JP6077921B2 - コンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルト Download PDF

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Description

本発明は、コンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルトに関する。
通常のコンベヤベルトは、運搬物が載置される上面カバーゴム層と、駆動プーリやローラ等に接触する下面カバーゴム層とにより、張力を担保する補強層を挟持した構造を有している。補強層は、補強用コードを帆布状に織成した帆布をコートゴムでコーティングしたものである。補強用コードとしては、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、アラミド等の有機繊維が用いられている。これらのなかでも、ポリエステルコードは、ナイロンコードと比較してモジュラスが高く、かつ寸法安定に優れているため補強用コードとして好適に用いられている。また、補強層は、帆布の両側にコートゴムを接着させた構成を有するため、コンベヤベルトを構成するカバーゴムと帆布との間または帆布相互間にはコートゴム形成材料が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、カバーゴムと帆布との間または帆布相互間の接着に用いられるコートゴム組成物が記載されている。特許文献1に記載のコートゴム組成物は、ジエン系ゴムと再生ゴム中のゴム分が所定量よりなるブレンドゴムと、カーボンブラックと炭酸カルシウムとを所定量含有するものである。このコンベヤベルト用コートゴム組成物を、コンベヤベルトのカバーゴムと帆布との間または帆布相互間のコートゴム形成材料として補強層形成のために用いた場合には、コートゴム組成物の接着力を適度に低下させたものであるため剥離を伴うエンドレス作業が容易になるというものである。
特開2009−40815号公報
ポリエステル帆布を補強層として用いた場合、高温加硫後や高温履歴後のコートゴムとポリエステル帆布との間のゴム付きが低下する虞がある。
しかしながら、特許文献1に記載のコンベヤベルト用コートゴム組成物は、ポリエステル帆布とコートゴム組成物との接着力を適度に低下させたものであるため、高温加硫後や高温履歴後のコートゴムとポリエステル帆布との間のゴム付きが低下することについては考慮されておらず、さらに改善する余地がある。
そこで、ポリエステル帆布との接着性に優れ、高温加硫後や高温履歴後でも高い接着性を有するコンベヤベルト用コートゴム組成物が切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、ポリエステル帆布との接着性に優れ、高温加硫後や高温履歴後でも高い接着性を有するコンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルトを提供することを目的とする。
本発明は、次に示す(1)〜()である。
(1) ジエン系ゴム成分と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドと、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂と、ヘキサメトキシメチル化メラミンと、硫黄とを含み、
前記ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して0.25質量部以上3.0質量部以下であり、
前記レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下であり、
前記ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、
前記硫黄の含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して3質量部以下であり、
コンベヤベルトのカバーゴムとポリエステル繊維からなる帆布との間、またはポリエステル繊維からなる帆布とポリエステル繊維からなる帆布との間の何れか一方または両方のコートゴム形成材料として用いられることを特徴とするコンベヤベルト用コートゴム組成物
(2) ポリエステル繊維からなる帆布の両側に、上記()に記載のコンベヤベルト用コートゴム組成物を配設したシート状補強層を少なくとも1層以上積層して形成されることを特徴とする積層体。
) 前記ポリエステル繊維からなる帆布は、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスに浸漬処理されたものである上記()に記載の積層体。
) 上面カバーゴム層と
上記()または()に記載の積層体と、
下面カバーゴム層とを含んで形成されることを特徴とするコンベヤベルト。
本発明によれば、ポリエステル帆布との接着性に優れ、高温加硫後や高温履歴後でも高い接着性を有することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る積層体の長手方向の断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るコンベヤベルトの長手方向の断面図である。
以下、この発明について詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
<コンベヤベルト用コートゴム組成物>
本実施形態に係るコンベヤベルト用コートゴム組成物(以下、「本実施形態の組成物」という。)は、ジエン系ゴム成分と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドと、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂と、ヘキサメトキシメチル化メラミンとを含んでいる。
(ジエン系ゴム成分)
ジエン系ゴム成分としては、硫黄加硫が可能なゴムが用いられる。硫黄加硫が可能なゴムは、硫黄を用いて加硫できるゴムであり、天然ゴム、合成ゴム、またはこれらの混合物等である。ジエン系ゴムとしては、具体的には、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム(IR)、各種ブタジエンゴム(BR)、1,2−ブタジエンゴム、各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、クロロプレンゴム等を挙げることができる。これらのゴム成分は、1種類を単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
これらのゴムのなかでも、高温加硫後や高温履歴後の接着性に優れるという理由から、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムおよびブタジエンゴムを含むことが好ましい。
天然ゴムは、シス−1,4−ポリイソプレンが頭尾結合する構造を有するポリマーであり、一般に用いられる公知の天然ゴムを使用することができる。天然ゴムとしては、市販品を用いることができ、具体的には、例えば、TSR−20、RSS#3等が挙げられる。ジエン系ゴム成分中の天然ゴムの含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部中に30質量部以上70質量部以下であり、好ましくは40質量部以上60質量部以下である。
スチレン−ブタジエン共重合体ゴムは、コートゴムに使用できるものであれば特に限定されることはなく、公知の各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを使用することができる。スチレン−ブタジエン共重合体ゴムとしては、市販品を用いることができ、具体的には、例えば、日本ゼオン社製のNIPOL 1502等が挙げられる。ジエン系ゴム成分中のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムの含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部中に10質量部以上40質量部以下であり、好ましくは15質量部以上35質量部以下である。
ブタジエンゴムとしては、市販品を用いることができ、具体的には、例えば、日本ゼオン社製のNIPOL BR1220、NIPOL BR1250H等が挙げられる。ジエン系ゴム成分中のブタジエンゴムの含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部中に10質量部以上40質量部以下であり、好ましくは15質量部以上35質量部以下である。
天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムおよびブタジエンゴムの含有量が各々上記範囲内であれば、本実施形態の組成物は接着性に優れるため高温加硫後や高温履歴後のポリエステル帆布との接着性およびゴム付きを向上させることができる。なお、本実施形態において、ゴム付きとは、剥離試験後に剥離面である帆布表面に残存するゴムの面積の割合(%)のことをいう。また、剥離による破壊がコートゴム層の全面で起こっている場合を100%として、この割合が多いほどゴム付きは良好となる。
(ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)
ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドは、チアゾール構造を有する化合物であり、下記式(1)で表される。ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドは、ゴム組成物のチアゾール系加硫促進剤としても使用することができる。
Figure 0006077921
ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドとしては、市販品を用いることができ、具体的には、例えば、大内新興化学工業社製、ノクセラー DM−P(DM)等が挙げられる。
ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部に対して0.25質量部以上3.0質量部以下であり、好ましくは0.5質量部以上2.5質量部以下である。ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量が0.25質量部以上であれば加硫反応が促進されるため好ましい。ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量が3.0質量部以下であれば接着性を向上させることができるため好ましい。ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量が多すぎると得られるゴム組成物の加硫伸びが損なわれ、破断しやすくなるため好ましくない。
本実施形態の組成物は、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドを所定量含有することにより、接着性を向上させることができるため高温加硫後や高温履歴後のポリエステル帆布との接着性およびゴム付きを向上させることができる。
(レゾルシンホルムアルデヒド樹脂)
レゾルシンホルムアルデヒド樹脂は、フェノール系樹脂の一種である。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂は、レゾルシンの誘導体であり、レゾルシンとホルムアルデヒドとを縮合反応させることによって得ることができる。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂には、アルカリ触媒下でレゾルシンとホルムアルデヒドを縮合反応させることによるメチロール基を有するレゾール型フェノール系樹脂と、酸性触媒下にレゾルシンとホルムアルデヒドを縮合反応させることによるメチロール基を有さないノボラック型フェノール系樹脂とがある。これらのなかでも、ノボラック型フェノール系樹脂であるレゾルシンホルムアルデヒド樹脂を好適に使用することができる。
レゾルシンホルムアルデヒド樹脂としては、工業用ゴム組成物に通常使用されるものを用いることができる。また、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂としては、市販されているものを利用することができる。具体的には、例えば、インドスペック社製ペナコライトレジンB−18−S、同B−19−S、同B−20−S、同B−21−S、田岡化学工業(株)製スミカノール620、住友ベークライト(株)製PR−50731、PR−HF−3、PR−YR−170等が挙げられる。これらのなかでも、インドスペック社製ペナコライトレジンB−18−S、同B−19−S、同B−20−S、同B−21−Sを好適に使用することができる。また、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂は、ゴム組成物の接着付与剤としても使用することができる。
レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下であり、好ましくは1質量部以上4質量部以下であり、より好ましくは2量部以上4質量部以下である。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量が1質量部以上であると接着性が向上するので好ましい。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量が5質量部以下であると接着性が良好となるので好ましい。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量が少なすぎると接着性が低下するので好ましくない。レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量が多すぎると接着性が低下すると共に破壊特性が悪化するので好ましくない。
本実施形態の組成物は、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂を含有することにより、接着性を向上させることができるため高温加硫後や高温履歴後のポリエステル帆布との接着性およびゴム付きを向上させることができる。
(ヘキサメトキシメチル化メラミン)
ヘキサメトキシメチル化メラミンは、メチロールメラミンの誘導体であり、下記式(2)で表される。ヘキサメトキシメチル化メラミンは上述したレゾルシンホルムアルデヒド樹脂を硬化させる作用を有するものである。
Figure 0006077921
また、ヘキサメトキシメチル化メラミンは、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂を硬化させるメチレン供与体として作用するものである。本実施形態の組成物はヘキサメトキシメチル化メラミン以外のメチレン供与体を含有することができる。ヘキサメトキシメチル化メラミン以外のメチレン供与体としては、例えば、ヘキサメチレンテトラミンおよびメチロールメラミン誘導体が例示される。メチロールメラミン誘導体としては、ヘキサメトキシメチロールメラミン、ペンタメトキシメチロールメラミン、ペンタメトキシメチルメラミン、ヘキサエトキシメチルメラミン、ヘキサキス−(メトキシメチル)メラミン、N,N’,N’’−トリメチル−N,N’,N’’−トリメチロールメラミン、N,N’,N’’−トリメチロールメラミン、N−メチロールメラミンN,N’−(メトキシメチル)メラミン、N,N’,N’’−トリブチル−N,N’,N’’−トリメチロールメラミン等が挙げられる。なかでもヘキサメチレンテトラミン、ヘキサメトキシメチロールメラミン、ペンタメトキシメチロールメラミン、ペンタメトキシメチルメラミンが好ましい。メチレン供与体は、これらを単独あるいは組み合わせて使用することができる。
ヘキサメトキシメチル化メラミンとしては、市販品を用いることができ、具体的には、例えば、CYTEC INDUSTRIES社製、CYREZ 964RPC等が挙げられる。また、ヘキサメトキシメチル化メラミンは、ゴム組成物の接着付与剤としても使用することができる。
ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、好ましくは1質量部以上3質量部以下であり、より好ましくは2質量部以上3質量部以下である。ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量が1質量部以上であればゴムの硬度および強度を十分に高くすることができるため好ましい。ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量が4質量部以下であると引張破断伸びを高くすることができるため好ましい。ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量が1質量部以上4質量部以下である場合、本実施形態の組成物の硬化物は硬度、強度および破断伸びを向上させることができる。
本実施形態の組成物は、ヘキサメトキシメチル化メラミンを含有することにより、硬度、強度および破断伸びを十分に高くすることができると共に高温加硫後や高温履歴後のポリエステル帆布との接着性およびゴム付きを向上させることができる。
本実施形態の組成物は、さらに硫黄を含むことが好ましい。硫黄は、加硫剤として従来公知の硫黄を用いることができ、例えば、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、表面処理硫黄、不溶性硫黄等のように市販されている従来公知のものを用いることができる。
硫黄の含有量は、ジエン系ゴム成分100質量部に対して3質量部以下であり、好ましくは0.1質量部以上3質量部以下であり、より好ましくは0.1質量部以上2.5質量部以下である。硫黄の含有量が0.1質量部以上3質量部以下であれば本実施形態の組成物の加硫後の接着性および耐熱老化性が良好となる。また、破断強度および耐摩耗性が良好となる。
本実施形態の組成物は、上述したように、必須成分として、ジエン系ゴム成分と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドと、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂と、ヘキサメトキシメチル化メラミンとを各々所定量含むことによって、ポリエステル帆布とコートゴム組成物との接着性を向上させることができ、高温加硫後や高温履歴後の接着性に優れるため、高い接着耐久性を有することができる。
本実施形態に係る組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、上述した必須の成分と、必要に応じて含むことができる硫黄に加え、この他に、必要に応じて、各種の添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、カーボンブラック等の充填剤;亜鉛華、ステアリン酸等の加硫促進助剤;フェノール系あるいはワックス系等の老化防止剤;植物油系あるいは鉱物油系等の軟化剤;などの通常用いられる配合剤等が挙げられる。これらの中の2種類以上を含有してもよい。添加剤等は一般的な方法で混練して組成物とし、加硫または架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本実施形態の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
本実施形態の組成物を製造する方法は、例えば、上述したジエン系ゴム成分100質量部と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドをジエン系ゴム成分100質量部に対して0.25質量部以上3.0質量部以下と、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂をジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下と、ヘキサメトキシメチル化メラミンをジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上4質量部以下とを配合し、さらに必要に応じて上記の硫黄、充填剤、加硫促進助剤、老化防止剤、軟化剤等を適宜選択して所定量添加し、ロールミルあるいはバンバリミキサー等を用いて、所定の温度で所定の時間混練し、ゴム組成物を得る方法が挙げられる。
上記のように得られた本実施形態の組成物は、コートゴム形成材料として、コンベヤベルトのカバーゴムとポリエステル繊維からなる帆布との間、またはポリエステル繊維からなる帆布とポリエステル繊維からなる帆布との間の何れか一方または両方の接着に好適に用いることができる。
本実施形態の組成物は、上述したような優れた特性を有することから、補強層を形成するコートゴムとしてコンベヤベルトの製造に好適に用いられるが、この他にも、ホース、クローラベルト、マリンホース、タイヤ等の製造に好適に用いることができる。
<積層体>
本実施形態の組成物を積層体に用いた場合について説明する。図1は、本実施形態に係る積層体(以下、「本実施形態の積層体」という。)の長手方向の断面図である。図1に示すように、積層体10は、本実施形態の組成物(以下、「コートゴム組成物」という。)11とポリエステル繊維からなる帆布12とを有している。積層体10は、例えば、コートゴム組成物11a、11b、11c間に、ポリエステル繊維からなる帆布12a、12bを配設した物である。すなわち、積層体10は、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12とを交互に積層したものであり、ポリエステル繊維からなる帆布12の両側にコートゴム組成物11を接着させた構成を有する。
なお、積層体10は、図1に示すようにコートゴム組成物11の間に、ポリエステル繊維からなる帆布12を2層積層した構成に限定されることはなく、コートゴム組成物11の間に、ポリエステル繊維からなる帆布12を少なくとも1層以上積層した構成であればよい。すなわち、積層体10は、ポリエステル繊維からなる帆布の両側に、コートゴム組成物11を配設したシート状補強層を少なくとも1層以上積層して形成される積層体である。
コートゴム組成物11と接着させるポリエステル繊維からなる帆布12のポリエステル繊維は、コートゴム組成物11との接着性を向上させるために、予めレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液を含浸させる処理(以下、「RFL処理」という。)が行われているものである。すなわち、ポリエステル繊維をカルボキシル変性のビニルピリジンラテックスに浸漬処理したものである。RFL処理は、従来公知のものがいずれも適用可能である。ここで、このRFL混合液に含まれるラテックスとしては、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスが好ましい。カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスを含有することにより、ポリエステル繊維からなる帆布12のコートゴム組成物11に対する接着性を効果的に改善することができる。また、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックス以外のラテックスとしては、ビニルピリジンラテックス、天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエンゴムラテックス等が挙げられる。カルボキシル変性のビニルピリジンラテックス以外のラテックスを含有する場合には、全ラテックスの50質量%以上をカルボキシル変性のビニルピリジンラテックスにすることが好ましい。
コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12とを接着させる方法としては、例えば、ポリエステル繊維からなる帆布12の両側にコートゴム組成物11を密着させて交互に積層して、例えば、160℃で45分間、プレス加硫することにより、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12との複合体とすることができる。このようにして得られた積層体10は、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12表面が強固に接合した複合体となる。よって、積層体10は、コンベヤベルトの補強層として好適に用いることができる。なお、加硫温度および時間は、従来公知のジエン系ゴムの加硫条件を適用することができる。
本実施形態の積層体10は、以上の構成をとるので、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12との接着性に優れ、かつ高温加硫後や高温履歴後の接着性に優れるため、高い接着耐久性を有することができる。
<コンベヤベルト>
次に、本実施形態の積層体をコンベヤベルトに用いた場合について説明する。図2は、本実施形態に係るコンベヤベルト(以下、「本実施形態のコンベヤベルト」という。)の長手方向の断面図である。図2に示すように、コンベヤベルト20は、上面カバーゴム層21と積層体10と下面カバーゴム層22とを有している。すなわち、積層体10は補強層であり、積層体10を中心層として、その両側に上面カバーゴム層21と下面カバーゴム層22とが設けられている。
積層体10は、上述したように、コートゴム組成物11a、11b、11c間に、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスに浸漬処理されたポリエステル繊維からなる帆布12a、12bを補強用コードとして配設したものを加硫して得られる複合体である。積層体10は、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12との接着性が良好であるため、積層体10を用いて形成されるコンベヤベルト20の耐久性は優れたものとなる。コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12とを含むものを加硫して積層体10とする方法は上述したとおりである。
コンベヤベルト20の表面層は上面カバーゴム層21と下面カバーゴム層22との2層により構成され、上面カバーゴム層21と下面カバーゴム層22との間に補強層として積層体10が配設される。積層体10は、上面カバーゴム層21および下面カバーゴム層22との接着層となり、また、ポリエステル繊維からなる帆布12に対する緩衝材ともなる。上面カバーゴム層21および下面カバーゴム層22に用いられるゴム組成物は、コンベヤベルトのカバーゴムに使用することができるものであれば特に制限されず、従来公知のゴム組成物を使用することができる。上面カバーゴム層21および下面カバーゴム層22には、コンベヤベルト20の用途に応じて、難燃性、耐熱性、耐寒性、耐油性、耐磨耗性、あるいは、耐候性に優れる成分を含有するゴム組成物を用いることが好ましい。
本実施形態のコンベヤベルト20の製造方法は特に限定されず、通常用いられる方法等を採用することができる。具体的には、まず、ロール、ニーダー、バンバリミキサー等を用いて原料を混練りした後、ロール等を用いて上面カバーゴム層21および下面カバーゴム層22用にシート状に成形し、次に、得られた各層を、上述のようにして得られた積層体(補強層)10を挟み込むように所定の順序で積層し、140℃〜170℃の温度で10分間〜60分間加圧する方法が好適に例示される。また、例えば、未加硫の上面カバーゴム層21と下面カバーゴム層22との間に未加硫の補強層構成体(コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12との積層体)を積層した後に、例えば上述した条件で加硫する方法が好適に例示される。
本実施形態のコンベヤベルト20は、以上の構成をとるので、コートゴム組成物11とポリエステル繊維からなる帆布12との接着性およびコートゴム組成物11とカバーゴム層との接着性に優れ、かつ高温加硫後や高温履歴後の接着性に優れるため、耐久性に優れ、長期の信頼性を有することができる。
以上、本発明のコンベヤベルト用コートゴム組成物、積層体およびコンベヤベルトについて詳細に説明したが、本発明は上記の例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変更および改良を行ってもよい。
以下、本実施形態に係る組成物を実施例により具体的に説明する。ただし、本実施形態に係る組成物はこれらに限定されるものではない。
<コートゴム組成物の調製>
表1に示す各成分を、同表に示す配合量(質量部)で配合し、バンバリミキサーを用いてこれらを均一に混練して表1に示される各々の実施例、比較例の各コートゴム組成物を調製した。各々の実施例、比較例における各成分の配合量を表1に示す。
<試験体の作製>
上記で得られた各コートゴム組成物をロールで厚さ1mmおよび厚さ0.7mmのシート状に成形した。また、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスに浸漬処理したポリエステル繊維からなる帆布を準備した。次に、厚さ1mmのシート状コートゴム組成物/ポリエステル帆布/厚さ0.7mmのシート状コートゴム組成物/ポリエステル帆布/厚さ1mmのシート状コートゴム組成物の順に積層した後、長さ150mm、幅150mmのモールドを用いて、160℃で45分間加硫を行って、コートゴム組成物とポリエステル帆布との積層体(コートゴム/ポリエステル帆布との複合体)を得た。次に、得られた各積層体から長さ方向に25mm幅のサンプルを切り出して各試験体を作製した。
得られた各々の実施例、比較例の各試験体について、以下に示す方法で、帆布接着性、熱老化後帆布接着性の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
<帆布接着性>
上記で得られた各試験体について、JIS K6256−1:2006「布との剥離強さ」に準拠して剥離力を測定し、帆布接着性を評価した。剥離力が7N/mm以上であれば良好と判断した。また、剥離試験の後、ポリエステル帆布表面に付着しているゴムを目視にて観察し、ゴム付きで帆布接着性を評価した。ゴム付きは、ポリエステル帆布表面に残存するゴムの面積の割合(%)として算出した。剥離による破壊形態がゴム層の全面で起こっている場合をゴム付き100%とした。ゴム付きが95%以上であれば良好と判断した。なお、ゴム付き(%)が高いほど、接着性が良いことを意味する。結果を下記表1に示す。
<熱老化後帆布接着性>
上記の帆布接着性で作製したものと同様の各試験体を150℃の環境下で168時間放置した後、各試験体について、帆布接着性と同様の方法で剥離力を測定し、熱老化後帆布接着性を評価した。剥離力が3N/mm以上であれば良好と判断した。また、帆布接着性と同様の方法でゴム付きで熱老化後帆布接着性を評価した。ゴム付きが95%以上であれば良好と判断した。なお、ゴム付き(%)が高いほど、接着性が良いことを意味する。結果を下記表1に示す。
Figure 0006077921
上記表1に示される各成分は、以下のとおりである。
・NR:天然ゴム、TSR−20
・SBR:スチレン−ブタジエンゴム、商品名「NIPOL 1502」、日本ゼオン社製
・BR:ブタジエンゴム、商品名「NIPOL BR1220」、日本ゼオン社製
・カーボンブラック:GPFカーボン、商品名「シーストV」、東海カーボン社製
・酸化亜鉛:亜鉛華、加硫促進助剤、商品名「亜鉛華3号」、正同化学工業社製
・ステアリン酸:商品名「ビーズステアリン酸」、日本油脂社製
・アロマオイル:商品名「エキストラクト4号S」、昭和シェル石油社製
・レゾルシンホルムアルデヒド樹脂:商品名「ペナコライトレジンB−18−S」、インドスペック社製
・ヘキサメトキシメチル化メラミン:商品名「CYREZ 964RPC」、CYTEC INDUSTRIES社製
・ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド:商品名「ノクセラー DM−P(DM)」、大内新興化学工業社製
・加硫促進剤1:2−メルカプトベンゾチアゾール、商品名「サンセラー M−PO」、三新化学工業社製
・加硫促進剤2:N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド、商品名「アクセルDZ−G」、川口化学工業社製
・加硫促進剤3:テトラメチルチラウムジスルフィド、商品名「ノクセラー TT−P」、大内新興化学工業社製
・加硫促進剤4:N−tert−ブチルー2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、商品名「ノクセラー NS−P」、大内新興化学工業社製
・硫黄:粉末硫黄、軽井沢精錬所社製
表1に示す結果から、実施例1〜5では、何れも帆布接着性、熱老化後帆布接着性に優れることが確認された。
これに対して、比較例1は、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂およびヘキサメトキシメチル化メラミンを含まないため帆布接着性は良好であるが熱老化後帆布接着性に劣ることが確認された。また、比較例2〜5では、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂、ヘキサメトキシメチル化メラミンおよびジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドを含まないため帆布接着性、熱老化後帆布接着性に劣ることが確認された。また、比較例6〜9は、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドを含まないため帆布接着性、熱老化後帆布接着性の何れかが劣ることが確認された。また、比較例10は、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂およびヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量が範囲外であるため帆布接着性、熱老化後帆布接着性に劣ることが確認された。また、比較例11は、硫黄の含有量が多すぎるため帆布接着性、熱老化後帆布接着性に劣ることが確認された。
よって、ジエン系ゴム成分と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドと、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂と、ヘキサメトキシメチル化メラミンとを各々所定量含むコートゴム組成物は、ポリエステル帆布とコートゴム組成物との接着性を向上させることができ、熱老化後の接着性に優れる(実施例1〜5参照)。
従って、本発明のコートゴム組成物は、従来から用いられるコートゴム組成物と比べてポリエステル帆布との接着性を向上させることができ、高温加硫後や高温履歴後の接着性に優れることから、コンベヤベルト用コートゴム組成物として好適に用いることができることが判明した。
10 積層体(補強層)
11、11a、11b、11c コートゴム組成物
12、12a、12b ポリエステル繊維からなる帆布
20 コンベヤベルト
21 上面カバーゴム層
22 下面カバーゴム層

Claims (4)

  1. ジエン系ゴム成分と、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドと、レゾルシンホルムアルデヒド樹脂と、ヘキサメトキシメチル化メラミンと、硫黄とを含み、
    前記ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して0.25質量部以上3.0質量部以下であり、
    前記レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下であり、
    前記ヘキサメトキシメチル化メラミンの含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、
    前記硫黄の含有量は、前記ジエン系ゴム成分100質量部に対して3質量部以下であり、
    コンベヤベルトのカバーゴムとポリエステル繊維からなる帆布との間、またはポリエステル繊維からなる帆布とポリエステル繊維からなる帆布との間の何れか一方または両方のコートゴム形成材料として用いられることを特徴とするコンベヤベルト用コートゴム組成物。
  2. ポリエステル繊維からなる帆布の両側に、請求項に記載のコンベヤベルト用コートゴム組成物を配設したシート状補強層を少なくとも1層以上積層して形成されることを特徴とする積層体。
  3. 前記ポリエステル繊維からなる帆布は、カルボキシル変性のビニルピリジンラテックスに浸漬処理されたものである請求項に記載の積層体。
  4. 上面カバーゴム層と
    請求項2又は請求項3に記載の積層体と、
    下面カバーゴム層とを含んで形成されることを特徴とするコンベヤベルト。
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