JP6246080B2 - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ Download PDF

Info

Publication number
JP6246080B2
JP6246080B2 JP2014129516A JP2014129516A JP6246080B2 JP 6246080 B2 JP6246080 B2 JP 6246080B2 JP 2014129516 A JP2014129516 A JP 2014129516A JP 2014129516 A JP2014129516 A JP 2014129516A JP 6246080 B2 JP6246080 B2 JP 6246080B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
damping
arm
torsion coil
damping member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014129516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016008666A (ja
Inventor
大輔 香山
大輔 香山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP2014129516A priority Critical patent/JP6246080B2/ja
Publication of JP2016008666A publication Critical patent/JP2016008666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6246080B2 publication Critical patent/JP6246080B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

本明細書に開示された技術は、自動車等に用いられるオートテンショナに関する。
自動車等のエンジン補機を駆動するベルトに張力を付与することで、ベルトに所定の張力を保持させるオートテンショナが広く用いられている。オートテンショナは、ベルト張力の変動をダンピングする機能を有している。
特許文献1には、円筒部材の軸方向内部に収容された捩りスプリングと、円筒部材の内周面に沿って配設された摩擦部材とを備えたオートテンショナが開示されている。このオートテンショナでは、アーム揺動時に摩擦部材の側面が円筒部材の内周面と当接することによってダンピング力を発生させてプーリの揺動を減衰させている。
また、特許文献2には、くさび形の摩擦部材を備えたオートテンショナが開示されている。このオートテンショナでは、プーリが補機駆動用ベルトのベルト張り側に揺動するときには支持軸の外周に沿って摩擦部材を滑らせ、プーリがベルト弛み側に揺動するときには、摩擦部材を支持軸の外周に押し付けてプーリの揺動を減衰させている。
特開2003−254399号公報 実開平4−105246号公報
しかしながら、近年エンジンの回転変動や補機の負荷が増加するのに伴って、オートテンショナにはさらなるダンピング特性の向上が望まれている。特に、ダンピング特性は、アームの捩れが大きくなった場合に十分なダンピング力を発生させるような優れた異方性を有することが要求されている。
本発明の目的は、より優れたダンピング特性を有するオートテンショナを提供することにある。
本発明の一実施形態に係るオートテンショナは、固定部材と、前記固定部材に嵌合された軸部と、前記軸部の上部から径外方向に延在する端部とを有し、前記固定部材に対して前記軸部の軸回り方向に回転自在に設けられたアームと、前記アームの端部に取付けられたプーリと、前記軸部の少なくとも一部の外側を囲み、前記軸部の軸回り方向に前記アームを付勢する捩りコイルばねと、前記捩りコイルばねの外方に配置され、前記固定部材のうち前記捩りコイルばねを囲む部分の内周面、又は前記アームのうち前記捩りコイルばねを囲む部分の内周面を摺動し、円弧状断面を有するダンピング部材と、前記ダンピング部材の周方向の一端と前記固定部材の一部又は前記アームの一部との間に介装されたコイルばねとを備えている。
本発明の一実施形態に係るオートテンショナによれば、より優れたダンピング特性を得ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るオートテンショナの構成を示す断面図である。 図2は、図1に示すオートテンショナの固定部材を上方から見た図である。 図3は、図1に示すオートテンショナの変形例における固定部材を上方から見た図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るオートテンショナ及びベルト駆動装置を概略的に示す図である。
−オートテンショナの構成−
図1は、本発明の一実施形態に係るオートテンショナ1の構成を示す断面図である。図2は、本実施形態に係るオートテンショナ1の固定部材9を示す平面図である。図2は、固定部材9を上方から見た図である。なお、本明細書では便宜上、図1に示す上下方向(すなわち内筒部9a及び軸部5aの軸方向)を基準として、固定部材9側を下方、プーリ7側を上方として説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のオートテンショナ1は、固定部材9と、アーム5と、プーリ7とを備えている。
固定部材9は、内筒部9aと、所定の間隔を空けて内筒部9aの外側を囲むとともに、内筒部9aの下部と接続されたブラケット(外筒部)9bとを有している。内筒部9aと外筒部9bとで構成される空間(保持部12)には、捩りコイルばね11が設置されている。内筒部9aの内周面には、例えば上方から下方に向かって内径が小さくなるようにテーパーが付けられている。この内周面には、例えばナイロン等の樹脂からなるブッシュ13が取付けられている。
外筒部9bから径外方向(水平方向)に延びた部分には、取付穴14a、14bとが形成されている。この取付穴14a、14bは、エンジン等に固定部材9を取付けるのに用いられる。固定部材9は例えばアルミニウム等の金属で構成され、その全体は公知の方法により一体的に成型可能である。固定部材9の下には樹脂等で構成されたスラスト座金20が取り付けられており、スラスト部材20の下には金属等からなるベースプレート19が取り付けられている。
アーム5は、少なくとも下部が内筒部9aに挿通された軸部5aと、軸部5aの上部から径外方向(水平方向)に延在する端部5bとを有している。
アーム5は、ブッシュ13を介在させた状態で、固定部材9に対して内筒部9a及び軸部5aの軸回り方向に回転自在に取付けられている。なお、本実施形態のオートテンショナ1では、アーム5の回転方向のうち、図2における反時計回りの方向が「捩り方向」となっており、時計回りの方向が「反捩り方向」となっている。このアーム5はアルミニウム等の金属で構成され、公知の方法で成型可能である。
プーリ7は、アーム5の端部5b上にボルト23を用いて回転自在に支持されており、ボールベアリングやダストシールド等を有している。プーリ7には、車両等の補機を駆動するためのベルトが巻き掛けられている。オートテンショナ1からベルトへは、プーリ7を介して所定の張力が付与される。
捩りコイルばね11は、その一端がアーム5の係止部5eに係止されており、その他端
が固定部材9に係止されていることにより、プーリ7を通してベルトに張力を与えることができる。捩りコイルばね11の軸は、内筒部9aの軸とほぼ一致している。捩りコイルばね11は、シリコンクロム銅等の金属又は金属化合物で構成されていることが好ましい。
本実施形態のオートテンショナ1においては、捩りコイルばね11の外方に、外筒部9bの内周面に沿って設けられ、円弧状断面を有するダンピング補助部材15が設けられている。ダンピング補助部材15の外周面と外筒部9bの内周面との間には、円弧状断面を有するダンピング部材17が設けられている。ダンピング補助部材15及びダンピング部材17は、それぞれ例えば270°以上、より好ましくは300°以上の範囲で外筒部9bの内周面に沿って設けられている。
捩りコイルばね11とダンピング部材17との間に介装されたダンピング補助部材15は、捩りコイルばね11から加わる力がダンピング部材17に均一に伝わるように設けられた部材であり、例えば、金属(アルミニウム、鉄等)あるいは樹脂(ナイロン、ポリアミド、変成ポリアミド等)で構成されていてもよい。本実施形態のオートテンショナ1では、ダンピング補助部材15の一例として、湾曲可能なダンピングリングを用いている。
ダンピング部材17は、例えば円筒状のブラケット(外筒部9b)の内周面を摺動することで後述のようにダンピング力を発生させる。ここで、図2に示す例では、ダンピング部材17は、アーム5の一部に係止され、外筒部9bの内周面を摺動する。
あるいは、アーム5に捩りコイルばね11の外側を囲む円筒状部分を設け、ダンピング部材17がその円筒状部分の内周面を摺動することで後述のようにダンピング力を発生させてもよい(図示せず)。この場合、ダンピング部材17は固定部材9側に係止される。ダンピング部材17としては、例えばナイロン、ポリエチレン、ポリエーテルサルフォン(PES)等の熱可塑性樹脂等で構成されたスプリングサポートが用いられる。
ダンピング補助部材15及びダンピング部材17は、図1に示すように、捩りコイルばね11の上部と当接しうる領域に設けられていてもよいが、捩りコイルばね11の上部以外の部分と当接しうる領域に設けられていてもよい。
また、図2に示すように、アーム5の一部は、捩りコイルばね11の外側であって、外筒部9bの内側に形成されていてもよく、その場合、アーム5の当該部分の一端は、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17が係止された係止部(き当て部;第1の係止部)5dとなっており、係止部5dとは逆の端部は、後述するコイルばね21が係止された係止部(第2の係止部)5cとなっている。
ここで、ダンピング部材17の軸回り方向の端部のうち反捩り方向の端部を第一の端部17a、アーム捩り方向の端部を第二の端部17bと呼ぶこととする。このとき、本実施形態のオートテンショナ1において、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17の周方向の一端(第一の端部17a)とアーム5の係止部5cとの間には、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17を周方向に押圧するコイルばね21が介装されている。このコイルばね21によって、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17には、周方向のプレロード(図2に示す矢印Fp)が付与されている。
この構成において、アーム5が捩り方向に移動した場合、アーム5の係止部5eを支点として捩りコイルばね11が当該端部からある角度(例えば90°)ずれた方向に移動する。すると、捩りコイルばね11はダンピング補助部材15と当接し、ダンピング補助部材15を介して捩りコイルばね11からダンピング部材17へと荷重Fsが加わる。これ
により、ダンピング部材17は外筒部9bとの間で摩擦摺動し、ダンピング力が発生する。
一方、上述のプレロードFpが付与されていることにより、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17は係止部5dを支点として周方向に広がる。このため、コイルばね21に近い程、径外方向への荷重Frは大きくなり、係止部5dに向かうにつれて荷重Frは小さくなる。この状態で、アーム5が捩り方向に移動した場合、外筒部9bは相対的に荷重Frが大きくなる方向に移動することになるので、ダンピング部材17と外筒部9bとの間の摩擦力は増加し、結果としてダンピング力が増加する。
従って、捩りコイルばね11から加わる荷重FsにプレロードFpにより生じる荷重Frが加わるので、コイルばね21を設けない場合に比べてより強いダンピング力を発生させることができる。
これに対し、アーム5が反捩り方向に移動した場合、捩りコイルばね11は、元の位置に戻るため、捩りコイルばね11がダンピング部材17を押す力(荷重Fs)は弱くなり、ダンピング部材17と外筒部9bとの間に生じる摩擦力は小さくなる。またこの場合、外筒部9bは相対的に荷重Frが小さくなる方向に移動することになるので、ダンピング部材17と外筒部9bとの間の摩擦力は小さくなり、結果としてダンピング力が小さくなる。
以上のように、本実施形態のオートテンショナ1によれば、アーム5が捩り方向に移動する際の摩擦抵抗を大きくすることができるとともに、アーム5が反捩り方向に移動する際の摩擦抵抗を従来よりも大幅に小さくすることができる。これにより、一方向性の優れたダンピング力を得ることができ、アーム5の変位を効果的に抑制することができる。このため、エンジンの回転変動や補機の負荷が増加した場合でも補機駆動ベルトシステムを安定して駆動させることが可能となる。
なお、図2では、コイルばね21、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17がアーム5に係止され、ダンピング部材17と固定部材9の外筒部9bとの間で摩擦摺動が生じる例を示したが、アーム5の軸部5aに捩りコイルばね11の外側を囲む部分が設けられており、ダンピング部材17が当該部分の内周面を摺動する構成を有していてもよい。この場合、コイルばね21、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17が固定部材9に係止され、軸部5aのうち、捩りコイルばね11を囲む部分の内周面とダンピング部材17との間でダンピング補助部材15を介して摩擦摺動が生じる構成をとってもよい。このとき、例えば、外筒部9bの内周面のうち、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17が設けられない領域に、径内方向に所定幅で突き出た凸状部を形成し、当該凸状部の一端にダンピング補助部材15及びダンピング部材17を係止し、凸状部の他端にコイルばね21を係止してもよい。
この構成をとる場合でも、図1及び図2に示すオートテンショナ1と同様に、一方向性の優れたダンピング力を得ることが可能となる。
次に、本実施形態のオートテンショナ1の変形例について説明する。図3は、変形例に係るオートテンショナにおける、固定部材9を示す平面図である。
同図に示すように、本変形例に係るオートテンショナでは、アーム5の捩り方向が図1及び図2に示すオートテンショナ1と逆方向になっており、コイルばね21がダンピング補助部材15及びダンピング部材17に接続される位置もオートテンショナ1と逆になっている。ただし、コイルばね21がダンピング補助部材15及びダンピング部材17の第
一の端部(反アーム捩り方向の端部)に接続されている点は共通している。
つまり、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17の第二の端部17b(アーム捩り方向の端部)はアーム5の係止部(き当て部)5fに係止され、コイルばね21は、ダンピング補助部材15及びダンピング部材17の第一の端部17aとアーム5の係止部(第2の係止部)5gとの間に設けられている。
このような構成であっても、アーム5がアーム捩り方向に移動する場合には外筒部9bが大きな荷重Frを受けることになり、アーム5が反アーム捩り方向に移動する場合には外筒部9bが相対的に小さい荷重を受けることになるので、図2に示すオートテンショナ1と同様に優れた一方向性のダンピング力を得ることが可能となる。
−ベルト駆動装置の構成−
図4は、本実施形態に係るオートテンショナ及びベルト駆動装置を概略的に示す図である。
オートテンショナ1は、捩りコイルばね11(図2参照)によって生じたトルクをプーリ7を介して補機駆動用のベルト22に伝える。ベルト駆動装置は、例えば駆動プーリ4、プーリ2a、2bを有している。オートテンショナ1のアーム5は、ベルト22の張力が一定になるように回動する。つまり、ベルト22の張力が増大したときには、捩りコイルばね11の捩りトルクに抗して付勢方向と逆の方向(アーム5の捩り方向)に回動する。一方、ベルト22の張力が減少したときには、アーム5が捩りコイルばね11の捩りトルクにより、捩りコイルばね11の付勢方向に回動する。
本実施形態のオートテンショナ1は上述のように一方向性のダンピング特性を有しており、ベルト22の張力が増大した場合には、ダンピング部材17と外筒部9bとの間の摺動抵抗が大きくなるので、アーム5の回動が効果的にダンピングされる。
一方で、ベルト22の張力がエンジンの始動等によって急激に低下した場合には、ダンピング部材17と外筒部9bとの間の摺動抵抗は大幅に減少するので、アーム5を元の位置に速やかに復帰させることができ、ベルト22の振動を迅速に低減することができる。この効果は、上述の変形例に係るオートテンショナを用いた場合にも同様に得ることができる。
なお、以上で説明したオートテンショナの構成は、実施形態の一例であって、各部材の構成、形状、配置等は本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以上説明したように、本発明の一例に係るオートテンショナは、各種車両等に適用されうる。
1 オートテンショナ
2a、2b、7 プーリ
4 駆動プーリ
5 アーム
5a 軸部
5b 端部
5c、5d、5e、5f、5g 係止部
5h 突き当て部
7 プーリ
9 固定部材
9a 内筒部
9b 外筒部
11 捩りコイルばね
12 保持部
13 ブッシュ
14a、14b 取付穴
15 ダンピング補助部材
17 ダンピング部材
17a 第一の端部
17b 第二の端部
19 ベースプレート
20 スラスト部材
21 コイルばね
22 ベルト
23 ボルト
Fp プレロード
Fs 捩りコイルばねによる荷重
Fr プレロードFpにより生じる荷重

Claims (7)

  1. 固定部材と、
    前記固定部材に嵌合された軸部と、前記軸部の上部から径外方向に延在する端部とを有し、前記固定部材に対して前記軸部の軸回り方向に回転自在に設けられたアームと、
    前記アームの端部に取付けられたプーリと、
    前記軸部の少なくとも一部の外側を囲み、前記軸部の軸回り方向に前記アームを付勢する捩りコイルばねと、
    前記捩りコイルばねの外方に配置され、前記固定部材のうち前記捩りコイルばねを囲む部分の内周面を摺動し、円弧状断面を有するダンピング部材と、
    前記ダンピング部材の周方向の一端と前記アームの一部との間に介装されたコイルばねと
    前記捩りコイルばねと前記ダンピング部材との間には、ダンピング補助部材とを備え、 前記固定部材は、前記捩りコイルばねの内側に位置する内筒部と、間隔を空けて前記内筒部の外側を囲み、前記内筒部の下部と接続された外筒部とを有しており、
    前記捩りコイルばねは、前記内筒部と前記外筒部とで構成された保持部内に設置され、
    前記軸部は前記内筒部に挿通されており、
    前記ダンピング部材は前記アームの一部に係止されるとともに、前記外筒部の内周面を摺動し、
    前記コイルばねは、前記ダンピング部材の周方向の一端と前記アームの一部との間に介装されており、
    前記アームの一部は、前記外筒部の内周側の、前記ダンピング部材及びダンピング補助部材が設けられない領域に突設した円弧状断面を有する凸状部よりなる突き当て部である
    ことを特徴とするオートテンショナ。
  2. 固定部材と、
    前記固定部材に嵌合された軸部と、前記軸部の上部から径外方向に延在する端部とを有し、前記固定部材に対して前記軸部の軸回り方向に回転自在に設けられたアームと、
    前記アームの端部に取付けられたプーリと、
    前記軸部の少なくとも一部の外側を囲み、前記軸部の軸回り方向に前記アームを付勢する捩りコイルばねと、
    前記捩りコイルばねの外方に配置され、前記アームのうち前記捩りコイルばねを囲む部分の内周面を摺動し、円弧状断面を有するダンピング部材と、
    前記ダンピング部材の周方向の一端と前記固定部材の一部との間に介装されたコイルばねと、
    前記捩りコイルばねと前記ダンピング部材との間には、ダンピング補助部材とを備え、
    前記軸部には、前記捩りコイルばねの外側を囲む部分が設けられており、
    前記ダンピング部材は前記固定部材の一部に係止されるとともに、前記アームのうち前記捩りコイルばねの外側を囲む部分の内周面を摺動し、
    前記コイルばねは、前記ダンピング部材の周方向の一端と前記固定部材の一部との間に介装されており、
    前記固定部材の一部は、外筒部の内周面のうち、前記ダンピング補助部材及びダンピング部材が設けられない領域に、径内方向に所定幅で突き出た凸状部よりなる突き当て部である
    ことを特徴とするオートテンショナ。
  3. 請求項1又は2に記載のオートテンショナにおいて、
    前記ダンピング部材には、前記コイルばねによって周方向のプレロードが付与されることで生じる径外方向の荷重と、前記アームが前記軸部の軸回り方向の一方であるアーム捩り方向に移動した場合に前記捩りコイルばねから与えられる径外方向の荷重とが加わることを特徴とするオートテンショナ。
  4. 請求項1又は2に記載のオートテンショナにおいて、
    前記軸部の軸回り方向の一方をアーム捩り方向、他方を反捩り方向とし、前記ダンピング部材の軸回り方向の端部のうち前記反捩り方向の端部を第一の端部、前記アーム捩り方向の端部を第二の端部とするとき、
    前記コイルばねは、前記ダンピング部材の前記第一の端部に接続されており、
    前記ダンピング部材の前記第二の端部は、前記凸状部の第1の係止部に係止されていることを特徴とするオートテンショナ。
  5. 請求項に記載のオートテンショナにおいて、
    前記ダンピング部材は湾曲可能であり、
    前記ダンピング部材は、前記第1の係止部を支点として、周方向に広がっていることを特徴とするオートテンショナ。
  6. 請求項5に記載のオートテンショナにおいて、
    前記ダンピング部材は、前記第1の係止部を支点として270°以上の範囲で周方向に広がっていることを特徴とするオートテンショナ。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載のオートテンショナにおいて
    前記ダンピング補助部材は、前記ダンピング部材よりも剛性が高く、
    前記ダンピング補助部材の周方向の一端は、前記コイルばねに接続されていることを特徴とするオートテンショナ。
JP2014129516A 2014-06-24 2014-06-24 オートテンショナ Expired - Fee Related JP6246080B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129516A JP6246080B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 オートテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129516A JP6246080B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 オートテンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016008666A JP2016008666A (ja) 2016-01-18
JP6246080B2 true JP6246080B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=55226366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014129516A Expired - Fee Related JP6246080B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 オートテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6246080B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6706143B2 (ja) * 2016-05-20 2020-06-03 バンドー化学株式会社 オートテンショナ
JP6527550B2 (ja) 2016-06-27 2019-06-05 三ツ星ベルト株式会社 補機駆動ベルトシステムに備わるオートテンショナ
JP6845673B2 (ja) * 2016-12-06 2021-03-24 ミネベアミツミ株式会社 駆動装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710593U (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 エヌティエヌ株式会社 オートテンショナ
DE102006017287B4 (de) * 2006-04-12 2021-03-25 Litens Automotive Gmbh Spanner für einen Endlostrieb
JP2009299821A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Gates Unitta Asia Co テンショナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016008666A (ja) 2016-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4914747B2 (ja) ベルトテンショナ用摺動材の製造方法およびベルトテンショナ
JP3502625B2 (ja) オートテンショナ
JP6162162B2 (ja) オートテンショナ
JP6898525B2 (ja) ロータリーテンショナ
JP6246080B2 (ja) オートテンショナ
JP6367128B2 (ja) オートテンショナ
WO2015125691A1 (ja) オートテンショナ
JP6645835B2 (ja) オートテンショナ
JP5050901B2 (ja) ウォーム減速装置の軸受支持構造
JP6186259B2 (ja) オートテンショナ
JP2007192361A (ja) オートテンショナ
JP5016534B2 (ja) オートテンショナ
JP5865789B2 (ja) オートテンショナ
JP5941858B2 (ja) オートテンショナ
JP6867853B2 (ja) オートテンショナ
JP5918043B2 (ja) オートテンショナ
JP2004132390A (ja) オートテンショナ
JP6319033B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP6443612B2 (ja) 電動車両のテンショナーおよび電動自転車
JP2013015166A (ja) オートテンショナ
JP6706143B2 (ja) オートテンショナ
JP7133445B2 (ja) 回転変動吸収プーリ
JP2017211049A (ja) オートテンショナ
JP2005076672A (ja) オートテンショナ
JP2007120624A (ja) オートテンショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6246080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees