JP6256200B2 - 積層体およびその製造方法 - Google Patents

積層体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6256200B2
JP6256200B2 JP2014111123A JP2014111123A JP6256200B2 JP 6256200 B2 JP6256200 B2 JP 6256200B2 JP 2014111123 A JP2014111123 A JP 2014111123A JP 2014111123 A JP2014111123 A JP 2014111123A JP 6256200 B2 JP6256200 B2 JP 6256200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
layer
fiber
heat insulating
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014111123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015223792A (ja
Inventor
彩 佐藤
彩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2014111123A priority Critical patent/JP6256200B2/ja
Publication of JP2015223792A publication Critical patent/JP2015223792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256200B2 publication Critical patent/JP6256200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

本発明は、積層体およびその製造方法に関し、更に詳しくは、有機溶剤系の接着剤を含まずに安定した接着性を有する断熱層およびゴム層の積層体およびその製造方法に関する。
高温雰囲気で使用される転炉ホースには、極めて高い断熱性および耐熱性が要求される。断熱性および耐熱性の例として、特許文献1は、ホースの外周にセラミックファイバー、グラスウール等の無機繊維からなる断熱材を設け、さらにその外周に金属製の網または織物を配設した、耐火物吹き付け補修用に用いる耐熱ホースを提案する。
一方、転炉ホースとして、断熱層に有機溶剤系の接着剤を含浸させ、これに未加硫のゴム層を積層し、加硫した断熱ホースを用いることができる。しかし、このホースは有機溶剤系の接着剤を使用するため、環境へ負荷がかかること、生産作業者への影響が懸念される。また有機溶剤系の接着剤を他の接着剤に置き換えると、接着性が十分に得られないことが懸念される。
特開2003−322477号公報
本発明の目的は、有機溶剤系の接着剤を含まずに安定した接着性を有する断熱層およびゴム層の積層体およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の積層体は、セラミックファイバーを含む断熱層およびゴム層を積層した積層体であって、前記断熱層が、前記セラミックファイバーを主成分とする混紡糸の織布からなり、該織布の経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmであるとともに、前記断熱層に水系接着剤を含浸させて、前記ゴム層と張り合わせて加硫したものであることを特徴とする。
本発明の積層体によれば、セラミックファイバーを含む断熱層およびゴム層を積層した積層体として、セラミックファイバーを主成分にする混紡糸からなり経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmである織布に水系接着剤を含浸させた断熱層と、ゴム層と張り合わせて加硫するようにしたので、有機溶剤系の接着剤を含まず、しかも安定した接着性を有する積層体を得ることができる。
前記水系接着剤としては、天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にすることが好ましい。これにより断熱層とゴム層との接着を優れたものにすることができる。また水系接着剤の粘度が20〜500mPa・s、pHが7〜11であることが好ましい。
前記混紡糸としては、セラミックファイバーを70質量%以上含有することが好ましく、また有機繊維、グラスファイバーとの混紡糸であることが好ましい。有機繊維としては、レーヨン繊維を使用することができる。
前記ゴム層を構成するゴム組成物としては、天然ゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムを60質量%以上含むゴム成分であるとよい。
前記積層体は、断熱ホースまたは耐熱ホースにすることができ、この場合ゴム層がカバーゴム層であるとよい。この断熱ホースおよび耐熱ホースは、転炉ホースに好適に使用することができる。
上述した積層体を製造する方法としては、セラミックファイバーを主成分にする混紡糸からなり経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmである織布に水系接着剤を含浸させた断熱層の少なくとも1つの面に、未加硫のゴム組成物からなるゴム層を積層させて加硫することを特徴とする。
本発明の積層体の実施形態を模式的に例示する一部概略断面図である。 本発明の積層体の他の実施形態を模式的に例示する一部概略断面図である。 本発明の積層体の実施例1の剥離力を示すグラフである。 本発明の積層体の比較例2の剥離力を示すグラフである。
以下、本発明の積層体の製造方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1,2は、本発明の積層体の構造の実施形態の一例をモデル的に示した一部概略断面図である。なお本発明の積層体は、断熱ホースまたは耐熱ホースにすることができ、図1,2に記載された積層体1は、転炉ホースの構造を例示するものである。
図1において、積層体1は、内側からチューブゴム層4、耐圧層5、ゴム層2、断熱層3およびゴム層2を含む。図1の例は、断熱層3の両側にゴム層2を配置している。しかし、積層体1の構造は、図示の例に限定されるものではなく、断熱層3の少なくとも片側にゴム層2が積層されればよい。なお積層体が転炉ホースである場合、ゴム層2はカバーゴム層と称されることがある。以降、本明細書においてもカバーゴム層2という。
図2において、積層体1は、内側からチューブゴム層4、耐圧層5、ゴム層2、断熱層3、ゴム層2、断熱層3およびワイヤ層9を含む。図2の例は、ゴム層2および断熱層3をそれぞれ2層ずつ交互に積層し、更に最も外側にワイヤ層9を配した転炉ホースである。ここでワイヤ層9は、スチールワイヤを密に巻回した層または金属製織物を巻き付けた層である。
カバーゴム層2、チューブゴム層4および耐圧層5の構造は、積層体の要求性能に応じて適宜、決めることができる。耐圧層5を例にすると、耐圧層5は転炉ホースに通常用いられる構造であればよく、例えば繊維補強層6,ワイヤー補強層7,繊維補強層8から構成することができる。繊維補強層6は、チューブゴム層4の外周にゴム被覆された有機繊維コードを互いに交差するように複数回、巻回した補強層である。ワイヤー補強層7は、繊維補強層6の外周にホース本体の長手方向にスチールワイヤをスパイラル状に巻回した補強層である。また繊維補強層8は、ワイヤー補強層7の外周にゴム被覆された有機繊維コードを互いに交差するように複数回、巻回した補強層である。繊維補強層6および8を構成する有機繊維コードとしては、特に制限されるものではなく、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ポリイミド繊維、ポリアクリレート繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリウレタン繊維等を例示することができる。好ましくはポリアミド繊維がよい。
カバーゴム層2は、転炉ホースの外側を構成するゴム層であり、転炉ホースに通常用いられるカバーゴム層であればよい。カバーゴム層2を構成するゴム組成物としては、そのゴム成分が、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、クロロスチレン化ポリエチレン、ウレタンゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンアクリルゴムであるものを例示することができる。ゴム成分として好ましくは天然ゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムであるとよい。ゴム成分を、天然ゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムで構成することにより、転炉ホースの耐熱性をより高くすることができる。
カバーゴム層2を構成するゴム成分としては、天然ゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムの含有量が好ましくは60質量%以上、より好ましくは80〜100質量%であるとよい。天然ゴムおよびスチレンブタジエンゴムの含有量が60質量%未満であると、耐熱性が不足する虞がある。
カバーゴム層2を構成するゴム組成物は、上述したゴム成分に適宜必要な充填材、配合剤等を添加することができる。
本発明において、断熱層はセラミックファイバーを主成分とする混紡糸の織布からなる。ここで主成分とは、混紡糸にセラミックファイバーが50質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは70〜75質量%含有されることをいう。混紡糸中のセラミックファイバーの含有量が50質量%以上であることにより、積層体の断熱性および耐熱性をより高くすることができる。セラミックファイバーとしては、断熱性素材として通常使用されるものを使用することができる。
混紡糸は、主成分であるセラミックファイバー以外に、有機繊維、グラスファイバーを含むことが好ましい。有機繊維、グラスファイバーを含むことにより、強度を高くすることができる。有機繊維としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ポリイミド繊維、ポリアクリレート繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリウレタン繊維、レーヨン繊維等を例示することができる。好ましくはレーヨン繊維がよい。
断熱層を構成する織布は、混紡糸からなる経糸密度が20〜40本/5cm、好ましくは25〜35本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmで、好ましくは12〜18本/5cmである。織布の経糸密度を20本/5cm以上、緯糸密度を10本/5cm以上にすることにより、積層体の断熱性および耐熱性を確保することができる。また織布の経糸密度を40本/5cm以下、緯糸密度を20本/5cm以下にすることにより、水系接着剤を均一に塗布するのを容易にし、接着安定性を確保することができる。
本発明の積層体において、断熱層は上述した織布に水系接着剤を含浸させる工程を、その製造方法に有する。すなわち、水系接着剤を含浸させた断熱層に未加硫のゴム層を張り合わせて加硫することにより、断熱層とゴム層との間の接着力を十分にし、かつ接着力の安定性を得ることができる。また有機系接着剤を使用せずに水系接着剤を用いるため、環境負荷を低減するとともに、生産作業者への影響を小さくすることができる。
水系接着剤は、溶媒成分としてトルエン、キシレン、酢酸エチルなどの有機溶剤を全く含まない接着剤であり、ラテックス系、エマルジョン系などの、水に完全には溶解しないタイプの接着剤を含むものとする。
水系接着剤としては、特に制限されるものではないが、例えば天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にする接着剤、天然ゴムのエポキシ化NRラテックス接着剤、スチレンモノマーをグラフトさせたラテックス接着剤等を例示することができる。なかでも天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にする接着剤が好ましい。なお、天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にするとは、水系接着剤の固形成分量に対し天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体が50質量%以上であることをいう。
この水系接着剤は、粘度が好ましくは20〜500mPa・s、より好ましくは50〜200mPa・sであるとよい。水系接着剤の粘度をこのような範囲内にすることにより、上述した織布への含浸を容易にすることができる。本明細書において、水系接着の粘度は、JIS K7117−1:1999の「プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−ブルックフィールド形回転粘度計による見掛け粘度の測定方法」に基づき測定するものとする。
また水系接着剤は、pHが好ましくは7〜11、より好ましくはpH8〜10であるとよい。水系接着剤のpHをこのような範囲内にすることにより、ゴム層との接着反応を安定化させることができる。本明細書において、水系接着のpHは、JIS Z8802:2011の「pHの測定方法」に基づき測定するものとする。
本発明の積層体の製造方法は、上述した積層体を好適に製造する製造方法であり、セラミックファイバーを主成分にする混紡糸からなる織布に水系接着剤を含浸させ、さらに余剰の水系接着剤を取り除くことにより、水系接着剤を有する断熱層を準備する。この断熱層の少なくとも1つの面に、未加硫のゴム組成物からなるゴム層を積層させて加硫する。これにより断熱層とゴム層との接着と、ゴム層の加硫を同時に行うことができる。加硫は、通常採用される加硫条件で行うことができる。なお断熱層を構成する織布は、上述した理由から経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmのものを用いる。
本発明の積層体は、有機溶剤系の接着剤を含まずに安定した接着性を有する断熱性成形体、耐熱性成形体として有用である。成形体としては、ホース、コンベヤベルト等を例示することができる。なかでもホースが好ましく、とりわけ転炉ホース、マリンホース等として有効に用いることができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表2に示すゴム組成物からなる未加硫ゴムシートを使用することを共通条件にしながら、断熱層の構成を表1に示すように異ならせて6種類(実施例1〜4、比較例1〜2)の積層体を製造した。なお、表2に記載のSBRは、ゴム100質量部に対して37.5質量部の油展オイルを含むため、実際の配合量と括弧内に油展オイルを除いた正味のSBRの配合量を記載した。
未加硫ゴムシートの大きさは縦150mm、横25mm、厚さ2mmとし、断熱層を構成する織布の大きさは縦150mm、横25mm、厚さ2mmにした。織布を構成する混紡糸は、セラミックファイバー、レーヨン繊維およびグラスファイバーからなり、セラミックファイバーの含有量を表1に記載した。また織布の経糸および緯糸の密度を表1に記載するように変化させた。これら織布は、「エステック社製セラクロステープ」から、表1の仕様を満たすものを選択し使用した。
また断熱層に含浸させた接着剤の種類、その粘度および水系接着剤の場合のpHを表1に記載した。なお有機系接着剤としては、トルエンを90〜95質量%含む天然ゴムラテックスを使用し、水系接着剤としては、天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にする下記の組成からなる接着剤を使用した。
水系接着剤の成分
天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体:38.8質量%
ロジンエステル:10質量%
カーボンブラック:0.5質量%
アンモニア:0.4質量%
界面活性剤:0.3質量%
水:50質量%
積層体の製造は、表1に示した織布に接着剤を含浸させ、余剰の接着剤をローラーを用いて取り除き断熱層を準備した。このとき、それぞれの織布に対する接着剤の塗布状態(均一性)を以下の判定基準により評価し、その結果を表1に記載した。
接着剤塗布状態(均一性)の判定基準
○:織布の全面において接着剤塗布状態が均一である。
△:織布の全面において接着剤塗布状態にややムラがある。
×:接着剤塗布状態に顕著な斑があり実用に耐えない。
得られた断熱層の両側に表2に示すゴム組成物からなる未加硫ゴムシートを張り合わせて、147℃、120分の条件でスチーム加硫した。得られた積層体の接着力安定性を以下の方法で評価した。
積層体の接着力安定性
上記で得られた積層体を使用して、加硫したゴム層の1つを、JIS K6256−1:2013に基づき、剥離試験を行った。積層体の幅は25mm、試験温度は23℃、剥離速度は50mm/分にした。各実施例、比較例において、剥離試験を2回ずつ行った。得られた結果は、以下の判定基準により評価し、その結果を表1に記載した。また実施例1の積層体および比較例2の積層体について、2回の剥離試験で得られた接着力の安定性を評価するための剥離力を示すグラフを図3および図4に示す。
接着力安定性の判定基準
○:剥離力の平均値が20N/inch以上、かつ剥離力が一定である。
△:剥離力の平均値が20N/inch以上だが、剥離力にバラツキがある。
×:剥離力の平均値が20N/inch未満である。
Figure 0006256200
Figure 0006256200
表2において、使用した原材料の種類は、以下の通りである。
NR:天然ゴム、SIR20
SBR:スチレンブタジエンゴム、日本ゼオン社製Nipol 1723、ゴム100質量部に対してオイルを37.5質量部添加した油展品
カーボンブラック:新日化カーボン社製ニテロン#200IN
酸化亜鉛:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
ステアリン酸:日新理化社製ステアリン酸50S
ワックス:日本精蝋社製OZOACE‐0037
アロマオイル:三共油化工業株社製A/O MIX 2010
硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業社製ノクセラーCZ
実施例1〜4の積層体は、接着剤塗布状態、接着力安定性がいずれも良好であった。
比較例1の積層体は、断熱層を構成する織布の経糸密度が40本/5cm超、緯糸密度が20本/5cm超であったので、接着剤塗布状態が悪く、また接着力安定性が悪かった。比較例2の積層体では、有機系接着剤を使用したので環境負荷が悪い。また接着力安定性も剥離面でバラツキがあった。
1 積層体
2 ゴム層(カバーゴム層)
3 断熱層
4 チューブゴム層
5 耐圧層
6 繊維補強層
7 ワイヤー補強層
8 繊維補強層
9 ワイヤ層

Claims (9)

  1. セラミックファイバーを含む断熱層およびゴム層を積層した積層体であって、前記断熱層が、前記セラミックファイバーを主成分とする混紡糸の織布からなり、該織布の経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmであるとともに、前記断熱層に水系接着剤を含浸させて、前記ゴム層と張り合わせて加硫したものであることを特徴とする積層体。
  2. 前記水系接着剤が、天然ゴムのメチルメタアクリレートグラフト重合体を主成分にすることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 前記混紡糸が、前記セラミックファイバーを70質量%以上含有することを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
  4. 前記混紡糸が、前記セラミックファイバーと、有機繊維、グラスファイバーとの混紡糸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層体。
  5. 前記有機繊維が、レーヨン繊維であることを特徴とする請求項4に記載の積層体。
  6. 前記水系接着剤が、その粘度が20〜500mPa・s、pHが7〜11であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の積層体。
  7. 前記ゴム層を構成するゴム組成物が、天然ゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムを60質量%以上含むゴム成分からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積層体。
  8. 前記積層体が、断熱ホースまたは耐熱ホースであり、前記ゴム層がカバーゴム層であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の積層体の製造方法であって、セラミックファイバーを主成分にする混紡糸からなり経糸密度が20〜40本/5cm、緯糸密度が10〜20本/5cmである織布に水系接着剤を含浸させた断熱層の少なくとも1つの面に、未加硫のゴム組成物からなるゴム層を積層させて加硫することを特徴とする積層体の製造方法。
JP2014111123A 2014-05-29 2014-05-29 積層体およびその製造方法 Active JP6256200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014111123A JP6256200B2 (ja) 2014-05-29 2014-05-29 積層体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014111123A JP6256200B2 (ja) 2014-05-29 2014-05-29 積層体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015223792A JP2015223792A (ja) 2015-12-14
JP6256200B2 true JP6256200B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=54840941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014111123A Active JP6256200B2 (ja) 2014-05-29 2014-05-29 積層体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6256200B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107330B (zh) * 2022-07-14 2024-02-13 中国兵器装备集团西南技术工程研究所 一种铝合金发动机燃烧室复合内绝热层及其制备方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151608A (en) * 1981-01-26 1982-09-18 Gen Tire & Rubber Co Adhesion of rubber to glass fiber
JPH03130429A (ja) * 1989-10-11 1991-06-04 Nitto Boseki Co Ltd 耐火、耐熱性体及びその製造方法
JPH0418144A (ja) * 1990-05-10 1992-01-22 Ibiden Co Ltd セラミック繊維と芳香族ポリアミド繊維との混紡織物
JP2002327167A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴムの接着方法
JP4295961B2 (ja) * 2002-07-10 2009-07-15 日本エイアンドエル株式会社 ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス
JP2004204147A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Nippon A & L Kk ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015223792A (ja) 2015-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10352388B2 (en) Article, particularly an air spring bellows, a metal-rubber element, or a vibration damper
JPH0764043B2 (ja) 一体補強加硫エラストマーホース
CN104412002A (zh) 传动带
WO2007110974A1 (ja) 伝動ベルト
WO2006112386A1 (ja) 摩擦伝動ベルト及びその製造方法
JP5290967B2 (ja) ゴム補強用部材およびそれを用いたゴム製品
JP5470201B2 (ja) 積層体及びその製造方法並びに動力伝動用ベルト
KR960010133B1 (ko) 고무 조성물과 섬유의 복합체 및 호스
JP2015222121A (ja) 歯付ベルト
JP5702222B2 (ja) 加硫用成形部材
JP6256200B2 (ja) 積層体およびその製造方法
KR101083074B1 (ko) 작업용 장갑의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 작업용 장갑
JP6628799B2 (ja) ゴム組成物、積層体、及びコンベアベルト
WO2006051873A1 (ja) ゴム補強用コードおよびその製造方法ならびにそれを用いたゴム製品
JPWO2016038854A1 (ja) ゴム繊維複合体
JP2009234218A (ja) ホースおよびその製法
JP2009270583A (ja) 伝動ベルトおよび搬送ベルト
JP5871195B2 (ja) ゴムホースの製造方法
JP6077921B2 (ja) コンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルト
JP6628798B2 (ja) ゴム組成物、積層体、及びコンベアベルト
JP2001234479A (ja) 粘着性を有するゴム補強用処理繊維
JP2009068549A (ja) 大口径ゴムホース
JP5052999B2 (ja) ベルトスリーブの加硫用ジャケット
JP2009248463A (ja) 歯付ベルト及びその製造方法
JP2009019760A (ja) 動力伝動ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170515

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170828

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6256200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250