JP6255376B2 - 電子部品ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品ホルダに関するものである。
従来から、電子制御装置には、円筒状の電子部品が実装される。特許文献1には、端子に接続される円筒状のコンデンサが電子回路基板に実装される構成が開示されている。
特開2010−35304号公報
電子制御装置に実装される円筒状の電子部品には、外周面が接着剤によって接着されにくい難接着性を有するものがある。このような電子部品を固定する方法として、例えば、電子部品の接続端子に接着剤を塗布して、電子部品を固定するものがある。
しかしながら、接続端子を固定する方法では、電子部品の本体部分は拘束されていないため、振動等が入力されると固定された接続端子を支点として本体部分が振動するおそれがある。このような電子部品本体の振動により、接続端子に曲げが生じて接続端子の耐久性が低下するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電子制御装置に設けられる電子部品をより確実に固定することを目的とする。
第1の発明は、電子制御装置に設けられる円筒状の電子部品を保持する電子部品ホルダであって、拡縮可能に形成され電子部品を収容して電子部品の外周面を挟持するクリップ部と、クリップ部に係止して外周面からのクリップ部の離間を規制する規制部と、を備え、クリップ部は、電子部品の中心軸を挟んで両側に設けられる複数の爪部を有し、爪部は、電子部品の外周面に接触する接触部が形成される腕部と、接触部から形成され電子部品の外周面から離間する突起部と、を有し、規制部は、クリップ部を収縮させる方向に突起部を案内しながら押圧するテーパ部を有することを特徴とする。
第1の発明では、クリップ部が電子部品の本体を挟持し、規制部が電子部品とクリップ部との離間を防止するため、電子部品の外周面の接着性を問わず、電子部品を固定することができる。また、電子部品の外径が異なる場合であっても、突起部が規制部によって押圧されるため、確実に接触部を電子部品の外周面に接触させることができる。
の発明は、規制部が、接触部を支点として突起部を押圧することを特徴とする。
の発明では、規制部により接触部と電子部品との離間を規制する力のモーメントアーム長さをより長くすることができる。したがって、より確実にクリップ部による挟持の解除を防止することができる。
の発明は、中心軸が互いに平行に並ぶ複数の電子部品を保持する電子部品ホルダであって、複数の爪部は、電子部品の中心軸を挟んで一方側に設けられる第1爪部と、他方側に設けられる第2爪部と、を有し、第1爪部と第2爪部とは、互いに中心軸方向にずれて配置されることを特徴とする。
の発明では、隣接する電子部品の間隔を第1爪部及び第2爪部の一つ分の厚さとすることができる。したがって、電子部品ホルダを省スペース化することができる。
の発明は、互いに着脱可能に構成される第1部材と第2部材とをさらに備え、クリップ部は第1部材に設けられ、規制部は第2部材に設けられることを特徴とする。
の発明は、中心軸が互いに平行に並ぶ複数の前記電子部品を保持する電子部品ホルダであって、それぞれ電子部品を保持する複数のホルダ部を備え、ホルダ部は、クリップ部と、規制部と、規制部と共に第2部材に設けられ、第1部材と第2部材とが装着された状態で電子部品に当接する当接部と、を有し、当接部は、隣接する他のホルダ部におけるクリップ部の爪部に対して電子部品の軸方向における位置が同一であって、軸方向に垂直方向において当該爪部と連続して設けられることを特徴とする。
の発明では、当接部が電子部品に当接することにより、着脱方向への電子部品の移動がより確実に防止される。
の発明は、第1部材が、樹脂材によって形成される被覆部によってバスバーが覆われるバスバーユニットであり、クリップ部は、樹脂材によって被覆部と一体に形成されることを特徴とする。
の発明によれば、被覆部と一体形成されるため、クリップ部を容易に形成することができ、製造コストが低下する。
の発明は、第1部材と第2部材とを係合させて両者の取り外しを規制する固定部をさらに備えることを特徴とする。
の発明によれば、固定部により第1部材と第2部材との取り外しが規制されるため、規制部とクリップ部との係止が解除されることが防止される。
の発明は、第1部材に設けられる係止孔と、電子部品の外周面に形成される窪み部と係止孔とにわたって係止され第1部材に対して電子部品を軸方向に位置決めする係止部と、をさらに備え、係止部は、流動性を有し時間経過に伴い硬化する熱可塑性材料であることを特徴とする。
の発明では、電子部品の軸方向の移動を規制するクリップ部の力が充分でない場合であっても、係止部によって電子部品を軸方向に位置決めできる。
の発明は、爪部における接触部は、電子部品の外周面に形成される窪み部に係合することを特徴とする。
の発明によれば、爪部と窪み部とが係合するため、電子部品の軸方向の移動を規制することができる。
本発明によれば、電子制御装置に設けられる電子部品がより確実に固定される。
本発明の実施形態に係る電子制御装置におけるバスバーユニット及び端子ガイドの組み立て前の状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子部品ホルダのクリップ部に電解コンデンサが取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子部品ホルダにおけるクリップ部と規制部とを示す斜視図である。 図3におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る規制部を示す斜視図である。 図3におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る電子部品ホルダの組み立て手順を説明する断面図であり、電解コンデンサをクリップ部に取り付ける工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子部品ホルダの組み立て手順を説明する断面図であり、クリップ部に規制部を係止させる工程を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電子部品ホルダ100ついて説明する。
電子部品ホルダ100は、図1に示すように、制御対象物(図示省略)に供給する電源を制御する電子基板としての電源用基板1と、制御信号を送受信して制御対象物を制御する電子基板としての制御用基板(図示省略)と、の一対の電子基板を備える電子制御装置10において、電源用基板1に取り付けられるバスバーユニット2に実装される円筒状の電子部品を保持するものである。
電子制御装置10は、例えば、制御対象物として車両のエンジンを制御するECU(Engine Control Unit:エンジン用制御装置)や、制御対象物として電動パワーステアリング装置を制御するECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)などである。
電源用基板1は、アルミニウムなど放熱性の高い金属によって形成される平板状のプリント基板である。電源用基板1は、略矩形に形成され、その表面1Aに電子回路が形成される。電源基板には、電子部品が実装されるバスバーユニット2が取り付けられる。バスバーユニット2は、電源用基板1と制御用基板とを電気的に接続する。
バスバーユニット2は、図1に示すように、複数の端子(バスバー)3と、複数の端子3をまとめて電源用基板1に保持する被覆部4と、を有する。被覆部4は、樹脂材によって複数の端子3をモールド成形することにより形成される。樹脂材は、複数の端子3を互いに絶縁する絶縁材料である。なお、説明の便宜上、図1においては、後述する電解コンデンサ5,6,7のリード8が接続される端子3のみを図示し、その他の端子の図示を省略する。
バスバーユニット2の表面には、ノイズを除去して電圧を一定に調整する円筒状の電子部品としての電解コンデンサ5,6,7と、その他の電子部品(図示省略)と、が実装される。
電子制御装置10では、中心軸が互いに略平行に並ぶように3つの電解コンデンサ5,6,7がバスバーユニット2に実装される。電解コンデンサ5,6,7は、バスバーユニット2の表面に対して、中心軸が傾斜せずに略平行となるように設けられる。
電解コンデンサ5,6,7には、図2に示すように、一端面から突出する一対のリード8が設けられる。一対のリード8は、電解コンデンサ5,6,7の一端面から中心軸方向に延びる平行部8Aと、平行部8Aから折れ曲がって中心軸に垂直な方向へ延びる垂直部8Bと、をそれぞれ有する。一対のリード8は、それぞれ垂直部8Bが端子3に電気的に接続される。また、電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aには、環状に形成される窪み部5B,6B,7Bが形成される(図2及び図6参照)。なお、図2では、電解コンデンサ5の図示を省略し、電解コンデンサ6,7のみを図示している。また、窪み部5B,6B,7Bは、環状に限らず、外周面5A,6A,7Aの周方向の一部に形成されるものでもよい。
バスバーユニット2には、図1に示す端子ガイド9が取り付けられる。バスバーユニット2と端子ガイド9とは、バスバーユニット2に設けられる固定部としてのフック部4Aによって互いの取り外しが規制されて固定される。具体的には、フック部4Aは、バスバーユニット2に保持される電解コンデンサ5及び電解コンデンサ7の底面に対向する位置に設けられ、端子ガイド9の対応する位置に形成されるフック孔9Aを挿通する。これにより、フック部4Aの先端のフック爪4Bが端子ガイド9に係合し、バスバーユニット2と端子ガイド9とが振動等の外乱に起因して取り外されることが防止され、両者が固定される。
端子ガイド9は、電源用基板1と制御用基板との間に設けられバスバーユニット2に取り付けられた状態で制御用基板に接続可能なように図示しない端子の位置をガイド孔(図示省略)によって規定する。端子ガイド9は、表面が制御用基板に臨み、裏面がバスバーユニット2に臨む略平板状の樹脂部材である。
電子部品ホルダ100は、バスバーユニット2に実装される3つの電解コンデンサ5,6,7をそれぞれ保持して、電解コンデンサ5,6,7をバスバーユニット2に対して固定する。以下、図1から図6を参照して、電子部品ホルダ100の構成について詳しく説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、電解コンデンサ5,6,7の中心軸が伸びる方向を「軸方向」、電解コンデンサ5,6,7が並ぶ方向を「水平方向」、電源用基板1の表面1Aに対して垂直な方向を「垂直方向」として説明する。軸方向、水平方向、及び垂直方向は、互いに直交する直交3軸に沿った方向である。また、垂直方向において、図1に示すように、バスバーユニット2側を「下方」、端子ガイド9側を「上方」とする。
電子部品ホルダ100は、図3に示すように、3つの電解コンデンサ5,6,7をそれぞれ保持する第1,第2,第3ホルダ部101,102,103を有する。第1,第2,第3ホルダ部101,102,103は、互いに同様の構成を有する。したがって、以下では、主に第1ホルダ部101の構成について説明し、第2,第3ホルダ部102,103の構成については、適宜説明を省略する。また、以下では、第1ホルダ部101を単に「ホルダ部101」とも称する。
ホルダ部101は、図2から図4に示すように、バスバーユニット2に設けられると共に拡縮可能に形成され電解コンデンサ5を収容して電解コンデンサ5の外周面5Aを挟持するクリップ部11と、端子ガイド9に設けられると共にクリップ部11に係止して電解コンデンサ5の外周面5Aからのクリップ部11の離間を規制する規制部30と、端子ガイド9に設けられバスバーユニット2への端子ガイド9の着脱方向である垂直方向から電解コンデンサ5の外周面5Aに当接する当接部40と、を有する。本実施形態では、バスバーユニット2が第1部材に相当し、端子ガイド9が第2部材に相当する。
クリップ部11は、図2に示すように、複数の端子3にモールド成形される被覆部4と共に一体形成される。つまり、クリップ部11は、被覆部4を構成する樹脂材によって形成される。クリップ部11は、図2及び図4に示すように、電解コンデンサ5を支持する支持部12と、電解コンデンサ5の周方向に延びて形成される複数の爪部13と、を有する。
支持部12は、図4に示すように、電解コンデンサ5の垂直方向下方側の外周面5Aの一部を覆うように形成される。つまり、支持部12は、中心軸よりも垂直方向下方にある電解コンデンサ5の外周面5Aの一部に接触する。
複数の爪部13は、図2に示すように、電解コンデンサ5の中心軸を挟んで水平方向の両側に設けられ、電解コンデンサ5を挟持する。具体的には、複数の爪部13は、電解コンデンサ5に対して中心軸を挟んで一方側に設けられる単一の第1爪部14と、他方側に設けられる2つの第2爪部15と、を有する。
第1爪部14と第2爪部15とは、電解コンデンサ5を挟んで互い違いに対向して設けられる。2つの第2爪部15は、軸方向に離間して設けられる。第1爪部14は、軸方向の位置が2つの第2爪部15の間となるように設けられる。また、第1から第3ホルダ部101,102,103において、3つの電解コンデンサ5,6,7のそれぞれに接触する第1爪部14は、互いに軸方向位置がほぼ一致するように設けられる。3つの電解コンデンサ5,6,7のそれぞれに接触する第2爪部15も、互いに軸方向位置が略一致するように設けられる。つまり、第2ホルダ102の第1爪部14は、第1ホルダ101の2つの第2爪部15の軸方向の間に配置される。
このように、第1爪部14と第2爪部15とを互い違いに配置することにより、隣接する電解コンデンサ5,6,7間の距離は、第1爪部14及び第2爪部15の1つ分の厚さを確保するものであればよく、省スペース化することができる。また、第1爪部14及び第2爪部15を互い違いに配置することにより、少ない数の爪部13によって電解コンデンサ5,6,7を軸方向の全長にわたって挟持することができる。なお、第1爪部14及び第2爪部15は、互い違いに配置されるものでなくてもよい。さらに、第1から第3ホルダ部101,102,103において、第1爪部14と第2爪部15の軸方向位置が互いにずれるものでもよい。
第1爪部14及び第2爪部15は、図4に示すように、被覆部4から形成されると共に電解コンデンサ5の円筒状の外周面5Aに接触する接触部14A,15Aを有する腕部14B,15Bと、接触部14A,15Aから形成され電解コンデンサ5の外周面5Aから離間して第1爪部14及び第2爪部15の自由端となる突起部14C,15Cと、をそれぞれ有する。つまり、第1爪部14及び第2爪部15では、腕部14B,15Bが被覆部に接続される基端側であり、突起部14C,15Cが自由端である。接触部14A,15Aは、腕部14B,15Bと突起部14C,15Cとの境界部分に相当する。
腕部14B,15Bは、電解コンデンサ5の中心軸よりも垂直方向上方にわたって電解コンデンサ5の周方向に延びるように形成され、その端部(突起部14C,15Cとの境界部分)が接触部14A,15Aとして電解コンデンサ5に接触する。つまり、接触部14A,15Aは、電解コンデンサ5の中心軸よりも垂直方向上方において、電解コンデンサ5の外周面5Aに接触する。これにより、電解コンデンサ5は、中心軸よりも垂直方向上方で接触する第1,第2爪部14,15の接触部14A,15Aと中心軸よりも垂直方向下方で接触する支持部12とによって、径方向から挟持される。
突起部14C,15Cは、腕部14B,15Bの接触部14A,15Aから垂直方向上方へ向かい電解コンデンサ5から離間するように延びて形成される。第1爪部14の突起部14Cと第2爪部15の突起部15Cとの水平方向の間隔は、電解コンデンサ5の直径よりも小さい。複数の爪部13は、第1爪部14の突起部14Cと第2爪部15の突起部15Cとの間の水平方向の間隔が変化し、基端側である腕部14B,15Bが根元から曲がるように拡縮可能に形成される。
規制部30は、図4及び図5に示すように、第1爪部14と接触する第1規制部31と、第2爪部15と接触する第2規制部32と、を有する。第1規制部31及び第2規制部32は、図4に示すように、それぞれ第1爪部14及び第2爪部15の腕部14B,15Bに対して離間して非接触で設けられる。
第1規制部31及び第2規制部32は、図4中下方であるバスバーユニット2に近づくにつれ電解コンデンサ5の中心軸から水平方向外側に向かうテーパ部31A,32Aを有する。つまり、規制部30は、バスバーユニット2に向かって垂直方向上方から下方にいくにつれ第1規制部31と第2規制部32との水平方向の間隔が大きくなるように形成される。
垂直方向下方側における第1規制部31と第2規制部32との水平方向の間隔は、突起部14C,15Cにおける水平方向外側の端面の間隔よりも小さく形成される。これにより、第1規制部31及び第2規制部32は、それぞれ第1爪部14及び第2爪部15の接触部14A,15Aから垂直方向上方に離間した位置で突起部14C,15Cに接触して、突起部14C,15Cを電解コンデンサ5の中心軸に向けて押圧する。よって、電解コンデンサ5の中心軸から水平方向(拡縮方向)の外側に向けて移動する第1爪部14及び第2爪部15の拡張が規制部30によって規制される。また、第1規制部31及び第2規制部32は、それぞれ第1爪部14及び第2爪部15の接触部14A,15Aを支点として電解コンデンサ5の中心軸に向けて突起部14C,15Cを押圧するため、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5との離間を規制する力のモーメントアーム長さL(図4参照)をより長くすることができる。したがって、電解コンデンサ5の外周面5Aへの第1爪部14及び第2爪部15の接触が維持され、クリップ部11による挟持が振動等に起因して解除されることをより確実に防止して電解コンデンサ5を確実に固定することができる。
当接部40は、図3及び図5に示すように、電解コンデンサ5の水平方向一方側に設けられる2つの第1当接部41と、電解コンデンサ5の水平方向他方側に設けられる単一の第2当接部42と、を有する。
第1当接部41は、図3に示すように、第1爪部14を軸方向に挟むように設けられる。第2当接部42は、軸方向位置が第2爪部15の間となるように設けられる。つまり、第1爪部14と第2当接部42とが電解コンデンサ5を挟んで対向する位置に配置され、第2爪部15と第1当接部41とが電解コンデンサ5を挟んで対向する位置に配置される。
電子部品ホルダ100は、図2及び図6に示すように、電源用基板1の被覆部4に形成される係止孔50と、係止孔50に対向して設けられる対向部51と、電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bと係止孔50とにわたって係止される係止部52(図6参照)と、をさらに備える。
係止孔50は、図2に示すように、隣接する電解コンデンサ5,6の水平方向の間であって、軸方向の位置が電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bと略一致する位置に形成される。つまり、係止孔50は、隣接する電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bにそれぞれ臨んで設けられる。なお、係止孔50は、電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bと軸方向位置が略一致する位置に設けられなくてもよく、後述する係止部52を形成可能であれば任意の位置に設けることができる。
対向部51は、隣接する電解コンデンサ5,6の間に設けられる。対向部51は、両端が係止孔50を挟んで軸方向の両側において被覆部4に接続され、中央部が係止孔50に対向する略U字状に形成される。
係止部52は、流動性を有し時間経過に伴い温度低下と共に硬化する熱可塑性材料(例えばポリアミドやポリプロピレンなどのホットメルト樹脂)によって形成される。係止部52は、図6に示すように、係止孔50及び対向部51に係止されると共に電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bの一部に充填される。係止部52は、窪み部5B,6Bに充填されて係止されることにより、電解コンデンサ5,6を保持して軸方向への移動を規制する。また、係止部52は、電解コンデンサ5,6の中心軸を垂直方向に跨ぐように電解コンデンサ5,6の外周面5A,6Aを覆って設けられる。これにより、係止部52は、電解コンデンサ5,6の垂直方向及び水平方向の移動も規制する。
次に、主に図7及び図8を参照して、電子制御装置10の組み立て方法について説明する。なお、以下では、上記と同様に、電解コンデンサ6,7についての説明を適宜省略する。
まず、バスバーユニット2に設けられるクリップ部11に、電解コンデンサ5を取り付ける。具体的には、図7に示すように、第1爪部14及び第2爪部15における突起部14C,15Cによって形成される開口部13Aを通じて、第1爪部14及び第2爪部15を拡張させながら電解コンデンサ5を挿入し、第1爪部14及び第2爪部15の内側に収容する。なお、この状態では、第1爪部14及び第2爪部15における腕部14B,15Bの接触部14A,15Aは、電解コンデンサ5の外周面5Aには接触せず、わずかな隙間をもって設けられる。
次に、電解コンデンサ5の一対のリード8における垂直部8Bと対応する端子3とをそれぞれ溶接して、電気的に接続する(図2参照)。
次に、バスバーユニット2に対して端子ガイド9を組み付ける。具体的には、バスバーユニット2に設けられるフック部4Aが端子ガイド9に形成されるフック孔9Aに挿通し、フック部4Aの先端のフック爪4Bが端子ガイド9に係合するように端子ガイド9を垂直方向上方から下方へ下ろしてゆく。
バスバーユニット2への端子ガイド9の取り付けに伴い、複数の爪部13は、規制部30の内側に挿入される。具体的に説明すると、図8に示すように、端子ガイド9を下方へ降ろしていくと、第1爪部14及び第2爪部15の突起部14C,15Cは、対応する第1規制部31及び第2規制部32のテーパ部31A,32Aによって案内されながら、第1規制部31及び第2規制部32によって電解コンデンサ5の中心軸に向かい押圧される。第1爪部14及び第2爪部15の突起部14C,15Cがテーパ部31A,32Aによって案内されながら第1規制部31及び第2規制部32の内側に所定量だけ挿入されると、腕部14B,15Bの接触部14A,15Aが電解コンデンサ5の外周面5Aに接触する(図8に示す状態)。
この状態からさらに端子ガイド9を下方へ降ろしていくと、第1規制部31及び第2規制部32が接触部14A,15Aを支点として電解コンデンサ5の中心軸に向かって内側に突起部14C,15Cを押圧する。これにより、腕部14B,15Bが根元(基端側)から変形すると共に図8中矢印で示すように径方向外側に膨らむように変形する。このようにして、クリップ部11が収縮し、爪部13と規制部30とが係止された状態となる(図4に示す状態)。この際、変形した腕部14B,15Bは、規制部30のテーパ部31A,32Aとは接触しないように構成される。腕部14B,15Bとテーパ部31A,32Aとが接触しないため、テーパ部31A,32Aによって腕部14B,15Bの変形が規制されて第1規制部31及び第2規制部32による突起部14C,15Cのそれ以上の押圧が妨害されることがない。よって、端子ガイド9をバスバーユニット2に対して確実に取り付けることができる。
このようにして、電解コンデンサ5がクリップ部11によって挟持されると共に規制部30によってクリップ部11の離間が防止されてクリップ部11による電解コンデンサ5の挟持が維持される。よって、電子部品ホルダ100により電解コンデンサ5がバスバーユニット2に対してより確実に固定される。
また、バスバーユニット2と端子ガイド9とは、フック部4Aによって互いの取り外しが防止される。特に、図1に示すように、フック部4Aは、電解コンデンサ5,6,7に隣接する位置、つまり電解コンデンサ5,6,7の周辺に設けられることが望ましい。これによれば、振動等の外乱によってバスバーユニット2と端子ガイド9とが取り外されて、規制部30とクリップ部11の係止が解除されてクリップ部11の離間を防止できなくなり、電解コンデンサ5,6,7が脱落するといった事態を効果的に防止することができる。
また、端子ガイド9をバスバーユニット2に取り付ける前では、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとは接触せず(図7参照)、バスバーユニット2への端子ガイド9の取り付けに伴い第1規制部31及び第2規制部32が突起部14C,15Cを押圧することで接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとは接触する(図8参照)。つまり、突起部14C,15Cと第1規制部31及び第2規制部32とが接触した状態における第1爪部14及び第2爪部15の突起部14C,15Cの水平方向の間隔は、突起部14C,15Cと第1規制部31及び第2規制部32とが接触しない状態における水平方向の間隔よりも小さい。このように、第1規制部31及び第2規制部32が突起部14C,15Cを押圧することにより、寸法公差等によって電解コンデンサ5の外径寸法がばらつく場合であっても、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとを確実に接触させることができる。
また、バスバーユニット2への端子ガイド9の取り付けに伴い、端子ガイド9に設けられる当接部40が垂直方向上方から電解コンデンサ5の外周面5Aに当接する。よって、クリップ部11及び規制部30による電解コンデンサ5の挟持に加え、電解コンデンサ5は、支持部12と当接部40とによっても、径方向に挟持される。これにより、電解コンデンサ5は、より確実にバスバーユニット2に固定される。
次に、係止孔50を通じて熱可塑性材料を電解コンデンサ5に向けて塗布し、係止部52を形成する。具体的には、まず、バスバーユニット2と端子ガイド9との組立体を垂直方向の上下が逆となるように反転させ、対向部51を係止孔50よりも垂直方向下方に位置させる。この状態で係止孔50から熱可塑性材料を注入する。注入された熱可塑性材料は、対向部51によって下方への落下が防止されて電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bに流れこむ。これにより、窪み部5B,6Bには熱可塑性材料が充填される。これに加えて、熱可塑性材料は、係止孔50を埋めるように充填される。このようにして、電解コンデンサ5に塗布された熱可塑性材料は、時間経過による温度低下に伴い流動性が低下して硬化する。その結果、図6に示すように、電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bと係止孔50とにわたって係止される係止部52が形成される。
次に、再びバスバーユニット2と端子ガイド9との組立体を反転させて、電源用基板1に取り付ける。さらに、電源用基板1、バスバーユニット2、端子ガイド9の組立体に対し、制御用基板を上方から下ろしてゆき、端子ガイド9に着座するように押し込んで制御用基板を組み付ける。
次に、電源用基板1、バスバーユニット2、端子ガイド9、及び制御用基板との組立体を筐体(図示省略)の内部に取り付けて、電子制御装置10の組み立てが完了する。
ここで、一般に、電解コンデンサ5の外周面5Aが難接着性を有する場合には、電解コンデンサ5の本体部分を接着剤によってバスバーユニット2に固定することは困難である。この場合、接着剤によって電解コンデンサ5を固定するためには、一対のリード8を接着剤によってバスバーユニット2に固定することが考えられる。
しかしながら、リード8を接着剤で固定する方法では、振動等が作用すると、電解コンデンサ5は、固定されたリード8を支点として振動するおそれがある。特に、電子制御装置10が、制御対象をエンジンや電動パワーステアリング装置とする場合など、振動が作用しやすい車両に搭載されるものである場合には、電解コンデンサ5の振動のおそれがより大きくなる。このような電解コンデンサ5の振動により、リード8に曲げが生じてリード8の耐久性が低下するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、電解コンデンサ5は、電子部品ホルダ100によって外周面5Aが機械的にバスバーユニット2に固定される。このため、電解コンデンサ5の外周面5Aが難接着性を有し、接着剤によって固定することが困難な場合であっても、電解コンデンサ5をより確実に固定することができる。
また、クリップ部11は電解コンデンサ5を径方向から挟持するものであるため、水平方向及び垂直方向への振動を規制する力と比較して、軸方向への振動を規制する力は小さくなる。これに対し、電子部品ホルダ100は、係止孔50、言い換えればバスバーユニット2の被覆部4と電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bとにわたって係止される係止部52を有するため、係止部52によって電解コンデンサ5の軸方向の移動が規制される。よって、電解コンデンサ5の軸方向に移動をより確実に規制して、電解コンデンサ5をより確実に固定することができる。なお、クリップ部11によって電解コンデンサ5の軸方向の移動が充分に規制できる場合には、係止部52を設けなくてもよい。つまり、電子部品ホルダ100は、必ずしも係止部52を備えていなくてもよい。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bに係止部52が係止されることにより、電解コンデンサ5の軸方向の移動が規制される。電解コンデンサ5におけるリード8の垂直部8Bと垂直に延びる端子3とが接続される場合には、溶接のために垂直部8Bと端子3との軸方向の距離をなくす位置合わせの必要があるため、窪み部5B,6Bの軸方向の位置にはばらつきが生じ易い。このような場合には、係止部52は流動性を有する熱可塑性材料で形成されることで位置合わせが不要であるため、係止部52をリード8と端子3との溶接の後に形成することにより、電解コンデンサ5の軸方向への移動を規制することが望ましい。これに対し、係止部52を設けずに、第1爪部14及び第2爪部15のいずれかを窪み部5B,6Bに係合させてもよい。特に、リード8が垂直部8Bを有しておらず、リード8の平行部8Aと水平方向に延びる端子3とを溶接するような場合には、溶接のために電解コンデンサ5と端子との位置合わせをする必要がない。このため、窪み部5B,6Bと第1爪部14または第2爪部15との位置を合わせて窪み部5B,6Bに第1爪部14または第2爪部15を係合させやすい。よって、この場合には、係止部52を形成することなく電解コンデンサ5の軸方向への移動を規制できるため、製造コストを低減することができる。
また、上記実施形態では、係止部52は、電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bに充填されると共に、中心軸を垂直方向に跨ぐように垂直方向上下にわたって形成される。これに対し、係止部52は、中心軸よりも垂直方向下方にのみ形成されてもよい。この場合には、係止部52によっても垂直方向への電解コンデンサ5の移動を規制することはできないが、電解コンデンサ5の軸方向への移動は規制することが可能となる。
また、上記実施形態では、爪部13と規制部30とが係止していない状態(図7参照)では、第1爪部14及び第2爪部15における接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとは接触しないが、これに限らず、両者が接触するものでもよい。電解コンデンサ5の外径寸法は、公差などによりばらつくことがあるが、爪部13と規制部30とが係止していない状態では、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとが互いに接触するものであってもよいし、非接触であってもよい。いずれの場合であっても、爪部13と規制部30とが係止した状態において、第1規制部31及び第2規制部32が突起部14C,15Cを押圧して、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとが接触するものであればよい。
また、上記実施形態では、電子部品ホルダ100は、円筒状の電子部品として電解コンデンサ5を保持するものである。これに対し、電子部品ホルダ100は、例えば、円筒状の軸部に線材を巻線して形成されるチョークコイルといった電子部品を保持するものであってもよい。
また、上記実施形態では、クリップ部11はバスバーユニット2の被覆部4と一体形成され、規制部30は端子ガイド9と一体形成される。つまり、上記実施形態では、被覆部4と端子ガイド9との一部が電子部品ホルダ100を構成する。これに代えて、電子部品ホルダ100は、クリップ部11が設けられバスバーユニット2とは別体として構成される第1部材と、規制部3が設けられ端子ガイド9とは別体として構成される第2部材と、を有していてもよい。この場合には、第1部材をバスバーユニット2に取り付け、第2部材を端子ガイド9に取り付ければよい。
以上の実施形態によれば以下の効果を奏する。
電子部品ホルダ100では、クリップ部11が電解コンデンサ5を挟持し、規制部30が電解コンデンサ5とクリップ部11との離間を防止するため、電解コンデンサ5の外周面5Aの接着性を問わず、電解コンデンサ5をバスバーユニット2に固定することができる。したがって、電子制御装置10に設けられる電解コンデンサ5がより確実に固定される。
また、端子ガイド9をバスバーユニット2に取り付ける前では、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとは接触せず、電源用基板1への端子ガイド9の取り付けに伴い規制部30が突起部14C,15Cを押圧することで接触部14A,15Aは電解コンデンサ5の外周面5Aを押圧する。これにより、寸法公差等によって電解コンデンサ5の外径寸法がばらつく場合であっても、接触部14A,15Aと電解コンデンサ5の外周面5Aとを確実に接触させることができる。
また、電子部品ホルダ100は、係止孔50と電解コンデンサ5,6の窪み部5B,6Bとにわたって係止される係止部52を有するため、係止部52によって電解コンデンサ5の軸方向の移動が規制される。よって、電解コンデンサ5の軸方向に移動をより確実に規制して、電解コンデンサ5をより確実に固定することができる。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
電子制御装置10に設けられる円筒状の電解コンデンサ5,6,7を保持する電子部品ホルダ100は、拡縮可能に形成され電解コンデンサ5,6,7を収容して電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aを挟持するクリップ部11と、クリップ部11に係止して電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aからのクリップ部11の離間を規制する規制部30と、を備える。
この構成では、クリップ部11が電解コンデンサ5,6,7を挟持し、規制部30が電解コンデンサ5,6,7とクリップ部11との離間を防止するため、電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aの接着性を問わず、電解コンデンサ5,6,7の本体部分を固定することができる。したがって、電子制御装置に設けられる電解コンデンサ5,6,7がより確実に固定される。
また、電子部品ホルダ100は、クリップ部11が、電解コンデンサ5,6,7の中心軸を挟んで両側に設けられる複数の爪部13を有し、爪部13が、電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aに接触する接触部14A,15Aが形成される腕部14B,15Bと、接触部14A,15Aから形成され電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aから離間する突起部14C,15Cと、を有し、規制部30が、クリップ部11を収縮させる水平方向に突起部14C,15Cを押圧する。
この構成では、電解コンデンサ5,6,7の外径が異なる場合であっても、突起部14C,15Cが規制部30によって中心軸に向けて押圧されるため、確実に接触部14A,15Aを電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aに接触させることができる。よって、電解コンデンサ5,6,7をより確実に固定することができる。
また、電子部品ホルダ100では、第1規制部31及び第2規制部32が、接触部14A,15Aを支点として突起部14C,15Cを押圧する。
この構成では、第1規制部31及び第2規制部32により接触部14A,15Aと電解コンデンサ5,6,7との離間を規制する力のモーメントアーム長さLをより長くすることができる。したがって、より確実にクリップ部11による挟持の解除を防止することができる。
また、中心軸が互いに平行に並ぶ3つの電解コンデンサ5,6,7を保持する電子部品ホルダ100であって、複数の爪部13は、電解コンデンサ5,6,7の中心軸を挟んで一方側に設けられる第1爪部14と、他方側に設けられる第2爪部15と、を有し、第1爪部14と第2爪部15とは、互いに中心軸方向にずれて配置される。
この構成によれば、隣接する電解コンデンサ5,6,7の間隔を第1爪部14及び第2爪部15の一つ分の厚さとすることができる。したがって、電子部品ホルダ100を省スペース化することができる。
また、電子部品ホルダ100は、互いに着脱可能に構成されるバスバーユニット2と端子ガイド9とをさらに備え、クリップ部11がバスバーユニット2に設けられ、規制部30が、に設けられる。
また、電子部品ホルダ100は、規制部30と共に端子ガイド9に設けられバスバーユニット2と端子ガイド9とが装着された状態で電解コンデンサ5,6,7に当接する当接部40をさらに備える。
この構成では、当接部40が電解コンデンサ5,6,7に当接することにより、着脱方向への電解コンデンサ5の移動を防止してより確実に電解コンデンサ5,6,7を固定することができる。
また、電子部品ホルダ100では、第1部材は、樹脂材によって形成される被覆部4によって端子3が覆われるバスバーユニット2であり、クリップ部11は、樹脂材によって被覆部4と一体に形成される。
この構成によれば、被覆部4と一体形成されるため、クリップ部11を容易に形成することができ、製造コストが低下する。
また、電子部品ホルダ100は、バスバーユニット2と端子ガイド9とを係合させて両者の取り外しを規制するフック部4Aをさらに備える。
この構成によれば、フック部4Aによりバスバーユニット2と端子ガイド9との取り外しが規制されるため、規制部30とクリップ部11との係止が解除されることが防止される。
また、電子部品ホルダ100では、爪部13における接触部14A,15Aが、電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aに形成される窪み部5B,6B,7Bに接触する。
この構成によれば、爪部13と窪み部5B,6Bとが係止されるため、電解コンデンサ5,6,7の軸方向の移動を規制することができる。
また、電子部品ホルダ100は、バスバーユニット2の被覆部4に設けられる係止孔50と、電解コンデンサ5,6,7の外周面5A,6A,7Aに形成される窪み部5B,6B,7Bと係止孔50とにわたって係止されバスバーユニット2に対して電解コンデンサ5,6,7を軸方向に位置決めする係止部52と、をさらに備える。
この構成では、電解コンデンサ5,6,7の軸方向の移動を規制するクリップ部11の力が充分でない場合であっても、係止部52によって電解コンデンサ5,6,7を軸方向に位置決めできるため、電解コンデンサ5,6,7をより確実に固定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1…電源用基板(電子基板)、2…バスバーユニット(第1部材)、4…被覆部、4A…フック部(固定部)、5,6,7…電解コンデンサ(電子部品)、5A,6A,7A…外周面、5B,6B,7B…窪み部、9…端子ガイド(第2部材)、10…電子制御装置、11…クリップ部、13…爪部、14…第1爪部、15…第2爪部、14A,15A…接触部、14B,15B…腕部、14C,15C…突起部、30…規制部、50…係止孔、51…対向部、52…係止部、100…電子部品ホルダ

Claims (9)

  1. 電子制御装置に設けられる円筒状の電子部品を保持する電子部品ホルダであって、
    拡縮可能に形成され前記電子部品を収容して前記電子部品の外周面を挟持するクリップ部と、
    前記クリップ部に係止して前記電子部品の前記外周面からの前記クリップ部の離間を規制する規制部と、を備え、
    前記クリップ部は、前記電子部品の中心軸を挟んで両側に設けられる複数の爪部を有し、
    前記爪部は、
    前記電子部品の前記外周面に接触する接触部が形成される腕部と、
    前記接触部から形成され前記電子部品の前記外周面から離間する突起部と、を有し、
    前記規制部は、前記クリップ部を収縮させる方向に前記突起部を案内しながら押圧するテーパ部を有することを特徴とする電子部品ホルダ。
  2. 前記規制部は、前記接触部を支点として前記突起部を押圧することを特徴とする請求項1に記載の電子部品ホルダ。
  3. 中心軸が互いに平行に並ぶ複数の前記電子部品を保持する電子部品ホルダであって、
    前記複数の爪部は、前記電子部品の中心軸を挟んで一方側に設けられる第1爪部と、他方側に設けられる第2爪部と、を有し、
    前記第1爪部と前記第2爪部とは、互いに前記中心軸方向にずれて配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品ホルダ。
  4. 互いに着脱可能に構成される第1部材と第2部材とをさらに備え、
    前記クリップ部は、前記第1部材に設けられ、
    前記規制部は、前記第2部材に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の電子部品ホルダ。
  5. 中心軸が互いに平行に並ぶ複数の前記電子部品を保持する電子部品ホルダであって、
    それぞれ前記電子部品を保持する複数のホルダ部を備え、
    前記ホルダ部は、
    前記クリップ部と、
    前記規制部と、
    前記規制部と共に前記第2部材に設けられ、前記第1部材と前記第2部材とが装着された状態で前記電子部品に当接する当接部と、を有し、
    前記当接部は、隣接する他の前記ホルダ部における前記クリップ部の前記爪部に対して前記電子部品の軸方向における位置が同一であって、軸方向に垂直方向において当該爪部と連続して設けられることを特徴とする請求項4に記載の電子部品ホルダ。
  6. 前記第1部材は、樹脂材によって形成される被覆部によって端子が覆われるバスバーユニットであり、
    前記クリップ部は、前記樹脂材によって前記被覆部と一体に形成されることを特徴とする請求項4または5に記載の電子部品ホルダ。
  7. 前記第1部材と前記第2部材とを係合させて両者の取り外しを規制する固定部をさらに備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか一つに記載の電子部品ホルダ。
  8. 前記第1部材に設けられる係止孔と、
    前記電子部品の前記外周面に形成される窪み部と前記係止孔とにわたって係止され前記第1部材に対して前記電子部品を軸方向に位置決めする係止部と、をさらに備え、
    前記係止部は、流動性を有し時間経過に伴い硬化する熱可塑性材料であることを特徴とする請求項4から7のいずれか一つに記載の電子部品ホルダ。
  9. 前記爪部の前記接触部は、前記電子部品の前記外周面に形成される窪み部に係合することを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の電子部品ホルダ。
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