JP6248502B2 - 測定システムおよび測定方法 - Google Patents

測定システムおよび測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6248502B2
JP6248502B2 JP2013196943A JP2013196943A JP6248502B2 JP 6248502 B2 JP6248502 B2 JP 6248502B2 JP 2013196943 A JP2013196943 A JP 2013196943A JP 2013196943 A JP2013196943 A JP 2013196943A JP 6248502 B2 JP6248502 B2 JP 6248502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
value
processing unit
sensor
acquired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013196943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015064654A (ja
Inventor
穂高 上倉
穂高 上倉
尚彦 小田桐
尚彦 小田桐
潤一 滝口
潤一 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2013196943A priority Critical patent/JP6248502B2/ja
Publication of JP2015064654A publication Critical patent/JP2015064654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6248502B2 publication Critical patent/JP6248502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

本発明はセンサ値を取得して測定値に変換する測定処理部と測定値を用いて演算を行なう演算処理部とを備えた測定システムおよびそのような測定システムにおける測定方法に関する。
プラント等では各種のフィールド機器が用いられているが、代表的なフィールド機器として温度、圧力、流量等の物理量を測定して出力する測定システムがある。
測定システムでは、センサから取得したセンサ値に基づいて演算を行ない、演算結果を測定結果として出力することが多いが、一般に、これらの一連の処理は単一の処理装置で行なわれている。近年、装置の共用化を図るために、機能毎にモジュール化することが行なわれるようになっており、測定システムでもセンサ値を取得する取得処理部と演算を行なう演算処理部とでモジュール化を進めることにより、それぞれのモジュールの汎用化や組み合わせ自由度の向上等が期待される。
図13は、モジュール化を行なった場合に想定される測定システムの構成例を示すブロック図である。本図に示すように測定システム300は、測定処理部310、センサ320、演算処理部330を備えている。測定処理部310、演算処理部330は、CPU、メモリ、入出力回路等を備えたマイクロコントローラ等で構成され、センサ320は測定対象に応じたデバイスが利用される。例えば、測定対象が温度であれば、熱電対、測温抵抗体等が用いられる。測定処理部310と演算処理部330とは独立に構成されており、Modbus等の通信プロトコルにより情報のやり取りを行なう。
測定処理部310は、センサ320を用いてセンサ値を取得し、デジタル変換等のデータ変換処理を行ない、内部のメモリに測定値として格納する。演算処理部330は、測定処理部310から測定値を取得し、出力すべき物理量への変換、補正、単位変換、アラーム判定等の演算を行ない、得られた値やアラーム情報を測定結果として表示装置や上位装置等に出力する。
測定処理部310のセンサ値の取得タイミングと、演算処理部330の測定値の取得タイミングとは非同期であり、それぞれ独立した周期でデータの取得を行なうものとする。
演算処理部330が測定処理部310から測定値を取得する場合には、測定処理部310に測定値要求を送り、その返信として測定処理部310から測定値を受信するものとする。これは、演算処理部330がスペック上要求される測定結果の出力レートに間に合うように測定値を自主的に取得する必要があるのと、通信プロトコルの要求から、演算処理部330をマスタとして動作させ、測定処理部310をスレーブとして動作させるためである。
図14は、起動時における測定処理部310のセンサ値の取得タイミングと、演算処理部330の測定値の取得タイミングとを説明するタイミング図である。時刻t0において測定システム300の電源がONになると、測定処理部310、演算処理部330はそれぞれ起動処理を開始する。
時刻t1で演算処理部330の起動処理が完了するが、測定処理部310では、センサ関連のウォームアップを行なう必要があるため、起動処理により長い時間を要する。
時刻t2で測定処理部310の起動処理が完了すると、測定処理部310が測定を開始し、時刻t3に1回目のセンサ値取得を行なう。演算処理部330は、1回目のセンサ値取得が完了していると想定される時刻t4に測定処理部310に測定値要求を送り、その返信として測定値を取得する。
以降は、所定間隔で測定処理部310がセンサ値を取得する処理と、所定間隔で演算処理部330が測定処理部310に測定値要求を送り、測定値を取得するという処理が繰り返される。
特開2013−160505号公報
演算処理部330は、測定処理部310が1回目のセンサ値を取得した後に1回目の測定値要求を行なうために、起動時あるいは起動処理完了時から所定の待ち時間経過後に1回目の測定値要求を行なうようにしている。このとき、測定処理部310が確実に1回目のセンサ値を取得している必要があるため、ウォームアップ完了の遅れ等に対応した十分なマージンを設定しなければならず、その分、起動時から初回の測定結果が出力されるまでの時間が長くなることになる。
起動時から初回の測定結果出力までの時間を短縮することができれば、ユーザの待ち時間が短くなって使用勝手が向上するのに加え、製品スペックとして現わるため測定システムの商品価値を高めることができる。
そこで、本発明は、センサ値を取得して測定値に変換する測定処理部と測定値を取得して演算を行なう演算処理部とを備えた測定システムにおいて、起動時から初回の測定結果出力までの時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である測定システムは、センサ値を取得して測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムであって、前記測定処理部は、起動後に前記センサ値を取得したか否かを示す取得情報を生成する取得情報生成手段を備え、前記演算処理部は、前記測定処理部から前記測定値とともに、前記取得情報を取得し、前記取得情報がセンサ値を取得していないことを示す場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする。
ここで、前記演算処理部は、前記取得情報がセンサ値を取得していないことを示す場合は、前記測定値および前記取得情報を取得する繰り返し期間を前記所定の期間より短くすることが望ましい。
また、前記取得情報生成手段は、前記センサ値を取得した回数をカウントするカウンタであり、前記取得情報は、前記カウンタのカウント値であり、前記取得情報がセンサ値を取得していないことを示す場合とは、前記カウント値が初期値であることとすることができる。
また、前記演算処理部は、前記カウント値が初期値でない場合であっても、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から変化していない場合は、前記演算を行なわないようにしてもよい。
また、前記演算処理部は、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から変化していない状況が所定期間または所定回数継続した場合に、警告を出力するようにしてもよい。
また、前記演算処理部は、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から2以上変化している場合に、警告を出力するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である測定システムは、複数個のセンサ値を取得してそれぞれ測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記複数個の測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムであって、前記測定処理部は、起動後に前記センサ値を取得したか否かを示す取得情報を生成する取得情報生成手段をセンサ値毎に備え、前記演算処理部は、各測定値について前記測定処理部から前記測定値とともに、前記取得情報を取得し、いずれかの取得情報がセンサ値を取得していないことを示す場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様である測定方法は、センサ値を取得して測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムにおける測定方法であって、前記測定処理部が、起動後に前記センサ値を取得したか否かを示す取得情報を記録し、前記演算処理部が、前記測定処理部から前記測定値とともに、前記取得情報を取得し、前記取得情報がセンサ値を取得していないことを示す場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする。
本発明によれば、センサ値を取得して測定値に変換する測定処理部と測定値を取得して演算を行なう演算処理部とを備えた測定システムにおいて、起動時から初回の測定結果出力までの時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 測定処理部の第1実施例における動作を説明するフローチャートである。 演算処理部の第1実施例における動作を説明するフローチャートである。 第1実施例の測定システムにおける起動時の測定処理部のセンサ値の取得タイミングと、演算処理部の測定値の取得タイミングとを説明するタイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 演算処理部の第2実施例における動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 演算処理部の第3実施例における動作を説明するフローチャートである。 センサが複数の場合の構成を示すブロック図である。 センサが複数の場合の演算開始タイミングを説明する図である。 センサ値が複数の場合の構成を示すブロック図である。 センサおよび測定処理部が複数の場合の構成を示すブロック図である。 モジュール化構造を採用した場合の測定システムの構成例を示すブロック図である。 起動時における測定処理部のセンサ値の取得タイミングと、演算処理部の測定値の取得タイミングとを説明するタイミング図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。
本図に示すように測定システム100は、測定処理部110、センサ120、演算処理部130を備えている。測定処理部110、演算処理部130は、CPU、メモリ、入出力回路等を備えたマイクロコントローラ等で構成され、センサ120は測定対象に応じたデバイスが利用される。例えば、測定対象が温度であれば、熱電対、測温抵抗体等が用いられる。測定処理部110と演算処理部130とは独立に構成されており、Modbus等の通信プロトコルにより情報のやり取りを行なっている。測定処理部110と演算処理部130とは、同じ筐体内に組み込んでもよいし、別装置として構成してもよい。
測定処理部110は、センサ値取得部111、カウンタ112、変換部113、測定値メモリ114を備えている。
センサ値取得部111は、センサ120を用いてセンサ値を取得する。カウンタ112は、センサ値取得部111がセンサ値を取得した回数をカウントする。カウント値は起動時に初期値である0にリセットされる。このため、カウント値は、起動後にセンサ値を取得した回数を示すことになる。なお、カウント値は、所定の値、所定のタイミング等でリセットするようにしてもよい。
変換部113は、センサ値取得部111がセンサ120から取得したセンサ値をデジタル変換等のデータ変換処理を行ない、測定値メモリ114に測定値として格納する。
演算処理部330は、測定値・カウント値取得部131、演算部132を備えている。
測定値・カウント値取得部131は、測定処理部110に測定値・カウント値の取得要求を送り、測定値メモリ114に格納されている測定値とカウンタ112が計測するカウント値を取得する。
演算部132は、測定値・カウント値取得部131が取得した測定値に対して出力すべき物理量への変換、補正、単位変換、アラーム判定等の演算を行ない、得られた値やアラーム情報を測定結果として表示装置や上位装置等に出力する。ただし、演算部132は、起動後1回目の演算に用いる測定値について、カウント値が0のときの測定値は無効とし、演算は行なわない。
上記構成の測定システム100の動作について説明する。図2は、測定処理部110の動作を説明するフローチャートである。
測定処理部110は、測定システム100の電源がONになると、ウォームアップを含む起動処理を行なう(S101)。
そして、ウォームアップが完了すると(S102:Yes)、センサ値の取得タイミング毎(S103:Yes)に、センサ値取得部111が、センサ120からセンサ値を取得する(S104)。センサ値を取得すると、カウンタ112のカウント値を増加させるとともに(S105)、変換部113によってセンサ値をデータ変換して測定値として測定値メモリ114に格納する(S106)。
演算処理部330から測定値・カウント値取得要求を受信した場合には、測定値メモリ114に格納されている測定値とカウンタ112のカウント値とを演算処理部130に返信する(S108)。
次に、演算処理部130の第1実施例における動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
演算処理部130は、測定システム100の電源がONになると、起動処理を行なう(S201)。
起動処理が完了すると、測定値・カウント値取得部131が、所定の初回取得要求タイミングで(S202:Yes)、測定処理部110に測定値・カウント値取得要求を送る(S203)。初回の測定値・カウント値取得要求は、測定処理部110の起動処理の確実な完了を待つ必要はなく、従来の待ち時間後の1回目の測定値要求よりも早いタイミングで送ることができる。
測定値・カウント値取得要求の返信として測定値とカウント値とを取得すると(S204)、取得したカウント値が0かどうかを判定する(S205)。その結果、カウント値が0の場合は(S205:Yes)、測定処理部110でまだセンサ値取得が行なわれていないことを示すため、取得した測定値を無効として、次の初回取得要求のタイミングを待つ(S202)。次の初回取得要求までの間隔は、測定値を有効として演算を実行し、測定結果を出力し始めた後の通常の測定値取得要求の間隔よりも短くすることが望ましい。これにより、カウント値が1になった状態をより早く検出することが可能となる。
一方、カウント値が0でない場合は(S205:No)、測定処理部110でセンサ値取得が行なわれたことを示すため、取得した測定値を用いて演算部132が初回の演算を行なう(S206)。そして、演算結果を初回の測定結果として出力する(S207)。これにより、起動時から初回の測定結果出力までの時間を短縮することができる。
以降は、従来の測定値取得要求の間隔と同じタイミングで(S208)、測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り(S209)、測定値とカウント値とを取得する(S210)。ただし、測定値のみを取得するようにしてもよい。そして、取得した測定値を用いて演算部132が演算を行ない(S211)、演算結果を測定結果として出力する(S212)。そして、所定のタイミングで次の取得要求を行なう(S208)。
なお、第1実施例においては、カウンタ112に代えて、センサ値を取得したか否かを示すフラグを用いるようにしてもよい。センサ値を取得していない状態を0で表わし、センサ値を取得した状態を1で表わすとすると、演算処理部130は、フラグが0であれば取得した測定値を無効とし、フラグが1であれば取得した測定値を用いて演算を行なうようにすればよい。
図4は、第1実施例の測定システム100における起動時の測定処理部110のセンサ値の取得タイミングと、演算処理部130の測定値の取得タイミングとを説明するタイミング図である。
時刻t0において測定システム100の電源がONになると、測定処理部110、演算処理部130はそれぞれ起動処理を開始する。
時刻t1で演算処理部130の起動処理が完了すると、従来の待ち時間を確保することなく時刻t2に測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り、その返信として測定値とカウント値とを取得する。この時点でカウント値は0のため、取得した測定値は無効となる。
時刻t3で測定処理部110の起動処理が完了すると、測定処理部110が測定を開始し、時刻t4に1回目のセンサ値取得を行なう。これによりカウント値は1になる。
時刻t5で演算処理部130が測定値・カウント値要求を測定処理部110に送り、その返信として測定値とカウント値とを取得すると、カウント値は1となっているため、取得した測定値を用いて演算を実行する。
以降は、所定間隔で測定処理部110がセンサ値を取得し、演算処理部130が測定値・カウント値取得要求を送り、測定値とカウント値とを取得するという処理が繰り返される。
以上説明したように、第1実施例の測定システム100によれば、演算処理部130は起動後十分なマージンを含んだ待ち時間分待つことなく測定値の取得要求を行なうことができるため、起動時から初回の測定結果出力までの時間を短縮することができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。第2実施例では、前回の演算時からカウント値が増加していれば演算を行なうようにする。すなわち、演算の開始後に、演算処理部130の測定値取得のタイミングが早すぎて、測定値が更新されていない場合は、演算を行なわないようにすることで演算処理部130の処理の効率を向上させる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。第1実施例と同じブロックについては同じ符号を付している。
本図に示すように第2実施例の測定システム100は、測定処理部110、センサ120、演算処理部130を備えている。測定処理部110およびセンサ120は、第1実施例と同様である。演算処理部130は、第1実施例の測定値・カウント値取得部131、演算部132に加えて、カウント値メモリ133を備えている。カウント値メモリ133は、測定処理部110から取得したカウント値を一時的に格納するメモリである。
上記構成の第2実施例の測定システム100の動作について説明する。測定処理部110の動作は第1実施例と同様である。図6は、第2実施例の演算処理部130の動作を説明するフローチャートである。
演算処理部130は、測定システム100の電源がONになると、起動処理を行なう(S301)。
起動処理が完了すると、測定値・カウント値取得部131が、所定の初回取得要求タイミングで(S302:Yes)、測定処理部110に測定値・カウント値取得要求を送る(S303)。初回の測定値・カウント値取得要求は、従来の待ち時間後の1回目の測定値要求よりも早いタイミングで送ることができる。
測定値・カウント値取得要求の返信として測定値とカウント値とを取得すると(S304)、カウント値をカウント値メモリ133に格納し(S305)、取得したカウント値が0かどうかを判定する(S306)。
その結果、カウント値が0の場合は(S306:Yes)、測定処理部110でまだセンサ値取得が行なわれていないことを示すため、取得した測定値を無効として、次の初回取得要求のタイミングを待つ(S302)。次の初回取得要求までの間隔は、通常の測定値取得要求の間隔よりも短くすることが望ましい。これにより、カウント値が1になった状態をより早く検出することが可能となる。
一方、カウント値が0でない場合は(S306:No)、測定処理部110でセンサ値取得が行なわれたことを示すため、取得した測定値を用いて演算部132が初回の演算を行なう(S307)。そして、演算結果を初回の測定結果として出力する(S308)。これにより、起動時点から初回の測定結果出力までの時間を短縮することができる。
以降は、従来の測定値取得要求の間隔と同じタイミングで(S309)、測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り(S310)、測定値とカウント値とを取得する(S311)。
そして、今回最新に取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値(前回取得したカウント値)から増加しているかどうかを判定する(S312)。カウント値が増加していない場合(S312:No)は、前回の取得時から測定値が更新されていないことを示すため、再度、測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り(S310)、測定値とカウント値とを取得する(S311)。このときの測定値・カウント値取得要求を送る間隔は、演算開始後の通常の間隔よりも短くすることが望ましい。なお、減算カウンタを用いる場合は、取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値から減少しているかどうかを判定すればよい。他の例についても同様である。
取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値から増加している場合(S312:Yes)は、測定値が更新されていることを示すため、取得したカウント値をカウント値メモリ133に格納する(S313)とともに、取得した測定値を用いて演算部132が演算を行ない(S314)、演算結果を測定結果として出力する(S315)。そして、所定のタイミングで次の取得要求を行なう(S309)。
次に、本発明の第3実施例について説明する。第3実施例では、カウント値を用いて測定処理部110の診断を行ない、異常が検出されると演算処理部130がアラーム情報を出力する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。第1実施例、第2実施例と同じブロックについては同じ符号を付している。
本図に示すように第3実施例の測定システム100は、測定処理部110、センサ120、演算処理部130を備えている。測定処理部110およびセンサ120は、第1実施例、第2実施例と同様である。演算処理部130は、第1実施例の測定値・カウント値取得部131、演算部132、第2実施例のカウント値メモリ133に加えて、異常判定部134を備えている。異常判定部134は、取得したカウント値に基づいて測定処理部110の異常を判定し、異常を検出した場合には、表示装置や上位装置等にアラーム情報を出力する。
上記構成の第2実施例の測定システム100の動作について説明する。測定処理部110の動作は第1実施例、第2実施例と同様である。図8は、演算処理部130の第3実施例の動作を説明するフローチャートである。初回測定結果を出力する処理(S308)までは、図6のフローチャートに示した第2実施例の動作と同様であるため、説明を省略する。
初回測定結果の出力以降は、従来の測定値取得要求の間隔と同じタイミングで(S401)、測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り(S402)、測定値とカウント値とを取得する(S403)。
そして、取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値から増加しているかどうかを判定し(S404)、増加していない場合(S404:No)は、さらに、カウント値が増加していない状態が所定期間または所定回数連続しているかどうかを異常判定部134が判定する(S405)。
カウント値が増加していない状態が所定期間または所定回数連続している場合(S405:Yes)は、測定処理部110に何らかの異常が発生し、正常な周期で測定値を更新できなくなっているおそれがあるため、異常判定部134がアラームを出力して、異常が発生したことをユーザに通知する(S408)。
カウント値が増加していない状態が所定期間または所定回数連続していない場合(S405:No)は、再度、測定値・カウント値取得要求を測定処理部110に送り(S402)、測定値とカウント値とを取得する(S403)。このときの測定値・カウント値取得要求を送る間隔は、通常の間隔よりも短くすることが望ましい。
取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値から増加している場合(S404:Yes)は、取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値と連続しているかどうかを異常判定部134が判定する(S406)。
取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値と連続していない場合(S406:Yes)は、測定値が飛ばされたことを意味しているため、通信異常や測定値取得周期の異常等が発生したおそれがあるとして、異常判定部134がアラームを出力して、異常が発生したことをユーザに通知する(S408)。この異常判定は、最大値、最小値測定等のすべての測定値を取得すべき測定において特に有効である。
取得したカウント値がカウント値メモリ133に格納されている値と連続している場合(S406:No)は、測定値が正常に更新されていることを示すため、取得したカウント値をカウント値メモリ133に格納するとともに(S407)、取得した測定値を用いて演算部132が演算を行ない(S409)、演算結果を測定結果として出力する(S410)。そして、所定のタイミングで次の取得要求を行なう(S401)。
なお、上記の第1実施例〜第3実施例では、センサ120が1つでセンサ値も1つの場合について説明したが、本発明は、センサが複数個の場合やセンサ値が複数個の場合等にも適用することができる。図9は、センサが複数個の場合の測定システム100の構成を示すブロック図である。本図の例は第1実施例の構成に対応しているが、第2実施例、第3実施例の構成に対応させることもできる。
本図に示すように、測定システム100は、3つのセンサ(センサa120a、センサb120b、センサc120c)を備え、測定処理部110は、各センサに対応させた3つのカウンタ(カウンタa112a、カウンタb112b、カウンタc112c)と3つの測定値メモリ(測定値メモリa114a、測定値メモリb114b、測定値メモリc114c)を備えている。
カウンタa112aは、センサa120aからのセンサ値取得回数をカウントし、カウンタb112bは、センサb120bからのセンサ値取得回数をカウントし、カウンタc112cは、センサc120cからのセンサ値取得回数をカウントする。
また、測定値メモリa114aは、センサa120aから取得したセンサ値aに基づく測定値aを格納し、測定値メモリb114bは、センサb120bから取得したセンサ値bに基づく測定値bを格納し、測定値メモリc114cは、センサc120cから取得したセンサ値cに基づく測定値cを格納する。
演算処理部130の測定値・カウント値取得部131が、測定処理部110に測定値・カウント値要求を送ると、測定処理部110は、測定値メモリa114aに格納されている測定値a、カウンタa112aのカウント値a、測定値メモリb114bに格納されている測定値b、カウンタb112bのカウント値b、測定値メモリc114cに格納されている測定値c、カウンタc112cのカウント値cを返送する。
そして、演算処理部130の演算部132は、測定値a、測定値b、測定値cを用いて演算を行なって、測定結果を出力するものとする。
各センサ120のウォームアップ完了時間が異なる場合、図10に示すように、各カウンタ112のカウントスタートタイミングが異なるが、演算部132は、すべてのカウント値が0でなくなった時点から演算を開始するようにする。この場合も、初回の測定値・カウント値要求は、各センサ120の確実なウォームアップ完了を待つことなく送ることができる。また、演算開始前の取得要求の間隔は、演算開始後の取得要求の間隔よりも短くすることが望ましい。
図11は、1つのセンサ120で複数個のセンサ値を取得する場合の構成を示すブロック図である。本図の例では、測定処理部110は、センサ120からセンサ値a、センサ値b、センサ値cを取得する。この場合も、測定処理部110には、各センサ値に対応させた3つのカウンタ(カウンタa112a、カウンタb112b、カウンタc112c)と測定値メモリ(測定値メモリa114a、測定値メモリb114b、測定値メモリc114c)を備えさせることで、センサが複数個との場合と同じ処理を行なうことができる。
図12は、複数個の測定処理部を設けた場合の構成を示すブロック図である。本図の例では、センサa120aからセンサ値aを取得する測定処理部a110aとセンサb120bからセンサ値bを取得する測定処理部b110bが設けられている。
そして、演算処理部130の演算部132は、測定処理部a110aから取得した測定値aと測定処理部b110bから取得した測定値bとを用いて演算を行なって、測定結果を出力するものとする。
この場合、演算処理部130は測定処理部a110aと測定処理部b110bに同時に測定値・カウント値要求を送り、測定処理部a110aからの返信として測定値aとカウント値aとを取得し、測定処理部b110bからの返信として測定値bとカウント値bとを取得する。そして、カウント値a、カウント値bとも0でなくなった時点から演算を開始するようにすればよい。
100…測定システム
110…測定処理部
111…センサ値取得部
112…カウンタ
113…変換部
114…測定値メモリ
120…センサ
130…演算処理部
131…測定値・カウント値取得部
132…演算部
133…カウント値メモリ
134…異常判定部

Claims (7)

  1. センサ値を取得して測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムであって、
    前記測定処理部は、起動後に前記センサ値を取得したか否かを示す取得情報を生成する取得情報生成手段を備え、
    前記取得情報生成手段は、前記センサ値を取得した回数をカウントするカウンタであり、
    前記取得情報は、前記カウンタのカウント値であり、
    前記演算処理部は、前記測定処理部から前記測定値とともに、前記取得情報を取得し、前記カウント値が初期値である場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする測定システム。
  2. 前記演算処理部は、前記カウント値が初期値である場合は、前記測定値および前記取得情報を取得する繰り返し期間を前記所定の期間より短くすることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記演算処理部は、前記カウント値が初期値でない場合であっても、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から変化していない場合は、前記演算を行なわないことを特徴とする請求項1または2に記載の測定システム。
  4. 前記演算処理部は、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から変化していない状況が所定期間または所定回数継続した場合に、警告を出力することを特徴とする請求項3に記載の測定システム。
  5. 前記演算処理部は、今回取得した前記カウント値が前回の取得時から2以上変化している場合に、警告を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の測定システム。
  6. 複数個のセンサ値を取得してそれぞれ測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記複数個の測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムであって、
    前記測定処理部は、起動後に前記センサ値を取得したか否かを示す取得情報を生成する取得情報生成手段をセンサ値毎に備え、
    前記取得情報生成手段は、前記センサ値を取得した回数をカウントするカウンタであり、
    前記取得情報は、前記カウンタのカウント値であり、
    前記演算処理部は、各測定値について前記測定処理部から前記測定値とともに、前記取得情報を取得し、いずれかの前記カウント値が初期値である場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする測定システム。
  7. センサ値を取得して測定値に変換する処理を繰り返す測定処理部と、前記測定値を所定の期間で取得して演算を行なう処理を繰り返す演算処理部とを備えた測定システムにおける測定方法であって、
    前記測定処理部が、起動後に前記センサ値を取得した回数をカウントし、
    前記演算処理部が、前記測定処理部から前記測定値とともに、カウント値を取得し、前記カウント値が初期値である場合には、前記演算を行なわないことを特徴とする測定方法。
JP2013196943A 2013-09-24 2013-09-24 測定システムおよび測定方法 Active JP6248502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196943A JP6248502B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 測定システムおよび測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196943A JP6248502B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 測定システムおよび測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015064654A JP2015064654A (ja) 2015-04-09
JP6248502B2 true JP6248502B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=52832500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013196943A Active JP6248502B2 (ja) 2013-09-24 2013-09-24 測定システムおよび測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6248502B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7295212B2 (ja) * 2020-11-20 2023-06-20 株式会社東京精密 プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5831175A (en) * 1996-06-12 1998-11-03 Welch Allyn, Inc. Method and apparatus for correcting temperature variations in ultrasonic flowmeters
JP3364413B2 (ja) * 1997-07-23 2003-01-08 株式会社デンソー 自動運転制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015064654A (ja) 2015-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6649517B2 (ja) センシングシステムおよびタイムスタンプ補正方法
JP5358814B2 (ja) センサ情報補完システムおよびセンサ情報補完方法
KR102374869B1 (ko) 센서 동기화를 위한 방법 및 장치
RU2007117365A (ru) Способ экстраполяции внутренней температуры статора с минимальным вмешательством в работу электрической машины
JP2002253534A5 (ja)
JP2015228171A (ja) センサシステム及びセンサ並びにセンサ信号出力方法
US11493948B2 (en) Sensor-data processing device
JP6248502B2 (ja) 測定システムおよび測定方法
EP3223089A1 (en) Environmental sensor and environmental parameter measurement and prediction method
WO2016024483A1 (ja) アナログ/ディジタル変換回路
JP2009145346A (ja) 検知システム
WO2015005183A1 (ja) 時刻同期システム
WO2019239456A1 (ja) 環境情報管理システム、環境情報管理方法および環境情報管理プログラム
JP2007078626A (ja) センサモジュール及びこれを用いたセンサシステム
JP2006252486A (ja) プログラマブル・コントローラ・システム
JP4415885B2 (ja) プログラマブル・コントローラ・システム
JP5548154B2 (ja) 積算計のパルス出力確認方法および積算計
JP2016115219A (ja) データ収集システム
US20190129370A1 (en) Controller system
JP2006250744A (ja) 無線センサ装置
JP6058408B2 (ja) 監視システム
JP2008117500A (ja) デバイス試験装置
JP5294138B2 (ja) パルス出力装置
JP2009088953A (ja) パルス入力装置
JP2014197332A (ja) 情報収集システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6248502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150