JP3524263B2 - 自動裁断機におけるマーキング方法およびマーキング装置 - Google Patents

自動裁断機におけるマーキング方法およびマーキング装置

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JP3524263B2 JP11173196A JP11173196A JP3524263B2 JP 3524263 B2 JP3524263 B2 JP 3524263B2 JP 11173196 A JP11173196 A JP 11173196A JP 11173196 A JP11173196 A JP 11173196A JP 3524263 B2 JP3524263 B2 JP 3524263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は裁断手段を備えた裁
断ヘッドが裁断テーブル上を移動し被裁断部材を所望の
形状に裁断する自動裁断機において、被裁断部材の表面
に後の縫製作業で目印となるマークを付与するマーキン
グ方法およびマーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、裁断テーブル上に生地等の被裁断
部材を延展するとともに、裁断データに応じ、裁断手段
を備えた裁断ヘッドが裁断テーブル上を移動し所望の形
状のパーツとして裁断する自動裁断機では、裁断したパ
ーツに後の縫製作業上必要な他パーツとの接合部、ポケ
ットの位置、ボタン孔、縫い止め印等を設ける位置(マ
ーキングポイント)に目印となるマークを付与するため
のマーキング装置が設けられる。マークを付与する方法
として一般的にはドリル等の穿孔手段を用いる方法や、
消耗性マーキング棒材を使用するマーキングペンやマー
キング塗料等の塗布手段を使用する方法が一般的に行わ
れている。
【0003】裁断には大きく分けて裁断テーブル上に一
度に複数枚の生地を延展して裁断を行う多層裁断と、裁
断テーブル上に一枚の生地を延展して裁断を行う一枚断
ちがある。多層裁断においては、布地に対し垂直方向に
昇降可能に設けたドリル等の穿孔手段を布地に対し突き
刺すようにすることで一度に複数枚の生地に対しマーク
を付与する。このようなドリル等の穿孔手段によりマー
キングを行う方法では、生地に損傷が生じるが一度に複
数枚の生地に対しマークを付与することができるため、
効率を優先し多層裁断を行う自動裁断機ではドリル等の
穿孔手段を用いたマーキング装置が設けられるのが一般
的である。
【0004】一枚裁ちではその名の通り一枚の生地のみ
を裁断テーブル上に延展して裁断を行ったり、わさ裁ち
といって一枚の生地を2つ折りにした状態で裁断を行う
ことで左右両前身頃部のように左右対称なパーツを一度
に裁断する裁断方法により裁断が行われる。一枚裁ちは
高級な生地の裁断やオーダーメードの生地の裁断の際に
行われることも多く、その場合にはドリル等の生地に損
傷を与える穿孔手段によるマーキングは適していない。
また、わさ裁ちの場合には例えばポケットを片側の身頃
部にのみ設ける場合のように、2重に重ねられた生地の
内、表面側に位置する生地にのみマークを付与する場
合、ドリルのような穿孔手段によるマーキングを行うこ
とはできないため、一般的にはマーキングペン等の生地
に損傷を与えることのないマーキング手段によるマーキ
ングが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動裁断機では一枚裁
ちに限らず裁断時の生地のずれを防止するため、空気透
過性の裁断テーブルの下方から真空吸引手段により裁断
テーブル上に延展した生地を裁断テーブル上に吸引固定
して裁断が行われる。真空吸引手段を使用して裁断を行
う場合には、真空吸引手段の吸引効果を高めるため裁断
テーブル上に延展した生地上に空気非透過性シートを被
せ、生地を空気非透過性シートとともに吸引して行う方
法が一般である。空気非透過性シートを使用して一枚裁
ちを行う場合、ドリル等の穿孔手段を使用すればマーキ
ングを行うことは可能であるが生地に損傷を与えること
になり、一方、マーキングペン等の生地に損傷を与える
ことのないマーキング手段では空気非透過性シートが邪
魔になり生地の表面にマークを付与することができな
い。したがって、従来空気非透過性シートを使用して一
枚裁ちを行う場合には、自動裁断機での裁断後、マーキ
ングペン等を使用しパーツの一枚一枚に型紙を当てて手
作業でマーキングを行うのが一般的であった。本発明は
上記した問題に鑑み、真空吸引手段が設けられる自動裁
断機において、被裁断部材の表面に被せられた空気非透
過性シートに切開部を形成し、生地表面にマークの付与
を行うことのできる自動裁断機におけるマーキング方法
およびマーキング装置を開示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ため、本発明の自動裁断機におけるマーキング方法は、
空気透過性の裁断テーブル上に被裁断部材を延展すると
ともに、被裁断部材上に空気非透過性シートを被覆し、
真空吸引手段により被裁断部材を空気非透過性シートと
共に裁断テーブル上に吸引固定し、被裁断部材を裁断す
る裁断手段を裁断ヘッドが裁断データに従い裁断テーブ
ル上を移動して裁断を行う自動裁断機において、被裁断
部材のマーキングポイントに対するマークの付与に先立
ち、裁断機に設けた切開手段により被裁断部材のマーキ
ングポイント上を被覆する空気非透過性シートを引き裂
いて切開部を形成した後、該切開部から被裁断部材のマ
ーキングポイントに裁断機に設けたマーキング手段によ
り被裁断部材に損傷を与えることのなくマークを付与す
ることを特徴とする。このようにすれば、真空吸引手段
による吸引効果を高めるために被裁断部材上に空気非透
過性シートを被覆して裁断を行う場合でも、マーキング
ポイント上の空気非透過性シートに形成した切開部から
被裁断部材のマーキングポイント上にマークを付与する
ことが可能となる。
【0007】また、裁断ヘッドに設けられた生地裁断用
の丸刃の回転を停止させた状態で空気非透過性シートに
圧接させた後、刃の向きをR軸方向に角変位させて空気
非透過性シートを切開することも特徴のひとつである。
このようにすれば、従来被裁断部材の裁断に使用されて
いた丸刃により空気非透過性シートに切開部が形成され
る。
【0008】また、本発明の自動裁断機におけるマーキ
ング装置は空気透過性の裁断テーブル上に被裁断部材を
延展するとともに、被裁断部材上に空気非透過性シート
を被覆し、真空吸引手段により被裁断部材を空気非透過
性シートと共に裁断テーブル上に吸引固定し、被裁断部
材を裁断する裁断手段を備えた裁断ヘッドが裁断データ
に従い裁断テーブル上を移動して裁断を行う自動裁断機
において、被裁断部材のマーキングポイント上を被覆す
る空気非透過性シートを引き裂き切開部を形成する切開
手段と、空気非透過性シートのマーキングポイント上に
形成された切開部から被裁断部材のマーキングポイント
上に被裁断部材に損傷を与えることなくマークを付与す
るマーキング手段を裁断機上に設けたことを特徴とす
る。このようにすれば、切開手段により形成された切開
部から被裁断部材のマーキングポイント上にマークが付
与される。
【0009】また、切開手段は、付勢手段により常時下
向きに付勢されるカッター刃と、カッター刃を跨ぎ一端
で回動自在に軸支され、他端がカッター刃に接近する方
向に付勢されるレバーから構成されることも特徴の一つ
である。このようにすれば、カッター刃により被裁断部
材上に被覆した空気非透過性シートを切開した後、レバ
ーにより空気非透過性シートが押し拡げて切開部が形成
される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の自動裁断機における
マーキング方法およびマーキング装置を図面とともに詳
細に説明する。図1は本発明のマーキング装置が設けら
れる自動裁断機1を示す。本実施の形態における自動裁
断機1は、空気透過性の材質で形成される裁断テーブル
2上に被裁断部材として例えば生地3等の被裁断部材を
延展して裁断を行う一枚裁ち自動裁断機と呼ばれる型の
裁断機である。自動裁断機1は裁断テーブル2上をX方
向に移動可能に構成されるビーム4および、該ビーム上
でX方向とは直交するY方向に移動可能な裁断ヘッド5
の移動を組み合わせることで裁断テーブル上を裁断ヘッ
ド5が自由に移動することができる。裁断ヘッド5には
裁断テーブル上に延展した生地表面に対し鉛直となる状
態で回転駆動される生地裁断用の丸刃を用いた裁断装置
が設けられ、本発明のマーキング装置も裁断ヘッド上に
設けられる。裁断装置は図示しないが丸刃を裁断テーブ
ルに対し接離する方向に移動させるZ軸方向の駆動機構
および、丸刃の刃の方向を360度自由に角変位するた
めのR軸方向の駆動機構が設けられ、裁断データに基づ
きビーム4のX方向の移動と裁断ヘッド5のY方向の移
動および、Z軸方向の丸刃の昇降と丸刃のR軸方向の刃
の向きの変化を組み合わせることで自由に生地を裁断す
る。裁断テーブル2の下方には裁断テーブル2上に延展
した生地3を裁断テーブル上に吸引固定するための図示
せぬ真空吸引装置が設けられ、裁断テーブル上に延展し
た生地上に空気非透過性のビニールシート6を被覆し、
生地3をビニールシート6と一緒に吸引固定することで
裁断時の生地3のずれを防止して裁断を行う。
【0011】<第1の実施の形態>次に本発明のマーキ
ング装置の第1の実施の形態を図2〜図9を使用して説
明する。図2はマーキング装置の概略構成図、図3は後
述するマーキングヘッド部の断面図、図4は待機状態に
あるマーキング装置を示す図、図5は図4の矢印D方向
に見た図、図6Aは図5の矢印E方向に見た図、図6B
は図6Aの矢印F方向に見た図である。生地の裁断を行
う裁断装置と共に裁断ヘッド上に設けられるマーキング
装置は、生地3にマークを付与するマーキングヘッド7
とマーキングヘッド7を昇降させるためのマーキングヘ
ッド昇降部8からなる。マーキングヘッド7は生地上に
被覆したビニールシート6を切開するためのシートカッ
ター9と、シートカッター9によりビニールシート6に
形成した切開部から生地上にマークを付与するマーキン
グペン10を回転させるマーキングペン回転駆動部11
からなり、マーキングヘッド7はマーキングヘッド昇降
部8により吊り下げ保持された状態で裁断テーブル2に
対し昇降可能に保持される。マーキングペン10の先端
部には消耗性マーキング棒材12が装着され、後述する
回転手段によりマーキングペン10が回転されることで
生地3にマークを付与する。マーキングペン10はマー
キングヘッド7のベース部13に対し軸受け14により
回動可能に保持されるペンホルダー15と、ペンホルダ
ー15に対し着脱自在に保持されるキャップ16により
保持され、ペンホルダー15が回転することでペンホル
ダー15に保持されるマーキングペン10も回転する構
造となっている。マーキングペン10はストッパー17
とキャップ16との間に装着したスプリング18によ
り、マーキングペン10の先端がペンホルダー15から
突出する方向に常時付勢され、マーキングペン10に下
方から一定以上の力が作用した場合には、スプリング1
8に抗しマーキングペン10が上方に移動可能となって
いる。
【0012】ベース部13に設けられるシートカッター
9は、上下方向に変位可能に取り付けたカッター刃19
をベース部13にネジ20により固定されるカッターホ
ルダー21により保持し、カッター刃19の溝22に装
着されるスプリング23をカッターホルダー21に取り
付けたピン24に係合することで、カッター刃19を常
時下方に付勢する。そして、カッター刃19に下方から
一定以上の力が作用した場合には、スプリング23に抗
しカッター刃19が上方に変位可能となっている。ベー
ス部13には先端に防滑用ラバー25が貼り付けられた
L字状レバー26をピン27により揺動自在に保持する
とともに、L字状レバー26上のもう一つのピン28と
ベース部上のピン29との間にスプリング30を掛け渡
し、L字状レバー26をピン27を中心に時計回り方向
に付勢している。裁断テーブル表面と平行に形成される
L字状レバー26の水平部31は突出した状態にあるカ
ッター刃19の先端よりも高い位置とすることで、L字
状レバー26はカッター刃19を越えて回動することな
く保持される。
【0013】マーキングヘッド7を生地3および生地上
に被覆したビニールシート6に対し接離する方向に移動
させるマーキングヘッド昇降部8は、裁断ヘッド5の図
示せぬ基台部に形成した摺動溝内で垂直方向に移動可能
に保持される昇降部材35と、昇降部材35を常時下方
に付勢し、一端が裁断ヘッド5の基台部に係止され、他
端が裁断ヘッド5の基台部に係止されるスプリング36
と、昇降部材35をスプリング36に抗し上昇位置へ移
動させるための駆動モータ37と、駆動モータ37によ
り回転される偏心カム38と、裁断ヘッド5の基台部上
の軸39を中心に回動自在に保持されるとともに偏心カ
ム38の回転を昇降部材35の上下方向の移動に変換す
るための揺動レバー40からなる。揺動レバー40の一
端には前記偏心カム38の外周カム面41に当接する回
転ローラ42が軸43により回転自在に保持され、他端
は昇降部材35に対し軸44により軸支される回転ロー
ラ45に当接している。揺動レバー40が軸39を中心
として時計回り方向に回動することで、昇降部材35は
図4に示される上昇位置へと上昇される。ソレノイド4
6は可動鉄芯47の出没により、軸48により揺動自在
に軸支されるストッパー49の係合部50が昇降部材3
5の凹部51に係合する位置と係合しない位置を選択で
き、昇降部材35が図4に示される上昇位置にある時に
可動鉄芯47を退入させ、ストッパー49の係合部50
を昇降部材35の凹部51に係合することで昇降部材3
5を上昇位置に保持する。
【0014】昇降部材35と前記マーキングヘッド7
は、マーキングペン回転用モータ52の回転をマーキン
グペン10に伝達する回動軸53により連結される。回
動軸53と昇降部材35は昇降部材35の連結部54に
形成される貫通孔55内に回動軸53と挿通するととも
に、連結部54を挟み上下設けたベアリング56, 57
によりマーキングペン回転用モータ52が回転されるこ
とで、回動軸53は昇降部材35に対し自由に回転でき
る状態で連結保持される。回動軸53にはマーキングペ
ン回転用モータ52により回転駆動されるギアー58と
噛合するギヤー59が形成され、該ギヤー59は昇降部
材35が図2に示す下降位置と、図4に示す上昇位置に
亙って移動しても常時マーキングペン回動用モータ52
のギアー58と噛合状態を保つように上下方向に幅を持
たせて形成されている。回動軸53はその下端でベース
部13に対し回動自在に保持される回動軸ホルダー60
と連結され、昇降部材35が昇降されることでマーキン
グヘッド7が裁断テーブル2に接離する方向に移動され
る。回動軸53は図示せぬ裁断ヘッド5の基台部から張
り出したブラケット61内に形成した貫通孔62およ
び、ブラケット61とネジ63により一体に固定したガ
イド64と、該ガイド64に形成した貫通孔65内に前
記ベース部13とペンホルダー15を回転自在に保持す
るホルダー66にネジ67, 68により固定されるビー
ム69の双方により上下方向の移動を案内することで、
回動軸53が回転してもマーキングヘッド7が回転され
ることなく保持する。マーキングペン回動用モータ52
が回転駆動されることで、回動軸ホルダー60は回動軸
53とともにベース部13に対して回動し、回転軸ホル
ダー60の回転はさらに回転軸ホルダー60とペンホル
ダー15の外周に形成した溝70, 71間に掛け渡した
ベルト72を介してペンホルダー15に伝達される。
【0015】次に上記した第一の実施の形態における自
動裁断機1のマーキング装置の作用を図1から図6及
び、上昇位置にある時のマーキングヘッドを示す図7、
下降位置にあるマーキングヘッドを示す図8、および図
8において形成された切開部73を図8の紙面において
上方から見た状態をカッター刃19と揺動レバー26の
みを残して示した図9を使用して説明する。本実施の形
態における自動裁断機1では裁断テーブル2上に一枚の
生地3を延展し、生地3の上に吸引効果を高めるための
ビニールシート6を被覆して裁断を行う。裁断されるパ
ーツへのマーキングはパーツの裁断と同時かまたはパー
ツの裁断完了後に行われる。マーキング装置は自動裁断
機1の運転が開始されるまでは、図2に示されるように
昇降部材35がスプリング36により常時下方に付勢さ
れた状態にあり、回動軸53と回動軸ホルダー60によ
り一体に保持されるマーキングヘッド7の下面が裁断テ
ーブル2と接する下降位置に位置している。自動裁断機
1の運転が開始されると、偏心カム38が駆動モータ3
7により反時計回り方向に回動され、偏心カム38の回
転は偏心カム38の外周カム面41に接する回転ローラ
42、および揺動レバー40を介して昇降部材35に伝
達されることで、昇降部材35がスプリング36に抗し
引き上げられ、図4に示す上昇位置に移動される。そし
て、昇降部材35の凹部51がストッパー49の係合部
50の先端を越える位置まで昇降部材35を上昇させた
状態で、ソレノイド46の可動鉄芯47を退入させ、ス
トッパー49先端の係合部50を昇降部材35の凹部5
1内に移動させる。そして偏心カム38を更に回転さ
せ、回転ローラ42が偏心カム38の最大半径となる点
Wを越えて偏心カム38を反時計回り方向に回転させ、
回転ローラ42と偏心カム38のカム面41との係合を
解除する。これにより昇降部材35は凹部51に係合す
るストッパー49により、昇降部材35はスプリング3
6により下向きに付勢され、ソレノイド46によりスト
ッパー49と昇降部材35の係合を解除することでマー
キングヘッド7を裁断テーブル上に下降可能な待機状態
に保持される。この待機状態で図6に示すようにマーキ
ングペン10の消耗性マーキング棒材12の先端がマー
キングヘッド7の下端より僅かに突出した状態となるよ
うに消耗性マーキング棒材12の先端の位置を調整す
る。このようにすることで、生地3にマークを付与する
際に、消耗性マーキング棒材12の先端がスプリング1
8により生地3の上面に付勢された状態でマーキングペ
ン10が回転されることで、生地上に鮮明にマークを付
与することができる。マーキング装置はマーキング作業
を行う以外は常に待機状態で保持される。
【0016】裁断データに従い図示せぬ制御装置からマ
ーキング作業を行う指令が発せられると、制御装置は前
記ビーム4および裁断ヘッド5をX・Y方向に駆動しシ
ートカッター9がマーキングポイントM上にくるように
移動させる。そして、ソレノイド46の可動鉄芯47を
突出させ、ストッパー49を軸48を中心に反時計回り
方向に回動させる。これによりストッパー49と昇降部
材35の係合が解除され、昇降部材35がスプリング3
6により下方向に引かれマーキングヘッド7が急速に下
降される。マーキングヘッド7が下降されることにより
先ずシートカッター9のカッター刃19の先端がビニー
ルシート6に接するが、カッター刃19の先端はスプリ
ング36の力によりビニールシート6を切開し、カータ
ー刃19がビニールシート6を切開する。マーキングヘ
ッド7が更に下降されることにより、カッター刃19は
スプリング23に抗しベース部13に対し相対的に押し
上げられ、カッター刃19が押し上げられることで、L
字状レバー26先端の水平部31に貼り付けた防滑用ラ
バー25がビニールシート6の表面に接する。そしてマ
ーキングヘッド7が更に下降されることで、L字状レバ
ー26はスプリング30に抗しピン27を中心に反時計
回り方向に回動される。それにより図8に示すように、
L字状レバー26がビニールシート6を側方に押し拡げ
ることでビニールシート6はL字状レバー26により切
開され、マーキングポイントM上のビニールシート6に
切開部73が形成される。マーキングヘッド7の下降
は、ベース部13の下面がビニールシート6に当接した
時点で停止される。切開部73の形成が完了した後、偏
心カム38が再度反時計回り方向に回転され、昇降部材
35を上昇位置へ復帰させ、待機状態とすることでビニ
ールシート6への切開部の形成が完了する。この時、図
9に示すようにカッター刃19と接していたL字状レバ
ー26の水平部25が遠ざかる方向に揺動することで切
開部73が形成されるため、マーキングポイントM上に
確実に切開部73を形成するためには、裁断ヘッド5を
マーキングポイントM上に移動させる際に、カッター刃
19の刃幅方向の中心OがマーキングポイントMから所
定量(P)オフセットした位置に来るように制御装置に
より裁断ヘッドを移動させて切開部73を形成するのが
好ましい。このようにすることで、マーキングポイント
Mが形成された切開部73の中央部に位置し、後に行わ
れるマークの付与を確実に行える。
【0017】次に形成した切開部73から生地3にマー
クの付与を行う。昇降部材35が待機状態とされた状態
で、ビニールシート6に形成された切開部73内のマー
キングポイントM上にマーキングヘッド7のマーキング
ペン10の先端がくるように裁断ヘッド5を移動させる
制御装置からの指令により、ビーム5および裁断ヘッド
5が駆動される。そして、マーキングペン10の先端が
マーキングポイントM上となる位置でソレノイド46の
可動鉄芯47を突出させ、ストッパー49と昇降部材3
5の係合を解除しマーキングヘッド7を下降させる。こ
れにより、マーキングペン10の先端に取り付けたマー
キング棒材12が生地3の表面に接する。この時、マー
キングペン10の先端はスプリング18によりベース部
13の下端よりも突出した状態となっているが、マーキ
ングペン10がスプリング18に抗し相対的に上昇する
ことでマーキングペン10に衝撃が及ぶのを回避する。
そしてマーキングペン10の消耗性マーキング棒材12
の先端がビニールシート6に形成された切開部73から
生地3に当接した状態で、マーキングペン回転用モータ
52を回転させ回転軸53を回転させる。回転軸53の
回転により回転軸53と一体に保持される回動軸ホルダ
ー60の回転がベルト72を介してペンホルダー15に
伝達され、それによりマーキングペン10が回転されて
消耗性マーキング棒材12により生地3にマークが付与
される。マーキングヘッド7を下降させる際に、前記切
開部73を形成した時と同様にカッター刃19とL字状
レバー26によりビニールシート6のマーキングのポイ
ントとは関係のない位置に切開部が形成されるが、生地
3に損傷を与えるものではなく問題がない。
【0018】<第2の実施の形態>上記した第1の実施
の形態においては、ビニールシート6を切開し切開部を
形成する手段としてカッター刃19とレバー26を用い
る場合を例に説明したが、第2の実施の形態ではビニー
ルシート6を切開する方法として生地3の裁断に使用さ
れる丸刃80を使用する。まず、図10Aに示すように
丸刃80の回転を停止させた状態でZ軸方向の駆動機構
によりビニールシート6に圧接させる。丸刃の回転が停
止されているため、丸刃を圧接してもビニールシート6
のみが切開され、その下の生地3は切開されることがな
い。次に図10Bに示すように図示せぬ制御装置からの
指令により丸刃80の刃の方向をR軸方向に駆動し角変
位させることでビニールシート6に切開部73を形成す
る。本実施の形態では、図10Cに示すように丸刃80
のR軸方向の回転の中心となる丸刃の中心Qから離れる
に従って形成される切開部73の幅が広くなるため、マ
ーキングを行う際に丸刃80のR軸方向の回転の中心と
なる点QがマーキングポイントMから所定量(T)分オ
フセットした位置となるように裁断ヘッド5および丸刃
80のR軸方向の位置を調整する指令を制御装置が発す
ることが好ましい。このようにすれば、マーキングポイ
ントMに確実に切開部を形成することができ、マークの
付与が確実に行える。第2の実施の形態におけるマーキ
ング装置ではビニールシートに切開部を形成するための
切開手段として、生地の裁断に使用される丸刃を使用す
ることで、切開手段を新たに設ける必要がなく装置の構
造を簡略化できる。
【0019】上記した第1の実施の形態では切開手段と
してカッター刃とL字状レバーを用いた場合を例に説明
したが、ビニールシートを切開できるものであれば、カ
ッター刃の代わりとすることが可能である。さらに、も
う一つ別のレバーを取り付け、一対のレバーがマーキン
グヘッドの下降によりそれぞれ逆方向にビニールシート
を押し拡げる構成とすることもできる。このように、本
発明の自動裁断機のマーキング装置は、上記した実施の
形態に示される方法に限られることなく、被裁断部材上
に被覆されるビニールシートに切開部を形成することの
できる切開手段と、切開手段により形成された切開部か
ら生地の表面にマークを付与するマーキング手段により
マーキング装置を構成するという本発明の主旨に沿った
範囲で各部の構成は変更可能である。また、上記した2
つの実施の形態に示すように本発明の切開手段は、ビニ
ールシートを生地の表面で裁断テーブル表面に対し平行
に押し拡げる方向に作用することで切開部を形成する。
したがって、ビニールシートに切開部を形成する際に被
裁断部材に損傷を与えることがない。なお、上記した実
施の形態においては、丸刃の回転により生地3を裁断す
る方式の自動裁断機の場合を例に説明したが、裁断テー
ブルに対し垂直方向に高速で往復動される裁断刃により
生地を裁断する方式の自動裁断機や、その他様々な手段
により生地3の裁断を行う形式の自動裁断機に利用可能
である。また、上記した実施の形態においてはマークを
付与する手段として磨耗性のマーキング棒材12により
マークを塗布するマーキングペン10を使用する場合を
例に説明したが、生地にマークを付与する手段は消耗性
マーキング棒材を使用するマーキングペン10の代わり
にマジック等を使用する方法や、インクジェット方式、
その他生地の表面にマークを付与することのできるもの
であればよい。
【0020】
【発明の効果】上記したように本発明の自動裁断機にお
けるマーキング方法およびマーキング装置では、真空吸
引手段の吸引効果を高めるため空気非透過性シートを被
裁断部材上に被覆して裁断を行う場合でも、被裁断部材
に損傷を与えることなくマーキングポイントにマークの
付与を行うことができる。
【0021】また、回転を停止された生地裁断用丸刃を
空気非透過性シートに圧接させた状態で刃の向きをR軸
方向に回転駆動させて切開部を形成する場合には、空気
非透過性シートに切開部を形成する切開手段を新たに設
ける必要がなく装置の構成を簡略化できる。
【0022】また、前記切開手段を、付勢手段により常
時下向きに付勢されるカッター刃と、カッター刃を跨ぎ
一端で回動自在に軸支され、他端がカッター刃に接近す
る方向に付勢されるレバーから構成した場合には、簡単
な構成で確実に空気非透過性シートに切開部を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマーキング装置が設けられる自動裁断
機を示す図である。
【図2】第1の実施の形態におけるマーキング装置の構
成を示す図である。
【図3】マーキングヘッド部の概略断面図である。
【図4】待機状態にあるマーキング装置を示す図であ
る。
【図5】図4の矢印A方向に見た図である。
【図6】図6Aは図5の矢印Bの方向に見た図、図6B
は図6Bの矢印C方向に見た図である。
【図7】上昇位置にあるマーキングヘッドを示す図であ
る。
【図8】下降位置にあるマーキングヘッドを示す図であ
る。
【図9】図8の紙面において上方から見た状態を模式的
に示す図である。
【図10】図10Aから図10Cは第2の実施の形態を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・自動裁断機 2・・・裁断テーブル 3・・・生地 4・・・ビーム 5・・・裁断ヘッド 6・・・空気非透過性シート 7・・・マーキングヘッド 8・・・マーキングヘッド昇降部 9・・・シートカッター 10・・・マーキングペン 19・・・カッター刃 26・・・L字状レバー 35・・・昇降部材 36・・・スプリング 37・・・駆動モータ 38・・・偏心カム 46・・・ソレノイド 52・・・マーキングペン回転用モータ 53・・・回動軸 73・・・開孔 80・・・生地裁断用の丸刃

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気透過性の裁断テーブル上に被裁断部材
    を延展するとともに、被裁断部材上に空気非透過性シー
    トを被覆し、真空吸引手段により被裁断部材を空気非透
    過性シートと共に裁断テーブル上に吸引固定し、被裁断
    部材を裁断する裁断手段を備えた裁断ヘッドが裁断デー
    タに従い裁断テーブル上を移動して裁断を行う自動裁断
    機において、被裁断部材のマーキングポイントに対する
    マークの付与に先立ち、裁断機に設けた切開手段により
    被裁断部材のマーキングポイント上を被覆する空気非透
    過性シートを引き裂いて切開部を形成した後、該切開部
    から被裁断部材のマーキングポイントに裁断機に設けた
    マーキング手段により被裁断部材に損傷を与えることの
    なくマークを付与することを特徴とする自動裁断機にお
    けるマーキング方法。
  2. 【請求項2】裁断ヘッドに設けられた生地裁断用の丸刃
    の回転を停止させた状態で空気非透過性シートに圧接さ
    せた後、刃の向きをR軸方向に角変位させて空気非透過
    性シートを切開することを特徴とする請求項1に記載の
    自動裁断機におけるマーキング方法。
  3. 【請求項3】空気透過性の裁断テーブル上に被裁断部材
    を延展するとともに、被裁断部材上に空気非透過性シー
    トを被覆し、真空吸引手段により被裁断部材を空気非透
    過性シートと共に裁断テーブル上に吸引固定し、被裁断
    部材を裁断する裁断手段を備えた裁断ヘッドが裁断デー
    タに従い裁断テーブル上を移動して裁断を行う自動裁断
    機において、 被裁断部材のマーキングポイント上を被覆する空気非透
    過性シートを引き裂き切開部を形成する切開手段と、空
    気非透過性シートのマーキングポイント上に形成された
    切開部から被裁断部材のマーキングポイント上に被裁断
    部材に損傷を与えることなくマークを付与するマーキン
    グ手段を裁断機に設けたことを特徴とする自動裁断機に
    おけるマーキング装置。
  4. 【請求項4】前記切開手段は、付勢手段により常時下向
    きに付勢されるカッター刃と、カッター刃を跨ぎ一端で
    回動自在に軸支され、他端がカッター刃に接近する方向
    に付勢されるレバーから構成されることを特徴とする請
    求項3に記載の自動裁断機におけるマーキング装置。
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