JP6253735B1 - 内燃機関の燃焼支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、吸気流路に燃料を噴射する内燃機関においても、制御応答性を確保しつつ、十分な量のオゾンを生成し、燃焼状態を安定させることを目的とするものである。【解決手段】電極素子13は、誘電体平板と、誘電体平板の第1の面に設けられている第1の金属導体と、誘電体平板の第2の面に設けられている第2の金属導体とを有している。電極素子13は、燃料噴射弁12から噴射される燃料のうち少なくとも一部の未蒸発燃料が直接到達する位置に、第2の面を燃料噴射弁12に対向させて配置されている。吸気流路1bは、誘電体平板により第1の流路と第2の流路とに分離されている。第1の金属導体の縁の距離は、前記第2の金属導体の縁の距離よりも長い。【選択図】図1

Description

この発明は、少なくとも一部の燃料が吸気流路に噴射される内燃機関に設けられており、燃料の燃焼を支援する燃焼支援装置に関するものである。
従来のガソリンを燃料とする内燃機関では、燃焼室に導入される燃料量に適した量の空気が燃焼室に導入される。そして、燃焼室内に形成される燃料と空気との混合物に対して火花放電エネルギーが印加され、燃焼が誘発されて、そのエネルギーが動力として取り出される。
また、火花放電エネルギーを与えず、燃焼室内に形成される燃料と空気との混合物が自己着火するように温度及び圧力を制御することで、燃焼を誘発し、そのエネルギーを動力として取り出す技術も知られている。
上記の何れの燃焼形態においても、燃焼室内に形成される混合気の温度、濃度及び流動強度などの影響によって、燃焼状態が不安定化する場合がある。
燃焼状態が不安定化すると、その内燃機関を動力としている車両の走行速度が不安定になることに加えて、燃費も低下するため、燃焼状態は可能な限り安定化させることが望ましい。
燃焼状態をより安定化させる方法として、従来の内燃機関の燃焼特性改善方法では、内燃機関の吸気流路内に突き出させた2本の放電電極間に高電圧を印加することにより、電極間に放電を発生させる。そして、放電によって高温プラズマを発生させ、空気中の酸素からオゾンを生成し、混合気にオゾンを混在させている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエンジンの着火制御装置では、放電電極に噴射燃料の一部を当てることで、反応性が高い活性化学種を生成する。そして、生成した活性化学種を混合気に混在させることで、混合気の着火性を向上させる(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−191858号公報 特開2013−148098号公報
特許文献1に示されている従来技術では、生成されたオゾンが空気流などによって高温プラズマから遠ざからないと、プラズマの熱によってオゾンの状態が維持できずに元の酸素に戻ってしまう。
吸気行程中に生成されたオゾンは、吸気流によって速やかに高温プラズマから遠ざかるが、吸気流路に燃料を噴射するタイプの内燃機関では、吸気行程中の吸気流路の一部に燃料と空気とが混在するため、吸気流路内での燃料の発火を防止するために、電極を燃焼室から離れた吸気流路の上流部に設置する必要がある。この場合、生成されたオゾンが燃焼室に到達するまでにサイクル遅れが生じることから、制御応答性が確保できない問題がある。
また、特許文献2に示されている従来技術では、低温プラズマ放電を発生させるため、吸気流路内で燃料が発火する可能性は低く、燃焼室に近接した位置での活性化学種の生成により、制御応答性は確保できる。しかし、従来の点火プラグに近い構成の放電電極が用いられているため、低温プラズマに接して生成される活性化学種の量は必ずしも多くない。また、低温プラズマに空気中の酸素が接するとオゾンが生成されるが、その量も同様に少ない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、吸気流路に燃料を噴射する内燃機関においても、制御応答性を確保しつつ、十分な量のオゾンを生成し、燃焼状態を安定させることができる内燃機関の燃焼支援装置を得ることを目的とする。
この発明に係る内燃機関の燃焼支援装置は、吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、電極素子は、第1の面と、第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、吸気流路の一部を、第1の面側の第1の流路と第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、第1の面に設けられている金属膜である第1の金属導体、及び第2の面に設けられている金属膜である第2の金属導体を有している。
この発明の内燃機関の燃焼支援装置は、誘電体平板と、誘電体平板の第1の面に設けられている第1の金属導体と、誘電体平板の第2の面に設けられている第2の金属導体とを有する電極素子を用い、吸気流路の一部を誘電体平板により第1の面側の第1の流路と第2の面側の第2の流路とに分離するようにしたので、吸気流路に燃料を噴射する内燃機関においても、制御応答性を確保しつつ、十分な量のオゾンを生成し、燃焼状態を安定させることができる。
この発明の実施の形態1による内燃機関の要部を示す構成図である。 図1の電極素子を示す正面図である。 図1の電極素子を示す背面図である。 図1の吸気流路に対する電極素子の配置例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による内燃機関の要部を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による内燃機関の要部を示す構成図である。なお、車両などの駆動用に用いられる内燃機関は、複数の燃焼室に対してそれぞれ吸気流路が設けられているが、ここでは動作の説明を簡素化するため、1つの吸気流路のみの構成を示している。
図において、内燃機関本体1には、燃焼空間1aと、燃焼空間1aに繋がる吸気流路1b及び排気流路1cとが設けられている。また、内燃機関本体1には、燃焼空間1aに臨んで点火プラグ2が設けられている。
燃焼空間1aには、ピストン3が設けられている。ピストン3は、コネクティングロッド4を介してクランク5に連結されている。
内燃機関本体1には、吸気流路1bと燃焼空間1aとの間を開閉する吸気弁6と、排気流路1cと燃焼空間1aとの間を開閉する排気弁7とが設けられている。吸気弁6は、吸気カム8の回転により開閉動作する。排気弁7は、排気カム9の回転により開閉動作する。
カム角信号プレート10は、吸気カム8と同期して回転する。吸気カム8の回転角度は、カム角信号プレート10に対向するカム角センサ11により検出される。カム角センサ11としては、例えばギャップセンサが用いられている。
内燃機関本体1には、吸気流路1b内に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁12が設けられている。吸気流路1b内の燃料噴射弁12に対向する位置には、電極素子13が設けられている。電極素子13は、一対の電力供給導線14a,14bを介して電源装置15に接続されている。吸気流路1b内の電極素子13の上流には、スロットル弁16が設けられている。
カム角センサ11からの信号は、エンジンコントローラ17に入力される。エンジンコントローラ17は、点火プラグ2、燃料噴射弁12及び電源装置15を制御する。
実施の形態1の内燃機関の燃焼支援装置は、電極素子13、電力供給導線14a,14b、電源装置15及びエンジンコントローラ17を有している。
次に、気筒ごとの吸気流路1bに燃料を噴射する方式の内燃機関の基本的な動作について説明する。内燃機関本体1の各気筒それぞれに設けられたピストン3は、クランク5及びコネクティングロッド4の作用により、燃焼空間1aの容積を増減させるように往復運動する。
吸気カム8及び排気カム9は、4サイクル内燃機関では、クランク5の2回転に対して1回転の回転運動をするよう設定されている。これにより、ピストン3が2回往復運動する間の1回の燃焼空間1aの容積が減少する行程中を主として排気弁7が開き、続く燃焼空間1aの容積が増加する行程中を主として吸気弁6が開く。
ガソリンを燃料とする内燃機関では、多くの場合、吸気弁6が開弁動作を開始する前に、気筒ごとに設けられた燃料噴射弁12から吸気流路1b内に燃料20が噴射される。エンジンコントローラ17は、例えばカム角センサ11により検出されるカム回転角度、又はクランク回転角度の情報に基づいて、燃料噴射のタイミングを抽出し、燃料噴射弁12に噴射制御信号を発信する。
吸気弁6が閉弁中であると、噴射された燃料は吸気流路1b内に滞留する。その後、吸気弁6が開弁動作を開始すると、スロットル弁16で流量が調整された空気が吸気流路1bを通って燃焼空間1aに吸入され、吸気流路1b内に滞留していた燃料も燃焼空間1aに吸入される。
燃焼空間1aに吸入された空気及び燃料は、互いに混ざり合って均質な可燃性混合気を形成しながらピストン3により圧縮される。圧縮の後半には、エンジンコントローラ17からの制御信号に基づいて点火プラグ2が火花放電を発生させて、圧縮された可燃性混合気を強制的に発火させる。
可燃性混合気が燃焼を始めると、燃焼空間1aの圧力が上昇し、その圧力エネルギーがピストン3を押し戻すことで、コネクティングロッド4とクランク5とを介して回転エネルギーが機関の外部に取り出される。
燃焼した可燃性混合気は、排気弁7の開弁期間中に排気流路1cを通じて内燃機関の外部に放出される。
図2は図1の電極素子13を示す正面図、図3は図1の電極素子13を示す背面図である。電極素子13は、誘電体平板21、第1の金属導体22、及び第2の金属導体23を有している。
誘電体平板21は、セラミックなどの誘電体により構成されている。また、誘電体平板21の平面形状は、長辺及び短辺を有する長方形状である。さらに、誘電体平板21は、前面である第1の面21aと、第1の面21aとは反対側の面、即ち裏面である第2の面21bとを有している。
第1の金属導体22は、第1の面21aに隙間なく密着している金属膜である。第1の金属導体22は、誘電体平板21の長手方向の一端部近傍に設けられている矩形の基端部22aと、基端部22aから誘電体平板21の長手方向の他端部へ向けて突出している複数の直線部22bとを有している。
直線部22bは、誘電体平板21の長手方向に直角な方向に互いに間隔をおいて、互いに平行に設けられている。即ち、第1の金属導体22の平面形状は、櫛形である。
第2の金属導体23は、第2の面21bに隙間なく密着している金属膜であり、第1の金属導体22とは接触していない。また、第2の金属導体23の平面形状は、誘電体平板21よりも小さい長方形状である。
このように、第1の金属導体22の平面形状が櫛形であり、第2の金属導体23が長方形であるため、第1の金属導体22の縁の長さは、第2の金属導体23の縁の長さよりも長い。
第1及び第2の金属導体22,23の材料としては、例えば銅、アルミニウム又は金が用いられている。また、第1及び第2の金属導体22,23は、例えば蒸着により、誘電体平板21上に形成されている。
誘電体平板21の長手方向の両端部には、第1及び第2の接続孔21c,21dが設けられている。第1の面21aの第1の接続孔21cの周縁部には、一方の電力供給導線14aが接続される円環状の第1の接続部24が設けられている。第1の接続部24は、第1の金属導体22に電気的に接続されている。
第2の面21bの第2の接続孔21dの周縁部には、他方の電力供給導線14bが接続される円環状の第2の接続部25が設けられている。第2の接続部25は、第2の金属導体23に電気的に接続されている。
電源装置15から高周波かつ高電圧のエネルギーが出力されると、第1の金属導体22及び第2の金属導体23のそれぞれの縁部分で、低温プラズマ放電が発生する。
電極素子13は、燃料噴射弁12から噴射される噴射燃料20のうちの少なくとも一部の未蒸発燃料粒子が到達する位置に配置されている。電極素子13に到達した未蒸発燃料粒子は、電極素子13の表面に一旦付着する。
図4は図1の吸気流路1bに対する電極素子13の配置例を示す断面図である。吸気流路1bの電極素子13が配置されている部分は、誘電体平板21により、第1の面21a側の第1の流路1dと、第2の面21b側の第2の流路1eとに分離されている。また、電極素子13は、縁の距離が短い第2の金属導体23が設けられている第2の面21bが燃料噴射弁12に対向するように配置されている。
電極素子13をこのように配置することにより、空気に含まれる酸素が、吸気行程では第1の流路1dを通過するのに対して、吸気行程以外では、第1の流路1dに滞留し、第2の金属導体23側と比べて活発な第1の金属導体22側の低温プラズマ放電に触れることで、より多くのオゾンが生成される。
一方、第2の流路1eでは、低温プラズマ放電に発生する熱と第2の金属導体23の高い熱伝導率を利用して、第2の金属導体23の表面に付着した未蒸発燃料の気化促進が行われ、燃焼空間1aに導入された燃料と空気とから形成される混合気の濃度均質化が進み、燃焼効率の向上が引き出される。
ここで、電源装置15から電極素子13に高周波の交番電圧を印加する場合、第1の金属導体22及び第2の金属導体23の双方の縁で低温プラズマ放電が交互に発生する。このため、燃料噴射弁12に対向している第2の金属導体23の輪郭部分で発生する放電によって燃料が発火する可能性がある。
このような燃料の発火を防止するため、電源装置15は、そのサイクルに燃料噴射弁12から噴射された燃料が電極素子13に到達する前に、電極素子13への高周波の交番電圧の印加を停止する。
燃料の発火を防止する別の方法として、第2の金属導体23の電位を常に電源装置15の零電位に固定して、電源装置15が第1の金属導体22のみに半波電位を印加する方法がある。この方法によれば、電源装置15は、そのサイクルに燃料噴射弁12から噴射された燃料が電極素子13に到達する前に、電極素子13への高周波の半波電圧の印加を停止する必要がない。
このような内燃機関の燃焼支援装置では、誘電体平板21と、誘電体平板21の第1の面21aに設けられている第1の金属導体22と、誘電体平板21の第2の面21bに設けられている第2の金属導体23とを有する電極素子13を用い、吸気流路1bの一部を誘電体平板21により第1の流路1dと第2の流路1eとに分離するようにしたので、吸気流路1bに燃料20を噴射する内燃機関においても、制御応答性を確保しつつ、十分な量のオゾンを生成し、燃焼状態を安定させることができる。
また、電極素子13は、燃料噴射弁12から噴射される燃料20のうち少なくとも一部の未蒸発燃料が直接到達する位置に配置されているので、低温プラズマ放電に発生する熱と第2の金属導体23の高い熱伝導率を利用して、第2の金属導体23の表面に付着した未蒸発燃料の気化を促進することができる。これにより、第2の金属導体23を冷却することもできる。
さらに、第1の金属導体22の縁の距離が、第2の金属導体23の縁の距離よりも長いので、第1の金属導体22側の低温プラズマ放電によって、より多くのオゾンを生成することができる。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2による内燃機関の要部を示す構成図である。実施の形態2では、吸気流路1b内の電極素子13の上流で、スロットル弁16の下流に、補助素子31が設けられている。この例では、補助素子31として、図2、3に示した電極素子13と同様の構成の素子が用いられている。即ち、補助素子31は、電極素子13と同様に、誘電体平板21、第1の金属導体22及び第2の金属導体23を有している。但し、補助素子31では、第2の金属導体23の形状を第1の金属導体22と同じにしてもよい。
補助素子31には、一対の補助導線32a,32bを介して補助素子用電源装置33に接続されている。補助素子31には、補助素子用電源装置33からの高周波高電圧のエネルギーが供給される。これにより、吸気流路1bの電極素子13よりも上流部分でオゾンを生成することが可能となっている。
実施の形態2の燃焼支援装置は、実施の形態1の燃焼支援装置に加えて、補助素子31、補助導線32a,32b、及び補助素子用電源装置33を有している。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
補助素子31によるオゾン生成は、電極素子13によるオゾン生成の不足を補うものとして利用される。即ち、燃焼空間1aに近接した電極素子13では、燃焼空間1aに供給するオゾン量の制御応答性が良いことから、補助素子31では、定常的に必要なオゾン量を定量的に供給し、電極素子13では、燃焼条件の変化に応じて迅速にオゾン供給量を変化させる。これにより、燃焼状態の安定化をさらに向上させることができる。
ここで、電極素子13及び補助素子31は、共に低温プラズマ放電に伴って素子温度が上昇する。電極素子13では、周辺の空気流と表面に付着した未蒸発燃料の気化熱とを利用した冷却が行われるが、補助素子31では、周辺の空気流のみによる冷却となる。従って、補助素子31では、素子の発熱密度、即ち単位面積当たりの発熱量を電極素子13よりも低く抑えておく必要がある。
補助素子31の発熱密度を抑える方法として、投入エネルギー量(W)を、低温プラズマ放電を発生する金属導体の縁の合計距離(m)及びエネルギー投入時間(sec)で除した値を評価値(W/(m・sec))としたとき、補助素子31に関する評価値を、電極素子13に関する評価値よりも低くする方法がある。
なお、実施の形態1、2では、第1の金属導体22の形状を櫛形としたが、縁の長さを長くできれば他の形状でもよく、例えば、直線部が誘電体平板の短辺に平行な櫛形、渦巻き形、又は蛇行形状であってもよい。
また、第1の金属導体の縁の長さと第2の金属導体の縁の長さとは、必ずしも異ならなくてもよい。
さらに、電極素子の位置は、必ずしも燃料噴射弁からの燃料が直接到達する位置でなくてもよい。
1b 吸気流路、12 燃料噴射弁、13 電極素子、15 電源装置、17 エンジンコントローラ、21 誘電体平板、21a 第1の面、21b 第2の面、22 第1の金属導体、23 第2の金属導体、31 補助素子。

Claims (5)

  1. 吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、
    前記吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、
    前記電極素子は、
    第1の面と、前記第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、前記吸気流路の一部を、前記第1の面側の第1の流路と前記第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、
    前記第1の面に設けられている金属導体である第1の金属導体、及び
    前記第2の面に設けられている金属導体である第2の金属導体
    を有しており、
    前記電極素子は、前記燃料噴射弁から噴射される燃料のうち少なくとも一部の未蒸発燃料が直接到達する位置に配置されている内燃機関の燃焼支援装置。
  2. 吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、
    前記吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、
    前記電極素子は、
    第1の面と、前記第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、前記吸気流路の一部を、前記第1の面側の第1の流路と前記第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、
    前記第1の面に設けられている金属導体である第1の金属導体、及び
    前記第2の面に設けられている金属導体である第2の金属導体
    を有しており、
    前記第1の金属導体の縁の距離が、前記第2の金属導体の縁の距離よりも長く、
    前記第2の面が前記燃料噴射弁に対向している内燃機関の燃焼支援装置。
  3. 吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、
    前記吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、
    前記電極素子は、
    第1の面と、前記第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、前記吸気流路の一部を、前記第1の面側の第1の流路と前記第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、
    前記第1の面に設けられている金属導体である第1の金属導体、及び
    前記第2の面に設けられている金属導体である第2の金属導体
    を有しており、
    前記第1及び第2の金属導体に高周波高電圧を印加する電源装置、及び
    前記電源装置を制御するコントローラ
    をさらに備え、
    前記コントローラは、そのサイクルに前記燃料噴射弁から噴射された燃料の少なくとも一部が前記電極素子に到達する前に高周波高電圧の印加を停止する内燃機関の燃焼支援装置。
  4. 吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、
    前記吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、
    前記電極素子は、
    第1の面と、前記第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、前記吸気流路の一部を、前記第1の面側の第1の流路と前記第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、
    前記第1の面に設けられている金属導体である第1の金属導体、及び
    前記第2の面に設けられている金属導体である第2の金属導体
    を有しており、
    前記第1及び第2の金属導体に高周波高電圧を印加する電源装置
    をさらに備え、
    前記第1及び第2の金属導体のうち、前記燃料噴射弁に対向する側の金属導体は、前記電源装置の零ボルト電位に維持され、前記燃料噴射弁に対向しない側の金属導体に対して、前記電源装置は高周波高電圧を印加する内燃機関の燃焼支援装置。
  5. 吸気流路に少なくとも一部の燃料を噴射するための燃料噴射弁が設けられている内燃機関に設けられる燃焼支援装置であって、
    前記吸気流路内に設けられ、高周波高電圧が印加される電極素子を備え、
    前記電極素子は、
    第1の面と、前記第1の面とは反対側の面である第2の面とを有しており、前記吸気流路の一部を、前記第1の面側の第1の流路と前記第2の面側の第2の流路とに分離する誘電体平板、
    前記第1の面に設けられている金属導体である第1の金属導体、及び
    前記第2の面に設けられている金属導体である第2の金属導体
    を有しており、
    前記電極素子と同様に、前記誘電体平板、前記第1の金属導体及び前記第2の金属導体を有しており、前記吸気流路内の前記電極素子の上流に設けられる補助素子
    をさらに備え、
    前記補助素子に印加される高周波高電圧は、単位面積当たりの発熱量が前記電極素子よりも少なくなるように設定されている内燃機関の燃焼支援装置。
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