JP2002326290A - 罫線形成方法 - Google Patents

罫線形成方法

Info

Publication number
JP2002326290A
JP2002326290A JP2001135741A JP2001135741A JP2002326290A JP 2002326290 A JP2002326290 A JP 2002326290A JP 2001135741 A JP2001135741 A JP 2001135741A JP 2001135741 A JP2001135741 A JP 2001135741A JP 2002326290 A JP2002326290 A JP 2002326290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ruled
ruled line
sheet material
cutting
pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001135741A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kobayashi
暢之 小林
Isao Koma
功 小間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP2001135741A priority Critical patent/JP2002326290A/ja
Publication of JP2002326290A publication Critical patent/JP2002326290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シート材表面部分を破損することなく罫線を形
成することができる装置を提供する。 【解決手段】シート材に対し圧接離反するよう設けられ
た罫引き部材をシート材表面に押圧し、罫線データに基
づいてその始点から終点の間を複数回シート材に対して
相対的に移動させて、シート材表面に凹状の溝部である
罫線を形成するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材の表面上
を罫引きする罫線形成方法に関し、例えば、段ボールよ
りなるシート状部材を箱体が展開された形状に切断する
と共に、この箱体を組み立てる際に折り曲げるべき部分
に、凹状の溝である押圧跡(罫線)を形成する装置に好
適な罫線形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3および図4は、この種の装置として
利用可能なカッティングプロッタの構成を示す図であ
り、このカッティングプロッタにおいては、切断部によ
りシート材を箱体が展開された形状に切断すると共に、
箱体を組み立てる際に折り曲げるべき部分に、罫引き部
により凹状の溝である罫線を形成するよう構成されてい
る。図において1はカッティングプロッタ本体、2はY
バー、3はペンブロック、4はカッティング部、5は罫
引き部、7は切断されるシート状部材の一例である段ボ
ールである。Yバー2の摺動子21はプロッタ本体1の
レール材に対して摺動するように設けられており、これ
によりYバー2はX軸方向に移動可能となるよう構成さ
れている。また、プロッタ本体1のX軸方向の一端側に
は駆動モータ24とこれに係合する歯車機構23、その
他端側に設けられたプーリ22の間に架渡された伝達ベ
ルト25が設けられており、この駆動モータ24を回転
駆動させることにより、伝達ベルト25に取りつけられ
たYバー2をX軸方向に移動制御する。ペンブロック3
の摺動子31は、Yバー2に沿ってY方向に摺動するよ
う設けられており、また、Yバー2のY軸方向一端側に
固定された駆動モータ34とこれに係合する歯車機構3
3、および他端側に設けられたプーリ32の間に架渡さ
れた伝達ベルト35が設けられている。この伝達ベルト
35にYバー2の摺動子31が取り付けられており、駆
動モータ34を回転駆動させてペンブロック3をY軸方
向に移動制御するよう構成されている。よって、Yバー
2およびペンブロック3を制御装置により駆動させるこ
とにより、ペンブロック3に設けたカッティング部4お
よび罫引き部5をプロッタ本体1の載置テーブル10上
に載置した段ボール7に対して所望の軌跡で2次元方向
に移動可能に設けられている。
【0003】カッティング部4および罫引き部5は、各
々独立にペンブロック3に対して昇降可能となるよう取
り付けられている。図1(尚、この図1は本願発明の罫
線形成方法を採用した装置を示す説明図であるが、ペン
ブロック3の構成については従来装置と同等の構成であ
るので、これを参照するものとする。)右側のペンブロ
ック3の構成図に示されるとおり、これらのカッティン
グ部4および罫引き部5は、それぞれペンブロック3の
摺動子31に固定して取り付けられた基台30と、この
基台30に取り付けられたペンアクチュエータ36、ス
ライド軸37、このスライド軸37に摺動するとともに
ペンアクチュエータ36により上下動されるペンアーム
38、このペンアーム38に取り付けられるペンホルダ
39とを有している。このペンホルダ39に、カッティ
ングペン41および罫引き部材51が取り付けられる。
また、ペンアーム38と基台30との間にはペンアーム
38の高さ、すなわちカッティングペン41(或いは罫
引き部材51)の高さを検出するための高さ検出器65
が設けられている。また、このカッティングプロッタの
制御装置はこの高さ検出器65の出力を監視するととも
に、上記ペンアクチュエータ36に付与する電流(或い
は電圧)を制御して、カッティングペン41或いは罫引
き部材51の圧接・離反(上下動)ならびにシート状部
材7への押圧力(筆圧)を制御するよう設けられてい
る。このカッティングプロッタにおいては、カッター刃
がカッティングペン41に対して回転可能となる構造を
有しており、シート状媒体7を切断する際にはカッター
刃の刃先が常にその移動方向に向けられるよう構成され
ている。また、罫引き部5の罫引き部材51は、その先
端部分が球状あるいは面取り加工が施される等により角
部のない滑らかな形状を有しており、シート状媒体7に
押圧された状態で移動することにより、その表面部分に
凹状の溝部である罫線を形成するよう構成されている。
【0004】このカッティングプロッタにより、シート
状媒体である段ボール7より展開された状態の箱体を作
成する場合は、先ず、プロッタ本体1の載置テーブル1
0上に段ボール材7を載置し、作成する箱体の外形デー
タに基づいてYバー2およびペンブロック3を制御装置
により駆動させてXY平面上に移動させるとともに、カ
ッティング部4のカッティングペン41を選択的に段ボ
ール材7に圧接させてこれを切断する。段ボール7を箱
体の展開形状に切断した後に、折り曲げ線データ(すな
わち罫線データ)に基づいてYバー2およびペンブロッ
ク3を制御装置により駆動させてXY平面上に移動させ
るとともに、罫引き部5の罫引き部材51を選択的に段
ボール材7に押圧して、その表面上に箱体を組み立てる
際の折り目部分となる罫線を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このカッティングプロ
ッタによりシート材の表面上に罫線を形成する際には、
一度の罫引き動作により所定の深さを有する罫線を形成
することができるように、シート状部材表面に対する罫
引き部材の押圧力を大きくして罫引きを行っており、こ
の場合シート材表面の罫線部分が破損するといった不具
合を生じていた。
【0006】本発明はこの不具合を解決するためになさ
れたもので、シート材表面部分を破損することなく罫線
を形成することができる装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の罫線形成方法においては、シート材に対し
圧接離反するよう設けられた罫引き部材をシート材表面
に押圧し、罫線データに基づいてその始点から終点の間
を複数回シート材に対して相対的に移動させて、シート
材表面に凹状の溝部である罫線を形成するよう構成し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の罫
線形成方法を説明する。図1は本発明の罫線形成方法を
採用したカッティングプロッタの構成を示すブロック図
で、上述の従来のカッティングプロッタと同等部分につ
いては同一符号をもって示されている。図において6は
各種制御を行う制御部であり、コンピュータ等の上位装
置から送信される切断データおよび罫線データに基づい
て、カッティング部4による切断データおよび罫引き部
5による罫引きデータを作成する制御装置60、制御装
置60から送信される切断データおよび罫引きデータに
基づいてX軸駆動制御手段62,Y軸駆動制御手段63
およびZ軸駆動制御手段64を各々駆動制御する駆動制
御部61により構成されている。X軸駆動制御手段62
は、Yバー2のX軸方向の位置を検出するとともにこれ
を所望の位置に移動制御する駆動モータ24を、Y軸駆
動制御手段63は、ペンブロック3のY軸方向の位置を
検出するとともにこれを所望の位置に移動制御する駆動
モータ34を、また、Z軸駆動制御手段64は、カッテ
ィングペン41或いは罫引き部材51をシート材に圧接
離反させるとともにその押圧力を制御するペンアクチュ
エータ36を、それぞれ駆動制御する。
【0009】本実施例装置により、段ボール7を用いて
展開された箱体を作成する場合、操作者は先ず、被切断
媒体である段ボール7をプロッタ本体の載置テーブル1
0上に載置する。箱体の外形を切断する工程において
は、制御部6はコンピュータ等の上位装置から送信され
る外形データに基づいて、駆動モータ24を回転駆動さ
せてYバー2を図のX軸方向に移動させるとともに、駆
動モータ34を回転駆動させてペンブロック3をY軸方
向に移動させることにより、ペンブロック3に設けたカ
ッティング部4を、図2に実線により示される箱体の外
形に応じた軌跡で移動させ、同時にカッティングペン4
1を選択的に下降させて段ボール7に圧接してこれを切
断する。この際、罫引き部5は待機状態となっている。
また、箱体を組み立てる際の折り目部分となる罫線を形
成する場合、カッティングプロッタは押圧跡付与動作モ
ードに移行して、制御部6は上位装置から送信される罫
線データ(折り曲げ線データ)に基づいて、駆動モータ
24を回転駆動させてYバー2を図のX軸方向に移動さ
せるとともに、駆動モータ34を回転駆動させてペンブ
ロック3をY軸方向に移動させることにより、ペンブロ
ック3に設けた罫引き部5を、図2に一点鎖線により示
される箱体の折り曲げ部に応じた軌跡で移動させ、同時
に罫引き部材51を選択的に下降させて段ボール7に圧
接し、罫線を形成する。
【0010】本発明の罫線形成方法の場合、駆動制御装
置6において、制御装置60から送信される各罫線デー
タについて、その罫線の始点と終点の座標を検出し、罫
引き動作においてはこの検出した罫線の始点と終点間を
複数回罫引きするようX軸駆動制御手段62,Y軸駆動
制御手段63およびZ軸駆動制御手段64を各々駆動制
御する。例えば、図2に示す折り曲げ線K1を罫引きす
る場合、駆動制御手段61は制御装置60より送信され
る折り曲げ線K1の始点座標K1sおよび終点座標K1e
を検出し、この2点間を所定の回数、例えば3往復移動
する罫引きデータを作成する。またこの時、罫引き部材
51を媒体に押圧する力について、上述の従来装置の場
合、すなわち一度の罫引き動作で必要深さの罫線を形成
することができる場合の押圧力が1kg・fである場
合、本発明の罫線形成方法においてはこの必要圧力より
も小さい押圧力、例えば600g・fとすることによ
り、罫引き動作時の媒体表面の破損を防ぐとともに、複
数回媒体表面に押圧して罫引きすることにより、必要深
さの罫線を形成することができるよう構成される。従っ
て、本実施例の場合、駆動制御装置61は折り曲げ線K
1を罫引きするには、その始点座標K1sおよび終点座
標K1eを検出し、罫引き部材がこの2点間を3往復分
移動するようX軸駆動手段62およびY軸駆動手段63
を制御する。同時に、罫引き部材が媒体に対して600
g・fの押圧力で圧接するようZ軸駆動手段64を制御
する。
【0011】この実施例においては、罫引き部材を各罫
線に対して3往復分移動させて罫引きを行うよう構成し
たが、移動させる回数については使用する媒体の種類,
厚み,必要となる罫線の深さなどに応じて適宜決定する
ことができる。また、往復回数を予め既定値とするので
はなく、図1に示すペン高さ検出装置65の出力を常時
監視するようにし、押圧部材の押し込み量、すなわち凹
状の溝の深さが既定値に達したときに罫引き動作を終了
するよう構成しても良い。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によればシ
ート材表面部分を破損することなく罫線を形成すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の罫線形成方法を採用したカッティング
プロッタの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の罫線形成方法を説明するための説明図
である。
【図3】この種の装置として利用可能なカッティングプ
ロッタの構成を示す図である。
【図4】この種の装置として利用可能なカッティングプ
ロッタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 カッティングプロッタ本体 2 Yバー 3 ペンブロック 4 カッティング部 5 罫引き部 6 制御部 7 シート状部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に対し圧接離反するよう設けら
    れた罫引き部材をシート材表面に押圧するとともに、罫
    線データに基づいてその始点から終点の間をシート材に
    対して相対的に移動することにより、当該シート材表面
    に凹状の溝部である罫線を形成する罫線形成方法におい
    て、 罫線を形成する際には、上記罫引き部材をシート材表面
    に押圧して罫線データの始点から終点の間を複数回移動
    することにより罫線を形成することを特徴とする罫線形
    成方法。
JP2001135741A 2001-05-07 2001-05-07 罫線形成方法 Pending JP2002326290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135741A JP2002326290A (ja) 2001-05-07 2001-05-07 罫線形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135741A JP2002326290A (ja) 2001-05-07 2001-05-07 罫線形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002326290A true JP2002326290A (ja) 2002-11-12

Family

ID=18983149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001135741A Pending JP2002326290A (ja) 2001-05-07 2001-05-07 罫線形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002326290A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256002A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Ricoh Co Ltd 筋付け装置、及び画像形成システム
JP2015040075A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 ザ・パック株式会社 段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256002A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Ricoh Co Ltd 筋付け装置、及び画像形成システム
JP2015040075A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 ザ・パック株式会社 段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6078201B1 (ja) シートを加工する方法及びシートの加工装置
CN100375663C (zh) 纵切划线机的控制方法
EP2425941A1 (en) Cutting apparatus and cutting method
WO2019008795A1 (ja) 多層型シート加工装置
JP4828723B2 (ja) 罫引き機能を有するカッティングプロッタ
JP5822429B2 (ja) 段ボールのスリット加工を行うスリッタおよびそのスリッタを備えたスリッタスコアラ
JP2011088393A5 (ja)
JP2002326290A (ja) 罫線形成方法
JP5122831B2 (ja) カッティング装置およびその制御方法
JP2005246562A (ja) カッティングプロッタおよびカッティングプロッタの駆動制御装置
JP4680551B2 (ja) カッティングプロッタ
JP2003220594A (ja) カッティングプロッタ
JP3524263B2 (ja) 自動裁断機におけるマーキング方法およびマーキング装置
JP2002326291A (ja) 罫線形成方法
JP2017148911A (ja) 段ボール用加工装置及び段ボールの加工方法
JP2007160422A (ja) 工作装置
JP2002001836A (ja) シート材上に押圧跡を形成する装置およびこれを用いたシート材による構造体形成方法
JP2003165166A (ja) 面取加工機
JP4059020B2 (ja) 切断装置
JP4412707B2 (ja) 封書作成装置
JP2709640B2 (ja) 印刷用紙折り装置における折り用紙分離位置指示装置
JP2805369B2 (ja) ガラス板の折割装置
WO2018100784A1 (ja) テンプレートシート作成装置、テンプレートシート作成方法及び記録媒体
JPH1035187A (ja) 自動製図機における用紙切断装置
JP3165984B2 (ja) 用紙駆動型プロッタのロール紙切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110328