JP6455824B2 - 混合器ユニット及びハンドブレンダ - Google Patents

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本発明は、ハンドブレンダに関し、特に、当該ハンドブレンダが備える混合器ユニットに関する。
従来、この種のハンドブレンダが備える混合器ユニットとして種々の構造のものが知られている。例えば、従来の混合器ユニットとして、釣鐘形状のフードと、フードの内側に設けられた回転軸と、回転軸を中心に回転するブレードユニットとを備える構造のものが知られている。
混合器ユニットは、野菜や果物などの被調理物が入れられた容器内に挿入され、フード内でブレードユニットを回転させることにより、被調理物を切削及び撹拌して混合するものである。従来の混合器ユニットにおいては、ブレードユニットの回転によってフード内に回転水流が生じ、当該回転水流によって被調理物がフードの内壁面付近に追いやられて、回転軸の近傍が負圧状態になることがある。この場合、混合器ユニットに対して被調理物が入れられた容器の底部に吸い付けられるような吸引力が生じる。この吸引力によって、混合器ユニットを備えるハンドブレンダを左右上下に動かすことが阻害され、ハンドブレンダの操作性が低下することになる。また、前記吸引力によって、ブレードユニットを回転させる回転駆動力を発生させるモータに過剰な負荷が掛かることも起こり得る。
これに対して、回転軸の近傍が負圧状態であるときには、本体側に設けられた開口から空気を導入して負圧状態を緩和する一方、負圧状態でないときには、前記開口を通じて本体側に被調理物が侵入しないようにシールする構造がいくつか提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
米国特許第5,810,472号明細書 国際公開第2015/029380号
しかしながら、従来のハンドブレンダにおいては、より少ない部品点数で、回転軸の近傍の負圧状態を緩和するとともに、本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出を抑えるという観点において、未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、より少ない部品点数で、回転軸の近傍の負圧状態を緩和するとともに本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出を抑えることができる混合器ユニット及びハンドブレンダを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、下方が開口する釣鐘形状のフードと、
前記フードの頂部を貫通する管状部材と、
前記管状部材の内側を貫通し、下端部が前記管状部材の下端部よりも下方に位置するように設けられた回転軸と、
前記回転軸を中心として回転するように前記回転軸の下端部に設けられたブレードユニットと、
前記管状部材と前記回転軸との間をシールするように設けられたシャフトパッキンと、
を備える混合器ユニットであって、
前記シャフトパッキンには、前記回転軸から離れた位置に、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間とを連通する連通流路が設けられ、
前記シャフトパッキンは、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間との気圧差に応じて前記連通流路を開閉する逆止弁部を一体的に備えている、
混合器ユニットを提供する。
本発明の混合器ユニットによれば、より少ない部品点数で、回転軸の近傍の負圧状態を緩和するとともに本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出とを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るハンドブレンダを斜め下方から見た斜視図である。 図1のハンドブレンダが備える混合器ユニットの側面図である。 図2の混合器ユニットの一部拡大断面図である。 図2の混合器ユニットが備えるシャフトパッキンを斜め上方から見た斜視図である。 図2の混合器ユニットが備えるシャフトパッキンを斜め下方から見た斜視図である。 図2の混合器ユニットが備えるシャフトパッキンの側面図である。 図2の混合器ユニットが備えるシャフトパッキン及び軸受の分解斜視図である。 図2の混合器ユニットが備えるシャフトパッキンと軸受とが接するように配置された状態を一部断面で示す斜視図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、より少ない部品点数で、回転軸の近傍の負圧状態を緩和するとともに本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出を抑えるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
特許文献1のハンドブレンダにおいては、本体側に設けられた開口から空気を導入して回転軸の近傍の負圧状態を緩和する機能と、前記開口を通じて本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出が起こらないようにシールする機能とを複数の部品を組み合わせて実現している。このため、構造が複雑であり、部品点数が多いという課題がある。
これに対して、特許文献2のハンドブレンダにおいては、前記負圧状態の緩和機能及び前記シール機能の両方の機能を、回転軸の周囲に取り付けたシャフトパッキンで実現するようにしている。具体的には、シャフトパッキンの回転軸と接する部分を逆止弁構造の弁体とし、本質的に前記シール機能を有するシャフトパッキンに、前記負圧状態の緩和機能を付加するようにしている。この構造によれば、構造の簡素化及び部品点数の削減を実現することができる。
しかしながら、この構造においては、回転軸の回転による遠心力を受けたり、回転軸が上下左右方向に振動したりして、シャフトパッキンの弁体と回転軸との密着性が意図せず低下することが起こり得る。これを防ぐため、シャフトパッキンの弁体と回転軸との密着性を向上させると、弁体が弾性変形し難くなり、回転軸の近傍に空気を導入できず、負圧状態を緩和できないことが起こり得る。また、弁体を弾性変形させて弁体と回転軸との間に空気流路が形成されたとしても、当該空気流路の断面積が変動し、空気の導入量が安定しないことが起こり得る。すなわち、特許文献2のハンドブレンダにおいては、前記負圧状態の緩和機能と前記シール機能とがトレードオフの関係にあり、両機能を同時に実現させることが容易ではない。
これに対して、本発明者らは、シャフトパッキンにおいて、回転軸から離れた位置に本体側とフード内とを連通する連通流路を設け、当該連通流路を開閉するように逆止弁部を設けることで、より少ない部品点数で前記両方の機能を実現できることを見出した。この新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
本発明の第1態様によれば、下方が開口する釣鐘形状のフードと、
前記フードの頂部を貫通する管状部材と、
前記管状部材の内側を貫通し、下端部が前記管状部材の下端部よりも下方に位置するように設けられた回転軸と、
前記回転軸を中心として回転するように前記回転軸の下端部に設けられたブレードユニットと、
前記管状部材と前記回転軸との間をシールするように設けられたシャフトパッキンと、
を備える混合器ユニットであって、
前記シャフトパッキンには、前記回転軸から離れた位置に、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間とを連通する連通流路が設けられ、
前記シャフトパッキンは、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間との気圧差に応じて前記連通流路を開閉する逆止弁部を一体的に備えている、
混合器ユニットを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記シャフトパッキンは、前記回転軸に接するシール部を一体的に備え、
前記シール部と前記逆止弁部とは、前記回転軸の軸方向において異なる位置に設けられている、第1態様に記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記逆止弁部は、前記回転軸側を基端部として前記回転軸から離れる方向に延在するように設けられている、第1又は2態様に記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記逆止弁部は、前記フードの内部空間に露出するように設けられ、
前記管状部材の下端部の外周面には、環状の隔壁部材が設けられ、
前記逆止弁部の下面と前記隔壁部材の下面とは、面一又は略面一になるように構成されている、第1〜3態様のいずれか1つに記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記シャフトパッキンには、前記連通流路が複数設けられるとともに、当該複数の連通流路を横切る溝部が設けられている、第1〜4態様のいずれか1つに記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記溝部は、前記シャフトパッキンの上面に環状に設けられている、第5態様に記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記管状部材の内側には、前記回転軸を回転自在に軸支する軸受が設けられ、
前記軸受は、前記シャフトパッキンの上面に接するように設けられ、
前記軸受には、当該軸受の上面から下面まで貫通する貫通孔が設けられ、
前記溝部は、前記貫通孔と連通するように設けられている、
第5又は6態様に記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記シャフトパッキンは、1つの弾性部材で構成されている、第1〜7態様のいずれか1つに記載の混合器ユニットを提供する。
本発明の第9態様によれば、第1〜8態様のいずれか1つに記載の混合器ユニットを備えるハンドブレンダを提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
また、以下では、説明の便宜上、通常使用時の状態を想定して「上」、「下」、「横」、「前」、「後」等の方向を示す用語を用いるが、本発明のハンドブレンダの使用状態等を限定することを意味するものではない。
《実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係るハンドブレンダを斜め下方から見た斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るハンドブレンダは、本体1と、本体1の下部に着脱自在に取り付けられた混合器ユニット2(ブレンダアタッチメントともいう)とを備えている。
本体1は、使用者が手で掴む部分となる筒状の外表面を有している。本体1には、後述する回転軸8(図3参照)を回転させる回転駆動力を発生させる駆動源の一例であるモータ(図示せず)が内蔵されている。また、本体1の上部には、前記モータの駆動を制御する制御部(図示せず)に「オン」、「オフ」などのユーザの指示を入力するための操作部3が設けられている。また、本体1の側面上部には、電源コード4が接続されている。例えば、電源コード4が商用電源に接続され、電源コード4を通じてモータに電力が供給されることで、回転軸8が回転可能となる。
混合器ユニット2は、野菜や果物などの被調理物が入れられた容器(図示せず)内に挿入され、被調理物を切削及び撹拌して混合するものである。図2は、混合器ユニット2の側面図である。図2に示すように、混合器ユニット2は、上方が開口する釣鐘形状の着脱部5と、下方が開口する釣鐘形状のフード6とを備えている。また、混合器ユニット2は、着脱部5の頂部及びフード6の頂部を貫通し、着脱部5の内部空間とフード6の内部空間とを連通する管状部材の一例である円筒形の連通管7を備えている。
着脱部5は、例えば、雌ねじ部(図示せず)を有し、当該雌ねじ部が本体1の下端部に設けられた雄ねじ部(図示せず)にねじ込まれることにより、本体1の下端部に着脱自在に接続される。
図3は、混合器ユニット2の一部拡大断面図である。図3に示すように、混合器ユニット2は、更に、フード6の内側で上下方向に延在するように設けられた回転軸8と、回転軸8を中心として回転するように回転軸8の下端部8aに設けられたブレードユニット9とを備えている。
回転軸8は、連通管7の内側を貫通し、上端部が着脱部5内に位置し、下端部8aが連通管7の下端部7aよりも下方に位置するように設けられている。本実施形態において、回転軸8は、本体1のモータ(図示せず)から回転駆動力を受けて、例えば、下方から見て右回りに回転するように構成されている。例えば、回転軸8は、前述したモータの回転駆動力により約1万回転/分の速度で回転する。
連通管7の下端部の外周面には、図3に示すように、環状の隔壁部材10が設けられている。連通管7の下端部の一部は、隔壁部材10の下面に沿うように折り曲げられている。これにより、連通管7の下端部と隔壁部材10とが係合している。隔壁部材10とフード6の内壁面との間には、パッキン11が設けられている。これにより、フード6の内壁面と連通管7の外周面との間に、被調理物が入り込まないようにシールされている。
連通管7の下端部の内周面と回転軸8との間には、1つの弾性部材で構成されたシャフトパッキン12が設けられている。これにより、連通管7の内周面と回転軸8の外周面との間に、被調理物が入り込まないようにシールされている。
また、連通管7の内側には、回転軸8を回転自在に軸支する軸受13が設けられている。軸受13は、シャフトパッキン12の上面に接するように設けられている。軸受13には、当該軸受13の上面から下面まで貫通する複数の貫通孔13aが設けられている。
図4は、シャフトパッキン12を斜め上方から見た斜視図である。図5は、シャフトパッキン12を斜め下方から見た斜視図である。図6は、シャフトパッキン12の側面図である。図7は、シャフトパッキン12及び軸受13の分解斜視図である。図8は、シャフトパッキン12と軸受13とが接するように配置された状態を一部断面で示す斜視図である。
シャフトパッキン12は、略環状の部材である。シャフトパッキン12には、図6に示すように、上面と下面との間において、外周部の一部を凹ませた環状の凹部12aが設けられている。また、シャフトパッキン12には、上面から凹部12aまで貫通する複数の貫通孔12bが設けられている。本実施形態においては、凹部12aと複数の貫通孔12bとで、連通管7の内部空間とフード6の内部空間とを連通する連通流路12Aが構成されている。連通流路12Aは、回転軸8に接する位置ではなく、回転軸8から離れた位置に設けられている。
シャフトパッキン12の複数の貫通孔12bは、図8に示すように、軸受13の複数の貫通孔13aに対応する位置に設けられている。また、シャフトパッキン12には、図4及び図7に示すように、複数の貫通孔12bを横切る溝部12cが設けられている。本実施形態において、溝部12cは、シャフトパッキン12の上面に環状に設けられている。図8に示すように、シャフトパッキン12と軸受13とが接するように配置された状態では、溝部12cは、軸受13の複数の貫通孔13aと連通する。すなわち、シャフトパッキン12の複数の貫通孔12bと、軸受13の複数の貫通孔13aとは、溝部12cを通じて互いに連通する。
また、シャフトパッキン12は、図3又は図8に示すように、回転軸8に接するシール部12dを一体的に備えている。シール部12dは、図8に示すように、上方から下方に向かって回転軸8に近づくようにテーパ状に形成されている。
また、シャフトパッキン12は、連通管7の内部空間とフード6の内部空間との気圧差に応じて連通流路12Aを開閉する逆止弁部12eを一体的に備えている。逆止弁部12eは、回転軸8側を基端部として回転軸8から離れる方向に延在するように設けられている。本実施形態において、逆止弁部12eは、回転軸8側の基端部を片持ち状態で支持された環状のフランジ部で構成されている。逆止弁部12eの先端部は、連通管7の下端部の内周面に接している。連通管7の内部空間とフード6の内部空間との気圧差が一定以上になったとき、逆止弁部12eが弾性変形して先端部が連通管7の下端部の内周面から離れ、フード6の内部空間に連通管7の内部空間の空気が導入されるように構成されている。
また、逆止弁部12eは、回転軸8の軸方向においてシール部12dとは異なる位置に設けられている。本実施形態において、逆止弁部12eの下面は、シャフトパッキン12の下面を構成し、フード6の内部空間に露出するように設けられている。逆止弁部12eの下面と隔壁部材10の下面とは、図3に示すように、面一又は略面一になるように構成されている。
ブレードユニット9は、図3に示すように、隔壁部材10よりも下方に突出する回転軸8の下端部8aに取り付けられている。ブレードユニット9は、回転軸8の軸回りの回転に伴い、回転軸8を中心として回転する。本実施形態において、ブレードユニット9は、一枚の金属板に対して折り曲げ、打ち抜き、研磨等の加工を行うことにより構成されている。
ブレードユニット9は、図1又は図3に示すように、複数のブレード21,22を有している。複数のブレード21,22は、平面視において、回転軸8を中心として点対称又は略点対称に構成されている。複数のブレード21,22は、フード6内で回転軸8を中心として回転することにより、被調理物を切削及び撹拌して混合するように構成されている。
本実施形態によれば、連通管7の下端部の内周面と回転軸8との間にシャフトパッキン12が設けられているので、それらの間を通じて本体1側に被調理物が入り込むことを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、シャフトパッキン12の回転軸8から離れた位置に、連通管7の内部空間とフード6の内部空間とを連通する連通流路12Aが設けられている。また、シャフトパッキン12は、連通管7の内部空間とフード6の内部空間との気圧差に応じて連通流路12Aを開閉する逆止弁部12eを備えている。この構成によれば、回転軸8の近傍が負圧状態でないときには逆止弁部12eにより連通流路12Aを閉塞し、負圧状態であるときには逆止弁部12eにより連通流路12Aを開放して、本体1側の空気をフード6内に導入することができる。これにより、回転軸8の近傍の負圧状態を緩和することができる。
すなわち、本実施形態においては、シャフトパッキン12によって、負圧状態の緩和機能及びシール機能の2つの機能を実現している。また、回転軸8から離れた位置に連通流路12Aを設け、当該連通流路12Aを開閉するように逆止弁部12eを設けているので、逆止弁部12eが回転軸8の回転による遠心力の影響を受けることを抑えることができる。従って、本実施形態に係るハンドブレンダによれば、より少ない部品点数で、回転軸8の近傍の負圧状態を緩和するとともに本体1側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、シャフトパッキン12が回転軸8に接するシール部12dを一体的に備え、シール部12dと逆止弁部12eとは、回転軸8の軸方向において異なる位置に設けられている。すなわち、シール部12dと逆止弁部12eとをシャフトパッキン12の別々の部分に設けている。この構成によれば、シール部12dは、弾性変形して回転軸8との間に空気流路を形成する必要はないので、回転軸8の回転による遠心力を受けても回転軸8から離れないように、回転軸8との密着性を向上させることができる。また、連通流路12Aは、回転軸8から離れた位置に設けられているので、回転軸8の回転による遠心力の影響を受けず、断面積が変動しない。逆止弁部12eは、当該連通流路12Aを開閉するので、より安定してフード6内に空気を導入することができる。
また、本実施形態によれば、逆止弁部12eが、回転軸8側を基端部として回転軸8から離れる方向に延在するように設けられている。すなわち、逆止弁部12eは、回転軸8の遠心方向に延在するように設けられている。この構成によれば、逆止弁部12eが回転軸8の回転による遠心力の影響を受けることをより一層抑えることができる。
また、本実施形態によれば、逆止弁部12eの下面と隔壁部材10の下面とが、面一又は略面一になるように構成されている。この構成によれば、逆止弁部12eが下方に突出しないので、フード6内を清掃する際、逆止弁部12eに接触して逆止弁部12eが損傷することを抑えることができる。また、逆止弁部12e下面と隔壁部材10の下面との間に段差がないので、当該段差に被調理物が付着して清掃性が低下することを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、シャフトパッキン12の上面には、連通流路12Aが複数設けられるとともに、当該複数の連通流路12Aを横切る環状の溝部12cが設けられている。この構成によれば、シャフトパッキン12の複数の貫通孔12bと軸受13の複数の貫通孔13aとが互いに連通するように配置(図8参照)されなかったとしても、貫通孔12bと貫通孔13aとを溝部12cを通じて互いに連通させることができる。従って、シャフトパッキン12と軸受13との位置合わせの負担を軽減することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、シャフトパッキン12は、1つの弾性部材で構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シャフトパッキン12は、2つ以上の弾性部材を一体化するように組み立てて構成されてもよい。
また、前記では、溝部12cは、シャフトパッキン12の上面に環状に設けられるものとしたが、本発明はこれに限定されない。溝部12cは、複数の貫通孔12bと複数の貫通孔13aとを連通させるように形成されていればよい。
本発明に係る混合器ユニットによれば、より少ない部品点数で、回転軸の近傍の負圧状態を緩和するとともに本体側への被調理物の侵入やフード内への軸受け油の流出を抑えることができるので、フードプロセッサなどの他の調理器具の混合器ユニットとしても有用である。
1 本体
2 混合器ユニット
3 操作部
4 電源コード
5 着脱部
6 フード
7 連通管
7a 下端部
8 回転軸
8a 下端部
9 ブレードユニット
10 隔壁部材
11 パッキン
12 軸受
12a 凹部
12b 貫通孔
12c 溝部
12d シール部
12e 逆止弁部
12A 連通流路
13 軸受
13a 貫通孔
21,22 ブレード

Claims (10)

  1. 下方が開口する釣鐘形状のフードと、
    前記フードの頂部を貫通する管状部材と、
    前記管状部材の内側を貫通し、下端部が前記管状部材の下端部よりも下方に位置するように設けられた回転軸と、
    前記回転軸を中心として回転するように前記回転軸の下端部に設けられたブレードユニットと、
    前記管状部材と前記回転軸との間をシールするように設けられたシャフトパッキンと、
    を備える混合器ユニットであって、
    前記シャフトパッキンには、前記回転軸から離れた位置に、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間とを連通する連通流路が設けられ、
    前記シャフトパッキンは、前記管状部材の内部空間と前記フードの内部空間との気圧差に応じて前記連通流路を開閉する逆止弁部を一体的に備え
    前記逆止弁部は、片持ち状態で支持された環状のフランジ部で構成され、前記フランジ部の中心穴を前記回転軸が貫通している、
    混合器ユニット。
  2. 前記シャフトパッキンは、前記回転軸に接するシール部を一体的に備え、
    前記シール部と前記逆止弁部とは、前記回転軸の軸方向において異なる位置に設けられている、請求項1に記載の混合器ユニット。
  3. 前記逆止弁部は、前記回転軸側を基端部として前記回転軸から離れる方向に延在するように設けられている、請求項1又は2に記載の混合器ユニット。
  4. 前記逆止弁部は、前記フードの内部空間に露出するように設けられ、
    前記管状部材の下端部の外周面には、環状の隔壁部材が設けられ、
    前記逆止弁部の下面と前記隔壁部材の下面とは、面一又は略面一になるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の混合器ユニット。
  5. 前記シャフトパッキンには、前記連通流路が複数設けられるとともに、当該複数の連通流路を横切る溝部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の混合器ユニット。
  6. 前記溝部は、前記シャフトパッキンの上面に環状に設けられている、請求項5に記載の混合器ユニット。
  7. 前記管状部材の内側には、前記回転軸を回転自在に軸支する軸受が設けられ、
    前記軸受は、前記シャフトパッキンの上面に接するように設けられ、
    前記軸受には、当該軸受の上面から下面まで貫通する貫通孔が設けられ、
    前記溝部は、前記貫通孔と連通するように設けられている、
    請求項5又は6に記載の混合器ユニット。
  8. 前記シャフトパッキンは、1つの弾性部材で構成されている、請求項1〜7のいずれか1つに記載の混合器ユニット。
  9. 前記管状部材は、下端部が前記フードの頂部よりも下方に位置するように、前記フードの頂部を貫通して前記フードの内部空間に突出するように設けられている、請求項1〜8のいずれか1つに記載の混合器ユニット。
  10. 請求項1〜のいずれか1つに記載の混合器ユニットを備えるハンドブレンダ。
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