JP6247475B2 - 段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法 - Google Patents

段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数段積み重ねても胴膨れし難い段ボール包装材及びその製造方法に関するものである。
従来、段ボールシートの表面に中芯の段目に交差して罫線加工を施す段ボールシートの罫線形成装置に関する提案があった(特許文献1)。
すなわち、一般的な段ボールシート用製函機は、一対のライナの間に波形形状をなす中芯が糊付けされた段ボールシートを加工することで函状の段ボール包装材を製造するものであり、給紙部と印刷部とスロッタクリーザ部とフォルディング部とカウンタエゼクタ部から構成されている。
このうちスロッタクリーザ部は、段ボールシートに対して、罫線ロールにより罫入加工を施すとともに、罫入加工が施された段ボールシートに対して、スロッタナイフにより溝切加工を施すものである。
このスロッタクリーザ部は、フォルディング部で段ボールシートを折り畳むために必要な罫線を形成するものであり、段ボールシートに罫線を形成する罫線ロールと、この罫線ロールに対向する受ロールを有している。罫線ロールは、外周部に罫線中心位置に対応する突起部が周方向に沿って形成されるとともに、この突起部の両側に押圧部が周方向に沿って形成されている。したがって、搬送される段ボールシートに対して、罫線ロールと受ロールが挟持することで、罫線ロールの突起部により中芯の段目に交差して罫線が形成されるとともに、押圧部によりこの罫線の両側に凹部が形成される。そのため、フォルディング部では、段ボールシートを凹部により罫線に沿って適正に折り畳むことができる。
ところで、高品質な函状の段ボール包装材を製造するためには、段ボールシートを所定の位置で適正に折り畳む必要があり、そのためには、罫線を正確な位置に強く確実に形成する必要がある。
この従来提案は、段ボールシートに罫線を形成する際の割れを抑制し、また、折り畳み精度の低下を抑制できる段ボールシートの罫線形成装置を提供することを目的として、第1のロールと、前記第1のロールと対向して配置される第2のロールとを備えるとともに、前記第1のロールの外周部と、前記第2のロールの外周部との間に段ボールシートを挟持して、前記段ボールシートに罫線を形成する一対の罫線形成用ロールを備える段ボールシートの罫線形成装置において、前記第1のロールの外周部に設けられ、かつ前記第1のロールの周方向に向かって延在する突起部と、前記第2のロールの外周部に設けられ、かつ前記第2のロールの周方向に向かって延在して前記突起部と対向する突起対向部と、前記第2のロールの外周部、かつ少なくとも前記第2のロールの幅方向における前記突起対向部の両側に配置され、前記第2のロールの周方向に向かって延在する、突起対向部よりも硬度が高い突起対向部支持部と、を含む。
このような構成により、段ボールシートに罫線を形成する際には、突起部の押圧によって突起対向部が変形して逃げ、また、突起対向部支持部も突起対向部ほどではないが変形して逃げるので、段ボールシートのライナーの変形が抑制される。また、突起対向部の両側に配置される突起対向部支持部は、突起対向部よりも硬度が高いので、突起部が突起対向部を強く押圧しても、この押圧に起因する変形量、すなわち逃げ量は突起対向部と比較して少ない。これによって、第1のロールと第2のロールとによって、段ボールシートに強く罫線を形成することができる。その結果、罫線が形成された段ボールシートの折れ精度が向上する、というものである。
しかし、この従来提案をもってしても、段ボール包装材を縦方向に積層するといわゆる胴膨れ現象が起こる場合があるという問題があった。前記胴膨れとは、段ボール包装材を複数段積み重ねると、側面板の中央部が上方からの荷重により恰もビール樽のように外方に向けて張り出してしまう現象をいう。
特開2009−061603号公報
そこでこの発明は、段ボール包装材を縦方向に積層しても従来より胴膨れ現象が起こり難い段ボール包装材及びその製造方法を提供しようとするものである。
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の段ボール包装材は、
段ボールシートからなる函状の段ボール包装材の函断面形状のうち向かい合う少なくとも一組以上のコーナー部のそれぞれに、荷重時の胴膨れを抑止する胴膨れ抑止構造を有した段ボール包装材であって、
各コーナー部の胴膨れ抑止構造は、
段ボールシートの一面側に、中芯(11)の段目と交差する三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)が並走形成され、これによって他面側の各対応位置に三本の山折れ部(第一山折れ部71,第二山折れ部72)が膨出形成されると共に、
段ボールシートの他面側に、前記三本の押罫(61,62)の間に二本の押罫(第三押罫63)が並走形成され、これによって一面側の各対応位置に二本の山折れ部(第三山折れ部73)が膨出形成されることを特徴とする。
(2)また前記本発明の段ボール包装材において、
前記一面側を函内面として内屈曲させ、前記他面側を函外面として外屈曲させたコーナー部を有して包装材として使用される段ボール包装材であって、
前記一面側の三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)のうち中央の第二押罫(62)、及び第二押罫(62)によって他面側に膨出形成された第二山折れ部(72)の構成材は、複数回の罫押しによって段ボールシートの平坦部よりも薄く(第二シート厚さT2に)圧縮成形されてなることが好ましい。
(3)また前記いずれかの段ボール包装材において、
複数のコーナー部を介して周状に連なった天板(1)、側板(2,2)、及び底板(3)を有し、かつ両周端が開放したスリーブ構造からなる段ボール包装材であって、
前記複数のコーナー部のうち天板(1)と側板(2,2)との境界に位置するコーナー部、及び、底板(3)と側板(2,2)との境界に位置するコーナー部にそれぞれ、前記胴膨れ抑止構造を有することが好ましい。
(4)また前記いずれかの段ボール包装材の製造方法として、
・鍔状の中央凸部(20)が凸状形成された罫線手段(18)と、前記中央凸部(20)に対応する中央凹部(22)が凹状形成された凹受け手段(19)と、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込むことで、
段ボールシートの一面側に、段目に交差する中央の初期押罫(60)及びその両側の2本の第一山折れ部(71,71)を形成すると共に、
この段ボールシートの他面側に、初期押罫(60)及び2本の第一山折れ部(71,71)にそれぞれ対応する初期山折れ部(70)及び2本の第一押罫(61,61)を形成する第一工程と、
・前記初期山折れ部(70)に対向接触する鍔状の中央凸部(20)が凸状形成された罫線手段(18)と、前記罫線手段(18)に対応する平坦部が形成された平受け手段(23)と、を組み合わせた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシート(S1)を挟み込むことで、
罫線手段(18)の中央凸部(20)によって前記初期山折れ部(70)を窪ませて左右に2分割し、
第一工程後の段ボールシート(S1)の他面側のうち2本の第一押罫(61,61)の間に、中央の第二押罫(62)及びその両側部の第三山折れ部(73,73)を形成すると共に、
段ボールシートの一面側のうち2本の第一山折れ部(71)の間に、前記第二押罫(62)及び第三山折れ部(73)にそれぞれ対応する、中央の第二山折れ部(72)及びその両側部の第三押罫(63,63)を形成する第二工程と、
を順に具備することが好ましい。
(5)或いは、前記いずれかの段ボール包装材の製造方法として、
・鍔状の中央凸部(20)が凸状形成された罫線手段(18)と、前記中央凸部(20)に対応する中央凹部(22)が凹状形成された凹受け手段(19)と、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込むことで、
段ボールシートの他面側に、中央の初期押罫(60)、及びその両側の2本の第一山折れ部(71,71)を形成すると共に、
段ボールシートの一面側に、前記初期押罫(60)及び第一山折れ部(71,71)にそれぞれ対応する、中央の初期山折れ部(70)及び2本の第一押罫(61,61)を形成する第一工程と、
・鍔状の中央凸部(20)が凸状形成された罫線手段(18)と、前記中央凸部(20)に対応する中央凹部(22)が凹状形成された凹受け手段(19)とを組み合わせた第二の押罫形成手段であって、この凹受け手段(19)の中央凹部(22)のうち一側方の片側片を構成する凹部側片(222S)を、前記第一の押罫形成手段の凹受け手段(19)の中央凹部(22)のうち他側方の片側片を構成する凹部側片(221S)と重畳する位置に重畳配置させた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシート(S1)を挟み込み、且つ一側方の第一押罫(61)を同位置で二重に罫押しすることで、
段ボールシートの他面側であって片側(前記他側方側)の第一山折れ部(71)よりも外側方へ、第二押罫(62)、及びさらにその外側方の1本の外部第二山折れ部(702)を形成すると共に、
段ボールシートの一面側であって前記片側(他側方側)の第一山折れ部(71)の外側方へ、第二押罫(62)及び外部第二山折れ部(702)にそれぞれ対応する、第二山折れ部(72)及び更にその外側方の1本の外部第二押罫(602)を形成する第二工程と、
を順に具備するものとしてもよい。
この発明は上述のような構成であり、新たな押罫線も水平方向に変位して段ボール包装材の側板自体の変形を吸収することが出来るので、段ボール包装材を縦方向に積層しても従来より胴膨れ現象が起こり難い段ボール包装材及びその製造方法を提供することが出来る。
実施例1の斜視外観図と要部拡大図 実施例1の製造方法における各工程(a)(b)の断面視説明図 実施例1の第一工程中の状態を示す正面視説明図 第一工程後の第一段ボールシートS1を他面側から見た正面図 図7aの第一工程後の第一段ボールシートS1の側面図 図7aの第一工程後の第一段ボールシートS1を一面側から見た背面図 図7aの第一工程後の第一段ボールシートS1の平面図 実施例1の第二工程中の状態を示す正面視説明図 第二工程後の第一段ボールシートS2を他面側から見た正面図 図6aの第一工程後の第一段ボールシートS2の側面図 図6aの第一工程後の第一段ボールシートS2を一面側から見た背面図 図6aの第一工程後の第一段ボールシートS2の平面図 実施例2の製造方法における各工程(a)(b)の断面視説明図 実施例3の製造方法における各工程の状態を示す平面視説明図 実施例3の製造方法における各工程(a)(b)の断面視説明図 実施例4の斜視外観図と要部拡大図 実施例5の段ボール包装材の展開状態の平面図(a)と正面図(b)
以下、この発明の実施の形態を、実施例として示す各図を参照して説明する。 図1〜図6は実施例1の外観図ないし各製造工程の説明図であり、図7は実施例2の各製造工程の説明図であり、図8〜図9は実施例3の各製造工程の説明図であり、図10は実施例4の外観図であり、そして図11は実施例5の展開状態図である。
いずれの実施例においても、本発明の段ボール包装材は、段ボールシートからなる函状の段ボール包装材において、所定の函断面形状のコーナー部のそれぞれが、中芯の段目と交差する方向に連なってコーナー辺を形成する。例えば後述の実施例1〜4では、複数のコーナー部を介して正面視四角形断面の横型周状に連なった天板1、側板2,2、及び底板3を有し、かつ両周端が両側方に開放したスリーブ構造からなる函状体としている。このスリーブ構造は奥行き方向に伸長する筒状体であり、筒状の内部空間に包装対象物を収容したとき、断面四隅のコーナー部はそれぞれ奥行き方向にコーナー辺を形成する。また後述の実施例5では、複数のコーナー部を介して平面視四角形断面の縦型周状に連なった幅板5,5及び側板2,2を有し、かつ両周端の開放面が天板構成材101,102、底板構成材301,302で面閉塞可能な立方体箱構造からなる函状体としている。この立方体箱構造は、底面及び天面がそれぞれ閉塞されると共に、底板及び天板の各面それぞれに、四方周囲へ連なったコーナー辺を有する。
そしていずれの実施例においても、函断面形状のうち向かい合う少なくとも一組以上のコーナー部のそれぞれ、すなわちこれらコーナー辺のうち少なくとも一組以上の向かい合う組のそれぞれに、荷重時の胴膨れを抑止する共通の胴膨れ抑止構造を有するものとしている。なお、胴膨れ防止構造は製函した際の少なくとも対称位置の一対に形成されていれば足りるが、全てのコーナー部が前記のような態様になっていてもよい。また、函状の段ボール包装材の函断面形状、すなわち製函した際の鉛直方向の断面は四角形の他、六角形、八角形、その他の偶数角形としてもよい。
各胴膨れ防止構造は、製函した際のコーナー部の一面側に3本の押罫線を有すると共に、コーナー部の他面側に、前記3本の押罫線の各間に位置する2本の押罫線を有する。より具体的には、各コーナー部の胴膨れ抑止構造は、
・段ボールシートの一面側に、中芯11の段目と交差する三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)が並走形成され、これによって他面側の各対応位置に三本の山折れ部(第一山折れ部71,第二山折れ部72)が膨出形成されると共に、
・段ボールシートの他面側に、前記三本の押罫61,62の間を並走する互いに平行な二本の押罫(第三押罫63)が形成され、これによって一面側の各対応位置に二本の山折れ部(第三山折れ部73)が膨出形成される。
上記胴膨れ抑止構造は、前記一面側を函内面として内屈曲させ、前記他面側を函外面として外屈曲させたコーナー部として函状形成してもよく、或いは前記他面側を函内面として内屈曲させ、前記一面側を函外面として外屈曲させたコーナー部として函状形成してもよい。後述の実施例においては、前記一面側を函内面として内屈曲させ、前記他面側を函外面として外屈曲させたコーナー部としている。
従来の段ボール包装材の押罫線は一面側に1本のみ形成されていたのに対し、この発明では中芯の段目と交差する押罫線が形成されると共に、製函した際の他面側のコーナー部は3本の押罫線を有し、一面側のコーナー部は前記他面側の押罫線の間に2本の押罫線を有するようにしたので、鉛直方向に荷重が掛かった際に新たに増えた押罫線でも折れが発生し、新たな押罫線も水平方向に変位して段ボール包装材の側板自体の変形を吸収することが出来る。このとき、胴膨れ防止構造の各押罫線の変形に伴い、側板は鉛直の直線状を維持したままでコーナー部が僅かに外方に変位するか、或いは僅かに平行四辺形状に変位して側板の変形外力を吸収した状態となる。
そして、すべての押罫及びこの押罫によって他面側に膨出形成されたすべての山折れ部の構成材は、1回以上の罫押しによって段ボールシートの平坦部のシート厚さT0よりも薄い第一シート厚さT1,第二シート厚さT2に圧縮成形される。また複数本の押罫からなる押罫列のうち中央列寄りの押罫の構成材は、外列寄りの押罫よりも多い複数回の罫押しによって、外列寄りの構成材のシート厚さT1よりも薄い第二シート厚さT2に圧縮成形される。より具体的に言えば、前記一面側の三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)のうち外列寄りの第一押罫61、及び第一押罫61によって他面側に膨出形成された第一山折れ部71の構成材は、1回の罫押しによって段ボールシートの平坦部の平坦シート厚さT0よりも薄い第一シート厚さT1に圧縮成形されてなる。また前記一面側の三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)のうち中央列寄りの第二押罫62、及び第二押罫62によって他面側に膨出形成された第二山折れ部72の構成材は、複数回の罫押しによって前記第一シート厚さT1よりも薄い第二シート厚さT2に圧縮成形されてなる。
このように罫押しの回数によって押罫構成材のシート厚さT1,T2が可変するように構成すると、罫押し回数の多い構成材は重ね罫によって凹みが生じることとなり、屈曲方向の剛性が比較的小さくなる。コーナー部の中央寄り部分と外寄り部分とで屈曲剛性を変えることで、上面に積載された場合の被荷重を分散させてコーナー部全体の形状保持性を保ち、かつ複数の押罫によって側板への荷重負担を軽減することができる。
また本発明のいずれの実施例の段ボール包装材の製造方法においても、
段ボールシート(S1,S2)に押罫(罫線)を形成する罫線手段とこの罫線手段に対向する受け手段とからなる押罫形成手段を少なくとも2セット用意し、これら2セットを各々用いて、搬送される段ボールシート(S1,S2)の所定位置を順に挟みこむことで、複数の押罫形成工程となる第一工程、第二工程を経ることを特徴とする。
例えば押罫形成手段における罫線手段として、押罫形成位置に対応する鍔状の凸部20が外周のロール面に沿って形成された罫線ロールを用いると共に、押罫形成手段における受け手段として、前記中央凸部20に対応した中央凹部22が外周のロール面にそって形成された罫線ロールを用いることができる。これら罫線ロールと受けロールとは、周端の一部同士が近接してそれぞれロール回転可能に設置され、近接部分に段ボールシートを挟み込んでロール回転と共に段ボールシートを搬送する。これにより、罫線ロールの中央凸部に押圧されて中芯の段目に交差して一面側の押罫線が1本形成されると共に、押圧部により前記押罫線の両側に他面側の押罫線が2本形成される。
なお、押罫形成手段の罫線手段ないし受け手段は、必ずしも円板状の回転ロールに限られず、平面板ないし湾曲面板に押圧凸部ないし受け面を形成したプレス式の罫線板等、代替の罫線形成手段を用いてもよい。以下、各実施例の構成につき詳述する。
実施例1の段ボールシート(S1,S2)は、表ライナー10と裏ライナー10との間に波状の中芯11(波板)を有する。この波板によって形成される山部の伸長方向すなわち稜線の方向を段目(波目)としたとき、この実施形態の胴膨れ抑止構造を有する段ボール包装材は、中芯11の段目と交差して曲げ形成された複数のコーナー部によって周方向に製函される。具体的には実施例1の函状体は、図1に示すように、複数のコーナー部を介して正面視四角形断面の横型周状に連なった天板1、側板2,2、及び底板3を有し、かつ両周端が両側方に開放したスリーブ構造からなる函状体としている。このスリーブ構造は奥行き方向に伸長する筒状体であり、両側方(前後方向)の開放口から包装対象物を収容してその上下面及び両側面を周状に包装する。筒状の内部空間に包装対象物を収容したとき、断面四隅のコーナー部はそれぞれ奥行き方向にコーナー辺を形成する。
そして実施例1では、胴膨れ抑止構造が、製函した際の対称位置の二対の対称位置、すなわち4箇所全てのコーナー部の全長(コーナー辺全体)に亘って形成される。各胴膨れ防止構造は、製函した際のコーナー部の内面側に3本の押罫線(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)を有すると共に、コーナー部外面側に、前記3本の押罫線(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)の各間に位置する2本の押罫線(第三押罫63,63)を有する。
詳細には、製函した際の一面側のコーナー部は、図6aに示す段ボールシートの一面側に、中芯11の段目と交差する三本の押罫(第一押罫61,第二押罫62,第一押罫61)が並走形成され、これによって図6cに示す他面側の各対応位置に三本の山折れ部(第一山折れ部71,第二山折れ部72)が膨出形成される。
また、段ボールシートの他面側(図6c)に、前記三本の押罫61,62の間を並走する互いに平行な二本の押罫(第三押罫63)が形成され、これによって一面側(図6a)の各対応位置に二本の山折れ部(第三山折れ部73)が膨出形成される(図6b参照)。
そして上記胴膨れ抑止構造は、前記一面側を函内面として内屈曲させ、前記他面側を函外面として外屈曲させたコーナー部として函状形成している(図1)。このとき2つの第一山折れ部71は、コーナー部の函状外面の各外寄り部にてそれぞれ段ボールシートの平坦部よりもやや外方に膨らむ。また、2つの第一山折れ部71,71の間に、第二山折れ部72が第一山折れ部71,71よりも外方へ突出して配される。第一山折れ部71に対応する第一押罫61は、コーナー部の函状内面の各外寄り部にてそれぞれ段ボールシートの平坦面よりもやや下方(奥側)へ窪む。また、2つの第一山折れ部71,71の間に、第二山折れ部72が第一山折れ部71,71よりも深く窪んでなる。またコーナー部の函状内面には2つの第三山折れ部73がコーナー部の函状内側(中央側)へ突出形成される。胴膨れ防止構造は、3本の内側窪み(第一押罫及び第二押罫)と各窪み間の2本の外面窪み(第三押罫)とが、全体として各コーナー部を斜めに横断するように配され、被荷重時にこの横断形状が変形することで、函状体の側板への外荷重を軽減するものとなっている。
これにより、鉛直方向に荷重が掛かった際に新たに増えた押罫(61,62,63)でも折れが発生し、新たな押罫(61,62,63)も水平方向に変位して段ボール包装材の側板自体の変形を吸収することができ、段ボール包装材を縦方向に積層しても従来より胴膨れ現象が起こり難いという利点を有する。具体的には、図2に示すように、前記押罫(61,62,63)の変形に伴い、僅かに平行四辺形状に変位して側板の変形を吸収し胴膨れは発生しなかった。
ここで、従来の構造のものとこの実施形態の構造のものとで性能を比較した。具体的には、段ボール包装材を図1のテスト形状として、上にベニヤ板を敷き、その上に171kgの錘を乗せた。この錘の重量は、10段積み(9段×(製品18kg+梱包1kg)=171kg)を想定したものである。そして、この状態で恒温恒湿室(23℃、50%RH)に4日間放置し、それぞれ胴膨れ量を測定した。すると、従来構造では3mmの胴膨れ現象が発生したのに対し、この実施形態のものでは1mmしか胴膨れ現象は発生しなかった。
(実施例1の段ボール包装材の製造方法)
次に、実施例1の胴膨れ抑止構造を有する段ボール包装材の製造方法を説明する。図2(a)(b)にそれぞれ示すように、実施例1の胴膨れ抑止構造は、以下第一工程(図2(a))、第二工程(図2(b))の2工程を順に経ることによって形成される。
(第一工程)
第一工程は、図2(a)及び図3に示すように、鍔状の中央凸部20が凸状形成された罫線手段18たる第一罫線ロール18Aと、前記中央凸部20に対応する中央凹部22が凹状形成された凹受け手段19たる第一凹受けロールと、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込む工程である。
本工程によって、図4a〜図4dに示す第一工程後の段ボールシートS1が形成される。図4cに示す第一工程後の段ボールシートS1の一面側には、段目に交差する中央の初期押罫60及びその両側の2本の第一山折れ部71,71が形成される。また図4aに示す第一工程後の段ボールシートS1の他面側には、初期押罫60及び2本の第一山折れ部71,71にそれぞれ対応する初期山折れ部70及び2本の第一押罫61,61が形成される。段目は図4a、図4cの向かって縦方向に形成され、向かって縦方向に中芯のコルゲート空間が伸長する(図4d参照)。このコルゲート空間は展開状態の第一工程後の段ボールシートS1の側面図(図4b)と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第一工程後の段ボールシートS1において、胴膨れ防止構造の各形成部分は、中央の初期山折れ部70が外寄りの2本の第一押罫61の間にて、平坦部よりも突出して形成される(図2(a)のシート下面)。またこのとき、凹受け手段19の凹部20を構成する凹部側片22Sを、シート平坦面(図2(a)の下面)内へ深く押し当てることで、一面側(図2のシート下面側)へ2本の第一押罫61を形成すると共にその逆の他面側(図2のシート上面側)へ第一押罫61に対応する第一山折れ部71を形成することを特徴とする。この第一山折れ部71は、罫線手段18たる第一罫線ロール18Aの中央凸部20の片側面とその外側に連なる片側の押圧部21とによって、シート平坦部よりもわずかに膨らんだ凸湾曲面を有した形状に成形される。
(第二工程)
第二工程は、図2(b)及び図5に示すように、前記初期山折れ部70に対向接触する鍔状の中央凸部20が凸状形成された罫線手段18たる第二罫線ロール18Bと、前記罫線手段18に対応する平坦部が形成された平受け手段23たる第二受けロール23Bと、を組み合わせた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシート(S1)を挟み込む工程である。本工程はすなわち、罫線手段18の中央凸部20によって前記初期山折れ部70を窪ませて左右に2分割する工程である。
本工程によって、第二工程後の段ボールシートS2が形成される(図2(b)、図6a、図6b、図6c、及び図6d)。第二工程後の段ボールシートS2は、第一工程後の段ボールシート(S1)の他面側のうち2本の第一押罫61,61の間に、中央の第二押罫62及びその両側部の第三山折れ部73,73が形成される(図2(b)及び図6a)。また第二工程後の段ボールシートS2は、第一工程後の段ボールシートS1の一面側のうち2本の第一山折れ部71の間に、前記第二押罫62及び第三山折れ部73にそれぞれ対応する、中央の第二山折れ部72及びその両側部の第三押罫63,63が形成される(図2(b)及び図6c)。
段目は図6a、図6cの向かって縦方向に形成され、向かって縦方向に中芯のコルゲート空間が伸長する(図6d参照)。このコルゲート空間は展開状態の第二工程後の段ボールシートS2の側面図(図6b)と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第二工程後の段ボールシートS2において、胴膨れ防止構造の各形成部分は、第二罫線ロール18Bの中央凸部20によって、中央の初期山折れ部70が両側部を残して中央部のみ潰されることで、中央部が窪んだ第二押罫となると共に、第二罫線ロール18Bの中央凸部20の片側面とその外側に連なる片側の押圧部21とによって、前記初期山折れ部70の片側部ずつがそれぞれ部分的に残って、第三山折れ部73が凸湾曲面を有した形状に成形される(図2(b)のシート下面、及び図5)。
またこのとき、平坦な受け面を有する平受けロール23B(平受け手段23)がシートの他面側(図2及び図5のそれぞれシート上面側)へ均等に押し当たることで、第一押罫61に対応する2本の第一山折れ部71と、その中央に位置する1本の第二山折れ部72とが、それぞれシート平坦部よりも膨らんで列設される。また中央の第二山折れ部72は第一工程と第二工程によって同位置に逆方向へ重ね罫が施された状態となる。この重ね罫によって、中央の第二山折れ部72の構成材は、他の箇所よりも比較的大きな凹みを有し、かつ他の箇所よりも薄い第二シート厚さT2に圧縮成形される。また第二山折れ部72の両側部にそれぞれ形成される第一山折れ部71の構成材は、第二山折れ部72よりも小さいわずかな凹みを有し、かつ第二シート厚さT2よりも厚い第一シート厚さT1にて、第二山折れ部72の構成材よりもコシを有して成形される。
第二工程後の段ボールシートS2は、展開状態にて、一面側(図2(b)下面)にシート平坦面よりも窪んだ3本の押罫61,62が形成されると共に、他面側(図2(b)上面)にシート平坦面よりも膨らんだ3本の山折れ部61,62が形成される。また3本の山折れ部61,62の間に位置する他面側(図2(b)上面)の押し罫は、両側部近傍が2工程で片側ずつ罫押しされることによってその間に形成された谷部であり、凸罫の押し成形によらずに形成されている。
(実施例2の段ボール包装材の製造方法)
図7に、実施例2の段ボール包装材の製造方法を説明する。実施例2の段ボール包装材は図7(a)(b)にそれぞれ示すように、実施例1と異なる押し罫形成手段を用いた以下第一工程(図7(a))、第二工程(図7(b))の2工程を順に経ることによって形成される。
(第一工程)
第一工程は、図7(a)に示すように
・鍔状の中央凸部20が中央に凸状形成されると共にその両側部にそれぞれ側凹部25を有し、全体として2連凹部が形成された罫線手段たる第四罫線ロール24と、
・前記中央凸部20に対応する中央凹部22が凹状形成されると共にその両側部にて前記側凹部25に対応する側凸部61が形成され、全体として2連凸部が形成された凹受け手段19たる第四凹受けロールと、を組み合わせた第四の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込む工程である。
本工程によって、図7(a)に示す第一工程後の段ボールシートS1が形成される。第一工程後の段ボールシートS1の他面側(図7の上面側)には、段目に交差する中央の初期押罫60及びその両側の2本の第一山折れ部71,71が形成される。また図7(a)に示す第一工程後の段ボールシートS1の他面側(図7の下面側)には、初期押罫60及び2本の第一山折れ部71,71にそれぞれ対応するように、初期山折れ部70及び2本の第一押罫61,61が形成される。段目は図7の向かって左右側方を通るように形成され、同方向に沿って中芯のコルゲート空間が伸長する。このコルゲート空間は展開状態の第一工程後の段ボールシートS1の側面図(図7(a))と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第一工程後の段ボールシートS1において、胴膨れ防止構造の各形成部分は、中央の初期山折れ部70が外寄りの2本の第一押罫61の間にて、平坦部よりも突出しないように形成される(図7(a)のシート下面)。またこのとき、凹受け手段19の側凸部61を、シート平坦厚さよりも深く押し当てることで、一面側(図7のシート下面側)へ2本の第一押罫61をシートの平坦部の他面よりも深く形成すると共に、その逆の他面側(図7のシート上面側)へ第一山折れ部71を、平坦シートよりも高位置となるように成形することを特徴とする。この第一山折れ部71は、第四罫線ロール24の側凹部25と凹受け手段19の側凸部61とに深く挟まれて、シート平坦面よりも上方へ膨らみかつ薄いシート厚さとされた凸湾曲面を有した構造材に成形される(図7(a))。
(第二工程)
第二工程は、図7(b)に示すように、
・前記初期山折れ部70に対向接触する鍔状の中央凸部20が凸状形成された罫線手段18と、
・前記罫線手段18に対向する幅広の平坦部が形成された平受け手段23と、を組み合わせた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシート(S1)を挟み込む工程である。本工程はすなわち、罫線手段18の中央凸部20によって、第一工程によってできた初期山折れ部70を窪ませて左右に2分割する工程である。
本工程によって、第二工程後の段ボールシートS2が形成される(図7(b))。第二工程後の段ボールシートS2は、第一工程後の段ボールシート(S1)の一面側(図7の下面側)のうち2本の第一押罫61,61の間に、中央の第二押罫62及びその両側部の第三山折れ部73,73が形成される。
また第二工程後の段ボールシートS2は、第一工程後の段ボールシートS1の一面側のうち2本の第一山折れ部71の間に、前記第二押罫62及び第三山折れ部73にそれぞれ対応する、中央の第二山折れ部72及びその両側部の第三押罫63,63が形成される(図7(b))。
段目は図7の向かって左右側方を通るように形成され、同方向に沿って中芯のコルゲート空間が伸長する。このコルゲート空間は展開状態の第一工程後の段ボールシートS1の側面図(図7(a))と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第二工程後の段ボールシートS2において、胴膨れ防止構造の各形成部分は、第二罫線ロール18Bの中央凸部20によって、中央の初期山折れ部70が両側部を残して中央部のみ潰されることで、中央部が窪んだ第二押罫となると共に、罫線手段18の中央凸部20の片側面とその外側に連なる片側の押圧部21とによって、前記初期山折れ部70の片側部ずつがそれぞれ部分的に残って、第三山折れ部73が凸湾曲面を有した形状に成形される(図7(b)のシート下面)。
またこのとき、平坦な受け面を有する平受けロール23B(平受け手段23)がシートの他面側(図7のシート上面側)へ均等に押し当たることで、第一押罫61に対応する2本の第一山折れ部71と、その中央に位置する1本の第二山折れ部72とが、それぞれシート平坦部よりも膨らんで列設される。また中央の第二山折れ部72は第一工程と第二工程によって同位置に逆方向へ重ね罫が施された状態となる。この重ね罫によって、中央の第二山折れ部72の構成材は、他の箇所よりも比較的大きな凹みを有し、かつ他の箇所よりも薄い第二シート厚さT2に圧縮成形される。また第二山折れ部72の両側部にそれぞれ形成される第一山折れ部71の構成材は、第二山折れ部72よりも小さいわずかな凹みを有し、かつ第二シート厚さT2よりも厚い第一シート厚さT1にて、第二山折れ部72の構成材よりもコシを有して成形される。
第二工程後の段ボールシートS2は、展開状態にて、一面側(図7(b)下面)にシート平坦面よりも窪んだ3本の押罫61,62が形成されると共に、他面側(図7(b)上面)にシート平坦面よりも膨らんだ3本の山折れ部61,62が形成される。また3本の山折れ部61,62の間に位置する他面側(図7(b)上面)の押し罫は、両側部近傍が2工程で片側ずつ罫押しされることによってその間に形成された谷部であり、凸罫の押し成形によらずに形成されている。
実施例2の製造方法によれば、第一工程において2本の罫線ロール(並行クリーザー部(罫ローラー))によって他面側に2本、一面側に1本押罫線を形成し、続く第二工程において他面側に3本、一面側に2本のしっかりとした押罫線を形成することが出来ると共に、第一工程において罫線割れを抑制することが出来る。 実施例2は実施例1と異なる他の押罫形成手段によっても胴膨れ防止構造が形成できることを示しているが、特に実施例2によれば、側凹部25とこれに対応する側凸部とで挟み込むことによって、第一山折れ部71を確実な所定深さ、所定形状で成形できるという利点がある。その他特記しない他の構成及び製造装置の構成、製造工程、並びに段ボール包装材の構造は、実施例1と同様である。
(実施例3の段ボール包装材の製造方法)
図9に、実施例3の段ボール包装材の製造方法を説明する。実施例3の段ボール包装材は図9(a)(b)にそれぞれ示すように、実施例1と異なる押し罫形成手段を用いた以下第一工程(図9(a))、第二工程(図9(b))の2工程を順に経ることによって形成される。
(第一工程)
第一工程は、図9(a)に示すように、
・中央凸部が凸状形成された罫線手段18たる第一罫線ロール18Aと、
・前記中央凸部20に対応する中央凹部22が凹状形成されると共にその両側部にて前記側凹部25に対応する側凸部61が形成され、全体として2連凸部が形成された凹受け手段19と、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって、平坦な段ボールシートを挟み込む工程である。
本工程によって、図9(a)に示す第一工程後の段ボールシートS1が形成される。第一工程後の段ボールシートS1の一面側(図9の下面側)には、中央の初期押罫60、及びその両側の2本の第一山折れ部71が形成される。また、段ボールシートの他面側(図9のシート上面側)には、前記初期押罫60及び第一山折れ部71にそれぞれ対応する、中央の初期山折れ部70及び2本の第一押罫61が形成される。
段目は図9の向かって左右側方を通るように形成され、同方向に沿って中芯のコルゲート空間が伸長する。このコルゲート空間は展開状態の第一工程後の段ボールシートS1の側面図(図9(a))と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第一工程後の段ボールシートS1において、胴膨れ防止構造の各形成部分は、中央の初期山折れ部70が外寄りの2本の第一押罫61の間にて、平坦部よりも大きく突出しないように形成される(図9(a)のシート上面)。またこのとき、凹受け手段19の側片61を、シート平坦厚さよりも深く押し当てることで、一面側(図9のシート下面側)へ2本の第一押罫61をシートの平坦部の他面よりも深く形成すると共に、その逆の他面側(図9のシート上面側)へ第一山折れ部71を、平坦シートよりも高位置となるように成形することを特徴とする。この第一山折れ部71は、第四罫線ロール24の側凹部25と凹受け手段19の側凸部61とに深く挟まれて、シート平坦面よりも上方へ膨らみかつ薄いシート厚さとされた凸湾曲面を有した構造材に成形される。
(第二工程)
第二工程は、図9(b)に示すように、第一工程と同様の押罫形成手段、すなわち
・中央凸部が凸状形成された罫線手段18たる第一罫線ロール18Aと、
・前記中央凸部20に対応する中央凹部22が凹状形成されると共にその両側部にて前記側凹部25に対応する側凸部61が形成され、全体として2連凸部が形成された凹受け手段19と、を組み合わせた第二の押罫形成手段とによって、前記第一工程後の段ボールシートを挟み込む工程である。
ここで、第二の押罫形成手段は、第二凹受けロール19Bの中央凹部22のうち一側方の凹部側片222Sを、前記第一の押罫形成手段の第一凹受けロール19Aの中央凹部22のうち他側方の凹部側片221Sと重畳する位置に重畳配置させたことを特徴とする(図8、図9及び各図の仮想線参照)。
本工程はすなわち、罫線手段18の中央凸部20によって、第一工程によってできた片側の第一押罫61と重なる同位置部分に重ね罫を施しつつ、側方へ半罫幅分だけ開けてずらした同形状の押し罫を行って、結果的に側方へ連なる2連の罫を形成する工程である。このとき、第一工程における一側方の第一押罫は、第二工程の他側方片側の第二押し罫として同位置で二重に罫押しされる。
本工程によって、第二工程後の段ボールシートS2が形成される(図9(b))。第二工程後の段ボールシートS2は、段ボールシートの一面側(図9のシート下面側)であって片側の第一山折れ部よりも外側方へ、第二押罫62、及びさらにその外側方の1本の外部第二山折れ部702が形成されると共に、
段ボールシートの他面側(図9のシート上面側)であって前記片側の第一山折れ部71よりも外側方へ、第二押罫62及び外部第二山折れ部702にそれぞれ対応する、第二山折れ部72及び更にその外側方の1本の外部第二押罫702が形成される。
段目は図9の向かって左右側方を通るように形成され、同方向に沿って中芯のコルゲート空間が伸長する。このコルゲート空間は展開状態の第一工程後の段ボールシートS1の側面図(図9(a))と同様に、胴膨れ防止構造の形成部分が押し罫されて薄くかつ湾曲して形成される。
第二工程後の段ボールシートS2において、胴膨れ防止構造の各形成部分のうち中央の第二山折れ部72は第一工程と第二工程によって同位置に同方向へ重ね罫が施された状態となる。この重ね罫によって、中央の第二山折れ部72の構成材SWは、他の箇所よりも比較的大きな凹みを有し、かつ他の箇所よりも薄い第二シート厚さT2に圧縮成形される。また第二山折れ部72の両側部にそれぞれ形成される第一山折れ部71の構成材は、第二山折れ部72よりも小さいわずかな凹みを有し、かつ第二シート厚さT2よりも厚い第一シート厚さT1にて、第二山折れ部72の構成材よりもコシを有して成形される。
このように構成すると、コルゲート罫の第一工程とコルゲート罫の第二工程とで、受ロールの片山同士を重ねた位置で重畳罫押しし、2罫押しで2山形成することができ、中央は二重に重ね罫されるので凹みが生じることとなり、これによって他面側に3本、一面側に2本のしっかりとした押罫(61,62,63)を形成することが出来た。
第二工程後の段ボールシートS2は、展開状態にて、一面側(図9(b)下面)にシート平坦面よりも窪んだ3本の押罫61,62が形成されると共に、他面側(図9(b)上面)にシート平坦面よりも膨らんだ3本の山折れ部61,62が形成される。また3本の山折れ部61,62の間に位置する他面側(図9(b)上面)の押し罫は、側凸部61と押圧部とに挟まれて押し罫成形によって形成されているため、所定深さお呼び所定形状の確実な成形が可能となる、という利点がある。また半罫幅だけずらして部分的に重畳する位置にずらして重ね罫することで、罫の連続形成によるライナーの割れを防ぐことができる、という利点がある。
本実施例においては、図8に示すように、第一工程、第二工程を共にコルゲート工程で連続的に行うことで、各工程分のコルゲートローラーの位置設定を送り幅に対して厳密に設定することができ、段ボール包装材を確実に成形できるものとなる。なお、前記第一工程及び第二工程を共に印刷工程で連続的に行うようにしてもよい。その他特記しない他の構成及び製造装置の構成、製造工程、並びに段ボール包装材の構造は、実施例1と同様である。
図10に示す実施例4の段ボール包装材は、実施例1と同様のスリーブ構造の函状体において、製函した際の一対の対称位置のコーナー部(図10の向かって左上コーナーと右下コーナーの2箇所)にのみ前記胴膨れ防止構造の押罫(61,62,63)を形成し、製函した際の残りの一対の対称位置のコーナー部(図10の向かって右上コーナーと左下コーナーの2箇所)には、内面側の角部に1本だけの初期押罫(60)を形成した。この構造であっても、鉛直方向に荷重が掛かった際に、胴膨れ防止構造の各押罫(61,62,63)による各山折れ部(71,72,73)がそれぞれ変形及び変位することで、段ボール包装材の側板自体の変形を吸収することができ、段ボール包装材を縦方向に積層しても従来より胴膨れ現象が起こり難いという利点を有していた。その他特記しない他の構成及び製造装置の構成、製造工程、並びに段ボール包装材の構造は、実施例1と同様である。
実施例5の段ボール包装材の成形後の段ボールシート(S2)は、図11(a)に示す平面視展開構造と、図11(b)に示す正面視展開構造を有する。まず図11(a)に示す展開状態の平面視では、矩形の幅板5及び側板2が側方へ交互に連接され、連接した先の側板2の先側端辺に継ぎ代4が形成される。また幅板5の上辺及び下辺にはそれぞれ天板構成材101及び底板構成材301が延設され、側板2の上辺及び下辺にはそれぞれ天板構成材102及び底板構成材302が延設される。これにより、図11(a)に示す展開状態では天板構成材101、102が、それぞれスロット(隙間)を開けて交互に側方に並び、また底板構成材301、302が、それぞれスロット(隙間)を開けて交互に側方に並ぶ。そして前記側方へ連設された幅板5及び側板2のすべての上下各辺に沿って、実施例1と同様の胴膨れ防止構造が形成される。
次に図11(b)に示す展開状態の正面視では、表ライナー10と裏ライナー10との間に波状の中芯11(波板)が表れる。また、展開状態の段ボールシートS2の一面側(図11(b)のシート上面側)に第三山折れ部73が表れ、他面側(図11(b)のシート下面側)に第一山折れ部71及び第二山折れ部72が表れる。段目は図11(a)における側板2、幅板5の向かって縦方向に形成され、向かって縦方向に中芯のコルゲート空間が伸長する(図11(b)参照)。
この段ボールシート(S2)を製函して得られる函状体は、複数のコーナー部を介して平面視四角形断面の縦型周状に連なった幅板5,5及び側板2,2を有し、かつ両周端の開放面が天板構成材101,102、底板構成材301,302で面閉塞可能な立方体箱構造からなる。この立方体箱構造は、底面及び天面がそれぞれ、四枚の構成材(101と102、又は301と302)を組み合わせて閉塞されると共に、底板及び天板の各面それぞれに、四方周囲へ連なったコーナー辺を有した函状体となる。
そして実施例5においても、函断面形状のうち向かい合う2組のコーナー部のそれぞれ、すなわち複数のコーナー部のうち天板1と側板2,2との境界に位置するコーナー部、天板1と幅面板(5,5)との境界に位置するコーナー部、底板3と側板2,2との境界に位置するコーナー部、底板3と幅面板(5,5)との境界に位置するコーナー部、にそれぞれ、前記実施例1と同様の胴膨れ抑止構造を有するものとしている。つまり実施例5の胴膨れ防止構造を構成する各押罫(61,62)は、幅板5によって前後面が閉じられた立方体箱構造の全ての上下辺で、胴膨れ抑止構造の複数の押罫が四方に連なって伸長している。これにより、実施例1のようなスリーブ構造の函状体」よりも強固な段ボール包装材を形成することができる。
なお、胴膨れ防止構造は製函した際の少なくとも対称位置の一対に形成されていれるものでもよい。また、函状の段ボール包装材の函断面形状、すなわち製函した際の鉛直方向の断面は四角形の他、六角形、八角形、その他の偶数角形としてもよい。その他特記しない他の構成及び製造装置の構成、製造工程、並びに段ボール包装材の構造は、実施例1と同様である。
(各実施例による作用効果)
段ボール包装材製造上において、一般的な木型による罫線の入れ方では、狭い間隔での3本の平行な押罫線は紙が引っ張りあって十分な圧力での罫線は入らないが、前記のように構成すると、第一工程では他面側に2本、一面側に1本押罫線を形成し、続く第二工程において他面側に3本、一面側に2本のしっかりとした押罫線を形成することが出来る。
胴膨れ抑止構造を有する段ボール包装材の製造方法として、段ボールシート(S1,S2)に罫線を形成する罫線ロール18とこの罫線ロール18に対向する受ロール19を用い、前記罫線ロール18は外周部に罫線中心位置に対応する中央凸部20が周方向に沿って形成されると共に、この中央凸部20の両側に押圧部21が周方向に沿って形成され、搬送される段ボールシート(S1,S2)に対して罫線ロール18と突起対応中央凹部22を有する受ロール19とで挟むことで、罫線ロール18の中央凸部20により中芯11の段目に交差して一面側の初期押罫60が1本形成されると共に、押圧部21により前記初期押罫60の両側に他面側の第一押罫61が2本形成される第一工程と、前記初期押罫60の裏側の初期山折れ部70を、中央凸部20が周方向に沿って形成された罫線ロール18と平滑状の受けロール23とで挟むことで、新しい押罫(61,62,63)を前記山折れ部の両側に形成する第二工程とを有するようにした。
段ボール包装材製造上において、一般的な木型による罫線の入れ方では、狭い間隔での3本の平行な押罫(61,62,63)は紙が引っ張りあって十分な圧力での罫線は入らないが、前記のように構成すると、第一工程では他面側に2本、一面側に1本押罫(61,62,63)を形成し、続く第二工程において他面側に3本、一面側に2本のしっかりとした押罫(61,62,63)を形成することが出来た。
また、前記第一工程をコルゲート工程で行い、前記第二工程を印刷工程で行うようにすると、段ボールシート(S1,S2)製造工程で通常入れることが出来るコルゲート罫線と、函に仕上げる工程での印刷機罫線を組み合わせることによって、既存の装置を利用しつつ、十分な圧力で3本の押罫(61,62,63)を入れることが出来るという利点を有する。すなわち、コルゲート製造工程で入れる罫線が雄雌罫であることに着目し、中央に入れるオス罫の前後に裏面から入れるメス罫2本を順折り罫線として用い、印刷工程ではシートを通常とは逆の裏面通しとして、コルゲート製造工程で入れた中央のオス罫の裏側から印刷機罫線の位置を合わせて胴膨れ抑制効果のある函に仕上げることが出来る。
(胴膨れ抑止構造を有する段ボール包装材の他の製造方法)
前記いずれの実施例においても、第一工程をコルゲート工程で、第二工程を印刷工程でそれぞれ行うようにしてもよい。このように構成すると、段ボールシート(S1,S2)製造工程で通常入れることが出来るコルゲート罫線と、函に仕上げる工程での印刷機罫線を組み合わせることによって、既存の装置を利用しつつ、十分な圧力で3本の押罫線を入れることが出来る。
また上記とは別に、第一工程、第二工程を共にコルゲート工程で連続的に行うようにしてもよく、或いは共に印刷工程で連続的に行うようにしてもよい。このように構成すると、段ボールシート(S1,S2)を連続的に送り出して製造するコルゲート工程又は印刷工程のそれぞれで、各押罫の深さや各山折り部の高さ、ないし幅方向の位置を厳密に調整することができる。これにより、2工程による段ボールシートの成形をより確実に行うことができる。
すなわち段ボールシート(S1,S2)の送り出し高さに対して各工程の罫線ロールを近接させ、各工程の押圧高さの関係を厳密に設定すると、各工程による押罫の深さや山折り部の高さを同期させたり、第二工程による変形量を調整したりすることが容易になる。また、段ボールシート(S1,S2)の送り出し位置に対して各工程の罫線ロールを近接させ、各工程の押圧位置の関係を厳密に設定すると、各工程による押罫や山折り部の位置を同期させたり、第二工程による位置のずらし量を調整したりすることが容易になる。
上記ダンボールの胴膨れ防止構造及びその製造方法によれば、新たな押罫線も水平方向に変位して段ボール包装材の側板自体の変形を吸収することが出来るので、段ボール包装材を縦方向に積層しても従来より胴膨れ現象が起こり難い段ボール包装材及びその製造方法を提供することが出来る。
段ボール包装材を縦方向に積層しても胴膨れ現象が起こり難いことによって、種々の段ボール構造に適用することができる。
1 天板
2 側板
3 底板
4 貼着片
5 幅面板
6 押罫
60 初期押罫
61 第一押罫
62,602 第二押罫
63 第三押罫
7 山折れ部
70 初期山折れ部
71 第一山折れ部
72,702 第二山折れ部
73 第三山折れ部
T0 平坦部厚さ
T1 第一厚さ
T2 第二厚さ
10 ライナー
11 中芯
18 罫線手段(罫線ロール)
18A 第一罫線ロール,18B 第二罫線ロール
19 凹受け手段(凹受けロール)
19A 第一凹受けロール,19B 第二凹受けロール
20 中央凸部
21 押圧部
22 中央凹部
22S 凹部側片
221S 一側方の凹部側片,222S 他側方の凹部側片
23 平受け手段(平受けロール)
24 二重凹受け手段(二重凹受けロール)
B 製函体(製函)
S1 第一段ボールシート
S2 第二段ボールシート
SW 圧縮成形部

Claims (5)

  1. 段ボールシートからなる函状の段ボール包装材の函断面形状のうち向かい合う少なくとも一組以上のコーナー部のそれぞれに、荷重時の胴膨れを抑止する胴膨れ抑止構造を有した段ボール包装材であって、
    各コーナー部の胴膨れ抑止構造は、
    段ボールシートの一面側に、中芯の段目と交差する三本の押罫が並走形成され、これによって他面側の各対応位置に三本の山折れ部が膨出形成されると共に、
    段ボールシートの他面側に、前記三本の押罫の間に二本の押罫が並走形成され、これによって一面側の各対応位置に二本の山折れ部が膨出形成されることを特徴とする段ボール包装材。
  2. 前記一面側を函内面として内屈曲させ、前記他面側を函外面として外屈曲させたコーナー部を有する段ボール包装材であって、
    前記一面側の三本の押罫のうち中央の第二押罫、及び第二押罫によって他面側に膨出形成された第二山折れ部の構成材は、複数回の罫押しによって段ボールシートの平坦部よりも薄く圧縮成形されてなる請求項1記載の段ボール包装材。
  3. 複数のコーナー部を介して周状に連なった天板、側板、及び底板を有し、かつ両周端が開放したスリーブ構造からなる段ボール包装材であって、
    前記複数のコーナー部のうち天板と側板との境界に位置するコーナー部、及び、底板と側板との境界に位置するコーナー部にそれぞれ、前記胴膨れ抑止構造を有する請求項1又は2のいずれか記載の段ボール包装材。
  4. 中央凸部が凸状形成された罫線手段と、前記中央凸部に対応する中央凹部が凹状形成された凹受け手段と、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込むことで、
    段ボールシートの一面側に、段目に交差する中央の初期押罫及びその両側の2本の第一山折れ部を形成すると共に、
    この段ボールシートの他面側に、初期押罫及び2本の第一山折れ部にそれぞれ対応する、初期山折れ部及び2本の第一押罫を形成する第一工程と、
    前記初期山折れ部に対向接触する中央凸部が凸状形成された罫線手段と、前記罫線手段に対応する平坦部が形成された平受け手段と、を組み合わせた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシートを挟み込むことで、
    罫線手段の中央凸部によって前記初期山折れ部を窪ませて左右に2分割し、
    第一工程後の段ボールシートの他面側のうち2本の第一押罫の間に、中央の第二押罫及びその両側部の第三山折れ部を形成すると共に、
    段ボールシートの一面側のうち2本の第一山折れ部の間に、前記第二押罫及び第三山折れ部にそれぞれ対応する、中央の第二山折れ部及びその両側部の第三押罫を形成する第二工程と、
    を順に具備する、請求項1、2又は3のいずれか記載の段ボール包装材の製造方法。
  5. 中央凸部が凸状形成された罫線手段と、前記中央凸部に対応する中央凹部が凹状形成された凹受け手段と、を組み合わせた第一の押罫形成手段によって平坦な段ボールシートを挟み込むことで、
    段ボールシートの他面側に、中央の初期押罫、及びその両側の2本の第一山折れ部を形成すると共に、
    段ボールシートの一面側に、前記初期押罫及び第一山折れ部にそれぞれ対応する、中央の初期山折れ部及び2本の第一押罫を形成する第一工程と、
    中央凸部が凸状形成された罫線手段と、前記中央凸部に対応する中央凹部が凹状形成された凹受け手段とを組み合わせた第二の押罫形成手段であって、この凹受け手段の中央凹部のうち一側方の凹部側片を、前記第一の押罫形成手段の凹受け手段の中央凹部のうち他側方の凹部側片と重畳する位置に重畳配置させた第二の押罫形成手段によって、前記第一工程後の段ボールシートを挟み込み、且つ一側方の第一押罫を同位置で二重に罫押しすることで、
    段ボールシートの他面側であって片側の第一山折れ部よりも外側方へ、第二押罫、及びさらにその外側方の1本の外部第二山折れ部を形成すると共に、
    段ボールシートの一面側であって前記片側の第一山折れ部よりも外側方へ、第二押罫及び外部第二山折れ部にそれぞれ対応する、第二山折れ部及び更にその外側方の1本の外部第二押罫を形成する第二工程と、
    を順に具備する、請求項1、2又は3のいずれか記載の段ボール包装材の製造方法。
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