JP6254860B2 - 画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成ユニット及び画像形成装置に関し、例えば、電子写真式プリンタ(以下、これをプリンタとも呼ぶ)に適用して好適なものである。
従来のプリンタは、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子およびレンズアレイを備えたLEDヘッド等の露光装置から感光体ドラムの表面に光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、さらにその静電潜像にトナーを付着させてトナー像を現像するものが広く普及している。
このプリンタとしては、例えば露光装置をプリンタ筐体に取り付ける一方、消耗品である感光体ドラムや各種ローラ等をモジュール化した画像形成ユニットをプリンタ筐体に対し着脱可能に構成し、保守作業等の効率化を図ったものがある。画像形成ユニットとしては、例えば露光装置の先端部を挿入して感光体ドラムの近傍に位置させるための溝部が形成され、この溝部の底部に光を通過させる露光孔を設けると共に、可撓性を有する遮光フィルムによりこの溝部を閉塞したものがある。
この遮光フィルムは、画像形成ユニットがプリンタ筐体から取り外された場合、溝部を閉塞して感光体ドラムの不必要な感光を防ぐことができる。その一方で遮光フィルムは、画像形成ユニットがプリンタ筐体に装着された場合、露光装置により変形され溝部を開放することにより、露光装置の発光部と感光体ドラムとを対向させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−27253号公報(第1図、第2図)
ところで従来のプリンタは、プリンタ筐体の上側に上方へ開閉可能なカバーが設けられ、当該カバーの下面側に露光装置が取り付けられていた。このため従来のプリンタでは、当該カバーを閉塞する際に、画像形成ユニットに対して露光装置が上方から近接していき、遮光フィルムの上面を下方へ押し下げて撓ませ、溝部を開放させていた。このため従来のプリンタでは、遮光フィルムに対し無理な力が加えられることがなく、当該遮光フィルムの破損やめくれ等が生じることも殆どなかった。
一方、プリンタに対し、保守作業等における作業性の向上等の観点から、例えばプリンタ筐体における左右の側面を開閉可能に構成し、当該プリンタ筐体に対し画像形成ユニットを左右方向から装着又は取り外しできるようにしたい、という要望がある。
しかしながら、このような構成のプリンタでは、プリンタ筐体に画像形成ユニットを装着する際に、遮光フィルムに対し露光装置により当該遮光フィルムの表面と平行な方向から力が加えられる。このとき画像形成ユニットでは、遮光フィルムに破損やめくれ、或いは復元不可能な変形等を発生させる可能性がある。このような場合、画像形成ユニットは、プリンタ筐体から取り外された際に遮光フィルムによって溝部を閉塞できなくなり、感光体ドラムを不必要に感光させて性能を低下させるおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷品質の劣化を防止し得る画像形成ユニット及び画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像形成ユニットにおいては、画像形成装置本体に設けられた露光装置によって露光されることにより、用紙に印刷すべき画像に応じた静電潜像を担持する静電潜像担持体と、画像形成装置本体に対し、主走査方向に沿って着脱可能であり、静電潜像担持体を内部に有する筐体と、筐体に着脱方向に沿って形成され、露光装置を静電潜像担持体と対向する位置に近接させると共に、露光装置からの露光用の光を通過させる露光孔が穿設された溝部と、溝部の内側部における筐体との連接部分に設けられ、当該筐体の表面及び当該内側部の表面の何れに対しても傾斜された溝傾斜部と、可撓性及び遮光性を有し、着脱方向に沿った一辺の近傍が筐体における溝部の周辺部分に固定され、筐体が画像形成装置本体から取り外された場合には、溝部を閉塞する閉塞状態となる一方、筐体が画像形成装置本体に装着された場合には、露光装置により撓まされ一辺と反対の他辺側を溝部内に位置させた退避状態となる遮光部材と、遮光部材において筐体が画像形成装置本体に装着される際に露光装置に最初に当接する先頭側の端部に設けられ、遮光部材を閉塞状態から退避状態に誘導させる誘導部と、遮光部材において誘導部に連接され且つ該誘導部よりも先頭側に突出した部分であり、溝傾斜部に固定又は係合された突出部とを設けるようにした。
また本発明の画像形成装置は、上述した画像形成ユニットを設けるようにした。
これにより本発明では、画像形成装置本体に画像形成ユニットが装着される際に、露光装置に対し誘導部を最初に当接させることにより遮光部材の他辺側を溝部の底部へ近づけるよう誘導でき、この結果、当該遮光部材の破損やめくれ等を生じることなく、無理なく撓んで他辺側を溝部内に位置させた退避状態とすることができる。また本発明では、画像形成装置本体から画像形成ユニットが取り外された際、撓んでいた遮光部材が元の形状へ戻るため、溝部を確実に閉塞して静電潜像担持体の不必要な感光を防ぐことができる。さらに本発明では、誘導部に連接された突出部が溝傾斜部に固定又は係合されているため、可撓性を有する遮光部材の一部でなり容易に変形し得る誘導部の形状を積極的に維持できると共に、画像形成装置本体に画像形成ユニットが装着される際に、遮光部材が溝部と反対側へめくれ上がる恐れを格段に排除できる。
本発明によれば、印刷品質の劣化を防止し得る画像形成ユニット及び画像形成装置を実現できる。
カラープリンタの内部構成を示す略線図である。 イメージドラムユニットの外観構成を示す略線的斜視図である。 イメージドラムユニットの構成を示す略線的断面図である。 第1の実施の形態による遮光フィルムを展開した状態を示す略線図である。 第1の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的三面図である。 第2の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的斜視図である。 第2の実施の形態による遮光フィルムを展開した状態を示す略線図である。 第2の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的断面図である。 他の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線図である。 他の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線図である。 他の実施の形態による遮光フィルムを展開した状態を示す略線図である。 他の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的斜視図である。 他の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的斜視図である。 他の実施の形態による遮光フィルムを展開した状態を示す略線図である。 他の実施の形態による遮光フィルムを展開した状態を示す略線図である。 他の実施の形態による遮光フィルムの構成を示す略線的断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.カラープリンタの構成]
図1に左側面図を示すように、第1の実施の形態によるカラープリンタ1は、カラー用電子写真式プリンタであり、例えばA3サイズやA4サイズ等の大きさでなる用紙Pに対し、所望のカラー画像を印刷するようになっている。
画像形成装置としてのカラープリンタ1は、略箱型に形成されたプリンタ筐体2の内部に種々の部品が配置されている。因みに以下では、図1における右端部分をカラープリンタ1の正面とし、この正面と対峙して見た場合の上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義した上で説明する。またプリンタ筐体2の右側面には、外部に対し当該プリンタ筐体2内部の空間を閉塞し、又は開放する開閉可能な扉(図示せず)が設けられている。
カラープリンタ1は、制御部3により全体を統括制御するようになっている。この制御部3は、図示しない通信処理部を介して、パーソナルコンピュータのような上位装置(図示せず)と無線又は有線により接続されている。制御部3は、上位装置から印刷対象のカラー画像を表す画像データが与えられると共に当該カラー画像の印刷が指示されると、用紙Pの表面に印刷画像を形成する印刷処理を実行する。
プリンタ筐体2内の最下部には、用紙Pを収容する給紙カセット4と、給紙カセット4に収容されている用紙Pを1枚ずつ分離して給紙する給紙部5が設けられている。給紙部5は、給紙カセット4の前端上側に配置されており、中心軸を左右方向に向けた複数のローラや用紙Pを案内するガイド等の組み合わせにより構成されている。この給紙部5は、制御部3の制御によりローラ等を回転させ、給紙カセット4に収容されている用紙Pを1枚ずつに分離して取り込むと共に、取り込んだ用紙Pを前上方へ進行させた後、プリンタ筐体2内の前端近傍における上下ほぼ中央となる位置において、後方へ折り返すように進行させる。
プリンタ筐体2内における給紙カセット4の上方には、当該プリンタ筐体2内を前後に大きく横切るようにして転写ベルトユニット7が設けられている。転写ベルトユニット7は、中心軸を左右方向に向けた細長い円筒状でなるローラ8が前後に1個ずつ配置されると共に、前後のローラ8を周回するように転写ベルト9が張架されている。転写ベルト9は、左右方向の幅が広く、且つ無端状のベルトとして形成されており、ローラ8の回転に伴って走行する。転写ベルトユニット7は、制御部3の制御に基づいてローラ8を回転させることにより転写ベルト9を走行させ、給紙部5から受け渡された用紙Pを当該転写ベルト9の上面に載せて後方向へ搬送する。
一方、転写ベルトユニット7の上側、すなわちプリンタ筐体2における中央よりも上寄りには、4個のイメージドラムユニット11Y、11M、11C及び11K(以下、これらをまとめてイメージドラムユニット11と呼ぶ)が後側から前側へ向かって順に配置されている。因みにイメージドラムユニット11Y、11M、11C及び11Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色にそれぞれ対応している。またイメージドラムユニット11Y、11M、11C及び11Kは、互いに同様に構成されており、対応するトナーの色のみがそれぞれ相違する。
画像形成ユニットとしてのイメージドラムユニット11は、用紙Pの左右幅に対応するべく、左右方向に比較的長い略箱状に形成され、また交換作業の容易化等の観点から、プリンタ筐体2に対し左右方向に沿って着脱し得るように構成されている。具体的にイメージドラムユニット11は、左側面の扉が開放されたプリンタ筐体2に対し、長手方向を左右に向けた姿勢でユーザによって左側から右方向へ差し込まれることにより装着され、またユーザによって左方向へ引き抜かれることにより取り外される。
またプリンタ筐体2には、各イメージドラムユニット11Y、11M、11C及び11Kとそれぞれ対応するように、露光装置としてのLED(Light Emitting Diode)ヘッド12Y、12M、12C及び12K(以下、これらをまとめてLEDヘッド12と呼ぶ)が取り付けられている。このLEDヘッド12は、左右方向に細長い直方体状に構成されると共に、その内部に複数のLED素子が左右方向に沿って並ぶように配置されており、制御部3から供給される画像データに応じた発光パターンで各LED素子を発光させる。イメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2に装着された際、このLEDヘッド12と極めて近接するようになっており、当該LEDヘッド12からの光により露光処理が行われる。
因みにLEDヘッド12は、いわゆる消耗品では無く、保守作業等において交換される頻度が極めて低い。このためLEDヘッド12は、イメージドラムユニット11とは異なり、プリンタ筐体2に固定されている。
また各イメージドラムユニット11Y、11M、11C及び11Kは、それぞれ上方のトナー供給部13Y、13M、13C及び13K(以下、これらをまとめてトナー供給部13と呼ぶ)を介して、トナーカートリッジ14Y、14M、14C及び14K(以下、これらをまとめてトナーカートリッジ14と呼ぶ)が接続されている。トナーカートリッジ14は、左右方向に長い中空の容器であり、粉末状でなる各色のトナーがそれぞれ収容されると共に、所定の撹拌機構が組み込まれている。またトナー供給部13は、粉末状のトナーを上方から下方へ送り出すための送出機構(図示せず)が組み込まれている。
因みに転写ベルトユニット7には、前後のローラ8の間における各イメージドラムユニット11の真下となる4箇所に、それぞれ転写ローラ10Y、10M、10C及び10K(以下、これらをまとめて転写ローラ10と呼ぶ)が設けられている。すなわち各イメージドラムユニット11は、各転写ローラ10との間に転写ベルト9の上側部分を挟んでいる。因みに転写ローラ10は、帯電し得るように構成されている。
制御部3は、トナーカートリッジ14からトナー供給部13へトナーを供給させ、さらにこのトナーをイメージドラムユニット11へ供給させる。これと共に制御部3は、上位装置(図示せず)から供給された画像データに応じた発光パターンを形成するようにLEDヘッド12を発光させる。
これに応じて各イメージドラムユニット11は、トナー供給部13から供給されるトナーを用い、LEDヘッド12の発光パターンに応じたトナー画像を形成し、このトナー画像を用紙Pにそれぞれ転写する(詳しくは後述する)。これにより、転写ベルトユニット7により搬送されている用紙P上には、画像データに応じた4色のトナー画像が順次転写されていく。
転写ベルトユニット7の後方、すなわちプリンタ筐体2の後端近傍における上下の中央近傍には、定着ユニット16が設けられている。定着ユニット16は、加熱ローラ17及び加圧ローラ18により構成されている。加熱ローラ17は、中心軸を左右方向に向けた円筒状に形成されており、内部にヒータが設けられている。加圧ローラ18は、加熱ローラ17と同様の円筒状に形成されており、上側の表面を加熱ローラ17における下側の表面に所定の押圧力で押し付けている。
この定着ユニット16は、制御部3の制御に基づき、加熱ローラ17を加熱すると共に当該加熱ローラ17及び加圧ローラ18をそれぞれ所定方向へ回転させる。これにより定着ユニット16は、転写ベルトユニット7から受け渡された用紙P、すなわち4色のトナー画像が重ねられた用紙Pに対して熱及び圧力を加えてトナーを定着させ、さらに後上方へ受け渡す。
定着ユニット16の後上方には、排紙部21が配置されている。排紙部21は、給紙部5と同様、中心軸を左右方向に向けた複数のローラや用紙を案内するガイド等の組み合わせにより構成されている。この排紙部21は、制御部3の制御に従って各ローラを適宜回転させることにより、定着ユニット16から受け渡される用紙Pを後上方へ搬送してから前方へ向けて折り返し、プリンタ筐体2の上面に形成された排出トレイ2Tへ排出する。
このようにカラープリンタ1は、印刷処理を実行する際、プリンタ筐体2に装着された各色のイメージドラムユニット11により、LEDヘッド12の発光パターンに応じたトナー画像をそれぞれ形成して用紙Pに順次転写するようになっている。
[1−2.画像形成ユニットの基本構成]
次に、イメージドラムユニット11の基本的な構成について説明する。図2に斜視図を示すと共に図3(A)及び(B)にその模式的な断面図を示すように、イメージドラムユニット11は、全体として左右方向に長い直方体状に形成されている。因みに図3(A)は、イメージドラムユニット11をプリンタ筐体2から取り外した単体の状態を表している。また図3(B)は、イメージドラムユニット11をプリンタ筐体2に装着した状態を、LEDヘッド12と共に表している。
またイメージドラムユニット11の着脱方向である左右方向は、画像形成における主走査方向であり、用紙Pの搬送方向である前後方向と直交し、且つ当該用紙Pが転写ベルト9の上側部分に載せられたときにおける紙面と平行になっている。
イメージドラムユニット11は、その前側を覆うフロントフレーム31、後側下部を覆うロアフレーム32及び後側上部を覆うアッパーフレーム33により、周囲の大部分を閉塞している。筐体としてのフロントフレーム31、ロアフレーム32及びアッパーフレーム33は、何れも所定の樹脂材料が成型されることにより、イメージドラムユニット11の内部に比較的大きな空間を形成している。
イメージドラムユニット11内の中央下寄りには、フロントフレーム31とロアフレーム32との間に挟まれるようにして、静電潜像担持体としての感光体ドラム35が設けられている。感光体ドラム35は、中心軸を左右方向に向けた円筒状に形成されており、ロアフレーム32により、この中心軸を中心として回転可能に支持されている。因みに感光体ドラム35は、プリンタ筐体2に装着された際(図3(B))、当該プリンタ筐体2内に設けられたモータ(図示せず)から駆動力が伝達されることにより、矢印R1方向へ回転するようになっている。
フロントフレーム31及びロアフレーム32における感光体ドラム35の下面となる部分は、比較的広い範囲に渡って開放されている。このためイメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2(図1)に装着された際に、転写ベルト9又は当該転写ベルト9上に載せられた用紙Pに感光体ドラム35の下面を接触させることができる。
一方、アッパーフレーム33は、ロアフレーム32の上方を覆うと共に、上面に位置する溝周辺部33Aよりも下方へ凹み左右方向に長い溝状の溝部33Pを形成している。この溝部33Pは、溝後側部33C、溝底部33D及び溝前側部33Eに加えて、溝周辺部33Aと溝後側部33Cとの間に位置し前斜め上方向を向く傾斜面状に形成された溝傾斜部33Bにより、内部に左右方向に細長い空間を形成している。また溝底部33Dには、左右方向に細長い露光孔33Hが穿設されている。
さらにアッパーフレーム33は、溝部33Pを感光体ドラム35のほぼ真上に位置させると共に、溝底部33Dを当該感光体ドラム35の上端近傍に位置させている。さらに、溝部33Pにおける溝後側部33C及び溝前側部33Eの間隔は、LEDヘッド12における前後方向の長さよりも十分に長くなっている。
このためアッパーフレーム33は、溝周辺部33A及び溝部33Pの各部によってイメージドラムユニット11の後上側部分を保護する一方、図3(B)に示したように、プリンタ筐体2に装着された際にLEDヘッド12と干渉することなく、その下端に設けられた発光部12Aを、露光孔33Hを介して、感光体ドラム35の上端近傍と対向させることができる。
感光体ドラム35の後上方には、当該感光体ドラム35よりも径が小さい円筒状でなる帯電ローラ36が設けられている。帯電ローラ36は、例えば半導電性の弾性材により構成されると共に、その周側面を感光体ドラム35の周側面35Sに当接させており、プリンタ筐体2側から電力の供給を受けて、当該周側面35Sの当接箇所を一様に帯電させる。
感光体ドラム35の前方には、当該感光体ドラム35よりも径が小さい円筒状でなる現像ローラ38が設けられている。現像ローラ38は、例えばウレタンゴム材にカーボンのような導電性物質が添加されて電気抵抗が適宜調節された半導電性ウレタンゴムにより構成され、帯電し得るようになっている。この現像ローラ38は、後側においてその周側面を感光体ドラム35の周側面35Sに当接させると共に、前側の上方及び下方の2箇所において、当該現像ローラ38よりも僅かに径が小さい円筒状でなる2本の供給ローラ39にその周側面をそれぞれ当接させている。供給ローラ39は、例えば半導電性発泡シリコンスポンジにより構成されている。
現像ローラ38の上方には、薄板状の現像ブレード40が設けられている。現像ブレード40は、ステンレスやリン青銅等の金属、又はシリコーンゴムのようなゴム材等により構成されている。この現像ブレード40は、後上端がフロントフレーム31内に固定されており、その前下端と現像ローラ38の周側面と当接している。
さらにフロントフレーム31内における現像ローラ38、供給ローラ39及び現像ブレード40よりも上側の部分には、比較的広い空間でなるトナー貯蔵室31Sが形成されている。このトナー貯蔵室31Sには、トナー供給部13(図1)から供給されるトナーが貯蔵される。
ここでイメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2に装着された際、プリンタ筐体2側から供給される駆動力によって現像ローラ38を矢印R2方向へ回転させると共に、供給ローラ39を矢印R2方向へ回転させ、さらに現像ローラ38を帯電させる。これにより現像ローラ38の周側面には、まず供給ローラ39によりトナー貯蔵室31Sのトナーが供給されて付着し、次に現像ブレード40により余分なトナーが削ぎ落とされるため、均一な薄膜状にトナーが付着される。
さらに感光体ドラム35の後下方には、板状の部材でなるクリーニングブレード42が設けられている。クリーニングブレード42は、ウレタンゴムやエポキシゴム、アクリルゴム等のような弾性を有する材料によって構成され、後上端がロアフレーム32内に固定される一方、前下端を感光体ドラム35の周側面35Sにおける後端に対し弾性力を作用させるようにして当接させている。
かかる構成において、イメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2に装着されると、LEDヘッド12の下側部分を溝部33P内に位置させ、露光孔33Hを介して下端の発光部12Aを感光体ドラム35の周側面35Sにおける上端近傍に対向させる(図3(B))。
この状態でイメージドラムユニット11は、制御部3の制御に基づき、感光体ドラム35を矢印R1方向へ回転させると共に、帯電ローラ36、現像ローラ38及び供給ローラ39を矢印R2方向へ回転させる。因みにイメージドラムユニット11は、互いに当接しているローラ同士を滑らせることなく回転させる。
感光体ドラム35は、まず周側面35Sの後上側部分が帯電ローラ36により一様に帯電され、矢印R1方向への回転によりこの帯電した箇所を上端近傍に到達させてLEDヘッド12の発光部12Aと対向させる。このとき感光体ドラム35の周側面35Sは、LEDヘッド12から画像データに応じた発光パターンの光が照射されることにより露光され、当該画像データに応じた静電潜像が形成される。
続いて感光体ドラム35は、さらに矢印R1方向へ回転することにより、現像ローラ38と当接する前端近傍において、当該現像ローラ38の周側面に薄膜状に形成されているトナーを、静電潜像に応じた箇所のみ周側面35Sに付着させる。これにより感光体ドラム35の周側面35Sには、画像データに応じたトナー画像を形成する。因みにこのとき周側面35Sに形成されるトナー画像は、最終的に印刷すべき画像のうち、このイメージドラムユニット11が担当する1色(すなわちイエロー、マゼンタ、シアン又はブラックの何れか)の成分のみを表した画像となっている。
その後感光体ドラム35は、さらに矢印R1方向へ回転することにより、トナー画像を下端近傍へ到達させる。このとき制御部3は、転写ベルトユニット7(図1)により用紙Pをイメージドラムユニット11の下側に到達させると共に、転写ローラ10を帯電させている。このためイメージドラムユニット11は、感光体ドラム35のうちトナー画像が形成された部分と帯電された転写ローラ10との間に用紙Pを挟持することになり、このトナー画像を用紙Pに転写する。
因みに感光体ドラム35は、周側面35Sに付着したトナーが用紙Pに転写されずに残留していたとしても、さらに矢印R1方向へ回転してこの残留したトナーを前側に到達させた際に、クリーニングブレード42が摺動することにより、このトナーを周側面35Sから削ぎ落とすことができる。
かくしてイメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2に装着された際にLEDヘッド12の発光部12Aを感光体ドラム35の近傍に対向させ、当該LEDヘッド12の露光作用によりトナー画像を当該周側面35S上に形成することができる。
[1−3.遮光フィルムの構成]
かかる構成に加えてイメージドラムユニット11には、遮光部材としての遮光フィルム50が設けられている。遮光フィルム50は、図2及び図3(A)に示したように、全体として着脱方向である左右方向に長く、前後方向に短く、且つ上下方向に薄い、長方形のフィルム状に形成されている。また遮光フィルム50は、例えばポリエステル製であり、可撓性及びある程度の剛性を有すると共に、光を遮断する性質(すなわち遮光性)を有している。
この遮光フィルム50は、図4に平面状に展開した状態を示すように、自然状態において平面状となる面状部51を中心に構成されており、着脱方向に沿った一辺としての後辺52及び他辺としての前辺53により前後方向から挟まれている。また遮光フィルム50は、左端近傍における前後のほぼ中央部分に、左辺54よりも左側へ突出するようにして貼付部55が突設されている。さらに遮光フィルム50は、左前側の頂点近傍を斜めに切り落とすことにより、貼付部55の前側部分と前辺53とを結ぶ誘導部としての斜辺56が形成されている。
この遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11の製造工程において、貼付部55の後側部分と左辺54との接続点P1と、斜辺56と前辺53との接続点P2とを結ぶ屈曲線L1に沿っていわゆる「山折り」となるよう折り曲げられ、当該屈曲線L1及びその近傍を稜状に突出させる。また遮光フィルム50は、貼付部55の前側部分と斜辺56との接続点P3と接続点P1とを結ぶ屈曲線L2に沿っていわゆる「谷折り」となるよう折り曲げられ、当該屈曲線L2及びその近傍を溝状に凹ませる。
次に遮光フィルム50は、図5及び図6に示すように、アッパーフレーム33に対して両面接着テープ(図示せず)によって貼り付けられることにより、イメージドラムユニット11に取り付けられる。具体的に遮光フィルム50は、後辺52の近傍における左右方向に長い範囲に渡り、アッパーフレーム33の溝周辺部33Aに対し、その下面が両面接着テープにより接着される。これにより遮光フィルム50は、後辺52側がイメージドラムユニット11に固定されて固定端となる一方、その反対側である前辺53側が主に上下方向へ自由に変位する自由端となる。
遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2から取り外された場合、図2、図3(A)及び図5等に示したように、何ら外力が加えられていない自然状態となり、面状部51をほぼ平面状に広げた形状となって溝部33Pの上側を閉塞する。
また遮光フィルム50は、貼付部55の下面がアッパーフレーム33の溝傾斜部33Bに対し両面接着テープにより接着される。これにより遮光フィルム50は、図5及び図6に示したように、斜辺56、屈曲線L1及びL2により囲まれた領域(図4)を、ほぼ水平な面状部51に対し左前下方へ向けて傾斜させた状態とする。以下、この領域を傾斜部57と呼ぶ。
このように遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2に装着される際に最初にLEDヘッド12と当接する左端に、面状部51に対し左前下方へ傾斜した傾斜部57が形成されている。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、第1の実施の形態によるカラープリンタ1は、イメージドラムユニット11のアッパーフレーム33に溝部33Pを形成し、当該イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2に装着された際に、LEDヘッド12を感光体ドラム35の近傍に位置させるようにした。またイメージドラムユニット11には、溝部33Pを覆うように遮光フィルム50を設け、その左端部分において貼付部55をアッパーフレーム33の溝周辺部33Aよりも下方の溝傾斜部33Bに貼り付けることにより、面状部51よりも下方に誘導部としての傾斜部57を形成した。
イメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2から取り外されている場合、遮光フィルム50が自然状態となり、面状部51がほぼ水平となって溝部33Pを覆う閉塞状態となる。このためイメージドラムユニット11は、この遮光フィルム50により、アッパーフレーム33の溝底部33Dに形成された露光孔33H(図3(A))に外光が入射すること、すなわち感光体ドラム35が不用意に感光してしまうことを防止できる。この結果、カラープリンタ1では、感光された感光体ドラム35によってトナー画像が不完全に形成された場合に生じ得る、用紙Pに印刷される画像の品質低下を未然に回避することができる。
またイメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2に装着される際、当該プリンタ筐体2の右側面に設けられた扉(図示せず)が開放された状態で、その左端部分から挿入されていく(図2)。このときイメージドラムユニット11は、左端に傾斜部57が形成されているため、遮光フィルム50のうち最初にLEDヘッド12に当接する箇所を斜辺56とする。
イメージドラムユニット11は、プリンタ筐体2内へ挿入されるに連れて、LEDヘッド12の右後辺により、遮光フィルム50の斜辺56に対して相対的に右方向へ向かう力が加えられていく。このため遮光フィルム50は、弾性及び剛性の作用により、LEDヘッド12から加えられる力によって当該LEDヘッド12により押しのけられるように、すなわち斜辺56を上又は下方向へ変位させるように変形する。
ここで斜辺56の左端である接続点P3は、アッパーフレーム33の溝傾斜部33B上に位置しており、また当該溝傾斜部33Bに貼り付けられている貼付部55の前側右端でもあるため、当該溝傾斜部33Bから殆ど引き離されることは無い。
このため遮光フィルム50は、LEDヘッド12から斜辺56に対し右方向へ向かう力が加えられた場合、接続点P3を支点として当該斜辺56を右方向へ変位させていき、これに伴って傾斜部57における前側部分の傾斜方向を、より前方を向くように徐々に変化させていく。これに伴い遮光フィルム50は、斜辺56又は前辺53をLEDヘッド12の後側面に摺動させながら、傾斜部57に引っ張られるようにして、面状部51における当該斜辺56及び前辺53の近傍部分から、徐々に前方を向くように撓んでいく。
これを換言すれば、遮光フィルム50は、貼付部55を面状部51よりも低い溝傾斜部33Bに貼り付けて斜辺56及び傾斜部57が容易に上方向へ移動できないように規制し、且つ当該傾斜部57を左前方向に傾斜させた。これによりイメージドラムユニット11は、LEDヘッド12に対し遮光フィルム50のうち斜辺56を最初に当接させることで、当該斜辺56を上方向へ移動させることなく傾斜部57を徐々に前方へ傾けていくことができ、さらに傾斜部57から連続するように面状部51を徐々に前方に向けるように撓ませていくことができる。
また遮光フィルム50は、仮にLEDヘッド12に対しイメージドラムユニット11が相対的に低い位置にあった場合、LEDヘッド12の右後辺では無く右後の下側頂点や右下辺を斜辺56又は傾斜部57に最初に当接させる。このため遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2内へ挿入されるに連れて、LEDヘッド12により斜辺56又は傾斜部57に対し下方向へ向かう力が加えられ、前辺53側を徐々に下方へ撓ませていくことができる。
その後、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2に対して完全に装着されると、遮光フィルム50は、図3(B)に示したように、前辺53を溝部33P内に落とし込んでLEDヘッド12の後側に位置させ、当該遮光フィルム50全体をなだらかに撓ませた退避状態とすることができる。これにより遮光フィルム50は、LEDヘッド12の発光部12Aと感光体ドラム35との間を何ら遮ることなく、当該LEDヘッド12による露光処理を円滑に行わせることができる。
また遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2から取り外される場合、LEDヘッド12から外力が加えられなくなり、これに伴って弾性力が作用する。このため遮光フィルム50は、LEDヘッド12と当接しなくなった箇所から徐々に自然状態に戻っていき、完全に取り外された段階で元の自然状態に戻る(図3(A))。このとき遮光フィルム50は、皺や折り癖が形成されておらず、またアッパーフレーム33から引き剥がされてもいないため、自然状態に戻ることで、再び溝部33Pを覆うことができ、感光体ドラム35を不用意な露光から保護することができる。
すなわち遮光フィルム50は、上述したように、仮にその左端に斜辺56や傾斜部57等を設けずにほぼ平面状とした場合、その左端に対しLEDヘッド12により右方向へ力が加えられると、皺や折り癖が形成され、或いは上方へ持ち上げられてアッパーフレーム33から剥がされるおそれがある。このような場合、遮光フィルム50は、イメージドラムユニット11がプリンタ筐体2から取り外された際に溝部33Pを閉塞できず、感光体ドラム35を遮光できなくなる、といった問題が生じるおそれがあった。この点において本実施の形態による遮光フィルム50は、左端に斜辺56や傾斜部57等を設けたことにより、このような問題の発生を確実に回避することができる。
またこの実施の形態では、従来のように遮光フィルムを単純な平面状に構成する場合と比較して、左端部に貼付部55及び斜辺56等を追加的に形成した上で屈曲線L1及びL2に沿って折り曲げ、両面接着テープにより当該貼付部55を溝傾斜部33Bに貼り付けるだけで良い。すなわちイメージドラムユニット11は、従来と比較して部品点数の増加や大幅な設計変更を必要とすること無く、またLEDヘッド12側の形状を変更する必要も無く、製造時における工程の増加も極めて僅かに抑えることができる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態によるカラープリンタ1は、イメージドラムユニット11の遮光フィルム50における左端部分において、貼付部55をアッパーフレーム33の溝傾斜部33Bに貼り付けることにより、斜辺56を面状部51よりも低く位置させ、且つ傾斜部57を左前下方へ向けて傾斜させた。これによりカラープリンタ1は、イメージドラムユニット11をプリンタ筐体2へ装着する際に、LEDヘッド12に対して遮光フィルム50の斜辺56を最初に当接させ、当該斜辺56を上方向へ移動させることなく、傾斜部57から面状部51へ連続的に且つ徐々に前方へ傾けていくことができる。この結果カラープリンタ1は、最終的に前辺53を溝部33P内におけるLEDヘッド12の後側に落とし込み、当該遮光フィルム50全体をなだらかに撓ませ、元の自然状態に復元し得る状態とすることができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態によるカラープリンタ101(図1)は、第1の実施の形態によるカラープリンタ1と比較して、イメージドラムユニット11(11Y、11M、11C及び11K)に代わるイメージドラムユニット111Y、111M、111C及び111K(以下、これらをまとめてイメージドラムユニット111と呼ぶ)が装着される点において相違するものの、他の点においては同様に構成されている。
[2−1.イメージドラムユニットの構成]
イメージドラムユニット111(図2及び図3)は、第1の実施の形態によるイメージドラムユニット11と比較して、アッパーフレーム33及び遮光フィルム50に代わるアッパーフレーム133及び遮光フィルム150を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
アッパーフレーム133は、図5と対応する図7に示すように、アッパーフレーム33と比較して、溝部33Pにおける溝後側部33Cの左端近傍に、上下方向に細長い係合孔133Jが穿設されている点において相違するものの、溝部33P等の他の点については同様に構成されている。
遮光部材としての遮光フィルム150は、遮光フィルム50と比較して、面状部51、後辺52、前辺53及び左辺54とそれぞれ同様の面状部151、後辺152、前辺153及び左辺154を有している。その一方で遮光フィルム150は、遮光フィルム50と異なり、貼付部55に代わる腕部155及び係合爪156を有している。
腕部155は、遮光フィルム150の左端における前寄りの箇所において、左辺154よりも左方へ突出するように形成されている。また係合爪156は、腕部155における後辺の先端近傍(すなわち左端近傍)に、後方へ鉤状に突出するように形成されている。これを換言すれば、腕部155は、係合爪156よりも右側の部分において、左右方向に関しある程度の長さとなる範囲に渡り、前後方向の幅が比較的狭くくびれた部分を形成している。さらに腕部155の前辺は、遮光フィルム150全体の前辺153よりもやや後寄りに位置しており、両者の間に誘導部としての斜辺157が形成されている。
この遮光フィルム150は、イメージドラムユニット11の製造工程において、図7に示したように、まず遮光フィルム50の場合と同様、面状部151の表面を上方向に向けた状態で、後辺152の近傍における左右方向に長い範囲に渡り、アッパーフレーム133の溝周辺部33Aに対し、その下面が両面接着テープにより接着される。
次に遮光フィルム150は、図9に断面図を示すように、腕部155の先端(すなわち左端)部分が下斜め後方へ湾曲されると共に、一時的に係合爪156が腕部155と重なるように折り畳まれた状態でアッパーフレーム133の係合孔133J内に挿入される。これにより遮光フィルム150は、左前側部分、すなわち斜辺157の近傍から腕部155全体に渡る範囲において、左前側へ進むに連れて左前下方への傾斜角度が大きくなるように、ほぼ水平である面状部151から連続的に湾曲した誘導部としての傾斜部158を形成する。この傾斜部158は、第1の実施の形態における平面状の傾斜部57とは異なり、全体的に上に凸の湾曲面となっている。
また遮光フィルム150は、アッパーフレーム133における溝傾斜部33Bの後下側において、係合爪156を弾性力の作用により腕部155と連続した平面をなすように展開させ、当該溝傾斜部33Bの後下面33BRに対し当該係合爪156の係合辺156Eを当接させる。これにより遮光フィルム150は、図9(B)に示すように係合孔133Jに対し腕部155をさらに深く挿入させること、或いは図9(A)に示したように係合辺156Eを後下面33BRに当接させる位置までは引き戻すことができるものの、当該係合孔133Jから腕部155を引き抜くことはできなくなる。すなわち遮光フィルム150は、面状部151に対し左前下方へ傾斜した傾斜部158を維持し続けることになる。
このように遮光フィルム150は、第1の実施の形態と同様、イメージドラムユニット111がプリンタ筐体2に装着される際に最初にLEDヘッド12と当接する左端に、面状部151に対し左前下方へ傾斜した傾斜部158が形成されている。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、第2の実施の形態によるカラープリンタ101は、イメージドラムユニット111のアッパーフレーム133に溝部33Pを形成し、当該イメージドラムユニット111がプリンタ筐体2に装着された際に、LEDヘッド12を感光体ドラム35の近傍に位置させるようにした。またイメージドラムユニット111には、溝部33Pを覆うように遮光フィルム150を設け、その左端部分において腕部155の先端をアッパーフレーム133の係合孔133J内に挿入して係合爪156を溝傾斜部33Bの後下面33BRに係合させることにより、面状部151よりも下方に湾曲面でなる傾斜部158を形成した。
イメージドラムユニット111は、プリンタ筐体2から取り外されている場合、第1の実施の形態と同様、遮光フィルム150が自然状態となり、面状部151がほぼ水平となって溝部33Pを覆い、感光体ドラム35の不用意な感光を防止できる。
またイメージドラムユニット111は、プリンタ筐体2に装着される際、左端に傾斜部57が形成されているため、遮光フィルム150のうち最初にLEDヘッド12に当接する箇所を斜辺157又は傾斜部158とする。この遮光フィルム150は、イメージドラムユニット111がプリンタ筐体2内へ挿入されると、LEDヘッド12の右後辺により、斜辺157又は傾斜部158に対しに右方向へ向かう力が加えられる。
このとき遮光フィルム150は、腕部155の先端近傍に設けられた係合爪156が係合孔133Jから抜けないため、斜辺157及び傾斜部158が上方向へ持ち上げられることはない。このため遮光フィルム150は、LEDヘッド12の右後辺を斜辺157又は傾斜部158に対して摺動させることになり、当該LEDヘッド12により矢印F1方向へ押しのけられていく。これにより遮光フィルム150は、腕部155を矢印F2方向に沿って係合孔133J内へより深く挿入させながら(図9(B))、斜辺157及び傾斜部158を下方向へ変位させるように変形し、当該傾斜部158における前側部分の傾斜方向を、より前方を向くように徐々に変化させていく。
その後遮光フィルム150は、イメージドラムユニット111がプリンタ筐体2内へ挿入されるに連れて、傾斜部158、斜辺157又は前辺153をLEDヘッド12の後側面に摺動させながら、傾斜部158に引っ張られるようにして、面状部151における当該斜辺157及び前辺153の近傍部分から、徐々に前方を向くように撓んでいく。
これを換言すれば、遮光フィルム150は、腕部155の先端に設けた係合爪156を面状部151よりも低い位置で溝傾斜部33Bの後下面33BRに係合させて斜辺157及び傾斜部158が容易に上方向へ移動できないように規制し、且つ当該傾斜部158を左前方に傾斜させた。これによりイメージドラムユニット111は、LEDヘッド12に対し遮光フィルム150のうち斜辺157又は傾斜部158を最初に当接させることで当該傾斜部158を徐々に前方へ傾けていくことができ、さらに傾斜部158から連続的に面状部151を徐々に前方に向けるように撓ませていくことができる。
また遮光フィルム150は、LEDヘッド12から傾斜部158等に加えられる力に応じて、係合孔133Jに対する腕部155の挿入深さを変化させる。具体的に遮光フィルム150は、LEDヘッド12により傾斜部158等に対し下方向ないし後方向に向けた力が加えられると、当該傾斜部158及びこれと連続する面状部151を下方へ撓ませ、腕部155を係合孔133Jにより深く進入させる(図9(B))。このため遮光フィルム150は、傾斜部158や腕部155等を無理に屈曲させることが無く、皺や折り癖が形成されることも無いため、イメージドラムユニット111がプリンタ筐体2から取り出された場合にも、自然状態に確実に復元でき溝部33Pを覆うことができる。
さらに第2の実施の形態では、従来のように遮光フィルムを単純な平面状に構成する場合と比較して、遮光フィルム150の左端部に腕部155、係合爪156及び斜辺157等を追加的に形成すると共にアッパーフレーム133に係合孔133Jを穿設し、当該係合孔133Jに腕部155の先端を挿入するだけで良い。すなわちイメージドラムユニット111は、第1の実施の形態と同様、従来と比較して部品点数の増加や大幅な設計変更を必要とすることなく、製造時における工程の増加も極めて僅かに抑えることができる。
以上の構成によれば、第2の実施の形態によるカラープリンタ101は、イメージドラムユニット111の遮光フィルム150における左端部分において、先端に係合爪156を設けた腕部155をアッパーフレーム33の係合孔133Jに挿入することにより、斜辺157及び傾斜部158を面状部151よりも低く位置させ、且つ当該傾斜部158を左前下方へ向けて傾斜させた。これによりカラープリンタ101は、イメージドラムユニット111をプリンタ筐体2へ装着する際に、LEDヘッド12に対して遮光フィルム150の斜辺157又は傾斜部158を最初に当接させ、当該斜辺157又は傾斜部158を上方向へ移動させることなく、傾斜部158から面状部151へ連続的に且つ徐々に前方へ傾けていくことができる。この結果カラープリンタ101は、最終的に前辺153を溝部33P内におけるLEDヘッド12の後側に落とし込み、当該遮光フィルム150全体をなだらかに撓ませ、元の自然状態に復元し得る状態とすることができる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50の左前端近傍を傾斜させることにより傾斜部57を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図10に示す遮光フィルム250のように、左前端から左斜め下方に向けて細長い棒状の誘導体254を立設し、これを傾斜部57と同様に作用させても良い。要は、平面状又は曲面状の部材に限らず、種々の形状の部材を遮光フィルムの左端に設けることにより、この部材を傾斜部57と同様に作用させることができれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50の面状部51よりも低く、溝部33Pの溝底部33Dに近い位置に傾斜部57を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図11に示す遮光フィルム350のように、面状部51よりも高く、溝部33Pの溝底部33Dから遠い位置に傾斜部357を形成しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50のうち面状部51と連続した平面部分を傾斜させることにより傾斜部57を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば遮光フィルム50のうち面状部51と別体の部品をその左端に取り付けて傾斜部57を形成しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、貼付部55をアッパーフレーム33の溝傾斜部33Bにおける上側の面にのみ貼り付ける場合について述べた(図5及び図6)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図4と対応する図12に示す遮光フィルム450のように、貼付部55を主に左右方向へ延長したような形状でなる貼付部455を設けても良い。この遮光フィルム450は、図13及び図14に斜視図を示すように、傾斜部57に近い根本部455Aを溝傾斜部33Bにおける上側の面に貼り付けると共に、当該傾斜部57から遠い先端部455Bを溝傾斜部33Bにおける下側の面に貼り付けることにより、LEDヘッド12と当接した際に当該アッパーフレーム33から剥がれる危険性を低減することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50を展開した状態(図4)において、面状部51に対し貼付部55を左側へ延長するように設けた場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図4と対応する図15に示す遮光フィルム550のように、面状部51に対し貼付部555を左斜め前方へ延長するように設けても良い。この場合、面状部51に対し貼付部55(又は555)を延長する方向については、当該面状部51に対して傾斜部57(又は557)を傾斜させたい角度や、溝周辺部33Aに対する溝傾斜部33Bの傾斜角度等に応じて、種々の方向に設定することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50の一部を屈曲させて平面状の傾斜部57を形成し、第2の実施の形態においては、遮光フィルム150の一部を湾曲させて曲面状の傾斜部158を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、種々の面状でなる傾斜部を形成しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、アッパーフレーム33の溝傾斜部33Bに対し両面接着テープ(図示せず)によって貼付部55を貼り付けて固定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば周知の接着剤やねじ、或いはクリップ等を用いることにより、アッパーフレーム33の溝傾斜部33Bに貼付部55を固定するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、貼付部55をアッパーフレーム33の溝傾斜部33Bに貼り付けて固定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば溝部33Pから溝傾斜部33Bを省略した場合に、貼付部55をアッパーフレーム33の溝後側部33C等の種々の箇所に貼り付けて固定しても良い。この場合、貼付部55を貼り付ける箇所としては、アッパーフレーム33における溝周辺部33Aよりも低い位置であることにより、傾斜部57が面状部51よりも下方に、すなわち溝部33Pの溝底部33Dに近い位置に形成され、且つ左後下方へ傾斜することが望ましい。
さらに上述した第2の実施の形態においては、遮光フィルム150の腕部155に対し後側にのみ係合爪156を設ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図8と対応する図16に示す遮光フィルム650のように、腕部155の前側にも係合爪656を設けても良い。この場合、遮光フィルム650は、図9と対応する図17に示すように、係合爪156を溝傾斜部33Bの後下面33BRに当接させて係合させる際に、係合爪656を溝後側部33Cの前面33CRに当接させて係合させることができ、腕部155を係合孔133Jから抜け難くすることができる。
また、係合爪156を省略して腕部155に係合爪656のみを設けても良く、さらには、腕部155から係合爪156を省略し、当該腕部155の先端部分が係合孔133Jに挿入された状態で、当該先端部分に別途抜け止め部材(図示せず)を取り付けるようにしても良い。要は、腕部155の先端部分が係合孔133Jに挿入された状態を保つことにより、傾斜部158を維持できれば良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、腕部155を比較的長く形成することにより、図9(A)及び図9(B)に示すように、傾斜部158に加えられる力に応じて、係合孔133Jに対する当該腕部155の挿入深さを変化させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば腕部155を比較的短く形成することにより、係合孔133Jに対する当該腕部155の挿入深さを変化させないようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50における左前側の端部近傍を斜めに切り落として斜辺56を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば遮光フィルム50における左前側の端部近傍を残したままとすることにより、斜辺56を形成しないようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、遮光フィルム50における左側にのみ傾斜部57を形成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば遮光フィルムにおける右側にも傾斜部57と左右対称な傾斜部を形成するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、カラー印刷を行うカラープリンタ1のプリンタ筐体2に対し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色に対応した4本のイメージドラムユニット11を装着する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばカラープリンタにおいて使用されるトナーの色数に応じて、プリンタ筐体2に対し3本以下や5本以上のイメージドラムユニット11を装着するようにしても良く、またモノクロ印刷を行うモノクロプリンタにおいて1本のイメージドラムユニット11を装着するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、LEDを搭載したLEDヘッド12により感光体ドラム35を露光させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばレーザ素子を搭載したレーザヘッドにより感光体ドラム35を露光させるようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態では、画像形成装置としてのカラープリンタ1に本発明を適用したが、これに限らず、カラープリンタ1と同様、筐体側にLEDヘッド12を固定し、当該筐体に対しイメージドラムユニット11を用紙Pの搬送方向と直交し且つ当該用紙Pの紙面と平行な方向に着脱可能に構成された装置であれば、ファクシミリ、MFP(Multi Function Product:複合機)、コピー機などの装置にも適用することができる。第2の実施の形態についても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、静電潜像担持体としての感光体ドラム35と、筐体としてのフロントフレーム31、ロアフレーム32及びアッパーフレーム33と、溝部としての溝部33Pと、遮光部材としての遮光フィルム50と、誘導部としての傾斜部57及び斜辺56とによって画像形成ユニットとしてのイメージドラムユニット11及びこれを有する画像形成装置としてのカラープリンタ1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる静電潜像担持体と、筐体と、溝部と、遮光部材と、誘導部とによって画像形成ユニット及びこれを有する画像形成装置を構成するようにしても良い。
本発明は、レーザやLED等の光を感光に利用するカラープリンタなどで広く利用することができる。
1、111……カラープリンタ、2……プリンタ筐体、3……制御部、7……転写ベルトユニット、8……ローラ、9……転写ベルト、10……転写ローラ、11、111……イメージドラムユニット、12……LEDヘッド、12A……発光部、13……トナー供給部、14……トナーカートリッジ、16……定着ユニット、31……フロントフレーム、32……ロアフレーム、33、133……アッパーフレーム、33A……溝周辺部、33B……溝傾斜部、33BR……後下面、33C……溝後側部、33CR……前面、33D……溝底部、33E……溝前側部、33H……露光孔、33P……溝部、35……感光体ドラム、35S……周側面、50、150、250、350、450、550……遮光フィルム、51、151……面状部、52、152……後辺、53、153……前辺、54、154……左辺、55、455……貼付部、56、157……斜辺、57、158、357……傾斜部、133J……係合孔、155……腕部、156、556……爪状部、156E……係合辺、254……誘導体、455A……根本部、455B……先端部、L1、L2……屈曲線、P……用紙、P1、P2、P3……接続点。

Claims (12)

  1. 画像形成装置本体に設けられた露光装置によって露光されることにより、用紙に印刷すべき画像に応じた静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
    前記画像形成装置本体に対し、主走査方向に沿って着脱可能であり、前記静電潜像担持体を内部に有する筐体と、
    前記筐体に着脱方向に沿って形成され、前記露光装置を前記静電潜像担持体と対向する位置に近接させると共に、前記露光装置からの露光用の光を通過させる露光孔が穿設された溝部と、
    前記溝部の内側部における前記筐体との連接部分に設けられ、当該筐体の表面及び当該内側部の表面の何れに対しても傾斜された溝傾斜部と、
    可撓性及び遮光性を有し、主走査方向に沿った一辺の近傍が前記筐体における前記溝部の周辺部分に固定され、前記筐体が前記画像形成装置本体から取り外された場合には、前記溝部を閉塞する閉塞状態となる一方、前記筐体が前記画像形成装置本体に装着された場合には、前記露光装置により撓まされ前記一辺と反対の他辺側を前記溝部内に位置させた退避状態となる遮光部材と、
    前記遮光部材において前記筐体が前記画像形成装置本体に装着される際に前記露光装置に最初に当接する先頭側の端部に設けられ、前記遮光部材を前記閉塞状態から前記退避状態に誘導させる誘導部と、
    前記遮光部材において前記誘導部に連接され且つ該誘導部よりも前記先頭側に突出した部分であり、前記溝傾斜部に固定又は係合された突出部と
    を具えることを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記誘導部は、前記閉塞状態にある前記遮光部材の表面よりも先頭側及び一端側に傾斜した傾斜部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成ユニット。
  3. 前記傾斜部は、前記遮光部材における一端側の部分よりも、前記溝部の底側に近い位置に形成された
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成ユニット。
  4. 前記傾斜部は、前記遮光部材における先頭側且つ一端側の端部近傍が、前記溝部の底部に向けて屈曲又は湾曲されて形成された
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成ユニット。
  5. 前記突出部は、前記遮光部材において前記溝部の周辺部分に固定された部分のうち最も前記先頭側に位置する端部よりも当該先頭側に突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成ユニット。
  6. 前記傾斜部は、前記突出部が前記溝傾斜部に固定されることにより形成された
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成ユニット。
  7. 前記溝部は、内側部に前記筐体の内側まで貫通した係合孔が設けられ、
    前記傾斜部は、前記突出部が前記係合内に挿入された状態で前記内側部と係合することにより形成された
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成ユニット。
  8. 前記突出部は、前記係合孔の周辺部に係合することにより当該係合孔に挿入された状態を維持する係合爪を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成ユニット。
  9. 前記突出部は、前記遮光部材における一端側及び他端側のうち少なくとも一方に前記係合爪を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成ユニット。
  10. 前記突出部は、前記係合孔に挿入された状態を維持したまま、前記露光装置により前記傾斜部に加えられる力に応じて、当該係合孔に対する挿入深さを変化させる
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成ユニット。
  11. 前記誘導部は、前記傾斜部に加えて、前記遮光部材における先頭側且つ一端側の端部に、直交方向に対し傾斜した斜辺を有し、前記露光装置に対し当該遮光部材のうち当該斜辺を最初に当接させる
    ことを特徴とする請求項4又は請求項6から請求項10の何れか1項に記載の画像形成ユニット。
  12. 請求項1から請求項11の何れか1項の画像形成ユニットを有することを特徴とする画像形成装置。
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