JP6253139B2 - 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置 - Google Patents

内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6253139B2
JP6253139B2 JP2013207786A JP2013207786A JP6253139B2 JP 6253139 B2 JP6253139 B2 JP 6253139B2 JP 2013207786 A JP2013207786 A JP 2013207786A JP 2013207786 A JP2013207786 A JP 2013207786A JP 6253139 B2 JP6253139 B2 JP 6253139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
skin material
yarn
stitch pattern
interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013207786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015071478A (ja
Inventor
辰巳 菱川
辰巳 菱川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Startechno Co Ltd
Original Assignee
Startechno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Startechno Co Ltd filed Critical Startechno Co Ltd
Priority to JP2013207786A priority Critical patent/JP6253139B2/ja
Publication of JP2015071478A publication Critical patent/JP2015071478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6253139B2 publication Critical patent/JP6253139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、例えば車両等のフロアーコンソールの蓋やアームレスト等の内装材を構成する車両用表皮材に装飾用の糸目模様(ステッチ模様)を形成するステッチ模様形成装置において装飾用の糸に所要の張力を付与しながら所要の長さで繰出す内装材用ステッチ模様形成装置における糸送り装置に関する。
例えば車両等のフロアーコンソールの蓋やアームレスト等の内装材にあっては、ポリプロピレン等の合成樹脂製基材の表面にポリウレタン発泡体や皮のパッドを一体化した内装材用表皮材に糸目模様(ステッチ模様)を形成して高級感を出している。このように車両用の内装材用表皮材にステッチ模様を形成するには、例えば特許文献1に示すように表皮片の縫い代相互を重ね合わせて重合部とし、該重合部をミシン(縫製装置)により上糸及び下糸で縫い合わせてステッチ模様を形成している。
しかし、上記したステッチ模様の形成方法にあっては、重合部相互をミシンにより縫製して形成するため、縫い代相互の重ね合わせると共にその重合部を縫製するのに高い熟練度が要求され、ステッチ模様の形成作業効率が悪く、コストが増大する問題を有している。
この問題を解決するため、繰出された糸を内装材用表皮材の表面側からパッドを挿通して合成樹脂製基材に突刺した状態で該基材を、突刺針を超音波振動させたり、所要の溶融温度に加熱したりして溶融して溶着することにより固着してステッチ模様を形成する方法が提案されている。このステッチ模様形成方法にあっては、上記基材の加熱により糸自体が脆弱化するため、過度の張力で糸送りすると、糸切れし易くなって連続するステッチ模様を効率的に形成できない問題を有している。
特開2010−172521号公報
解決しようとする問題点は、繰出された糸を突刺針により内装材用表皮材の表面側からパッドを挿通して合成樹脂製基材に突刺した状態で加熱溶融して固着することによりステッチ模様を形成する際に、糸自体が加熱されて脆弱化して糸切れし易くなり、連続するステッチ模様を効率的に形成できない点にある。
本発明は、合成樹脂製基材の表面に弾性変形可能なパッドを一体化した車両用表皮材に対して糸が掛渡された突刺体を上記基材に至るまで突刺して溶融硬化させて糸を固着することによりステッチ模様を形成する車両用表皮材ステッチ模様形成装置において、糸が卷回された糸リールと、該糸リールから突刺体に至る経路の上手側にて糸送り量に応じた角度で搖動するように配置された第1搖動アームの先端部に設けられて糸が掛渡される第1搖動回転体と、上記第1搖動アームを糸送り方向へ回動する回動部材と、上記経路の下手側にて糸送り量に応じた角度で搖動するように配置された第2搖動アームの先端部に設けられて糸が掛渡される第2搖動回転体と、上記第2搖動アームを糸送り方向と反対の方向へ付勢する付勢部材と、上記第1搖動回転体及び第2搖動回転体間にて繰出された糸を挟持して移動不能にする糸クランプ部材と、を備え、1 糸リールから繰り出されて第1揺動回転体、糸クランプ部材、第2揺動回転体を経て突刺体に掛渡された糸を糸クランプ部材により挟持して移動不能にした状態で突刺体を上記基材に突刺して糸を固着する際に、第2搖動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にすると共に上記基材に対する糸の固着後に突刺体上記車両用表皮材から離間した状態で上記ステッチ模様形成装置及び車両用表皮材のいずれか一方をステッチ幅分、移動する際に、第2揺動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記ステッチ幅に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にする、2 糸クランプ部材により糸を挟持した状態で回動部材を作動して第1搖動アームを糸の押圧を解除する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた回動量で回動して第1揺動回転体に掛渡された糸を弛めた後に糸クランプ部材による糸の挟持を解除し、第2揺動アームを付勢部材により揺動復帰させることにより弛められた糸を糸送りして緊張させる、3 糸クランプ部材により糸を挟持した後に回動部材を復動して第1搖動アームを揺動復帰させることにより糸リールから糸を上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた長さで繰り出させる、ことを最も主要な特徴とする。
本発明は、表皮材に突刺される糸に作用する張力を低減した状態で糸切れを防止しながら定量送りして連続するステッチ模様を効率的に形成することができる。
車両用表皮材ステッチ模様形成システムの概略を示す斜視図である。 ステッチ模様形成装置を示す斜視図である。 ステッチ模様形成装置の正面図である。 ステッチ模様形成装置における糸の掛渡し状態を示す説明図である。 車両用表皮材に突刺体を突刺して糸を固着する状態を示す説明図である。 突刺体が次位のステッチ位置に位置した際の状態を示す説明図である。 ステッチ模様の形成状態を示す説明図である。 第1搖動アームを搖動して糸を弛ませた状態を示す説明図である。 第2搖動アームが搖動復帰して糸を緊張状態にする説明図である。 糸リールから糸を繰出させる状態を示す説明図である。
糸リールから繰り出されて第1揺動回転体、糸クランプ部材、第2揺動回転体を経て突刺体に掛渡された糸を糸クランプ部材により挟持して移動不能にした状態で突刺体を上記基材に突刺して糸を固着する際に、第2搖動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にすると共に上記基材に対する糸の固着後に突刺体上記車両用表皮材から離間した状態で上記ステッチ模様形成装置及び車両用表皮材のいずれか一方をステッチ幅分、移動する際に、第2揺動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記ステッチ幅に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にする、糸クランプ部材により糸を挟持した状態で回動部材を作動して第1搖動アームを糸の押圧を解除する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた回動量で回動して第1揺動回転体に掛渡された糸を弛めた後に糸クランプ部材による糸の挟持を解除し、第2揺動アームを付勢部材により揺動復帰させることにより弛められた糸を糸送りして緊張させる、糸クランプ部材により糸を挟持した後に回動部材を復動して第1搖動アームを揺動復帰させることにより糸リールから糸を上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた長さで繰り出させる、ことを最良の形態とする。
以下、本発明の実施例を車両用表皮材にステッチ模様を形成する車両用表皮材ステッチ模様形成システムを示す図に従って説明する。
図1乃至図3に示すように、車両用表皮材ステッチ模様形成システム1は、少なくとも2本のロボットアーム5を回動及び搖動制御して後述するステッチ模様形成装置10を三次元移動する多関節型の産業ロボット3と、テーブル7a上に内装材用表皮材としての車両用表皮材を位置決め状態で保持する支持装置7により構成される。
上記産業ロボット3は、数値制御可能なサーボモータ等の電動モータにより複数のロボットアーム5を個別に回動及び搖動し、ロボットアーム5の先端部に設けられたステッチ模様形成装置10を少なくとも3軸方向へ移動する従来公知の多関節型で構成される。また、支持装置7は、テーブル7a上に位置決め状態でセットされた車両用表皮材9を負圧吸引して保持する構造で、必要に応じてテーブル7aを昇降する昇降機構(図示せず)を備える。
上記車両用表皮材9は、車両等のフロアーコンソールの蓋やアームレスト等の内装材の表面に一体化されるもので、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂製基材9aの表面にポリウレタン発泡体や皮(合成皮革、天然皮革)のパッド9bを一体化して形成される。なお、パッド9bが発泡合成樹脂材の場合には、基材9aにパッド9bを一体成形すればよく、またパッド9bが皮の場合には、基材9aにパッド9bを接着剤等により接着すればよい。
上記ステッチ模様形成装置10の取付け板11には、例えばロボットアーム5の長手方向と直交する方向に軸線を有した超音波振動子13が固定され、該超音波振動子13のホーン13aには、突刺体15が取り付けられる。該突刺体15には、車両用表皮材9のパッド9bを挿通して先端部が基材9a内に至る長さで、先端部には、後述するステッチ模様を形成する糸17を係止する凹所(図示せず)が形成される。
上記超音波振動子13の糸送り方向上手側における取付け板11には、糸送り装置19が設けられる。該糸送り装置19は、糸リール21に卷回された糸17をステッチ模様幅に対応して導出させると共に導出された糸17に対して張力を付与するもので、以下のように構成される。
糸リール21から図示する下方向へ導出された糸17は、第1転向回転体23に図示する上方へ転向された後に第1搖動回転体25に掛渡される。該第1搖動回転体25は、基端部がエアーモータや電動モータ等の回動部材27の回転軸に固定された第1搖動アーム29の先端部に取り付けられ、図示する時計方向へ搖動した第1搖動アーム29が回動部材27の作動により図示する反時計方向へ搖動することにより糸リール21から糸17を搖動量に応じた長さで繰出させる。
図示する背面側へ突出するエアーモータ27の回転軸27aには、バランサーアーム31の基端部が固定され、該バランサーアーム31に取り付けられた付勢部材としてのウェイト33の重量により第1搖動アーム25を常には図示する反時計方向へ搖動するように付勢する。該付勢部材としては、引張ばねでも良い。
また、取付け板11には、第1ストッパー部材34が第1搖動アーム25に対して当接するように設けられる。該第1ストッパー部材34は、図示する上下方向に対して位置調整可能で、当接する第1搖動アーム25の搖動角度を可変して糸リール21から導出される糸17の繰出し量を可変させる。
更に、第1ストッパー部材34には、リミットスイッチ等の検知器(図示せず)が設けられ、図示する反時計方向へ搖動する第1搖動アーム29が第1ストッパー部材34に当接した際に糸送り完了信号を出力する。
上記第1搖動回転体25に掛渡されて転向された糸17は、第2及び第3転向回転体35・37により図示する垂直状態に転向される。上記第2及び第3転向回転体35・37間に応じた取付け板11には、糸クランプ部材39が設けられる。該糸クランプ部材39は、相対して開閉可能に支持された一対のクランプ爪39aと、該クランプ爪39aを開閉するエアーシリンダ、電磁ソレノイド等の開閉部材39bとから構成され、一対のクランプ爪39a間を通過する糸17を挟持する。
第3転向回転体37に掛渡された糸17は、第4転向回転体41により図示する上方へ転向されて第2搖動回転体43に掛渡された後に図示する下方へ転向されて第5転向回転体45に掛渡される。上記第2搖動回転体43は、基端部が取付け板11に対して回転するように支持された回転軸47に固定された第2搖動アーム49の先端部に取り付けられ、該第2搖動アーム49は、図示する背面側へ突出する回転軸47の軸端部に基端部が固定されたバランサーアーム51に設けられた付勢部材としてのウェイト53の重量により常には図示する反時計方向へ搖動するように付勢する。該付勢部材としては、引張ばねとしてもよい。
また、取付け板11には、第2ストッパー部材55が第2搖動アーム49に対して当接するように設けられる。該第2ストッパー部材55は、図示する上下方向に対して位置調整可能で、当接する第2搖動アーム49の搖動角度を可変して糸17の繰出し量を可変させる。
更に、第2ストッパー部材55には、リミットスイッチ等の検知器(図示せず)が設けられ、図示する反時計方向へ搖動する第2搖動アーム49が第2ストッパー部材55に当接した際に糸クランプ部材39の開閉信号を出力する。
第5転向回転体45から突刺体15に至る経路には、糸切断部材46が設けられる。該糸切断部材46は、車両用表皮材9に対するステッチ模様の形成が終了した際に、エアーシリンダ又は電磁ソレノイド等により切断刃(いずれも図示せず)を移動して通過する糸17を切断する。
上記超音波振動子13の糸送り方向下手側における取付け板11には、糸押え機構57が設けられる。該糸押え機構57は、作動軸59aを常に図示する下方へ付勢するエアーシリンダ(アブソーバー)、圧縮ばね等の圧力吸収部材59と、基端部が上記作動軸59aに固定されて先端部が突刺体15の側方へ延出するアーム61と、該アーム61の先端部に回転するように支持される押圧回転体63により構成される。該押圧回転体63は、車両用表皮材9に当接する外周面が突刺体15の先端(図示する下端)とほぼ一致する高さで、突刺体15が車両用表皮材9へ突刺する際にバッド9bを偏平状に押し潰すように圧縮変形させる。
該糸押え機構57は、突刺体15の先端部側方に位置する押圧ロール63を車両用表皮材9のパッド9bに圧接して偏平状に圧縮変形させた状態で糸17を挟持し、突刺体15が車両用表皮材9に突刺する際に糸17が位置ずれするのを規制する。
上記押圧ロール63の糸送り方向下手側における取付け板11には、導出された糸17の先端部を所定の圧力で保持する糸保持部材65が設けられる。該糸保持部材65は、端部が取付け板11に固定される段付き軸65aに挿通される一対の挟持板65bと、段付き軸65aの他端側に挿通されて上記挟持板65b相互を弾性力に応じた圧力で圧接させる圧縮ばね65cにより構成される。
該圧縮ばね65cは、そのばね力が第2搖動アーム49に設けられたウェイト53の重量に応じた力以上で、かつ産業ロボット3によりステッチ模様形成装置10が移動する際の力以下になるように設定される。これにより糸保持部材65は、各ロボットアーム5の回動及び搖動に伴って突刺体15が車両用表皮材9に対してステッチ幅分、移動される際に、糸17先端部の保持が解除される。
次に、上記のよう構成された車両用表皮材ステッチ模様形成システム1によるステッチ形成作用及び糸送り装置19による糸送り作用を説明する。
先ず、車両用表皮材ステッチ模様形成システム1によるステッチ形成作用の概略を説明すると、支持装置7のテーブル7a上にステッチ加工する車両用表皮材9を位置決めした状態でセットした後に負圧発生装置(図示せず)を駆動して車両用表皮材9を負圧吸引して保持する。
また、ステッチ模様形成装置10においては、図4に示すように糸リール21から導出された糸17を第1転向回転体23、第1搖動回転体25、糸クランプ部材39、第2乃至第4転向回転体35,37、41、第2搖動回転体43、第5転向回転体及び糸切断部材46を通過するように掛渡した後に突刺体15の凹所15a及び押圧ロール63の外周面に支持させた状態でその端部を一対の挟持板65b間に巻き付け、圧縮ばね65cのばね力に応じた力で保持させて糸掛けを行う。
この状態にておいて糸クランプ部材39を作動して通過する糸17をクランプして移動不能にさせる。また、この状態において第1搖動アーム29は、ウェイト33の重量により図示する反時計方向へ搖動付勢されて第1ストッパー部材34に当接して第1搖動回転体25を上方位置に位置させる。更に、この状態において第2搖動アーム49は、ウェイト53の重量により図示する反時計方向へ搖動付勢されて第2ストッパー部材55に当接し、第2搖動回転体43を上方位置に位置させる。
上記状態にて産業ロボット3の各ロボットアーム5を回動及び搖動制御して突刺体15を車両用表皮材9におけるステッチ形成開始位置の上方へ移動した後に各ロボットアーム5をそれぞれ回動及び搖動制御して突刺体15をステッチ開始位置に移動して車両用表皮材9に突刺させる。(図5参照)
このとき、車両用表皮材9に対する突刺体15の突刺に伴って該突刺体15と一体に下降する押圧回転体63は、車両用表皮材9のパッド9bに圧接して偏平状に圧縮変形させる。
なお、押圧回転体63により車両用表皮材9のパッド9bが偏平状に圧縮変形された後においても、突刺体15と共に押圧回転体63の下降が継続されるが、該押圧回転体63は、圧力吸収部材59のクッション機能により更なる下降が規制され、パッド9bが過度に圧縮変形されるのを防止する。
突刺体15の下降に伴って糸17が係止された下端が基材9aに突刺されると、突刺体15の超音波振動により突刺した基材9aの周囲を溶融して糸17を一体化させた後に、該基材9aの冷却硬化により糸17を融着して固定させる。
このとき、上記したように掛渡された糸17が糸クランプ部材39により挟持されているため、車両用表皮材9に対する突刺体15の突入に伴って糸17が車両用表皮材9に突刺して引っ張られると、第2搖動アーム49は、ウェイト53の重量に抗して図示する時計方向へ搖動して糸17にウェイト53に応じた張力を作用して緊張状態にさせる。これにより車両用表皮材9の表面に対して糸17を所要の張力が付与された緊張状態で固着させる。
上記動作後、産業ロボット3の各ロボットアーム5を上記と反対方向へ回動及び搖動制御して車両用表皮材9から突刺体15を、その下端が車両用表皮材9の表面に近い位置まで引き抜いた後に車両用表皮材9におけるステッチ形成開始位置の上方へ移動した後に各ロボットアーム5を回動及び搖動制御して糸17が掛渡された突刺体15をステッチ幅分、移動して次位の突刺位置に位置させる。(図6参照)
上記各ロボットアーム5の回動及び搖動に伴って突刺体15が車両用表皮材9に対してステッチ幅分、移動される際に、先端部が糸保持部材65に保持された糸17の先端部は、糸保持部材65による挟持力が産業ロボット3によるステッチ模様形成装置10の移動力以下に設定されているため、糸保持部材65による保持が解除される。
突刺体15を次位の突刺位置へ移動した後に後述する糸送り装置19による糸送り作用により糸リール21から糸17をステッチ幅分の繰出させた後に、上記動作の繰り返しにより車両用表皮材9に対して突刺体15を突刺して糸17を固着してステッチ模様を形成する。そして車両用表皮材9に対して糸17によるステッチ模様が形成されると、糸切断部材46を作動して通過する糸17を切断してステッチ模様形成を終了する。(図7参照)
次に、糸送り装置19による糸送り作用を説明すると、上記したように糸クランプ部材39により掛渡された糸17を挟持した状態で車両用表皮材9に対して突刺体15を突刺した際及び車両用表皮材9の基材9aに糸17が固着された状態で糸送り装置19がステッチ幅分、移動した際、第2搖動回転体43に糸17が掛渡された第2搖動アーム49は、ウェイト53の重量に抗して図示する時計方向へ搖動して糸17に張力を付与しながら繰出しを可能にしている。(図6参照)
この状態で回動部材27を作動して第1搖動アーム25を図示する時計方向へ回動して糸クランプ部材39及び第1搖動回転体25間の糸17を車両用表皮材9に対する突刺長さ及びステッチ幅分に応じて弛ませた後に糸クランプ部材39による糸17の挟持を解除すると、第2搖動アーム49はウェイト53の重量により図示する反時計方向へ搖動して弛んだ糸17を引き寄せて緊張状態にさせる。(図8及び図9参照)
一方、図示する反時計方向へ搖動する第2搖動アーム49が第2ストッパー部材55に当接して搖動が規制されると、糸クランプ部材39を作動して糸17を挟持して繰出し不能にした後にウェイト33の重量及び逆作動する回動部材27により図示する反時計方向へ搖動復帰する第1搖動アーム29により糸リール21から第1搖動回転体25の移動量に応じた長さの糸17を繰出させる。(図10参照)
上記動作により糸リール21から車両用表皮材9に対する糸17の突刺量及びステッチ幅分に応じた長さの糸17を順次、繰出させて糸送りする。
なお、ステッチ幅を変更する際には、車両用表皮材9に対する突刺長さ及びステッチ幅に応じて第1搖動アーム29に対する第1ストッパー部材34及び第2搖動アーム49に対する第2ストッパー部材55の当接位置を変更することにより糸送り量を変更することができる。
上記説明は、産業ロボット3のロボットアーム5にステッチ模様形成装置10を取り付け、各ロボットアーム5を搖動及び回動制御してステッチ模様形成装置10を三次元移動させることにより車両用表皮材9に対してステッチを順次形成する構成としたが、車両用表皮材9に対して長手方向及び上下方向へ移動可能な直交二軸移動装置、長手方向、長手直交方向及び上下方向へ移動可能な直交三軸移動装置にステッチ模様形成装置10を設けた構成としてもよい。
産業ロボット3のロボットアーム5にステッチ模様形成装置10を取り付ける例に変えて車両用表皮材9が位置決め状態でセットされるテーブルを車両用表皮材9の長手方向及び長手直交方向へ移動すると共にステッチ模様形成装置10を昇降させてステッチ模様を形成するシステムとしてもよい。
即ち、本体フレームの例えば長手方向両側に取り付けられたガイドレールに第1可動体を長手直交方向へ移動するように支持すると共に該第1可動体に取り付けられたガイドレールに第2可動体を長手方向へ移動するように支持し、該第2可動体に車両用表皮材が位置決め状態で保持されるテーブルを設ける。一方、上記テーブルの上方に配置される起立フレームに昇降体を昇降するように支持し、該昇降体にステッチ模様形成装置を設ける。なお、第1及び第2可動体と昇降体は、連結された数値制御可能なサーボモータ等の電動モータによりそれぞれの方向へ往復移動される。
そしてテーブル上にセットされた車両用表皮材を長手方向及び長手直交方向へ移動してステッチ模様形成位置をステッチ模様形成装置に相対させた後にステッチ模様形成装置を下降し、上記した動作により車両用表皮材にステッチ模様を形成する。
なお、上記第2可動体に昇降機構を設けてテーブルを昇降するように構成すると共にテーブルの上方にステッチ模様形成装置を固定的に設けて車両用表皮材にステッチ模様を形成する構成としてもよい。
上記説明は、糸17が掛渡された突刺体15を超音波振動させて突刺した基材9aを溶融して糸17を固着するものとしたが、突刺体15に電気ヒータ(図示せず)を設け、車両用表皮材9に突刺する突刺体15を加熱して基材9aを熱溶融して糸17を固着するものとしてもよい。
1 車両用表皮材ステッチ模様形成システム
3 産業ロボット
5 ロボットアーム
7 支持装置
7a テーブル
内装材用表皮材としての車両用表皮材
9a 基材
9b パッド
10 ステッチ模様形成装置
11 取付け板
13 超音波振動子
13a ホーン
15 突刺体
17 糸
19 糸送り装置
21 糸リール
23 第1転向回転体
25 第1搖動回転体
27 回動部材
27a 回転軸
29 第1搖動アーム
31 バランサーアーム
33 ウェイト
34 第1ストッパー部材
35 第2転向回転体
37 第3転向回転体
39 糸クランプ部材
39a クランプ爪
39b 開閉部材
41 第4転向回転体
43 第2搖動回転体
45 第5転向回転体
46 糸切断部材
47 回転軸
49 第2搖動アーム
51 バランサーアーム
53 ウェイト
55 第2ストッパー部材
57 糸押え機構
59 圧力吸収部材
59a 作動軸
61 アーム
63 押圧ロール
65 糸保持部材
65a 段付き軸
65b 挟持板
65c 圧縮ばね

Claims (13)

  1. 合成樹脂製基材の表面に弾性変形可能なパッドを一体化した車両用表皮材に対して糸が掛渡された突刺体を上記基材に至るまで突刺して溶融硬化させて糸を固着することによりステッチ模様を形成する車両用表皮材ステッチ模様形成装置において、
    糸が卷回された糸リールと、
    該糸リールから突刺体に至る経路の上手側にて糸送り量に応じた角度で搖動するように配置された第1搖動アームの先端部に設けられて糸が掛渡される第1搖動回転体と、
    上記第1搖動アームを糸送り方向へ回動する回動部材と、
    上記経路の下手側にて糸送り量に応じた角度で搖動するように配置された第2搖動アームの先端部に設けられて糸が掛渡される第2搖動回転体と、
    上記第2搖動アームを糸送り方向と反対の方向へ付勢する付勢部材と、
    上記第1搖動回転体及び第2搖動回転体間にて繰出された糸を挟持して移動不能にする糸クランプ部材と、
    を備え、
    1 糸リールから繰り出されて第1揺動回転体、糸クランプ部材、第2揺動回転体を経て突刺体に掛渡された糸を糸クランプ部材により挟持して移動不能にした状態で突刺体を上記基材に突刺して糸を固着する際に、第2搖動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にすると共に上記基材に対する糸の固着後に突刺体上記車両用表皮材から離間した状態で上記ステッチ模様形成装置及び車両用表皮材のいずれか一方をステッチ幅分、移動する際に、第2揺動アームを付勢部材に抗して糸が第2搖動回転体を押圧する方向へ上記ステッチ幅に応じた揺動量で搖動して第2揺動回転体に掛渡された糸に所定の張力を付与して緊張状態にする、
    2 糸クランプ部材により糸を挟持した状態で回動部材を作動して第1搖動アームを糸の押圧を解除する方向へ上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた回動量で回動して第1揺動回転体に掛渡された糸を弛めた後に糸クランプ部材による糸の挟持を解除し、第2揺動アームを付勢部材により揺動復帰させることにより弛められた糸を糸送りして緊張させる、
    3 糸クランプ部材により糸を挟持した後に回動部材を復動して第1搖動アームを揺動復帰させることにより糸リールから糸を上記基材に対する突刺体の突刺量及びステッチ幅に応じた長さで繰り出させる、
    ことを特徴とする糸送り装置。
  2. 請求項1において、
    ステッチ模様形成装置及び内装材用表皮材を相対移動して該内装材用表皮材にステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  3. 請求項2において、
    ステッチ模様形成装置は、内装材用表皮材に対し、該内装材用表皮材の一方向及び他方向の少なくとも一方と上下方向へ移動して内装材用表皮材にステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  4. 請求項3において、
    ステッチ模様形成装置は、多関節型産業ロボット及び直交移動型産業ロボットのいずれかにおける可動アームに設けられ、内装材用表皮材の一方向及び他方向の少なくとも一方と上下方向へ移動して内装材用表皮材にステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  5. 請求項2において、
    内装材用表皮材は、該内装材用表皮材を保持するテーブルを上記内装材用表皮材の一方向及び他方向の少なくとも一方と上下方向へ移動して内装材用表皮材にステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  6. 請求項2において、
    内装材用表皮材は、該内装材用表皮材を保持するテーブルを上記内装材用表皮材の一方向及び他方向の少なくとも一方へ移動すると共にステッチ模様形成装置は、上記方向へ移動する内装材用表皮材に接する位置と離間する位置の間で移動して内装材用表皮材にステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  7. 請求項1において、
    突刺体には、超音波振動子を設け、突刺した合成樹脂製基材を超音波振動により溶融して糸を融着して固定することによりステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  8. 請求項1において、
    突刺体には、電気加熱部材を設け、突刺した合成樹脂製基材を加熱溶融して糸を融着して固定することによりステッチ模様を形成する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  9. 請求項1において、
    第1搖動アームには、糸送り方向と反対の方向へ付勢する付勢部材を設け、該付勢部材により第1搖動アームを搖動復帰して糸リールから糸を繰出させる内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  10. 請求項9において、
    第1搖動アーム及び第2搖動アームにそれぞれ設けられる付勢部材は、ウェイト及び弾性部材のいずれかとした内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  11. 請求項1において、
    突刺体の糸送り方向下手側には、車両用表皮材を押圧する押圧回転体を設け、車両用表皮材に突刺体を突刺する際に車両用表皮材のパッドを圧縮変形する内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  12. 請求項11において、
    押圧回転体は、圧力吸収部材を介して設けられ、内装材用表皮材に圧接する際に圧力吸収部材の圧力吸収力に抗して変位可能にした内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
  13. 請求項12において、
    圧力吸収部材は、圧縮ばね及びアブソーバーのいずれかとした内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置。
JP2013207786A 2013-10-03 2013-10-03 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置 Active JP6253139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207786A JP6253139B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207786A JP6253139B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015071478A JP2015071478A (ja) 2015-04-16
JP6253139B2 true JP6253139B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=53014171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013207786A Active JP6253139B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6253139B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101756176B1 (ko) 2016-02-04 2017-07-10 유아이엘 주식회사 휴대 단말기의 백커버 부착용 가죽시트 제조장치
JP2017221294A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 しげる工業株式会社 縫製装置および縫製方法
JP7022547B2 (ja) * 2017-09-22 2022-02-18 パナソニック株式会社 ロボット
JP6864032B2 (ja) * 2018-06-11 2021-04-21 パオ チェン コン イエ クー フェン ユー シェン コン スー 製靴用ミシン
CN109483571B (zh) * 2018-12-31 2023-09-29 天津帕比特科技有限公司 一种巡检机器人系统以及控制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156374A (ja) * 1983-02-28 1984-09-05 株式会社タチエス 車両用座席等の表皮
JPH0665579B2 (ja) * 1989-05-30 1994-08-24 東光株式会社 巻線機のテンション装置
JPH03251285A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Niyuumo Kogyo Kk クッション材の製造方法
DE4102840C1 (ja) * 1991-01-31 1992-10-15 Philipp 5100 Aachen De Moll
JPH05168781A (ja) * 1991-07-29 1993-07-02 Rabu Moode:Kk ミシンにおける布押え装置
JPH09254262A (ja) * 1996-03-26 1997-09-30 Sekisui Chem Co Ltd 合成樹脂部品と線条の接合方法
JPH105552A (ja) * 1996-06-25 1998-01-13 Nok Corp 中空糸膜供給装置
JP3153210U (ja) * 2009-06-16 2009-08-27 啓翔股▲ふん▼有限公司 ミシンの押さえ微調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015071478A (ja) 2015-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6253139B2 (ja) 内装材用表皮材ステッチ模様形成装置における糸送り装置
JP5508698B2 (ja) ミシン及びこのタイプのミシンを用いてシームの初めを縫う方法
US6517651B2 (en) Apparatus and method for joining fabrics without sewing
JP6108742B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
JP2008259753A (ja) ミシンの糸切断装置
JP2005532847A5 (ja)
JPH09510900A (ja) ブラインドステッチ装置および合成材料製造方法
EP0032703A1 (en) Apparatus for ultrasonically welding sheet materials
JP2007195806A (ja) 自動玉縁縫いミシン
JP2009195464A (ja) ミシンの糸切り装置
CN107075763B (zh) 用于缝制车辆内装部件的装置和方法以及由该方法形成的部件
CZ302054B6 (cs) Dírkovací stroj
JP2009285266A (ja) ミシン
JPH0770807A (ja) 接着剤使用の縫製方法及び縫製機
JP4769537B2 (ja) 玉縁縫いミシン
CN101550638B (zh) 腰带环松弛装置
WO2011061859A1 (ja) 抽出バッグ用シートの製造方法及び製造機械
JPH01244832A (ja) ホットエアシーラ
JP2009050638A (ja) ミシン
CN106498629B (zh) 孔锁边缝纫机
CN107002332B (zh) 用于缝制车辆内装部件的装置和方法
JP5074071B2 (ja) 根巻きボタン付けミシン
JP2019063130A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP4739869B2 (ja) ミシン
JP2010063571A (ja) ミシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6253139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250