JP6243263B2 - 荷電粒子線治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子線治療装置に関する。
特許文献1は、荷電粒子線(ラインスキャニングビーム)を照射する照射部と、当該荷電粒子線を走査する走査電磁石と、走査電磁石の動作を制御する制御部とを備える荷電粒子線治療装置を開示している。
特開2011−191184号公報
上記のような荷電粒子線治療装置は、所定のラインに沿って走査しながら(スキャンしながら)荷電粒子線を照射対象に照射する。照射対象に照射される荷電粒子線の線量は全体として均一であることが望まれているが、荷電粒子線の走査の際に荷電粒子線の照射線量が変動すると、照射対象に照射された荷電粒子線の線量にむらが生じてしまう。
荷電粒子線の照射線量の変動に応じて、イオン源内で生ずるアークの発生量を制御し、イオン源から出射されるイオン(荷電粒子)の量を調整することも考えられる。しかしながら、イオン源内におけるプラズマの濃度を高精度に且つ応答性よく制御することは、困難である。
そこで、本開示は、走査に際して荷電粒子線の照射線量の変動を抑制することが可能な荷電粒子線治療装置を説明する。
本開示の一つの観点に係る荷電粒子線治療装置は、荷電粒子を所定の軌道面に沿って旋回させつつ加速させるサイクロトロンと、サイクロトロンから出射された荷電粒子線を走査しつつ被照射体に対して照射する照射部と、サイクロトロンから出射された荷電粒子線の線量を測定する測定部と、サイクロトロンの動作を制御する制御部とを備え、サイクロトロンは、間を通過する荷電粒子の軌道を変更させることによりサイクロトロンからの荷電粒子線のオンオフを切り替えることが可能な一対のチョッパ電極と、一対のチョッパ電極に電圧を印加する電源とを有し、制御部は、測定部によって測定された線量に基づいて、一対のチョッパ電極の少なくとも一方における電圧の大きさを制御する。
本開示の一つの観点に係る荷電粒子線治療装置では、測定部によって測定された線量に基づいて、制御部が、一対のチョッパ電極の少なくとも一方における電圧の大きさを制御する。そのため、測定部によって測定された線量に変動が生じた場合には、高精度に且つ応答性よく一対のチョッパ電極の少なくとも一方における電圧の大きさが変更される。これにより、一対のチョッパ電極間における電場が変化するので、一対のチョッパ電極間を通過する荷電粒子の軌道が変更される。従って、サイクロトロン内における荷電粒子の軌道が変化することに伴い、サイクロトロンから出射された荷電粒子線の線量も変化する。よって、走査に際して荷電粒子線の照射線量の変動を抑制することが可能となる。
一対のチョッパ電極は、軌道面を間において位置するようにサイクロトロン内に配置されていてもよい。この場合、チョッパ電極が軌道面に交差しないので、サイクロトロン内における荷電粒子の移動がチョッパ電極によって妨げられることが防がれる。
制御部は、測定部によって測定された線量に基づいて、一対のチョッパ電極間における電圧の差を制御してもよい。この場合、荷電粒子線の照射線量の変動をより高精度に且つ応答性よく抑制することができる。
本開示の一つの観点に係る荷電粒子線治療装置は、電源とチョッパ電極との間に配置されたスイッチをさらに備え、制御部はスイッチのオンオフを制御してもよい。この場合、荷電粒子線の照射線量の変動をさらに高精度に且つ応答性よく抑制することができる。
制御部は、スイッチのオンオフのデューティ比を制御してもよい。
本開示に係る荷電粒子線治療装置によれば、走査に際して荷電粒子線の照射線量の変動を抑制することが可能となる。
図1は、荷電粒子線治療装置を示す斜視図である。 図2は、荷電粒子線治療装置の構成を概略的に示す図である。 図3は、サイクロトロンの断面を概略的に示す図である。 図4は、サイクロトロンの内部を上方から見た様子を概略的に示す図である。 図5は、スイッチのON/OFF制御を説明するための機能ブロック図である。 図6は、時間に対する照射線量の変動を一例として示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
荷電粒子線治療装置1は、図1及び2に示されるように、イオン源装置2と、サイクロトロン100と、ビーム輸送部3と、回転ガントリ52と、照射ノズル8(照射部)とを備える。サイクロトロン100は、イオン源装置2で生成された荷電粒子を加速して、荷電粒子線Rを作り出す加速器である。荷電粒子線Rは、電荷をもった粒子を高速に加速したものである。荷電粒子線Rとしては、例えば陽子線、重粒子(重イオン)線、電子線等が挙げられる。
サイクロトロン100から出射された荷電粒子線Rは、ビーム輸送部3を通り、治療台51上の患者50に照射される。ビーム輸送部3の周囲には、上流側(サイクロトロン100側)から下流側(治療台51側)に向かって、四極電磁石4と、ビーム位置モニタ6と、四極電磁石4と、走査電磁石5,5と、線量測定装置10とが設けられている。四極電磁石4、ビーム位置モニタ6、四極電磁石4、走査電磁石5,5、及び線量測定装置10は、ビーム輸送部3と共に、照射ノズル8(照射部)内に収容されている。
図1に示されるように、照射ノズル8は、治療台51を取り囲むように設けられた回転ガントリ52に取り付けられている。照射ノズル8は、回転ガントリ12によって治療台51の周りを回転可能である。照射ノズル8は、治療台51に寝かされた患者50(図2参照)の体内に存在する腫瘍TU(図2参照)などの被照射体に対して、荷電粒子線Rを照射する。
四極電磁石4は、サイクロトロン100からビーム輸送部3に出射された荷電粒子線Rが発散するのを抑え且つ収束させる。
走査電磁石5は、荷電粒子線RをX軸方向とY軸方向に走査する。そのため、照射ノズル8の先端部8aからは、スキャニング方式により、患者50の体内に存在する腫瘍TUに向けて、荷電粒子線Rが所定の照射ラインに沿って連続照射される。より具体的には、腫瘍TUを深さ方向(照射方向)において複数層に分けた場合に、荷電粒子線Rは、腫瘍TUの各層に設定された照射野内において走査電磁石5により走査されつつ連続照射(いわゆるラスタースキャニングやラインスキャニング)される。荷電粒子線Rは、スキャニング方式で用いられるペンシルビームである。
ビーム位置モニタ6は、荷電粒子線RのX軸方向とY軸方向の照射位置を検出する。線量測定装置10は、治療台51上の患者50に照射される荷電粒子線Rの線量及び線量分布を測定する。
荷電粒子線治療装置1は、制御部Cを備える。制御部Cは、CPU、ROM、RAM等を有する電子制御ユニットであり、荷電粒子線治療装置1を総合的に制御する。
続いて、サイクロトロン100の構成について、図3〜図5を参照しつつ説明する。サイクロトロン100は、図3に示されるように、コア110と、コイル112と、高周波発生装置114とを備える。コア110は、互いに対向して主磁場を形成する一対の上ポール部110a及び下ポール部110bと、上ポール部110a及び下ポール部110bを磁気的に接続するヨーク部110cとを有する。上ポール部110a及び下ポール部110bは、内部が真空にされた真空箱(図示せず)内に位置している。
イオン源装置2で生成された荷電粒子が導管2aを通じてサイクロトロン100の中心部に到達すると、導管2aの先端部に位置するインフレクタ2bによってその向きが上下方向から水平方向に屈曲される。次に、コア110及びコイル112が形成する磁場により、荷電粒子は、所定の軌道面(メディアンプレーン)に沿って円軌道(サイクロトロン100の中心部から外側に向かう渦巻き状の軌道)Tを描きながら旋回しつつ加速される(図4参照)。すなわち、真空箱内で、且つ、上ポール部110aと下ポール部110bとの間の領域は、荷電粒子の加速空間S(図3参照)として機能する。その後、荷電粒子の軌道Tがデフレクタ116や磁気チャンネル118によって微調整され、ビーム出口120を介して出射された荷電粒子線Rがビーム輸送部3に導入される(図4参照)。なお、イオン源装置2がサイクロトロン100の内部に配置されていてもよい。この場合、インフレクタ2b等は不要である。
図3に戻って、コイル112は、主磁場を形成するために用いられる。コイル112は、上ポール部110aの外周を囲むように配置された第1の部分と、下ポール部110bの外周を囲むように配置された第2の部分とを含む。第1及び第2の部分は、電気的に直列に接続されている。
高周波発生装置114は、例えば扇形状を呈する一対のディー電極114aと、一対のチョッパ電極114bとを有する。一対のディー電極114a及び一対のチョッパ電極114bはいずれも、上ポール部110aと下ポール部110bとの間、すなわち加速空間S内に配置されている。一対のディー電極114aは、軌道面を間において位置するように対向している。一対のチョッパ電極114bは、軌道面を間において位置するように対向していると共に、軌道面に垂直な方向から見て一対のディー電極114aの間に位置している(図3及び図4参照)。
ディー電極114aは、高周波電源(図示せず)に接続されている。高周波電源は、ディー電極114aに高周波の電力を供給して、ディー電極114aの間に一定の周期で電場の周期が入れ替わる交流電場(高周波電場)を発生させる。荷電粒子がディー電極114a間を通過するタイミングと高周波電場の周期とを同期させることにより、ディー電極114aを通過するごとに荷電粒子が加速される。
図5に示されるように、各チョッパ電極114bにはそれぞれ、電源114cが接続されている。1台の電源114cが各チョッパ電極114bに接続されていてもよい。電源114cは、例えば5kVの電圧を各チョッパ電極114bに印加する。電源114cとしては、高速応答可能な電源を用いてもよい。一方のチョッパ電極114bと電源114cとの間には、スイッチSWが配置されている。スイッチSWは、制御部Cからの制御信号に基づいてON/OFFが切り替えられる。スイッチSWが完全にOFFとなる場合、一対のチョッパ電極114b間における電圧の差が大きくなるので、一対のチョッパ電極114bの間を通過する荷電粒子が大きく曲げられる。そのため、加速器100から荷電粒子線Rが出射されなくなる。従って、制御部Cは、スイッチSWのON/OFFを切り替えることにより、サイクロトロン100からの荷電粒子線Rの出射状態、すなわち荷電粒子線RのON/OFFを制御する。
一方、制御部Cによっていわゆるチョッパ制御が行われ、スイッチSWのON/OFFが高速に切り替えられる場合、スイッチSWが接続されたチョッパ電極114bに生ずる電圧の実効値が電源114cの電圧(5kV)とは異なる値となる。具体的には、スイッチSW周りに降圧チョッパ回路が構成されている場合には、当該チョッパ電極114bに生ずる電圧の実効値が電源114cの電圧(5kV)より小さくなる。一方、スイッチSW周りに昇圧チョッパ回路が構成されている場合には、当該チョッパ電極114bに生ずる電圧の実効値が電源114cの電圧(5kV)より大きくなる。制御部Cは、チョッパ制御と共に、スイッチSWのON/OFFのデューティ比を調整してパルス幅を任意に変更するPWM制御も行ってもよい。PWM制御を併用する場合、過渡応答が抑制されるので、制御系の安定化を図ることが可能となる。
上記のように制御部Cによってチョッパ制御が行われると、一対のチョッパ電極114b間における電圧の差に応じて、一対のチョッパ電極114bの間を通過する荷電粒子が直線的に進行したり(図5の実線L1参照)、偏向されたりする(図5の破線L2参照)。一対のチョッパ電極114bによって荷電粒子の軌道が変わると、その変化の度合いに応じて、サイクロトロン100内における荷電粒子の加速効率も変化する。その結果、線量測定装置10で測定される荷電粒子線Rの線量も変化する。
制御部Cは、線量測定装置10で測定された荷電粒子線Rの線量に関するデータを受信すると、受信した当該線量を目標値と比較する。制御部Cは、比較の結果、受信した当該線量が目標値を上回っていた場合には、線量測定装置10で測定される荷電粒子線Rの線量が小さくなるように、スイッチSWのON/OFFを切り替える。このように、制御部Cは、線量測定装置10で測定された荷電粒子線Rを目標値に近づけるように、スイッチSWに対してフィードバック制御を行う。
上記のフィードバック制御の有無による照射線量の変動の違いを、図6に一例として示す。図6において、一点鎖線は目標値を示し、破線はフィードバック制御がない場合の照射線量の変動を示し、実線はフィードバック制御がある場合の照射線量の変動を示す。図6に示されるように、制御部Cが上記のフィードバック制御を行うことにより、照射線量が目標値に近づくように照射線量の変動が抑制される。
以上のような本実施形態では、線量測定装置10によって測定された線量に基づいて、制御部Cが、一対のチョッパ電極114bの少なくとも一方における電圧の大きさを制御している。そのため、線量測定装置10によって測定された線量に変動が生じた場合には、高精度に且つ応答性よく一対のチョッパ電極114bの少なくとも一方における電圧の大きさが変更される。これにより、一対のチョッパ電極114b間における電場が変化するので、一対のチョッパ電極114b間を通過する荷電粒子の軌道が変更される。従って、サイクロトロン100内における荷電粒子の軌道が変化することに伴い、サイクロトロン100から出射された荷電粒子線Rの線量も変化する。よって、走査に際して荷電粒子線Rの照射線量の変動を抑制することが可能となる。
本実施形態では、一対のチョッパ電極114bは、軌道面(メディアンプレーン)を間において位置するようにサイクロトロン100内に配置されている。そのため、チョッパ電極114bが軌道面に交差しないので、サイクロトロン100内における荷電粒子の移動がチョッパ電極114bによって妨げられることが防がれる。
本実施形態では、制御部Cは、線量測定装置10によって測定された線量に基づいて、一対のチョッパ電極114b間における電圧の差をチョッパ制御している。そのため、荷電粒子線Rの照射線量の変動をより高精度に且つ応答性よく抑制することができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、一対のチョッパ電極114bは、軌道面(メディアンプレーン)に交差するようにサイクロトロン100内において対向していてもよい。
上記実施形態では、制御部CがスイッチSWのON/OFFを切り替えてスイッチSWに接続されたチョッパ電極114bに生ずる電圧の実効値を変更していたが、出力電圧を変更可能な電源(例えば、ドロッパ電源)をチョッパ電極114bに接続して、制御部Cが当該電源をして出力電圧を変更せしめてもよい。
1…荷電粒子線治療装置、5…走査電磁石、8…照射ノズル、10…線量測定装置、100…サイクロトロン、114b…チョッパ電極、114c…電源、C…制御部、R…荷電粒子線、SW…スイッチ。

Claims (3)

  1. 荷電粒子を所定の軌道面に沿って旋回させつつ加速させるサイクロトロンと、
    前記サイクロトロンから出射された荷電粒子線を走査しつつ被照射体に対して照射する照射部と、
    前記サイクロトロンから出射された荷電粒子線の線量を測定する測定部と、
    前記サイクロトロンの動作を制御する制御部と
    スイッチとを備え、
    前記サイクロトロンは、間を通過する前記荷電粒子の軌道を変更させることにより前記サイクロトロンからの荷電粒子線のオンオフを切り替えることが可能な一対のチョッパ電極と、前記一対のチョッパ電極に電圧を印加する電源とを有し、
    前記スイッチは、前記電源と前記チョッパ電極との間に配置されており、
    前記制御部は、前記測定部によって測定された線量に基づいて、前記スイッチのオンオフを制御する、荷電粒子線治療装置。
  2. 前記一対のチョッパ電極は、前記軌道面を間において位置するように前記サイクロトロン内に配置されている、請求項1に記載の荷電粒子線治療装置。
  3. 前記制御部は、前記スイッチのオンオフのデューティ比を制御する、請求項1又は2に記載の荷電粒子線治療装置。
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