JP6254750B2 - オリフィス式ドレン排出機構およびドレン排出システム - Google Patents

オリフィス式ドレン排出機構およびドレン排出システム Download PDF

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Description

本願は、オリフィスを有し、蒸気配管系統等に発生するドレンをオリフィスから排出するオリフィス式ドレン排出機構に関し、オリフィスの清掃対策に係るものである。
例えば特許文献1に開示されているように、流入口と流出口とを繋ぐ流路にオリフィスが設けられ、流入口から流入したドレンがオリフィスを介して流出口に排出されるオリフィス式のドレン排出機構が知られている。そして、このドレン排出機構は、オリフィスに詰まった異物を除去する棒状の清掃部材(異物排除部材)を備えている。このドレン排出機構では、清掃部材を下流側(流出口側)からオリフィスへ進退させることにより、オリフィスに詰まっている異物が除去される。
特開2008−309290号公報
ところで、上述したオリフィス式のドレン排出機構では、清掃部材がオリフィスに対して下流側から進退するため、オリフィスから除去された異物が上流側に流れてしまうという問題があった。つまり、オリフィスに詰まっている異物が清掃部材によって上流側へ押し出されてしまう。そのため、上流側に押し出された異物が再びオリフィスに詰まるという虞があった。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、清掃部材によってオリフィスから除去された異物が再びオリフィスに詰まることを防止することにある。
本願のオリフィス式ドレン排出機構は、上記目的を達成するために、オリフィスに詰まっている異物を清掃部材によって下流側に押し出すようにした。
具体的に、本願のオリフィス式ドレン排出機構は、ケーシングと、オリフィスと、清掃部材とを備えている。上記ケーシングは、ドレンの流入口および流出口と、該流入口と流出口とを繋ぐ流路とが形成されている。上記オリフィスは、上記流路に設けられている。上記清掃部材は、上記オリフィスへ上流側から進退して該オリフィスの異物を除去するための棒状のものである。
以上のように、本願のオリフィス式ドレン排出機構によれば、オリフィスへ進退する棒状の清掃部材を備えているため、オリフィスに詰まっている異物を清掃部材で押し出して除去することができる。しかも、本願のオリフィス式ドレン排出機構によれば、清掃部材をオリフィスへ上流側から進退させるようにした。つまり、本願のオリフィス式ドレン排出機構では、清掃部材をオリフィスに対し上流側から下流側へ向かって進入させるようにした。そのため、オリフィスに詰まっている異物が清掃部材によってオリフィスの下流側へ押し出される。この下流側へ押し出された異物はドレンの流れによって流出口から排出される。したがって、本願のオリフィス式ドレン排出機構によれば、清掃部材によってオリフィスから除去された異物が再びオリフィスに詰まることを防止することができる。
図1は、実施形態1に係るオリフィス式ドレン排出機構の概略構成を示す断面図である。 図2は、実施形態1に係るオリフィス式ドレン排出機構の要部を拡大して示す断面図である。 図3は、実施形態2に係るドレン排出システムの概略構成を示す配管系統図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
本願の実施形態1について図1および図2を参照しながら説明する。本実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10(以下、単にドレン排出機構10とも言う。)は、例えば蒸気システムに設けられ、蒸気の凝縮によって発生した高温高圧のドレン(復水)を排出するものである。なお、オリフィス式ドレン排出機構とは、オリフィスを開閉する弁体が設けられておらず、オリフィスは常に開放されているものである。
図1に示すように、本実施形態のドレン排出機構10は、ケーシング11と、スクリーン20と、オリフィス部材25と、清掃機構30とを備えている。
ケーシング11は、略Y型に形成されており、内部をドレンが流通する。ケーシング11には、ドレンの流入口12および流出口13と、該流入口12と流出口13とを繋ぐ流路14とが形成されている。流入口12と流出口13とは、上下流方向に対向しており、互いに開口軸が同軸に形成されている。流路14は、ブロー通路15と、接続通路16と、オリフィス用通路18とを有している。
ブロー通路15は、上記開口軸から傾斜して設けられ、流入口12に接続されている。接続通路16は、上記開口軸周りの径方向(開口軸を中心とする円の径方向)に延びる通路であり、ブロー通路15とオリフィス用通路18とを接続する(連通させる)ものである。オリフィス用通路18は、後述するオリフィス部材25が設けられる通路である。オリフィス用通路18は、接続通路16よりも下流側に位置し、上記開口軸周りの径方向に延びる通路である。そして、オリフィス用通路18は、外方側端部18a(図1において上端部)が接続通路16に接続され、内方側端部18b(図1において下端部)が流出口13に接続されている。つまり、オリフィス用通路18は、上記開口軸周りの外方側から内方側へ向かって延びると共に、外方側端部18aが流入口12に連通し内方側端部18bが流出口13に連通している。
スクリーン20は、ブロー通路15内に設けられている。スクリーン20は、ブロー通路15の軸方向に延びる円筒状に形成され、一端が流入口12に向かって開口している。ケーシング11におけるブロー通路15の開口端には、スクリーン20を保持するスクリーンホルダ21が螺合接合されている。スクリーン20は、流入口12からブロー通路15に流入したドレンに含まれる異物を捕捉するフィルタ部材を構成している。スクリーンホルダ21には、ブロー弁22が設けられている。ブロー弁22は、開弁することにより、スクリーン20に捕捉された異物をドレンの流れによって外部に排出する。
オリフィス部材25は、上述したようにオリフィス用通路18の途中に設けられており、オリフィス用通路18を上下流方向に仕切る隔壁を構成している。図2にも示すように、オリフィス部材25は、オリフィス用通路18の通路壁に上下流方向に螺合されて取り付けられている。オリフィス部材25の中央には、上下流方向に貫通するオリフィス26(小孔)が形成されている。また、オリフィス部材25は、上流側端面27の中央に突出部28が形成されている。突出部28は、上流側端面27においてオリフィス26の周縁部が上流側へ隆起してなるものである。つまり、突出部28の端面(上流側端面)は、オリフィス26の開口面であり、平面に形成されている。また、本実施形態では、オリフィス26の開口径(開口面積)は下流側にいくに従って段階的に大きくなっている。なお、オリフィス26の開口径は下流側にいくに従って連続的に大きくなるものであってもよい。
ドレン排出機構10では、高温高圧のドレンが、流入口12からスクリーン20の内部に流入して該スクリーン20を通過し、接続通路16を介してオリフィス用通路18に流れる。ドレンがスクリーン20を通過する際、ドレンに含まれる異物がスクリーン20に捕捉される。オリフィス用通路18に流れたドレンは、オリフィス26を通過して流出口13から外部に排出される。ドレンがオリフィス26を通過する際、ドレンの流量がオリフィス26の開口径(開口面積)に応じた流量に制限される。
スクリーン20で捕捉しきれない微少な異物は、スクリーン20を通過し、オリフィス26に堆積して詰まる虞がある。本実施形態の清掃機構30は、オリフィス26に詰まった(付着した)異物を除去するものである。図2にも示すように、清掃機構30は、オリフィス用通路18の外方側端部18aが位置するケーシング11の外周壁、即ちオリフィス部材25に対向するケーシング11の外周壁に取り付けられている。清掃機構30は、保持部材31と、清掃部材32と、キャップ35とを備えている。
保持部材31は、清掃部材32を保持するものであり、ケーシング11の外周壁に螺合接合されている。清掃部材32は、断面が円形の棒状に形成され、保持部材31のねじ孔31aに螺合することで保持されている。清掃部材32は、オリフィス26と対向する位置にオリフィス26(オリフィス部材25)と同軸となる状態で設けられている。清掃部材32は、主軸部32aと、該主軸部32aに順に連続形成された大径部32cおよび先端部32dとを有している。主軸部32aの下端部(大径部32c側の端部)は外周面に雄ねじが形成された螺合部32bとなっており、この螺合部32bが保持部材31のねじ孔31aに螺合する。
大径部32cは、主軸部32aよりも大径に形成された薄板部である。また、大径部32cは、オリフィス部材25の突出部28よりも大径に形成されている。先端部32dは、先細の円錐形に形成されており、主軸部32aよりも細くなっている。先端部32dは、外径が最も大きい部分はオリフィス26の開口径(最小の開口径)とほぼ同じ大きさに形成されている。保持部材31には、ねじ孔31aと清掃部材32との隙間をシールするパッキン33が押え部材34によって固定されている。押え部材34には、清掃部材32の主軸部32aが摺動自在に挿通される挿通孔34aが形成されている。そして、保持部材31には、清掃部材32の上端部および押え部材34を覆うキャップ35が螺合により取り付けられている。
そして、清掃機構30では、清掃部材32を回転させることにより、清掃部材32がオリフィス26へ上流側から進退して該オリフィス26の異物を除去するように構成されている。具体的に、清掃部材32は回転されることで図2に示す矢印方向に移動(変位)する。これにより、清掃部材32は、オリフィス用通路18の外方側端部18aからオリフィス26へ向かって進退する。清掃部材32が前進して清掃部材32の先端部32dがオリフィス26に進入することで、オリフィス26に詰まっていた異物が先端部32dによって下流側へ押し出されて除去される。この下流側へ押し出された異物は、ドレンと共に流出口13から排出される。
また、異物はオリフィス26の内部だけでなく上流側の周縁部(即ち、オリフィス部材25の突出部28)にも堆積し、そのオリフィス26周縁部の堆積物とオリフィス26内部の堆積物とが連なることにより、オリフィス26に堆積した異物が強固に付着してしまう。その場合、清掃部材32がオリフィス26に進入しても、オリフィス26に付着した異物を確実に除去することが困難になる虞がある。そこで、本実施形態では、清掃部材32を前進させ清掃部材32の大径部32cをオリフィス部材25の突出部28の端面まで移動させることで、突出部28の端面に堆積した異物を大径部32cによって押し潰すことができる。オリフィス部材25の上流側端面27において突出部28は隆起しているため、押し潰された異物が突出部28から周りへ流れ易くなる。つまり、押し潰された異物が突出部28から離散しやすくなる。このように、本実施形態では、オリフィス26の周縁部に突出部28を設け、その突出部28まで清掃部材32の大径部32cを移動させて突出部28に堆積した異物を押し潰すようにしたので、オリフィス26の周縁部に堆積した異物を除去することができ、これにより、オリフィス26内部に堆積した異物も確実に除去することができる。
以上のように、上記実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10によれば、オリフィス26へ進退する棒状の清掃部材32を備えているため、オリフィス26に詰まっている異物を清掃部材32で押し出して除去することができる。しかも、上記実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10によれば、清掃部材32をオリフィス26へ上流側から進退させるようにした。つまり、上記実施形態では、清掃部材32をオリフィス26に対し上流側から下流側へ向かって進入させるようにした。そのため、オリフィス26に詰まっている異物を清掃部材32によってオリフィス26の下流側へ押し出すことができる。この下流側へ押し出された異物はドレンの流れによって流出口13から排出される。したがって、上記実施形態によれば、清掃部材32によってオリフィス26から除去された異物が再びオリフィス26に詰まることを防止することができる。
具体的に、上記実施形態では、流入口12および流出口13の開口軸周りの外方側から内方側へ向かって延びると共に外方側端部18aが流入口12に連通し内方側端部18bが流出口13に連通し、途中にオリフィス26が設けられるオリフィス用通路18をケーシング11内に設けるようにした。そして、上記実施形態では、清掃部材32をオリフィス用通路18の外方側端部18aからオリフィス26へ向かって進退可能にケーシング11に設けるようにした。そうすることで、ケーシング11において清掃部材32を流入口12や流出口13、流路14のできるだけ邪魔にならない位置に設けることができる。つまり、ドレンの流れをできるだけ阻害しない位置に清掃部材32を設けることができる。
また、上記実施形態の清掃機構30では、オリフィス26に進退する清掃部材32の先端部32dを先細の円錐形に形成するようにした。そして、上記実施形態の清掃機構30では、清掃部材32を回転させる量によってオリフィス26に対する先端部32dの進入距離が変更可能である。したがって、オリフィス26に対する先端部32dの進入距離を変更することにより、オリフィス26の開口面積(開口率)を変更することができる。つまり、オリフィス26に対する先端部32dの進入距離を増大させると、オリフィス26の開口面積は小さくなり、オリフィス26に対する先端部32dの進入距離を減少させると、オリフィス26の開口面積は大きくなる。こうしてオリフィス26の開口面積を変更することにより、オリフィス式ドレン排出機構10においてドレンの排出量を適宜調節することができる。このように、上記実施形態の清掃機構30(清掃部材32)は、オリフィス26の異物を除去する清掃機能だけでなく、オリフィス26の開口面積を調節する調節機能をも有している。
(実施形態2)
本願の実施形態2について図3を参照しながら説明する。本実施形態は、蒸気使用系統に用いられ、該蒸気使用系統で蒸気の凝縮によって発生したドレン(復水)を排出するドレン排出システム40である。ドレン排出システム40は、上述した実施形態1のオリフィス式ドレン排出機構10を備えている。
具体的に、ドレン排出システム40は、蒸気主管41と、ドレン排出管42と、バイパス管46とを備えている。蒸気主管41は、蒸気使用系統で用いられる蒸気が流れている。ドレン排出管42は、一端(上流端)が蒸気主管41に接続され、他端(下流端)が外部に開放されている。ドレン排出管42は、蒸気主管41で蒸気の凝縮によって発生したドレンが流入する。ドレン排出管42には、上流側から順に、上流側弁43、フロート式スチームトラップ44および下流側弁45が設けられている。バイパス管46は、一端(上流端)がドレン排出管42における上流側弁43よりも上流に接続され、他端(下流端)がドレン排出管42における下流側弁45よりも下流に接続されている。バイパス管46には、上流側から順に、バイパス弁47およびオリフィス式ドレン排出機構10が設けられている。
フロート式スチームトラップ44は、本願の請求項に係るスチームトラップに相当し、図示しないが、ケーシング内にドレンの貯留室を有し、貯留室にはドレンの排出口が設けられている。また、貯留室には、ドレン水位に応じて上昇下降し、排出口を開閉するフロートが配置されている。フロート式スチームトラップ44では、貯留室のドレン水位が所定水位に達するまではフロートが排出口を閉じた状態にあり、ドレン水位が所定水位に達するとフロートが排出口から離隔して排出口が開く。これにより、貯留室のドレンが排出口から排出される。
ドレン排出システム40では、蒸気使用系統が運転中の平常時では、バイパス弁47が全閉状態に設定され、上流側弁43および下流側弁45が全開状態に設定される。この状態のドレン排出システム40では、蒸気主管41からドレンがドレン排出管42に流入しフロート式スチームトラップ44を介して排出される。
一方、ドレン排出システム40では、蒸気使用系統の運転開始時等のドレンが多量に発生する特別時では、上流側弁43および下流側弁45が全閉状態に設定され、バイパス弁47が全開状態に設定される。この状態のドレン排出システム40では、蒸気主管41からのドレンがバイパス管46に流入し、オリフィス式ドレン排出機構10を介して排出される。この特別時の場合、上述した平常時よりも急速にドレンが排出される。ドレン排出システム40では、蒸気使用系統におけるドレンの発生量に応じて上述した平常時と特別時とを切り換えることで、蒸気は漏らさずにドレンが適切に排出される。
上述したドレン排出システム40によれば、バイパス管46においてバイパス弁47の下流にオリフィス式ドレン排出機構10を設けるようにしたので、特別時においてバイパス弁47を全開状態に設定することができる。バイパス弁の下流にオリフィス式ドレン排出機構を設けない従来の態様では、特別時には蒸気をできるだけ漏らさないようドレン排出量を制限する観点からバイパス弁は微小開度に設定されていた。そうすると、バイパス弁では、微小開度に設定されていることから、弁や弁座に異物が堆積しやすくなり、シール性が損なわれてしまう。そのため、平常時にバイパス弁から蒸気が漏れるという問題があった。
これに対し、本実施形態のドレン排出システム40では、バイパス弁47の下流にオリフィス式ドレン排出機構10を設けることにより、蒸気を漏らさずにドレン排出量を適切に制限する機能はオリフィス式ドレン排出機構10が果たすことになる。これにより、特別時にはバイパス弁47を全開状態に設定することができる。したがって、バイパス弁47において異物の堆積によるシール性の低下を回避することができる。なお、本実施形態では、オリフィス式ドレン排出機構10のオリフィス26に異物が詰まりやすくなるが、上述したように清掃機構30が設けられているのでオリフィス26の異物を確実に除去することができる。しかも、清掃機構30によって除去された異物はオリフィス26の下流側へ押し出されるため、オリフィス式ドレン排出機構10の上流側に位置するバイパス弁47には上記の除去された異物が流入することはなく、そのため、バイパス弁47における異物の堆積を確実に防止することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記の実施形態は以下のように構成するようにしてもよい。
例えば、上記実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10において、清掃部材32の設置位置は上述した位置に限らず、清掃部材32がオリフィス26へ上流側から進退可能な位置であれば如何なる箇所でもいい。
また、上記実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10において、清掃部材32の先端部32dは、先細の三角錐や四角錐等の他の角錐形であってもよいし、太さが一様の柱状形であってもよい。
また、上記実施形態のオリフィス式ドレン排出機構10において、スクリーン20やブロー弁22は省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態2のドレン排出システム40では、スチームトラップとしてフロート式スチームトラップ44を用いたが、本願に開示の技術は、ディスク式やバイメタル式等の他の形式のスチームトラップを用いるようにしてもよい。
本願に開示の技術は、オリフィスを有し、蒸気配管系統等に発生するドレンをオリフィスから排出するオリフィス式ドレン排出機構およびそれを備えたドレン排出システムについて有用である。
10 オリフィス式ドレン排出機構
11 ケーシング
12 流入口
13 流出口
14 流路
18 オリフィス用通路(流路)
18a 外方側端部
18b 内方側端部
26 オリフィス
32 清掃部材
32d 先端部
40 ドレン排出システム
42 ドレン排出管
43 上流側弁
44 フロート式スチームトラップ(スチームトラップ)
45 下流側弁
46 バイパス管
47 バイパス弁

Claims (3)

  1. ドレンの流入口および流出口と、該流入口と流出口とを繋ぐ流路とが形成されたケーシングと、
    上記流路に設けられたオリフィスと、
    上記オリフィスへ上流側から進退して該オリフィスの異物を除去するための棒状の清掃部材とを備え、
    上記流入口および流出口は、互いに開口軸が同軸に形成され、
    上記流路は、上記流入口および流出口の上記開口軸回りの外方側から内方側へ向かって延びると共に外方側端部が上記流入口に連通し内方側端部が上記流出口に連通し、途中に上記オリフィスが設けられるオリフィス用通路を有し、
    上記清掃部材は、上記オリフィス用通路の上記外方側端部から上記オリフィスへ向かって進退可能に上記ケーシングに設けられている
    ことを特徴とするオリフィス式ドレン排出機構。
  2. 請求項1に記載のオリフィス式ドレン排出機構において、
    上記清掃部材は、上記オリフィスに進退する先端部が先細の錐形に形成され、上記オリフィスに対する上記先端部の進入距離が変更可能に構成されている
    ことを特徴とするオリフィス式ドレン排出機構。
  3. 蒸気使用系統に用いられ、該蒸気使用系統で発生したドレンを排出するドレン排出システムであって、
    上記蒸気使用系統に接続され、上流側から順に上流側弁、スチームトラップおよび下流側弁が設けられたドレン排出管と、
    一端が上記ドレン排出管における上記上流側弁よりも上流に接続され、他端が上記ドレン排出管における上記下流側弁よりも下流に接続され、上流側から順にバイパス弁および請求項1または2に記載のオリフィス式ドレン排出機構が設けられたバイパス管とを備えている
    ことを特徴とするドレン排出システム。
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