JP6247657B2 - 重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置 - Google Patents

重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置 Download PDF

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Description

本発明は、重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置に関する。
従来、重合性不飽和モノマーの精製方法としては、例えば、ビニル系モノマーを吸着剤で処理することによりビニル系モノマーに含まれる重合禁止剤を吸着除去するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、重合性不飽和モノマーの精製方法としては、シリコーンモノマーに多孔質粒子を加えて、このモノマー中に含まれる高極性不純物および着色を除去するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、重合性不飽和モノマーの精製方法としては、重合体と水との混合物を吸着塔で精製処理することにより、ヒドロシリル化反応性組成物用ビニル系重合体を提供するものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−310979号公報 特開2004−168677号公報 特開2003−171416号公報
しかしながら、この特許文献1〜3の精製処理では、重合禁止剤の除去に限定されたり、対象とするモノマーがシリコーンモノマーに限られるなどがあった。また、安全で簡易的かつ短時間で大量の重合性不飽和モノマーの精製が可能となるものは提案されておらず、汎用性や簡便性をより高めることが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、汎用性を有し、より簡便に行うことができる重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、充填剤を用い、この充填剤の下流側からローラーポンプで重合性不飽和モノマーを流通させて不純物の除去を行うものとすると、汎用的であり、より簡便に重合性不飽和モノマーの精製処理を行うことができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法は、
酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤の下流側を減圧することにより送液する送液部によって、前記充填剤が充填された分離部に前記重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、該重合性不飽和モノマーに含まれる重合禁止剤、着色異物、極性物質のうち1以上を含む不純物を除去する精製工程、を含むものである。
本発明の精製装置は、
重合性不飽和モノマーを精製する精製装置であって、
精製前の前記重合性不飽和モノマーを収容する第1収容部とチューブによって接続され酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤が充填された分離部と、
前記分離部の下流側にチューブによって接続され前記充填剤の下流側を減圧することにより前記分離部へ前記重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、精製後の重合性不飽和モノマーを第2収容部へ送液する送液部と、
を備えたものである。
本発明では、汎用性を有し、より簡便に行うことができる重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置を提供することができる。一般的に重合性不飽和モノマーは、熱や光などの刺激によって容易に重合する可能性があることから、これを防ぐために数ppm〜数百ppm程度の重合禁止剤が添加されている。また、不飽和モノマーの合成過程で生じた副生成物あるいは極性の高い着色異物などが不純物として微量に混入していることがある。不飽和モノマー中にこれらの不純物が残存すると、重合反応に何らかの影響が生じ、製品中の残存モノマー等による安全性欠如あるいは製品の透明性が損なわれるなどの不都合が生じる可能性がある。そこで通常は、重合性不飽和モノマーは、使用する直前もしくはある一定期間内に、一般的には蒸留精製法によって精製し、不純物を除去する。しかしながら前述の如く、重合性不飽和モノマーは熱や光によって容易に重合してしまう可能性が高いことから、加熱を必須とする蒸留精製法では、蒸留中に重合してしまうリスクがある。また、蒸留精製法は初留と残渣をある程度採取する必要があるため、原料の数%〜数十%を捨ててしまうことになる。さらに、蒸留精製法では、不純物を取り除くために、ある程度の精留効果を持たせる必要があることから、目的物と不純物に沸点の差があまりないような場合は特に、比較的長い時間を費やして精製する必要がある。よって、大量に精製しようとした場合、一日の作業時間内では処理できる量に限界がある。また、大量に精製する場合、精製器具等の大型化によって、コスト高、メンテナンスの大変さが顕著に現れる。故に、熱などの刺激が生じない低リスクな方法で、高収率・低コスト且つ簡易的で短時間で効率的に精製できる精製方法が望まれている。これに対して、本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法及び精製装置では、充填剤を用い、この充填剤の下流側から送液して不純物を除去することができる。このため、本発明では、重合性不飽和モノマーの精製処理を汎用的に、且つより簡便に行うことができる。
本実施形態の精製装置10の一例を示す説明図。
本発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の精製装置10の一例を示す説明図である。精製装置10は、重合性不飽和モノマーを精製する装置である。この精製装置10は、精製前の重合性不飽和モノマーを収容する第1収容部11とチューブ14によって接続され酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤13が充填された分離部12を備えている。また、精製装置10は、分離部12の下流側にチューブ15によって接続され充填剤13の下流側を減圧することにより分離部12へ重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、精製後の重合性不飽和モノマーをチューブ16を介して第2収容部17へ送液する送液部18を備えている。
分離部12は、充填剤13を収容したカラム管であるものとしてもよい。充填剤13は、酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含むが、このうち酸化アルミニウムが不純物の除去効果が高く、好ましい。酸化アルミニウムは、例えば、酸性、中性及び塩基性のものが挙げられるが、このうち中性であるものが好ましい。更に除去性能が高く、且つ精製品の品質に影響を与えにくいためである。充填剤としては、具体的に以下のものが挙げられる。酸化アルミニウム(アルミナ)は、MERCK社製活性アルミナ90(活性度I)などを用いることができる。この酸化アルミニウムは、その粒径が10μm以上500μm以下の範囲とすることができ、60μm以上、200μm以下の範囲としてもよい。シリカゲルとしては、例えば、MERCK社製SilicaGel60などを用いることができる。このシリカゲルは、その粒径が10μm以上500μm以下の範囲とすることができ、35μm以上、200μm以下の範囲としてもよい。活性炭としては、例えば、ナカライテスク(株)製や和光純薬工業(株)の活性炭粉末を用いることができる。また、分離部12のカラム管としては、例えば、三商製バイオカラム(内径18mm、30mm又は50mm、長さ80mm、95mm、130mm、300mm又は500mm)などを利用することができる。
送液部18は、例えば、ローラーポンプ(又はチューブポンプともいう)や、ペリスタルティックポンプであることが好ましい。こうすれば、比較的簡便なポンプで送液することができる。送液部18としては、具体的に、以下のものを利用することができる。送液部としては、例えば、ペリスタルティックポンプ(IWAKI GLASS社製PST−100)、チューブポンプA(FRONT LAB社製FP−300)、チューブポンプB(EYELA東京理化器械(株)社製RP−1000P)などが挙げられる。また、接続するチューブとしては、ファーメッドBPTチューブ(ヤマト科学(株)製MASTER FLEX 内径1.6mm/外径5.0mm)や、ファーメッドBPTチューブ(SAINT-GOBAIN PERFORMANCE PLASTIC社製、内径7.9mm/外径11.2mm、内径6.3mm/外径9.5mm又は、内径4.8mm/外径8.0mm)などを利用することができる。
次に、本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法について説明する。この精製方法において、上述した精製装置10を用いて行うことがより好ましい。この精製方法は、充填剤の下流側を減圧することにより送液する送液部によって充填剤が充填された分離部に重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、重合性不飽和モノマーに含まれる不純物を除去する精製工程、を含む。なお、本発明の精製方法において、充填剤や送液部などは、精製装置10で説明したものを利用可能であるものとし、それらの説明は省略する。
精製する重合性不飽和モノマーは、コンタクトレンズ材料の原料であるものとしてもよい。重合性不飽和モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリレート系モノマー、スチレン系モノマー、アクリルアミド系モノマー、ビニルラクタム系モノマー、重合性不飽和二重結合を2以上有する架橋性モノマーのうち1以上であるものとしてもよい。これらのモノマーには、SiやFなどが含まれていてもよい。
(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、tert−アミル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−tert−アミル(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシジメチルシリルメチル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシジメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、モノ[メチルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ]ビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス[メチルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ]シリルプロピル(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、モノ[メチルビス(トリメチルシロキシ)シロキシ]ビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルエチルテトラメチルジシロキシプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルメチル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシジメチルシリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチルテトラメチルジシロキシメチルグリセリル(メタ)アクリレート、テトラメチルトリイソプロピルシクロテトラシロキサニルプロピル(メタ)アクリレート、テトラメチルトリイソプロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、などのメタクリル酸またはアクリル酸のアルキルエステルなどが挙げられる。
スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、トリメチルシリルスチレン、ペンタメチルジシロキサニルスチレン、ヘプタメチルトリシロキサニルスチレン、ノナメチルテトラシロキサニルスチレン、ペンタデカメチルヘプタシロキサニルスチレン、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルスチレン、トリス(トリメチルシロキシ)シリルスチレンなどのスチリル化合物などが挙げられる。
アクリルアミド系モノマーとしては、例えば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルアミドや
N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、アクリロイルモルホリンなどが挙げられる。
ビニルラクタム系モノマーとしては、例えば、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルカプリロラクタム、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ピロリドンなどのN−ビニルラクタムなどが挙げられる。
重合性不飽和二重結合を2以上有する架橋性モノマーとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジアリルフマレート、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、アジピン酸ジアリル、トリアリルジイソシアネート、α−メチレン−N−ビニルピロリドン、4−ビニルベンジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
また、重合性不飽和モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどのポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法において、不飽和モノマー/充填剤の仕込みは、充填剤の仕込み量Aに対する重合性不飽和モノマーの仕込み量Bである仕込み比B/Aが質量比で2/1〜200/1の範囲であることが好ましい。仕込み比B/Aが質量比で2/1(2)以上では、重合性不飽和モノマーをより精製処理できるため、精製コストの面で好ましい。また、仕込み比B/Aが質量比で200/1(200)以下では、十分な不純物の除去効果が得られるため、好ましい。なお、仕込み比B/Aが小さすぎると充填剤の使用量が相対的に大きくなり、充填剤に掛るコストが高くなり、充填された分離部が大きくなり過ぎるなどの装置上の問題が生じる。一方、仕込み比B/Aが大きすぎると、精製効率が低下することがある。この仕込み比B/Aは、50/1〜5/1の範囲であることがより好ましい。
本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法において、重合性不飽和モノマーの送液速度は、0.5g/分以上550g/分以下の範囲内であることが好ましい。送液速度が0.5g/分以上では、精製処理にかかる時間を良好なものにすることができる。また、送液速度が550g/分以下では、十分な精製効果を得ることができる。この送液速度は、50g/分以上200g/分以下の範囲内であることがより好ましい。なお、充填剤を用いる不純物の除去においては、その精製条件は、上記範囲に特に限定されず、精製前の原料の性状、仕込み量、原料と充填剤の比率によって精製効率は左右されるため、目的にあった条件を適宜決定すればよい。
この精製工程では、重合性不飽和モノマーの原液そのものから不純物を除去することが好ましい。こうすれば、例えば、溶媒を加えて希釈する場合などには、不純物の除去後に更に蒸留などを行い、溶媒を分離させる必要が生じるが、原液そのままを充填剤で精製すれば、そのような分離を行う必要がない。
以上詳述した本実施形態の精製方法及び精製装置は、充填剤を用い、この充填剤の下流側から減圧し送液して不純物を除去することができるため、重合性不飽和モノマーの精製処理を汎用的に、且つより簡便に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
以下には、本発明の重合性不飽和モノマーの精製方法を具体的に実施した例を実施例として説明する。なお、本発明は下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
[使用成分]
実施例で用いた化合物の略称を以下に示す。
2−MTA:2−メトキシエチルアクリレート
TRIS :トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート
N−VP :N−ビニル−2−ピロリドン
AMA :アリルメタクリレート
MEHQ :p−メトキシフェノール
BHT :ジブチルヒドロキシトルエン
図1に示す精製装置を作製し、重合性不飽和モノマーの精製を検討した。精製装置10では、分離部12は、充填剤13としてシリカゲル及びアルミナ(酸性、中性、塩基性)のいずれかを用いたカラム管とした。送液部としてペリスタルティックポンプ(ローラーポンプ)を用いた。
(色数(APHA)測定)
ハーゼン色数(APHA)の各標準液を調製し、これらを用いて各試料(重合性不飽和モノマー液)の色数を測定した。ハーゼン標準比色液(APHA標準液500)は、以下のように調製した。ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウム1.245gと、塩化コバルト(II)六水和物1.000gとを蒸留水に溶かし、塩酸100mLを加えて完全に溶解した後、蒸留水で希釈し1000mLとした。このAPHA標準液500を適宜希釈し、APHA5、10、15、20、30、40、50、60、70、80、90、100を調製した。精製したサンプル及び各種APHA標準液を各々ネスラー管(内径25mm、50mL容量)の標線まで入れ、サンプルと各種APHA標準液との色の比較を行った。昼光型蛍光灯下、白色背景にてネスラー管上部から垂直に覗いて、目視にてもっとも近いAPHA標準液を色数の結果とした。
(重合禁止剤の定量)
以下の手順に従って、精製処理前後の重合性不飽和モノマーに含有する重合禁止剤を定量した。
(1)TRIS中のジブチルヒドロキシトルエン(BHT)の定量
まず、BHTのメタノール標準溶液(1ppm〜100ppmの範囲で数濃度)を調製した。次に、TRISをメタノールにて10倍希釈し、以下の高効率液体クロマトグラフィー(HPLC)条件にて、標準溶液及び試験試料を分析した。高速液体クロマトグラフ(WATERS社製2695)を用い、移動相を、メタノール/水=80/20で20分保持し、次に80/20で5分保持し、最後に100/0で10分保持した。カラムは、日本分光(株)製FinePak SIL C18T−5(長さ250mm×内径4.6mmとし、検出波長を280nm、カラム温度を40℃、流量を1mL/分、打ち込み量を20μLとした。試料のピーク面積と標準溶液から作成した検量線とから、試料中のBHTの濃度を整数桁まで求めた。
(2)2−MTA中のMEHQの定量
まずp−メトキシフェノール(MEHQ)のエタノール標準溶液(200ppm)を調製した。50mLのメスフラスコに酢酸を20mL入れたものを複数用意し、そこへ上記標準溶液をそれぞれ0.5mL、1.0mL、2.0m加えた。また、標準溶液を加えない溶液も用意した。次に、飽和亜硝酸ナトリウム水溶液0.5mLをメスピペットで上記溶液に加え、エタノールで標線に合わせ混合した(MEHQ濃度:0、2、4、8ppm)。50mLメスフラスコに試料10g(原料は2g)を入れ、酢酸20mLと飽和亜硝酸ナトリウム水溶液0.5mLを加え、エタノールにて標線に合わせ混合した。各溶液を30分放置後、紫外可視分光光度計にて420nmにおける吸光度を測定した。標準溶液の濃度と吸光度を基に検量線を作成し、各試料中のMEHQ濃度を小数点以下一桁まで求めた。
(3)AMA中のMEHQの定量
まず、MEHQ及びBHTのメタノール標準溶液を調製した(各2ppm)。また、AMAのメタノール試験溶液を調製した(10v/v%、BHT2ppm含有)。次に、以下のHPLC条件にて、標準溶液及び試験溶液を分析した。カラムは日本分光(株)製 FinePak SIL C18T−5(長さ250mm×内径4.6mm)とした。移動相を、メタノール/水=60/40(6分保持)から、3分後に90/10とし、その13分後に100/10とした。検出波長は、220nmとし、カラム温度は、40℃とし、流量を1mL/分、打ち込み量を20μLとした。各試料を測定し、試験溶液におけるMEHQ及びBHTのピーク面積と標準溶液におけるMEHQ及びBHTのピーク面積を以下の式に代入し、MEHQ重合禁止剤濃度を算出した。但し、式中、Cは標準溶液中のMEHQ濃度(ppm)、Aは標準溶液中のBHTのピーク面積、Bは標準溶液中のMEHQのピーク面積、Tは試験溶液中のMEHQのピーク面積、Sは試験溶液中のBHTのピーク面積である。MEHQ(ppm)=C×(A/B)×(T/S)×50/5
(純度測定)
以下の分析条件にて従って、面積百分率法により各試料の純度を小数点以下一桁まで求めた。ガスクロマトグラフィ(ヒューレットパッカード社製HP6890)を用い、検出はFIDとし、打ち込み量を0.2μLとし、カラムをphenomenex Zebron ZB−5(登録商標)(長さ30m×内径0.25mm×膜厚0.25mm)、インジェクション温度を280℃、検出温度を280℃とし、オーブン温度を50℃で3分、10℃/分で昇温し、320℃で5分保持した。キャリアガスをHeとし、流量を1mL/分、スプリット比を100:1とした。
[実施例1]
まず、充填剤の種類について検討した。2−メトキシエチルアクリレート(2−MTA)20gに対し、充填剤としてシリカゲルまたはアルミナ(酸性、中性、塩基性)のいずれか3gを内径18mm×長さ約80mmのカラム管に入れ、内径1.6mm/外径5.0mmのファーメッドBPTチューブを通し、ペリスタルティックポンプを用いて流速0.5g/分にて2−MTAの原液をカラム管内へ通過させ、精製を実施した。
[比較例1〜10]
蒸留処理を行うことにより、重合禁止剤(MEHQ)を除去したものを比較例1とした。2−メトキシエチルアクリレートを用い、蒸留装置は以下の構成とした。試料を入れる収容部としての三つ口フラスコ(1L)をマントルヒータ上に配置し、温度計とガラス管とキャピラリーとを差し込み、ガラス管の先にリービッヒ冷却管を接続し、この冷却管の先に二又アダプターを装着した。二又アダプターに初留用及び主留用のナスフラスコを接続し、ここで、蒸留成分を回収した。二又アダプターの一方には、真空トラップ及び真空ポンプを接続し、不純物を回収した。蒸留処理の条件は、試料2.6gとし、60〜70℃で、蒸留時間をおおよそ2hとした。比較例1〜3、6〜10では、初留分を5体積%、残渣を10体積%とした。比較例4、5では、初留分を10体積%、残渣を15体積%とした。
実施例1及び比較例1で得られた結果を表1にまとめた。表1に示すように、充填剤を通過させるだけで、精製前原料に対して禁止剤が効率よく除去できていることが確認された。特に、アルミナを充填剤とした場合に、禁止剤の除去効果が高いことがわかった。
Figure 0006247657
[実施例2、3]
2−メトキシエチルアクリレート(2−MTA)に対して、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、下記表2に示したそれぞれの仕込み比にて、実施例1と同様に内径18mm×長さ80mmのカラム管に入れ、内径1.6mm/外径5.0mmのファーメッドBPTチューブを通し、ペリスタルティックポンプを用いて2−MTAをカラム管内へ通過させ、精製を実施した。その結果、表2に示すように、精製前原料と比べて、純度及びAPHAが向上し、禁止剤も大きく減少した。また、蒸留精製法よりも精製収率は向上した。
Figure 0006247657
[実施例4]
トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(TRIS)に対して、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、下記表3に示した仕込み比にて、実施例1と同様に精製を実施した。その結果、表3に示すように、精製前原料と比べて、純度及びAPHAが向上し、禁止剤も減少した。また、蒸留精製法よりも精製収率は向上した。
Figure 0006247657
[実施例5]
N−ビニル−2−ピロリドン(N−VP)に対して充填剤の種類を検討した。N−VP)20gに対し、充填剤としてアルミナ(中性)または活性炭(ナカライテスク社製一級品)のいずれか3gを内径18mm×長さ約80mmのカラム管に入れ、内径1.6mm/外径5.0mmのファーメッドBPTチューブを通し、ペリスタルティックポンプを用いて流速0.5g/分にてN−VPの原液をカラム管内へ通過させ、精製を実施した。その結果、表4に示すように、充填剤を通過させるだけで、精製前原料に対してAPHAが向上することがわかった。また、カラムを流通させるだけで、蒸留処理とほぼ差のない程度の着色除去ができることがわかった。特に、アルミナを充填剤とした場合に、APHAの向上効果が高いことがわかった。
Figure 0006247657
[実施例6、7]
N−VPに対して、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、下記表5に示したそれぞれの仕込み比にて、実施例1と同様に精製を実施した。その結果、表5に示すように、精製前原料と比べて、純度及びAPHAが向上した。また、蒸留精製法よりも精製収率は向上した。
Figure 0006247657
[実施例8、9]
アリルメタクリレート(AMA)に対して、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、下記表6に示したそれぞれの仕込み比にて、実施例1と同様に精製を実施した。その結果、表6に示すように、精製前原料と比べて、純度及びAPHAが向上し、禁止剤も大きく減少した。また、蒸留精製法よりも精製収率は向上した。
Figure 0006247657
[実施例10〜13]
TRISに対し、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、内径18mm×長さ約80mm、内径50mm×長さ約130mm、もしくは内径50mm×長さ約500mmのカラム管に入れ、内径1.6mm×外径5.0mmもしくは内径7.9mm×外径11.2mmのファーメッドBPTチューブを通し、チュービングポンプA(FRONT LAB社製FP−300)又は、チュービングポンプB(東京理科器械(株)社製RP−1000P)を用いてTRISをカラム管内へ通過させ、種々の条件における精製を実施した。その結果を表7にまとめた。なお、比較例7の蒸留処理によるモノマー精製速度は、参考値であるが、蒸留時間(蒸留開始(減圧開始)〜蒸留終了(加熱完了、減圧解放)までの標準的な作業時間)が5時間30分であり、そのときの蒸留量が15kgであるため、15000/330から、約45g/分であると算出した。表7に示すように、実施例10〜13の各仕込み比において、禁止剤や収率を高め、モノマー精製速度もより高めることができることがわかった。
Figure 0006247657
[実施例14〜17]
2−MTAに対し、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、内径18mm×長さ約80mm、内径50mm×長さ約130mm、もしくは内径50mm×長さ約500mmのカラム管に入れ、内径7.9mm×外径11.2mmのファーメッドBPTチューブを通し、チュービングポンプA(FRONT LAB社製FP−300)又は、チュービングポンプB(東京理科器械(株)社製RP−1000P)を用いて2−MTAをカラム管内へ通過させ、種々の条件における精製を実施した。その結果を表8にまとめた。なお、比較例8の蒸留処理によるモノマー精製速度は、参考値であるが、蒸留時間(蒸留開始(減圧開始)〜蒸留終了(加熱完了、減圧解放)までの標準的な作業時間)が2時間であり、そのときの蒸留量が2.6kgであるため、2600/120から、約22g/分であると算出した。表8に示すように、実施例14〜17の各仕込み比において、禁止剤や収率を高め、モノマー精製速度もより高めることができることがわかった。
Figure 0006247657
[実施例18、19]
TRIS及び2−MTAに対して、充填剤としてアルミナ(中性)を使用し、下記表9に示した仕込み比にて、実施例1と同様に精製を実施した。その結果、表9に示すように、蒸留精製法と比べて、収率及びAPHAが向上し、禁止剤も減少した。また、モノマー精製速度もより高めることができることがわかった。蒸留精製法よりも精製収率は向上した。
Figure 0006247657
以上の実施例の結果より、酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤を用いて、重合性不飽和モノマーから重合禁止剤、着色異物などを含む不純物を除去すると、例えば蒸留など加熱を要することなく、低エネルギーで精製処理を行うことができることがわかった。また、充填剤に重合性不飽和モノマーを流通させる処理でよいため、大量の精製処理を効率よく行うことができることがわかった。更に、充填剤の仕込み量Aに対する重合性不飽和モノマーの仕込み量BであるB/Aが質量比で2/1〜200/1の範囲であることが好ましいことがわかった。更にまた、充填剤は、酸化アルミニウムであることが好ましく、特に中性の酸化アルミニウムがより好ましいことがわかった。そしてまた、重合性不飽和モノマーの送液速度は、0.5g/分以上550g/分以下の範囲内で行うことができることがわかった。
本発明は、例えば、コンタクトレンズの原料など、重合性不飽和モノマーの精製処理に用いることができる。
10 精製装置、11 第1収容部、12 分離部、13 充填剤、14〜16 チューブ、17 第2収容部、18 送液部。

Claims (6)

  1. 重合性不飽和モノマーを精製する方法であって、
    酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤の下流側を減圧することにより送液する送液部によって、前記充填剤が充填された分離部に前記重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、該重合性不飽和モノマーに含まれる重合禁止剤、着色異物、極性物質のうち1以上を含む不純物を除去する精製工程、を含み、
    前記重合性不飽和モノマーは、2−メトキシエチルアクリレート(2−MTA)及びアリルメタクリレート(AMA)のうち1以上であり、
    前記充填剤の仕込み量Aに対する前記重合性不飽和モノマーの仕込み量BであるB/Aが質量比で10/1〜50/1の範囲であり、
    前記送液部による前記重合性不飽和モノマーの送液速度は、5.6g/分以上232g/分以下の範囲内であ
    前記精製工程での精製後の前記重合禁止剤の濃度が5ppm以下である、
    重合性不飽和モノマーの精製方法。
  2. 前記精製工程では、前記送液部として、ローラーポンプを用いる、請求項1に記載の重合性不飽和モノマーの精製方法。
  3. 前記充填剤は、酸化アルミニウムである、請求項1又は2に記載の重合性不飽和モノマーの精製方法。
  4. 前記精製工程では、前記重合性不飽和モノマーを5.6g/分以上86g/分以下の範囲内で送液する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の重合性不飽和モノマーの精製方法。
  5. 前記精製工程では、前記B/Aを質量比で25/1〜50/1の範囲で行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載の重合性不飽和モノマーの精製方法。
  6. 2−メトキシエチルアクリレート(2−MTA)及びアリルメタクリレート(AMA)のうち1以上である重合性不飽和モノマーを精製する精製装置であって、
    精製前の前記重合性不飽和モノマーを収容する第1収容部とチューブによって接続され酸化アルミニウム、シリカゲル及び活性炭のうち1以上を含む充填剤が充填され該重合性不飽和モノマーに含まれる重合禁止剤、着色異物、極性物質のうち1以上を含む不純物を除去する分離部と、
    前記分離部の下流側にチューブによって接続され前記充填剤の下流側を減圧することにより前記分離部へ前記重合性不飽和モノマーを送液し通過させ、精製後の重合性不飽和モノマーを第2収容部へ送液する送液部と、を備え、
    前記第1収容部に収容される前記重合性不飽和モノマーは、前記充填剤の仕込み量Aに対する前記重合性不飽和モノマーの仕込み量BであるB/Aが質量比で10/1〜50/1の範囲であり、
    前記送液部は、送液速度が5.6g/分以上232g/分以下の範囲内で前記重合性不飽和モノマーを送液
    前記分離部は、精製後の前記重合禁止剤の濃度を5ppm以下の範囲で前記重合性不飽和モノマーを精製する、
    精製装置。
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