JP6244131B2 - 基板処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

基板処理装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置における基板処理の信頼性に関する。
基板処理装置として、基板を処理する処理室の真空状態が維持されるように、この処理室と大気圧状態にある室との間に、一時的に基板を保持する室(一時保持室)がゲートバルブを介して設けられているものがある。このような基板処理装置においては、処理室の真空状態を維持しながら、一時保持室を通過するようにして基板が搬送される。
特許文献1には、搬送室を中心として、2つのロードロック室及び2つの処理室が配置されており、ロードロック室の上流側にはフロントモジュールであるEFEMが配置されている基板処理装置が開示されている。
この基板処理装置において、基板を初めて処理する場合や前回の処理から比較的長い時間が経過した後に基板を処理する場合は、処理室と一時保持室との間のゲートバルブが長期間閉じたままとなっている。このため、処理室の雰囲気の影響と比較すると、この一時保持室の温度は低くなってしまう。一方、基板を連続して処理する場合は、処理室と一時保持室との間のゲートバルブが定期的に開閉される。このため、一時保持室は処理室の雰囲気の影響を受け、処理室の雰囲気とほとんど変わらない。
特開2010−153808号公報
このように、基板を処理する時機(タイミング)によって、基板処理に与える影響が変動し、この基板処理が不安定、不均一となる場合があった。
本発明の目的は、基板を処理する時機が基板処理に与える影響を抑制することができる基板処理装置を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、
基板を処理する処理室と、
真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部それぞれの開閉動作を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開にして前記処理室、前記搬送室及び前記予備室を連通させるよう制御する基板処理装置にある。
本発明によれば、基板を処理する時機が基板処理に与える影響を抑制することができる。
本発明の一実施形態として用いられる基板処理装置の上方からの概略図である。 図1のA−A線を通る面の概略図である。 本発明の一実施形態として用いられるコントローラのブロック図である。 本発明の一実施形態として用いられるコントローラのハードウエア構成である。 本発明の一実施形態として用いられる基板処理装置の状態遷移のフローチャートである。 本発明の一実施形態による基板処理工程のフローチャートである。 本発明の一実施形態による通過室調節工程のフローチャートである。 本発明の一実施形態による通過室調節動作を実行する時機に関するフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置10について説明する。
図1は、基板処理装置10の上方からの概略図を示す。
図2は、図1のA−A線を通る面の概略図を示す。
図3は、基板処理装置10のコントローラ80のブロック図を示す。
本実施形態に係る基板処理装置10はクラスタ型であり、真空側と大気側とに分けられる。基板処理装置10は、複数のモジュールによって構成される。基板処理装置10はモジュールとして、処理室としてのプロセスチャンバ(PC)12と、第一の搬送室としての真空搬送室(トランスファチャンバ:TM)14と、予備室としてのバキュームロックチャンバ(ロードロック室:VL)16と、第二の搬送室としての大気搬送室(LM)18と、ロードポート(LP)20とを備える。
(真空側)
基板処理装置10の真空側には、基板としてのウエハ2を処理する二つのプロセスチャンバ12(プロセスチャンバ12a及びプロセスチャンバ12b)と、真空気密自在な真空搬送室14と、二つのバキュームロックチャンバ16(バキュームロックチャンバ16a及びバキュームロックチャンバ16b)とが設けられている。
プロセスチャンバ12a、12bそれぞれに真空搬送室14が接続され、この真空搬送室14にバキュームロックチャンバ16a、16bそれぞれが接続されるようにして配置されている。プロセスチャンバ12aとプロセスチャンバ12bとの間は、壁部22によって遮られている。
プロセスチャンバ12a及びプロセスチャンバ12bを「プロセスチャンバ12」と総称し、バキュームロックチャンバ16a及びバキュームロックチャンバ16bを「バキュームロックチャンバ16」と総称する場合がある。
プロセスチャンバ12は、ウエハ2を処理する。プロセスチャンバ12は例えば、ウエハ2上に薄膜を形成する工程や、ウエハ2表面に酸化膜又は窒化膜を形成する工程、ウエハ2上に金属薄膜又は金属化合物薄膜を形成する工程等を行う。
各プロセスチャンバ12には、プロセスチャンバ12内に供給する処理ガスの流量を制御するマスフローコントローラ(MFC)24と、プロセスチャンバ12内の圧力を制御するオートプレッシャーコントローラ(APC)26と、プロセスチャンバ12内の温度を調整する温度調整器28と、処理ガスの供給・排気用バルブのオン/オフを制御する入出力バルブI/O30とが設けられている(図3参照)。
プロセスチャンバ12aはゲートバルブ(GV)32aを介して真空搬送室14と連通しており、プロセスチャンバ12bはゲートバルブ32bを介して真空搬送室14と連通している。
第一の開閉部としてのゲートバルブ32a及びゲートバルブ32bを介して、プロセスチャンバ12と真空搬送室14とは連通している。
例えば、プロセスチャンバ12aにおいてウエハ2を処理する場合は、以下のように動作する。まず、プロセスチャンバ12a内を、真空搬送室14内と同様の雰囲気とする。ゲートバルブ32aを開き、プロセスチャンバ12a内にウエハ2を搬送する。ゲートバルブ32aを閉じ、ウエハ2に所定の処理を施す。次いで、プロセスチャンバ12a内の雰囲気を真空搬送室14内と同様の雰囲気に戻した後、ゲートバルブ32aを開き、このプロセスチャンバ12a内からウエハ2を搬出する。そして、ゲートバルブ32aを閉じる。
同様に、プロセスチャンバ12bにおいてもゲートバルブ32bの開閉動作を行うことで、室内の雰囲気を適宜維持しつつウエハ2が処理される。
プロセスチャンバ12a、12bにはそれぞれ、第一の処理部42と、この第一の処理部42よりも真空搬送室14から遠い位置に配置された第二の処理部44と、この第二の処理部44と真空搬送室14との間でウエハ2を搬送するウエハ搬送装置46とが設けられている。
第一の処理部42は、ウエハ2を載置する第一の載置台48と、この第一の載置台48に載置されたウエハ2を加熱する第一のヒータ50とを備える。第二の処理部44は、ウエハ2を載置する第二の載置台52と、この第二の載置台52に載置されたウエハ2を加熱する第二のヒータ54とを備える。
第一の載置台48及び第二の載置台52は、例えばアルミニウムによって形成される。
ウエハ搬送装置46は、ウエハ2を支持する基板支持部材56と、この基板支持部材56を回転・昇降する移動軸58とを備える。移動軸58は、壁部22近傍に設けられている。
ウエハ搬送装置46は、基板支持部材56を第一の処理部42側へ回転させることで、この第一の処理部42側において真空搬送室14の真空搬送ロボット62との間でウエハ2を授受する。
移動軸58が壁部22側に配置されているため、本構成を有さない場合と比較して省スペース化が図れる。具体的には、プロセスチャンバ12a、12bそれぞれの外側に要するスペースが省かれ、外部のスペース(例えば、保守者が立ち入るメンテナンススペース等)が大きく確保される。
プロセスチャンバ12aとプロセスチャンバ12bとは、壁部22に対して対称に構成されている。プロセスチャンバ12a及びプロセスチャンバ12bそれぞれのウエハ搬送装置46は、壁部22を挟んで近づくように配置されている。
真空搬送室14は、真空状態など大気圧未満の圧力(負圧)に耐えるロードロックチャンバ構造となっている。本実施形態において真空搬送室14の筐体は、平面視が六角形であり上下両端が閉塞した箱状に形成されている。真空搬送室14の筐体は、この形態に限らず、他の形態としてもよい。
真空搬送室14内には、第一の搬送機構としての真空搬送ロボット62が設けられている。
真空搬送ロボット62は、アーム62aに設けられた基板載置部62bにウエハ2を載せて、プロセスチャンバ12とバキュームロックチャンバ16との間で相互にウエハ2を搬送する。真空搬送ロボット62は、エレベータ64によって、真空搬送室14の気密性を維持しつつ昇降するようになっている。
真空搬送ロボット62において、アーム62a及び基板載置部62bは、ウエハ2を搬送する搬送部として機能する。
真空搬送室14は、ゲートバルブ32cを介してバキュームロックチャンバ16aと連通しており、ゲートバルブ32dを介してバキュームロックチャンバ16bと連通している。
第二の開閉部としてのゲートバルブ32c及びゲートバルブ32dを介して、真空搬送室14とバキュームロックチャンバ16とは連通している。
バキュームロックチャンバ16は、真空搬送室14の真空状態を維持しながら、この真空搬送室14と大気側との間でウエハ2を搬送する予備室として機能する。
バキュームロックチャンバ16は、負圧に耐えるロードロックチャンバ構造となっている。バキュームロックチャンバ16は、その内部が真空排気されるように構成されている。
バキュームロックチャンバ16a及びバキュームロックチャンバ16bそれぞれの内部には、ウエハ2を支持する基板支持体としてのボート66a及びボート66b(以下、「ボート66」と総称する場合がある)が設けられている。ボート66は、例えば25枚のウエハ2を一定間隔で積層するようにして保持する。ボート66は、例えば炭化ケイ素やアルミニウムで形成される。
バキュームロックチャンバ16には、ウエハ2を冷却する冷却機構(非図示)が設けられている。冷却機構は、バキュームロックチャンバ16と別個に設けるようにしてもよい。
バキュームロックチャンバ16aは、ゲートバルブ32eを介して大気側の大気搬送室18と連通している。バキュームロックチャンバ16bは、ゲートバルブ32fを介して大気側の大気搬送室18と連通している。
真空状態にある真空搬送室14と大気圧状態にある大気搬送室18とは直接連通しないようになっている。具体的には、ゲートバルブ32c及びゲートバルブ32eの少なくともいずれか一方は閉じられた状態となり、同様にゲートバルブ32d及びゲートバルブ32fの少なくともいずれか一方は閉じられた状態となる。
例えば、真空搬送室14側のゲートバルブ32cを開ける際は、大気搬送室18側のゲートバルブ32eを閉じるとともに、バキュームロックチャンバ16a内を真空状態とする。なお、「真空」とは、工業的真空を示す。
大気搬送室18側のゲートバルブ32eを開ける際は、真空搬送室14側のゲートバルブ32cを閉じるとともに、バキュームロックチャンバ16a内を大気圧状態とする。
ゲートバルブ32c、32dを閉じた状態でゲートバルブ32e、32fを開けるようにすることで、真空搬送室14内を真空に維持しながら、バキュームロックチャンバ16a、16bと大気搬送室18との間でウエハ2が搬送される。
ゲートバルブ32c〜32fを閉じた状態でバキュームロックチャンバ16a、16bの内部を真空排気した後、ゲートバルブ32c、32dを開けるようにすることで、真空搬送室14の真空状態を維持しながら、バキュームロックチャンバ16a、16bと真空搬送室14との間でウエハ2が搬送される。
真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16は、開閉部としてのゲートバルブ32a〜32dを介してプロセスチャンバ12と連通している。真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16は、プロセスチャンバ12の真空状態を維持しつつ、プロセスチャンバ12と大気圧状態にある大気搬送室18との間で搬送されるウエハ2が通過する通過室として機能する。
(大気側)
基板処理装置10の大気側には、バキュームロックチャンバ16に接続された大気搬送室18と、この大気搬送室18に接続された基板収容部としての三つのロードポート20a、ロードポート20b及びロードポート20c(「ロードポート20」と総称する場合がある)とが設けられている。
ロードポート20a〜20cにはそれぞれ、複数枚のウエハ2を収容する基板収容容器としてのポッド4が載置されるようになっている。ポッド4には、ウエハ2を収納する収納部としてのスロットが複数設けられている。
大気搬送室18内には、第二の搬送機構としての大気搬送ロボット72が設けられている。大気搬送ロボット72はアームを有し、このアームにはウエハ2を載置する基板載置部が形成されている。大気搬送ロボット72は、ロードポート20に載置されたポッド4とバキュームロックチャンバ16との間で、相互にウエハ2を搬送する。
大気搬送室18内には、ウエハ2のオリフラ(Orientation Flat)の位置を合わせる基板位置補正装置としての位置合わせ装置74が設けられている。位置合わせ装置74は、処理するウエハ2の種別に応じて、オリフラに替えてウエハ2のノッチの位置を合わせるようにしてもよい。
(制御部)
基板処理装置10は制御部としてのコントローラ(CNT)80を備え、このコントローラ80によって基板処理装置10の各構成部が制御される。
コントローラ80は、基板処理装置10を総括して制御する統括制御部82と、プロセスチャンバ12a、12bそれぞれを制御するプロセスチャンバコントローラ(PMC)84a、84b(以下、「PMC84」と総称する場合がある)と、操作者との間で情報を授受する操作装置86とを備える。統括制御部82、PMC84及び操作装置86は、LAN回線等のネットワーク88を介してそれぞれ接続されている。
PMC84は、対応するプロセスチャンバ12に設けられたMFC24、APC26、温度調整器28及び入出力バルブI/O30を制御する。PMC84によって、対応するプロセスチャンバ12内の排気や、プロセスチャンバ12内への処理ガスの供給、圧力・温度の制御等が行われることで、ウエハ2が処理される。
統括制御部82はネットワーク88を介して、PMC84や真空搬送ロボット62、大気搬送ロボット72、ゲートバルブ32a〜32f、バキュームロックチャンバ16等に接続されている。
統括制御部82は、真空搬送ロボット62及び大気搬送ロボット72の搬送動作や、ゲートバルブ32a〜32fの開閉動作、バキュームロックチャンバ16内部の排気動作等を制御する。
具体的には、統括制御部82は、ウエハ2をどのポッド4のどのスロットに収納するかに関するウエハ収納情報や、ウエハ2の現在の位置に関するウエハ位置情報、ウエハ2についてのプロセス処理の状況、複数のウエハ2それぞれを一意に識別するウエハID、ウエハ2の処理条件に関するレシピ等に基づいて、各構成部を制御する。
次に、コントローラ80のハードウエア構成について説明する。
図4は、コントローラ80のハードウエア構成を示す。
コントローラ80は、CPU92やメモリ94等を含む制御装置96と、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置98と、液晶ディスプレイ等の表示装置100と、キーボードやマウス等の入力装置102と、ネットワーク88を介して通信する通信装置104とを有する。
コントローラ80としては、例えば汎用のコンピュータが用いられる。
コントローラ80において所定のプログラムは、通信装置104又は記録媒体106を介して記憶装置98に格納され、メモリ94にロードされて、制御装置96で動作するOS(Operating System)上で実行される。
本実施形態において、コントローラ80の記憶装置78には、基板処理装置10の全体のシステムを制御する統括制御プログラムや、プロセスチャンバ12を操作するプロセスチャンバ操作プログラム、通過室としての真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の雰囲気を調節する通過室調節プログラム等が格納されている。
統括制御プログラムが制御装置76により実行されると、統括制御部82に動作命令(メッセージ)を送信するともに、この統括制御部82から動作報告(メッセージ)を受信する等の機能が実現する。
プロセスチャンバ操作プログラムが制御装置76により実行されると、PMC84に動作命令(メッセージ)を送信するとともに、このPMC84から動作報告(メッセージ)を受信する等の機能が実現する。
通過室調節プログラムが制御装置76により実行されると、後述する通過室調節工程(S200)を実行する通過室調節動作の機能が実現する。
次に、基板処理装置10のモジュールの装置状態(ステータス)の詳細について説明する。
図5は、基板処理装置10の状態遷移(S10)のフローチャートを示す。
本実施形態においては、基板処理装置10を構成するモジュール(プロセスチャンバ12aやプロセスチャンバ12b、真空搬送室14等)は、「未使用状態(Idle状態)」、「条件調整状態(Standby状態)」、「待機状態(Ready状態)」及び「処理状態(Run状態)」これらの装置状態の間で遷移するようになっている。
装置状態は、基板処理装置10を構成するモジュールごとに独立してそれぞれ遷移するようにしてもよいし、特定のモジュールを一まとまりとした(あるいは基板処理装置10を一体とした)一群ごとにそれぞれ遷移するようにしてもよい。
以下、プロセスチャンバ12aの装置状態が独立して遷移する場合を例として説明する。
ステップ1(S1)において、基板処理装置10の電源が切れている(電源オフ)状態から、電源を入れる(電源オン)。
ステップ2(S2)において、基板処理装置10のモジュールは、「未使用状態(Idle状態)」となる。「未使用状態」とは、装置の電源が入っている状態において、指示(例えば処理条件の調整等の指示)が入力されていない状態である。未使用状態において、ウエハ2を処理する処理条件とする指示(条件調整指示)がモジュールに対してなされると、ステップ3(S3)に進む。
例えば、プロセスチャンバ12aについて、処理条件として設定された温度や圧力とする条件調整指示が入力されるとステップ3(S3)に進む。
ステップ3(S3)において、基板処理装置10のモジュールは、「条件調整状態(Standby状態)」となる。「条件調整状態」とは、モジュールが処理条件となるように調整する状態である。例えば、プロセスチャンバ12aについて、温度や圧力が処理条件として設定された値となるように調整している途中の状態である。より具体的には、常温にある室内を加熱したり、室内を排気して圧力を下げたりしている最中の状態である。
条件調整状態において、処理条件の調整が完了してモジュールが所定の条件になる(準備完了)とステップ4(S4)の工程に進む。例えば、プロセスチャンバ12aにおいて、温度や圧力が処理条件として設定された値になるとステップ4(S4)に進む。
条件調整状態において、中断の指示が入力されたり異常が発生したりすると、ステップ2(S2)に進む。
ステップ4(S4)において、基板処理装置10のモジュールは、「待機状態(Ready状態)」となる。「待機状態」とは、モジュールが処理条件に調整され基板処理工程を開始することができる状態である。例えば、プロセスチャンバ12aについて、温度や圧力が処理条件として設定された値となり、基板処理工程を開始する指示(処理開始指示)を待つ状態である。
待機状態において、処理開始指示がなされるとステップ5(S5)に進む。処理開始指示は、待機状態となった後コントローラ80によって自動的に入力されたり、「待機状態」において操作者が操作装置84を介して入力されたりする。
待機状態において、中断の指示が入力されたり異常が発生したりすると、ステップ2(S2)に進む。
ステップ5(S5)において、基板処理装置10のモジュールは、「処理状態(Run状態)」となる。「処理状態」とは、ウエハ2を処理する基板処理工程が実行されている状態である。例えば、プロセスチャンバ12aについて、ウエハ2を室内に搬送したり、このウエハ2に成膜処理をしたりしている状態である。
処理状態において、基板処理工程が完了するとステップ4(S4)の処理に進む。例えば、プロセスチャンバ12aにおいて、ウエハ2に所定の処理をしてこのウエハ2が室内から搬送されるとステップ4(S4)に進む。
処理状態において、中断の指示が入力されたり異常が発生したりすると、ステップ2(S2)に進む。
ステップ5(S5)において基板処理工程が完了すると、「待機状態」となり再度、処理開始指示が入力されるのを待つ。
本実施形態においては、ウエハ2を処理する基板処理工程が実行されている場合に「処理状態」となる。基板処理工程が実行されていない場合である未処理状態に、「待機状態」、「条件調整状態」及び「未使用状態」が含まれる。
調整状態(S3)、待機状態(S4)及び処理状態(S5)において、異常が発生した場合は異常検知工程を経て未使用状態(S2)に進むようにしてもよい。異常検知工程とは、安全性を確保するようにモジュールを安定化する工程である。例えば、異常が発生したモジュールについて、外部と連絡するバルブを閉じたり、温度を下げたり(加熱を停止したり)する。
これにより、異常が発生した場合に、他のモジュールや基板処理装置10全体に影響がおよぶ(損傷等が拡大する)ことが抑制される。
あるモジュールで異常が発生した場合は、そのモジュールの使用を回避して他のモジュールで代用することにより基板処理工程を継続するようにしてもよい。
例えば、プロセスチャンバ12aにおいて異常が発生した場合は、このプロセスチャンバ12aの使用を回避して、プロセスチャンバ12bを用いることにより処理を継続するようにしてもよい。この場合、プロセスチャンバ12aは「未使用状態」となり、プロセスチャンバ12bは「処理状態」となる。
次に、基板処理装置10により実行される基板処理工程の一例について説明する。
図6は、基板処理工程(S100)のフローチャートを示す。
基板処理装置10の各構成部は、コントローラ80によって制御される。
ステップ102(S102)において、真空搬送室14を真空排気して真空状態とする。この際、ゲートバルブ32a〜32fは閉じた状態にある。
ステップ104(S104)において、ウエハ2をロードポート20からバキュームロックチャンバ16aへ搬送する。
具体的には、ゲートバルブ32c、32eが閉じられている状態において、バキュームロックチャンバ16aに清浄な空気(クリーンエア)を供給して、このバキュームロックチャンバ16aを大気圧状態とする。バキュームロックチャンバ16aが大気圧状態となった後、ゲートバルブ32eを開く。これにより、大気圧状態にあるバキュームロックチャンバ16aと大気搬送室18とが連通する。
複数枚のウエハ2を収納したポッド4をロードポート20に載置する。ポッド4内に収納されているウエハ2を、大気搬送ロボット72により位置合わせ装置74に載置して結晶方位の位置合わせをする。位置合わせ装置74により位置が合わされたウエハ2を、大気搬送ロボット72により取り上げ、バキュームロックチャンバ16a内のボート66aに載置する。ボート66aに25枚のウエハ2を載置した後、ゲートバルブ32eを閉じる。
この際、プロセスチャンバ12a、12bにおいては、所定の前処理を行う。具体的には、ゲートバルブ32a、32bが閉じられている状態において、窒素等の不活性なガスによって室内の清浄等を行う。室内の清浄等の完了後、ゲートバルブ32a、32bを開く。
ステップ106(S106)において、ゲートバルブ32c、32eが閉じられている状態でバキュームロックチャンバ16aを真空排気して真空状態とする。
ステップ108(S108)において、ウエハ2をバキュームロックチャンバ16aから真空搬送室14を通過してプロセスチャンバ12a、12bへ搬送する。
具体的には、バキュームロックチャンバ16aが真空状態となった後、ゲートバルブ32cを開く。バキュームロックチャンバ16a内のボート66aに載置されたウエハ2を真空搬送ロボット62により取り上げ、真空搬送室14を経由してプロセスチャンバ12a、12b内にウエハ2を搬送する。
ステップ110(S110)において、ウエハ2を処理する。
具体的には、ゲートバルブ32a、32bを閉じ、プロセスチャンバ12a、12b内に処理ガスを供給する等して、所定のレシピに従ってウエハ2を処理する。プロセスチャンバ12a、12bは同時に処理を行うことに限らず、一方(例えばプロセスチャンバ12a)でウエハ2を処理しながら、他方(例えばプロセスチャンバ12b)ではウエハ2の搬送を行う等、適宜並行して進行することができる。
ステップ112(S112)において、ウエハ2をプロセスチャンバ12a、12bから真空搬送室14を通過してバキュームロックチャンバ16bへ搬送する。
具体的には、ウエハ2の処理の完了後、ゲートバルブ32a、32bを開ける。プロセスチャンバ12a、12b内にあるウエハ2を真空搬送ロボット62により取り上げ、真空搬送室14を経由して真空状態にあるバキュームロックチャンバ16b内のボート66bに載置する。
プロセスチャンバ12a、12bからウエハ2を搬出した後、ゲートバルブ32a、32bを閉じる。
バキュームロックチャンバ16a内にあるウエハ2を全て処理するようにステップ108(S108)〜ステップ112(S112)の工程を繰り返す。全てのウエハ2について処理が完了した後、ステップ114(S114)の工程に進む。
ステップ114(S114)において、バキュームロックチャンバ16b内を大気圧状態とする。
具体的には、ゲートバルブ32d、32fが閉じられている状態で、バキュームロックチャンバ16bに清浄な空気(クリーンエア)を供給して、このバキュームロックチャンバ16bを大気圧状態とする。プロセスチャンバ12a、12bでの処理によって加熱されたウエハ2を冷却機構により冷却する。
この際、プロセスチャンバ12a、12bにおいては、所定の後処理を行う。具体的には、ゲートバルブ32a、32bが閉じられている状態において、窒素等の不活性なガスによって室内の清浄等を行う。
ステップ116(S116)において、ウエハ2をバキュームロックチャンバ16bからロードポート20へ搬送する。
具体的には、バキュームロックチャンバ16bが大気圧状態となった後、ゲートバルブ32fを開く。これにより、大気圧状態にあるバキュームロックチャンバ16bと大気搬送室18とが連通する。
バキュームロックチャンバ16b内のボート66bに載置されたウエハ2を大気搬送ロボット72により取り上げ、ロードポート20に載置されたポッド4内に収納する。バキュームロックチャンバ16b内のウエハ2を全てポッド4内に収納した後、ゲートバルブ32fを閉じる。
次に、通過室としての真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16の室内の雰囲気を調節する動作(通過室調節動作)について説明する。
まず、通過室調節動作の概要について説明する。
基板処理装置10においてウエハ2の処理を実行していない場合(未処理状態)、ゲートバルブ32a〜32fは閉じた状態となっている。未処理状態においては、各モジュールは閉じられて独立した状態となる。このため、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16は、プロセスチャンバ12内の雰囲気の影響を受けにくい。
これに対して、ウエハ2の処理を実行している場合(処理状態)は、プロセスチャンバ12、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16をつなぐゲートバルブ32a〜32dの開閉が定期的に行われる。このため、処理状態においては、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16は、未処理状態と比較してプロセスチャンバ12内の雰囲気の影響を受けやすい。
例えば、処理状態において、ウエハ2を処理するためにプロセスチャンバ12内が加熱されている場合、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の温度は、未処理状態と比較して高くなりやすい。したがって、複数枚のウエハ2を連続して処理する場合、処理を再開し始めた初期の段階と、ある程度処理が継続された後の段階とでは、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の温度等の雰囲気に差が生じる。これは、ウエハ2の処理に影響して、複数枚のウエハ2に対する処理の均一性を低下させる。
そこで、基板処理装置10は、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の雰囲気を調節するように、未処理状態においてゲートバルブ32a〜32dや真空搬送ロボット62等を処理状態と同様に動作させる通過室調節動作を実行する。
本実施形態においては通過室調節動作として、基板処理装置10は、基板処理工程(S100)が実行されていない場合に、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の雰囲気(例えば温度や圧力等の条件)が、基板処理工程(S100)が実行されている場合の雰囲気に近づくように、ゲートバルブ32a〜32dを開閉する。これにより、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の雰囲気が調節される。
次いで、基板処理装置10により実行される通過室調節工程の一例について説明する。
図7は、通過室調節動作により行われる一例としての通過室調節工程(S200)のフローチャートを示す。
基板処理装置10の各構成部は、コントローラ80によって制御される。
ステップ202(S202)において、バキュームロックチャンバ16aを真空排気して真空状態とする。この際、ゲートバルブ32a〜32fは閉じた状態にある。
ステップ204(S204)において、ゲートバルブ32cを開き、真空搬送ロボット62のアーム62aをプロセスチャンバ12aに向ける。具体的には、プロセスチャンバ12aにウエハ2を搬送する場合と同じように、真空搬送ロボット62のアーム62aを回転させる。
ステップ206(S206)において、ゲートバルブ32aを開き、所定時間(X1)が経過するまで待機する。
ステップ208(S208)において、ゲートバルブ32aを閉じ、所定時間(X2)が経過するまで待機する。この際、真空搬送ロボット62のアーム62aをプロセスチャンバ12bに向ける。具体的には、プロセスチャンバ12bにウエハ2を搬送する場合と同じように、真空搬送ロボット62のアーム62aを回転させる。
ステップ210(S210)において、ゲートバルブ32bを開き、所定時間(Y1)が経過するまで待機する。
ステップ212(S212)において、ゲートバルブ32bを閉じ、所定時間(Y2)が経過するまで待機する。この際、真空搬送ロボット62のアーム62aをプロセスチャンバ12aに向ける。
処理開始指示が入力されるまで、ステップ206(S206)からステップ212(S212)の工程を繰り返す。処理開始指示がなされると、ステップ214(S214)の処理に進む。
ステップ214(S214)において、ゲートバルブ32a〜32cを閉じる。これにより、プロセスチャンバ12a、12b、真空搬送室14、バキュームロックチャンバ16aそれぞれの室内が閉じられる。その後、処理開始指示に従い、基板処理工程(S100)のステップ104(S104)に進む。
なお、この場合において真空搬送室14は真空状態にあるため、基板処理工程(S100)のステップ102(S102)を省略するようにしたが、このステップ102(S102)を適宜行うようにしてもよい。
上述のようにステップ206からステップ212の工程を繰り返して通過室調節動作を行うことにより、キャリアの投入時期に影響することなく、連続シーケンスと同様の条件を維持することで、ウエハ2の処理の均一性の低下が抑制される。さらに真空搬送ロボット62の各アームを動作して各プロセスチャンバにアームを向けることで、この真空搬送ロボット62の動作を最小限にしつつ、ウエハ2を処理する際にバキュームロックチャンバ16及び真空搬送室14内の雰囲気の影響が抑制される。
なお、通過室調節工程(S200)においては、ウエハ2を搬送する場合(処理状態)と同様に真空搬送ロボット62等を動作させるようにしてもよい。具体的には、真空搬送ロボット62のアーム62aをプロセスチャンバ12やバキュームロックチャンバ16に向けるとともに、基板載置部62bをそれぞれの室内に移動させるようにしてもよい。ウエハ2の処理を行わないことを除いて、ウエハ2を搬送する場合と同様に真空搬送ロボット62を動作させるようにしてもよい。
また、ウエハ2をプロセスチャンバ12から搬出する場合を考慮して、ゲートバルブ32a〜32d及び真空搬送ロボット62を動作させるようにしてもよい。具体的には、ゲートバルブ32dの開閉を行うようにしたり、真空搬送ロボット62をバキュームチャンバ16bへ向けたりするようにしてもよい。
ゲートバルブ32a〜32dや真空搬送ロボット62等をどのように動作させるかは、適宜設定することができる。
ステップ206(S206)〜212(S212)における所定時間(X1)、(X2)、(Y1)、(Y2)は、プロセスチャンバ12、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16の室内の雰囲気への影響に合わせて適宜設定することができる。
次に、通過室調節動作について説明する。
本実施形態においては、基板処理装置10(少なくとも、プロセスチャンバ12、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16)の装置状態が「待機状態」に、通過室調節動作を行うようになっている。通過室調節動作の実行中に処理開始指示があった場合は、この通過室調節動作を中断して基板処理工程を実行する。
図8は、通過室調節動作(S20)に関するフローチャートを示す。
ステップ22(S22)において、モジュール(各チャンバ)は待機状態にある。
例えば、バキュームロックチャンバ16a、真空搬送室14、プロセスチャンバ12a、12bがそれぞれ待機状態となっている。
ステップ24(S24)において、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。
予め定められた時間が経過していない場合はステップ26(S26)に進み、予め定められた時間が経過している場合はステップ30(S30)に進む。
ステップ26(S26)において、処理開始指示がなされたか否かを判定する。
処理開始指示がなされていない場合はステップ24(S24)に進み、処理開始指示がなされた場合は基板処理工程(S100)を実行する。
ステップ30(S30)において、通過室調節工程(S200)を開始する。
ステップ32(S32)において、処理開始指示がなされたか否かを判定する。
処理開始指示がなされていない場合はステップ34(S34)に進み、処理開始指示がなされた場合はステップ36(S36)に進む。
通過室調節動作の実行中において、処理開始指示がなされたか否かを判定するようになっている。
ステップ34(S34)において、通過室調節工程(S200)を継続する。
例えば、通過室調節工程(S200)中のステップ206(S206)を行っている場合であれば、工程をそのまま続行してステップ208(S208)に進む。あるいは、ステップ212(S212)を行っている場合であれば、工程をそのまま続行してステップ206(S206)に進む。
ステップ36(S36)において、通過室調節工程(S200)を中断する。
例えば、通過室調節工程(S200)中のステップ206(S206)を行っている場合であれば、所定時間(X1)が経過するのを待たずにステップ214(S214)に進む。あるいは、ステップ212(S212)を行っている場合であれば、所定時間(Y2)が経過するのを待たずにステップ214(S214)に進む。
なお、この場合において通過室調節工程(S200)の各ステップの終了を待ってからステップ212(S212)に進むようにしてもよい。例えば、ステップ206(S206)を行っている場合であれば、所定時間(X1)が経過するのを待ってステップ214(S214)に進むようにしてもよい。
このように、待機状態において通過室調整動作を実行することで、基板処理工程(S100)を開始するよりも前の段階で、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16の室内の雰囲気が、基板処理工程(S100)が実行されている場合の雰囲気に近くなる。このため、処理を開始し始めた段階と、ある程度処理が継続された後の段階とにおける、真空搬送室14及びバキュームロックチャンバ16内の雰囲気の差が小さくなる。
上記実施形態においては、コントローラ80において行われる各種の処理が、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROMに格納されたプログラムを実行することにより制御される構成としたが、これに限らず、この処理を実行するための各機能手段を独立したハードウエハ回路として構成するようにしてもよい。
上述した通過室調節動作は、データファイルを更新する更新プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等、コンピュータにより読み取り自在な記録媒体、及びプログラム自体としても把握できる。通過室調節動作プログラムを記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、通過室調節動作が遂行される。
基板処理装置は、半導体製造装置だけでなく、LCD装置のようにガラス基板を処理する装置であってもよい。成膜処理には、例えば、CVDやPVD、酸化膜及び/又は窒化膜を形成する処理、金属を含む膜を形成する処理等が含まれる。成膜処理の他、アニールや酸化、拡散等の基板処理に適用するようにしてもよい。さらに、露光装置やリソグラフィ装置、塗布装置、乾燥装置、プラズマを利用したCVD装置等に適用するようにしてもよい。
[本発明の好ましい態様]
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
基板に処理を施す処理室と、前記処理室へ真空状態で前記基板を搬送する第一搬送機構を備えた第一搬送室と、大気圧状態から前記真空状態に減圧可能な予備室と、少なくとも前記第一搬送機構を制御して、前記予備室と前記処理室との間の前記基板の搬送を制御する搬送制御部と、前記予備室内の圧力及び前記処理室内の基板処理を制御する処理制御部とを備えた基板処理装置であって、
所定期間内に前記処理室内での基板処理が実行されない場合、
前記処理制御部は、前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整し、
前記搬送制御部は、予め指定されている時間、前記予備室の前記第一搬送室側の開閉部及び前記処理室の開閉部をそれぞれ開放する基板処理装置が提供される。
(付記2)
好ましくは、前記第一搬送機構は、前記基板を載置する載置部(アーム)を備え、前記搬送制御部は、前記第一搬送機構を予め決められた位置に移動(若しくは回転)させてから前記載置部を前記処理室に向けるように構成されている付記1記載の基板処理装置が提供される。
(付記3)
好ましくは、前記処理制御部による前記予備室の圧力調整と、前記搬送制御部による前記予備室の前記第一搬送室側の開閉部及び前記処理室の開閉部を開放させる制御と、を所定時間まで繰り返す付記1記載の基板処理装置が提供される。
(付記4)
好ましくは、前記処理制御部及び前記搬送制御部による制御は、前記処理室内での基板処理を開始するまで実行される付記3記載の基板処理装置が提供される。
(付記5)
好ましくは、前記搬送制御部における前記載置部を前記処理室に向ける制御は、前記処理室の数だけ実行される付記2記載の基板処理装置が提供される。
(付記6)
好ましくは、更に、Idle状態、Standby状態、Ready状態、Run状態を含む各状態(ステータス)の遷移を制御する状態遷移部を少なくとも備え、
前記処理制御部は、前記Ready状態が所定期間継続すると、前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整し、
前記搬送制御部は、予め指定されている時間、前記予備室の開閉部及び前記処理室の開閉部を開放する付記1記載の基板処理装置が提供される。
(付記7)
好ましくは、前記状態遷移部により前記Ready状態から前記Run状態へ移行されると、
前記搬送制御部は、前記予備室の開閉部及び前記処理室の開閉部をそれぞれ閉じ、
前記処理制御部は、前記予備室内の圧力を大気圧へ戻す付記6記載の基板処理装置が提供される。
(付記8)
本発明の他の態様によれば、
基板に処理を施す処理室と、前記処理室へ真空状態で前記基板を搬送する第一搬送機構を備えた第一搬送室と、大気圧状態から前記真空状態に減圧可能な予備室と、Idle状態、Standby状態、Ready状態、Run状態を含む各状態の遷移を制御する状態遷移部を少なくとも備えた主制御部(コントローラ)を有し、
前記主制御部は、前記Ready状態が所定期間継続すると、前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整した後、予め指定されている時間、前記予備室の開閉部としてのゲートバルブ及び前記処理室の開閉部としてのゲートバルブを開放する基板処理装置が提供される。
(付記9)
本発明の他の態様によれば、
基板に処理を施す処理室と、前記処理室へ真空状態で前記基板を搬送する第一搬送機構を備えた第一搬送室と、大気圧状態から前記真空状態に減圧可能な予備室と、Idle状態、Standby状態、Ready状態、Run状態を含む各状態の遷移を制御する状態遷移部を少なくとも備えた主制御部(コントローラ)を有する基板処理装置の制御方法であって、
前記Ready状態が所定期間継続すると、前記主制御部は、
前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整する圧力調整工程と、
前記予備室の開閉部としてのゲートバルブ及び前記処理室の開閉部としてのゲートバルブを予め指定されている時間開放する開放工程と、
を少なくとも実行する基板処理装置の制御方法が提供される。
(付記10)
基板に処理を施す処理室と、前記処理室へ真空状態で前記基板を搬送する第一搬送機構を備えた第一搬送室と、大気圧状態から前記真空状態に減圧可能な予備室と、Idle状態、Standby状態、Ready状態、Run状態を含む各状態の遷移を制御する状態遷移部を少なくとも備えた主制御部(コントローラ)を有する基板処理装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記Ready状態が所定期間継続すると、
前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整する圧力調整ステップと、
前記予備室の開閉部としてのゲートバルブ及び前記処理室の開閉部としてのゲートバルブを予め指定されている時間開放する開放ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム、及びコンピュータに読取自在でありこのプログラムを記録した記録媒体が提供される。
(付記11)
好ましくは、前記状態遷移部により前記Ready状態から前記Run状態へ移行されると、
前記予備室の開閉部及び前記処理室の開閉部をそれぞれ閉じるステップと、
前記予備室内の圧力を大気圧へ戻すステップと、
をさらに有する付記10記載のプログラム及び付記10記載の記録媒体が提供される。
(付記12)
本発明の他の態様によれば、
基板を処理する処理室と、
真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部それぞれの開閉動作を制御する制御部と、
を有し、
基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開閉する基板処理装置が提供される。
(付記13)
好適には、
前記搬送室に設けられ、基板を搬送する搬送部を備える搬送機構、
をさらに有し、
前記制御部は、前記搬送機構の動作を制御し、
基板を処理する処理工程が実行されていない場合に、前記搬送部の少なくとも一部を前記処理室へ向ける。
(付記14)
好適には、
基板処理工程が開始されるまで、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が基板処理工程の実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部の開閉を繰り返す。
(付記15)
好適には、
複数の前記処理室、
を有し、
前記搬送部の少なくとも一部を複数の前記処理室それぞれへ向ける。
(付記16)
好適には、
基板処理工程が実行されていない未処理状態は、指示が入力されていない未使用状態と、基板を処理する処理条件を調整する調整状態と、処理条件が調整された状態で処理開始の指示を待つ待機状態と、を含み、
待機状態において、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が処理工程の実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開閉する。
(付記17)
好適には、
処理開始の指示を受けて待機状態から処理状態となった場合、
前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を閉じ、前記予備室を大気圧状態とする。
(付記18)
本発明の他の態様によれば、
基板を処理する処理室と、
真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
を有する基板処理装置の制御方法であって、
基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開閉する基板処理装置の制御方法が提供される。
(付記19)
本発明の他の態様によれば、
基板を処理する処理室と、
真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
を有する基板処理装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開閉するステップ、をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
(付記20)
好適には、
処理工程が実行されていない未処理状態から、処理工程が実行される処理状態となった場合に、前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を閉じ、前記予備室を大気圧状態とするステップ、
をさらに有する。
(請求項1よりも上位。搬送室と予備室とを区別せず、また、室内の条件を「温度・圧力」に限定せず「雰囲気」としたもの)
(付記21)
基板を処理する処理室と、
開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室の真空状態を維持するように大気圧状態にある室から該処理室に搬送される基板が通過する通過室と、
前記開閉部の開閉動作を制御する制御部と、
を有し、
基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記通過室内の雰囲気が、基板処理工程が実行されている場合の雰囲気に近づくように前記開閉部を開閉する基板処理装置。
2 ウエハ
4 ポッド
10 基板処理装置
12 プロセスチャンバ
14 真空搬送室
16 バキュームロックチャンバ
18 大気搬送室
20 ロードポート
62 真空搬送ロボット
62a アーム
62b 基板載置部
72 大気搬送ロボット
76 制御装置
78 記憶装置
80 コントローラ
82 統括制御部
86 操作装置
88 ネットワーク

Claims (8)

  1. 基板を処理する処理室と、
    真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
    第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
    前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部それぞれの開閉動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開にして前記処理室、前記搬送室及び前記予備室を連通させるよう制御する基板処理装置。
  2. 前記搬送室は、前記処理室へ真空状態で前記基板を搬送する第一搬送機構を有し、
    前記第一搬送機構は、前記基板を載置する載置部を備え、
    前記制御部は、前記第一搬送機構を予め決められた位置に移動させてから前記載置部を前記処理室に向けるように構成されている請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部による前記予備室の前記搬送室側の開閉部及び前記処理室の前記搬送室側の開閉部を開放させる制御は、所定時間まで繰り返されるよう構成されている請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部による前記予備室の前記搬送室側の開閉部及び前記処理室の前記搬送室側の開閉部を開放させる制御は、前記処理室内での基板処理を開始するまで実行される請求項1記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部における前記載置部を前記処理室に向ける制御は、前記処理室の数だけ実行される請求項2記載の基板処理装置。
  6. 更に、前記予備室の圧力を調整する処理制御部を有し、
    前記処理制御部は、前記制御部による前記予備室の前記搬送室側の開閉部及び前記処理室の前記搬送室側の開閉部を開放させる制御と並行して、前記予備室の圧力を制御して前記処理室の圧力と一致するように調整する請求項3又は請求項4記載の基板処理装置。
  7. 基板を処理する処理室と、
    真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
    第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
    を有する基板処理装置の制御方法であって、
    基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開にして前記処理室、前記搬送室及び前記予備室を連通させるよう制御する基板処理装置の制御方法。
  8. 基板を処理する処理室と、
    真空状態を保持自在であり、第一の開閉部を介して前記処理室と連通し、該処理室に基板を搬送する搬送室と、
    第二の開閉部を介して前記搬送室と連通し、該搬送室の真空状態を維持しながら大気圧状態にある室から該搬送室に基板を搬送する予備室と、
    を有する基板処理装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    基板を処理する基板処理工程が実行されていない場合に、前記搬送室及び前記予備室の室内の圧力及び温度いずれかの条件が、基板処理工程が実行されている場合の条件に近づくように前記第一の開閉部及び前記第二の開閉部を開にして前記処理室、前記搬送室及び前記予備室を連通させるよう制御するステップ、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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