具体的には撮影モードが星空スナップモードである場合の動作を示している。図2の各ステップは、システム制御部113の指令に基づいて撮像装置100の各要素により実行される。
まずステップS201において、システム制御部113は、ストロボ121が発光可能に設定されているか否か(ストロボ発光可能な設定であるか否か)を判定する。ストロボ発光可能な設定ではない場合、ステップS203において、システム制御部113は、表示部115に警告表示を行う。警告表示は、例えば、「ストロボ発光可能な状態に設定して下さい」などのように行われる。そしてステップS204において、システム制御部113は、撮影モードを星空夜景モードに設定する。すなわち、ストロボ発光可能な設定ではない場合、星空スナップモードでの撮影に必要な、被写体切り出しのためのストロボ撮影を行うことができないため、ストロボ発光を利用しない星空夜景モードに設定される。
一方、ステップS201にてストロボ発光可能な設定になっている場合、ステップS202において、システム制御部113は、撮影モードを星空スナップモードに設定する。
ステップS202またはステップS204にて星空スナップモードまたは星空夜景モードが設定されると、ステップS205において、システム制御部113は、スイッチSW1が押されたか否かを判定する。スイッチSW1が押されていない場合、ステップS201に戻り、ストロボ発光可能な設定であるか否かを判定する。前回のステップS203にて警告表示がされた後にストロボ発光可能な設定となった場合、システム制御部113は、警告表示を消して撮影モードを星空スナップモードに設定する。
一方、ステップS205にてスイッチSW1が押された場合、ステップS206に進む。そしてステップS206において、システム制御部113は、撮影モードが星空スナップモードに設定されているか否かを判定する。撮影モードが星空スナップモードに設定されている場合、ステップS207に進む。ステップS207において、システム制御部113は、AF処理部106を用いてフォーカスレンズ104を駆動することにより、オートフォーカス制御(AF制御)を行う。AF制御により、被写体へのピント合わせ動作(合焦動作)が行われる。
一方、ステップS206において、撮影モードが星空スナップモードではない、すなわち星空夜景モードに設定されている場合、ステップS208に進む。ステップS208において、システム制御部113は、AF処理部106を用いて、フォーカスレンズ104をマニュアルフォーカス操作(MF操作)により記憶された位置(フォーカス位置)へ移動させる。なお、MF操作によるフォーカスレンズ位置の記憶に関しては、図3を参照して後述する。
本実施例において、システム制御部113は、フォーカスレンズ104を移動する際に、MF操作時の撮像装置100の温度(MF操作時の環境温度)とフォーカスレンズ移動時の撮像装置100の温度(フォーカスレンズ移動時の環境温度)とを比較する。この比較の結果、所定値以上の温度差がある場合、その温度差によりピント位置が変化している。このため、ピント位置の変化量を、記憶されているフォーカスレンズ位置に加え、フォーカスレンズ104を移動させることが好ましい。
また本実施例において、MF操作時とフォーカスレンズ移動時との間で、NDフィルタの状態(出入り状態)が変化すると、光路長が変化する。この場合、NDフィルタの状態(光路長)の変化によるピント位置の変化量を、記憶されているフォーカスレンズ104の位置に加え、フォーカスレンズ104を移動させることが好ましい。
また本実施例において、MF操作により記憶されているフォーカスレンズ位置が所定の条件を満たす場合、予め無限距離にピントが合うように調整されたフォーカスレンズ位置へ移動させる。ここで、所定の条件とは、例えば、第一に、予め無限距離にピントが合うように調整されているフォーカスレンズ位置と比べて、所定量以上遠側にピントが合う位置である場合である。第二に、現在のズーム位置が、フォーカスレンズ位置が予め無限距離にピントが合うように調整されたズーム位置である場合である。これは、ユーザのMF操作ミスにより、無限遠にピントが合わない状態である場合、無限距離にピントを合わせることを可能にするためである。
また、MF操作で記憶されたフォーカスレンズ位置が、所定距離にピントが合うフォーカスレンズ位置よりも近側にピントが合うように設定されている場合、予め無限距離にピントが合うように調整されたフォーカスレンズ位置へ移動する。これは、所定距離よりも近側にピントが合うフォーカスレンズ位置で撮影する場合よりも、無限近傍にピントが合った画像を撮影するほうが好ましいためである。
本実施例において、星空夜景モードでは、AFによるピント合わせを行うことなく、MFでピントを合わせたフォーカスレンズ位置または無限距離にピントが合うように調整されたフォーカスレンズ位置で撮影を行う。これは、星空夜景モードでの撮影シーンは星空や夜景であり、AFによるピント合わせが困難なためである。本実施例において、ストロボ発光可能に設定されていない場合、撮影モードは星空夜景モードに設定される。このときAFを行わないため、例えば、撮影待機中において表示部115をタッチして被写体を指定しAFを行うタッチAFなども禁止される。
続いてステップS209において、システム制御部113は、スイッチSW2が押されたか否かを判定する。スイッチSW2が押されていない場合、スイッチSW2が押されるまでステップS209の判定を繰り返す。一方、スイッチSW2が押された場合、ステップS210に進む。ステップS210において、システム制御部113は、撮影モードが星空スナップモードに設定されているか否かを判定する。撮影モードが星空スナップモードではない、すなわち撮影モードが星空夜景モードである場合、ステップS211において撮影を行い、本フローを終了する。この撮影は、星空が適正露出で撮影されるように長秒露光(長時間露光)で行われる。
一方、ステップS210にて撮影モードが星空スナップモードに設定されている場合、ステップS212において、システム制御部113はストロボ発光を行うようにストロボ121を制御する。そしてステップS213において、1枚目の画像を撮影する(第一の撮影、第四の撮影)。この1枚目の画像は、例えば図4Aに示される画像(第四の画像)である。図4Aに示されるように、1枚目の画像はストロボ発光して撮影されるため、被写体に投光された画像が得られる。
続いてステップS214において、システム制御部113は、ストロボ発光を行わずに2枚目の画像を撮影する(第一の撮影、第五の撮影)。この2枚目の画像は、例えば図4Bに示される画像(第五の画像)である。図4Bに示されるように、2枚目の画像はストロボ発光を行わずに撮影されるため、被写体に投光されない画像が得られる。
続いてステップS215において、システム制御部113は、フォーカスレンズ104を、MF操作により記憶された位置(フォーカス位置)へ移動する。そしてステップS216において、システム制御部113は3枚目の画像を撮影する(第二の撮影)。このMF操作により記憶された位置へのフォーカスレンズ104の移動は、ステップS208の処理と同様に行われる。3枚目の画像は、星空である背景が適正に撮影されるように長秒露光で撮影される。このため、例えば図4Cに示されるように、背景が適正である画像(第二の画像)が得られる。
続いてステップS217において、システム制御部113は、これらの3枚の画像の撮影が完了すると、第一の撮影に基づいて得られた第一の画像および第二の撮影に基づいて得られた第二の画像を用いて第三の画像を生成する(画像合成処理を行う)。画像合成処理は、まず、1枚目の画像と2枚目の画像から被写体(被写体領域)の切り出しを行う。被写体領域の切り出しは、1枚目の画像(輝度値が高い被写体領域を含む画像データ)から、2枚目の画像(輝度値が高い画像データを含まない画像データ)を減算することにより行われる。1枚目の画像(第四の画像)から2枚目の画像(第五の画像)を減算することにより、輝度値が高い被写体領域のみを残存させた被写体領域画像データ(第一の画像)を得ることができる。システム制御部113は、その被写体領域画像データに基づいて1枚目の画像から被写体領域を切り出し、その切り出した画像データを3枚目の画像に合成する。これにより、図4Dに示されるように、被写体および背景の両方に対して適正かつピントが合った画像を生成することができる。ステップS217の画像合成処理が完了すると、本フローを終了する。
次に、図3を参照して、MF操作によるフォーカスレンズ位置の記憶について説明する。図3は、本実施例の撮像装置100において、フォーカスレンズ位置の記憶動作を示すフローチャートである。図3の各ステップは、システム制御部113の指令に基づいて撮像装置100の各要素により実行される。
まずステップS301において、メインスイッチ118が押されると、システム制御部113は撮像装置100を起動させる。そしてステップS302において、システム制御部113は、撮影モードが星空モード(星空スナップモードまたは星空夜景モード)に設定されている場合のMF時に記憶されるフォーカス位置を、初期値(所定値)を用いて初期化する。ここで初期値は、無限遠にピントが合うように調整されたフォーカス位置である。また星空モードとは、星空スナップモードおよび星空夜景モードの総称であり、天体モードと呼ばれる場合もある。
続いてステップS303において、システム制御部113は、マニュアルでピント合わせが可能なMFに設定されているか否か(MF設定であるか否か)を判定する。MF設定になっていない場合、システム制御部113はMF設定になっていると判定されるまで、ステップS303を繰り返す。一方、MF設定になっている場合、ステップS304において、システム制御部113は、撮影モードが星空モードに設定されているか否かを判定する。
MF設定状態であって、かつ星空モードに設定されている場合、ステップS305において、システム制御部113は、それまでの星空モード時に記憶されたフォーカス位置へフォーカスレンズ104を移動させる。ステップS305に至るまでに、マニュアルにて一度もフォーカスレンズ104が移動されていない場合、初期化時に記憶された無限遠にピントが合うように調整された位置へフォーカスレンズ104を移動させる。
次に、ステップS306において、システム制御部113は、マニュアルにてフォーカスレンズ104を移動させるMF操作が行われたか否かを判定する。MF操作が行われた場合、ステップS307において、MF操作に基づいてフォーカスレンズ104が移動する。一方、MF操作が行われていない場合、ステップS310において、システム制御部113は、MF設定を抜けたか否かを判定する。ステップS310にてMF設定を抜けた場合、MF位置記憶の処理は完了する。一方、ステップS310にてMF処理を抜けていない場合、ステップS306に戻り、MF操作が行われたか否かを判定する。
ステップS307にてフォーカスレンズ104が移動すると、続いてステップS308において、システム制御部113は、撮影モードが星空モードであるか否かを判定する。撮影モードが星空モードに設定されている場合、ステップS309において、システム制御部113は移動後のフォーカスレンズ位置(フォーカス位置)を記憶する。フォーカス位置は、システム制御部113の内部メモリまたはDRAM111などの記憶部に記憶される。そしてステップS310において、システム制御部113は、MF設定を抜けたか否かを判定する。ステップS310にてMF設定を抜けた場合、システム制御部113は、MF位置記憶の処理を完了する。一方、MF処理を抜けていない場合、ステップS306に戻り、MF操作が行われたか否かを判定する。
ステップS308にて撮影モードが星空モードに設定されていない場合、ステップS310において、MF設定を抜けたか否かを判定する。MF設定を抜けた場合、MF位置記憶の処理を完了する。一方、MF処理を抜けていない場合、ステップS306に戻る。
本実施例において、星空モード時に記録されたフォーカスレンズ位置は、撮像装置100の電源がオフになるまで記憶される。また好ましくは、フォーカスレンズ位置を記憶する際に、撮像装置100の温度(撮像装置100の使用環境温度)、またNDフィルタの状態(出入り状態)など光路長の変化に関わるパラメータも合わせて記憶される。これは、記憶されたフォーカスレンズ位置へフォーカスレンズ104を移動させる際に、ピント位置ずれが発生しているかの判定に使用するためである。
このように本実施例において、システム制御部113は、オートフォーカス制御により設定された第一のフォーカス位置で第一の撮影を行う(S213、214)。またシステム制御部113は、マニュアルフォーカス制御により設定された第二のフォーカス位置で第二の撮影を行う(S216)。そしてシステム制御部113は、第一の撮影に基づいて得られた第一の画像(図4A、図4B)および第二の撮影に基づいて得られた第二の画像(図4C)を用いて第三の画像(図4D)を生成する。
好ましくは、撮像装置100は、マニュアルフォーカス制御で設定された第二のフォーカス位置を記憶する記憶部(システム制御部113の内部メモリまたはDRAM111)を有する。システム制御部113は、その記憶部に記憶された(撮影前に記憶された)第二のフォーカス位置で第二の撮影を行う。また、より好ましくは、記憶部は、第二のフォーカス位置を撮像装置100の電源がオフになるまで記憶している。
より好ましくは、記憶部が第二のフォーカス位置を記憶したときと第二の撮影を行うときとの間で温度が変化した場合、システム制御部113は、温度の変化に応じたフォーカス位置の変動を補正する。また、より好ましくは、記憶部が第二のフォーカス位置を記憶したときと第二の撮影を行うときとの間でNDフィルタの状態が変化した場合、システム制御部113は、NDフィルタの状態の変化に応じたフォーカス位置の変動を補正する。また、より好ましくは、システム制御部113は、無限遠に合焦するようにフォーカス位置が調整されたズーム位置において、マニュアルフォーカス制御にて設定された第二のフォーカス位置が、調整されたフォーカス位置から所定量以上遠側である場合を判定する。このときシステム制御部113は、無限遠に合焦するよう調整されたフォーカス位置を第二のフォーカス位置として設定する。また、より好ましくは、システム制御部113は、マニュアルフォーカス制御にて設定された第二のフォーカス位置が所定距離よりも近側である場合、無限遠に合焦するフォーカス位置を第二のフォーカス位置として設定する。また、より好ましくは、システム制御部113は、マニュアルフォーカス制御による第二のフォーカス位置が設定されていない場合、無限遠に合焦するフォーカス位置を第二のフォーカス位置として設定する。
好ましくは、システム制御部113は、撮影モードが星空モード(天体モード)である場合、オートフォーカス制御により主被写体に合焦した第一のフォーカス位置で第一の撮影を行う。また、マニュアルフォーカス制御により星空に合焦した第二のフォーカス位置で第二の撮影を行う。より好ましくは、第一の撮影は、ストロボ121を発光させて行う第四の撮影(S213)、および、ストロボ121を発光させずに行う第五の撮影(S214)を含む。そしてシステム制御部113は、第四の撮影で得られた第四の画像から第五の撮影で得られた第五の画像を減算することにより、第一の画像を生成する(S217)。また、システム制御部113は、第一の画像および第二の画像を合成することにより第三の画像を生成する(S217)。
好ましくは、システム制御部113は、ストロボ121の発光が禁止されている場合、ユーザに対してストロボ121の発光許可を促すように表示部115に表示する(S203)。より好ましくは、システム制御部113は、ストロボ121の発光が許可されている場合、第一の撮影および第二の撮影を行う(S213、S214、S216)。一方、ストロボ121の発光が禁止されている場合、第一の撮影を行うことなく第二の撮影を行う(S211)。
上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータに供給されてインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現可能である。すなわち、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータなど、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
本実施例によれば、低コストかつ高精度で、種々のズーム位置(全ズーム位置)に対して主被写体(人物など)と無限遠近傍の背景(夜景や夜空など)の両方にピントを合わせた画像を生成可能な撮像装置を提供することができる。また、そのような撮像装置を含む撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100:撮像装置
107:撮像素子
109:画像処理部
113:システム制御部

Claims (15)

  1. 光学像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子からの画像信号を処理する画像処理手段と、
    マニュアルフォーカス制御により設定されたフォーカス位置を記憶する記憶手段と、
    オートフォーカス制御により設定された第一のフォーカス位置で第一の撮影を行い、前記第一のフォーカス位置とは異なる前記第二のフォーカス位置で第二の撮影を行うように制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離よりも近側である場合、予め無限遠に合焦するように調整されたフォーカス位置を第二のフォーカス位置として前記第二の撮影を行い、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離以上無限遠側である場合、前記記憶手段に記憶されたフォーカス位置を第二のフォーカス位置として前記第二の撮影を行い、
    前記第一の撮影に基づいて得られた第一の画像および前記第二の撮影に基づいて得られた第二の画像を用いて第三の画像を生成する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶手段は、前記第二のフォーカス位置を前記撮像装置の電源がオフになるまで記憶していることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記憶手段が前記第二のフォーカス位置を記憶したときと前記第二の撮影を行うときとの間で温度が変化した場合、前記制御手段は、該温度の変化に応じたフォーカス位置の変動を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記記憶手段が前記第二のフォーカス位置を記憶したときと前記第二の撮影を行うときとの間でNDフィルタの状態が変化した場合、前記制御手段は、該NDフィルタの状態の変化に応じたフォーカス位置の変動を補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、無限遠に合焦するようにフォーカス位置が調整されたズーム位置において、前記マニュアルフォーカス制御にて設定された前記第二のフォーカス位置が、調整された該フォーカス位置から所定量以上遠側である場合、無限遠に合焦するよう調整された前記フォーカス位置を前記第二のフォーカス位置として設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記マニュアルフォーカス制御による前記第二のフォーカス位置が設定されていない場合、無限遠に合焦するフォーカス位置を該第二のフォーカス位置として設定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、撮影モードが星空モードである場合、前記オートフォーカス制御により主被写体に合焦した前記第一のフォーカス位置で第一の撮影を行い、前記マニュアルフォーカス制御により星空に合焦した第二のフォーカス位置で第二の撮影を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 発光手段を更に有し、
    前記第一の撮影は、前記発光手段を発光させて行う第四の撮影、および、該発光手段を発光させずに行う第五の撮影を含み、
    前記制御手段は、
    前記第四の撮影で得られた第四の画像から前記第五の撮影で得られた第五の画像を減算することにより、前記第一の画像を生成し、
    前記第一の画像および前記第二の画像を合成することにより前記第三の画像を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 画像を表示する表示手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記発光手段の発光が禁止されている場合、ユーザに対して該発光手段の発光許可を促すように前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記発光手段の発光が許可されている場合、前記第一の撮影および前記第二の撮影を行い、
    前記発光手段の発光が禁止されている場合、前記第一の撮影を行うことなく前記第二の撮影を行うことを特徴とする請求項またはに記載の撮像装置。
  11. フォーカスレンズを備えたレンズ装置と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置と、を有することを特徴とする撮像システム。
  12. マニュアルフォーカス制御により設定されたフォーカス位置を記憶するステップと、
    オートフォーカス制御により設定された第一のフォーカス位置で第一の撮影を行うステップと、
    前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離よりも近側である場合、予め無限遠に合焦するように調整されたフォーカス位置にて第二の撮影を行い、前記マニュアルフォーカス制御にて設定されたフォーカス位置が所定距離以上無限遠側である場合、前記記憶ステップで記憶されたフォーカス位置にて第二の撮影を行うステップと、
    前記第一の撮影で得られた第一の画像および前記第二の撮影で得られた第二の画像を用いて第三の画像を生成するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 前記第一の撮影は、発光手段を発光させて行う第四の撮影、および、該発光手段を発光させずに行う第五の撮影を含み、
    前記第一の画像は、前記第四の撮影で得られた第四の画像から前記第五の撮影で得られた第五の画像を減算することにより、前記第一の画像を生成し、
    前記第三の画像は、前記第一の画像および前記第二の画像を合成することにより生成されることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置の制御方法
  14. 請求項12または13に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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