JP6255452B2 - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置及びその製造方法に関する。
フラットパネルディスプレイにおいて、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor; TFT)が使用されている。ボトムゲート型のTFTでは、基板にゲート電極が設けられ、ゲート電極を覆うように基板上にゲート絶縁膜が形成されている。ゲート電極の存在によって基板上に凸部が形成され、ゲート絶縁膜は、その成膜プロセスの特性から、下地の凸部の表面形状に従った表面形状を有する。すなわち、ゲート絶縁膜は、ゲート電極の周縁からゲート電極の表面に沿って高さが変化する部分(段差)を有する。言い換えると、ゲート絶縁膜は、ゲート電極の端部の上方に段差を有する。
特許文献1には、チャネル保護層を有し、アモルファスシリコン又はポリシリコンからなる半導体層を、ゲート電極の周縁よりも内側に配置した構造が開示されている。この構造では、ゲート電極の周縁よりも内側に半導体層が位置しているため、ゲート絶縁膜の段差上には、半導体層が存在しない。
特許文献2には、チャネル保護層を有し、酸化物半導体層を、ゲート電極の外側まで延長した構造が開示されている。この構造では、ゲート電極の外側に半導体層が位置しているため、ゲート絶縁膜の段差上に半導体層が存在する。
特開2010−278077号公報 特開2011−166135号公報
特許文献1に開示される構造を酸化物半導体で実現しようとした場合、チャネル保護層の加工時にゲート絶縁膜も削れてしまい、ゲート絶縁膜が薄くなることで、絶縁耐圧が低下するという問題が生じる。
特許文献2に開示される構造では、特に絶縁耐圧の低下が問題となる部分、即ちゲート電極の厚みによって生じるゲート絶縁膜の段差部の上方にも半導体層が形成されている。そのため、チャネル保護層の加工時に、半導体層が保護層となるので、ゲート絶縁膜まで削れて絶縁耐圧が低下するということはない。
しかしながら、ボトムゲート型のTFTにおいて、ゲート電極よりも半導体層が広く形成されている場合には、バックライト光が半導体層に入射し、半導体層(チャネル)の劣化を加速し、信頼性が低下するという問題が生じる。
本発明は、入光による信頼性の低下及び絶縁耐圧の低下を防ぐことを目的とする。
(1)本発明に係る表示装置は、基板と、前記基板の上に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極を覆うように前記基板の上に設けられるゲート絶縁膜と、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を連続一体的に有するトランジスタ構成用領域と、前記トランジスタ構成用領域から分離されて前記ゲート絶縁膜の一部を覆う被覆領域と、を有するように、前記ゲート絶縁膜の上に設けられた酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層の前記チャネル領域上に設けられたチャネル保護層と、前記酸化物半導体層の前記ソース領域及び前記ドレイン領域にそれぞれ接して設けられたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の上に設けられたパッシベーション層と、を有し、前記ゲート絶縁膜は、膜厚が80nm以上2000nm以下の範囲であり、前記酸化物半導体層の膜厚は、30nm以上500nm以下の範囲であることを特徴とする。本発明によれば、ゲート絶縁膜の段差部が、酸化物半導体層の被覆領域によって覆われるので、絶縁層が厚くなって絶縁耐圧の低下を防ぐことができる。また、酸化物半導体層の被覆領域は、トランジスタ構成用領域から分離されているので、入光によって信頼性が低下することはない。
(2)(1)に記載された表示装置において、前記ゲート電極に接続されたゲート配線と、前記ソース電極に接続されたソース配線と、前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線と、をさらに有し、前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート配線を覆うように前記基板の上に設けられ、前記ゲート配線の表面形状に従って凸部を有し、前記ゲート配線の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部を有し、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の少なくとも一方は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート配線と立体的に交差し、前記酸化物半導体層は、前記段差部の、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の前記少なくとも一方と重なる領域を覆うように、前記トランジスタ構成用領域から分離された第2の被覆領域を含むことを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載された表示装置において、前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域及び前記被覆領域の厚みが同じになるように形成されていることを特徴としてもよい。
(4)(2)に記載された表示装置において、前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域、前記被覆領域及び前記第2の被覆領域の厚みが同じになるように形成されていることを特徴としてもよい。
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記酸化物半導体層は、In-Ga-Zn-O系、In-Al-Zn-O系、In-Sn-Zn-O系、In-Zn-O系、In-Sn-O系、Zn-O系及びSn-O系からなる群より選択される一の酸化物半導体からなることを特徴としてもよい。
(6)本発明に係る表示装置の製造方法は、基板の上に設けられたゲート電極を覆って前記基板の上にゲート絶縁膜を80nm以上2000nm以下の範囲の膜厚になるように形成する工程と、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を連続一体的に有するトランジスタ構成用領域と、前記トランジスタ構成用領域から分離されて前記ゲート絶縁膜の一部を覆う被覆領域と、を有するように、前記ゲート絶縁膜の上に酸化物半導体層を30nm以上500nm以下の範囲の膜厚になるように形成する工程と、前記酸化物半導体層の上に保護層を形成する工程と、前記保護層及び前記ゲート絶縁膜に対してエッチングが進行し、前記酸化物半導体層がエッチングストッパとして機能するエッチングによって、前記酸化物半導体層の前記チャネル領域上に一部がチャネル保護層として残るように、前記保護層をパターニングする工程と、前記酸化物半導体層の前記ソース領域及び前記ドレイン領域にそれぞれ接するようにソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の上にパッシベーション層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。本発明によれば、酸化物半導体層の被覆領域がエッチングストッパになるため、ゲート絶縁膜の段差部はエッチングされない。そのため、段差部でゲート絶縁膜が薄くならないので、絶縁耐圧の低下を防ぐことができる。また、酸化物半導体層の被覆領域は、トランジスタ構成用領域から分離されているので、入光によって信頼性が低下することはない。
(7)(6)に記載された表示装置の製造方法において、前記基板の上には、前記ゲート電極に接続されるようにゲート配線が形成され、前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート配線を覆って、前記ゲート配線の表面形状に従って凸部を有し、前記ゲート配線の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部を有するように形成し、前記ゲート絶縁膜の上には、前記ソース電極に接続されるようにソース配線を形成し、前記ゲート絶縁膜の上には、前記ドレイン電極に接続されるようにドレイン配線を形成し、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の少なくとも一方は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート配線と立体的に交差するように形成し、前記酸化物半導体層は、前記段差部の、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の前記少なくとも一方と重なる領域を覆うように、前記トランジスタ構成用領域から分離された第2の被覆領域を有するように形成することを特徴としてもよい。
(8)(6)又は(7)に記載された表示装置の製造方法において、前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域及び前記被覆領域の厚みが同じになるように形成することを特徴としてもよい。
(9)(6)に記載された表示装置の製造方法において、前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域、前記被覆領域及び前記第2の被覆領域の厚みが同じになるように形成することを特徴としてもよい。
(10)(6)から(9)のいずれか1項に記載された表示装置の製造方法において、前記酸化物半導体層は、In-Ga-Zn-O系、In-Al-Zn-O系、In-Sn-Zn-O系、In-Zn-O系、In-Sn-O系、Zn-O系及びSn-O系からなる群より選択される一の酸化物半導体から形成することを特徴としてもよい。
本発明の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。 第2基板の積層構造の平面図である。 図2に示す構造のIII−III線断面図である。 図2に示す構造のIV−IV線断面図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の製造方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の製造方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。表示装置は、第1基板10を有する。第1基板10には、ブラックマトリクス12、カラーフィルタ14、平坦化層16及び第1配向膜18が積層されており、カラーフィルタ基板を構成している。第1配向膜18に対向して、セルギャップをあけて、第2配向膜20が配置されている。第1配向膜18及び第2配向膜20の間に液晶材料22が配置されている。
図1に示す表示装置は、本実施形態では液晶表示装置であるが、それ以外の有機エレクトロルミネッセンス表示装置などであってもよい。第2配向膜20は、第2基板24に積層された構造の最上層である。第2基板24は、例えばガラスからなる。
図2は、第2基板24の積層構造の平面図である。第2基板24には、トランジスタのゲート電極26が形成されている。トランジスタは、ボトムゲート型の薄膜トランジスタである。薄膜トランジスタが形成された第2基板24は、TFT(Thin Film Transistor)基板とよばれる。ゲート電極26は、アルミニウム、モリブデン、クロム、銅、タングステン、チタン、ジルコニウム、タンタル、銀及びマンガンから選ばれた元素、またはこれらの元素を組み合わせた合金などで形成する。また、チタンの上にアルミニウムを積層する、もしくはアルミニウムの上層と下層をチタンではさむなどの積層構造を採用しても良い。表示装置は、図2に示すように、ゲート電極26に接続されたゲート配線28を有する。
表示装置は、ゲート絶縁膜30を有する。ゲート絶縁膜30は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜などの絶縁膜で形成することができ、これらの絶縁膜を積層した構造でもよい。ただし、ゲート絶縁膜30の最上層又は1層で形成するときのゲート絶縁膜30は、その上に後述する酸化物半導体層40が接するので、酸化物半導体層40に与える影響を考慮して、シリコン酸化膜であることが好ましい。ゲート絶縁膜30は、膜厚が80nm以上2000nm以下の範囲で、絶縁耐圧や容量を考慮して最適な膜厚で構成すれば良い。
ゲート絶縁膜30は、ゲート電極26を覆うように第2基板24の上に設けられている。ゲート絶縁膜30は、ゲート電極26の表面形状に従って凸部32を有する。詳しくは、ゲート電極26の表面が第2基板24の表面から盛り上がることで凸部32が形成される。ゲート絶縁膜30は、ゲート電極26の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部34を有する。つまり、ゲート電極26の端部の上方に段差部34が形成される。
図3は、図2に示す構造のIII−III線断面図である。図4は、図2に示す構造のIV−IV線断面図である。
ゲート絶縁膜30は、ゲート配線28も覆うように第2基板24の上に設けられている。ゲート絶縁膜30は、図3に示すように、ゲート配線28の表面形状に従って第2の凸部36を有する。詳しくは、ゲート配線28の表面が第2基板24の表面から盛り上がることで第2の凸部36が形成される。ゲート絶縁膜30は、ゲート配線28の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する第2の段差部38を有する。つまり、ゲート配線28の側端部の上方に第2の段差部38が形成される。
表示装置は、酸化物半導体層40を有する。酸化物半導体層40は、例えば、インジウム、ガリウム、亜鉛及び酸素を主成分とする元素からなるIn−Ga−Zn−O系の酸化物半導体であり、これをIGZO膜と記載することもある。酸化物半導体は、これ以外にIn−Al−Zn−O系、In−Sn−Zn−O系、In−Zn−O系、In−Sn−O系、Zn−O系、Sn−O系、などを用いても良い。酸化物半導体層40の膜厚は、30nm以上500nm以下の範囲で、大電流を必要とするデバイスに用いる場合には厚く形成する等、目的に応じて膜厚を調整すれば良い。
酸化物半導体層40は、ゲート絶縁膜30の上に設けられている。酸化物半導体層40は、図1及び図2に示すように、トランジスタ構成用領域42を有する。トランジスタ構成用領域42は、チャネル領域44、ソース領域46及びドレイン領域48を連続一体的に有する。
酸化物半導体層40は、図1に示すように、ゲート絶縁膜30の段差部34を覆う被覆領域50を含む。被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42から分離されている。被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42と厚みが同じになるように形成されている。
本実施形態によれば、ゲート絶縁膜30の段差部34が、酸化物半導体層40の被覆領域50によって覆われるので、絶縁層が厚くなって絶縁耐圧の低下を防ぐことができる。また、酸化物半導体層40の被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42から分離されているので、入光によって信頼性が低下することはない。
酸化物半導体層40は、図2に示すように、第2の被覆領域52を含む。第2の被覆領域52は、第2の段差部38の上に配置されている。第2の被覆領域52は、トランジスタ構成用領域42から分離されている。第2の被覆領域52は、トランジスタ構成用領域42及び被覆領域50と厚みが同じになるように形成されている。
本実施形態によれば、ゲート絶縁膜30の第2の段差部38が、酸化物半導体層40の第2の被覆領域52によって覆われるので、絶縁層が厚くなって絶縁耐圧の低下を防ぐことができる。また、酸化物半導体層40の第2の被覆領域52は、トランジスタ構成用領域42から分離されているので、入光によって信頼性が低下することはない。
表示装置は、図1及び図2に示すように、チャネル保護層54を有する。チャネル保護層54は、シリコン酸化膜で形成する。チャネル保護層54は、酸化物半導体層40のチャネル領域44上に設けられている。
表示装置は、ソース電極56及びドレイン電極58を有する。ソース電極56及びドレイン電極58は、酸化物半導体層40のソース領域46及びドレイン領域48にそれぞれ接して設けられている。ソース電極56及びドレイン電極58は、上述したゲート電極26として選択可能な材料から形成されており、ゲート電極26と同じ材料から形成してもよい。
図2に示すように、ソース電極56にソース配線60が接続され、ドレイン電極58にはドレイン配線62が接続されている。ソース配線60及びドレイン配線62の少なくとも一方(例えばドレイン配線62)は、ゲート絶縁膜30を介してゲート配線28と立体的に交差する。第2の被覆領域52は、第2の段差部38の、ソース配線60及びドレイン配線62の少なくとも一方と重なる領域を覆う。なお、ソース配線60及びドレイン配線62の他方(例えばソース配線60)は、図2の例では、画素電極64に接続されている。
表示装置は、パッシベーション層66を有する。パッシベーション層66は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜などの絶縁膜で形成してもよいし、これらの絶縁膜を積層して形成してもよい。パッシベーション層66は、ソース電極56及びドレイン電極58の上に設けられている。パッシベーション層66の上に第2配向膜20が形成されている。
図5(A)〜図6(C)は、本発明の実施形態に係る表示装置の製造方法を説明する図である。
表示装置の製造方法は、ゲート絶縁膜30の形成、酸化物半導体層40の形成、チャネル保護層54の形成、ソース電極56及びドレイン電極58の形成並びにパッシベーション層66の形成を含む。
まず、ゲート電極26が設けられた第2基板24を用意する(図5(A)参照)。ゲート電極26の形成プロセスでは、例えば、スパッタリング法により、モリブデン膜、アルミニウム膜などの金属導電膜を成膜する。そして、金属導電膜上に感光性樹脂膜を塗布した後に、これを露光及び現像することによってパターニングして、レジストパターンを形成する。その後、レジストパターンから露出する金属導電膜をウエットエッチングもしくはドライエッチングにより除去した後、レジストパターンを剥離して、ゲート電極26を形成する。第2基板24がガラスからなる場合、ガラスからのアルカリイオン等の混入を防ぐため、第2基板24上にシリコン窒化膜を形成し、その上にゲート電極26を形成しても良い。
図5(A)に示すように、ゲート電極26を覆うようにゲート絶縁膜30を第2基板24に形成する。ゲート絶縁膜30は、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜などを成膜することで形成する。ゲート絶縁膜30には、ゲート電極26の表面形状に従って凸部32が形成される。ゲート絶縁膜30には、ゲート電極26の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部34が形成される。
第2基板24の上には、ゲート電極26に接続されるようにゲート配線28が形成されている(図2参照)。ゲート絶縁膜30は、ゲート配線28を覆うように形成する。ゲート絶縁膜30は、ゲート配線28の表面形状に従って第2の凸部36(図3参照)を有するように形成する。ゲート絶縁膜30は、ゲート配線28の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する第2の段差部38(図3参照)を有するように形成する。
図5(B)に示すように、ゲート絶縁膜30の上に酸化物半導体層40を形成する。酸化物半導体層40の形成プロセスでは、スパッタリング法により、In−Ga−Zn−O系、In−Al−Zn−O系、In−Sn−Zn−O系、In−Zn−O系、In−Sn−O系、Zn−O系、Sn−O系などの酸化物半導体を成膜する。
図5(C)に示すように、酸化物半導体層40を、トランジスタ構成用領域42を有するようにパターニングする。詳しくは、酸化物半導体層40上に、感光性樹脂膜を塗布した後に、これを露光及び現像することによってパターニングして、レジストパターンを形成する。レジストパターンは、酸化物半導体層40のトランジスタ構成用領域42、被覆領域50及び第2の被覆領域52(図2参照)を覆うように形成する。その後、レジストパターンから露出する酸化物半導体層40をウエットエッチングにより除去した後、レジストパターンを剥離する。酸化物半導体層40に、酸素や一酸化二窒素を用いたプラズマ処理を施すことで、酸素欠陥の少ない酸化物半導体層40を形成することが出来る。
トランジスタ構成用領域42は、チャネル領域44、ソース領域46及びドレイン領域48を連続一体的に有する。酸化物半導体は、被覆領域50を有するように形成する。被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42から分離されてゲート絶縁膜30の段差部34を覆う。被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42と厚みが同じになるように形成する。
酸化物半導体層40は、ゲート絶縁膜30の第2の段差部38を覆う第2の被覆領域52を有するように形成する(図3参照)。第2の被覆領域52は、トランジスタ構成用領域42から分離されるように形成する。第2の被覆領域52は、トランジスタ構成用領域42及び被覆領域50と厚みが同じになるように形成する。
図5(D)に示すように、酸化物半導体層40の上に保護層68を形成する。プラズマCVD法等によりシリコン酸化膜を成膜して保護層68を形成する。
図6(A)に示すように、保護層68をパターニングする。詳しくは、酸化物半導体層40のチャネル領域44上に一部がチャネル保護層54として残るように、保護層68をパターニングする。パターニングはエッチングによって行う。例えば、保護層68の上に感光性樹脂膜を塗布し、これを露光及び現像することによってパターニングして、レジストパターンを形成する。その後、レジストパターンから露出する保護層68をドライエッチングにより除去して、チャネル保護層54を形成する。
エッチングは、保護層68及びゲート絶縁膜30に対してエッチングが進行し、酸化物半導体層40がエッチングストッパとして機能するエッチングである。すなわち、保護層68をドライエッチングするときに、ゲート絶縁膜30の酸化物半導体層40で覆われている部分は、酸化物半導体層40がエッチングストッパの役割を果たすため、エッチングされることは無い。例えばエッチャントとしてCF等のエッチングガスを用いた場合、シリコン酸化膜はプラズマによって生じたイオン衝撃によって削れるが、IGZO等の酸化物半導体はイオン衝撃による耐性が強く殆ど削れないので、酸化物半導体層40はエッチングストッパの役割を果たす。
保護層68及びゲート絶縁膜30を主に構成する元素はSiOであり、両者のエッチングレートがほぼ同等であるため、保護層68のドライエッチング加工時に、酸化物半導体層40から露出するゲート絶縁膜30が削れる。大型基板全面においてエッチングレートを均一にすることは難しく、位置によって削れる量が異なる。ソース電極56及びドレイン電極58を形成した後、ゲート電極26の端部上ではゲート絶縁膜30の付きまわり(カバレッジ)が悪いので、これに加えてゲート絶縁膜30の削れる量が多くなると、ゲート電極26とドレイン電極58との絶縁耐圧が100Vを下回るような耐圧の低下を引き起こすことがあった。
本実施形態では、ゲート電極26の端部上のゲート絶縁膜30の付きまわりが悪い位置に、酸化物半導体層40(被覆領域50)を形成することで、保護層68のドライエッチング加工時に、酸化物半導体層40がエッチングストッパとなり、ゲート絶縁膜30が削れるのを防止することが出来る。これによって、ゲート電極26の端部上のゲート絶縁膜30の付きまわりが悪い位置でのゲート電極26とドレイン電極58との絶縁耐圧は、200Vを下回ることは無く、信頼性の高い薄膜トランジスタを実現することが出来る。
なお、アモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor)やポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)において、上記と同様に半導体層をエッチングストッパに用いようとしても、アモルファスシリコンやポリシリコンは、シリコン酸化膜又はシリコン窒化膜とエッチングレートがほぼ同じであるため、エッチングストッパとして使用することが困難となる。これに対して、本実施形態のように、酸化物半導体をトランジスタに使用するときには、段差部に酸化物半導体を形成し、これをドライエッチングのエッチングストッパとして用いることが可能となる。
例えばチャネル層を50nm、エッチングストッパ層を200nmで形成した場合、アモルファスシリコンやポリシリコンを段差部にチャネル層と同じ50nmで形成したとしても、エッチングストッパ200nmをドライエッチングする間に、段差部に形成した50nmのアモルファスシリコンやポリシリコンは全て削れてしまい、ゲート絶縁膜まで達し、ゲート絶縁膜まで削れてしまう。一方で、上記したように酸化物半導体はドライエッチングに対して耐性があるため、このようなことは問題とならない。従って、本実施形態は、酸化物半導体をチャネル層として用いた場合の特徴的な技術である。
保護層68をドライエッチングした後、レジストパターンを剥離する。図には示していないが、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する前に、ゲート電極26へのコンタクトホールをゲート絶縁膜30に形成しておいても良い。
図6(B)に示すように、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する。ソース電極56及びドレイン電極58の形成プロセスでは、スパッタリング法により、モリブデン膜又はアルミニウム膜などの金属導電膜を成膜する。続いて、金属導電膜上に感光性樹脂膜を塗布し、これを露光及び現像することによってパターニングしてレジストパターンを形成する。その後、レジストパターンから露出する金属導電膜をウエットエッチングにより除去した後、レジストパターンを剥離し、ソース電極56及びドレイン電極58を形成する。ソース電極56及びドレイン電極58は、酸化物半導体層40のソース領域46及びドレイン領域48にそれぞれ接するように形成する。
ゲート絶縁膜30の上に、ソース電極56に接続されるようにソース配線60を形成する(図2参照)。ゲート絶縁膜30の上には、ドレイン電極58に接続されるようにドレイン配線62を形成する。ソース配線60及びドレイン配線62の少なくとも一方は、ゲート絶縁膜30を介してゲート配線28と立体的に交差するように形成する。ゲート絶縁膜30の第2の段差部38には、酸化物半導体層40の第2の被覆領域52が形成されており、ゲート配線28と立体交差するソース配線60及びドレイン配線62の少なくとも一方は、第2の被覆領域52の上を通るように形成する。
図6(C)に示すように、ソース電極56及びドレイン電極58の上にパッシベーション層66を形成する。パッシベーション層66は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜などの絶縁膜をプラズマCVD法等により成膜することで形成する。その後、図には示していないが、ソース電極56及びドレイン電極58へのコンタクトホールをパッシベーション層66に形成する。パッシベーション層66の上には、図1に示すように、第2配向膜20を形成する。また、その後、第1基板10及び第2基板24を対向させて両者間に液晶材料22を配置する。その他、本実施形態に係る製造方法は、液晶表示装置を製造するときの周知のプロセスを含む。
本実施形態によれば、酸化物半導体層40の被覆領域50がエッチングストッパになるため、ゲート絶縁膜30の段差部34はエッチングされない。そのため、段差部34でゲート絶縁膜30が薄くならないので、絶縁耐圧の低下を防ぐことができる。また、酸化物半導体層40の被覆領域50は、トランジスタ構成用領域42から分離されているので、入光によって信頼性が低下することはない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 第1基板、12 ブラックマトリクス、14 カラーフィルタ、16 平坦化層、18 第1配向膜、20 第2配向膜、22 液晶材料、24 第2基板、26 ゲート電極、28 ゲート配線、30 ゲート絶縁膜、32 凸部、34 段差部、36 第2の凸部、38 第2の段差部、40 酸化物半導体層、42 トランジスタ構成用領域、44 チャネル領域、46 ソース領域、48 ドレイン領域、50 被覆領域、52
第2の被覆領域、54 チャネル保護層、56 ソース電極、58 ドレイン電極、60 ソース配線、62 ドレイン配線、64 画素電極、66 パッシベーション層、68 保護層。

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板の上に設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆うように前記基板の上に設けられるゲート絶縁膜と、
    チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を連続一体的に有するトランジスタ構成用領域と、前記トランジスタ構成用領域から分離されて前記ゲート絶縁膜の一部を覆う一対の被覆領域と、を有するように、前記ゲート絶縁膜の上に設けられた酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の前記チャネル領域上に設けられたチャネル保護層と、
    前記酸化物半導体層の前記ソース領域及び前記一対の被覆領域の一方に接して設けられたソース電極と、
    前記酸化物半導体層の前記ドレイン領域及び前記一対の被覆領域の他方に接して設けられたドレイン電極と、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極の上に設けられたパッシベーション層と、
    を有し、
    前記ゲート絶縁膜は、膜厚が80nm以上2000nm以下の範囲であり、
    前記酸化物半導体層の膜厚は、30nm以上500nm以下の範囲であることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載された表示装置において、
    前記ゲート電極に接続されたゲート配線と、
    前記ソース電極に接続されたソース配線と、
    前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線と、
    をさらに有し、
    前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート配線を覆うように前記基板の上に設けられ、前記ゲート配線の表面形状に従って凸部を有し、前記ゲート配線の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部を有し、
    前記ソース配線及び前記ドレイン配線の少なくとも一方は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート配線と立体的に交差し、
    前記酸化物半導体層は、前記段差部の、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の前記少なくとも一方と重なる領域を覆うように、前記トランジスタ構成用領域から分離された第2の被覆領域を含むことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載された表示装置において、
    前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域及び前記一対の被覆領域の厚みが同じになるように形成されていることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2に記載された表示装置において、
    前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域、前記一対の被覆領域及び前記第2の被覆領域の厚みが同じになるように形成されていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記酸化物半導体層は、In-Ga-Zn-O系、In-Al-Zn-O系、In-Sn-Zn-O系、In-Zn-O系、In-Sn-O系、Zn-O系及びSn-O系からなる群より選択される一の酸化物半導体からなることを特徴とする表示装置。
  6. 基板の上に設けられたゲート電極を覆って前記基板の上にゲート絶縁膜を80nm以上2000nm以下の範囲の膜厚になるように形成する工程と、
    チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を連続一体的に有するトランジスタ構成用領域と、前記トランジスタ構成用領域から分離されて前記ゲート絶縁膜の一部を覆う一対の被覆領域と、を有するように、前記ゲート絶縁膜の上に酸化物半導体層を30nm以上500nm以下の範囲の膜厚になるように形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の上に保護層を形成する工程と、
    前記保護層及び前記ゲート絶縁膜に対してエッチングが進行し、前記酸化物半導体層がエッチングストッパとして機能するエッチングによって、前記酸化物半導体層の前記チャネル領域上に一部がチャネル保護層として残るように、前記保護層をパターニングする工程と、
    前記酸化物半導体層の前記ソース領域及び前記一対の被覆領域の一方に接するようにソース電極を形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の前記ドレイン領域及び前記一対の被覆領域の他方に接するようにドレイン電極を形成する工程と、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極の上にパッシベーション層を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする表示装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載された表示装置の製造方法において、
    前記基板の上には、前記ゲート電極に接続されるようにゲート配線が形成され、
    前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート配線を覆って、前記ゲート配線の表面形状に従って凸部を有し、前記ゲート配線の周縁から立ち上がる形状に沿って高さが変化する段差部を有するように形成し、
    前記ゲート絶縁膜の上には、前記ソース電極に接続されるようにソース配線を形成し、
    前記ゲート絶縁膜の上には、前記ドレイン電極に接続されるようにドレイン配線を形成し、
    前記ソース配線及び前記ドレイン配線の少なくとも一方は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート配線と立体的に交差するように形成し、
    前記酸化物半導体層は、前記段差部の、前記ソース配線及び前記ドレイン配線の前記少なくとも一方と重なる領域を覆うように、前記トランジスタ構成用領域から分離された第2の被覆領域を有するように形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  8. 請求項6又は7に記載された表示装置の製造方法において、
    前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域及び前記一対の被覆領域の厚みが同じになるように形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  9. 請求項7に記載された表示装置の製造方法において、
    前記酸化物半導体層は、前記トランジスタ構成用領域、前記一対の被覆領域及び前記第2の被覆領域の厚みが同じになるように形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載された表示装置の製造方法において、
    前記酸化物半導体層は、In-Ga-Zn-O系、In-Al-Zn-O系、In-Sn-Zn-O系、In-Zn-O系、In-Sn-O系、Zn-O系及びSn-O系からなる群より選択される一の酸化物半導体から形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
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