JP6255607B2 - 基礎構築方法 - Google Patents
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Description
したがって、地下スラブは、先行して構築した基礎の上縁に隣接して構築することになる。また、地下スラブを構築するコンクリートは、基礎を構築した後のコンクリートに打ち継ぐ形態で打設することになる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、基礎と地下スラブとを構築するにあたって、工期の短縮を図り易く、躯体品質の向上も図り易い基礎構築方法を提供することを目的とする。
これにより、基礎と地下スラブとを一度に構築できる充填型枠部を形成する。
そして、充填型枠部に沿わせて基礎と地下スラブとの配筋、及び、コンクリートの打設を行って、基礎と地下スラブとを一度に構築する。
これにより、基礎と地下スラブとを一度に構築できる型枠部を、土留め板と地下スラブ用の捨てコンとで形成する。
そして、土留め板の前面側と捨てコンの上方とにわたって、基礎と地下スラブとの配筋、及び、コンクリートの打設を行って、基礎と地下スラブとを一度に構築する。
なお、捨てコンは、コンクリートやモルタル、セメント液、ソイルセメントなどの種々の流動化固化材で構成することができる。
また、土留め板の撤去作業を省略して施工性の向上を図れると共に、土留め板を存置させた状態で基礎と地下スラブとを構築しても、土留め板が地下スラブの側に入り込むことがなく、地下スラブの強度を確保し易い。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明による基礎構築方法で構築された鉄筋コンクリート製の地中梁(基礎)Aと、その上縁に隣接する鉄筋コンクリート製の地下スラブBとを示す。
地中梁Aと地下スラブBは、充填型枠部(地山型枠)1にコンクリート10を一度に打設して、コンクリート10の打ち継部分が存在しない一体に構築されている。
図2に示すように、地中梁Aと地下スラブBとを構築する範囲を含めて地盤Gを掘削し、地中梁Aに対応する掘削部2の底部に地中梁Aの下面A1に相当する高さになるように捨てコン3を打設する。
型枠4は、その上端部4aが地下スラブBの下面B1に相当する高さ以上に位置する高さ寸法で立設する。
なお、型枠4は、地中梁Aの左右側面A2に相当する位置に沿う側面を備えた鋼製の箱状に形成したものであってもよい。
地中梁Aと地下スラブBの配筋は、工場などで予めカゴ状に組み付けられた地中梁用鉄筋先組体9aと地下スラブ用鉄筋先組体9bとを一体に設置して行ってもよい。
図6は、第1実施形態とは異なる本発明による基礎構築方法で構築された鉄筋コンクリート製の地中梁(基礎)Aと、その上縁に隣接する鉄筋コンクリート製の地下スラブBとを示す。
地中梁Aと地下スラブBは、コンクリート10を一度に打設して、コンクリート10の打ち継部分が存在しない一体に構築されている。
図7に示すように、鋼製の支持杭11で倒れ止めされる木製の土留め板12を設けながら、地中梁Aと地下スラブBとを構築する範囲を含めて地盤Gを掘削する。
土留め板12は、その上端部12aが地下スラブBの下面B1以下に位置する状態に設
置する。
地中梁Aと地下スラブBの配筋は、工場などで予めカゴ状に組み付けられた地中梁用鉄筋先組体9aと地下スラブ用鉄筋先組体9bとを一体に設置して行ってもよい。
1.本発明による基礎構築方法は、フーチング基礎と、そのフーチング基礎の上縁に接する地下スラブとを構築するために使用してもよい。
2.本発明による基礎構築方法は、各種基礎とその上縁に接する地下スラブとを構築するために利用できる。
4 型枠
4a 上端部
5 流動化固化材
6,7 表面
9a,9b 配筋(鉄筋先組体)
10 コンクリート
12 土留め板
12a 上端部
15 地下スラブ用の捨てコン
A 基礎(地中梁)
A2 基礎の外周面
B 地下スラブ
B1 地下スラブの下面
G 地盤
Claims (4)
- 基礎と、その上縁に隣接する地下スラブとを構築する範囲を含めて地盤を掘削し、
その掘削範囲における前記基礎の外周面に相当する位置に型枠を立設し、
前記型枠とその外方の地盤との間に流動化固化材を充填して、前記基礎の外周面と前記地下スラブの下面とにそれぞれ対応させる表面を備えると共に前記基礎と前記地下スラブとに亘って一体形成される充填型枠部を形成し、
前記充填型枠部の形成後、前記流動化固化材を充填する際に用いた前記型枠を撤去し、前記型枠に代えて前記流動化固化材による前記充填型枠部を前記基礎及び前記地下スラブを構築するための型枠として用い、
前記充填型枠部に沿わせて前記基礎と前記地下スラブとの配筋、及び、コンクリートの打設を行って前記基礎と前記地下スラブとを構築する基礎構築方法。 - 前記型枠は、立設状態において、その上端部が、前記地下スラブの下面以上に位置する高さ寸法のものを用いる請求項1に記載の基礎構築方法。
- 基礎の外周面に相当する位置に土留め板を設けながら、前記基礎と、その上縁に隣接する地下スラブとを構築する範囲を含めて地盤を掘削し、
前記土留め板の背面側の地盤上に、前記地下スラブ用の捨てコンを打設し、
前記土留め板を、撤去せずに存置させ、
前記土留め板の前面側と前記捨てコンの上方とにわたって、前記基礎と前記地下スラブとの配筋、及び、コンクリートの打設を行って前記基礎と前記地下スラブとを構築する基礎構築方法。 - 前記土留め板は、その上端部が前記地下スラブの下面以下に位置する状態に設置される請求項3に記載の基礎構築方法。
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