JP6251509B2 - 端子付き電線 - Google Patents

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Description

本発明は、電線の端部に端子が設置されている端子付き電線に関する。
従来、図10(b)で示すような端子付き電線301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。端子付き電線301は、図9で示すように、端子303の電線圧着部305に止水材307を設けた後、図10(a)で示すように、電線圧着部305を円筒状にカシメ、この後、図10(b)で示すように、芯線309の先端部の開口部側で円筒状の電線圧着部305をさらにカシメて潰すことで生成されている。
これにより、電線311の端から電線311の内部(芯線309)に水等が入り込むことを防止している。
特開2013−80682号公報
ところで、端子付き電線301では、図10(b)で示すような電線圧着部305の潰しが必要であるので、電線に端子を設置する工程が煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、電線内部への水の浸入を、端子を用いて防止する端子付き電線において、電線に端子を設置する工程を簡素化することができる端子付き電線を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、芯線が被覆体で覆われており、前記芯線の長手方向の一端面を含む長手方向の一端部が不透水性の部材で被覆されており、長手方向一端部の一部であって周方向の一部で前記芯線が露出するように前記被覆体の一部と前記被覆体を覆っていた前記不透水性部材の一部とが除去されている電線と、電線圧着部を備え、この電線圧着部がカシメられていることで前記電線の長手方向の一端部の一部で露出している芯線が、前記電線圧着部に接触し前記電線圧着部で覆われているとともに、前記電線の長手方向の一端部を保持している端子とを有し、前記被覆体と前記不透水性部材とが除去されている部位である被覆体除去部は、前記電線圧着部がカシメられる前の状態では、前記芯線の長手方向に延びている中心軸を含む所定の平面による断面形状が等脚台形状になっていることで、前記芯線から離れるにしたがって開口面積が広くなっていた端子付き電線である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端子付き電線において、前記被覆体と前記不透水性部材とが除去されている部位である被覆体除去部13の縁の全周が電線圧着部15に密着している端子付き電線である。
本発明によれば、電線内部への水の浸入を、端子を用いて防止する端子付き電線において、電線に端子を設置する工程を簡素化することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る端子付き電線の斜視図である。 本発明の実施形態に係る端子付き電線の製造工程のうちの、電線に接着剤を設ける工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る端子付き電線の製造工程のうちの、電線の皮むき工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る端子付き電線の製造工程で、電線を端子に設置する直前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る端子付き電線に使用される端子であって、変形例に係る端子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る端子付き電線に使用される電線であって、変形例に係る皮むきがなされた電線を示す斜視図である。 図6で示す皮むきがなされた電線が使用されている端子付き電線の断面図である。 (a)は端子をカシメる前における図7のVIII部の拡大図であり、(b)は端子をカシメた後における図7のVIII部の拡大図であり、(c)は図3で示す皮むきがなされた電線が使用されている端子付き電線の拡大図であって図8(b)に対応する図である。 従来の端子付き電線を示す斜視図である。 従来の端子付き電線を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る端子付き電線1は、図1や図4で示すように、芯線(導体部)7と被覆体(絶縁体)9とを備えて構成された電線3と、この電線3に設置されている端子5とを備えて構成されている。
電線3は、芯線7の長手方向の一端面が、被覆体9とは別の不透水性の部材(止水材;たとえば、接着剤等の樹脂の膜)11で被覆されている。これにより、不透水性部材11で芯線7(電線3)の長手方向の一端が覆われているとともに、長手方向の一端から他端までのたとえば全長にわたって、芯線7が被覆体9で覆われている。
また、電線3では、長手方向の一端部の一部で芯線7が露出するように被覆体9と不透水性部材11とが除去されている。すなわち、被覆体9の皮むきがされていることで被覆体除去部13が形成されて、芯線7が露出している。
端子5は、板状の電線圧着部(電線カシメ部)15を備えて構成されている。そして、電線圧着部15がカシメられていることで、端子5が電線3の長手方向の一端部を保持しており、さらに、被覆体除去部13が形成されていることで電線3の長手方向の一端部の一部で露出している芯線7が、電線圧着部15に接触し電線圧着部15で覆われてシールされている。
芯線7は、たとえば、アルミニウム等の金属の細長い円柱状の素線を撚り合わせたことで形成されている。被覆体9は、筒状(たとえば円筒状)に形成されており、芯線7の長手方向の一端から芯線7の他端にわたって芯線7を覆っている。換言すれば、芯線7の長さと筒状の被覆体9の長さとはお互いが等しくなっており、筒状の被覆体9内を芯線7が通って延びている。芯線7の長手方向の一端と被覆体9の長手方向の一端とはお互いに一致しており、芯線7の長手方向の他端と被覆体9の長手方向の他端とはお互いに一致している。芯線7の外周と被覆体9の内周とはお互いに一致している。また、電線3は、細長い円柱状に形成されている。
なお、電線3の長手方向の他端部に別途端子が設置される等の処理がなされている場合には、被覆体9は、芯線7の長手方向の一端から芯線7の他端の近傍(上記処理がなされている部位)にわたって芯線7を覆っている。
不透水性部材(接着剤)11が設置される前の電線(接着剤設置前電線)3は、芯線7と被覆体9とで構成されている。接着剤11は、接着剤設置前電線3に後から設けられたものであり、接着剤設置前電線3に設けられるときには、液体状もしくは流動体状になっていたものである。
接着剤設置前電線3では、長手方向の一端と他端とで芯線7が露出している。そして、接着剤設置前電線3に接着剤11を設けて接着剤11を硬化させたことで、芯線7の長手方向の一端面が接着剤11で被覆されている。
また、接着剤設置前電線3に接着剤11を設けたことで、長手方向の他端を除いて芯線7の総てが被覆体9と接着剤11とで覆われてシールされている。
接着剤11は、電線3の長手方向の一端部に設けられている。すなわち、接着剤11は、電線3の長手方向の一端と、この一端から他端に向かって所定の距離だけ離れた箇所との間にわたって連続し硬化した状態で設けられている。
これにより、接着剤11は、円筒な枡状になっており、円板状の底板部17が、電線3の長手方向の一端面に接して一端面を覆っており、円筒状の側板部19が、電線3の一端部で被覆体9の外周に接して被覆体9を覆っている。なお、電線3および硬化した接着剤11は、可撓性(弾性)を備えている。
長手方向の一端部の一部で被覆体9と硬化した接着剤11とが除去されて芯線7が露出している電線3について説明する。図3等で示すように、被覆体9と接着剤11とが除去されている部分(被覆体除去部)13は、電線3の長手方向では、電線3の一端部の中間部で所定の長さにわたって存在しており、電線3の周方向では、半周程度の大きさになっている。これにより、被覆体9や接着剤11を平面に展開すると、被覆体除去部13は矩形状になっている。
なお、被覆体除去部13と被覆体9との境界に位置している側面部(側壁部)21は、たとえば、図8(c)で示すように、被覆体9や接着剤11の内外周に対して直交している。また、被覆体除去部13の大きさは、端子付き電線1の電気的および機械的性能を確保することができる最小のものとすることが望ましい。
端子5は、金属等の導電性の平板状の素材を所定形状にした後、この所定形状の素材を適宜折り曲げることで生成されており、端子本体部(箱状部)23と電線圧着部15とを備えて構成されている。電線圧着部15は、端子本体部23の一方の端から突出している。
板状の電線圧着部15の長さは、電線3の一端部の長さ(接着剤7が設けられている箇所の長さ)と同程度になっている。また、板状の電線圧着部15の幅の値は、電線3に設置されている接着剤11の外周の長さの値よりも僅かに大きくなっている。
カシメをする前の電線圧着部15の形状は、半円柱側面状もしくは「U」字板状(平面に描いた「U」字を上記平面に対して直交する方向に所定の距離だけ移動したときの、上記「U」字の軌跡で現される立体形状)になっている。そして、接着剤11が設置された電線3を電線圧着部15に設置して電線圧着部15をカシメることで、電線圧着部15が円筒状になり、電線3の一端部が、押圧されて若干変形し、電線圧着部15で所定の押圧力をもって包み込まれ、電線3が端子5に一体的に設置されるのである。
電線圧着部15をカシメることで電線3が端子5に一体的に設置されている状態(端子付き電線1)では、電線圧着部15の突出方向と電線3の長手方向とがお互いに一致している。また、電線3の長手方向の一端部の一部で被覆体9と接着剤11とが除去されて露出している芯線(露出芯線)7が、電線圧着部15の幅方向(電線3の周方向)で、電線圧着部15の中央部に位置し接触している。また、端子付き電線1では、すでに理解されるように、電線3の長手方向の一端部の位置と電線圧着部15の位置とがお互いにほぼ一致している。
さらに、電線3の長手方向の一端部の一部で被覆体9と接着剤11とが除去されて形成された被覆体除去部(たとえば、貫通孔)13の周囲の部位(被覆体9や接着剤11の部位)は、貫通孔(芯線露出用貫通孔)13の縁の全周にわたって電線圧着部15に密着している。これにより、電線3の外部から、芯線露出用貫通孔13等を通って、電線3の内部(芯線7のところ)に水等が入り込まないようになっている。
なお、接着剤11であるが、芯線7をシールしているのであれば、電線3の一端にのみ設けられた態様であってもよいし、電線3の長手方向において芯線露出用貫通孔13の中間部で途切れていてもよい。また、芯線露出用貫通孔13に代えて切り欠きを設けてもよい。この場合、上記切り欠きは、芯線露出用貫通孔13を、電線3の一端まで延長した形態になっており、「コ」字状に形成されているものとする。
次に、端子付き電線1の製造方法について説明する。
まず、図2で示すように、電線3の一端部を未硬化の接着剤11に浸して電線3の一端部に未硬化の接着剤11を設け、この後、接着剤11を硬化して、電線3の一端部を接着剤11で覆う。
次に、図3で示すように皮むき治具25を用いて、被覆体除去部13を形成する。なお、皮むき治具25は、基台27と一対の垂直皮むき刃29と一対の水平皮むき刃31とを備えて構成されている。そして、基台27に接着剤11が設けられている電線3の一端部を設置し、基台27に一対の垂直皮むき刃29を近づけ、一対の水平皮むき刃31同士をお互いに近づけることで、電線3の一端部での皮むきがなされ、被覆体除去部13が生成され、被覆体除去部13のところで芯線7が露出する。
続いて、図4に示す状態から、端子5に電線3を設置し、電線圧着部15をカシメることで、端子付き電線1が生成される。
端子付き電線1によれば、芯線7の長手方向の一端面が接着剤11で被覆されており長手方向の一端部の一部で芯線7が露出するように電線3の被覆体9と接着剤11とが除去されており、電線圧着部15がカシメられていることで被覆体除去部13のところで露出している芯線7が電線圧着部15に接触して電線圧着部15で覆われているので、電線3の内部への水の浸入を防止して芯線7の腐食を防止することができる。
また、端子5を電線3に設置するとき、従来のような2工程のカシメ(図10(a)に示すカシメと図10(b)に示すカシメ)とが不要になり、電線圧着部15を丸めるような1工程のカシメをするだけでよく、電線3に端子5を設置する工程を簡素化することができ、端子付き電線1の製造コストを低減することができる。
また、端子付き電線1によれば、電線3の一端の芯線7を接着剤11によって覆うので、芯線7を確実にしかも容易にシールすることができる。また、電線3の一端の芯線7を接着剤11で覆ってから、芯線7を露出させるための被覆体除去部13を設けているので、マスキング効果により、端子5と芯線7との間に接着剤11が入り込むことがなく、端子5と芯線7との導通状態が悪化することが防止される。
ところで、端子付き電線1においては、図10(b)で示す従来のもののように、端子の電線圧着部15をカシメて電線の長手方向の一端部を包み込む必要が無いので、電線圧着部15の形態を図5で示すようにすることができる。
すなわち、電線圧着部15が、圧着本体部(カシメ本体部)33と、一対の基端側圧着部(基端側カシメ部)35と、一対の先端側圧着部(先端側カシメ部)37とを備えた構成にすることができる。
電線3をカシメる前の電線圧着部15では、図5で示すように、圧着本体部33が半円柱側面状に形成されている。基端側圧着部35は平板状に形成されており、電線圧着部15の基端側の部位(箱状部23側の部位)から突出している。先端側圧着部37も平板状に形成されており、電線圧着部15の先端側の部位(箱状部23とは反対側の部位)から突出している。
図5で電線圧着部15をカシメた状態では、基端側圧着部35が電線3の長手方向で被覆体除去部13よりも一端側に位置している部位39(図4参照)に係合しており、先端側圧着部37が電線3の長手方向で被覆体除去部13よりも他端側に位置している部位41(図4参照)に係合している。
図5に示す端子5を用いた端子付き電線1によれば、電線圧着部15が、圧着本体部33と一対の基端側圧着部35と一対の先端側圧着部37とを備えて構成されているので、端子5における電線3の圧着の具合いを調整することが容易になる。たとえば、電線3の一端側では電線圧着部15による電線3の保持力を強くし、電線3の一端から他端側に僅かに離れたところでは電線圧着部15による電線3の保持力を弱くすることを容易に行うことができる。
また、端子付き電線1において、被覆体除去部13の形態を図6等で示すように変更してもよい。すなわち、被覆体除去部13を、芯線7から離れるにしたがって開口面積が広くなるように構成してもよい。
さらに説明すると、図6で示す電線3では、被覆体除去部13における被覆体9の側壁部(被覆体9の厚さ方向に展開している壁部)21が勾配面になっていることで(図8(a)参照)、芯線7から離れるにしたがって被覆体除去部13の開口面積が次第に広くなっている。
具体的に説明すると、芯線7の長手方向に延びている中心軸を含む所定の平面による被覆体除去部13の断面形状は、等脚台形状になっており、上底が芯線7側の位置しており、下底(上底よりに長い下底)が、被覆体9の外周側に位置している。
なお、上記勾配面は、図3に示す垂直皮むき刃29で形成された側壁部(電線3の長手方向で被覆体除去部13の両端に位置している側壁部)21にのみ形成されている。したがって、芯線7の長手方向に延びている中心軸に対して直交する平面による被覆体除去部13の断面形状は、半円筒状(円筒をこの中心軸を含む所定の平面で2つに分割したときに得られる一方の立体の形状)になっている。
図6で示す電線3が使用されている端子付き電線1によれば、長手方向の一端部の一部で芯線7が露出するように生成された被覆体除去部13の開口面積が、芯線7から離れるにしたがって広くなっているので、芯線7と端子5との接触面積が減少することが防止される。これにより、電気的および機械的性能が低下することが防止される。
詳しく説明する。図8(c)で示すように、被覆体9の側壁部21が芯線7の長手方向に対して直交していると、電線圧着部15をカシメて電線3に端子5を設置した後でも、被覆体9の側壁部21が芯線7の長手方向に対して直交したままであり、芯線7と端子5との非接触の部位45が、寸法a1にわたって形成される。
また、図8(a)で示すように、被覆体9の側壁部21が芯線7の長手方向に対して傾いた勾配面になっていても、電線圧着部15をカシメて電線3に端子5を設置したとき、図8(b)で示すように、芯線7と端子5との非接触の部位45が寸法a2にわたって形成される。しかし、電線圧着部15をカシメたときに、被覆体9が被覆体除去部13の縁のところで適宜つぶれるので、寸法a2<寸法a1になり、芯線7と端子5との非接触の部位45を従来よりも小さくすることができる。そして、被覆体除去部13が設けられたことによって形成された芯線7の露出部位の長さLに対する芯線7と端子5との非接触の部位45の長さを短くすることができる。なお、図8(a)は、端子5の電線圧着部15をカシメる前の状態を示している。また、図7、図8では接着剤11の表示は省略している。
なお、端子付き電線1において、接着剤11等の不透水性部材を削除してもよい。
すなわち、長手方向の一端部の一部で芯線が露出するように被覆体が除去されている電線と、電線圧着部を備えこの電線圧着部がカシメられていることで、前記電線の長手方向の一端部の一部で露出している芯線が前記電線圧着部に接触し前記電線圧着部で覆われているとともに、前記電線の長手方向の一端部を保持している端子とを有し、長手方向の一端部の一部で前記芯線が露出するように生成された前記被覆体の除去部が、前記芯線から離れるにしたがって開口面積が広くなっているように構成してもよい。
この場合、図8(b)で示すような電線圧着部15のカシメがなされることで、電線3の長手方向の一端が接着剤11を用いることなくシールされていることが望ましい。
1 端子付き電線
3 電線
5 端子
7 芯線
9 被覆体
11 不透水性の部材
13 被覆体の除去部
15 電線圧着部
33 圧着本体部
35 基端側圧着部
37 先端側圧着部

Claims (2)

  1. 芯線が被覆体で覆われており、前記芯線の長手方向の一端面を含む長手方向の一端部が不透水性の部材で被覆されており、長手方向一端部の一部であって周方向の一部で前記芯線が露出するように前記被覆体の一部と前記被覆体を覆っていた前記不透水性部材の一部とが除去されている電線と、
    電線圧着部を備え、この電線圧着部がカシメられていることで前記電線の長手方向の一端部の一部で露出している芯線が、前記電線圧着部に接触し前記電線圧着部で覆われているとともに、前記電線の長手方向の一端部を保持している端子と、
    を有し、前記被覆体と前記不透水性部材とが除去されている部位である被覆体除去部は、前記電線圧着部がカシメられる前の状態では、前記芯線の長手方向に延びている中心軸を含む所定の平面による断面形状が等脚台形状になっていることで、前記芯線から離れるにしたがって開口面積が広くなっていたことを特徴とする端子付き電線。
  2. 請求項1に記載の端子付き電線において、
    前記被覆体と前記不透水性部材とが除去されている部位である被覆体除去部の縁の全周が電線圧着部に密着していることを特徴とする端子付き電線。
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