JP6254595B2 - チョコレート及びハードバター - Google Patents

チョコレート及びハードバター Download PDF

Info

Publication number
JP6254595B2
JP6254595B2 JP2015529499A JP2015529499A JP6254595B2 JP 6254595 B2 JP6254595 B2 JP 6254595B2 JP 2015529499 A JP2015529499 A JP 2015529499A JP 2015529499 A JP2015529499 A JP 2015529499A JP 6254595 B2 JP6254595 B2 JP 6254595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
content
chocolate
oil
stost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015529499A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015016044A1 (ja
Inventor
清美 大西
清美 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oillio Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=52431584&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6254595(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nisshin Oillio Group Ltd filed Critical Nisshin Oillio Group Ltd
Publication of JPWO2015016044A1 publication Critical patent/JPWO2015016044A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6254595B2 publication Critical patent/JP6254595B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/30Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/32Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G1/36Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds characterised by the fats used
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • A23D9/02Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils characterised by the production or working-up
    • A23D9/04Working-up
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/30Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

本発明は、ソフトな口どけを有するチョコレートおよび該チョコレートの製造に適したハードバターに関するものである。
ブロック状、板状の形に成型されたチョコレートは、チョコレートが緩んで製品が変形することがないよう、カカオ脂の他に比較的融点の高い固形脂を加えて製造されることが多い。これは、流通段階で温度コントロールができず、高温にさらされることが珍しくなかったという事情が多分に影響していると思われる。ところが近年は、食品の種類に合わせてさまざまな温度帯での配送が可能になった。流通の段階でチョコレートが溶ける心配をする必要はなくなり、より良い口どけを追及したチョコレートの開発が進められている。
また、求められるチョコレートの口どけについても、従来は、良好なスナップ性(パキッと割れる性質)と相応してシャープ(ハード)な口どけがよいとされていたが、消費者の嗜好の変化もあり、いわゆるソフトな口どけに人気が出ている。
より良い口どけのチョコレートを開発するために、その手段の1つとしてパーム中融点部(PMF)の利用が検討されている。例えば特許文献1には、PMFと、PMFの結晶をβ’で安定化させるために必要な量のSSO型トリグリセリドを含む脂肪組成物が記載されている。また、特許文献2には、PMFから溶剤分別により高融点及び低融点部を除去した画分にポリグリセリン脂肪酸エステルを1重量%以上添加したハードバターが記載されている。しかしながら、特許文献1、2に記載のハードバターは、非テンパータイプのチョコレートに使用するものであり、生地へのココアバターの使用量が制限されることから、得られるチョコレートがチョコレート風味に乏しいという難点があった。
パーム中融点部のテンパータイプのチョコレートへの利用としては、例えば特許文献3には、PMFをエステル交換後分別することにより対称型トリグリセリドの比率を高めたハードバターが記載されており、また、特許文献4には、ドライ分別と溶剤分別を組み合せて複数回の分別を行うことで得られるリノレイルジパルミチン(P2L)の含有量が2〜8重量%であり、オレオイルジパルミチン(P2O)の含有量が70重量%以上であるハードバターが記載されている。しかしながら、特許文献3、4に記載のハードバターを使用したチョコレートは、テンパリング処理の温度管理が非常に難しく、また、得られたチョコレートはスナップ性が良好でシャープな口どけではあるものの、例えれば、氷のようにエッジが立ったシャープな口どけであり、口の中でふわっと広がるソフトな口どけではなかった。
特開平5−211837 特開2000−270769 特開平11−169191 特開2000−336389
ブロック状、板状、粒状等の成型が可能なチョコレートでありながら、口の中でふわっと広がるソフトな口どけを有するチョコレートを提供することである。また、該チョコレートの製造に適したハードバターを提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、チョコレート中の油脂を構成するトリグリセリドを、特定の組成とすることで本課題が解決できることを見いだした。また、本発明のチョコレート製造に適した、特定のトリグリセリド組成を有するハードバターを見いだした。
すなわち、本発明の一態様によれば、油脂含量が25〜65質量%であるチョコレートであって、該油脂が以下の条件(1)〜(5)を満たす、チョコレートが提供される。
(1)SOSの含有量が60〜86質量%
(2)POPの含有量が20〜40質量%
(3)StOStの含有量が10〜25質量%
(4)POStの含有量が15〜30質量%
(5)液状油脂の含有量が14〜30質量%
ただし、
SOS:2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したトリグリセリド
POP:1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン
StOSt:1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン
POSt:2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド
液状油脂:炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリド
である。
本発明の好ましい態様によれば、上記油脂が、さらに以下の条件(6)を満たす、上記チョコレートが提供される。
(6)POSt含量に対するStOSt含量の質量比(StOSt/POSt)が1.2以下
本発明の好ましい態様によれば、上記油脂が、さらに以下の条件(7)を満たす、上記チョコレートが提供される。
(7)POStとStOStの合計含量に対するPOP含量の質量比(POP/(POSt+StOSt))が0.50以上
また、本発明の一態様によれば、以下の条件(a)〜(e)を満たす、ハードバターが提供される。
(a)SOSの含有量が55〜83質量%
(b)POPの含有量が30〜60質量%
(c)StOStの含有量が3〜19質量%
(d)POStの含有量が3〜19質量%
(e)液状油脂の含有量が10〜35質量%
ただし、
SOS:2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したトリグリセリド
POP:1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン
StOSt:1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン
POSt:2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド
液状油脂:炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリド
である。
本発明の好ましい態様によれば、上記ハードバターが、さらに以下の条件(f)を満たす、ハードバターが提供される。
(f)POSt含量に対するStOSt含量の質量比(StOSt/POSt)が2.5以下
本発明の好ましい態様によれば、上記ハードバターが、さらに以下の条件(g)を満たす、ハードバターが提供される。
(g)POStとStOStの合計含量に対するPOPの質量比(POP/(POSt+StOSt))が3.0以下
本発明の好ましい態様によれば、上記ハードバターは、POPを40質量%以上含有する油脂Aを45〜90質量%と、StOStを60質量%以上含有する油脂Bを3〜28質量%とを含むハードバターである、ハードバターが提供される。
また、本発明の一態様によれば、上記チョコレートの製造方法であって、チョコレートの原材料中に上記ハードバターを10〜35質量%配合し、油脂含量を25〜65質量%に調整した融液状のチョコレートを、テンパリング処理後、冷却固化する、チョコレートの製造方法が提供される。
また、本発明の一態様によれば、上記チョコレート、および/または、上記ハードバターを使用してなる、食品が提供される。
本発明によれば、ブロック状、板状、粒状等の成型が可能なチョコレートでありながら、ブルーム耐性が良好で、口の中でふわっと広がるソフトな口どけを有するチョコレートを提供することができる。また、該チョコレートの製造に適したハードバターを提供することができる。
定義・分析
本発明において、トリグリセリドとは、1分子のグリセロールに、3分子の脂肪酸がエステル結合した構造を有するものである。トリグリセリドの1、2、3位とは、脂肪酸が結合した位置を表す。なお、トリグリセリドの構成脂肪酸の略称として、以下を用いる。S:炭素数16以上の飽和脂肪酸、P:パルミチン酸、St:ステアリン酸、A:アラキジン酸、U:炭素数16以上の不飽和脂肪酸、O:オレイン酸。
油脂のトリグリセリド組成の分析は、ガスクロマトグラフ法(JAOCS,vol70,11,1111−1114(1993)準拠)及び銀イオンカラム−HPLC法(J.High Resol.Chromatogr.,18,105−107(1995)準拠)を用いて行うことができる。
油脂の構成脂肪酸の分析は、ガスクロマトグラフ法(AOCS Ce1f−96準拠)を用いて行うことができる。
以下、本発明のチョコレートについて順を追って記述する。
本発明においてチョコレートとは、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」(全国チョコレート業公正取引協議会)乃至法規上の規定により限定されるものではなく、食用油脂、糖類を主原料とし、必要によりカカオ成分(カカオマス、ココアパウダー等)、乳製品、香料、乳化剤等を加え、チョコレート製造の工程(混合工程、微粒化工程、精練工程、成形工程、冷却工程等の全部乃至一部)を経て製造されたもののことである。また、本発明におけるチョコレートは、ダークチョコレート、ミルクチョコレートの他に、ホワイトチョコレート、カラーチョコレートも含むものである。
本発明のチョコレートは、油脂を25〜65質量%含有する。本発明のチョコレートの油脂含量は、のぞましくは28〜60質量%であり、よりのぞましくは30〜55質量%である。なお、本発明においてチョコレート中の油脂は、配合する油脂以外に、含油原料(カカオマス、ココアパウダー、全脂粉乳等)由来の油脂(ココアバター、乳脂等)も含むものである。例えば、一般的に、カカオマスの油脂(ココアバター)含量は55質量%であり、ココアパウダーの油脂(ココアバター)含量は11質量%であり、全脂粉乳の油脂(乳脂)含量は25質量%であるから、チョコレート中の油脂は、各原料のチョコレート中の配合量(質量%)に含油率を掛け合わせたものを合計した値となる。
本発明のチョコレートはテンパータイプに適したチョコレートであり、チョコレートの油脂中に、2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したSOS型トリグリセリド(以下、SOSとも記載する)を含有することを特徴とする。SOSの含有量は、チョコレートの油脂中に60〜86質量%である。のぞましくは63〜83質量%、さらにのぞましくは65〜81質量%である。SOSの1、3位には炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合していれば、必ずしも同じ飽和脂肪酸が結合していなくともよい。1、3位に結合する飽和脂肪酸は、炭素数が16〜26であることがのぞましく、炭素数16〜20であることがよりのぞましい。また、炭素数16〜18の飽和脂肪酸が90質量%以上であることがのぞましく、95質量%以上であることがよりのぞましい。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中にSOS型トリグリセリドの1つとして、2位にオレイン酸、1、3位にパルミチン酸が結合したPOP型トリグリセリド(1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン、以下POPとも記載する)を含有することを特徴とする。チョコレート中の油脂のPOP含有量は、20〜40質量%である。のぞましくは22〜35質量%、さらにのぞましくは24〜31.5質量%である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中にSOS型トリグリセリドの1つとして、2位にオレイン酸、1、3位にステアリン酸が結合したStOSt型トリグリセリド(1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン、以下StOStとも記載する)を含有することを特徴とする。チョコレート中の油脂のStOSt含有量は、10〜25質量%である。のぞましくは13〜25質量%、さらにのぞましくは15〜22質量%である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中にSOS型トリグリセリドの1つとして、POSt型トリグリセリド(2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド、以下POStとも記載する)を含有することを特徴とする。チョコレート中の油脂のPOSt含有量は、15〜30質量%である。のぞましくは17〜30質量%、さらにのぞましくは17〜28質量%である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中のPOSt含量に対するStOSt含量の質量比(以下、StOSt/POStとも記載する)が1.2以下であることがのぞましい。StOSt/POStは、よりのぞましくは1.1以下、さらにのぞましくは0.70〜1.0である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中のPOStとStOStの合計含量に対するPOP含量の質量比(以下、POP/(POSt+StOSt)とも記載する)が0.50以上であることがのぞましい。POP/(POSt+StOSt)は、よりのぞましくは0.60以上、さらにのぞましくは0.70〜1.1である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油脂中に液状油脂を含有することを特徴とする。チョコレート中の油脂の液状油脂含量は、14〜30質量%である。のぞましくは14〜25質量%、さらにのぞましくは14〜22質量%である。本発明でいう液状油脂は、炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリドの合計量をいう。本発明のチョコレートの油脂中に含有される液状油脂のトリグリセリドは、例えば、PLP、POO、PLSt、POL、PLL、StOO、StLSt、OOO、StOL、OOLである。ここで、Pはパルミチン酸、Lはリノール酸、Oはオレイン酸、Stはステアリン酸である。
本発明のチョコレートは、チョコレート中の油脂の含量およびトリグリセリドの構成が上記範囲内にあると、ブロック状、板状、粒状等の成型が可能なチョコレートでありながら、ブルーム耐性が良好で、口の中でふわっと広がるソフトな口どけを有するものである。
本発明のチョコレートは、チョコレート中の油脂の含量およびトリグリセリドの構成が上記範囲を満たしている限り、どのような油脂原料を使用してもよい。例えば、ヤシ油、パーム核油、パーム油、パーム分別油(パームオレイン、パームスーパーオレイン等)、シア脂、シア分別油、サル脂、サル分別油、イリッペ脂、大豆油、菜種油、綿実油、サフラワー油、ひまわり油、米油、コーン油、ゴマ油、オリーブ油、乳脂、ココアバター等やこれらの混合油、加工油脂等を使用することができる。本発明のチョコレートは特に、チョコレート中の油脂の原材料として本発明のハードバターを使用したものがのぞましい。
以下、本発明のハードバターについて順を追って記述する。
本発明のハードバターはテンパータイプのチョコレートに適したハードバターであり、2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したSOS型トリグリセリド(以下、SOSとも記載する)を含有することを特徴とする。SOSの含有量は、ハードバター中に55〜83質量%である。のぞましくは58〜80質量%、さらにのぞましくは60〜78質量%である。SOSの1、3位には炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合していれば、必ずしも同じ飽和脂肪酸が結合していなくともよい。1、3位に結合する飽和脂肪酸は、炭素数が16〜26であることがのぞましく、炭素数16〜20であることがよりのぞましい。また、炭素数16〜18の飽和脂肪酸が90質量%以上であることがのぞましく、95質量%以上であることがよりのぞましい。
本発明のハードバターは、SOS型トリグリセリドの1つとして、2位にオレイン酸、1、3位にパルミチン酸が結合したPOP型トリグリセリド(1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン、以下POPとも記載する)を含有することを特徴とする。ハードバター中のPOP含有量は、30〜60質量%である。のぞましくは35〜55質量%、さらにのぞましくは40.5〜53質量%である。
本発明のハードバターは、SOS型トリグリセリドの1つとして、2位にオレイン酸、1、3位にステアリン酸が結合したStOSt型トリグリセリド(1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン、以下StOStとも記載する)を含有することを特徴とする。ハードバター中のStOSt含有量は、3〜19質量%である。のぞましくは4〜16質量%、さらにのぞましくは5〜13質量%である。
本発明のハードバターは、SOS型トリグリセリドの1つとして、POSt型トリグリセリド(2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド、以下POStとも記載する)を含有することを特徴とする。ハードバターのPOSt含有量は、3〜19質量%である。のぞましくは4〜16質量%、さらにのぞましくは5〜13質量%である。
本発明のハードバターは、POSt含量に対するStOSt含量の質量比(以下、StOSt/POStとも記載する)が2.5以下であることがのぞましい。StOSt/POStは、のぞましくは1.1以下、さらにのぞましくは0.8〜1.1である。
本発明のハードバターは、POStとStOStの合計含量に対するPOP含量の質量比(以下、POP/(POSt+StOSt)とも記載する)が3.0以下であることがのぞましい。POP/(POSt+StOSt)は、よりのぞましくは2.5以下、さらにのぞましくは2.0〜2.5である。
本発明のハードバターは、液状油脂を含有することを特徴とする。ハードバターの液状油脂含量は、10〜35質量%である。のぞましくは16〜32質量%、さらにのぞましくは20〜32質量%である。本発明でいう液状油脂は、炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリドの合計量をいう。本発明のハードバターに含有される液状油脂のトリグリセリドは、例えば、PLP、POO、PLSt、POL、PLL、StOO、StLSt、OOO、StOL、OOLである。ここで、Pはパルミチン酸、Lはリノール酸、Oはオレイン酸、Stはステアリン酸である。
本発明のハードバターのトリグリセリドの構成が上記範囲内にあると、本発明のハードバターを用いて製造されたチョコレートは、テンパリング適性が良好であり、ブロック状、板状、粒状等の成型が可能なチョコレートでありながら、ブルーム耐性があり、口の中でふわっと広がるソフトな口どけを有するものに調整が容易である。
本発明のハードバターは、本発明の構成要件を満たしていればどのような油脂原料、加工方法を用いてもよい。天然油脂原料を単品で用いても、2種以上をブレンドしてもよい。また分別、エステル交換、水素添加等の加工を施した油脂を用いてもよい。本発明のハードバターに用いられる好ましい油脂原料として、例えばパーム分別油、シア脂ステアリン、サル脂ステアリン、エステル交換により製造したSOS型トリグリセリドに富む油脂などが挙げられる。
パーム分別油は、パーム油を乾式分別または溶剤分別あるいは乳化分別することによって得られるオレイン部(液状部)、ステアリン部(固体脂部)の両方を使用することができる。パームステアリン部をさらに分別したオレイン部や、パームオレイン部をさらに分別したステアリン部などのパーム油の中融点部(以下、PMFとも記載する)は、本発明のハードバターに含有されるPOP型トリグリセリドの供給源とすることができる。
また、パームオレイン部、パームオレイン部をさらに2段階分別あるいは3段階分別したオレイン部は、本発明のハードバターに含有される液状油脂の供給源とすることができる。本発明のハードバターに含有される液状油脂(炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合が2つ以上存在するトリグリセリド)の供給源として、これらのパーム分別軟質油が好ましい。
SOS型トリグリセリドに富む油脂は、例えばトリグリセリドの2位にオレイン酸が多いハイオレイックヒマワリ油等の油脂とステアリン酸エチルエステル、パルミチン酸エチルエステルなどを用い、1、3位選択性を有する酵素剤を使用し、既知の方法によりエステル交換反応を行うことで製造することができる。分別により中融点部を分取することで、SOS型トリグリセリドの濃度が高まるため、本発明のハードバターの好適なSOS供給源とすることができる。特にStOSt型トリグリセリドの供給源としてのぞましい。
本発明のハードバターは、POPを40質量%以上含有する油脂Aを含むことがのぞましい。例えば上記パーム油の中融点部でPOPを40質量%以上含有するものが挙げられる。上記油脂AのPOP含量は、よりのぞましくは40〜75質量%であり、さらにのぞましくは44〜73質量%である。本発明のハードバターは、また、StOStを60質量%以上含有する油脂Bを含むことがのぞましい。例えば上記シア脂ステアリン、サル脂ステアリン、もしくは、ハイオレイックヒマワリ油等の油脂とステアリン酸エチルエステルとのエステル交換と分別によって得られた、StOStを60質量%以上含有する油脂が挙げられる。特に、アラキジン酸の含量が低い、エステル交換と分別によって得られるものがのぞましい。上記油脂BのStOSt含量は、よりのぞましくは60〜75質量%であり、さらにのぞましくは65〜75質量%である。本発明のハードバターは、また、炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリドを50質量%以上含有する油脂Cを含むことがのぞましい。例えば、菜種油、大豆油、コーン油、綿実油、ヒマワリ油等の液体油および上記パーム分別軟質油が挙げられ、特にパーム分別軟質油がのぞましい。上記油脂Cの炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリド含量は、よりのぞましくは50〜85質量%であり、さらにのぞましくは50〜80質量%である。
本発明のハードバターは、上記POPを40質量%以上含有する油脂Aを45〜90質量%、上記StOStを60質量%以上含有する油脂Bを3〜28質量%含有することがのぞましく、油脂Aを50〜90質量%、油脂Bを6〜22質量%含有することがよりのぞましい。液状油脂含量の調整が必要な場合は、上記の炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリドを50質量%以上含有する油脂Cを1〜40質量%含有することがのぞましく、5〜30質量%含有することがよりのぞましい。
本発明のハードバターには、先に挙げた油脂以外でも本発明の構成要件を満たしていればどのような油脂原料を用いることができる。例えば、大豆油、菜種油、パーム油、綿実油、サフラワー油、ひまわり油、米油、コーン油、ゴマ油、オリーブ油、牛脂、豚脂、乳脂などの動植物油脂あるいはそれらの加工油脂の中から1種以上を選択して使用することができる。
本発明のハードバターは、本発明の効果を損なわない限りにおいて、通常、ハードバターに添加される油脂以外の成分を少量加えることができる。これらは、油脂に溶解する油溶性成分であることがのぞましく、例えば、乳化剤、抗酸化剤(トコフェロール、レシチン等)、香料等が挙げられる。これらの添加量はハードバターに対して好ましくは5質量%未満、より好ましくは3質量%未満、さらに好ましくは1質量%未満である。
本発明のチョコレートは、本発明のハードバターを原材料として使用したものがのぞましい。本発明のチョコレートは、本発明のハードバターを、のぞましくは10〜35質量%、よりのぞましくは15〜30質量%使用することにより、本発明のチョコレートを容易に調製することができる。本発明のチョコレートは、チョコレート中の、本発明のハードバター以外の油脂として、ココアバターを含有することがのぞましい。ココアバターは、本発明のチョコレートに10〜35質量%含有されることがのぞましく、15〜30質量%含有されることがよりのぞましい。
本発明のチョコレートは、油脂以外に好ましくは糖類を含有する。糖類としては、例えば、ショ糖(砂糖、粉糖)、乳糖、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、還元澱粉糖化物、液糖、酵素転化水飴、異性化液糖、ショ糖結合水飴、還元糖ポリデキストロース、オリゴ糖、ソルビトール、還元乳糖、トレハロース、キシロース、キシリトース、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、ラフィノース、デキストリン等を使用することができる。本発明のチョコレートに含まれる糖類の含量は、のぞましくは20〜60質量%であり、よりのぞましくは25〜55質量%であり、さらにのぞましくは30〜50質量%である。
本発明のチョコレートは、油脂、糖類以外にも、チョコレートに一般的に配合される原料を使用することができる。具体的には、例えば、全脂粉乳、脱脂粉乳等の乳製品、カカオマス、ココアパウダー等のカカオ成分、大豆粉、大豆蛋白、果実加工品、野菜加工品、抹茶粉末、コーヒー粉末等の各種粉末、ガム類、澱粉類、酸化防止剤、着色料、香料等を使用することができる。
本発明のチョコレートは、従来公知の方法により製造することができる。本発明のチョコレートは、例えば、油脂、カカオ成分、糖類、乳製品、乳化剤等を原料として、チョコレートの最終油脂含量が25〜65質量%となるように、混合工程、微粒化工程(リファイニング)、精練工程(コンチング)、冷却工程等を経て製造することができる。特に、精錬工程の後に、テンパリング処理を行い、テンパータイプのチョコレートとすることがのぞましい。テンパリング処理は、チョコレート中の油脂のSOS型トリグリセリドを安定な結晶として固化させるために、安定結晶の結晶核を生じさせる操作であり、例えば、40〜50℃で融解しているチョコレートを、品温が26〜29℃程度になるまで下げた後に、再度28〜31℃程度まで加温する操作である。テンパリング操作の替りに、SOS型トリグリセリドの安定結晶であるシード剤を使用してもよい。
本発明のチョコレートは、ブロック状、板状、粒状等の成型が可能なチョコレートでありながら、ブルーム耐性が良好で、口の中でふわっと広がるソフトな口どけを有するチョコレートである。本発明のチョコレートは、型抜きされたチョコレート塊としてそのまま食する他、製菓製パン製品、例えば、パン、ケーキ、洋菓子、焼き菓子、ドーナツ、シュー菓子等に、コーティング、フィリング、または、チップ状として生地へ混ぜ込む等して使用することができる。
次に、実施例及び比較例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに何ら制限されるものではない。なお、実施例1、4及び7は参考例である。
以下において「%」とは、特別な記載がない場合、質量%を示す。
油脂のトリグリセリド組成の分析は、ガスクロマトグラフ法(JAOCS,vol70,11,1111−1114(1993)準拠)及び銀イオンカラム−HPLC法(J.High Resol.Chromatogr.,18,105−107(1995)準拠)を用いて行った。
油脂の構成脂肪酸の分析は、ガスクロマトグラフ法(AOCS Ce1f−96準拠)を用いて行った。
〔ハードバターの製造〕
ハイオレイックヒマワリ油とステアリン酸エチルエステルとを、1、3位位置特異性リパーゼによりエステル交換を行い、トリグリセリドの1又は3位にステアリン酸が結合するように反応させた。このエステル交換油を分別により、StOSt型トリグリセリド濃度を高めた油脂B(StOSt含量71.2質量%、日清オイリオグループ株式会社:社内製)を製造した。
さらに油脂Bと、油脂A−1(パーム中融点部1、POP含量71.7質量%、日清オイリオグループ株式会社社内製)、油脂A−2(パーム中融点部2、POP含量62.4質量%、日清オイリオグループ株式会社社内製)、油脂A−3(パーム中融点部3、POP含量44.1質量%、日清オイリオグループ株式会社社内製)および油脂C(パーム分別軟質油、液状油脂含量77.0質量%、日清オイリオグループ株式会社社内製)を種々の割合で混合し、表1のようなハードバター、実施例1〜3と比較例1〜2を得た。
Figure 0006254595
〔チョコレートの製造〕
表2に示す原材料配合により、実施例1〜3と比較例1〜2のハードバターをそれぞれ使用して、実施例4〜6と比較例3〜4のダークチョコレート(油脂含量40質量%)、および、実施例7〜9と比較例5〜6のミルクチョコレート(油脂含量50質量%)を、常法に従って、混合、微粒化(リファイニング)、精練(コンチング)、テンパリング処理を経て、冷却固化することで製造した。
Figure 0006254595
〔チョコレートの評価〕
上記で製造した、実施例4〜6と比較例3〜4のダークチョコレート、および、実施例7〜9と比較例5〜6のミルクチョコレートについて、型抜け、ブルーム耐性および口どけについて以下の評価方法に従って評価した。
〔チョコレートの評価方法〕
(1)型抜けの評価方法
10℃での冷却固化後15分後の離型率(型から抜けるチョコレートの割合)
◎:非常に良好 (離型率90%以上)
○:良好 (離型率70%以上90%未満)
△:一部剥がれない部分有り(離型率0%を超え70%未満)
×:不可 (離型率0%)

(2)ブルーム耐性の評価方法
型抜けしたチョコレートを20℃(±2℃)に調温した部屋で保管した場合のブルームが発生するまでの日数
◎:非常に良好 (180日以上)
○:良好 (90日以上180日未満)
△:不良 (30日以上90日未満)
×:不可 (30日未満)

(3)口どけの評価方法
以下の基準に従って、5名のパネラーにより、総合的に評価した。
◎:口の中でふわっと広がるソフトな口どけで、非常に良好である
○:口の中でふわっと広がるソフトな口どけで、良好である
△:スッキリとした口どけである
▲:ふつうの口どけである
×:口どけが悪い
〔チョコレートの評価結果〕
上記で評価した、実施例4〜6と比較例3〜4のダークチョコレート、および、実施例7〜9と比較例5〜6のミルクチョコレートの、油脂のトリグリセリドの構成および評価結果を、表3、4に示した。
Figure 0006254595
Figure 0006254595

Claims (9)

  1. 油脂含量が25〜65質量%であるチョコレートであって、該油脂が以下の条件(1)〜(5)を満たす、チョコレート。
    (1)SOSの含有量が6383質量%
    (2)POPの含有量が24〜40質量%
    (3)StOStの含有量が10〜18.9質量%
    (4)POStの含有量が15〜30質量%
    (5)液状油脂の含有量が14〜25質量%
    ただし、
    SOS:2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したトリグリセリド
    POP:1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン
    StOSt:1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン
    POSt:2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド
    液状油脂:炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリド
    である。
  2. 前記油脂が、さらに以下の条件(6)を満たす、請求項1に記載のチョコレート。
    (6)POSt含量に対するStOSt含量の質量比(StOSt/POSt)が1.2以下
  3. 前記油脂が、さらに以下の条件(7)を満たす、請求項1または2に記載のチョコレート。
    (7)POStとStOStの合計含量に対するPOP含量の質量比(POP/(POSt+StOSt))が0.50以上
  4. 以下の条件(a)〜(e)および(f)を満たす、ハードバター。
    (a)SOSの含有量が5880質量%
    (b)POPの含有量が3555質量%
    (c)StOStの含有量が〜13質量%
    (d)POStの含有量が16質量%
    (e)液状油脂の含有量が1632質量%
    (f)POSt含量に対するStOSt含量の質量比(StOSt/POSt)が1.1以下
    ただし、
    SOS:2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したトリグリセリド
    POP:1,3−ジパルミトイル−2−オレオイルグリセリン
    StOSt:1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセリン
    POSt:2位にオレオイル基を有し、1,3位にパルミトイル基とステアロイル基を各1基づつ有するトリグリセリド
    液状油脂:炭素数16以上の脂肪酸が結合したトリグリセリドであって、1分子中に二重結合を2つ以上持つトリグリセリド
    である。
  5. 前記条件(b)のPOPの含有量が40.5〜55質量%である、請求項4に記載のハードバター
  6. 前記ハードバターが、さらに以下の条件(g)を満たす、請求項4または5に記載のハードバター。
    (g)POStとStOStの合計含量に対するPOPの質量比(POP/(POSt+StOSt))が3.0以下
  7. 前記ハードバターは、POPを40質量%以上含有する油脂Aを45〜90質量%と、StOStを60質量%以上含有する油脂Bを3〜28質量%とを含むハードバターである、請求項は4〜6のいずれか1項に記載のハードバター。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のチョコレートを製造する製造方法であって、前記チョコレートの原材料中に請求項4〜7のいずれか1項に記載のハードバターを10〜35質量%配合し、油脂含量を25〜65質量%に調整した融液状のチョコレートを、テンパリング処理後、冷却固化する、チョコレートの製造方法。
  9. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のチョコレート、および/または、請求項4〜7のいずれか1項に記載のハードバターを使用してなる、食品。
JP2015529499A 2013-07-29 2014-07-11 チョコレート及びハードバター Active JP6254595B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156628 2013-07-29
JP2013156628 2013-07-29
PCT/JP2014/068603 WO2015016044A1 (ja) 2013-07-29 2014-07-11 チョコレート及びハードバター

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229732A Division JP6441443B2 (ja) 2013-07-29 2017-11-30 チョコレート及びハードバター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015016044A1 JPWO2015016044A1 (ja) 2017-03-02
JP6254595B2 true JP6254595B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=52431584

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015529499A Active JP6254595B2 (ja) 2013-07-29 2014-07-11 チョコレート及びハードバター
JP2017229732A Active JP6441443B2 (ja) 2013-07-29 2017-11-30 チョコレート及びハードバター

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229732A Active JP6441443B2 (ja) 2013-07-29 2017-11-30 チョコレート及びハードバター

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20160183552A1 (ja)
EP (1) EP3028578B1 (ja)
JP (2) JP6254595B2 (ja)
KR (2) KR102293474B1 (ja)
CN (1) CN105431049A (ja)
MY (1) MY176290A (ja)
TW (1) TWI646900B (ja)
WO (1) WO2015016044A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5940612B2 (ja) * 2014-08-27 2016-06-29 ニッシン グローバル リサーチ センター エスディエヌ ビーエイチディー 油脂組成物及びチョコレート

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB827172A (en) 1955-02-19 1960-02-03 Unilever Ltd Improvements in or relating to cocoa-butter substitutes
US4283436A (en) 1971-04-02 1981-08-11 Lever Brothers Company Hard fat replacer and chocolate containing same
US4465703A (en) 1981-07-31 1984-08-14 Scm Corporation Hard butter and process for making same
EP0536824B2 (en) 1991-10-03 1999-05-19 Unilever N.V. Non-temper, confectionery fats
JP2811146B2 (ja) 1993-12-09 1998-10-15 花王株式会社 チョコレート製品
JP3401904B2 (ja) * 1994-03-30 2003-04-28 不二製油株式会社 ハードバター組成物
JPH11169191A (ja) 1997-12-11 1999-06-29 Kao Corp 油脂の改質方法
JP2000336389A (ja) 1998-09-22 2000-12-05 Asahi Denka Kogyo Kk パーム分別油及びその製造方法
JP3498623B2 (ja) 1999-03-23 2004-02-16 不二製油株式会社 ハードバター及びその製造法
ES2367436T3 (es) 2005-10-21 2011-11-03 KRAFT FOODS R & D, INC. Producto de confitería que comprende un mejorador de manteca de cacao.
TWI441915B (zh) * 2007-09-07 2014-06-21 Nisshin Oillio Group Ltd 1,3-二飽和-2-不飽和三酸甘油酯的區分方法
WO2011068274A1 (ko) * 2009-12-04 2011-06-09 씨제이제일제당(주) 초콜릿 및 제과용 유지 조성물
JP5758377B2 (ja) * 2010-03-19 2015-08-05 日清オイリオグループ株式会社 油脂組成物及び該油脂組成物を使ったチョコレート製品
KR101314682B1 (ko) * 2010-04-22 2013-10-07 씨제이제일제당 (주) 카카오 버터 유사 하드버터의 제조 방법
KR101259916B1 (ko) * 2010-08-16 2013-05-02 씨제이제일제당 (주) 내열성 및 구용성이 좋은 코코아버터 대체 유지 및 이를 함유하는 초콜릿 조성물
MY160520A (en) * 2011-04-14 2017-03-15 Aak Denmark As Bloom Retarding Fat
EP2781161B1 (en) * 2011-11-02 2019-01-16 Fuji Oil Holdings Inc. Oil or fat composition, chocolate and combined confectionery

Also Published As

Publication number Publication date
MY176290A (en) 2020-07-27
CN105431049A (zh) 2016-03-23
TW201517804A (zh) 2015-05-16
TWI646900B (zh) 2019-01-11
JP2018064571A (ja) 2018-04-26
EP3028578A4 (en) 2017-03-08
EP3028578B1 (en) 2020-05-06
KR20160037178A (ko) 2016-04-05
JPWO2015016044A1 (ja) 2017-03-02
EP3028578A1 (en) 2016-06-08
KR102293474B1 (ko) 2021-08-26
US20160183552A1 (en) 2016-06-30
JP6441443B2 (ja) 2018-12-19
WO2015016044A1 (ja) 2015-02-05
KR20190117793A (ko) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778838B2 (ja) チョコレート
JP5756074B2 (ja) 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法
CN105873446B (zh) 油脂
EP3042568B1 (en) Chocolate
JP6313554B2 (ja) チョコレート
JP5940612B2 (ja) 油脂組成物及びチョコレート
JP6441443B2 (ja) チョコレート及びハードバター
JP7076895B2 (ja) チョコレート
JP6509398B2 (ja) チョコレート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170704

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170704

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6254595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250