JP5756074B2 - 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法 - Google Patents

耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5756074B2
JP5756074B2 JP2012243117A JP2012243117A JP5756074B2 JP 5756074 B2 JP5756074 B2 JP 5756074B2 JP 2012243117 A JP2012243117 A JP 2012243117A JP 2012243117 A JP2012243117 A JP 2012243117A JP 5756074 B2 JP5756074 B2 JP 5756074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chocolate
mass
stost
oil
fats
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012243117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014090695A5 (ja
JP2014090695A (ja
Inventor
智巳 菅沼
智巳 菅沼
マンイー 鍾
マンイー 鍾
秀隆 上原
秀隆 上原
喜之 將野
喜之 將野
淳志 小原
淳志 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oillio Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=50627132&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5756074(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nisshin Oillio Group Ltd filed Critical Nisshin Oillio Group Ltd
Priority to JP2012243117A priority Critical patent/JP5756074B2/ja
Priority to PCT/JP2013/077778 priority patent/WO2014069218A1/ja
Priority to KR1020157005998A priority patent/KR102093389B1/ko
Publication of JP2014090695A publication Critical patent/JP2014090695A/ja
Publication of JP2014090695A5 publication Critical patent/JP2014090695A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5756074B2 publication Critical patent/JP5756074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/30Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/32Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G1/36Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds characterised by the fats used

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

本発明は、耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法に関する。
チョコレートは、カカオ豆を主原料とし、優れた香味や口どけを有する嗜好性の高い食品である。一般的なチョコレートとして知られるテンパー型チョコレート(カカオ豆に含まれるココアバターのみを油脂分として含むチョコレート等)は、通常、チョコレート原料から得られた融液状態にあるチョコレート生地を、テンパリング操作した後、該チョコレート生地を冷却固化することで得られる。テンパリング操作とは、様々な結晶構造をとり得るチョコレート中の油脂をV型の安定結晶として固化させるために、融液状態にあるチョコレート生地中に安定結晶の結晶核を生じさせる操作である。具体的には、例えば、40〜50℃で融解しているチョコレート生地を、品温を27〜28℃程度まで下げた後に、再度29〜31℃程度まで加温する操作として知られる。
テンパリング操作で生じるV型の安定結晶の量が適正であれば、チョコレート生地の冷却時における固化速度が速くなり、チョコレート生地が固化する際に十分な体収縮が生じる。また、固化後のチョコレートが成形型から良好に剥離し(つまり、型抜けが良く)、ファットブルーム(チョコレート表面に白い油脂結晶が生成する現象を指し、以下、「ブルーム」と言う)の発生がなく、優れた光沢を有するチョコレートが得られる。また、得られたチョコレートの保存中におけるブルーム耐性もよい。しかし、テンパリング操作は非常に煩雑であり、熟練した技術と経験が必要とされる。
一方で、複雑なテンパリング操作を簡略化等したチョコレートの成形法として、「シーディング法」と呼ばれる、チョコレートの粉末等をシーディング剤としてチョコレート生地に添加混合する方法が知られる。シーディング剤は、安定結晶の結晶核として機能するため、テンパリングを促進させる。シーディング剤としては、例えば、1,3−ジベヘニル−2−オレオイルグリセロールの結晶(BOB結晶)等を添加する方法が開発されている(特許文献1等)。
ところで、チョコレートを食する文化は、冷涼な気候のヨーロッパにおいて発展し、今や世界中のあらゆる国及び地域に広がっている。しかし、一般的なチョコレートである、カカオ豆に含まれるココアバターのみを油脂分として含むチョコレートは、ココアバターの耐熱温度が31℃程度であるため、暑熱環境下では溶けてしまい、チョコレートの品質を損なう。従って、赤道付近等の暑い地域においては、暑熱環境下でも溶けにくい、耐熱性を備えるチョコレート(以下、「耐熱性チョコレート」と言う)に対するニーズがある。
耐熱性チョコレートの製造におけるシーディング法において、シーディング剤としてBOB結晶を使用すると、シーディング時のチョコレート生地の温度を高く設定することが可能であるため、チョコレート生地の粘度上昇を抑制でき、生地のハンドリング性を向上できる。
特開2005−192467号公報
しかし、高温下で、シーディング剤としてBOB結晶を生地に添加する際に、少量の添加量ではBOB結晶が融解し、シーディング剤としての機能を失う。そのため、多量(例えば、チョコレート生地中の油脂に対して5質量%程度)のBOB結晶を使用する必要がある。しかし、多量のBOB結晶を使用すると、コストが高くなるだけではなく、得られるチョコレートの口どけ等が悪くなり、嗜好性に劣るチョコレートしか得られないという問題が生じうる。
従って、簡便なシーディング法を利用していながら、良好な口どけ及びブルーム耐性を有する耐熱性チョコレートが得られる製造方法が求められていた。
本発明の課題は、良好な口どけ及びブルーム耐性を有する耐熱性チョコレート及びその製造方法を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、意外にも、油脂中に1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロール(以下、「StOSt」とも言う)と、炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が3個結合したトリアシルグリセロール(以下、「XXX」とも言う)とを特定量含むチョコレートが、BOB結晶の使用の有無に関わらず、良好な口どけ及びブルーム耐性及び耐熱性を有することを見出し、本発明を解決するに至った。具体的に、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 油脂中に35〜70質量%のStOSt及び1〜10質量%のXXXを含む耐熱性チョコレート。
(ただし、StOStは1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロールを示し、XXXは、炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が3個結合したトリアシルグリセロールを示す)
(2) 油脂中に6〜26質量%のXU2+UUUを含む(1)に記載の耐熱性チョコレート。
(ただし、XU2は炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)1個と炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)2個とが結合したトリアシルグリセロールを示し、UUUは炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)が3個結合したトリアシルグリセロールを示し、XU2+UUUはXU2及びUUUの合計量を示す)
(3) 油脂中に0.1〜5質量%のP2Stを含む(1)又は(2)に記載の耐熱性チョコレート。
(ただし、P2Stはパルミチン酸2個とステアリン酸1個とが結合したトリアシルグリセロールを示す)
(4) 油脂中に35〜65質量%のStOSt及び1〜10質量%のXXXを含み、融液状態にあるチョコレート生地に、β型StOSt結晶を少なくとも含むシーディング剤を添加する添加工程を含む耐熱性チョコレートの製造方法。
(ただし、StOStは1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロールを示し、XXXは、炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が3個結合したトリアシルグリセロールを示す)
本発明によれば、良好な口どけ及びブルーム耐性を有する耐熱性チョコレート及びその製造方法が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
[耐熱性チョコレート]
本発明の耐熱性チョコレートは、所定の油脂等を所定量含む。以下、各成分について説明する。
なお、本発明における「チョコレート」とは、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」(全国チョコレート業公正取引協議会)又は法規上の規定等により限定されるものではなく、食用油脂、糖類を主原料とし、必要によりカカオ成分(カカオマス、ココアパウダー等)、乳製品、香料、乳化剤等を加え、チョコレート製造の工程(混合工程、微粒化工程、精練工程、調温工程、成形工程、冷却工程等)の一部又は全部を経て製造されたものを指す。また、本発明におけるチョコレートは、ダークチョコレート、ミルクチョコレートのほか、ホワイトチョコレート、カラーチョコレート等も含む。
また、本発明の耐熱性チョコレートに含まれる「油脂」とは、ココアバター、ココアバター代用脂等の油脂単体のみならず、カカオマス、ココアパウダー、全脂粉乳等のチョコレートの原料中に含まれる成分中の油脂全てを指す。例えば、一般的に、カカオマスの油脂(ココアバター)含量はカカオマス中に55質量%であり、ココアパウダーの油脂(ココアバター)含量はココアパウダー中に11質量%であり、全脂粉乳の油脂(乳脂)含量は全脂粉乳中に25質量%であるから、チョコレート中の油脂は、各原料のチョコレート中の配合量(質量%)に含油率を掛け合わせたものを合計した値となる。
(StOSt及びXXX)
本発明の耐熱性チョコレートの油脂中のStOSt含量は、35〜70質量%であり、かつ、XXX含量は1〜10質量%である。チョコレートの油脂中のStOSt含量及びXXX含量を上記範囲内に調整することにより、BOB結晶の使用の有無に関わらず、良好な口どけ、ブルーム耐性及び耐熱性を有する耐熱性チョコレートが得られる。本発明の耐熱性チョコレートの油脂中のStOSt含量は、35〜65質量%であることが好ましく、35〜55質量%であることがより好ましい。本発明の耐熱性チョコレートの油脂中のXXX含量は、2〜9質量%であることが好ましく、2〜8.5質量%であることがより好ましい。
耐熱性チョコレートに含まれる油脂中のStOSt含量及びXXX含量は、例えば、下記の方法で特定できる。まず、グリセロールに結合する脂肪酸の種類が、測定しようとする対象と同じであるトリアシルグリセロール(例えば、StOSt含量の測定においては、StStO、StOSt、OStSt)の合計量をガスクロマトグラフィー法によって測定する。次いで、トリアシルグリセロールの対称性(すなわち、非対称形(StStO及びOStSt)と対称形(StOSt)との組成比)を、銀イオンカラムクロマトグラフィー法により測定することで特定できる。
本発明の耐熱性チョコレートは、チョコレート中の油脂のStOSt含量及びXXX含量が上記の範囲内となる限り、どのような原材料を使用してもよい。耐熱性チョコレート中の油脂の含量を調整しやすいため、StOSt含量が高い油脂(以下、「StOSt油脂」とも言う)及び、油脂を構成する全脂肪酸の85質量%以上が炭素数16以上の脂肪酸である油脂の極度硬化油(以下、「XXX油脂」とも言う)を原材料として使用することが好ましい。
StOSt油脂としては、例えば、ココアバター代用脂の原料油脂である、サル脂、シア脂、モーラー脂、マンゴー核油、アランブラッキア脂、ペンタデスマ脂等の油脂、及びこれらを分別した高融点部又は中融点部が挙げられる。また、ハイオレイックヒマワリ油及びステアリン酸エチルエステルの混合物を、既知の方法に基づいて、1,3位選択性リパーゼ製剤を用いてエステル交換反応を行った後に、脂肪酸エチルエステルを蒸留により除去した油脂、及び、該油脂を分別した高融点部又は中融点部を使用してもよい。
StOSt油脂中のStOSt含量は、40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、60〜90質量%であることが最も好ましい。StOSt含量が上記範囲内であると、耐熱性チョコレート中の油脂のStOSt含量を調整しやすくなる。
XXX油脂としては、XXX含量が80質量%以上であり、短鎖脂肪酸及び/又は中鎖脂肪酸を含まない油脂組成物が挙げられる。このような油脂としては、例えば、大豆油、菜種油、高エルシン酸菜種油、コーン油、綿実油、紅花油、胡麻油、向日葵油、ブドウ種子油、パーム油、牛脂、豚脂、魚油等、並びにこれらの分別油、エステル交換油等、分別油及びエステル交換油等の極度硬化油が挙げられる。なお、極度硬化油とは、ヨウ素価が5以下、好ましくは2以下となるまで水素添加された油脂を指す。
XXX油脂としては、耐熱性チョコレート中の油脂のXXX含量を調整しやすいため、パーム油及びパーム油を原料油とした分別油の極度硬化油であることが好ましい。このような極度硬化油のうち、特にパーム油、パームオレイン、パーム中融点画分の極度硬化油であることが好ましい。
XXXは融点が高いため、耐熱性チョコレート中のXXX含量が高いと口どけが好ましくなくなる可能性がある。そのため、耐熱性チョコレートの口どけに対する好ましくない影響を抑えるために、本発明の耐熱性チョコレートの油脂に含まれるXXX中には、XXX含量に対して20質量%以上のP2Stが含まれていてもよい。XXX中のP2St含量は、XXX含量に対して30質量%以上であることが好ましく、40質量%以上であることがより好ましい。P2Stは、耐熱性チョコレート中の油脂中の含量として換算して、油脂中に0.1〜5質量%含まれていてもよい。なお、P2Stはパルミチン酸2個とステアリン酸1個とが結合したトリアシルグリセロールを示す。
(XU2+UUU)
本発明の耐熱性チョコレートには、油脂中に、XU2及びUUUが含まれていてもよい。なお、XU2とは炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)1個と炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)2個とが結合したトリアシルグリセロールを示し、UUUは炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)が3個結合したトリアシルグリセロールを示す。
チョコレート中の油脂のXU2及びUUUの合計量(以下、「XU2+UUU」とも言う)は、6〜26質量%であってもよい。XU2+UUUが上記範囲内であると、得られる耐熱性チョコレートの口当たりやブルーム耐性をより向上させることができる。チョコレート中の油脂のXU2+UUUは、7〜23質量%であることが好ましく、8〜20質量%であることが最も好ましい。また、ブルーム耐性を高めるという理由で、チョコレート中の油脂のXU2含量は、UUU含量よりも多い(XU2含量>UUU含量)ことが好ましい。
チョコレート中の油脂のXU2+UUUを上記範囲とするために、XU2+UUUが60質量%以上の油脂組成物(以下、「XU2+UUU油脂」とも言う)を使用することが好ましい。X2U+UUU油脂としては、常温(25℃)で液状である油脂を使用できる。このような油脂としては、例えば、大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、綿実油、紅花油、高オレイン酸紅花油、胡麻油、向日葵油、高オレイン酸向日葵油、ブドウ種子油等が挙げられる。XU2+UUU油脂としては、好ましくは、ココアバター代用脂の原料油脂を分別する際に、上記StOSt油脂を高融点部又は中融点部として得る段階において副産物として生じる低融点部を使用することができる。また、パーム油を分別して得られる低融点部(液体部)である、パームオレイン、スーパーオレインも好ましく使用できる。XU2+UUU油脂はヨウ素価が60〜90であると、XU2含量とUUU含量とのバランスがよいので好ましい。
(その他)
本発明の耐熱性チョコレートは、シーディングの効果を効率良く得られるため、テンパー型であることが好ましい。テンパー型のチョコレートとしては、XOX型トリアシルグリセロール(以下、「XOX」とも言う)を、チョコレート中の油脂に対して40〜90質量%含むものが挙げられる。本発明の耐熱性チョコレートの油脂中のXOX含量は、チョコレート中の油脂に対して50〜90質量%であることがより好ましく、60〜90質量%であることが最も好ましい。なお、XOX型トリアシルグリセロールとは、グリセロール骨格の1,3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が、2位にオレイン酸(O)が結合したトリアシルグリセロールである。本発明における飽和脂肪酸(X)は、炭素数16〜22の飽和脂肪酸であることが好ましく、炭素数16〜18の飽和脂肪酸であることがより好ましい。
本発明の耐熱性チョコレート中の油脂の含量は、作業性や風味の点から、チョコレート中に25〜70質量%であることが好ましく、30〜60質量%であることがより好ましく、30〜50質量%であること最も好ましい。また、本発明の耐熱性チョコレートは、BOB(1,3−ジベヘニル−2−オレオイルグリセロール)が含まれなくとも良好な耐熱性を有するが、BOBが含まれていてもよい。本発明の耐熱性チョコレートにBOBが含まれる場合、その含量はチョコレート中の油脂に対して2質量%以下であることが好ましく、0〜1質量%であることがより好ましく、0〜0.5質量%であることが最も好ましい。
本発明の耐熱性チョコレートには、油脂のほかに、通常チョコレートに使用されるカカオマス、ココアパウダー、糖類、乳製品(乳固形類等)、乳化剤、香料、色素、食品改質材(澱粉類、ガム類、熱凝固性蛋白、各種粉末類等)等が含まれていてもよい。
糖類としては、ブドウ糖、乳糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、パラチノースオリゴ糖、酵素糖化水飴、還元澱粉糖化物、異性化液糖、ショ糖結合水飴、はちみつ、還元糖ポリデキストロース、ラフィノース、ラクチュロース、還元乳糖、ソルビトール、キシロース、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、トレハロース等が挙げられ、糖アルコールも使用できる。本発明の耐熱性チョコレートは、糖類を、チョコレート中に1〜70質量%、好ましくは10〜65質量%、より好ましくは25〜60質量%含んでいてもよい。
本発明の耐熱性チョコレートには、水、果汁、各種洋酒、牛乳、濃縮乳、生クリーム等が含まれていてもよい。また、本発明の耐熱性チョコレートの乳化型はO/W乳化型、W/O乳化型の何れであってもよい。
本発明の耐熱性チョコレートは、型抜きされたチョコレートとしてそのまま食することができる。また、本発明の耐熱性チョコレートは、多彩なチョコレート複合食品において使用でき、例えば、製菓製品及び製パン製品(例えば、パン、ケーキ、洋菓子、焼き菓子、ドーナツ、シュー菓子等)における、コーティング材料、フィリング材料、チップ状材料(例えば、製菓製品及び製パン製品の生地へ混ぜ込んで使用するもの)等として使用することができる。
[耐熱性チョコレートの製造方法]
本発明の耐熱性チョコレートの製造方法は、油脂中に35〜65質量%のStOSt及び1〜10質量%のXXXを含み、融液状態にあるチョコレート生地に、β型StOSt結晶を少なくとも含むシーディング剤を添加する添加工程を含む。本発明における添加工程は、いわゆるシーディング工程に相当する。
なお、本発明における「チョコレート生地」とは、チョコレートの原材料を粉砕、コンチングすることで得られた液状のチョコレートであって、冷却固化されて固形のチョコレートとなる前段階の液状のチョコレートを指す。
本発明における「融液状態」にあるチョコレート生地とは、チョコレート生地中の油脂が融解されたチョコレート生地を指す。チョコレート生地が融液状態であるかどうかは、該チョコレート生地を冷却固化した後の、チョコレート生地の型抜けを確認することで判断できる。冷却固化されたチョコレート生地が成形型から型抜けしない場合(具体的には、成形型からのチョコレート生地の離型率が70%未満である場合)、チョコレート生地が融液状態であると判断する。
本発明における「チョコレート生地中の油脂」とは、本発明の耐熱性チョコレートに含まれる「油脂」の定義同様、ココアバター等の油脂単体のみならず、チョコレート生地の原料(カカオマス、ココアパウダー、全脂粉乳等)中に含まれる油脂全てを指す。
(添加工程)
本発明におけるシーディング剤に含まれるβ型StOSt結晶は、鎖長構造が3鎖であり、かつ、副格子がβ型の三斜晶系を示す1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロール(StOSt)の安定型結晶である。結晶型が3鎖長β型であることは、X線回折(粉末法)の測定により得られる回折ピークから判断される。すなわち、油脂結晶について、その短面間隔を2θが17〜26度である範囲でX線回折を測定し、4.5〜4.7Åの面間隔に対応する強い回折ピークを検出し、4.1〜4.3Å及び3.8〜3.9Åの面間隔に対応する回折ピークを検出しない場合、又は、微小な回折ピークを検出した場合に、該油脂結晶は、β型結晶であると判断される。また、油脂結晶について、その長面間隔を2θが0〜8度の範囲で測定したとき、60〜65Åに相当する強い回折ピークを検出した場合に、該油脂結晶は3鎖長構造であると判断される。
本発明の製造方法において使用されるβ型StOSt結晶は、20℃でのX線回折によって得られる4.1〜4.3Åの面間隔に対応する回折ピークの強度G’と4.5〜4.7Åの面間隔に対応する回折ピークの強度Gとの強度比(G’/G)が、0〜0.3であることが好ましく、0〜0.2であることがより好ましく、0〜0.1であることが最も好ましい。X線回折ピークの強度比が上記範囲にあると、β型StOSt結晶がシーディング剤として有効に機能する。
本発明の製造方法において使用されるβ型StOSt結晶としては、上述のStOSt油脂から得られたものを使用することができる。StOSt油脂がβ型StOSt結晶として使用できるかは、上記と同様の基準で、StOSt油脂についてX線回折を測定することにより判断でき、該油脂のStOSt含量を、該油脂のβ型StOSt結晶含量として取り扱うことができる。β型StOSt結晶として使用するStOSt油脂のStOSt含量は、40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、60〜90質量%であることが最も好ましい。StOSt油脂のStOSt含量が上記範囲にあると、シーディング剤として効率良く機能する。
StOSt油脂をβ型StOSt結晶に調製する方法としては、StOSt油脂中のStOSt含量が低い場合(例えば、StOSt油脂中のStOSt含量が40質量%未満である場合)は、加熱によりStOSt油脂中の油脂結晶を融解させた後、オンレーター、コンビネーター、ボテーター等の急冷混捏装置により急冷結晶化を行い、27℃程度で1日程度調温することにより、ペースト状又は可塑性状のβ型StOSt結晶を調製できる。
また、StOSt油脂中のStOSt含量が高い場合(例えば、StOSt油脂中のStOSt含量が40質量%以上である場合)は、加熱により油脂結晶を融解させた後、その後30℃程度に冷却して、例えば、上述のペースト状のβ型StOSt結晶でシーディングした後、30℃程度を保持しつつ全体がスラリー状となるまで部分結晶化を行い、次いで樹脂型等に充填し、更に28〜30℃で固化し、結晶を安定化させるエージングを適宜行うことで塊状のβ型StOSt結晶を調製できる。このように調製された塊状のβ型StOSt結晶は、油脂結晶が溶けないように(例えば、−20℃以下の環境で)適宜粉砕することで、粉末状態のβ型StOSt結晶として使用できる。
StOSt油脂をβ型StOSt結晶に調製する別の態様としては、例えば、StOSt油脂を糖、澱粉、乳固形類等の固形状の粉末と混合し、必要に応じてロールリファイナー等で粒度を調製して、然る後調温することにより、β型StOSt結晶を含む油脂組成物が得られ、これをβ型StOSt結晶として使用できる。
本発明の製造方法において使用されるβ型StOSt結晶は、粉末状態であることが好ましい。該粉末はその平均粒径が、20〜200μmであることが好ましく、40〜160μmであることがより好ましく、60〜140μmであることが最も好ましい。
また、本発明の製造方法において使用されるβ型StOSt結晶は、分散性を向上させるために、糖、澱粉、乳固形類等の固形物の粉末(好ましくは平均粒径20〜140μm)と混合し、β型StOSt結晶を含む油脂組成物として使用してもよい。
また、粉末状態のβ型StOSt結晶は、チョコレート中における分散性を向上させるために、30℃程度で融液状態にあるココアバターもしくはカカオ代用脂肪に分散させ、スラリー状として使用してもよい。
なお、本発明におけるシーディング剤は、β型StOSt結晶からなるものでもよく、β型StOSt結晶のほか、その他の油脂や、固形分(糖類、粉乳等)等を分散媒体として含むものであってもよい。シーディング剤中のβ型StOSt結晶は、10質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましい。
本発明の製造方法における添加工程で添加するβ型StOSt結晶の量は、シーディング後冷却固化したチョコレート中の油脂の0.05〜5質量%であることが好ましく、0.1〜4.5質量%であることがより好ましく、0.2〜4質量%あることが最も好ましい。β型StOSt結晶を上記範囲で添加することにより、シーディング前のチョコレート生地の温度が比較的高い温度(例えば、32〜40℃)であっても安定したシーディング効果が期待できる。
本発明の製造方法の好ましい態様において、添加工程は、β型StOSt結晶の融点以下である40℃以下で行われ、シーディング法の通常の適用温度である30℃より高い32〜40℃で行われることが好ましい。通常の適用温度よりも高い温度でシーディングすることにより、チョコレート生地の粘度は低い状態となり、シーディング剤に含まれるβ型StOSt結晶以外の低融点の油脂成分が融解するため、β型StOSt結晶がチョコレート生地中に均一に分散されやすくなり、安定したシーディング効果が得られると考えられる。シーディング時の融液状態にあるチョコレート生地の温度は、34〜39℃であることがより好ましく、35〜38℃であることが最も好ましい。
上記の添加工程を含む点以外は、本発明の製造方法は特に制限されるものではない。例えば、チョコレート製造の常法に従い、原材料の混合、ロールリファイニング等による微粒化、必要に応じてコンチング処理を行い、融液状態にあるチョコレート生地を調製し、本発明における添加工程を経た後、該生地を冷却固化することにより製造することができる。
本発明の製造方法の好ましい態様においては、β型StOSt結晶をチョコレート生地へ添加した後、攪拌等によりβ型StOSt結晶をチョコレート生地中に均一に分散させる。シーディング後のチョコレート生地を冷却固化するまで融液状態に保持する場合は、シーディング法の通常の適用温度である30℃より高い生地温度である32〜40℃に保持することが好ましい。生地温度を32〜40℃に保持することにより、シーディングの効果を維持した状態で、生地粘度の経時的な上昇を抑制することができる。シーディング後の生地温度は、34〜39℃に保持されることが好ましく、35〜38℃に保持されることがより好ましい。シーディング済みの、融液状態にあるチョコレート生地を32〜40℃に保持する時間は特に規定されないが、作業効率等を考慮すると、5分〜12時間が好ましく、10分〜10時間がより好ましく、30分〜8時間が最も好ましい。
本発明の製造方法において、添加工程の後にチョコレート生地を32〜40℃で保持すると、経時的な生地粘度の上昇が抑制されるので作業性がよくなり、チョコレート被覆菓子等のチョコレート被覆食品の製造に適した耐熱性チョコレートが得られる。
本発明の製造方法の好ましい態様における好ましい態様の1つとしては下記の方法が挙げられる。(1)チョコレートの油脂中のStOSt含量が35〜65質量%、XXX含量が1〜10質量%となるように、油脂、カカオマス、糖類、乳製品(乳固形類等)、乳化剤等を混合した後、ロールリファイニングによる微細化、コンチング処理を行い、32〜40℃の融液状態にあるチョコレート生地を調製する。(2)該チョコレート生地に、β型StOSt結晶を含む油脂粉末を、β型StOSt結晶の正味量として融液状態にあるチョコレート生地中の油脂に対して0.05〜5質量%添加し(つまり、本発明における添加工程を行い)、β型StOSt結晶がチョコレート生地中に分散するように十分攪拌する。(3)得られたチョコレート生地を成形型へ注入し、又は、焼き菓子等に薄く被覆して、冷却固化する。冷却固化の条件は、製造するチョコレートの形態にあわせて適宜調整すればよい。また、冷却固化の工程において必要に応じてチョコレート生地を含気させてもよい。
以下に、実施例を提示することにより、本発明を更に具体的に説明する。なお、油脂中の各トリアシルグリセロール含量は、ガスクロマトグラフィー法により測定した。油脂中の各トリアシルグリセロールの対称性は、銀イオンカラムクロマトグラフィー法により測定した。
[StOSt油脂の調製]
既知の方法に従って、ハイオレイックヒマワリ油40質量部に、ステアリン酸エチルエステル60質量部を混合し、1,3位選択性リパーゼ製剤を添加してエステル交換反応を行った。ろ過処理によりリパーゼ製剤を除去し、得られた反応物を薄膜蒸留し、反応物から脂肪酸エチルを除去して蒸留残渣を得た。得られた蒸留残渣を乾式分別により高融点部を除去し、得られた低融点部からアセトン分別により2段目の低融点部を除去して中融点部を得た。得られた中融点部を常法によりアセトン除去及び脱色、脱臭処理して、StOSt含量が67.3質量%であるStOSt油脂を得た。
[β型StOSt結晶(シーディング剤A)の調製]
ハイオレイックヒマワリ油75質量部と上記のStOSt油脂(StOSt含量67.3質量%)25部とを混合し、60℃で完全に油脂結晶を融解させた後、オンレーターにて急冷結晶化を行い、27℃で1日調温して、ペースト状のシーディング剤αを得た。更に、StOSt油脂(StOSt含量67.3質量%)を加熱し、油脂結晶を完全に融解させた後冷却し、油温が30℃の時点でシーディング剤αを対油0.5質量%添加して、20℃まで冷却した。冷却後、38℃6時間と30℃6時間の調温サイクルを5サイクル繰り返した後、−20℃で粉砕し、その後篩かけをして、平均粒径が100μmである粉末状のシーディング剤Aを得た。
[BOB油脂の調製]
既知の方法に従って、ハイオレイックヒマワリ油40質量部に、ベヘン酸エチルエステル60質量部を混合し、1,3位選択性リパーゼ製剤を添加してエステル交換反応を行った。ろ過処理によりリパーゼ製剤を除去し、得られた反応物を薄膜蒸留し、反応物から脂肪酸エチルを除去して蒸留残渣を得た。得られた蒸留残渣を乾式分別により高融点部を除去し、得られた低融点部からアセトン分別により2段目の低融点部を除去して中融点部を得た。得られた中融点部を常法によりアセトン除去及び脱色、脱臭処理して、BOB含量が65.0質量%であるBOB油脂を得た。
[β型BOB結晶(シーディング剤BOB)の調製]
上記のBOB油脂を完全に融解させた後、20℃まで冷却結晶化した。その後、調温サイクル(30℃12時間及び50℃12時間)を14サイクル繰り返した後、−20℃で粉砕した後、篩かけをして、平均粒径が100μmである粉末状のシーディング剤BOBを得た。
Figure 0005756074
[その他油脂の調製]
パーム極度硬化油(XXX油脂)、菜種極度硬化油(XXX油脂)、スーパーオレイン(XU2+UUU油脂)、菜種油(XU2+UUU油脂)及びココアバターは下記のものを使用した。
(パーム極度硬化油(XXX油脂))
パーム油の極度硬化油(商品名:パーム極度硬化油、横関油脂工業株式会社製、ヨウ素価2以下、XXX含量94.8質量%、P2S含量38.0質量%)を使用した。
(菜種極度硬化油(XXX油脂))
菜種油の極度硬化油(商品名:菜種極度硬化油、横関油脂工業株式会社製、ヨウ素価2以下、XXX含量100質量%、P2St含量0質量%)
(スーパーオレイン(XU2+UUU油脂))
パーム油の低融点分画油(日清オイリオグループ社内製、ヨウ素価67、XU2含量63.2質量%、UUU含量10.0質量%)を使用した。
(菜種油(XU2+UUU油脂))
菜種油(商品名:菜種サラダ油、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価113、XU2含量17.0質量%、UUU含量78.3質量%)を使用した。
(ココアバター)
ココアバター(商品名:TCココアバター、大東カカオ株式会社製)を使用した。
[チョコレート生地の調製及びチョコレートの製造−I]
表2及び3の配合に従って、原材料を混合した後、常法に従って、ロールリファイニング、コンチングを行い、生地温度が36℃である融液状態にあるチョコレート生地を調製した。各チョコレート生地にシーディング剤Aをチョコレート生地99質量部に対して1質量部添加し、攪拌しながら10分間保持した。シーディング剤添加10分後に各チョコレート生地を採取し、ポリカーボネート製の型に充填して、10℃の冷蔵庫で冷却固化して比較例1、実施例1〜5のチョコレートを得た。
上記で作製したチョコレートにつき、以下の評価基準に従って、品質評価を行った。評価結果を表4に示す。
(型抜け評価)
10℃での冷却固化後15分後の離型率(型から抜けるチョコレートの割合)
◎ 非常に良好 (離型率90%以上)
○ 良好 (離型率70%以上90%未満)
△ 一部剥がれない部分あり(離型率0%を超え70%未満)
× 不可 (離型率0%)
(固化表面の状態評価)
10℃での冷却固化後15分後に型抜けしたチョコレートの外観
◎ 非常に良好 (ブルームの発生がなく、優れた光沢を持つ)
○ 良好 (ブルームの発生はないが、一部光沢に乏しい)
△ 不良 (ブルームの発生はないが、光沢に乏しい)
× 不可 (ブルームが発生)
(口どけ評価)
20℃で1週間熟成したチョコレートの口どけ
◎ 非常に良好
○ 良好
△ 許容範囲
× 口どけが悪い
(耐熱性評価)
20℃で1週間熟成したチョコレートを39℃で1時間保持後、冷却したときの外観変化
◎ 変形が全く認められない
○ 変形がほぼ認められない
△ 変形がやや認められる
× 変形が著しい
(ブルーム耐性評価)
20℃で1週間熟成したチョコレート1個(3g)を、直径3cmに焼成したビスケット上に置き、37℃12時間と20℃12時間を1サイクルとして4サイクル保管した場合の状態
◎ ブルームが見られず、艶がよい
○ ブルームが見られず、艶がある
△ ブルームがややあるか、艶がない
× ブルームが著しい
Figure 0005756074
Figure 0005756074
Figure 0005756074
上記の通り、StOSt含量及びXXX含量が本発明の範囲内であるチョコレートは、良好な口どけ、耐熱性及びブルーム耐性を有する。
[チョコレート生地の調製及びチョコレートの製造−II]
表5の配合に従って、原材料を混合した後、常法に従って、ロールリファイニング、コンチングを行い、生地温度が38℃である融液状態にあるチョコレート生地を調製した。実施例6のチョコレート生地にシーディング剤Aをチョコレート生地95質量部に対して5質量部添加し、また、実施例7のチョコレート生地にシーディング剤BOBをチョコレート生地95質量部に対して5質量部添加し、それぞれ攪拌しながら10分間保持した。シーディング剤添加10分後に各チョコレート生地を採取し、ポリカーボネート製の型に充填して、10℃の冷蔵庫で冷却固化して実施例6及び7のチョコレートを得た。
上記で作製した実施例6及び7のチョコレートにつき、ブルーム耐性評価以外は、[チョコレート生地の調製及びチョコレートの製造−I]における評価基準に従って、品質評価を行った。ブルーム耐性評価は以下の基準に従って行った。評価結果を表6に示す。
(ブルーム耐性評価)
20℃で1週間熟成したチョコレートを38℃12時間と20℃12時間を1サイクルとして2サイクル保管した場合の状態
◎ ブルームが見られず、艶がよい
○ ブルームが見られず、艶がある
△ ブルームがややあるか、艶がない
× ブルームが著しい
Figure 0005756074
Figure 0005756074
上記の通り、StOSt含量及びXXX含量が本発明の範囲内であるチョコレートは、口どけ、耐熱性及びブルーム耐性に優れていた。また、シーディング剤BOBを使用せずに調製されたチョコレートは、耐熱性及びブルーム耐性を犠牲にすることなく、口どけにも優れていた。

Claims (4)

  1. 油脂中に40〜90質量%のXOX及び3.1〜10質量%のXXXを含み、
    前記XOXは少なくともStOStを含み、
    前記StOStの含量は油脂中に35〜70質量%である、
    耐熱性テンパー型チョコレート。
    (ただし、XOXはグリセロール骨格の1,3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が、2位にオレイン酸(O)が結合したトリアシルグリセロールを示し、StOStは1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロールを示し、XXXは、炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が3個結合したトリアシルグリセロールを示す)
  2. 油脂中に6〜26質量%のXU2+UUUを含む請求項1に記載の耐熱性テンパー型チョコレート。
    (ただし、XU2は炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)1個と炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)2個とが結合したトリアシルグリセロールを示し、UUUは炭素数16以上の不飽和脂肪酸(U)が3個結合したトリアシルグリセロールを示し、XU2+UUUはXU2及びUUUの合計量を示す)
  3. 油脂中に0.1〜5質量%のP2Stを含む請求項1又は2に記載の耐熱性テンパー型チョコレート。
    (ただし、P2Stはパルミチン酸2個とステアリン酸1個とが結合したトリアシルグリセロールを示す)
  4. 油脂中に40〜90質量%のXOX及び1〜10質量%のXXXを含み、
    前記XOXは少なくともStOStを含み、
    前記StOStの含量は油脂中に35〜70質量%である、融液状態にある34〜39℃のチョコレート生地に、β型StOSt結晶を少なくとも含むシーディング剤を添加する添加工程を含む耐熱性テンパー型チョコレートの製造方法。
    (ただし、XOXはグリセロール骨格の1,3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が、2位にオレイン酸(O)が結合したトリアシルグリセロールを示し、StOStは1,3−ジステアロイル−2−オレオイルグリセロールを示し、XXXは、炭素数16以上の飽和脂肪酸(X)が3個結合したトリアシルグリセロールを示す)
JP2012243117A 2012-11-02 2012-11-02 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法 Active JP5756074B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243117A JP5756074B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法
PCT/JP2013/077778 WO2014069218A1 (ja) 2012-11-02 2013-10-11 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法
KR1020157005998A KR102093389B1 (ko) 2012-11-02 2013-10-11 내열성 초콜릿 및 내열성 초콜릿의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243117A JP5756074B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014090695A JP2014090695A (ja) 2014-05-19
JP2014090695A5 JP2014090695A5 (ja) 2014-12-18
JP5756074B2 true JP5756074B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=50627132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012243117A Active JP5756074B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5756074B2 (ja)
KR (1) KR102093389B1 (ja)
WO (1) WO2014069218A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6410485B2 (ja) * 2014-06-16 2018-10-24 日清オイリオグループ株式会社 チョコレート
MY173146A (en) 2014-07-22 2019-12-31 Nisshin Oillio Group Ltd Powdered fat/oil composition, food including powdered fat/oil composition, and methods for producing same
US20180035688A1 (en) * 2015-02-26 2018-02-08 The Nisshin Oillio Group, Ltd. Powdered chocolate
MX2017015309A (es) * 2015-06-10 2018-07-06 Aak Ab Publ Producto de confiteria.
WO2017051910A1 (ja) 2015-09-24 2017-03-30 日清オイリオグループ株式会社 粉末油脂組成物及びその製造方法
JP6216099B1 (ja) 2016-01-21 2017-10-18 日清オイリオグループ株式会社 液状成分の粉末化剤
CN108495904B (zh) 2016-01-21 2020-12-15 日清奥利友集团株式会社 液态成分的增稠剂
CN108603093B (zh) 2016-01-21 2020-12-15 日清奥利友集团株式会社 液态成分的增稠剂
EP3406695A4 (en) 2016-01-21 2019-09-11 The Nisshin OilliO Group, Ltd. POWDERING AGENT FOR LIQUID COMPONENTS
JP6746210B2 (ja) * 2016-09-21 2020-08-26 日清オイリオグループ株式会社 ベーカリー製品に適したチョコレート
AU2018227940B2 (en) * 2017-02-28 2023-09-07 Fuji Oil Holdings Inc. Oil and fat for suppressing bloom
KR20190053003A (ko) 2017-11-09 2019-05-17 롯데제과 주식회사 소성 초콜릿 및 그 제조 방법
KR20230028750A (ko) * 2020-06-19 2023-03-02 번지 로더스 크로크란 비.브이. 지방 조성물의 제조 방법

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1431781A (en) * 1972-03-29 1976-04-14 Unilever Ltd Process for preparing chocolate using hard fat replacer
JPS5728530A (en) * 1980-07-28 1982-02-16 Nippon Denso Co Voltage regulator for magnet type ac generator
JP2504987B2 (ja) * 1987-04-03 1996-06-05 不二製油株式会社 ハ−ドバタ−組成物
CH681846A5 (ja) * 1991-01-25 1993-06-15 Battelle Memorial Institute
JP3327122B2 (ja) * 1996-05-31 2002-09-24 不二製油株式会社 非テンパリング型ハードバター
JPWO2003063602A1 (ja) * 2002-01-30 2005-05-26 明治製菓株式会社 耐熱保形性に優れた油脂性菓子とその製造方法
JP4275539B2 (ja) 2004-01-06 2009-06-10 明治製菓株式会社 袋入りチョコレート類の製造方法及び袋入りチョコレート類製造装置
SG158129A1 (en) * 2004-12-14 2010-01-29 Fuji Oil Co Ltd Oily food and method of producing the same
CN101150961B (zh) * 2005-01-27 2012-11-14 不二制油株式会社 油性食品材料
JP4628351B2 (ja) * 2006-12-26 2011-02-09 株式会社カネカ チョコレ−ト用油脂
US8357421B2 (en) * 2007-07-11 2013-01-22 Loders Croklaan B.V. Composition comprising triglycerides
JP5461879B2 (ja) * 2008-04-30 2014-04-02 株式会社Adeka 非ラウリン、低トランス及び非テンパー型ハードバター組成物
JP2010081835A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fuji Oil Co Ltd ハードバターの製造法
US9107431B2 (en) * 2011-02-22 2015-08-18 The Nisshin Oillio Group, Ltd. Chocolate or chocolate-like food and method of producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014069218A1 (ja) 2014-05-08
KR102093389B1 (ko) 2020-03-25
JP2014090695A (ja) 2014-05-19
KR20150079555A (ko) 2015-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5756074B2 (ja) 耐熱性チョコレート及び耐熱性チョコレートの製造方法
CN105848491B (zh) 巧克力及其制法、酱胚粘度上升抑制法、糖骨架形成法
JP5778838B2 (ja) チョコレート
KR102076731B1 (ko) 초콜릿 및 상기 초콜릿이 피복된 초콜릿 피복식품의 제조방법, 및 초콜릿 반죽의 점도 상승 억제방법
JP6130981B1 (ja) チョコレート
JP5757716B2 (ja) チョコレートの製造方法
JP6395747B2 (ja) 油脂
JP2018174943A (ja) チョコレート
CN108135197B (zh) 油性食品
JP6313554B2 (ja) チョコレート
JP6441443B2 (ja) チョコレート及びハードバター
JP6359211B1 (ja) 油中水型乳化物
JP7076895B2 (ja) チョコレート
JP2008113570A (ja) 油脂組成物で被覆された菓子の製造法。
JP2018099134A (ja) チョコレート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141104

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20141104

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5756074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250