JP6246704B2 - 再帰性反射体の製造型の製造方法 - Google Patents
再帰性反射体の製造型の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6246704B2 JP6246704B2 JP2014252946A JP2014252946A JP6246704B2 JP 6246704 B2 JP6246704 B2 JP 6246704B2 JP 2014252946 A JP2014252946 A JP 2014252946A JP 2014252946 A JP2014252946 A JP 2014252946A JP 6246704 B2 JP6246704 B2 JP 6246704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manufacturing
- mirror surface
- plane
- retroreflector
- flat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、特許文献2には、略90度の2面角で接するコーナー反射面と、このコーナー反射面に垂直な反射面とを有する再帰性反射体が提案されている。
また、再帰性反射体を大量に製造する場合は、製造型を用いて製造するのが効率的と考えられるが、特許文献1、2には簡単に再帰性反射体を製造可能な方法については開示されていない。
複数枚の第1の平板を仮固定して前記各第1の平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記第1の平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材を前記第2のコーナー部に対して直交する方向に切断して、複数の原型材ユニットを形成する第3工程と、
前記原型材ユニットの間に前記第1、第2の平面に直交する第3の平面を形成する第2の平板を配置し、全体を固定する第4工程とを有する。
複数枚の平板を仮固定して前記各平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材に、前記第1の平面及び前記第2の平面に直交する側面を有する溝を複数形成する第3工程を有する。
複数枚の第1の平板を仮固定して前記各第1の平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記第1の平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材に、前記第1の平面及び前記第2の平面に側面が直交する矩形溝を形成する第3工程と、
前記矩形溝に前記第1の平面及び前記第2の平面に直交する第3の平面を形成する第2の平板を固定配置する第4工程とを有する。
また、第2の発明に係る再帰性反射体の製造型の製造方法において、前記平板は、ガラス、透明セラミック、又は硬質透明プラスチックからなるのが好ましい。
また、以上の発明に係る再帰性反射体の製造型の製造方法によって製造された製造型を用いて、更に別の製造型を製造することもできる。
また、第1〜第3の発明においては、研磨した一端面を同一方向に向けて、第1の平板を厚み分だけずらして固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部(谷部)が隣り合って平行に形成された原型材を形成するので、平行配置された角部断面が直角の第2のコーナー部を容易に形成できる。
また、以上の発明に係る再帰性反射体の製造型の製造方法によって製造された製造型を用いて、更に別の製造型を製造することもでき、安価な製造型を大量に製造できる。
底面29が、例えば粗度1〜100nmの平面となった角形容器30に、紫外線硬化樹脂31を所定量入れる。紫外線硬化樹脂31の深さは、第2のコーナー部21の高さhの1〜2.5倍程度が好ましい。なお、紫外線硬化樹脂31は硬化状態で透明性の高い樹脂を使用する。
この後、再帰性反射体の原型31aの上面にアルミニウム、銀等の金属蒸着を行い、反射皮膜34を形成する。これによって、図7にその一部を示すような再帰性反射体10が形成される。なお、溝32の底部は黒色で着色する等、吸光処理をするのが好ましいが、必須の要件ではない(以下の実施の形態においても同じ)。
この再帰性反射体45は、第1〜第3の鏡面46〜48の表側で光の入射及び反射を行うが、第1の実施の形態に係る再帰性反射体10においては、反射皮膜34の裏側を使用する。なお、原型43の表側の凹凸は透明樹脂で埋めることもできる。
図10に再帰性反射体45の働きを示すが、斜めから第3の鏡面48に入射した光は、第1、第2の鏡面46、47で反射し、再帰性反射を行う。
この製造型によって製造される再帰性反射体10は、以上の第1の実施の形態と同様、直交する第1の鏡面11と第2の鏡面12をそれぞれ備えた断面直角三角形の第1のコーナー部13が平行に設けられ、かつ第1のコーナー部13の両側(即ち、少なくとも片側)に第1の鏡面11及び第2の鏡面12に直交する第3の鏡面14を備える(図7参照)。
これによって、図11(A)、(B)に示すような製造型52が形成される。この製造型52によって、再帰性反射体10を製造する方法は、図8(A)〜(D)に示す第2の実施の形態に係る再帰性反射体の製造型の製造方法と同じである。この実施の形態では、小型の再帰性反射体を製造する場合、第2の平板の厚みが薄くなり製造困難となるが、大型の再帰性反射体を製造する場合は矩形溝50の幅が広くなるので大型に適している。
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態の一部を組み合わせて構成する場合も適用される。
また、以上の実施の形態に係る再帰性反射体の製造型の製造方法によって製造された製造型を、他の材料(例えば、ガラス、硬質プラスチック等)に転写して、第2の製造型を製造することもできる。
更に、以上の実施の形態に係る再帰性反射体の製造型の製造方法によって製造型の片側面(凹凸面)に金属反射皮膜(鏡面)を蒸着又はスパッターリング等によって形成して再帰性反射体とすることもできる。
Claims (6)
- 直交する第1の鏡面と第2の鏡面をそれぞれ備えた断面直角三角形の第1のコーナー部が平行に配置され、かつ前記第1のコーナー部の少なくとも片側に前記第1の鏡面及び前記第2の鏡面に直交して設けられた第3の鏡面を有する再帰性反射体の製造型の製造方法であって、
複数枚の第1の平板を仮固定して前記各第1の平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記第1の平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材を前記第2のコーナー部に対して直交する方向に切断して、複数の原型材ユニットを形成する第3工程と、
前記原型材ユニットの間に前記第1、第2の平面に直交する第3の平面を形成する第2の平板を配置し、全体を固定する第4工程とを有することを特徴とする再帰性反射体の製造型の製造方法。 - 直交する第1の鏡面と第2の鏡面をそれぞれ備えた断面直角三角形の第1のコーナー部が平行に設けられ、かつ前記第1のコーナー部の少なくとも片側に前記第1の鏡面及び前記第2の鏡面に直交する第3の鏡面を備えた再帰性反射体の製造型の製造方法であって、
複数枚の平板を仮固定して前記各平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材に、前記第1の平面及び前記第2の平面に直交する側面を有する溝を複数形成する第3工程を有することを特徴とする再帰性反射体の製造型の製造方法。 - 直交する第1の鏡面と第2の鏡面をそれぞれ備えた断面直角三角形の第1のコーナー部が平行に設けられ、かつ前記第1のコーナー部の少なくとも片側に前記第1の鏡面及び前記第2の鏡面に直交する第3の鏡面を備えた再帰性反射体の製造型の製造方法であって、
複数枚の第1の平板を仮固定して前記各第1の平板の一端面を研磨する第1工程と、
研磨した前記一端面を同一方向に向けて、前記第1の平板を厚み分だけずらして接着固定し、直交する第1の平面及び第2の平面を有する第2のコーナー部が隣り合って平行に形成された原型材を形成する第2工程と、
前記原型材に、前記第1の平面及び前記第2の平面に側面が直交する矩形溝を形成する第3工程と、
前記矩形溝に前記第1の平面及び前記第2の平面に直交する第3の平面を形成する第2の平板を固定配置する第4工程とを有することを特徴とする再帰性反射体の製造型の製造方法。 - 請求項1又は3記載の再帰性反射体の製造型の製造方法において、前記第1、第2の平板は、ガラス、透明セラミック、又は硬質透明プラスチックからなることを特徴とする再帰性反射体の製造型の製造方法。
- 請求項2記載の再帰性反射体の製造型の製造方法において、前記平板は、ガラス、透明セラミック、又は硬質透明プラスチックからなることを特徴とする再帰性反射体の製造型の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1記載の再帰性反射体の製造型の製造方法によって製造された製造型を用いて、更に別の製造型を製造する再帰性反射体の製造型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252946A JP6246704B2 (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | 再帰性反射体の製造型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252946A JP6246704B2 (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | 再帰性反射体の製造型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016114754A JP2016114754A (ja) | 2016-06-23 |
JP6246704B2 true JP6246704B2 (ja) | 2017-12-13 |
Family
ID=56139922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014252946A Expired - Fee Related JP6246704B2 (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | 再帰性反射体の製造型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6246704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6118004B1 (ja) * | 2015-09-25 | 2017-04-19 | 株式会社アスカネット | 再帰性反射体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990082023A (ko) * | 1996-01-26 | 1999-11-15 | 스프레이그 로버트 월터 | 적층 라미네이트 모울드 및 그 제작 방법 |
JPH1039124A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 再帰反射体及びその製造方法 |
US6253442B1 (en) * | 1997-07-02 | 2001-07-03 | 3M Innovative Properties Company | Retroreflective cube corner sheeting mold and method for making the same |
JP4260962B2 (ja) * | 1999-02-10 | 2009-04-30 | 住友電気工業株式会社 | 多重逆反射体とその製造方法 |
JP2008068412A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Seiko Epson Corp | プラスチックレンズの製造方法 |
KR20090067654A (ko) * | 2007-12-21 | 2009-06-25 | 김봉주 | 재귀반사소자 및 이를 구비한 재귀반사체 |
-
2014
- 2014-12-15 JP JP2014252946A patent/JP6246704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016114754A (ja) | 2016-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3163333B1 (en) | Retroreflector, and stereoscopic image display device and method using same | |
KR102219748B1 (ko) | 입체상 결상 장치의 제조 방법 및 입체상 결상 장치 | |
JP6203989B1 (ja) | 立体像結像装置の製造方法 | |
KR101721460B1 (ko) | 평행 배치된 광반사부를 구비한 광제어 패널의 제조 방법 | |
JP6165206B2 (ja) | 光制御パネルの製造方法、光制御パネル、光学結像装置、及び、空中映像形成システム | |
KR20180056744A (ko) | 재귀성 반사체 | |
JP2018124534A5 (ja) | ||
JP2019109530A5 (ja) | ||
WO2018193846A1 (ja) | 立体像結像装置の製造方法 | |
US9939639B2 (en) | Screen provided with retroreflective microstructures | |
JP5820955B1 (ja) | 再帰性反射体並びにこれを利用した立体像表示装置 | |
JP6357361B2 (ja) | 再帰性反射体及びこれを利用した立体像表示装置 | |
JP6246704B2 (ja) | 再帰性反射体の製造型の製造方法 | |
JP6181463B2 (ja) | 対向する壁面への選択的蒸着方法 | |
JP2016057346A (ja) | 再帰性反射体及びその製造方法 | |
WO2013145983A1 (ja) | 光制御パネルの製造方法 | |
JP6116534B2 (ja) | 再帰性反射体の製造方法 | |
JP6833316B2 (ja) | 再帰性反射体及びその製造方法 | |
US20230099636A1 (en) | Production method for stereoscopic-image-forming device, and stereoscopic-image-forming device | |
JP2017129809A (ja) | 再帰性反射体 | |
JP2022083130A (ja) | 光学結像装置の製造方法及び光反射素子形成体 | |
JP2019045562A (ja) | 立体像結像装置の製造方法 | |
JP2018116218A (ja) | 空中像結像装置及びその製造方法並びに光制御パネルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170404 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6246704 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |