JP6443612B2 - 電動車両のテンショナーおよび電動自転車 - Google Patents
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Description
に記載されている。
駆動ユニットが、駆動力伝達部材の巻回経路の内外いずれか一方側から駆動力伝達部材に歯合する回転自在な補助駆動用輪体と、補助駆動用輪体に回転駆動力を付与する電動機とを有し、
電動機によって回転駆動される出力軸に補助駆動用輪体が設けられている電動車両の駆動力伝達部材に張力を付与するテンショナーであって、
駆動ユニットに設けられた円筒状の固定軸に外嵌されて揺動軸心を中心に揺動自在なアームと、アームに設けられた回転自在な張力付与輪体と、付勢手段とを有し、
固定軸に出力軸が挿通され、
張力付与輪体は補助駆動用輪体と反対側から駆動力伝達部材に歯合し、
付勢手段は駆動力伝達部材の張力が増える方向へアームを付勢し、
アームの揺動軸心が補助駆動用輪体の回転軸心と同軸であるものである。
これによると、アームが揺動軸心方向に変動するのを阻止することができるため、張力付与輪体がアームの揺動軸心方向に変動して駆動力伝達部材が張力付与輪体から離脱してしまうのを防止することができる。
アームの長孔の周縁部がアームの揺動軸心方向において相対向する規制部材の一部と駆動ユニットの一部との間に嵌め込まれているものである。
駆動ユニットが、駆動力伝達部材の巻回経路の内外いずれか一方側から駆動力伝達部材に歯合する回転自在な補助駆動用輪体と、補助駆動用輪体に回転駆動力を付与する電動機とを有する電動車両の駆動力伝達部材に張力を付与するテンショナーであって、
駆動ユニットに設けられて揺動軸心を中心に揺動自在なアームと、アームに設けられた回転自在な張力付与輪体と、付勢手段とを有し、
張力付与輪体は補助駆動用輪体と反対側から駆動力伝達部材に歯合し、
付勢手段は駆動力伝達部材の張力が増える方向へアームを付勢し、
アームの揺動軸心が補助駆動用輪体の回転軸心と同軸であり、
正規の補助駆動用輪体よりも大径の改造補助駆動用輪体を取付けて改造することを防止するための改造防止部材がアームに設けられ、
改造防止部材は、正規の補助駆動用輪体の外周端から径方向外側へ所定距離離間した状態で、径方向において正規の補助駆動用輪体の外周端に対向しているものである。
付勢手段は、巻角度が増大する方向にアームが揺動するほど、付勢力が低下するものである。
これによると、巻角度が増大する方向にアームが揺動した場合、付勢手段の付勢力が低下するため、駆動力伝達部材と補助駆動用輪体との摩擦抵抗の増大が抑制され、駆動力の伝達効率の低下や騒音の増大が抑えられる。また、反対に、巻角度が減少する方向にアームが揺動した場合、付勢手段の付勢力が増大するため、駆動力伝達部材に歯合する補助駆動用輪体の歯数が少なくても、補助駆動用輪体が駆動力伝達部材に十分に歯合し、歯飛び現象の発生を防止することができる。
本第6発明は、上記第1発明から第5発明のいずれか1項に記載のテンショナーを備えた電動自転車であって、一方の輪体はクランク軸と共に回転自在な前部スプロケットであり、
他方の輪体は後輪に設けられた後部スプロケットであるものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は電動車両の一例である電動自転車であって、電動自転車1は、ペダル4を踏むことによって回転するクランク軸5と、クランク軸5と共に回転自在な前部スプロケット6(一方の輪体の一例)と、後輪7に設けられた後部スプロケット8(他方の輪体の一例)と、前部スプロケット6と後部スプロケット8との間に巻回された無端状の回動自在なチェン9(駆動力伝達部材の一例)と、チェン9に補助駆動力を付加する駆動ユニット10とを備えている。
テンショナー18は、駆動ユニット10に設けられて左右方向(車幅方向)の揺動軸心25を中心に上下揺動自在なアーム26と、アーム26の遊端部に設けられた回転自在な張力付与プーリー27(張力付与輪体の一例)と、捻りコイルばね28(付勢手段の一例)とを有している。
図1に示すように、ペダル4を踏むことにより前部スプロケット6が回転し、前部スプロケット6の回転がチェン9を介して後部スプロケット8に伝わり、後輪7が回転する。この際、ペダル4にかかる踏力がトルクセンサにより検出され、この検出値に基いて図2および図4に示すように、電動機16が駆動し、補助駆動用スプロケット15が回転駆動し、補助駆動力が補助駆動用スプロケット15からチェン9を介して後部スプロケット8に伝えられる。これにより、人力駆動力に補助駆動力が加味されて、後輪7が回転する。
(440−404)/28=1.29mm/°
一方、従来のものでは、チェン105が伸長したときの周長が431mmとなり、チェン105が収縮したときの周長が422mmとなり、チェン105が膨張したときと収縮したときとのアーム110の揺動角度が20°であった。この場合のテンショナーキャパシティーは以下の計算式により求められる。
(431−422)/20=0.45mm/°
これにより、本第1の実施の形態におけるテンショナーキャパシティーが従来の形態におけるテンショナーキャパシティーよりも増大することが確認された。
第2の実施の形態では、図10に示すように、アーム26は、左右一対の板部材33,34と、両板部材33,34を連結するねじ部材55(締結部材の一例)と、両板部材33,34の間隔を一定間隔に維持する間隔維持部材56とを有している。間隔維持部材56は他方の板部材34に設けられ、ねじ部材55は他方の板部材34から間隔維持部材56内に挿通されて一方の板部材33に螺合されている。
アーム26に外力が作用した場合、この外力は、アーム26の一方の板部材33から固定軸31を介してケース17で受けられるとともに、他方の板部材34から軸受部材58を介して出力軸20で受けられる。このように、アーム26に作用した外力が分散して受けられるため、固定軸31に応力が集中することはなく、固定軸31の損傷を防止することができる。また、軸受部材58を設けたことにより、アーム26の上下の揺動がスムーズになる。
第3の実施の形態では、図11に示すように、アーム26の他方の板部材34の基端部には円柱状のピン61が取付けられている。また、出力軸20の先端面には孔部62が形成されており、孔部62には嵌め輪63(ブッシュ)が嵌め込まれている。ピン61は嵌め輪63に挿入されている。尚、アーム26の揺動軸心25と補助駆動用スプロケット15の回転軸心37とピン61の軸心とは同軸である。
アーム26に外力が作用した場合、この外力は、アーム26の一方の板部材33から固定軸31を介してケース17で受けられるとともに、他方の板部材34からピン61と嵌め輪63とを介して出力軸20で受けられる。このように、アーム26に作用した外力が分散して受けられるため、固定軸31に応力が集中することはなく、固定軸31の損傷を防止することができる。
上記各実施の形態では、付勢手段の一例として捻りコイルばね28を用いたが、捻りコイルばね28以外の種類のばねを用いてもよい。
5 クランク軸
6 前部スプロケット(一方の輪体)
7 後輪
8 後部スプロケット(他方の輪体)
9 チェン(駆動力伝達部材)
10 駆動ユニット
15 補助駆動用スプロケット(補助駆動用輪体)
16 電動機
17a ボス部(駆動ユニットの一部)
18 テンショナー
20 出力軸
25 揺動軸心
26 アーム
27 張力付与プーリー(張力付与輪体)
28 捻りコイルばね(付勢手段)
31 固定軸
35 連結部材(改造防止部材)
37 回転軸心
40 変動規制手段
41 長孔
41a 長孔の周縁部
42 規制用ねじ(規制部材)
42a 頭部(規制部材の一部)
50 改造補助駆動用スプロケット(改造補助駆動用輪体)
A 巻角度
B 揺動軸心方向
D 所定距離
Claims (6)
- 回転自在な一方の輪体と他方の輪体との間に巻回された無端状の回動自在な駆動力伝達部材と、駆動力伝達部材に補助駆動力を付加する駆動ユニットとを備え、
駆動ユニットが、駆動力伝達部材の巻回経路の内外いずれか一方側から駆動力伝達部材に歯合する回転自在な補助駆動用輪体と、補助駆動用輪体に回転駆動力を付与する電動機とを有し、
電動機によって回転駆動される出力軸に補助駆動用輪体が設けられている電動車両の駆動力伝達部材に張力を付与するテンショナーであって、
駆動ユニットに設けられた円筒状の固定軸に外嵌されて揺動軸心を中心に揺動自在なアームと、アームに設けられた回転自在な張力付与輪体と、付勢手段とを有し、
固定軸に出力軸が挿通され、
張力付与輪体は補助駆動用輪体と反対側から駆動力伝達部材に歯合し、
付勢手段は駆動力伝達部材の張力が増える方向へアームを付勢し、
アームの揺動軸心が補助駆動用輪体の回転軸心と同軸であることを特徴とする電動車両のテンショナー。 - アームが揺動軸心方向に変動するのを規制する変動規制手段が、固定軸の径方向における外側方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動車両のテンショナー。
- 変動規制手段は、アームに形成された長孔と、アームの揺動軸心方向から長孔に挿通されて駆動ユニットに取り付けられた規制部材とを有し、
アームの長孔の周縁部がアームの揺動軸心方向において相対向する規制部材の一部と駆動ユニットの一部との間に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2記載の電動車両のテンショナー。 - 回転自在な一方の輪体と他方の輪体との間に巻回された無端状の回動自在な駆動力伝達部材と、駆動力伝達部材に補助駆動力を付加する駆動ユニットとを備え、
駆動ユニットが、駆動力伝達部材の巻回経路の内外いずれか一方側から駆動力伝達部材に歯合する回転自在な補助駆動用輪体と、補助駆動用輪体に回転駆動力を付与する電動機とを有する電動車両の駆動力伝達部材に張力を付与するテンショナーであって、
駆動ユニットに設けられて揺動軸心を中心に揺動自在なアームと、アームに設けられた回転自在な張力付与輪体と、付勢手段とを有し、
張力付与輪体は補助駆動用輪体と反対側から駆動力伝達部材に歯合し、
付勢手段は駆動力伝達部材の張力が増える方向へアームを付勢し、
アームの揺動軸心が補助駆動用輪体の回転軸心と同軸であり、
正規の補助駆動用輪体よりも大径の改造補助駆動用輪体を取付けて改造することを防止するための改造防止部材がアームに設けられ、
改造防止部材は、正規の補助駆動用輪体の外周端から径方向外側へ所定距離離間した状態で、径方向において正規の補助駆動用輪体の外周端に対向していることを特徴とする電動車両のテンショナー。 - 駆動力伝達部材が補助駆動用輪体に巻き付いている範囲を示す角度を巻角度とすると、
付勢手段は、巻角度が増大する方向にアームが揺動するほど、付勢力が低下することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電動車両のテンショナー。 - 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のテンショナーを備えた電動自転車であって、一方の輪体はクランク軸と共に回転自在な前部スプロケットであり、
他方の輪体は後輪に設けられた後部スプロケットであることを特徴とする電動自転車。
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JP2014142795A JP6443612B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 電動車両のテンショナーおよび電動自転車 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014142795A JP6443612B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 電動車両のテンショナーおよび電動自転車 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6443612B2 true JP6443612B2 (ja) | 2018-12-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014142795A Active JP6443612B2 (ja) | 2014-07-11 | 2014-07-11 | 電動車両のテンショナーおよび電動自転車 |
Country Status (1)
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2014
- 2014-07-11 JP JP2014142795A patent/JP6443612B2/ja active Active
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