JP6251887B2 - 混合器ユニットとハンドブレンダ - Google Patents

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Description

本開示は、一般家庭で使用されるハンドブレンダ(Hand blender)に設けられる混合器ユニット(Blender unit)に関するものである。
ハンドブレンダは、回転軸の先端に設けられ、回転軸の遠心方向に延在する一対の粉砕刃の回転により、食材を細かく粉砕し混合する器具である。
ハンドブレンダの構成や機能に関しては、これまでに様々な提案がなされている。その中に、回転軸の先端付近から下方に延在する突起状の刃を有し、この刃により氷を粉砕することができるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の混合器ユニットを備えたハンドブレンダの正面図である。図8は、特許文献1に記載された従来の混合器ユニットの斜視図である。
以下、図7および図8を参照しながら、従来の混合器ユニットについて説明する。
図7に示すように、混合器ユニット2は、ハンドブレンダの本体1の先端に設けられる。混合器ユニット2は、その中心に回転軸4を有する。
図8に示すように、回転軸4の先端には、回転軸4の先端から回転軸4の遠心方向に延在し、それぞれ先端が上方と下方とに折れ曲がった一対の粉砕刃5と、いずれも回転軸4の先端付近から下方に延在する一対の粉砕刃6とが設けられる。ハンドブレンダの本体1に設けられた操作スイッチ3をオンすると、回転軸4が回転し、回転軸4の先端に設けられた粉砕刃5及び粉砕刃6も回転する。
なお、ハンドブレンダは、その本体1の内部に回転軸4を駆動するモータ、モータの電源、モータを制御する制御部(いずれも不図示)を有する。
上記従来の混合器ユニットを用いて、例えば野菜スープを作るには、鍋の中の煮込まれた野菜に混合器ユニット2を押し込み、操作スイッチ3をオンして、粉砕刃5及び粉砕刃6を例えば1万回転/分で高速回転させる。これにより野菜が粉砕および混合されて、手軽に野菜スープができ上がる。
しかしながら、上記従来の混合器ユニットは粉砕性能が低いため、上記従来のハンドブレンダでは、粉砕された野菜の粒子が粗く、食感の悪いスープができ上がる。その原因の一つとして、粉砕刃5の上部の空間に、野菜等の食材が入り込み、そこに留まってしまうことが考えられる。
図8には示さないが、一般的に、上記従来の混合器ユニットには、粉砕刃5の回転時に、粉砕された食材が周囲に飛散しないように、回転する粉砕刃5を覆うフード(Hood)が設けられる。しかしながら、粉砕刃5を覆うフードが、粉砕された食材の流れの妨げとなることが、粉砕性能悪化の他の原因と考えられる。
特許第4072479号公報
本開示は、優れた粉砕性能を有する混合器ユニットを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本開示の一態様である混合器ユニットは、釣鐘形状のフードと、フードの内側に設けられた回転軸と、回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転する複数の粉砕刃であって、第1の粉砕刃と第2の粉砕刃とを含み、第1の粉砕刃と回転軸の軸方向との角度が、第2の粉砕刃と回転軸の軸方向との角度と異なる複数の粉砕刃とを備える。
さらに、本態様の混合器ユニットは、粉砕刃より上方に位置するように回転軸の先端から遠心方向に互いに反対方向に回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転する混合刃を有する。
本態様によれば、混合刃と直接接触して、または、混合刃の回転により生じる回転水流によって、フード内の上部空間に入り込んだ食材に回転軸の遠心方向の力が加わる。食材は、回転軸の遠心方向に移動した後、釣鐘型のフードの内面形状に沿って斜め下方に移動する。粉砕刃は、移動してきた食材を粉砕する。この結果、フードの上部空間に入り込んだ食材が粉砕されるため、混合器ユニットの粉砕性能が向上する。
このようにして、本態様の混合器ユニットは、粉砕された食材の粒子が細かく、食感の良いスープを作ることができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの斜視図である。 図2は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの下面図である。 図3は、図2における3−3線断面図である。 図4は、図2における4−4線断面図である。 図5は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの動作を示す一部切欠き側面図である。 図6は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの動作を示す下面図である。 図7は、従来のハンドブレンダの正面図である。 図8は、従来の混合器ユニットの斜視図である。
本開示の第1の態様に係る混合器ユニットは、釣鐘形状のフードと、フードの内側に設けられた回転軸と、回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転する複数の粉砕刃であって、第1の粉砕刃と第2の粉砕刃とを含み、第1の粉砕刃と回転軸の軸方向との角度が、第2の粉砕刃と回転軸の軸方向との角度と異なる複数の粉砕刃とを備える。
さらに、粉砕刃より上方に位置するように回転軸の先端から遠心方向に互いに反対方向に回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転する混合刃を有する。
本態様によれば、混合刃と直接接触して、または、混合刃の回転により生じる回転水流によって、フード内の上部空間に入り込んだ食材に回転軸の遠心方向の力が加わる。食材は、回転軸の遠心方向に移動した後、釣鐘型のフードの内面形状に沿って斜め下方に移動する。粉砕刃は、移動してきた食材を粉砕する。この結果、フードの上部空間に入り込んだ食材が粉砕されるため、混合器ユニットの粉砕性能が向上する。
このようにして、粉砕された食材の粒子が細かく、食感の良いスープを作ることができる混合器ユニットを構成することができる。
本開示の第2の態様に係る混合器ユニットは、第1の態様において、混合刃が、上下方向に延在する翼部を有し、回転方向に関して翼部の前方の端部が翼部の後方の端部より前記回転軸に近い形状を有する。
本態様によれば、フード内の上部空間に入り込み、混合刃に接触した食材に、混合刃の回転により回転軸の遠心方向に押し出す力を加えることができる。
本開示の第3の態様に係る混合器ユニットは、第1の態様において、フードの下端に設けられ、粉砕刃より下方に位置する複数の切欠きをさらに有する。
本態様によれば、たとえ粉砕刃を回転させたまま取り出しても、切欠きが粉砕刃より下方に設けられたフードにより、液体等の飛び散りを防止できる。
本開示の第4の態様に係る混合器ユニットは、第3の態様において、切欠きが、回転方向に関して前方の端部とフードの下端との間の角度が、回転方向に関して後方の端部とフードの下端との間の角度より小さい形状を有する。
本態様によれば、切欠きにより、粉砕刃の回転に伴ってフード内を旋回移動する食材の旋回速度が弱められるため、食材が粉砕刃に接触し切断される。このようにして、粉砕性能が向上する。
本開示の第5の態様に係る混合器ユニットは、複数の粉砕刃が回転軸を中心に等角度間隔で設けられ、混合刃が複数の混合刃を有し、複数の混合刃が回転軸を中心に等角度間隔で設けられるものである。
本態様によれば、粉砕刃および混合刃の全体の重心が回転軸上に位置するため、回転軸を滑らかに回転させることができる。
本開示の第6の態様に係る混合器ユニットは、第1の態様において、粉砕刃が、刃先に向かって細くなる形状を有し、回転方向に関して前方に設けられた直線状の刃部を有し、刃先がフードの内面と所定の間隔を有するものである。
本態様によれば、刃先とフードの内面との距離が、刃部が食材を逃がすことがなく、かつ、食材がフードの内面と刃先との間に詰まることがない距離に設定されるため、良好な粉砕性能を得ることができる。
本開示の第7の態様に係るハンドブレンダは、第1の態様に係る混合器ユニットを備えたハンドブレンダである。本態様によれば、粉砕された食材の粒子が細かく、食感の良いスープを作ることができるハンドブレンダを構成することができる。
以下、本開示に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明において、単に上方または下方と表現する場合、ハンドブレンダの通常使用状態、すなわち、その先端に設けられた混合器ユニットが下向きにされた状態における上下方向を意味するものとする。ただし、厳密に鉛直上方または鉛直下方を意味するものではない。
図1は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの斜視図である。図2は、本開示の実施の形態に係る混合器ユニットの下面図である。
図1、図2に示すように、回転軸9は、ハンドブレンダの本体1から延在し、混合器ユニット7の中央を貫通するように設けられる。回転軸9は、ハンドブレンダの本体に設けられたモータ(不図示)により回転駆動され、図2において右回りに回転する。
回転軸9の先端には、粉砕刃10および混合刃13が設けられる。粉砕刃10および混合刃13は、釣鐘形状のフード8で覆われる。
回転軸9の回転に伴って、粉砕刃10および混合刃13も図2において右回りに回転する。なお、以下の説明において、回転軸9の回転方向を単に回転方向といい、回転軸9の遠心方向を単に遠心方向という。
図3、図4はそれぞれ、図2における3−3線断面図、4−4線断面図である。
図3に示すように、フード8内の空間は、中央に貫通孔を有する隔壁22によって、内部機構8a(Inner mechanisms 8a)が設けられる空間と混合室8b(Blending chamber 8b)が設けられる空間とに区画される。
混合室8bは、隔壁22からフード8の開口までのフード8内の空間に設けられる。内部機構8aは、隔壁22により混合室8bと区画されたフード8内の空間に、回転軸9と同心に設けられる。
なお、図3、図4では省略するが、内部機構8aには、回転軸9を軸支する軸受(Bearing)、隔壁22の貫通孔と回転軸9との間の間隙(Clearance)を経由する、混合室8bから内部機構8aへの液体の進入を阻止するパッキン(Packing)などが設けられる。
粉砕刃10は、第1の粉砕刃10aと第2の粉砕刃10bとを有する。第1の粉砕刃10aは、回転軸9の先端から遠心方向に延在し、やや下方に傾斜する。第2の粉砕刃10bは、回転軸9の先端から第1の粉砕刃10aとは反対方向に延在し、やや上方に傾斜する。すなわち、第1の粉砕刃10aと回転軸9との間の角度αは、第2の粉砕刃10bと回転軸9との間の角度βより大きい。
第1の粉砕刃10aは、全体的に刃先12aに向かって細くなる形状を有する。第1の粉砕刃10aは、回転方向に関して前方に位置する端部に直線状の刃部11aが設けられ、その先端に刃先12aが設けられる。
同様に、第2の粉砕刃10bは、全体的に刃先12bに向かって細くなる形状を有する。第2の粉砕刃10bは、回転方向に関して前方に位置する端部に直線状の刃部11bが設けられ、その先端に刃先12bが設けられる。
直線状の形状を有する刃部11a、刃部11bは、湾曲する刃に比べて食材を逃がしにくく、切断性能がより高い。
ここで、刃先12a、12bとフード8の内面8eとの距離は、刃部11a、11bが食材を逃がすことがなく、かつ、食材が内面8eと刃先12a、12bとの間に詰まることがない所定の距離に設定されており、良好な粉砕性能を得ることができる。具体的には、刃先12a、12bと内面8eとの距離は2mm程度であることが望ましい。
また、刃先12aと内面8eとの距離と、刃先12bと内面8eとの距離は必ずしも同一である必要はない。フード8は釣鐘形状であり、下方に向かうにつれが広くなっている。加工の容易さを考慮して、第1の粉砕刃10aと第2の粉砕刃10bとを同じ長さとすると、必然的に、刃先12aと内面8eとの距離は、刃先12bと内面8eとの距離より長くなる。
図4に示すように、混合刃13は、回転軸9の先端から遠心方向に互いに反対方向に、かつ、第1の粉砕刃10aおよび第2の粉砕刃10bとおおよそ直交する方向に延在する第1の混合刃13aと第2の混合刃13bとを有する。第1の混合刃13aと第2の混合刃13bとは、途中から上方に折れ曲がった翼部14aと翼部14bとをそれぞれ有する。
翼部14aは、回転方向に関して前方に位置する前方端部15aと後方に位置する後方端部16aとを有する。同様に、翼部14bは、回転方向に関して前方に位置する前方端部15bと後方に位置する後方端部16bとを有する。
図2に示すように、翼部14aにおいて、前方端部15aと回転軸9の中心との距離L1は、後方端部16aと回転軸9の中心との距離L2より短い。この構成により、回転軸9が回転して翼部14aに接触する食材を遠心方向に押し込むことができる。
本実施の形態において、第1の粉砕刃10aと第2の粉砕刃10bとは、第1の混合刃13aおよび第2の混合刃13bとおおよそ直交する方向に設けられる。そのため、粉砕刃10および混合刃13の全体の重心は、回転軸9上に位置する。
また、図1〜図4に示すように、フード8の下端17に、切欠き18a、切欠き18b、切欠き18c、切欠き18dが設けられる。
図3、図4において、切欠き18cは、回転方向に関して前方に位置する前方端部19cと後方に位置する後方端部20cとを有する。フード8の下端17に対する前方端部19cの角度γは、フード8の下端17に対する後方端部20cの角度δより小さい。
同様に、切欠き18a、切欠き18b、切欠き18dは、回転方向に関して前方に位置する前方端部19a、前方端部19b、前方端部19dと、後方に位置する後方端部20a、後方端部20b、後方端部20dとをそれぞれ有する。
フード8の下端17に対する前方端部19a、前方端部19b、前方端部19dの角度は、フード8の下端17に対する後方端部20a、後方端部20b、後方端部20dの角度よりそれぞれ小さい。
本実施の形態において、前方端部19a〜19dは、フード8の下端17に対してそれぞれほぼ垂直である。
切欠き18a〜18dは、それらの上端が第1の粉砕刃10aの刃先12aより低くなるように構成される。このため、混合器ユニット7を真横から見た場合、切欠き18a〜18dから刃先12aは見えない。
以上のように構成された混合器ユニットについて、その動作、作用を説明する。
図5は、本実施の形態に係る混合器ユニットの動作を示す一部切欠き側面図である。図6は、本実施の形態に係る混合器ユニットの動作を示す下面図である。
鍋の中の煮込まれた野菜等の食材21に混合器ユニット7が押し込まれた状態で、回転軸9が図示されないモータに駆動されて高速回転すると、食材が粉砕および混合されて、野菜スープができ上がる。
具体的には、食材21は、高速回転する第1の粉砕刃10aおよび第2の粉砕刃10bにより粉砕された後、遠心方向に移動する。このため、回転軸9の先端付近に負圧が発生する。発生した負圧によって、混合器ユニット7の下方に位置する食材21が回転軸9の先端付近に引き寄せられる。食材21は、回転軸9の先端付近に引き寄せられた後、おおよそ次の三つの経路に分かれて移動する。
図5に示すように、食材21aは、第1の粉砕刃10aおよび第2の粉砕刃10bより下方に位置する混合室8b内の下部空間8dから、高速回転する第1の粉砕刃10aの間をすり抜けて、第1の粉砕刃10aおよび第2の粉砕刃10bより上方に位置する混合室8b内の上部空間8cに移動する。これが第1の経路である。
食材21bは、下部空間8dから高速回転する第1の粉砕刃10aの回転軌道に入り、刃部11aによって切断される。これが第2の経路である。食材21cは、高速回転する第1の粉砕刃10aの下面に沿って、下部空間8d内を内面8eの方向に移動する。これが第3の経路である。
第1の経路で上部空間8cに移動した食材21aは、高速回転する第2の混合刃13bの翼部14bに押されて、または、第2の混合刃13bの高速回転により生じた回転水流に乗って、遠心方向へ移動する(図6の矢印Z参照)。
その後、食材21aは、内面8eの形状に沿って下方に移動し、高速回転する刃部11aおよび刃部11bによって切断される。
第1の粉砕刃10aと第2の粉砕刃10bとは、回転軸9に対する角度が異なるため、刃先12aの回転軌道は刃先12bの回転軌道とは高さが異なる。そのため、第1の粉砕刃10a、第2の粉砕刃10bのいずれかに食材21が接触する機会が増え、粉砕性能が向上する。
図6に示す状態において、第1の粉砕刃10aは切欠き18aに最も近い。第1の粉砕刃10aの回転軌道は第2の粉砕刃10bの回転軌道より下方に位置するため、第1の粉砕刃10aに接触した食材21に働く遠心方向の力が、食材21を切欠き18aから排出する力として作用する。その結果、第1の粉砕刃10aに接触した食材21が、切欠き18aからフード8の外側に排出される(図6の矢印X参照)。
切欠き18aの反対側に配置される切欠き18cの周辺では、切欠き18aからの食材21の排出に伴って、フード8の外側の食材21が、切欠き18cからフード8の内側に吸い込まれる(図6の矢印Y参照)。
上記一連の動作が繰り返されることで、フード8内の食材21の出入りが活発化され、食材21の粉砕が促進される。なお、第2の粉砕刃10bは、切欠き18cから離れた場所を通過するため、切欠き18cからの食材21の吸い込みを妨げない。
たとえ回転する第1の粉砕刃10aを食材に押し込んだり、回転する第1の粉砕刃10aをでき上がった野菜スープから取り出したりしても、切欠き18a〜18dが刃先12aより下方に設けられたフード8により、野菜スープ等の飛び散りを防止できる。
食材21は、粉砕刃10の回転に伴ってフード8内で旋回する。切欠き18a〜18dが上記のような形状を有するため、食材21は前方端部19a〜19dに一瞬引っ掛かり、その旋回速度が低下する。その時、食材21が、第1の粉砕刃10aまたは第2の粉砕刃10bと接触し、第1の粉砕刃10aまたは第2の粉砕刃10bにより切断される。
以上のように本実施の形態によれば、上部空間8cに設けられた混合刃13、及び、フード8の下端17に設けられた切欠き18a〜18dにより、混合器ユニット7の粉砕性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、第1の粉砕刃10aと第2の粉砕刃10bとは、互いに反対方向に設けられる。すなわち、二つの粉砕刃が、回転軸9を中心に180度間隔で設けられる。しかしながら、三つ以上の粉砕刃が設けられてもよい。その場合でも、重心の位置を考慮して、粉砕刃は回転軸9を中心に等角度間隔で設けられる。例えば、四つの粉砕刃の場合であれば、それらは回転軸9を中心に90度隔てて設けられる。
同様に、本実施の形態において、第1の混合刃13aと第2の混合刃13bとは、互いに反対方向に設けられる。すなわち、二つの混合刃が、回転軸9を中心に180度間隔で設けられる。しかしながら、三つ以上の混合刃が設けられてもよい。その場合でも、重心の位置を考慮して、粉砕刃は回転軸9を中心に等角度間隔で設けられる。例えば、四つの混合刃の場合であれば、それらは回転軸9を中心に90度隔てて設けられる。
通常、重心の位置を考慮すれば、上記のように、複数の混合刃が回転軸9を中心に等角度間隔で設けられるのが望ましい。しかしながら、食材の混合だけに注目すれば、単一の混合刃でも同様の効果が期待できる。
本開示に係る混合器ユニットは、ハンドブレンダ以外にも、ブレンダ(Blender)、フードプロセッサ(Food processor)等にも適用できる。
1 本体
2,7 混合器ユニット
3 操作スイッチ
4,9 回転軸
5,6,10 粉砕刃
8 フード
8a 内部機構
8b 混合室
8c 上部空間
8d 下部空間
8e 内面
10a 第1の粉砕刃
10b 第2の粉砕刃
11a,11b 刃部
12a,12b 刃先
13 混合刃
13a 第1の混合刃
13b 第2の混合刃
14a,14b 翼部
15a,15b,19a,19b,19c,19d 前方端部
16a,16b,20a,20b,20c,20d 後方端部
17 下端
18a,18b,18c,18d 切欠き
21,21a,21b,21c 食材
22 隔壁

Claims (8)

  1. 釣鐘形状のフードと、
    前記フードの内側に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、前記回転軸を中心に回転する複数の粉砕刃であって、第1の粉砕刃と第2の粉砕刃とを含み、前記第1の粉砕刃と前記回転軸の軸方向との角度が、前記第2の粉砕刃と前記回転軸の軸方向との角度と異なる複数の粉砕刃と、
    を備え、
    前記粉砕刃より上方に位置するように前記回転軸の先端から遠心方向に互いに反対方向に前記回転軸に設けられ、前記回転軸を中心に回転する混合刃をさらに有する混合器ユニット。
  2. 前記混合刃は、上方向に延在する翼部を有する請求項1記載の混合器ユニット。
  3. 前記混合刃は、上下方向に延在する翼部を有し、回転方向に関して前記翼部の前方の端部が前記翼部の後方の端部より前記回転軸に近い形状を有する請求項2に記載の混合器ユニット。
  4. 前記フードの下端に設けられ、前記粉砕刃より下方に位置する複数の切欠きをさらに有する請求項1に記載の混合器ユニット。
  5. 前記切欠きは、回転方向に関して前方の端部と前記フードの下端との間の角度が、前記回転方向に関して後方の端部と前記フードの下端との間の角度より小さい形状を有する請求項4に記載の混合器ユニット。
  6. 前記複数の粉砕刃が前記回転軸を中心に等角度間隔で設けられ、
    前記混合刃が複数の混合刃を有し、前記複数の混合刃が前記回転軸を中心に等角度間隔で設けられた請求項1に記載の混合器ユニット。
  7. 前記粉砕刃が、刃先に向かって細くなる形状を有し、回転方向に関して前方に設けられた直線状の刃部を有し、前記刃先が前記フードの内面と所定の間隔を有する請求項1に記
    載の混合器ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の混合器ユニットを備えたハンドブレンダ。
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