JP2007309233A - O−イオン発生部材付き内燃機関 - Google Patents

O−イオン発生部材付き内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】混合気の燃焼ための活性化エネルギーを低減し着火性に優れた内燃機関を提供すること。
【解決手段】シシリンダ10とシリンダヘッド11とピストン3を有し、燃料と空気との混合気の燃焼によって発生する膨張力を動力源とする内燃機関において、シリンダヘッド11の内壁に添着され、混合気の燃焼に際して燃焼反応の活性化エネルギーを小さくするOイオンを、混合気中の酸素分子から発生させるOイオン発生部4と、混合気の燃焼のタイミングにあわせて、Oイオンを発生させるべく、電源5からOイオン発生部4への電力供給を制御する電力供給制御手段ECU6とを具備することを特徴とする内燃機関。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用される内燃機関に関するものであり、特に希薄燃焼による内燃機関の着火性向上に好適である。
自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用される内燃機関においては、燃料と空気とを混合した混合気を燃焼室に導入し、燃焼室において上記混合気中の燃料と酸素とを反応させることにより燃焼を起こし、その膨張力を動力源としている。
そして、この燃料と酸素との反応は、点火プラグによる火花放電によって瞬間的に誘発される。
しかしながら、燃料と酸素との反応を生じさせるためには、ある程度の活性化エネルギーが必要である。
図7は燃料(Cnm)を燃焼(酸化)させてCO2とH2O生成する際のポテンシャルエネルギーの変化を表したもので、図7(A)に示す曲線Lは、通常の状態の酸素(O2)と燃料(Cnm)とを反応させる際のエネルギー曲線であり、図7(B)に示す曲線Mは、Oイオンと燃料(Cnm)とを反応させる際のエネルギー曲線である。
図7(A)に示すように、酸素(O2)と燃料(Cnm)とを反応させるための活性化エネルギーE1は比較的大きい。
そのため、混合気に与えるエネルギーが不充分であると着火性が低下するおそれがあり、特に、希薄燃焼エンジン等においては、着火性の低下が問題となる。
一方、図7(B)に示すように、Oイオンと燃料(Cnm)とを反応させるための活性化エネルギーE2は比較的小さい。
従って、酸素(O2)よりもOイオンを燃料と反応させることにより、活性化エネルギーが低くすることができ、着火性の向上が見込まれる。
そこで、例えば、下記特許文献1に開示されたOイオン発生装置を用いて、Oイオンを発生させ、内燃機関の燃焼室に導入することが考えられる。
特開2004−75431号公報
しかしながら、Oイオンの寿命は数m秒以下と極めて短いため、内燃機関の外部からOイオンを供給しても、燃料と反応する前にその殆どが消滅してしまうという問題がある。
そこで、発明者は、寿命の短いOイオンを内燃機関の内部において発生させることに着目した。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、燃料混合気の燃焼に必要な活性化エネルギーを低減せしめ、着火性に優れた内燃機関を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、シリンダとシリンダヘッドとピストンとを有し、燃料と空気との混合気の燃焼によって発生する膨張力を動力源とする内燃機関において、上記シリンダヘッドの内壁に添着され、上記混合気の燃焼に際して燃焼反応の活性化エネルギーを小さくするOイオンを、上記混合気中の酸素分子から発生させるOイオン発生部材と、上記混合気の燃焼のタイミングにあわせて、上記Oイオンを発生させるべく、電源から上記Oイオン発生部材への電力供給を制御する電力供給制御手段と、を具備することを特徴とする。
上記内燃機関は上記Oイオン発生部材を備えており、上記電力供給手段によって、上記Oイオン発生部材に電圧が加えられると、Oイオン発生部材の表面において混合気中の酸素分子はOイオンに変化する。
イオンは、活性化エネルギーが小さいため、上記混合気中の燃料と反応しやすく、上記内燃機関の着火性が向上する。
また、上記Oイオンは上記電力供給制御手段によって混合気の燃焼のタイミングに合わせて発生されるので、上記Oイオンの寿命が短くても、Oイオンが消滅する前に上記燃料との反応を行うことが可能となる。
請求項2の発明は、上記混合気の燃焼を放電によって誘発する点火プラグを有する。
上記点火プラグの火花放電によって、上記燃料と上記Oイオンとの反応が低エネルギーで容易に誘発される。
請求項3の発明では、上記Oイオン発生部材の添着位置は、上記点火プラグにより上記混合気に着火される前時期に、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側の位置とした。
燃料噴射や上記ピストンの上昇による圧縮等により上記シリンダ内には上記点火プラグにより上記混合気に着火される前時期に渦流(コンプレッションタービュレンス等)を発生する。
上記Oイオン発生部材は上記点火プラグに対して、上記渦流の上流に配設されているので、上記Oイオン発生部材によって発生したOイオンは上記渦流によって、下流方向の上記点火プラグへと運ばれる。
従って、発生したOイオンは効率よく燃料の燃焼反応に利用されるため、より効果的に着火性の向上を図ることができる。
請求項4の発明では、上記Oイオン発生部材の形状は、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側ほど表面積が小さく、下流側ほど表面積が大きくなる形状を有する。
上記点火プラグから離れた上記渦流の上流側では発生したOイオンが有効に燃料の燃焼に利用されず、また、Oイオンの単位体積当たりの量が多過ぎるとOイオン同士の距離が近くなりOイオンの静電斥力によって反発し合い、かえって拡散し易くなる。
そこで、上記Oイオン発生部材の形状は、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側ほど表面積が小さく、下流側ほど表面積が大きくなる形状を有すると、上流側では上記Oイオン発生部材の表面積が狭いため、単位体積当たりのOイオン発生量が抑制され、無駄にならない。
また、上記渦流の下流側即ち上記点火プラグへ近くではOイオンが有効に燃料の燃焼に利用できるので、上記発生部材の表面積を広くし、Oイオンの発生量を増やすことで、効率よくOイオンを点火に利用でき着火性が向上する。
請求項5の発明では、上記Oイオン発生部材から発生したOイオンを上記点火プラグの放電領域に案内する案内手段を上記シリンダヘッドの内壁または上記点火プラグの少なくとも一方に設けた。
上記案内手段によって、上記渦流が整流され、発生したOイオンは上記点火プラグの放電領域内に案内されるため、更に着火性が向上する。
請求項6の発明では、上記Oイオン発生部材と上記シリンダヘッドとは電気絶縁中間層を介して添着される。
上記Oイオン発生部材は上記シリンダヘッドに上記電気絶縁中間層を介して添着されるので、既存のシリンダヘッドに特別な加工を施すことなく上記Oイオン発生部材を固定できる。
請求項7の発明では、上記電気絶縁中間層が多孔質アルミナである。
上記電気絶縁中間層が多孔質アルミナであるので燃焼室内の高温に対して十分な耐熱性を有するとともに上記Oイオン発生部材と上記シリンダヘッドとの間の電気的絶縁性が確保される。
請求項8の発明では、上記電気絶縁中間層がジルコニアである。
ジルコニアペーストを上記Oイオン発生部材に塗布し、上記シリンダヘッドに添着した後、乾燥、焼付けすることで上記Oイオン発生部材と上記シリンダヘッドとを強固に固着することができる。
請求項9の発明では、12CaO−7Al23、Ca12Al10Si435、及びCaFe25のいずれかからなる。
イオンが効果的に発生し、燃料混合気の着火性が向上する。
本発明によれば、内燃機関の内部でOイオンを着火源である点火プラグの極近傍で発生させることができるので、Oイオンの寿命が消滅する前に混合気と反応させ、内燃機関の着火性の向上を図ることができる。
上記内燃機関は、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等の内燃機関とすることができる。
以下に、本発明の第一の実施形態について図を参照して説明する。
図1(A)に示すように、内燃機関1はシリンダ10、シリンダヘッド11、ピストン3、吸気筒110および吸気バルブ111、排気筒120および排気バルブ121等からなり、点火手段として点火プラグ2が上記シリンダヘッド11の頭頂部に装着され、Oイオン発生部4が上記シリンダヘッド11の内壁に設けられている。
この時、上記Oイオン発生部4は上記点火プラグ2の中心電極21の先端から上記ピストン3の上死点における上面までの距離Hの範囲で設定される。
電子制御装置(ECU)6は電源5から上記Oイオン発生部4への電力供給を制御している。
図1(B)に示すように上記Oイオン発生部4は上記点火プラグ2の中心電極21に対して上記点火プラグの接地電極22と対向する側に設けられる。
また、上記Oイオン発生部4の大きさは上記点火プラグ2の外径から上記ピストン3の内径までの距離Dの範囲で上記排気バルブ121の位置と大きさとを考慮して設けられる。
図2に示すように、電源5は電圧を2.5kVに調圧して供給するように構成されており、上記内燃機関1の燃焼サイクルにあわせて、上記Oイオン発生部4に電圧を印加すべく上記ECU6によって通電制御されている。
また、上記Oイオン発生部4はOイオンを発生するOイオン発生部材40と、上記電源5の陰極と接続されるカソード電極41と、上記ECU6を介して上記電源5の陽極に接続されるアノード電極42とによって構成されている。
また、上記Oイオン発生部材40は、イオン導電性の固体電解質体からなることが好ましく、例えば、活性酸素含有物質である、12CaO−7Al23、Ca12Al10Si435、及びCaFe25のいずれかからなることが好ましい。この場合には、Oイオンを一層効果的に発生させることができる。
上記シリンダ10内の混合気中に含まれる酸素分子(O)が固体電解質体である上記Oイオン発生部材40の表面に吸着し、上記ECU6によって制御されたパルス電圧が上記Oイオン発生部材40に印加されると、上記Oイオン発生部材40内を電子が移動し、上記酸素分子(O)に電子を与え、上記酸素分子(O)がイオン化されO イオンとなる。
更にO イオンはOイオンとOに分かれ、Oは電子eを与えられOイオンとなる。
イオン化して半径の小さくなったOイオンは上記Oイオン発生部材40の結晶格子内へ取り込まれ、上記カソード電極41と上記アノード電極42との間に働く電界(+)の力によって上記Oイオン発生部材40の結晶格子内を移動し、上記アノード電極42に引き寄せられることによって、上記Oイオン発生部材40の表面から放出される。
上記Oイオン発生部材40の表面から放出された上記Oイオンは、上記ピストン3が上昇する時に上記シリンダ10内に発生する渦流(コンプレッションタービュランス)によって上記点火プラグ2の中心電極21付近へ運ばれる。
図3(A)を参照して、本発明の第1の実施形態における上記シリンダヘッドと上記Oイオン発生部材40と上記カソード電極41と上記アノード電極42との構成について詳述する。
上記シリンダヘッド11に絶縁部材である電気絶縁中間層43を介して上記Oイオン発生部材40と上記アノード電極42とが添着されている。上記Oイオン発生部材40と上記アノード電極42とは発生したOイオンが飛び出す為の空間dを離して設けられている。上記カソード電極41は上記Oイオン発生部材40の上記電気絶縁中間層43と対向する表面に設けられている。
本実施形態において上記Oイオン発生部材40と上記シリンダヘッド11とを接合する電気絶縁中間層43は例えば低温で焼成した後に多孔質アルミナを形成するペーストあるいはスラリーを用いることで上記Oイオン発生部材40を上記シリンダヘッド11に添着できる。
また、上記電気絶縁中間層43はジルコニアを主成分とするペーストを用いても良い。
上記カソード電極41は酸素を上記Oイオン発生部材40の表面に到達させるべく、厚膜印刷等の手法によりメッシュ状に設けても良いし、酸素透過性の多孔質電極等を設けても良い。
上記アノード電極42は上記シリンダヘッド11およびシリンダ10との電気的絶縁性を確保した状態で上記内燃機関1の外部に設けられた上記ECU6に接続され、上記カソード電極41は上記シリンダヘッド11に接地される。
本実施形態において、酸素分子は上記カソード電極41の表面を通過し、上記Oイオン発生部材40の表面に吸着した後、Oイオンとなって上記Oイオン発生部材40の側面から放出される。
本実施形態によれば、Oイオンを点火プラグの近傍で発生させることができ、更に発生したOイオンがシリンダ内に発生する渦流に乗って点火プラグの極近傍へ運ばれる。
点火プラグの中心電極近傍にOイオンが十分集まった状態で点火プラグが放電することができ、燃料混合気の燃焼に際して、Oイオンが燃焼反応を起こすので活性化エネルギーが小さくなり、燃料混合気の着火性が向上する。
図3(B)を参照し、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、第1の実施形態と異なる点にのみ説明する。
上記シリンダヘッドに絶縁部材である電気絶縁中間層43を介してアノード電極42と上記Oイオン発生部材40とが距離dの間隔を空けて添着されている。
カソード電極41はその側面が上記電気絶縁中間層43と上記Oイオン発生部材40との側面に接し、上記カソード電極41の底面と上記シリンダヘッド11とが接した状態で設けられている。
本実施形態において、酸素分子は上記カソード電極41の側面を通過し上記Oイオン発生部材40の側面に到達するので、Oイオンの発生量を増やすべく上記Oイオン発生部材40は肉厚に形成されている。
本実施形態によれば、Oイオン発生部材側面に触れる燃料混合気中の酸素からOイオンを効率的に発生させることができるので、燃料混合気の着火性が向上する。
図4に本発明の第3の実施形態におけるOイオン発生部の形状を示す。
上記Oイオン発生部材の形状は、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側ほど表面積が小さく、下流側ほど表面積が大きくなる形状を有する。
上記点火プラグから離れた上記渦流の上流側では発生したOイオンが有効に燃料の燃焼に利用されず、また、Oイオンの単位体積当たりの量が多過ぎるとOイオン同士の距離が近くなりOイオンの静電斥力によって反発し合い、かえって拡散し易くなるが、上流側では上記Oイオン発生部材の表面積が狭いため、単位体積当たりのOイオン発生量が抑制され、無駄にならない。
また、上記渦流の下流側即ち上記点火プラグへ近くではOイオンが有効に燃料の燃焼に利用できるので、上記発生部材の表面積を広くし、Oイオンの発生量を増やすことで、効率よくOイオンを点火に利用でき着火性が向上する。
本発明の第4の実施形態においては上記シリンダヘッド11に上述した上記Oイオン発生部の周りと上記点火プラグ2の周りとを覆うように隆起した板状の整流板7aを設ける。
図5(A)、(B)に、本発明の第4の実施形態における上記シリンダヘッド11に設けられた整流板7aの一例を示す。
上記整流板7aは上記シリンダ10内で発生した渦流を上記点火プラグ2付近で整流し、上記Oイオン発生部で発生したOイオンを効率よく上記点火プラグ2の上記中心電極21の近くへ導くことができる。
図6(A)、(B)に、本発明の第5の実施形態における上記点火プラグ2に設けられた整流板7bの一例を示す。
整流板7bは例えばセラミック等の絶縁部材からなり、上記点火プラグ2の上記中心電極21を覆うように起立する一対の壁面を構成し、上記点火プラグ2と一体的に設けられている。
本実施形態によれば、発生したOイオンを点火プラグの中心電極に集中させることができるので燃料混合気の着火性が更に向上する。
なお、当然のことながら、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明の実施形態においてはOイオン発生部材をシリンダヘッドに直接添着する方法について説明したが、シリンダヘッドに係止部を設けてOイオン発生部を固定する形態としても良いし、Oイオン発生部を点火プラグと同様の筒状のハウジングに納め、これをシリンダヘッドに固定するようにしても良い。
また、本発明は、燃料をキャブレターで混合する内燃機関でも、燃料をシリンダ内に直噴する内燃機関でも適用され得るものである。
さらに、本発明の説明において、点火プラグによって着火を誘発する内燃機関について説明したが、点火プラグを必要としないディーゼルエンジン等であっても内燃機の内側に本発明のOイオン発生部を設けることにより、着火に必要な活性化エネルギーを小さくすることができ着火性の向上が見込まれる。
(A)は、本発明の第1の実施形態における全体構成を示す要部断面図で、(B)は、本発明の第1の実施形態におけるOイオン発生部の添着位置を示す下面視平面図である。 本発明のOイオン発生部の基本構成およびOイオン発生推定メカニズムを表す模式図。 (A)は、本発明の第1の実施形態におけるOイオン発生部の構成の詳細を示す要部断面図で、(B)は、本発明の第2の実施形態におけるOイオン発生部の構成の詳細を示す要部断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるOイオン発生部の形状を示す下面視平面図。 (A)は、本発明の第4の実施形態におけるシリンダヘッドに設けられた整流板の一例を示す下面視平面図で、(B)は、本発明の第4の実施形態における整流板の外観を示す要部斜視図である。 (A)は、本発明の第5の実施形態における点火プラグに設けられた整流板の一例を示す下面視平面図で、(B)は、本発明の第5の実施形態における整流板の外観を示す要部斜視図である。 (A)は、燃料と酸素分子との燃焼反応における活性化エネルギーを表す模式図で、(B)は、燃料とOイオンとの燃焼反応における活性化エネルギーを表す模式図である。
符号の説明
1 内燃機関
10 シリンダ
11 シリンダヘッド
110 吸気筒
111 吸気バルブ
120 排気筒
121 排気バルブ
2 点火プラグ
21 中心電極
22 接地電極
3 ピストン
4 Oイオン発生部材
41 アノード電極
42 カソード電極
43 電気絶縁中間層
5 電源
6 ECU
H シリンダ軸方向Oイオン発生部材添着可能範囲
D シリンダ径方向Oイオン発生部材添着可能範囲

Claims (9)

  1. シリンダとシリンダヘッドとピストンとを有し、燃料と空気との混合気の燃焼によって発生する膨張力を動力源とする内燃機関において、
    上記シリンダヘッドの内壁に添着され、上記混合気の燃焼に際して燃焼反応の活性化エネルギーを小さくするOイオンを、上記混合気中の酸素分子から発生させるOイオン発生部材と、
    上記混合気の燃焼のタイミングにあわせて、上記Oイオンを発生させるべく、電源から上記Oイオン発生部材への電力供給を制御する電力供給制御手段と、を具備することを特徴とする内燃機関。
  2. 上記混合気の燃焼を放電によって誘発する点火プラグを有する請求項1に記載の内燃機関。
  3. 上記Oイオン発生部材の添着位置は、上記点火プラグにより上記混合気に着火される前時期に、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側の位置とした請求項2に記載の内燃機関。
  4. 上記Oイオン発生部材の形状は、上記シリンダ内に発生する渦流の上記点火プラグに対して上流側ほど表面積が小さく、下流側ほど表面積が大きくなる形状を有する請求項2または3に記載の内燃機関。
  5. 上記Oイオン発生部材から発生したOイオンを上記点火プラグの放電領域に案内する案内手段を上記シリンダヘッドの内壁または上記点火プラグの少なくとも一方に設けた請求項2ないし4のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 上記Oイオン発生部材と上記シリンダヘッドとは電気絶縁中間層を介して添着される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の内燃機関。
  7. 上記電気絶縁中間層が多孔質アルミナである請求項6に記載の内燃機関。
  8. 上記電気絶縁中間層がジルコニアである請求項6に記載の内燃機関。
  9. 上記Oイオン発生部材は
    12CaO−7Al23、Ca12Al10Si435、及びCaFe25のいずれかからなる請求項1ないし8のいずれか1項に記載の内燃機関。
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