JP2018014313A - 端子付電線 - Google Patents

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拓也 川口
Takuya Kawaguchi
拓也 川口
敏明 葛西
Toshiaki Kasai
敏明 葛西
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Abstract

【課題】芯線にガルバニック腐食が生じてしまうことを効果的に防止できる端子付電線を提供する。【解決手段】端子付電線1は、芯線露出部63を含む電線60と、芯線露出部63が電気的に接続された端子10とを備える。芯線露出部63は、芯線露出部63の被水を防止する防水樹脂70Bに覆われる。端子10は、ワイヤーバレル部30とインシュレーションバレル部50とを連結するトランジション部40と、トランジション部40の内面11に形成された凸部80A〜80Cとを有する。凸部80A〜80Cは、被覆際63Aから離間した位置で芯線露出部63に接触する。凸部80A〜80Cが内面11と芯線露出部63との間に介在することにより、内面11と芯線露出部63との間で被覆際63Aまで延びる第1の樹脂形成空間S1が形成される。第1の樹脂形成空間S1には、被覆62と内面11との間U1の終端部を閉塞する閉塞樹脂70Aが設けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、端子付電線に係り、特に端子と電線の芯線とが異なる金属で形成された端子付電線に関するものである。
従来から、端子と電線の芯線とが互いに異なる材料で形成された端子付電線が知られている。概して、このような端子付電線の芯線はアルミニウム(電気化学的に卑な金属)で形成され、端子は銅(電気化学的に貴な金属)で形成される。このような端子付電線の芯線と端子との接続部分が被水すると、水などの電解液を介して芯線と端子との間に電池回路が形成され、電気化学的に卑な金属(アルミニウム)が電解液中に溶出して腐食される現象(ガルバニック腐食)が生じる。すなわち、芯線と端子との接続部分が被水すると、アルミニウムからなる芯線にガルバニック腐食が生じてしまう。
芯線にこのようなガルバニック腐食が生じることを防止するために、図18及び図19に示すような端子付電線200が用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。ここで、図18は端子付電線200の平面図、図19は端子付電線200の図18のA−A線断面図である。
図18に示すように、端子付電線200は、被覆262が剥がされて芯線261が露出された芯線露出部263を含む電線260と、芯線露出部263が電気的に接続された端子210とを備えている。電線260の芯線露出部263は樹脂270によって覆われている。端子210は、芯線露出部263が電気的に接続されたワイヤーバレル部230と、被覆262に固定されたインシュレーションバレル部250と、ワイヤーバレル部230とインシュレーションバレル部250とを連結するトランジション部240とを含んでいる。このトランジション部240における端子210と内面210Aの間には空間Gが形成されている。このような端子付電線200によれば、芯線露出部263が樹脂270によって覆われているため、芯線露出部263が被水してしまうことが防止される。その結果、芯線261にガルバニック腐食が生じてしまうことが抑制される。
しかしながら、端子付電線200が高温環境下に置かれるなどして被覆262が加熱されると、被覆262の油分が気化する等により被覆262が収縮し、収縮した被覆262と端子210の内面210Aとの間に隙間が生じてしまう。この隙間から水が侵入すると、浸入した水が被覆262と内面210Aとの間T(図19参照)を通って芯線露出部263に達し、芯線露出部263が被水してしまう。すなわち、被覆262と内面210Aとの間に隙間が生じた場合、被覆262と内面210Aとの間Tから水が浸入して、芯線261にガルバニック腐食が発生してしまう。
そこで、空間Gに樹脂270を充填して、このような被覆262と内面210Aとの間Tの終端部を閉塞して芯線露出部263が被水するのを防止することが考えられる。しかしながら、端子210と電線260とは加締めにより密接した状態となっているため、空間Gは概して極めて小さく、芯線露出部263の下方の空間Gにまで樹脂270を充填することは困難である。このように、従来の端子付電線では被覆と端子の内面との間の終端部を樹脂で閉塞することが困難であり、被覆が収縮した場合に芯線にガルバニック腐食が生じてしまう問題を解決することが難しい。
特開2010−108798号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、芯線にガルバニック腐食が生じてしまうことを効果的に防止できる端子付電線を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、芯線にガルバニック腐食が生じてしまうことを効果的に防止できる端子付電線が提供される。この端子付電線は、芯線が露出された芯線露出部を含む電線と、上記芯線露出部が電気的に接続された端子とを備えている。上記芯線露出部は、上記芯線露出部の被水を防止する防水樹脂に覆われている。上記端子は、上記芯線と異なる金属で形成されている。また、上記端子は、上記芯線露出部の一部を固定するワイヤーバレル部と、上記被覆の一部を固定するインシュレーションバレル部と、上記ワイヤーバレル部と上記インシュレーションバレル部とを連結するトランジション部とを有している。上記トランジション部には、内部に上記芯線露出部の被覆際を含む上記電線の一部が配置される。また、上記端子は、上記トランジション部における上記端子の内面に形成された凸部をさらに有している。上記凸部は、上記被覆際から離間した位置で上記芯線露出部に接触する。上記凸部が、上記端子の内面と上記芯線露出部との間に介在することにより、上記内面と上記芯線露出部との間で上記被覆際まで延びる第1の樹脂形成空間が形成される。そして、上記第1の樹脂形成空間には、上記被覆と上記内面との間の終端部を閉塞する閉塞樹脂が設けられる。
これにより、第1の樹脂形成空間に設けられた閉塞樹脂により被覆と端子の内面との間の終端部が閉塞されるため、例えば被覆が収縮することにより被覆と端子の内面との間に生じた隙間から水が浸入した場合でも、該水がこの閉塞樹脂によって堰き止められる(止水される)ため、芯線露出部が被水してしまうことがない。すなわち、芯線にガルバニック腐食が生じてしまうことが効果的に防止される。
また、上記凸部が上記被覆際から離間した位置で上記芯線露出部に接触しているため、被覆際からある程度離れた位置で芯線が押圧されることとなり、芯線露出部と端子の内面との間で被覆際まで延びる樹脂充填空間が確実に形成される。
ここで、上記凸部を互いに対向する上記内面の側部のそれぞれに形成することが好ましい。これにより、芯線露出部がその両側から押圧されるため、芯線が端子の中心軸上に確実に配置される。その結果、芯線露出部と内面との間の開口が大きくなるとともに、その両側の開口が同じ大きさとなり、芯線露出部の両側から均等に樹脂を浸透させることができる。
また、上記凸部を上記内面の底部に形成してもよい。このように内面の底部に凸部を設けることで、芯線露出部の下側にも大きな空間が形成される。その結果、樹脂が芯線露出部の下方に浸透し易くなり、被覆と内面との間の終端部を全周に渡って確実に閉塞することが可能となる。また、上記凸部を上記内面の全周に形成してもよい。これにより、被覆と内面との間の終端部を全周に渡って確実に閉塞することができる。さらに、単一の凸部を設ければ足りるため、製造工程を簡略化することができる。
また、本発明に係る端子付電線は、上記インシュレーションバレル部における上記端子の内面に形成され、上記被覆に接触した状態で上記インシュレーションバレル部の周方向に沿って延びる突起部をさらに備えてもよい。この場合において、上記突起部が上記端子の内面と上記被覆との間に介在することにより、上記第1の樹脂形成空間につながる第2の樹脂形成空間が、上記内面と、上記被覆と、上記突起部との間に形成される。そして、上記第2の樹脂形成空間には上記閉塞樹脂が設けられている。
このような構成により、第1の樹脂形成空間に閉塞樹脂を浸透させた際に第2の樹脂形成空間にも閉塞樹脂が流れ込むことにより、閉塞樹脂が被覆の全周に密着することとなるため、水がトランジション部に侵入してしまうことが抑制される。また、第2の樹脂形成空間にも閉塞樹脂が充填されていることにより、閉塞樹脂が被覆に広い範囲で密着することになるため、樹脂と被覆との間の密着性が高まる。そのため、被覆が加熱等されて収縮した場合において樹脂が被覆から剥がれてしまうことが抑制され、水がトランジション部に侵入してしまうことが防止される。
なお、この場合において、上記突起部は、上記インシュレーションバレル部と上記トランジション部との境界部の近傍に形成されることが好ましい。このような構成により、第1の樹脂形成空間につながる第2の樹脂形成空間を容易に形成することができる。
なお、上記閉塞樹脂及び上記防水樹脂部を同一の材料で形成してもよい。これにより、製造工程を簡略化できるとともに、製造コストを抑えることができる。また、上記閉塞樹脂及び上記防水樹脂をそれぞれ異なる材料で形成してもよい。これにより、閉塞効果及び防水効果を高めることができる。
本発明によれば、第1の樹脂形成空間に被覆と内面との間の終端部を閉塞する閉塞樹脂が設けられているため、芯線にガルバニック腐食が生じてしまうことを効果的に防止できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態における端子付電線を示す正面図である。 図1に示す端子付電線の平面図である。 図2に示す端子付電線のうち、端子のトランジション部の近傍を拡大して示す図である。 図3のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 図3のD−D線断面図である。 図1に示す端子付電線の製造方法を示す図である。 図1に示す端子付電線の製造方法を示す図である。 図1に示す端子付電線の製造方法を示す図である。 図1に示す端子付電線の製造方法を示す図であり、図3に対応する平面図である。 図10Aに示す端子付電線を示す図4に対応する断面図である。 図10Aに示す端子付電線を示す図6に対応する断面図である。 図1に示す端子付電線の製造方法を示す図であり、図3に対応する平面図である。 図11Aに示す端子付電線を示す図4に対応する断面図である。 図11Aに示す端子付電線を示す図6に対応する断面図である。 本発明の第2の実施形態における端子付電線の図4に対応する断面図である。 本発明の第2の実施形態における端子付電線の図6に対応する断面図である。 本発明の第3の実施形態における端子付電線を示す図1に対応する正面図である。 図14に示す端子付電線を示す図6に対応する図である。 図15に示すE−E線断面図である。 図14に示す端子付電線の製造方法を示す図8に対応する図である。 従来の端子付電線を示す模式図である。 図18に示す端子付電線の図18のA−A線断面図である。
以下、本発明に係る端子付電線の実施形態について図1から図17を参照して詳細に説明する。なお、図1から図17において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図17においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
図1は本発明の第1の実施形態における端子付電線1を示す正面図、図2は端子付電線1を示す平面図である。図1及び図2に示すように、端子付電線1は、端子10と、端子10に電気的に接続された電線60とを含んでいる。電線60には、その先端部から一定の距離だけ被覆62が剥離されたことにより芯線61が露出された芯線露出部63が形成されている。このような芯線61は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金により形成される。
端子10は、電線60の芯線61と異なる材料(例えば、銅又は銅合金)により形成されており、相手方端子(図示せず)を内部に受け入れて該相手方端子に電気的に接続される端子接続部20と、加締めることにより芯線露出部63と電気的に接続されたワイヤーバレル部30と、加締めることにより被覆62の一部を固定するインシュレーションバレル部50と、端子接続部20とワイヤーバレル部30とを連結する連結板部10Aと、ワイヤーバレル部30とインシュレーションバレル部50とを連結するトランジション部40とを含んでいる。トランジション部40には、被覆際63Aを含む芯線露出部63の一部と被覆62の一部とが収容されている。
図1及び図2に示すように、端子10のワイヤーバレル部30、トランジション部40、及びインシュレーションバレル部50の一部には、これらを全面的に覆うように樹脂70が設けられている。この樹脂70の例としては、熱硬化樹脂やUV硬化樹脂を用いてもよい。そして、このような樹脂70により端子10に電気的に接続された芯線露出部63の全体が覆われているため、端子10が被水した場合でも芯線露出部63が防水される。すなわち、端子10と芯線露出部63の間に電池回路が形成されることが防止され、芯線61にガルバニック腐食が発生することが抑制される。
ここで、図3は端子10のトランジション部40の近傍を拡大して示す図であり、図4は図3のB−B線断面図、図5はC−C線断面図、図6はD−D線断面図である。図6に示すように、電線60の芯線露出部63は、端子10のワイヤーバレル部30によって加締められることにより、大きく潰れるように変形してワイヤーバレル部30に電気的に接続されている。また、電線60の被覆62の一部は、端子10のインシュレーションバレル部50によって加締められている。これにより、インシュレーションバレル部50と被覆62とが全周に渡って密着し、互いに固定されている。
図3及び図4に示すように、トランジション部40は、Y方向において互いに対向する側部40A,40Bと、底部40Cとを含んでいる。トランジション部40における端子10の内面11には、側部40Aからトランジション部40の内側に向かって突出する第1の凸部80Aと、側部40Bからトランジション部40の内側に向かって突出する第2の凸部80Bと、底部40Cからトランジション部40の内側に向かって突出する第3の凸部80Cとが形成されている。本実施形態において、これら凸部80A〜80Cは、断面視において略ドーム状の外形となるように形成される。また、本実施形態では、これらの凸部80A〜80Cはビード加工によって形成されており、側部40A,40B及び底部40Cの芯線露出部63との対向面では、凸部80A〜80Cが芯線露出部63に向かって突出し、その反対面では、凸部80A〜80Cに対応した凹みが形成されている。なお、凸部80A〜80Cの外形は図示のものに限られるものではなく、ビード加工以外の方法によって凸部80A〜80Cを形成してもよい。
図3及び図6に示すように、凸部80A〜80Cは、芯線露出部63の被覆際63A及びワイヤーバレル際63Bの双方から離間した位置に形成されており、トランジション部40における端子10の内面11と芯線露出部63との間に介在して芯線露出部63及び内面11を互いに離間させるように構成されている。このような構成により、芯線露出部63が凸部80A〜80Cによって内側に押圧され、凸部80A〜80Cから芯線露出部63の被覆際63Aに向かって延びる空間S1がトランジション部40の内側に形成されている。
図3から図6に示すように、この空間S1(第1の樹脂形成空間)には樹脂70が設けられており、この樹脂70によって被覆62とトランジション部40における内面11との間U1の終端部が全周に渡って閉塞された状態となっている。したがって、例えば高温環境下で被覆62が加熱されることにより被覆62が収縮し、端子10の内面11と被覆62との間に隙間が形成された場合でも、このような隙間から侵入した水が樹脂70によって堰き止められる(止水される)結果、芯線露出部63が被水してしまうことが防止される(図6参照)。すなわち、芯線露出部63と端子10との間に電池回路が形成されることが防止され、芯線61にガルバニック腐食が生じてしまうことが防止される。
このように、本実施形態の端子付電線1においては、芯線露出部63のY方向における両側に空間S1が大きく開口しているため、これらの開口から樹脂70を容易かつ一様に浸透させることができる。これによって、被覆62と内面11との間U1の終端部の全周が樹脂70によって閉塞され、芯線露出部63(トランジション部40)が被水することが防止され、芯線61にガルバニック腐食が生じることが防止される。
以下、このような端子付電線1の製造方法の一例について、図7から図11Cを参照しつつ詳細に説明する。ここで、図7は端子10が成形される前の銅板材100の平面図、図8は銅板材100に電線60が載置された状態を示す平面図、図9は後述する折り曲げ工程により成形された加締め前端子110を示す斜視図である。また、図10Aは後述する加締め工程により成形された端子10及び該端子10に電気的に接続された電線60を示す平面図、図10Bは図10Aの端子10及び電線60を示す図4に対応する断面図、図10Cは図6に対応する断面図である。また、図11Aは後述する閉塞樹脂形成工程により閉塞樹脂が設けられたトランジション部40の近傍を示す平面図、図11Bは図11Aの端子10及び電線60を示す図4に対応する断面図、図11Cは図6に対応する断面図である。
まず、図7に示すように、銅又は銅合金からなる銅板材100を用意する。この銅板材100は、X方向に沿った中心軸Pに対して対称の外形となるように成形される。具体的には、銅板材100は、第1の部分101、第2の部分102、第3の部分103、及び第4の部分104がX方向に沿って形成された、中心軸Pに対して対称な外形となるように成形される。
ここで、第1の部分101は、その幅(Y方向の長さ)W1が電線60の被覆62の外径と略同一の長さになるように成形され、第3の部分103は、その幅W3がW1よりも大きくなるように成形され、第2の部分102は、その幅W2がW3よりも大きくなるように成形され、第4の部分104は、その幅W4がW2よりも大きくなるように成形される。このような第1の部分101、第2の部分102、第3の部分103、及び第4の部分104は、それぞれ、図1に示す連結板部10A、ワイヤーバレル部30、トランジション部40、及びインシュレーションバレル部50に対応するものである。
図7に示すように、第3の部分103のX方向における中央部近傍には、第3の部分103の+Y方向側の縁部に隣接する第1の凸部80Aと、−Y方向側の縁部に隣接する第2の凸部80Bと、第1の凸部80Aと第2の凸部80Bとの間に位置する第3の凸部80Cとが、それぞれY方向に沿って設けられている。なお、これらの凸部80A〜80Cは、例えば、所定の金型を用いて銅板材100を成形することによって端子10と一体的に形成し得る。
次に、図8に示すように、芯線露出部63が形成された電線60を銅板材100に載置する。この際、電線60の中心軸Qと銅板材100の中心軸Pとを一致させるとともに、芯線露出部63の先端(被覆際63Aと反対側の端部)を第1の部分101に位置させる。さらに、芯線露出部63の被覆際63Aを、第3の部分103及び第4の部分104の境界部Kと凸部80A〜80Cとの間に位置させる。
次に、図8に示すように、第1の部分101の+Y方向側の縁部101Aに沿った基準線L1に沿って、該基準線L1よりも+Y方向側に位置する銅板材100の部分を図8の紙面上側に折り曲げる。同様に、第1の部分101の−Y方向側の縁部101Bに沿った基準線L2に沿って、該基準線L2よりも−Y方向側に位置する銅板材100の部分を図8の紙面上側に折り曲げる(折り曲げ工程)。これにより、図9に示す加締め前端子110が形成される。
図9に示すように、加締め前端子110は、基底部111と、基底部111の+Y方向側の縁部から+Z方向に延びる第1の側壁部112と、基底部111の−Y方向側の縁部から+Z方向に延びる第2の側壁部113とを含んでいる。ここで、加締め前端子110の第1の側壁部112は、基準線L1よりも+Y方向側に位置する銅板材100の部分に対応するものであり、第2の側壁部113は、基準線L2よりも−Y方向側に位置する銅板材100の部分に対応するものである。
上述した折り曲げ工程により、第1の凸部80Aは、第1の側壁部112の第3の部分103における内面112Aに位置して−Y方向に突出し、第2の凸部80Bは、第2の側壁部113の第3の部分103における内面113Aに位置して+Y方向に突出し、第3の凸部80Cは、基底部111の第3の部分103における上面111Aに位置して+Z方向に突出する。
このように、−Y方向に突出する第1の凸部80Aと+Y方向に突出する第2の凸部80Bとによって芯線露出部63がY方向の両側から挟み込まれた状態となるため、電線60の中心軸Qが加締め前端子110(銅板材100)の中心軸Pからずれることなく、折り曲げ工程後も中心軸P,Qが一致した状態が保持される。
折り曲げ工程の後、図示しない加締め具を用いて加締め前端子110を加締める(加締め工程)。図10Aに示すように、この加締め工程により、加締め前端子110の第1の側壁部112及び第2の側壁部113がそれぞれ内側に湾曲するように変形し、ワイヤーバレル部30と、トランジション部40と、インシュレーションバレル部50とを含む端子10が成形される。
より具体的には、加締め前端子110の側壁部112,113が第2の部分102において互いに接触するように変形してワイヤーバレル部30が成形され、このワイヤーバレル部30によって電線60の芯線露出部63が加締められ、電線60がワイヤーバレル部30に電気的に接続される。また、側壁部112,113が第4の部分104において互いに接触するように変形してインシュレーションバレル部50が成形され、このインシュレーションバレル部50によって電線60の被覆62が加締められ、電線60とインシュレーションバレル部50とが互いにしっかりと固定される。
上述したように、加締め前端子110(銅板材100)の第3の部分103におけるX方向の中央部近傍には、加締め前端子110の内側に配置された芯線露出部63に向かって突出する凸部80A〜80Cが形成されている(図9参照)。したがって、この加締め工程において加締め前端子110が内側に向かって変形すると、芯線露出部63はこれら凸部80A〜80Cによって3方向から押圧される(図10B参照)。その結果、芯線露出部63が変形してトランジション部40における内面11と芯線露出部63との間に空間S1が形成される(図10A及び図10C参照)。より具体的には、図10Bに示すように、この加締め工程の際に芯線露出部63が凸部80A〜80Cに押圧されて大きく内側に押し潰されるように変形するため、従来の端子付電線200の空間G(図18及び図19参照)に比べて大きな空間S1が形成される。
また、芯線露出部63は、凸部80A,80BによってY方向の両側から挟み込まれるため、芯線露出部63が+Y方向又は−Y方向にずれてしまうことなく、加締め工程後も中心軸P,Qが一致した状態が保たれる(図10A参照)。したがって、加締め工程後の空間S1は、芯線露出部63のY方向における両側で均等に大きく開口した状態となっている。
加締め工程の後、図11A〜図11Cに示すように、トランジション部40における内面11と芯線露出部63との間に形成された空間S1(第1の樹脂形成空間)に樹脂70を充填させる(閉塞樹脂形成工程)。
閉塞樹脂形成工程の後、図1及び図2に示すように、端子10のインシュレーションバレル部50から連結板部10Aを覆うように樹脂70をさらに設ける(防水樹脂形成工程)。これにより、図4から図6に示すように、芯線露出部63の全体が樹脂70(防水樹脂70B)によって覆われ、芯線露出部63が防水される。
なお、閉塞樹脂70A及び防水樹脂70Bを同一の材料で形成してもよいし、異なる材料で形成してもよい。
以上、折り曲げ工程、加締め工程、閉塞樹脂形成工程、及び防水樹脂形成工程を経て、端子付電線1が完成する。
このように、芯線露出部63のY方向における両側で均等に大きく開口する空間S1をトランジション部40に形成できるため、これらの開口から樹脂70を容易かつ一様に浸透させることができる。これにより、図11A及び図11Cに示すように、被覆62と内面11との間U1の終端部の全周を樹脂70(閉塞樹脂70A)で閉塞することが可能となる。
また、底部40Cに設けられた凸部80Cによって芯線露出部63が上側(+Z方向)に押圧されて大きく変形することにより、空間S1は芯線露出部63の下側に大きく広がっているため(図11C参照)、空間S1の開口から注入された樹脂70は芯線露出部63の下側にまでスムーズに浸透する。そのため、被覆62と内面11との間U1の終端部の全周が効果的に閉塞される。
そして、このように芯線露出部63と内面11との間に大きな空間S1が形成されているため、仮に樹脂70を粘度の高い(変形しにくい)材料で形成した場合でも、この樹脂70を空間S1に浸透させ、被覆62と内面11との間U1の終端部の全周を閉塞できる。樹脂70が粘度の高い材料で形成されている場合、充填後に樹脂70が変形してしまうことが殆どないため、被覆62と内面11との間U1の終端部をより確実に閉塞することができる。
このように、被覆62と内面11との間U1の終端部の全周を実質的に完全に樹脂70(閉塞樹脂70A)で閉塞することが可能であるため、端子10の−X方向側の端部から水が端子10の内面11と被覆62との間を通ってトランジション部40に侵入することが防止される。
上述の実施形態においては、トランジション部40における内面11に3つの凸部80A〜80Cが形成されているが(より具体的には、トランジション部40の側部40Aに第1の凸部80Aが形成され,側部40Bに第2の凸部80Bが形成され、底部40Cに第3の凸部80Cが形成されているが)、トランジション部40における内面11と芯線露出部63との間に大きな空間S1を形成することができるのであれば、凸部の数は適宜変更されてもよく、また、内面11のトランジション部40における任意の位置に凸部が形成されていてもよい。この点に関し、例えば以下のような第2の実施形態が考えられる。
図12は、このような第2の実施形態に係る端子付電線2を示す図4に対応する断面図であり、図13は、端子付電線2の図6に対応する断面図である。図12及び図13に示すように、端子付電線2は、端子10のトランジション部40に設けられた凸部180を備えている。図12に示すように、この凸部180は、トランジション部40における内面11のX方向の中央部近傍において内面11の略全周に渡って周設されており、内面11と芯線露出部63との間に介在して芯線露出部63を全周に渡って押圧している。このような構成により、図13に示すように、内面11と芯線露出部63との間に芯線露出部63の被覆際63Aまで延びる空間S2が形成されている。
この空間S2は、上述のように内面11の略全周に渡って設けられた凸部180が芯線露出部63を全周に渡って押圧することにより形成されたものであるため、従来の端子付電線200に形成された空間G(図19参照)に比べて大きく広がるように形成されている。図13に示すように、空間S2(第1の樹脂形成空間)には樹脂70が充填されており、この樹脂70によって被覆62と内面11との間U2の終端部が全周に渡って閉塞される。
本実施形態によれば、トランジション部40のX方向における中央部近傍に凸部180が全周に渡って形成されているため、上述した折り曲げ工程及び加締め工程の際に芯線露出部63が全周に渡って一様に押圧される。したがって、芯線露出部63を確実に端子10の中心軸上に配置することができ、内面11と芯線露出部63との間の全周に渡って空間S2を形成することができる。また、単一の凸部180を形成すれば足りるため、製造工程を簡略化することが可能である。
なお、上述の第1及び第2の実施形態では、銅板材100の縁部同士が接触した状態でインシュレーションバレル部50が形成されているが(図3参照)、必ずしもこのように縁部同士が接触している必要はなく、銅板材100の縁部同士が離間していてもよい。
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えば図6に示すように、被覆62と内面11との間U1の終端部を樹脂70で閉塞することによって、水がトランジション部40に浸入することを防止している。しかしながら、このような構成では、樹脂70が被覆62と内面11との間U1の終端部を閉塞するに留まる。換言すれば、樹脂70が被覆62に密着する面積(範囲)が僅少である。したがって、被覆62が加熱等されて収縮すると、被覆際63Aにおいて樹脂70が被覆62から剥がれてしまい、被覆62と樹脂70との間に隙間が生じるおそれがある。そして、このような隙間が生じた場合、水がトランジション部40に浸入してしまう。
以下に説明する第3の実施形態は、このような問題を解決するためのものである。ここで、図14は第3の実施形態に係る端子付電線3を示す図1に対応する正面図、図15は端子付電線3を示す図6に対応する断面図、図16は図15のE−E線断面図である。
図15に示すように、端子付電線3のインシュレーションバレル部350は、上述の第1及び第2の実施形態と異なり、銅板材の一部を重ね合わせる(オーバーラップさせる)ことによって形成されている。このインシュレーションバレル部350における内面11には、内面11から被覆62に向かって突出する突起部390が、ビード加工により形成されている。なお、突起部390をビード加工以外の方法により形成してもよい。
図14に示すように、この突起部390は、インシュレーションバレル部350のうちトランジション部40との境界部の近傍に形成されている。なお、図14では、突起部390を形成するためのビード加工によりインシュレーションバレル部350の外面に形成された凹部391が示されている。図14及び図16に示すように、突起部390は、インシュレーションバレル部350の周方向に沿ってインシュレーションバレル部350の下半分に周設されている。また、図14に示すように、突起部390は、突起部390のZ方向における長さがトランジション部40のZ方向における長さと略同一となるように形成されている。
図15に示すように、このような突起部390がインシュレーションバレル部350に形成されることにより、被覆62が突起部390によって押圧され、インシュレーションバレル部350とトランジション部40との境界部近傍において被覆62が押し上げられた状態になっている。そして、これにより、空間S1につながる空間S3が、インシュレーションバレル部350における端子10の内面11と、電線60の被覆62と、突起部390との間に形成される。
このように、本実施形態によれば、芯線露出部63の被覆際63Aよりも−X方向側に、空間S1につながる空間S3が形成されているため、図15に示すように、空間S1(第1の樹脂形成空間)に樹脂70を流し込むと、樹脂70は空間S3(第2の樹脂形成空間)にまで流れ込む。その結果、被覆62と内面11との間の終端部U3(図15参照)が樹脂70によって閉塞されるとともに、空間S3が樹脂70によって充填される。すなわち、空間S1及び空間S3の双方が樹脂70によって充填される。
以上のように、本実施形態によれば、インシュレーションバレル部350における被覆62と端子10の内面11との間(すなわち、空間S3)にまで樹脂70が流れ込むことにより、樹脂70が被覆62の全周にわたって密着するため(すなわち、端子付電線の防水性が高まるため)、トランジション部40内に水が浸入しまうことが効果的に防止される。
また、図15に示すように、樹脂70が被覆際63Aから−X方向側にまで形成されているため、樹脂70が被覆62と端子10の内面11との間の終端部を閉塞するに留まる第1の実施形態や第2の実施形態に比べて、樹脂70が広い範囲で被覆62に密着することとなる。すなわち、第1の実施形態や第2の実施形態に比べて樹脂70と被覆62との間の密着性が高まることとなる。そのため、加熱等により被覆62が収縮した場合でも、樹脂70が被覆62から剥がれてしまうことが抑制され、トランジション部40に水が浸入してしまうことが防止される。
次に、このような端子付電線3の製造方法の一例について説明する。まず、図17に示すような銅板材310を用意する。図17に示すように、銅板材310の外形は図7に示す銅板材100と同様であるが、第4の部分304(インシュレーションバレル部350)のY方向の長さが銅板材100の第4の部分104よりも長くなっている点と、第4の部分304のうち第3の部分103(トランジション部40)との境界部近傍に突起部390が形成されている点において異なる。この突起部390は、銅板材310の中心軸Pに対して線対称に形成されており、第3の部分103のY方向における長さと略同一の長さを有している。
図17に示すように、このような銅板材310に、銅板材310の中心軸Pと電線60の中心軸Qとを一致させるように電線60を載置する。この際、電線60の芯線露出部63の被覆際63Aを凸部80A〜凸部80Cと突起部390との間に位置させる。これにより、突起部390が被覆62に当接した状態となる。その後、図17において矢印に示すように、銅板材310を紙面上側に折り曲げて圧着前端子(図9参照)を形成した後、第4の部分304を加締める(図10A参照)。ここで、上述のように第4の部分304のY方向における長さは、図7に示す銅板材100の第4の部分104のY方向における長さよりも長く形成されているため、第4の部分304を加締めることにより、第4の部分304が上方で重なり合い、オーバーラップしたインシュレーションバレル部350が構成される(図15参照)。
また、第4の部分を加締めることにより、図16に示すように、インシュレーションバレル部350において被覆62の下半分が突起部390によって圧迫され、突起部390よりも+X方向側に、空間S1につながる空間S3がインシュレーションバレル部350の下半分の全周にわたって形成される(図15参照)。
その後、空間S1(第1の樹脂形成空間)に樹脂70を浸透させると、樹脂70は空間S1につながる空間S3(第2の樹脂形成空間)にも浸透する。その結果、図15に示すように、空間S1と空間S3との双方に樹脂70が充填され、樹脂70が被覆62の広い範囲にわたって密着する。最後に、インシュレーションバレル部350から連結板部10Aを覆うように樹脂70をさらに設けることにより、図14に示す端子付電線3が完成する。
なお、上述した実施形態では、図14に示すように、突起部390をインシュレーションバレル部350のうちトランジション部40との境界部近傍に形成したが、該境界部近傍から−X方向側にある程度ずれた位置に突起部390を形成してもよい。例えば、トランジション部350のX方向における中央部よりも+X方向側に突起部390を形成してもよい。
ただし、突起部390をインシュレーションバレル部350とトランジション部40との境界部近傍に形成することにより、突起部390と被覆62の+X方向側の端部(被覆際63A)との間の距離が近くなるため、被覆62が突起部390によって圧迫された際に、被覆62の+X方向側の端部と端子10の内面11との間に容易に隙間が形成される。すなわち、空間S1につながる空間S3を容易に形成することができる。したがって、突起部390をインシュレーションバレル部350のうちトランジション部40との境界部近傍に形成することが好ましい。
また、上述の第3の実施形態では、銅板材が重なり合ってインシュレーションバレル部350が形成されているが(図15参照)、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、銅板材を重ね合わせることなくインシュレーションバレル部を形成してもよいことは言うまでもない。逆に、上述の第1及び第2の実施形態では、銅板材を重ね合わせることなくインシュレーションバレル部を形成したが(図6及び図13参照)、第3の実施形態と同様に、銅板材を重ね合わせてインシュレーションバレル部を形成してもよい。
以上、これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
また、本明細書において使用した用語「下」、「上」、「底」、「上方」、「下方」、「上側」、「下側」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
1,2,3 端子付電線
10 端子
10A 連結板部
11 内面
20 端子接続部
30 ワイヤーバレル部
40 トランジション部
40A,40B 側部
40C 底部
50 インシュレーションバレル部
60 電線
61 芯線
62 被覆
63 芯線露出部
63A 被覆際
63B ワイヤーバレル際
70 樹脂
70A 閉塞樹脂
70B 防水樹脂
80A 第1の凸部
80B 第2の凸部
80C 第3の凸部
100 銅板材
101 第1の部分
101A,101B 縁部
102 第2の部分
103 第3の部分
104 第4の部分
110 加締め前端子
111 基底部
111A 上面
112 第1の側壁部
112A,113A 内面
113 第2の側壁部
180 凸部
304 第4の部分
310 銅板材
350 インシュレーションバレル部
390 突起部
391 凹部

Claims (8)

  1. 芯線が露出された芯線露出部を含む電線と、
    前記芯線露出部が電気的に接続された端子であって、前記芯線と異なる金属で形成された端子と、
    前記芯線露出部を覆って前記芯線露出部の被水を防止する防水樹脂と
    を備え、
    前記端子は、
    前記芯線露出部の一部を固定するワイヤーバレル部と、
    前記芯線の被覆の一部を固定するインシュレーションバレル部と、
    前記ワイヤーバレル部と前記インシュレーションバレル部とを連結するトランジション部であって、内部に前記芯線露出部の被覆際を含む前記電線の一部が配置されたトランジション部と、
    前記トランジション部における前記端子の内面に形成された凸部であって、前記被覆際から離間した位置で前記芯線露出部に接触する凸部と
    を有し、
    前記凸部が、前記端子の内面と前記芯線露出部との間に介在することにより、前記内面と前記芯線露出部との間で前記被覆際まで延びる第1の樹脂形成空間が形成され、
    前記第1の樹脂形成空間には、前記被覆と前記内面との間の終端部を閉塞する閉塞樹脂が設けられていることを特徴とする端子付電線。
  2. 前記凸部が互いに対向する前記内面の側部のそれぞれに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子付電線。
  3. 前記凸部が前記内面の底部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子付電線。
  4. 前記凸部が前記内面の全周に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子付電線。
  5. 前記インシュレーションバレル部における前記端子の内面に形成され、前記被覆に接触した状態で前記インシュレーションバレル部の周方向に沿って延びる突起部をさらに備え、
    前記突起部が前記端子の内面と前記被覆との間に介在することにより、前記第1の樹脂形成空間につながる第2の樹脂形成空間が、前記内面と、前記被覆と、前記突起部との間に形成されており、
    前記第2の樹脂形成空間には前記閉塞樹脂が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端子付電線。
  6. 前記突起部は、前記インシュレーションバレル部と前記トランジション部との境界部の近傍に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の端子付電線。
  7. 前記閉塞樹脂及び前記防水樹脂が同一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の端子付電線。
  8. 前記閉塞樹脂及び前記防水樹脂がそれぞれ異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の端子付電線。
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