JP3486126B2 - 穴かがりミシンの布切断装置 - Google Patents
穴かがりミシンの布切断装置Info
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Description
孔する穴かがりミシンの布切断装置に関し、特に、アク
チュエータの駆動力を腕部材に伝達してハンマーを駆動
する伝達機構に、カム体とカム従動子を含むカム機構、
メスに接近するハンマーの接近限界位置を微調節可能な
微調節機構を介設したものに関する。
穴かがり縫目の形成後(又は形成前)、加工布の穴かが
り縫目(又は縫目形成予定部)の内側にボタンホールを
穿孔する布切断装置が装備されたものが多く、この種の
布切断装置として、ミシン機枠に固定されたメス、ミシ
ン機枠に回動可能に枢支された腕部材に固定されたハン
マー、ハンマーを駆動する為のアクチュエータ、アクチ
ュエータの駆動力を腕部材に伝達する伝達機構を備えた
ものが実用に供されている。
布切断装置100 では、腕部材103 がミシン機枠に支軸10
4 を介して回動可能に枢支され、リンク部材113,114 を
有する伝達機構110 が設けられている。リンク部材113
の基端部が支軸112 に回動可能に枢支され、その先端部
がエアシリンダ111 のピストンロッド111aに回動可能に
連結され、リンク部材114 の一端部がリンク部材113 の
支軸112 の近くに回動可能に連結され、他端部が腕部材
103 に作動的に連結されている。
ストンロッド111aが最大限伸長した状態で、ハンマー10
2 がメス101 から最大限離隔した待機位置に保持され、
この状態から、エアシリンダ111 が作動しピストンロッ
ド111aが退入駆動されると、その駆動力が伝達機構110
のリンク部材113,114 を介して腕部材103 に伝達されて
腕部材103 が回動し、ハンマー102 により加工布119 が
メス101 に押圧され、図9に示すように、ハンマー102
がメス101 に接近する接近限界位置に達すると、加工布
119 にボタンホールが穿孔される。
に、リンク部材113 の先端部側に、外周部付近に複数の
スリットが形成された遮蔽板120 が固着され、ミシン機
枠に、遮蔽板120 のスリットを挟んでフォトインタラプ
タ121 が取付けられ、これにより、リンク部材113 の回
動角度を検出可能に構成してある。
において、リンク部材113,114 を有する伝達機構110 で
は、ハンマー102 が前記待機位置から接近限界位置へ移
動する間、エアシリンダ111 の単位駆動量当たりのハン
マー102 の移動量が略一定になるため、穿孔の際にハン
マー102 がメス101 に強く当たり、その結果、ハンマー
102 とメス101 の接触音が大きくなること、メス102 が
破損や欠ける等して劣化し易くメス102 の耐久性が低下
すること、等の問題が生じる。
確実に切断する為には、エアシリンダ111 のピストンロ
ッド111aの最大伸長時に、前記接近限界位置を、ハンマ
ー102 がメス101 に略接触する位置に調整する必要があ
るが、従来、その調整をハンマー102 の腕部材103 への
取付け位置を微調節して行わなければならない。つま
り、接近限界位置の微調節が非常に難しく煩雑であると
いう問題があった。
久性を高め、更に、ハンマーが穿孔の際にメスに接近す
る接近限界位置を簡単・確実に微調節することができる
穴かがりミシンの布切断装置を提供することである。
シンの布切断装置は、ミシン機枠に固定されたメスと、
ミシン機枠に回動可能に枢支された腕部材に固定された
ハンマーとで、加工布にボタンホールを穿孔する穴かが
りミシンの布切断装置において、前記ハンマーを駆動す
る為のアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動力
を腕部材に伝達する伝達機構と、前記伝達機構に介設さ
れアクチュエータの駆動力を腕部材に伝達するカム機構
であって、カム体とカム従動子を含むカム機構とを備
え、前記カム機構は、アクチュエータの単位駆動量当り
のハンマーの移動量が、ハンマーが穿孔の際にメスに接
近する接近限界位置に接近するまでは大きく、その後ハ
ンマーが接近限界位置近傍位置と接近限界位置にある所
定期間の間は小さくなるように構成されたことを特徴と
するものである。
目の形成後(又は形成前)、アクチュエータが作動する
と、伝達機構及び伝達機構に介設されたカム体とカム従
動子を含むカム機構により、アクチュエータの駆動力が
腕部材に伝達されて腕部材が回動し、ハンマーにより加
工布がメスに押圧され、ハンマーがメスに接近する接近
限界位置に達すると、加工布の加工布の穴かがり縫目
(又は縫目形成予定部)の内側にボタンホールが穿孔さ
れる。
機構のカム体の形状によって、アクチュエータの単位駆
動量当りのハンマーの移動量を自由に設定できる。例え
ば、前記移動量を、ハンマーが穿孔の際にメスに接近す
る接近限界位置に接近するまでは大きく、その後ハンマ
ーが接近限界位置近傍位置と接近限界位置にある所定期
間の間は小さくなるように設定でき、これにより、ハン
マーがメスに強く当たるのを防止できるため、ハンマー
とメスの接触音を低減し、しかも、メスの破損や欠け等
の劣化を防止して耐久性を著しく高めることができる。
は、請求項1の発明において、前記カム機構は、ハンマ
ーとメスとで加工布に穿孔完了したときにハンマーが接
近限界位置に達するように構成されたことを特徴とする
ものである。従って、ハンマーの劣化を確実に防止し
て、加工布にボタンホールを確実に穿孔できる。
は、請求項1又は2の発明において、前記伝達機構がミ
シン機枠に回動可能に枢着されて前記アクチュエータで
回動駆動される回動部材と、前記腕部材に装着されて下
端部にカム従動子を保持する従動子保持部材とを有し、
前記カム体が回動部材に固定されたことを特徴とするも
のである。
されると、回動部材に固定されたカム体も一体的に回動
し、このカム体に、従動子保持部材の下端部に保持され
たカム従動子が従動し、従動子保持部材が装着された腕
部材が回動する。つまり、伝達機構を簡単な構造で構成
できるとともに、伝達機構及びカム機構により、アクチ
ュエータの駆動力を腕部材に確実に伝達することができ
る。
は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記伝
達機構に介設され前記ハンマーの接近限界位置を微調節
可能な微調節機構を設けたことを特徴とするものであ
る。
ム体の位置、或いは、カム従動子の位置等を調節するこ
とでハンマーの接近限界位置を微調節するように構成す
ることが可能である。つまり、微調節機構により、ハン
マーの接近限界位置を、アクチュエータの最大駆動量時
にハンマーがメスに略接触する位置に微調節すること
で、ハンマーの劣化を確実に防止して、加工布にボタン
ホールを確実に穿孔できるようになる。
は、請求項4の発明において、前記微調節機構は、前記
腕部材に可動に装着され且つ腕部材に対する従動子保持
部材の装着位置を微調節するテーパー部を含む可動部材
と、前記腕部材に保持されて可動部材の位置を微調節可
能なネジ部材とを有することを特徴とするものである。
を微調節することで、可動部材のテーパー部により、従
動子保持部材の装着位置、つまりカム従動子の位置を微
調節し、ハンマーの接近限界位置を簡単・確実に微調節
することができる。更に、可動部材の移動量に対して従
動子保持部材の移動量を小さくできるため、ネジ部材を
回動操作することで、従動子保持部材の装着位置のを精
度よく微調節することが可能になる。
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、穴かが
りミシンに装備され、加工布に穴かがり縫目の形成後
(又は形成前)、加工布の穴かがり縫目(又は縫目形成
予定部)の内側にボタンホールを穿孔する布切断装置
に、本発明を適用した場合の一例である。
の布切断装置1は、ミシン機枠1aにメス土台2aを介
して固定されたメス2、ミシン機枠に回動可能に枢支さ
れた腕部材3、腕部材3に固定されたハンマー4、ハン
マー4を駆動する為のエアシリンダ5、エアシリンダ5
の駆動力を腕部材3に伝達する伝達機構6、伝達機構6
に介設されエアシリンダ5の駆動力を腕部材3に伝達す
るカム機構7、伝達機構6に介設され穿孔の際にメス2
に接近するハンマー4の接近限界位置を微調節可能な微
調節機構8等で構成されている。
左方へ延びる上方凸状の腕部11、枢支部10から右方
へストレート状に延びるレバー部12を有し、枢支部1
0が前後方向向きの支軸13を介してミシン機枠に回動
可能に枢支され、腕部11の左端下部に、メス2と対向
するハンマー4が着脱可能に固定されている。レバー部
12の右下端部に緩衝部材12aが固着され、この緩衝
部材12aがミシン機枠1bに当接すると(図1参
照)、ハンマー4がメス2から最大限離隔した待機位置
に位置し、この状態からの腕部材3の時計回り方向への
回動が規制される。尚、カム機構7のカム体25とカム
従動子26とが接触していない状態では、腕部材3は時
計回り方向への回動力が作用するため、緩衝部材12a
がミシン機枠1bに接触した状態に維持される。
リンダであり、腕部材3の右側において下向きに配設さ
れ、その上端部のブラケット15が、前後方向向きの支
軸16を介してミシン機枠に回動可能に支持されてい
る。
機枠に回動可能に枢着されてエアシリンダ5で回動駆動
される回動部材20と、腕部材3に装着されて下端部に
カム従動子26を保持する従動子保持部材21とを有す
る。回動部材20の基端部が、従動子保持部材21の下
側において前後方向向きの支軸22を介してミシン機枠
に回動可能に支持され、回動部材20の先端部が、エア
シリンダ5から下方へ延びるピストンロッド5aの先端
の連結部5bに回動可能に連結されている。
に、カム体25とカム従動子26を含み、カム体25
は、回動部材20の支軸22側の基端部分のうち反時計
回り側端部にボルト29で固定され、支軸22付近から
立上がり支軸22回りの周方向に対して勾配が大きな第
1カム部25aと、第1カム部25aに連なり前記勾配
が非常に小さな第2カム部25bを有する正面視山型に
形成されている。カム従動子26は、従動子保持部材2
1に回転自在に装着され、カム体25の第1,第2カム
部25a,25bを転動可能なコロに構成されている。
うに、腕部材3に略左右方向に可動に装着され且つ腕部
材3に対する従動子保持部材21の略上下方向の装着位
置を微調節するテーパー部31を含む可動部材30と、
腕部材3に保持されて可動部材21の左右位置を微調節
可能なネジ部材50とを有する。腕部材3のレバー部1
2に、左右方向向きのガイド溝32が形成され、そのガ
イド溝32に、左右に長い可動部材30が摺動自在に係
合されガイド支持されている。
と、本体部40の上端後部から上方へ延びるガイド片4
1と、本体部40の上端面に形成され前記テーパ部31
と平行な傾斜部42を有し、本体部40とガイド片41
は、腕部材3のレバー部12に形成され且つガイド溝3
2に連通する上下方向向きのガイド溝45とガイド孔4
6に夫々係合されガイドされている。
従動保持部材21の本体部40の前面は面一状になって
おり、可動部材30と本体部40の一部を覆うように、
レバー部12の前面部に金属製の矩形状の板部材47が
ビス47aで固着されている。本体部40には下側程後
方へ奥まったテーパ部43が形成され、板部材47を切
欠いて形成された板バネ48がテーパ部43に圧接さ
れ、この板バネ48により、従動子保持部材21が略上
方へ付勢され、テーパ部31と傾斜部42が常時摺動可
能に接触するようになっている。
近の左側からレバー部12に挿通されて、ガイド溝32
の左右方向中間部付近まで延び、腕部材3に左右方向へ
移動不能且つ回動可能に支持された状態で、その先端部
に形成されたネジ部が可動部材30に螺合されている。
尚、ネジ部材50のヘッド部は、板片51により回り止
めされている。
回動部材20の先端部側に、外周部付近に複数のスリッ
トが形成された外周円弧状の遮蔽板55が固着され、ミ
シン機枠に、遮蔽板55のスリットを挟んでフォトイン
タラプタ56が取付けられ、これにより、回動部材20
即ち腕部材3の回動角度を検出可能に構成してある。
明する。図1はエアシリンダ5のピストンロッド5aが
最大限伸長した状態を示し、カム機構7のカム体25と
カム従動子26は係合せず、上述のように、腕部材3の
緩衝部材12aがミシン機枠1bに当接し、ハンマー4
がメス2から最大限離隔した待機位置に位置し、この状
態で、穴かがりミシンにより加工布Wに穴かがり縫目
(その他種々の縫目)を縫製可能になる。
成前)、加工布を所定位置に位置決めした状態で、エア
シリンダ5が作動しピストンロッド5aが退入駆動され
ると、エアシリンダ5の支軸16回りの微小回動を伴っ
て、回動部材20とともにカム体25が反時計回りに回
動し、図2に示すように、先ず、カム従動子26がカム
体25の第1カム部25aに係合する。
が反時計回りに回動するため、カム従動子26が第1カ
ム部25aを第2カム部25bに向かって転動し、伝達
機構6及びカム機構7により、エアシリンダ5の駆動力
が腕部材3に伝達されて腕部材3が反時計回りに回動
し、ハンマー4がメス2に向かって移動する。
2カム部25bに係合すると、ハンマー4がメス2に接
近する接近限界位置の近傍位置(接近限界位置近傍位
置)に位置し、その位置付近においてハンマー4により
加工布Wがメス2に押圧され、その後、図3に示すよう
に、エアシリンダ5のピストンロッド5aが最大限退入
すると、ハンマー4が接近限界位置に到達し、加工布W
の穴かがり縫目(又は縫目形成予定部)の内側にボタン
ホールが穿孔される。
ー4の移動量が、ハンマー4が穿孔の際にメス2に接近
する接近限界位置に接近するまでは大きく、その後ハン
マー4が接近限界位置近傍位置と接近限界位置にある所
定期間の間は小さくなるように、しかも、ハンマー4と
メス2とで加工布Wに穿孔完了したときにハンマー4が
接近限界位置に達するように構成され、これにより、ハ
ンマー4がメス2に強く当たるのを防止でき、その結
果、ハンマー4とメス2の接触音を低減することがで
き、しかも、メス2の破損や欠け等の劣化を防止して耐
久性を著しく高めることができ、しかも、加工布Wにボ
タンホールを確実に穿孔できる。
に枢着されてエアシリンダ5で回動駆動される回動部材
20と、腕部材3に装着されて下端部にカム従動子26
を保持する従動子保持部材21とを有し、カム体25を
回動部材20に固定したので、伝達機構6を簡単な構造
で構成できるとともに、伝達機構6及びカム機構7によ
り、エアシリンダ5の駆動力を腕部材3に確実に伝達す
ることができる。
調節機構8においては、ネジ部材50をドライバー等で
回動操作して、可動部材30の左右位置を微調節するこ
とで、可動部材30のテーパー部31により、従動子保
持部材21が上下方向へ移動しその上下装着位置、つま
りカム従動子26の上下位置を微調節し、ハンマー4の
接近限界位置を微調節することができる。
し、可動部材30のテーパ部31の左端部に従動子保持
部材21の傾斜部42が係合し、腕部材3のレバー部1
2の右下面からカム従動子26の回転軸心までの距離が
L1(例えば、L1=30mm)になり、図7は、可動部材
30が左限界位置に位置し、テーパ部31の右端部に傾
斜部42が係合し、レバー部12の右下面からカム従動
子26の回転軸心までの距離がL2(例えば、L2=3
2.6mm)になり、この間において、ネジ部材50を回動
操作して、従動子保持部材21の上下装着位置、つまり
カム従動子26の上下位置を微調節できるようになって
いる。
で、ハンマー4の接近限界位置を、エアシリンダ5のピ
ストンロッド5aの最大伸長時にハンマー4が接近限界
位置になるように簡単・確実に微調節することができ、
これにより、メス2を劣化させず加工布Wを確実に切断
することが可能になる。しかも、可動部材30の左右移
動量に対して従動子保持部材21の上下移動量が小さい
ため、ネジ部材50を回動操作することで、従動子保持
部材21の上下装着位置の精度よく微調節することが可
能になる。
する。1〕エアシリンダ5の代わりに、ステッピングモ
ータ等の電動モータにより、回動部材20を回動駆動す
るように構成してもよい。2〕従動子保持部材21を腕
部材3に固定的に装着し、カム体25を回動部材20の
長さ方向へ位置可変に装着し、カム体25の位置を微調
節することにより、ハンマー4の接近限界位置を微調節
するようにしてもよい。3〕可動部材30のテーパ部3
1に従動子保持部材21の傾斜部42を常時係合させる
為に、前記板バネ48以外の付勢部材、例えばコイルバ
ネ等を適用してもよい。
及び変形例の布切断装置に限らず、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲において種々の変更を付加し、また、種々の
穴かがりミシンに、勿論適用することができる。
によれば、特に伝達機構に介設されアクチュエータの駆
動力を腕部材に伝達するカム機構であって、カム体とカ
ム従動子を含むカム機構とを設けたので、カム機構のカ
ム体の形状によって、アクチュエータの単位駆動量当り
のハンマーの移動量を自由に設定できる。例えば、前記
移動量を、ハンマーが穿孔の際にメスに接近する接近限
界位置に接近するまでは大きく、その後ハンマーが接近
限界位置近傍位置と接近限界位置にある所定期間の間は
小さくなるように設定でき、これにより、ハンマーがメ
スに強く当たるのを防止できるため、ハンマーとメスの
接触音を低減し、しかも、メスの破損や欠け等の劣化を
防止して耐久性を著しく高めることができる。
位駆動量当りのハンマーの移動量が、ハンマー穿孔の際
にメスに接近する接近限界位置に接近するまでは大き
く、その後ハンマーが接近限界位置近傍位置と接近限界
位置にある所定期間の間は小さくなるので、ハンマーが
メスに強く当たるのを確実に防止できる。
よれば、カム機構を、ハンマーとメスとで加工布に穿孔
完了したときにハンマーが接近限界位置に達するように
構成したので、ハンマーの劣化を確実に防止して、加工
布にボタンホールを確実に穿孔できる。その他、請求項
1と同様の効果を奏する。
よれば、伝達機構がミシン機枠に回動可能に枢着されて
前記アクチュエータで回動駆動される回動部材と、前記
腕部材に装着されて下端部にカム従動子を保持する従動
子保持部材とを有し、前記カム体を回動部材に固定した
ので、伝達機構を簡単な構造で構成できるとともに、伝
達機構及びカム機構により、アクチュエータの駆動力を
腕部材に確実に伝達することができる。その他、請求項
1又は2の発明と同様の効果を奏する。
よれば、伝達機構に介設されハンマーの接近限界位置を
微調節可能な微調節機構を設けたので、この微調節機構
により、ハンマーの接近限界位置を、アクチュエータの
最大駆動量時にハンマーがメスに略接触する位置に微調
節することで、ハンマーの劣化を確実に防止して、加工
布にボタンホールを確実に穿孔できるようになる。その
他、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果を奏する。
よれば、微調節機構は、前記腕部材に可動に装着され且
つ腕部材に対する従動子保持部材の装着位置を微調節す
るテーパー部を含む可動部材と、前記腕部材に保持され
て可動部材の位置を微調節可能なネジ部材とを有するの
で、ネジ部材を回動操作することで、ハンマーの接近限
界位置を簡単・確実に微調節することができる。更に、
可動部材の移動量に対して従動子保持部材の移動量を小
さくできるため、ネジ部材を回動操作することで、従動
子保持部材の装着位置の精度よく微調節することが可能
になる。その他、請求項4と同様の効果を奏する。
の側面図である。
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ミシン機枠に固定されたメスと、ミシン
機枠に回動可能に枢支された腕部材に固定されたハンマ
ーとで、加工布にボタンホールを穿孔する穴かがりミシ
ンの布切断装置において、 前記ハンマーを駆動する為のアクチュエータと、 前記アクチュエータの駆動力を腕部材に伝達する伝達機
構と、 前記伝達機構に介設されアクチュエータの駆動力を腕部
材に伝達するカム機構であって、カム体とカム従動子を
含むカム機構とを備え、前記カム機構は、アクチュエータの単位駆動量当りのハ
ンマーの移動量が、ハンマーが穿孔の際にメスに接近す
る接近限界位置に接近するまでは大きく、その後ハンマ
ーが接近限界位置近傍位置と接近限界位置にある所定期
間の間は小さくなるように構成され たことを特徴とする
穴かがりミシンの布切断装置。 - 【請求項2】 前記カム機構は、ハンマーとメスとで加
工布に穿孔完了したときにハンマーが接近限界位置に達
するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
の穴かがりミシンの布切断装置。 - 【請求項3】 前記伝達機構がミシン機枠に回動可能に
枢着されて前記アクチュエータで回動駆動される回動部
材と、前記腕部材に装着されて下端部にカム従動子を保
持する従動子保持部材とを有し、前記カム体が回動部材
に固定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
穴かがりミシンの布切断装置。 - 【請求項4】 前記伝達機構に介設され前記ハンマーの
接近限界位置を微調節可能な微調節機構を設けたことを
特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の穴かがりミシ
ンの布切断装置。 - 【請求項5】 前記微調節機構は、前記腕部材に可動に
装着され且つ腕部材に対する従動子保持部材の装着位置
を微調節するテーパー部を含む可動部材と、前記腕部材
に保持されて可動部材の位置を微調節可能なネジ部材と
を有することを特徴とする請求項4に記載の穴かがりミ
シンの布保持装置。
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