JP6253398B2 - フードプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、材料の加工に用いられるフードプロセッサに関する。
野菜のスライスや細切りを行ったり、又は肉を挽いたりすると言ったように、野菜や果物等のような材料を調理するフードプロセッサが従来から知られている。一般的に、フードプロセッサは、駆動モータを内蔵した本体及び材料を収容可能に形成された収容容器を備えており、材料を収容した収容容器を本体に載置して使用する。収容容器には回転軸が設けられており、収容容器を本体に載置した時に、本体の駆動モータの駆動軸と収容容器の回転軸とが係合する。そして、駆動モータが回転すると、駆動軸と係合している回転軸も回転する。また、回転軸には、カッター刃を有する調理部材が取り付けられており、回転軸の回転に伴って調理部材も回転する。調理部材が回転すると、収容容器内に収容された材料を切削等することができたり、又は肉を挽くことができる。このような構成を有するフードプロセッサとしては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。
特開2005−152431号公報
しかし、特許文献1に記載されているフードプロセッサは、材料を調理した後、この調理した材料が空気に触れるので、時間の経過とともに食品成分の分解や酸化が進行し、栄養成分が減少しやすいという問題があった。特に、フードプロセッサの場合は、材料を調理することにより、調理する前の時よりも材料が空気に触れやすくなるため、栄養成分の減少の度合いが大きくなる傾向にあった。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、食品成分の分解や酸化を防ぐとともに栄養成分が減少することのないフードプロセッサを提供することを目的とする。
本発明は、
駆動装置と、内部に材料を収容して前記材料を調理するための収容空間及び前記収容空間に前記材料を収容可能に形成された開口部を有する容器本体、前記駆動装置の駆動に伴って回転し、前記材料を調理する調理部材が取付可能に形成された回転軸部、並びに前記開口部を開閉するための蓋部を有する収容容器とを備えたフードプロセッサであって、前記収容容器は、前記収容空間内を排気して前記収容空間内を真空にすることが可能に構成され、前記収容空間内を排気する時に材料の一部を捕捉するための捕捉部材を前記蓋部に備え、前記捕捉部材は、前記収容空間内を排気する時に材料の一部を捕捉するための捕捉空間を前記蓋部の下面側に形成する捕捉空間形成部材と、前記蓋部に支持され、前記捕捉空間内に配された下側の第1部と前記捕捉空間外に配された上側の第2部とを備える第1の筒部と、前記捕捉空間形成部材に立てて設けられ、前記捕捉空間に配され、前記第1の筒部の前記第1部をその上端を除いて収容する第2の筒部とを備え、前記第1の筒部の前記第2部は、真空ポンプに連通され、前記捕捉空間形成部材は、前記捕捉空間における前記第2の筒部の外側の空間と前記収容空間とを連通させる連通孔が形成されているフードプロセッサを要旨とする。
本発明によれば、収容空間内を排気して該収容空間内を真空にすることができるように収容容器を構成しているので、収容容器内に収容された材料が空気に触れないようにすることができる。したがって、収容容器内の材料における食品成分の分解や酸化を効果的に防止することができ、また栄養成分が減少しない材料を提供することも可能になる。
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの正面図である。 収容容器の断面図である。 (a)図は、上方から見た捕捉部材の斜視図であり、(b)図は、下方から見た捕捉部材の斜視図である。 (a)図は、捕捉部材を取り付ける前の状態を説明するための説明図であり、(b)図は、捕捉部材を取り付けた状態での作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフードプロセッサにおける収容容器の断面図である。
本発明に係るフードプロセッサの第1の実施の形態について具体的に説明する。図1に示すように、フードプロセッサ1は、本体2と収容容器3とを備えている。本体2は、基部4と立ち上がり部5とを有している。基部4は、水平方向が長手方向となるように形成されており、上部に収容容器3を着脱自在に載置することができるように形成された載置部6が形成されている。立ち上がり部5は、基部4から垂直方向に立ち上がるように形成されている。本体2は、例えばステンレス等のような金属材料や樹脂材料等を用いて形成することができるが、成形のしやすさ及び持ち運び時における重量等の観点から、樹脂材料を用いることが好ましい。
本体2には、駆動装置としての駆動モータ7及び真空装置を構成する真空ポンプ8が内部に配置されている。駆動モータ7は、収容容器3に設けられている回転軸部12(図2参照)を回転させるためのものであり、本実施の形態では基部4に形成されている載置部6の下方に配置されている。駆動モータ7は駆動軸9(図2参照)を有しており、収容容器3を載置部6に載置した時に、該収容容器3に設けられている回転軸部12と係合することができるように構成されている。
真空ポンプ8は、収容容器3に形成されている後述する収容空間15内を排気して該収容空間15内を真空にするためのものである。この真空ポンプ8は、チューブやホース等の配管部材(図示せず)と接続されている。尚、真空ポンプ8は、収容空間15内を排気することができるものであれば、従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。
収容容器3は、本体2の載置部6に着脱自在に載置することができるように構成されている。また、収容容器3は、収容空間15内を排気して該収容空間15内を真空にすることが可能に構成されている。図2に示すように、収容容器3は、容器本体11、回転軸部12及び蓋部13を備えている。容器本体11は、開口部14、収容空間15、回転軸部挿通孔16を備えている。また、容器本体11には保護部材17が設けられている。開口部14は、容器本体11の上端部に、収容容器3の外部から収容空間15内に材料を収容することができる大きさに開口形成されている。また、この開口部14は、蓋部13によって開閉されるように構成されている。なお、本実施の形態では、開口部14は、容器本体11の上部に開口形成されているが、収容空間15内に材料を収容することができれば、容器本体11の上部以外のところに開口形成されていてもよい。なお、ここで「材料」とは、例えば、収容空間15内に収容されて調理に供される食材等の材料や、調理した後に食材から出る粉末状や粒状のものも含む。また、「材料」は、該材料中等に含まれる水分や、収容空間15内に存在する霧状のものも含む。
収容空間15は、蓋部13を閉じた時に、容器本体11の内周面11a及び蓋部13の内周面13aによって囲まれており、内部に材料を収容し、この材料を調理することができるように形成された空間である。収容空間15内には、回転軸部12が配置されており、該収容空間15内に収容された材料を調理することができるようになっている。この収容空間15は、回転軸部12に取り付けられている後述する調理部材61を配置することができ、かつ調理部材61が回転動作をすることができる大きさに形成されている。なお、ここで「調理する」とは、材料を料理すること全般を意味するものであり、例えば材料を切削したり、挽いたりすること、粉砕することが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、「調理部材」は、材料を調理するための部材全般を意味するものである。例えば、調理部材としては、材料を切削等するカッター部材、材料をすりおろすおろし部材、材料を薄く切削するスライス部材、材料を泡立てる泡立て部材等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
回転軸部12は、駆動モータ7の駆動に伴って回転し、収容空間15内に収容された材料を調理するための後述する調理部材61を取付可能に形成されている。この回転軸部12は、軸本体21、取付固定部材22、回転軸受部23、摺動部材24、回転軸受部用カバー部材25、摺動カバー部材26、軸固定用カバー部材27を備えている。
軸本体21は、略中央部に大径部28が形成され、一端部に第1小径部29が形成され、他端部には第2小径部30が形成されている。大径部28は、軸本体21における他の部分よりも直径が大径となるように形成されている。この大径部28は、下端面28aが板状部材31を介して軸固定用カバー部材27に当接し、上端面28bが取付固定部材22の下端面22aに当接し、軸固定用カバー部材27及び取付固定部材22との間における軸本体21の位置決めを行うことができるように構成されている。
なお、軸本体21には、例えばダイヤモンドライクカーボンの薄膜を成膜することで、軸本体21の摺動性を向上させてもよい。これにより、軸本体21と回転軸受部23との間における気密性を維持しつつ軸本体21の摺動性をも向上させることができ、よりスムーズに軸本体21を動作させることが可能になる。また、軸本体21の摺動性を向上させる観点としては、ダイヤモンドライクカーボンの薄膜を成膜するほかに、例えばフッ素加工等の方法を用いてもよい。また、上記した摺動性を向上させる観点では、軸本体21の表面と後述する摺動部材24との間に気体又は液体を流動させることで膜を形成し、これら軸本体21と摺動部材24とが接触しないようにして摺動性を向上させるように構成してもよいし、上記した以外の構成のものを用いてもよい。このようにすることで軸本体21の摺動性を向上させるとともに、軸本体21と回転軸受部23との間における気密性を維持しつつ、軸本体21の摺動性を向上させることができ、さらによりスムーズに軸本体21を回転駆動させることが可能になる。
第1小径部29は、係合受部材32を取付固定するためのものである。第1小径部29には、係合受部材32に形成された固定孔33に対して圧入等して、該係合受部材32が取付固定されている。この係合受部材32は、上記した固定孔33を略中央に有するとともに、駆動モータ7の駆動軸9に取付固定されている係合部材34と係合することができるように形成されている。なお、この係合受部材32と係合部材34とは、これらが互いに係合できればよく、係合の方法は従来から公知の方法を任意に選択して用いてよい。
第2小径部30は、取付固定部材22を挿入固定するためのものである。第2小径部30は、取付固定部材22に形成されている後述する挿入穴37の穴径と略同じか、又は該穴径よりも若干大きな直径を有するように形成されており、取付固定部材22を取り付けた後、容易に取り外しをすることができないようになっている。なお、本実施の形態では、軸本体21に大径部28、第1小径部29及び第2小径部30を形成しているが、軸本体21が上記した機能を有するのであれば、上記したように大径部28、第1小径部29及び第2小径部30を形成しなくてもよい。
取付固定部材22は、一端部が開口し、他端部が閉塞するキャップ状に形成された部材である。取付固定部材22において、開口が形成された一端部には、軸本体21の大径部28が嵌合可能に形成された嵌合凹部36が形成されている。また、取付固定部材22には、一端部側から他端部側に向けて挿入穴37が形成されている。この挿入穴37は、一端側に位置する穴の穴径と他端側に位置する穴の穴径とが異なるように形成されている。即ち、挿入穴37は、一端側に位置する穴の穴径は他端側に位置する穴の穴径よりも大径となるように、逆に言えば、他端側に位置する穴の穴径は一端側に位置する穴の穴径よりも小径となるように形成されている。この挿入穴37の穴径は、取付固定部材22を軸本体21に挿入固定したときに、挿入穴37に挿入される軸本体21の外径と略同じか、又は軸本体21の外径よりも若干大きくなるように形成されている。
取付固定部材22は、取付固定部38を備えている。この取付固定部38は、調理部材61の一端部を取付固定するためのもので、本実施の形態では取付固定部材22の外周面である取付固定面として形成されている。取付固定部38は、外径寸法が調理部材61の後述する取付受部の内径と同じか、又は該内径よりも若干大きな径となる突出片として形成されており、回転軸部12及び取付固定部材22が回転駆動した時に、取付固定部38と取付固定部材22において該取付固定部材22の内径側に向けて突出形成されている突出片とが係合することで、調理部材61も回転駆動することができるように構成されている。なお、本実施の形態では、取付固定部38の一つの例として取付固定面を取付固定部材22に形成した例を挙げて説明したが、取付固定部材22の構成はこれに限定されるものではなく、駆動モータ7から受けた駆動力を調理部材61に適切に伝達することができる構成であればよい。
回転軸受部23は、軸本体21を回転可能に支持しつつシール性を維持するためのもので、高さ方向の位置が軸本体21の外周面と接する位置に配置されている。この回転軸受部23は、第1シール部材23aと第2シール部材23bとから構成されている。
第1シール部材23aは、中央部に軸本体21が挿通可能な大きさの第1シール孔41aが形成されており、この第1シール孔41aを形成する該第1シール孔41aの内周端面がシール部としての第1シール部42aとなっている。また、第1シール部材23aは、外周側の厚さに対して内周側の厚さが薄くなるように形成された第1凹部23cを有している。
第2シール部材23bは、中央部に軸本体21が挿通可能な大きさの第2シール孔41bが形成されており、この第2シール孔41bを形成する該第2シール孔41bの内周端面がシール部としての第2シール部42bとなっている。また、第2シール部材23bは、外周側の厚さに対して内周側の厚さが薄くなるように形成された第2凹部23dを有している。
これら第1シール部材23a及び第2シール部材23bは、第1シール部材23aの第1凹部23cと第2シール部材23bの第2凹部23dとが互いに向き合うように重ね合わせられて積層されている。このように、第1シール部材23a及び第2シール部材23bを配置することで、第1シール部材23aでは収容空間15内における水分等のような流体が収容空間15の外部にリークするのを防止でき、第2シール部材23bでは収容空間15の外部における水分等のような流体等が収容空間15内に浸入することを確実に防止することができる。
また、回転軸受部23を構成する第1シール部材23aは第1シール孔41aに軸本体21が挿通された状態で上記した位置に配置され、第2シール部材23bは第2シール孔41bに軸本体21が挿通された状態で上記した位置に配置される。
これら第1シール部材23a及び第2シール部材23bには、例えばゴム材料を用いることができる。一般的に、ゴム材料は弾性変形しやすく、かつ柔らかいので、軸本体21が回転駆動した時に、この回転駆動によって軸本体21に傷が付いたりすることを防止できる。特に、回転軸受部23に対する軸本体21の摺動性をより大きく確保する観点から、第1シール部材23a及び第2シール部材23bに用いるゴム材料としては、耐熱温度の高いシリコンゴム材料、フッ素ゴム材料等を用いることが好ましい。第1シール部材23a及び第2シール部材23bに上記したようなゴム材料を用いることによって、軸本体21が回転してこれら軸本体21と第1シール部材23aにおける第1シール部42a及び第2シール部材23bにおける第2シール部42bとの間における摩擦熱が他のゴム材料に比べて発生しにくく、また摩擦熱が生じた場合であっても、第1シール部材23a及び第2シール部材23bは弾性変形のしやすさ及び柔らかさを維持することができる。したがって、軸本体21が回転している場合にも、摺動性を維持することができ、スムーズに軸本体21を回転駆動させることが可能になる。特に、本実施の形態に係るフードプロセッサ1では、軸本体21と回転軸受部23、具体的には第1シール部42a及び第2シール部42bとの間における摺動性を向上させることで、軸本体21や回転軸受部23の発熱を効果的に防止することができる。
また、第1シール部材23a及び第2シール部材23bに用いるゴム材料を上記したものとすることにより、軸本体21の外周面、即ち摺動面と第1シール部42a及び第2シール部42bとの隙間を確実に塞ぎ、収容空間15内の気密性を確保することができる。
このように、第1シール部材23a及び第2シール部材23bに耐熱温度の高いゴム材料を用いることで、発熱による回転軸部12の焼き付きを抑えることができる。
また、軸本体21の摺動性を向上させたことで、軸本体21と第1シール部42a及び第2シール部42bとの間におけるシール性が向上し、これら軸本体21、第1シール部42a及び第2シール部42bの擦れによる金属音の発生も防止することが可能になる。更に第1シール部材23a及び第2シール部材23bというように、複数である2つのシール部材を使用することで、収容空間15の内部と外部との間における流体の行き来等をも確実に防止することが可能になる。
摺動部材24は、軸本体21を回転可能な状態としつつ該軸本体21を支持するためのものである。本実施の形態では、摺動部材24は回転軸受部23の下方に位置するように設けられているが、これに限定されるものではない。また、摺動部材24は、軸本体21を回転可能に支持することができればよく、従来から知られているものを任意に選択して用いてもよい。
回転軸受部用カバー部材25は、回転軸受部23を内部に収容して該回転軸受部23をカバーするためのものである。この回転軸受部用カバー部材25は、外周面が軸固定用カバー部材27の内周面と接する面となるように形成されている。また、回転軸受部用カバー部材25は、内周面が階段状に形成されている。即ち、この回転軸受部用カバー部材25には孔部43が形成されており、この孔部43の一端部及び他端部のいずれにも開口が形成されている。これら開口の大きさは、一端部の開口が他端部の開口よりも大きくなるように形成されている。また、この孔部43は、該孔部43の内径が異なるように形成されており、一端部の開口に近接する箇所の内径が他端部の開口に近接する箇所の内径よりも大きくなるように形成されている。孔部43のうち、他端部の開口に近接する箇所は回転軸受部23が収容可能な大きさに形成されており、一端部の開口に近接する箇所は摺動部材24及び後述する摺動カバー部材26が収容可能な大きさに形成されている。回転軸受部用カバー部材25には、軸本体21が挿通されている。即ち、軸本体21は、回転軸受部用カバー部材25に形成されている一端部の開口と他端部の開口との間を貫くように挿通されて配置されている。
摺動カバー部材26は、摺動部材24を内部に収容して該摺動部材24をカバーするためのものである。この摺動カバー部材26は、外周面が回転軸受部用カバー部材25の一端部の開口に近接する位置における回転軸受部用カバー部材25の内径と略同一になるよう形成されている。また、摺動カバー部材26には、摺動部材24を収容する摺動部材収容孔44が形成されている。摺動カバー部材26は、この摺動部材収容孔44の中に摺動部材24を収容して、回転軸受部用カバー部材25の孔部43内に挿入固定される。また、摺動カバー部材26は、一端側にフランジ部45が形成されている。このフランジ部45は、軸固定用カバー部材27の切り欠き部27a内に配置されるように構成されている。
軸固定用カバー部材27は、回転軸受部23を収容した回転軸受部用カバー部材25及び摺動部材24を収容した摺動カバー部材26を内部に収容して、これらをカバーするためのものである。軸固定用カバー部材27は、容器本体11に形成されている回転軸部挿通孔16に挿通固定されるように形成されている。また、軸固定用カバー部材27には、回転軸受部用カバー部材25及び摺動カバー部材26が収容可能に形成されている。さらに軸固定用カバー部材27は、一端側の端部に、径方向に延出形成されたフランジ部47が形成されている。このフランジ部47の上端面が容器本体11の裏面と当接することにより、軸固定用カバー部材27の容器本体11に対する位置決めが行われている。
回転軸部挿通孔16は、容器本体11の底部11bにおいて、該容器本体11の底面11bと裏面11cとの間を貫通するように形成されている。この回転軸部挿通孔16は、回転軸部12が挿通可能な大きさに形成されている。具体的には、本実施の形態では、軸固定用カバー部材27の外周面の一部が該回転軸部挿通孔16の内周面と略同一となるような大きさに開口形成されている。また、回転軸部挿通孔16には、該回転軸部挿通孔16の上方から保護部材17を挿入させることができる大きさにも形成されている。なお、本実施の形態では、軸固定用カバー部材27の外周面の一部の外径と保護部材17の外径とが同一であるため、回転軸部挿通孔16の内径も上部と下部とで同一径となるように形成しているが、軸固定用カバー部材27の外周面の一部の外径と保護部材17の外径とが異なっている場合には、それに合わせて、回転軸部挿通孔16の内径も上部と下部とで異なるように形成してよい。
保護部材17は、収容空間15内において、回転軸部挿通孔16に上方から挿入して取付固定することができるように構成されている。また、保護部材17は、回転軸部挿通孔16に取付固定する場合は、保護部材17に形成されている延出部52の下面52aと容器本体11の底面11bとの間に第1シーリング部材53を介して行われており、回転軸部挿通孔16における収容容器3内の気密性を確保することができるように構成されている。
この保護部材17は、容器本体11に取付固定された時に、上下方向に延びる筒状となるように形成されており、この保護部材17の内部に軸本体21、取付固定部材22、回転軸受部23、摺動部材24、回転軸受部用カバー部材25、摺動カバー部材26等が配置されている。上記した保護部材17は、軸本体21及び取付固定部材22が駆動モータ7の駆動によって回転駆動するため、これら軸本体21及び取付固定部材22に材料が付着したりすることを防止するために設けられている。
第1シーリング部材53は、保護部材17の延出部52の下面52aと容器本体11の底面11bとの間に介在するように設けられている。この第1シーリング部材53は、容器本体11の内部、即ち収容空間15内を密封することができ、気密性を維持することができれば、従来から公知のものを任意に選択して用いてもよい。
調理部材61は、調理部材本体62、外筒部64、内筒部65を有している。外筒部64は、調理部材本体62の外周部を構成するものであり、この外筒部64の下部が径方向外側に向かって延出するように構成されている。そして、この径方向外側に向かって延出された箇所から、さらに径方向外側に向かって延出する方向に向けて、材料を調理する調理刃67が取り付けられている。
内筒部65は、外筒部64の内側に形成されている。この内筒部65は、内径が取付固定部材22の取付固定部38の外径と略同一となるように形成され、また内筒部65から内径側に向けて突出片が突出形成されており、軸本体21が回転駆動をしているときに、取付固定部38の突出片と係合し、軸本体21の回転に合わせて調理部材61も回転駆動することができるように構成されている。また、図2に示すように、回転軸部12は、軸固定用カバー部材27が容器本体11の回転軸部挿通孔16に挿入されることにより一点で支持される。
蓋部13は、容器本体11の開口部14を開閉するためのものであり、開口部14を開く開位置と、開口部14を閉じる閉位置との間で移動等することができるように構成されている。蓋部13は、蓋部本体81と捕捉部材82とを備えている。蓋部本体81には、蓋部13が閉位置に位置する時に、容器本体11と蓋部13とによって形成された収容空間15内の気密性を保持するための第2シーリング部材83が設けられている。第2シーリング部材83は、蓋部13の下部において該蓋部13の側部を囲むように設けられているL字形に形成された部材である。蓋部13が閉位置に位置している時は、第2シーリング部材83を介して、蓋部13が容器本体11の内周面11aの上部及び容器本体11の上端面11dと当接し、気体の流入及び流出を防止して気密性を保持することができるように構成されている。なお、本実施の形態では、捕捉部材54が蓋部13に取り付けられている例を用いて説明しているが、捕捉部材54は、蓋部13以外の例えば容器基台11に備えても良い。
蓋部本体81は、後述するアタッチメント部材63を支持するための支持部84を有している。支持部84は、その中心が蓋部13を閉位置に位置させた時に回転軸部12の軸中心と一致する位置に形成されている。本実施の形態では、この支持部84は、蓋部13の裏面から回転軸部12に向けて突出するように形成されている。
捕捉部材82は、収容空間15内を真空ポンプ8で真空引きした時に、収容空間15内における材料が真空ポンプ8に流入するのを防止することを目的とするものである。この捕捉部材82は、蓋部本体81に形成された第1捕捉部材形成部82aと、この第1捕捉部材形成部82aとは別体として形成されている第2捕捉部材形成部82bというように、複数の捕捉部材形成部から構成されている。第1捕捉部材形成部82aは、蓋部13において、蓋部本体81から上方に突出するように形成されている。また、第1捕捉部材形成部82aは、排気口85と、係止部86と、第1流路形成部87とを有している。また、第1捕捉部材形成部82aには、排気口85を覆うように第2捕捉部材形成部82bが取り付けられている。排気口85は、真空ポンプ8により収容空間15内の気体を排気するためのものであり、図示しない配管部材が接続されるように構成されている。なお、本実施の形態では、排気口85に逆止弁89を取り付けた例を図2において表しているが、逆止弁89を取り付けることには限定されない。
係止部86は、第2捕捉部材形成部82bに形成されている後述する係止受部96と係合するためのものである。この係止部86は、第1捕捉部材形成部82aを構成する縦壁部90の内周面において、該内周面から内側に向けて突出する突起部として形成されている。本実施の形態では、係止部86は2箇所に形成されているが、この数はこれに限定されるものではない。また、本実施の形態では、突起部として形成したものを係止部86として用いているが、第2捕捉部材形成部82bの係止受部96と係止することができれば、その形状に関しても限定されるものではない。
第1流路形成部87は、捕捉部材82において、収容空間15内から収容容器3の外部へ排気される気体の流路を形成するためのものである。この第1流路形成部87は、本実施の形態では筒状に形成されており、気体が流入する流入孔91が開口形成されている。なお、第1流路形成部87の内部は排気経路となっており、流入孔91から流入した気体は排気口85から排出されるようになっている。
第2捕捉部材形成部82bは、第1捕捉部材形成部82aに取り付けられて、収容空間15内の異物を捕捉するためのものである。この第2捕捉部材形成部82bは、蓋部本体81の裏面側、即ち蓋部13を閉位置に位置させた時に収容空間15内に位置する箇所に設けられている。図3に示すように、第2捕捉部材形成部82bは、略円筒形に形成された外周壁92及び外周壁92に囲まれた内部空間93を有している。また、第2捕捉部材形成部82bは、内部空間93内に第2流路形成部94が形成されている。この第2流路形成部94は、外径が外周壁92の内径よりも小さく、かつ内径が第1流路形成部87の外径よりも大きくなるように形成されている。この第2捕捉部材形成部82bは、一端側の端部に、第2捕捉部材形成部82bの外部の気体を内部空間93内に吸入する吸入口95が形成されている。本実施の形態では、吸入口95は3つの孔部43として形成されているが、孔部43の数や大きさはこれに限定されるものではない。
外周壁92の外周面には、係止受部96及び環状溝部97が形成されている。係止受部96は互いに対向する位置に2つ形成されている。この係止受部96は、外周壁92の上端部までを切り欠くように形成された縦溝部98と、縦溝部98と直交する方向に向けて該縦溝部98と連続して形成された横溝部99とからなる、略逆L字形に形成されたものである。この係止受部96は、第1捕捉部材形成部82aに形成されている係止部86と係止し、第1捕捉部材形成部82aに第2捕捉部材形成部82bが取付固定されるように形成されている。環状溝部97は、係止受部96の下方に形成されている。この環状溝部97は、第3シール部材100としてのOリングを嵌め込むためのものであり、Oリングを嵌め込むことが可能な幅及び深さを有するように形成されている。なお、環状溝部97に第3シール部材100を嵌め込んだ状態は図4(a)に示す。
このように構成された第2捕捉部材形成部82bを第1捕捉部材形成部82aに取付固定する例について説明する。図4(a)に示すように、第2捕捉部材形成部82bは、第1捕捉部材形成部82aの下方から図4(a)中のA方向に移動させて嵌め込むことで固定される。この時、第2捕捉部材形成部82bは、第1捕捉部材形成部82aの係止部86が縦溝部98と嵌合する位置にしておき、図中のA方向に移動させる。そして、縦溝部98の終端に係止部86が位置するまで嵌め込んだら、次に第2捕捉部材形成部82bを周方向に回転させて、係止部86が横溝部99と嵌合し、該横溝部99の内部を移動させるようにする。
第2捕捉部材形成部82bを周方向に回転させ、横溝部99の終端に係止部86を位置させると、図4(b)に示すように、第2捕捉部材形成部82bが第1捕捉部材形成部82aに取り付けられた状態になる。このように、第2捕捉部材形成部82bが第1捕捉部材形成部82aに取り付けられると、第2捕捉部材形成部82bの内部空間93には、外周壁92側から中央に向けて、該第2捕捉部材形成部82bに形成されている第2流路形成部94、第1捕捉部材形成部82aに形成されている第1流路形成部87が位置する。また、外周壁92の内周面と第2流路形成部94の外周面との間には所定間隔を有する第1空間101が形成され、第2流路形成部94の上端面と第1捕捉部材形成部82aの天井面との間にも所定間隔を有する第2空間102が形成される。そして、第2流路形成部94の内周面と第1流路形成部87の外周面との間に所定間隔を有する第3空間103が形成され、第1流路形成部87の下端面と第2捕捉部材形成部82bの底面との間にも所定間隔を有する第4空間104が形成される。これら第1〜第4空間101〜104は、吸入口95から吸い込まれた気体が流入孔91に至るまでに流れる流動経路となる。
図4(b)に示すように、流動経路は、吸入口95から流入した気体が第1空間101を流れ、第2空間102を経て第3空間103を流れ、さらに第4空間104を経て流入孔91に至る経路として構成されている。この流路は、気体の流れる方向が第2空間102において折り返されて第1空間101を流れる方向と第3空間103を流れる方向とが互いに反対方向となり、第3空間103を流れる方向と流入孔91に向かう方向とが第4空間104において折り返されるように構成されている。即ち、第2空間102及び第4空間104は、気体が流れる方向を変える複数の折り返し部として構成されている。
次に、本発明に係るフードプロセッサ1の作用効果について説明する。図1に示すように、フードプロセッサ1は、材料等を収容空間15内に収容した収容容器3を本体2の載置部6に載置して、図示しない配管部材を逆止弁89の排気側端部に接続する。そして、図示しない電源スイッチをオンにすると共に、真空ポンプ8を駆動させる。
真空ポンプ8が駆動すると、収容空間15内の気体が収容容器3の外部に排気される。収容空間15内の気体は、該収容空間15内に配置されている第2捕捉部材形成部82bの吸入口95から吸い込まれて該第2捕捉部材形成部82bの内部空間93に流入する。そして、第2捕捉部材形成部82b内の第1〜第4空間101〜104を流れた後に第1捕捉部材形成部82aの流入孔91に流入し、該第1捕捉部材形成部82aの排気口85から排気される。排気口85から排気された気体は、本実施の形態においてはその後逆止弁89に形成された流路を通り、その後配管部材内の流路を通った後に真空ポンプ8へ到達し、最終的には真空ポンプ8の外部、即ち収容容器3の外部に排気される。
この時、フードプロセッサ1は、収容空間15内に配置された保護部材17と容器本体11との間が第1シーリング部材53でシールされ、容器本体11と蓋部13との間が第2シーリング部材83でシールされている。また、蓋部13において、第1捕捉部材形成部82aと第2捕捉部材形成部82bとの間が第3シール部材100でシールされ、軸部本体2と回転軸受部23との間が該回転軸受部23を構成するゴム材料でシールされている。このように、本発明に係るフードプロセッサ1は、各種シール部材等によって収容空間15内の気密性を確保しているので、真空ポンプ8により収容空間15の内部を真空にした時も、該収容空間15内の真空状態を維持することができる。
また、本発明に係るフードプロセッサ1では、収容空間15内の気体を排気する際、第1捕捉部材形成部82aにおいて、第2捕捉部材形成部82bと第1捕捉部材形成部82aで形成された流路を通過した上で該気体を排気する。そのため、収容空間15内における気体の流れに伴って、材料や液体等のような少なくとも材料の一部が吸入口95から吸い込まれたとしても、第2捕捉部材形成部82bの内部空間93内においてその吸い込まれた材料を捕捉することができる。したがって、収容空間15内を真空引きした場合に、真空ポンプ8へ材料が入り込んで真空ポンプ8が故障したり、真空ポンプ8の機能を低下させて設定通りの真空度を得ることができず、調理自体が未完成に終わってしまうというようなことを確実に防止することが可能になる。また、真空ポンプ8内に材料が入り込むこともないので、真空ポンプ8内において部品が腐食し、収容容器3内に逆流して不衛生な状態になるというようなことも確実に防止することが可能になる。
収容空間15内が所定の真空度まで到達すると、真空ポンプ8は動作を停止する。その後、駆動モータ7が回転駆動を開始する。駆動モータ7が回転すると、それに伴って駆動軸9及び該駆動軸9に取り付けられている係合部材34が回転を開始する。また、係合受部材32は係合部材34と係合しているため、係合部材34が回転を開始すると、係合受部材32が連動して回転を開始する。そして、係合受部材32が取付固定されている軸本体21も回転し、軸本体21に取り付けられている取付固定部材22、取付固定部材22に取り付けられている調理部材61も回転を開始する。即ち、駆動モータ7が回転駆動を開始すると、それに伴って回転軸部12、及び回転軸部12に取り付けられた調理部材61が収容空間15内において回転する。
この時、フードプロセッサ1は、第1シール部材23aの第1シール孔41a及び第2シール部材23bの第2シール孔41bに軸本体21を挿通させているので、軸本体21はこれら第1シール孔41a及び第2シール孔41bに挿通された状態で回転する。本実施の形態に係るフードプロセッサ1は、第1シール部材23aの第1シール部42a及び第2シール部材23bの第2シール部42bに用いるゴム材料として、摺動性を有するとともに耐熱性の高いゴム材料を用いているので、軸本体21が回転する時に、軸本体21と第1シール部42a及び第2シール部42bとの間における摩擦熱が発生しにくくなるとともに、仮に摩擦熱が発生したとしても、その熱によって第1シール部42a及び第2シール部42bのゴム材料が影響を受けて弾性変形しにくくなったりすることがない。したがって、本実施の形態に係るフードプロセッサ1においては、軸本体21の摺動性を向上させることができるとともに、収容空間15の気密性を容易に確保することが可能になる。
また、収容空間15内において調理部材61が回転すると、収容空間15内に収容されている材料が調理刃67によって切削等される。この時、調理部材61は、駆動モータ7の駆動力を受けて回転しており、該調理部材61に生じる抵抗力よりもはるかに大きな力で材料等を切削することができる。したがって、よりスムーズに材料を切削等することができ、調理を効率的に行うことも可能になる。
このように、本発明に係るフードプロセッサ1によれば、収容容器3に形成された収容空間15内を真空ポンプ8によって真空にすることができるので、収容容器3内に収容された材料が空気に触れないようにすることができる。したがって、収容容器3内の材料における食品成分の分解や酸化を効果的に防止することができ、また栄養成分が減少しない材料を提供することも可能になる。また、本発明に係るフードプロセッサ1によれば、捕捉部材82を第1捕捉部材形成部82aと第2捕捉部材形成部82bと、複数の捕捉部材形成部から構成しており、第2捕捉部材形成部82bを第1捕捉部材形成部82aに対して着脱自在に構成しているので、捕捉部材82で捕捉された材料を簡単に除去することができる。したがって、本発明に係るフードプロセッサによれば、材料を捕捉することができるのみならず、衛生面においても良好な状態を維持することが可能になる。
次に、本発明に係るフードプロセッサの第2の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、本実施の形態において、先に説明した実施の形態と同じ構成の部分に関しては説明を省略し、符号も先と同じものを使用する。
本実施の形態に係るフードプロセッサ111は、調理部材112の構成が先に説明した実施の形態に係るフードプロセッサ1と異なるので、調理部材112の構成について図5を用いて説明する。
図5に示すように、調理部材112は、収容空間15内において回転軸部12に着脱自在に取り付けられている。この調理部材112は、調理部材本体113と、アタッチメント部材114とを備えている。調理部材本体113は、筒部116及びアタッチメント部材取付部117を有している。また、調理部材本体113の上部には、アタッチメント部材114を取り付けるためのアタッチメント部材取付部117が形成されている。このアタッチメント部材取付部117は、アタッチメント部材114が取付固定されるように構成されていればよく、その構成は限定されるものではない。
アタッチメント部材114は、調理部材本体113の上部に取付固定することができるように構成されている。このアタッチメント部材114は、調理部材112の他端部としての上部に支持受部118を備えている。この支持受部118は、蓋部13に形成されている支持部84によって支持されるように構成されている。また、アタッチメント部材114は、調理部材本体113に取り付ける際に使用されるアタッチメント部材取付受部119を有している。
アタッチメント部材114は、調理部材本体113に対して、調理部材112を挟んで任意に取付固定することができるように構成されている。即ち、例えば大根おろしを作る場合等のように、材料をすりおろして調理するような場合には、それ専用の調理刃120としておろし刃を取り付ける必要がある。この場合、本実施の形態に係るフードプロセッサでは、このおろし刃を調理部材本体113の上に載置し、その後にアタッチメント部材114を調理部材本体113の上部から締め付け等を行うことで、回転軸部12に取付固定される。なお、本実施の形態では、調理刃120としておろし刃を取付固定する例を用いて説明したが、アタッチメント部材114等によって取付固定するのは、おろし刃に限定されず、他の調理部材112を取付固定してもよい。
本実施の形態の場合には、軸固定用カバー部材が容器本体11の回転軸部挿通孔16に挿入されることにより支持されるほか、アタッチメント部材114の支持受部118が蓋部13の支持部84に支持されることになり、二点で支持されることになる。そのため、より安定した状態で材料を切削等することが可能になる。
フードプロセッサ111をこのように構成しても、先の実施の形態で説明した作用効果と同様の作用効果を得ることができる。また、本実施の形態の場合には、調理部材112が排気口85の形成されている蓋部13から近い場所に配置されるので、真空排気をしながら調理を行う時に材料の一部が収容空間1515内の気体の流れに乗りやすい。しかし、本実施の形態に係るフードプロセッサのように捕捉部材を設けているので、このような場合においても確実に材料の一部を捕捉することができる。また、本実施の形態のように、調理部材本体113の上に調理部材112を取付固定することもできるので、フードプロセッサにて行われる調理のバリエーションも増やすことができ、使用者のニーズに合う調理を確実に行うことも可能になる。
以上、本発明に係るフードプロセッサについて詳細に説明したが、上記したのは本発明に係るフードプロセッサの例である。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においては、これに限定されず、任意に変更してもよい。例えば、本実施の形態では、真空ポンプにより収容空間内を排気した後に調理部材を回転させて材料の切削等を行う例を用いて説明したが、真空ポンプにより収容空間内を排気しつつ、調理部材を回転させて材料の切削等を行うようにしてもよいし、これら以外のように構成してもよい。また、本実施の形態では、捕捉部材を収容容器上部の蓋部に設けた例を用いて説明したが、これも収容空間内の材料を捕捉することができればよく、収容容器以外の場所に設けてもよい。例えば、捕捉部材を配管部材に接続するように構成してもよいし、または本体に設けるようにしてもよい。このように構成することで、捕捉部材において捕捉した材料を容易に取り除くことができ、フードプロセッサの衛生面においても良好な状態を維持することができるとともに、フードプロセッサの利便性を大きく向上させることも可能になる。また、本実施の形態では、駆動モータ及び真空ポンプを本体に設けた例を用いて説明したが、駆動モータは所定の駆動力を発生することができ、真空ポンプは収容空間内を真空にすることができればよく、例えば本体の基部及び立ち上がり部のいずれに配置されていてもよいし、収容容器又は蓋部に設けてもよい。また、これらは、本体の外部に設けてもよい。
また、第2の実施の形態においては、調理部材が調理部材本体、アタッチメント部材及び調理刃から構成され、これらが別体として形成されている例を用いて説明したが、これらは一体的に形成されていてもよいし、これ以外の構成であってもよい。
1,111 フードプロセッサ
2 本体
3 収容容器
7 駆動モータ
8 真空ポンプ
9 駆動軸
11 容器本体
12 回転軸部
13 蓋部
14 開口部
15 収容空間
21 軸本体
22 取付固定部材
23 回転軸受部
24 摺動部材
61,112 調理部材
63 アタッチメント部材
81 蓋部本体
82 捕捉部材
82a 第1捕捉部材形成部
82b 第2捕捉部材形成部
84 支持部
85 排気口
88 捕捉部材

Claims (1)

  1. 駆動装置と、内部に材料を収容して前記材料を調理するための収容空間及び前記収容空間に前記材料を収容可能に形成された開口部を有する容器本体、前記駆動装置の駆動に伴って回転し、前記材料を調理する調理部材が取付可能に形成された回転軸部、並びに前記開口部を開閉するための蓋部を有する収容容器とを備えたフードプロセッサであって、
    前記収容容器は、前記収容空間内を排気して前記収容空間内を真空にすることが可能に構成され
    前記収容空間内を排気する時に材料の一部を捕捉するための捕捉部材を前記蓋部に備え、
    前記捕捉部材は、
    前記収容空間内を排気する時に材料の一部を捕捉するための捕捉空間を前記蓋部の下面側に形成する捕捉空間形成部材と、
    前記蓋部に支持され、前記捕捉空間内に配された下側の第1部と前記捕捉空間外に配された上側の第2部とを備える第1の筒部と、
    前記捕捉空間形成部材に立てて設けられ、前記捕捉空間に配され、前記第1の筒部の前記第1部をその上端を除いて収容する第2の筒部と
    を備え、
    前記第1の筒部の前記第2部は、真空ポンプに連通され、
    前記捕捉空間形成部材は、前記捕捉空間における前記第2の筒部の外側の空間と前記収容空間とを連通させる連通孔が形成されているフードプロセッサ。
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