JPH10270200A - 出射ビーム強度制御装置及び制御方法 - Google Patents

出射ビーム強度制御装置及び制御方法

Info

Publication number
JPH10270200A
JPH10270200A JP9075894A JP7589497A JPH10270200A JP H10270200 A JPH10270200 A JP H10270200A JP 9075894 A JP9075894 A JP 9075894A JP 7589497 A JP7589497 A JP 7589497A JP H10270200 A JPH10270200 A JP H10270200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dose
irradiation
integrated
amplitude modulation
frequency power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9075894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakanishi
哲也 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9075894A priority Critical patent/JPH10270200A/ja
Publication of JPH10270200A publication Critical patent/JPH10270200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Accelerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンクロサイクロトロンの高周波電源に振幅
変調機能を持たせ、その変調波形の時間幅を変えること
により出射ビーム量を制御する。 【解決手段】 出射ビーム強度制御装置は、振幅変調が
可能な高周波電源を用いて粒子ビームを加速するシンク
ロサイクロトロンと、前記シンクロサイクロトロンによ
り加速され取り出された粒子ビームを被照射体に適切に
照射するための照射装置と、前記被照射体に照射された
粒子ビームの照射線量を計測する線量モニタと、前記線
量モニタの信号処理回路とを備える。前記線量モニタに
より計測された照射線量が必要な第1集積線量D0より
も低い第2集積線量D1に達した時点で、高周波電源の
振幅変調波形の時間幅を変えることにより出射ビーム強
度を減らし、前記計測照射線量が前記第1集積線量D0
に達した時点でビーム出射を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陽子線などの粒
子線を高エネルギーに加速して人体に照射してガン組織
等を破壊する粒子線照射装置、特に出射ビームの強度を
最適に制御することができる出射ビーム強度制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば'「The 200−
MeV proton therapy projec
t at the Paul ScherrerIns
titute: Conceptual design
and practicalrealizatio
n, Med. Phys. 22(1),Janua
ry 1995’」に示されたサイクロトロンを用いた
粒子線照射装置の一例を示すブロック図であり、図14
はスキャニング照射法の原理図であり、図15はサイク
ロトロン或いはシンクロサイクロトロンの原理図であ
る。図13において、符号1は粒子ビームを高エネルギ
ーに加速するサイクロトロン、2は高速でビームの進行
方向を変えるキッカ電磁石、3はその電源、4はビーム
ストッパ、5は偏向電磁石、6は例えばビームの広がり
やエネルギーを患部等の被照射部の大きさ等に応じて変
更するための照射装置、8は患部に照射されるビーム量
を測定する線量モニタ、7はその信号処理回路、9は被
照射体としての患者である。
【0003】また、図14において、20はビームのエ
ネルギーを変えるエネルギーデグレーダ、21は患部全
体に照射できるようにビームを高速に偏向するスキャニ
ング電磁石、22は患部を表す。20と21は図13の
照射装置6に含まれる場合もあるし含まれない場合もあ
る。また、図15において、30は陽子等のイオンを発
生するイオン源、31はイオンを回転運動させる磁場を
発生する電磁石のヨーク、32はコイル、33はイオン
を加速する電極、34はその高周波電源、35は加速さ
れたイオンを取り出すためのデフレクタ、36は真空チ
ェンバーである。
【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。サイクロトロン1はイオンを加速する装置であり、
その原理を以下に簡単に述べる。サイクロトロン1の主
要素は円形の電磁石であり、その中心にイオン源があ
り、イオン源から取り出されたイオンビームは回転運動
を始めるが、磁場中に設けられた高周波電極を通過する
度に加速されてエネルギーが増加し、それに伴い回転半
径は大きくなっていく。最外周にはビームを逆方向に偏
向するデフレクタ35が配置されており、最外周まで達
したビームはデフレクタ35を通って外部に取り出され
る。従って、サイクロトロン1では、ビームは連続的に
取り出される。但し、高周波加速であるためビームは団
子状にバンチしており、そのバンチ間隔は高周波装置の
周波数によるが、例えば100MHzで運転される装置
の場合、バンチ間隔は10nsである。
【0005】次にスキャニング照射方法について説明す
る。イオンは患者の体内に入射された後、体内の電子や
原子核と相互作用しながらエネルギーを徐々に失ってい
き停止するが、停止する直前に多くのエネルギーを失
う。エネルギー損失が大きいほど細胞を殺す効果が大き
いため、がん細胞の位置で停止するようにエネルギーを
選べば、正常細胞への影響を少なくして効果的にがん細
胞を殺すことができる。
【0006】エネルギーは物質を通過させれば減衰する
ため、必要なエネルギーに応じて物質の厚みを変えれば
よい。それが図14のエネルギーデグレーダ20であ
る。エネルギーデグレーダ20としては様々な方式があ
るが、ここで挙げた方式は、断面が三角形の物質を上下
させることにより、ビーム通過位置での物質の厚みを変
えてエネルギーを変える方式である。
【0007】次に患部の大きさに合わせてビームを偏向
させる装置がスキャニング電磁石21である。これも様
々な方式があるが、従来例に挙げた文献で行われている
方法は、ある点を任意の時間照射した後、スキャニング
電磁石21の磁場を変えて次の点にビームを移動して照
射するという方法である。この場合、ある点から次の点
に移動する間はビームを照射しない。そのビームのオン
/オフは図13のキッカ電磁石2で行う。キッカ電磁石
2がオフの時には、ビームはキッカ電磁石2を直進して
患者に照射され、キッカ電磁石2をオンにすると、ビー
ムは曲げられてビームストッパ4で吸収され、患者には
照射されない(一般的な従来例では逆)。スキャニング
電磁石21によるビーム移動方向に対して直角方向に
は、患者を乗せたベッドを移動する。また、ビームの照
射深さの調節は上述したエネルギーデグレーダ20でエ
ネルギーを変えることにより行う。
【0008】ここで、エネルギーデグレーダ20とスキ
ャニング電磁石21の位置関係は一般的な従来例では逆
であり、スキャニング電磁石21は偏向電磁石5の上流
側にあり、スキャニング電磁石21は照射装置6の中に
ある。
【0009】照射点の数は、最大10cm×10cm×
10cmの大きさの患部を照射することを考え、点の間
隔は5mmとしている。従って、全照射点は21点の3
乗であり、9261点である。ビームは広がりがあるた
めに、この間隔で照射しても全体的に一様なビーム照射
が実現できる。全照射時間は2分と制限しているため、
1点当たりの照射時間は約12msとなる。照射線量の
誤差は1%以下と制限しているため、1点当たりの照射
時間の誤差は120μs以下にする必要がある。つま
り、線量モニタ7で照射線量を測定し、所定の線量に達
してからキッカ電源3をオフしてビームが患者まで達し
ないようになるまでの時間を120μs以下にしなけれ
ばならない。従って、キッカ電磁石2は高速で磁場のオ
ン/オフができなければならない。
【0010】次に、サイクロトロンの替わりにシンクロ
サイクロトロンを用いた場合を考える。先ず、シンクロ
サイクロトロンについて簡単に説明する。この加速器は
サイクロトロンのエネルギー限界を上げるために開発さ
れたもので、1946年に発明された。基本構成はサイ
クロトロンと同じで、原理図は図15に示した。サイク
ロトロンでは、イオンのエネルギーが増加し速度が早く
なっても軌道が外側にずれるため、周回周期は一定であ
るという原理に基づき、加速周波数一定でビームを加速
する。しかし、エネルギーが上がり相対論的効果による
質量増加が無視できなくなる領域までビームを加速しよ
うとすると、ビームの周回周期がずれていき、一定周波
数では加速できなくなる。このため、半径方向に磁場を
強くするなどの方法が取られるが、それほど高いエネル
ギーまでは加速できない。
【0011】そこで、エネルギー増加による周回周期の
変化に合わせて加速周波数を変化させる方式が考案され
た。これがシンクロサイクロトロンである。この方式で
は、周波数変化に同期したビームしか加速できないた
め、出射ビームはパルス的になる。一例として、加速周
波数100MHz、加速時間が200μs、取り出しビ
ーム幅15μs、取り出しビーム幅内のバンチ間隔10
nsのシンクロサイクロトロンが挙げられる。最小の繰
り返し周期は加速時間に等しい200μsであり、それ
以上の値では任意に選べる。
【0012】しかし、この装置を使って上述したスキャ
ニング照射を行おうとすると、照射線量誤差が大きくな
る。従来例で要求される1点あたりの照射時間は12m
sであり、繰り返し周期を200μsとすると12ms
の間のショット数は60回となる。もちろん、60回で
必要な線量が得られるように、シンクロサイクロトロン
からのビーム強度は予めイオン源等の調整で最適化され
ている。必要な照射線量に達した時点で照射停止手続き
が取られるため、例えば1ショットの最初で必要線量に
達した場合、照射停止まで15μs以上かかれば、ほぼ
1ショット分多く照射したことになる(図7)。この時
の誤差は1/60=1.7%である。1ショット当たり
のビーム強度を減らしてショット数を60以上にすれば
誤差は小さくなるが、照射時間が長くなるという問題点
がある。15μs以下で照射停止手続きが完了できれば
問題ないが、線量モニタの応答速度等の問題で難しいと
考えられる。また、イオン源のパラメータを変えること
により引き出し電流を制御する方式では、15μsより
も遥かに長時間を要する。
【0013】ここで、照射方式としては、スキャニング
照射だけでなく様々な方式があり、それにより照射装置
6の構成は大きく異なる。しかし、本発明は照射方式に
は無関係であるため、ここで詳述はしない。また、線量
モニタ7も照射装置6の中に組み込まれていることが多
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
シンクロサイクロトロンを用いて粒子線照射を実施する
と、出射ビーム量の制御が精度よくできないため、照射
線量誤差が大きくなるという問題点がある。
【0015】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、シンクロサイクロトロンの高周波
電源に振幅変調機能を持たせ、その変調波形の時間幅を
変えることにより出射ビーム量を制御できるようにした
出射ビーム強度制御装置及び制御方法を提供することを
目的とするものである。更に、本発明の他の目的は、線
量モニタの信号処理回路との組み合わせにより、必要線
量に近づいてから高周波電源の変調波形の時間幅を変え
て1ショット当たりのビーム量を減らすことにより照射
線量誤差を小さくすることができる出射ビーム強度制御
装置及び制御方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る出
射ビーム強度制御方法は、振幅変調が可能な高周波電源
を用いたシンクロサイクロトロンにおいて、振幅変調波
形の時間幅を変えることにより出射ビーム強度を制御す
るものである。
【0017】請求項2の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、振幅変調が可能な高周波電源を用いたシンクロ
サイクロトロンにより加速された粒子ビームを被照射体
に適切に照射する過程と、前記被照射体に照射された照
射線量を計測する過程と、計測された照射線量が必要な
第1集積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した
時点で、高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えるこ
とにより出射ビーム強度を減らす過程と、前記計測照射
線量が前記第1集積線量D0に達した時点でビーム出射
を停止する過程とを備えるものである。
【0018】請求項3の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、前記第1集積線量値D0と前記第2集積線量D
1との差を、前記シンクロサイクロトロンから周期的に
出射される粒子ビームの1ショットの照射による線量の
約半分としたものである。
【0019】請求項4の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、1ショットの照射で、計測された照射線量が前
記第2集積線量D1と前記第1集積線量D0の両方に達
した場合は、次の周期では、ビーム出射ができないよう
に前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えるもの
である。
【0020】請求項5の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、振幅変調が可能な高周波電源を用いたシンクロ
サイクロトロンにより加速され粒子ビームを被照射体に
適切に照射する過程と、前記被照射体に照射された照射
線量を計測する過程と、計測された照射線量が必要な第
1集積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した時
点で、前記計測照射線量と前記第1集積線量D0との差
を計算し、その差分を照射するように前記高周波電源の
振幅変調波形の時間幅を変えて出射ビーム強度を減らす
過程と、前記計測照射線量が前記第1集積線量D0に達
した時点でビーム出射を停止する過程とを備えるもので
ある。
【0021】請求項6の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、前記第1集積線量D0と前記第2集積線量D1
との差を前記シンクロサイクロトロンから周期的に出射
される粒子ビームの1ショットの照射による線量分以下
としたものである。
【0022】請求項7の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、1ショットの照射で、前記計測照射線量が前記
第2集積線量D1と前記第1集積線量D0の両方に達し
た場合は、次の周期では、ビーム出射ができないように
前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えるもので
ある。
【0023】請求項8の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、振幅変調が可能な高周波電源を用いて粒子ビー
ムを加速するシンクロサイクロトロンと、前記シンクロ
サイクロトロンにより加速され取り出された粒子ビーム
を被照射体に適切に照射するための照射装置と、前記被
照射体に照射された粒子ビームの照射線量を計測する線
量モニタと、前記線量モニタの信号処理回路とを備え、
前記線量モニタにより計測された照射線量が必要な第1
集積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した時点
で、高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えることに
より出射ビーム強度を減らし、前記計測照射線量が前記
第1集積線量D0に達した時点でビーム出射を停止する
ものである。
【0024】請求項9の発明に係る出射ビーム強度制御
方法は、前記第1集積線量値D0と第2集積線量D1と
の差を前記シンクロサイクロトロンから周期的に出射さ
れる粒子ビームの1ショットの照射による線量の約半分
としたものである。
【0025】請求項10の発明に係る出射ビーム強度制
御方法は、1ショットの照射で、前記線量モニタにより
計測された照射線量が前記第2集積線量D1と前記第1
集積線量D0の両方に達した場合は、次の周期では、ビ
ーム出射ができないように前記高周波電源の振幅変調波
形の時間幅を変えるものである。
【0026】請求項11の発明に係る出射ビーム強度制
御方法は、振幅変調が可能な高周波電源を用いて粒子ビ
ームを加速するシンクロサイクロトロンと、前記シンク
ロサイクロトロンにより加速され取り出された粒子ビー
ムを被照射体に適切に照射するための照射装置と、前記
被照射体に照射された粒子ビームの照射線量を計測する
線量モニタと、前記線量モニタの信号処理回路と、メモ
リー及び演算機能を備えた演算モジュールとを備え、前
記線量モニタにより計測された照射線量が必要な第1集
積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した時点
で、前記計測照射線量と前記第1集積線量D0との差を
前記演算モジュールにより計算し、その差分を照射する
ように前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えて
出射ビーム強度を減らし、前記計測照射線量が前記第1
集積線量D0に達した時点でビーム出射を停止するもの
である。
【0027】請求項12の発明に係る出射ビーム強度制
御方法は、前記第1集積線量D0と前記第2集積線量D
1との差を前記シンクロサイクロトロンから周期的に出
射される粒子ビームの1ショットの照射による線量分以
下としたものである。
【0028】請求項13の発明に係る出射ビーム強度制
御方法は、1ショットの照射で、前記線量モニタにより
計測された照射線量が前記第2集積線量D1と前記第1
集積線量D0の両方に達した場合は、次の周期では、ビ
ーム出射ができないように前記高周波電源の振幅変調波
形の時間幅を変えるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による粒
子線照射装置を示すブロック図であり、図2は高周波電
源の制御系の一例を詳述したブロック図であり、図3〜
図7は出射ビーム強度の制御方法を表す図である。
【0030】図1及び図11において、50はシンクロ
サイクロトロン、51はその高周波電源(RF電源)、
52はその振幅変調波形調整器、53は線量モニタ7か
らの信号を適当に処理する信号処理回路、54は振幅変
調波形が記憶されたメモリーモジュール、55はトリガ
発生モジュール、56はディレーモジュールである。
【0031】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。シンクロサイクロトロン50は、上記従来例で
述べた通りであり、パラメータも従来例同様とする。即
ち、加速周波数100MHz、加速時間が200μs、
取り出しビーム幅15μs、取り出しビーム幅内のバン
チ間隔10nsであり、最小の繰り返し周期は加速時間
に等しい200μsである。
【0032】高周波電源51は周波数変調及び振幅変調
が可能な電源である。周波数は、ビームが加速される時
間200μsの間にビームの周回周期の変化に応じて変
える。この変化のさせ方は、ビーム軌道上の磁場測定に
より予め決めることができ、ビーム加速調整において微
調整して最適化する。
【0033】振幅波形は装置により異なるが、本発明で
は200μsの間の波形を問題にしているものではな
く、200μsの時間幅を変えることを特徴にしてい
る。即ち、ビームは加速時間200μsの最後の15μ
sの間取り出されるため、振幅波形の時間幅を例えば5
μs短くすると(つまり電源出力が5μs早く零になる
ようにすると)、取り出しビーム幅は10μsとなり一
回で取り出されるビーム強度(1ショットのビーム強
度)を下げることができる。
【0034】但し、従来のシンクロサイクロトロンには
この方式は適用できない。その理由は、通常の高いQ値
の加速空洞を使った場合、電源出力を零にしても加速空
洞に蓄えられたエネルギーのために、電極電圧はすぐに
は下がらないためである。この電圧降下はよく知られて
いるように指数関数的に減衰するが、その減衰時定数
(1/eになる時間)は加速空洞のQ値との間に次の関
係がある。 τ=Q/πf 従って、例えばf=20MHzでQ値が1000程度の
低い加速空洞でも、τ=16μsとなり、15μsとい
うような短い時間幅の取り出しビームを精度よく制御で
きない。ここで、通常のシンクロサイクロトロンの加速
空洞は共振空洞型であり、周波数変調に合わせて共振周
波数を変えるために可変コンデンサを付加する。また、
f=20MHzとしたのは、従来のシンクロサイクロト
ロンで用いられた周波数領域であり、従来例で上げた1
00MHzにするとτは更に大きくなる。
【0035】これに対して、可変コンデンサを用いた加
速空洞の替わりに、超低Q値の加速空洞を用いて周波数
可変に対応する方式がある。この場合、Q値を70程度
に低減することが可能であり、その場合、減衰時定数は
運転周波数を100MHzとしてτ=0.2μsとな
り、15μs幅の取り出しビームに対しても十分に精度
よく取り出しビーム幅を変えることが可能である。従っ
て、この装置では振幅変調波形幅を変えることにより1
ショットのビーム量を十分精度よく制御できる。
【0036】図1は装置構成の一例を示している。信号
処理回路53は線量モニタ7からの信号を積算する機能
を備えており、予め設定した第2集積線量D1と第1集
積線量D0に達した時点で2つの出力端子から信号を発
生する。ここで、第2集積線量D1は第1集積線量D0
よりも小さいとする。また、1ショットで与えられる線
量の半分の値とする。信号はパルスでもよいし、電圧レ
ベルの変化としてもよい。高周波電源51は振幅変調波
形調整器52からの信号に比例した高周波を出力する。
振幅変調波形調整器は第2集積線量D1を表す信号を受
けると、次の周期からは予め設定した時間だけ振幅波形
の時間幅を短くして出力し、第1集積線量D0を受ける
と出力を停止する。次の照射では、これらは全てリセッ
トされ、再度照射が開始される。
【0037】振幅変調波形調整器52は高周波電源51
に組み込まれていても効果は同じである。振幅変調波形
調整器52及び信号処理回路53は計算機で制御できる
ものとすれば、より効果的な装置となる。ここでは、周
波数変調に関する部分は省略した。
【0038】図2は、振幅変調波形調整器52の1実施
の形態を詳述したものである。振幅波形はメモリーモジ
ュール54に記憶しておき、クロックによりメモリーが
順次出力され、アナログ化された信号が高周波電源51
に入力され、所定の値に増幅されてシンクロサイクロト
ロンの加速空洞に入力される。メモリーモジュールはス
タートトリガでメモリーの最初の値から出力を開始し、
ストップトリガで出力を零にする。スタートトリガは周
期的にトリガ発生モジュール55から出力されており、
ディレーモジュール56にも入力される。ディレーモジ
ュール56からは予め設定された時間遅れでストップト
リガを出力する。
【0039】この時間遅れは、第2集積線量D1に達す
るまでの通常の運転では、200μs(加速したビーム
が全て取り出される時間)であり、第2集積線量D1の
信号を受けると予め設定された時間だけ時間遅れを短く
して(200μs以下)、取り出しビームの時間幅を短
くする。トリガ発生モジュール55は信号処理回路53
からの第1集積線量D0の信号を受けてスタートトリガ
を停止する。つまり、D0信号によりメモリーモジュー
ルの出力は停止し、高周波電源出力も停止する。次の照
射ではこれらは全てリセットされ、再度照射が開始され
る。
【0040】次にこのシンクロサイクロトロンをスキャ
ニング照射に適用した場合を考える。ここで、スキャニ
ング照射パラメータは従来例で説明したものと同じとす
る。図3に示すように、(n−1)回目の照射で照射線
量が第2集積線量D1に達した時点で次の周期の振幅変
調波形の時間幅を短くして、例えば出射ビーム強度が半
分になるようにする。この場合、次のn回目の照射で第
1集積線量D0に達し、D0の信号で振幅変調波形調整
器52の出力が停止することにより高周波電源51の出
力も停止する。図3において、D0信号発生の矢印の先
にあるスタートトリガが破線で描かれているが、これは
本来この位置で発生するスタートトリガが発生しなくな
ることを意味する。
【0041】(n−1)回目の照射で線量が第1集積線
量D0よりも僅かに下回る場合が最も照射線量誤差は大
きくなるが、n回目のビーム強度は半分になっているた
め線量誤差は半分になる。即ち、60ショット照射を1
20ショット照射にした場合と同等の誤差となる。ここ
で、1ショットの出射ビーム時間波形はその中心に対し
て対称な形をしていないと思われるため、振幅変調波形
の短縮幅とビーム強度の関係は予め測定しておく。第2
集積線量D1に達した状態では、次のショットで必ず第
1集積線量D0に達するため(ショット毎の強度が一定
と仮定)、ショット数は増えたとしても60ショットに
対して1ショット程度であり、それによる照射時間の増
加は無視できる。
【0042】実施の形態2.なお、実施の形態1では、
D0信号を受けて高周波電源51の出力を停止したが、
ビームが完全に出射できないように振幅波形を短縮する
ようにしても同様の効果が得られる。例えば、図2に示
した例では、スタートトリガは常に発生するようにし
て、ディレーモジュール56でD0及びD1信号を受け
るようにし、D0信号によりストップトリガのタイミン
グを変えて、振幅波形の時間幅をビームが出射できない
ように十分に短くする。これにより、高周波空洞での消
費電力の変化を小さくでき、高周波空洞の温度変化が小
さくなることにより安定したビーム加速が可能となる。
【0043】実施の形態3.なお、実施の形態1では、
D0信号が発生した直後のスタートトリガを停止させた
が、線量モニタ7及び信号処理回路53の応答速度が遅
くスタートトリガが停止できない場合、図4に示すよう
に、実施の形態2に示したような方法で次の振幅波形の
時間幅を十分に短くしても同様の効果が得られる。図4
の例ではスタートトリガはその後は停止し、高周波電源
出力も停止する。
【0044】実施の形態4.なお、上記実施の形態では
第2集積線量D1の発生後の1ショットのビーム強度を
半分になるようにしたが、半分に限定しなくても同様の
効果が得られる。例えば、図5にビーム強度を1/4に
する例を示すが、この場合はD1発生後2ショットで第
1集積線量D0に達する。照射時間は長くなるが、最大
照射線量誤差は1/4に減少できるという効果が得られ
る。
【0045】実施の形態5.なお、上記例では第2集積
線量D1に達した後に第1集積線量D0に達する場合を
考えたが、1ショットでD1とD0の両方に達する場合
もあり(図6)、この場合はその時点で振幅変調波形調
整器出力を停止する。
【0046】実施の形態6.なお、上記実施の形態では
第2集積線量D1に達した後、予め設定された時間幅だ
け振幅変調波形を短縮したが、計算機を使えば、照射線
量誤差を零に近づけることができる。つまり、第2集積
線量D1に達した時点で必要な残りの線量が計算できる
ため、その線量を与えるビームが出射できるように振幅
変調波形の時間幅を短くすればよい。
【0047】図8はその実施の形態6を示す機器構成図
であり、57は演算機能を持つ演算モジュールである。
図9はその振幅変調波形調整器52の一実施例であり、
実施の形態1の図2で説明したものと同様である。
【0048】次にこの実施の形態6の動作について説明
する。信号処理回路53からは、ある線量(第2集積線
量D1及び第1集積線量D0)に達した時点で、それぞ
れの端子からD1信号及びD0信号が発生する。また、
別の端子からは、線量モニタ7からの信号を積分した値
(集積線量)が演算モジュール57に出力される。演算
モジュール57には、振幅波形の時間幅に対するビーム
強度及び第1集積線量D0の値が記憶されている。演算
モジュールはD1信号を受けると(D0−集積線量)を
計算し、それに相当する振幅波形の時間幅を計算して振
幅変調波形調整器52にその情報を送る。振幅変調波形
調整器52はその情報から振幅波形の時間幅を決めて高
周波電源51に出力する。これにより、次のショットで
は第1集積線量D0に達し、信号処理回路53からのD
0信号により振幅変調波形調整器の出力は停止し、高周
波電源51の出力も停止する(図10)。次の照射では
これらは全てリセットされ、再度照射が開始される。
【0049】図9は振幅変調波形調整器52の一例を示
したものであるが、基本的には、実施の形態1で説明し
た図2のものと同じである。D1信号が発生すると、演
算モジュール57で(D0−集積線量)が計算され、そ
の値に必要な振幅波形の時間幅が計算される。その結果
から決まるストップトリガの遅延時間がディレーモジュ
ール56に送られ、メモリーモジュール54から(D0
−集積線量)の線量に相当するビーム強度が得られる振
幅波形が高周波電源51に出力される。
【0050】実施の形態7.なお、図11に示すよう
に、実施の形態2、3及び5は実施の形態6の場合にも
適用でき、同様の効果が得られる。
【0051】実施の形態8.なお、上述した全ての実施
の形態では、ビーム強度が常に一定という仮定であった
が、実際にはショット毎の変動が予想される。この場
合、図12に示すように、第2集積線量D1の発生後の
次のショットで第1集積線量D0に達しない場合もある
が、その場合は、再度同様の計算がなされて、より少な
いビームが照射される。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振幅変調
が可能な高周波電源を用いたシンクロサイクロトロンに
おいて、振幅変調波形の時間幅を変えることにより出射
ビーム強度を制御することにより、高精度でビーム強度
調整が可能になり、照射線量を精度よく調整できるとい
う効果がある。また、線量モニタの信号処理回路との組
み合わせにより、必要線量に近づいてから高周波電源の
変調波形の時間幅を変えて1ショット当たりのビーム量
を減らすことにより、照射線量誤差を小さくすることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシステム構成
図である。
【図2】 図1に示した実施の形態1の振幅変調波形調
整器の一例を詳述した構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のタイムチャートで
ある。
【図4】 この発明の実施の形態3のタイムチャートで
ある。
【図5】 この発明の実施の形態4のタイムチャートで
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5のタイムチャートで
ある。
【図7】 この発明によるシンクロサイクロトロンから
のショット毎の集積線量の増加の様子を表した図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態6によるシステム構成
図である。
【図9】 図8に示した実施の形態6の振幅変調波形調
整器の一例を詳述した構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態6のタイムチャート
である。
【図11】 この発明の実施の形態7のタイムチャート
である。
【図12】 この発明の実施の形態8のタイムチャート
である。
【図13】 従来の粒子線照射装置のシステム構成図で
ある。
【図14】 従来のスポットスキャニング照射方式の原
理図である。
【図15】 従来のサイクロトロン又はシンクロサイク
ロトロンの原理図である。
【符号の説明】
1 サイクロトロン、2 キッカ電磁石、3 キッカ電
源、4 ビームストッパ、5 偏向電磁石、6 照射装
置、7 線量モニタ、8 信号処理回路、9患者(被照
射体)、20 エネルギーデグレーダ、21 スキャニ
ング電磁石、22 照射領域、30 イオン源、31
ヨーク、32 コイル、33 電極、34 高周波電
源、35 デフレクタ、36 真空チェンバー、50
シンクロサイクロトロン、51 高周波電源、52 振
幅変調波形調整器、53 信号処理回路、54 メモリ
ーモジュール、55 トリガ発生モジュール、56 デ
ィレーモジュール、57 演算モジュール。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅変調が可能な高周波電源を用いたシ
    ンクロサイクロトロンにおいて、振幅変調波形の時間幅
    を変えることにより出射ビーム強度を制御することを特
    徴とする出射ビーム強度制御方法。
  2. 【請求項2】 振幅変調が可能な高周波電源を用いたシ
    ンクロサイクロトロンにより加速された粒子ビームを被
    照射体に適切に照射する過程と、 前記被照射体に照射された照射線量を計測する過程と、 計測された照射線量が必要な第1集積線量D0よりも低
    い第2集積線量D1に達した時点で、高周波電源の振幅
    変調波形の時間幅を変えることにより出射ビーム強度を
    減らす過程と、 前記計測照射線量が前記第1集積線量D0に達した時点
    でビーム出射を停止する過程と、 を備えることを特徴とする出射ビーム強度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1集積線量値D0と前記第2集積
    線量D1との差は前記シンクロサイクロトロンから周期
    的に出射される粒子ビームの1ショットの照射による線
    量の約半分としたことを特徴とする請求項2の出射ビー
    ム強度制御方法。
  4. 【請求項4】 1ショットの照射で、計測された照射線
    量が前記第2集積線量D1と前記第1集積線量D0の両
    方に達した場合は、次の周期では、ビーム出射ができな
    いように前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変え
    ることを特徴とする請求項2又は3の出射ビーム強度制
    御方法。
  5. 【請求項5】 振幅変調が可能な高周波電源を用いたシ
    ンクロサイクロトロンにより加速され粒子ビームを被照
    射体に適切に照射する過程と、 前記被照射体に照射された照射線量を計測する過程と、 計測された照射線量が必要な第1集積線量D0よりも低
    い第2集積線量D1に達した時点で、前記計測照射線量
    と前記第1集積線量D0との差を計算し、その差分を照
    射するように前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を
    変えて出射ビーム強度を減らす過程と、 前記計測照射線量が前記第1集積線量D0に達した時点
    でビーム出射を停止する過程と、 を備えることを特徴とする出射ビーム強度制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第1集積線量D0と前記第2集積線
    量D1との差は前記シンクロサイクロトロンから周期的
    に出射される粒子ビームの1ショットの照射による線量
    分以下としたことを特徴とする請求項5の出射ビーム強
    度制御方法。
  7. 【請求項7】 1ショットの照射で、前記計測照射線量
    が前記第2集積線量D1と前記第1集積線量D0の両方
    に達した場合は、次の周期では、ビーム出射ができない
    ように前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変える
    ことを特徴とする請求項5又は6の出射ビーム強度制御
    方法。
  8. 【請求項8】 振幅変調が可能な高周波電源を用いて粒
    子ビームを加速するシンクロサイクロトロンと、 前記シンクロサイクロトロンにより加速され取り出され
    た粒子ビームを被照射体に適切に照射するための照射装
    置と、 前記被照射体に照射された粒子ビームの照射線量を計測
    する線量モニタと、 前記線量モニタの信号処理回路と、を備え、 前記線量モニタにより計測された照射線量が必要な第1
    集積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した時点
    で、高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えることに
    より出射ビーム強度を減らし、前記計測照射線量が前記
    第1集積線量D0に達した時点でビーム出射を停止する
    ことを特徴とする出射ビーム強度制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第1集積線量値D0と第2集積線量
    D1との差は前記シンクロサイクロトロンから周期的に
    出射される粒子ビームの1ショットの照射による線量の
    約半分としたことを特徴とする請求項8の出射ビーム強
    度制御装置。
  10. 【請求項10】 1ショットの照射で、前記線量モニタ
    により計測された照射線量が前記第2集積線量D1と前
    記第1集積線量D0の両方に達した場合は、次の周期で
    は、ビーム出射ができないように前記高周波電源の振幅
    変調波形の時間幅を変えることを特徴とする請求項8又
    は9の出射ビーム強度制御装置。
  11. 【請求項11】 振幅変調が可能な高周波電源を用いて
    粒子ビームを加速するシンクロサイクロトロンと、 前記シンクロサイクロトロンにより加速され取り出され
    た粒子ビームを被照射体に適切に照射するための照射装
    置と、 前記被照射体に照射された粒子ビームの照射線量を計測
    する線量モニタと、 前記線量モニタの信号処理回路と、 メモリー及び演算機能を備えた演算モジュールと、を備
    え、 前記線量モニタにより計測された照射線量が必要な第1
    集積線量D0よりも低い第2集積線量D1に達した時点
    で、前記計測照射線量と前記第1集積線量D0との差を
    前記演算モジュールにより計算し、その差分を照射する
    ように前記高周波電源の振幅変調波形の時間幅を変えて
    出射ビーム強度を減らし、前記計測照射線量が前記第1
    集積線量D0に達した時点でビーム出射を停止すること
    を特徴とする出射ビーム強度制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第1集積線量D0と前記第2集積
    線量D1との差は前記シンクロサイクロトロンから周期
    的に出射される粒子ビームの1ショットの照射による線
    量分以下としたことを特徴とする請求項11の出射ビー
    ム強度制御装置。
  13. 【請求項13】 1ショットの照射で、前記線量モニタ
    により計測された照射線量が前記第2集積線量D1と前
    記第1集積線量D0の両方に達した場合は、次の周期で
    は、ビーム出射ができないように前記高周波電源の振幅
    変調波形の時間幅を変えることを特徴とする請求項11
    又は12の出射ビーム強度制御装置。
JP9075894A 1997-03-27 1997-03-27 出射ビーム強度制御装置及び制御方法 Pending JPH10270200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075894A JPH10270200A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 出射ビーム強度制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075894A JPH10270200A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 出射ビーム強度制御装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10270200A true JPH10270200A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13589494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9075894A Pending JPH10270200A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 出射ビーム強度制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10270200A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045229A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Natl Inst Of Radiological Sciences スキャニング照射方法およびスキャニング照射装置
JP2009273632A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Ltd 荷電粒子ビーム出射装置及び荷電粒子ビーム出射方法
JP2009279046A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Hitachi Ltd 粒子線治療システム
KR20120099619A (ko) * 2009-06-24 2012-09-11 이온빔 어플리케이션스 에스.에이. 입자 비임 생성을 위한 장치와 방법
JP2012234769A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 粒子加速器及びそれを備えた荷電粒子線照射装置
WO2012169281A1 (ja) * 2011-06-06 2012-12-13 住友重機械工業株式会社 エネルギーデグレーダ、及びそれを備えた荷電粒子線照射システム
JP2015179585A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 住友重機械工業株式会社 荷電粒子線治療装置
US9681531B2 (en) 2012-09-28 2017-06-13 Mevion Medical Systems, Inc. Control system for a particle accelerator
US9723705B2 (en) 2012-09-28 2017-08-01 Mevion Medical Systems, Inc. Controlling intensity of a particle beam
JP2018085326A (ja) * 2016-10-05 2018-05-31 イオン・ビーム・アプリケーションズ・エス・アー イオンビームパルス引出しを制御するための方法及びシステム
USRE48047E1 (en) 2004-07-21 2020-06-09 Mevion Medical Systems, Inc. Programmable radio frequency waveform generator for a synchrocyclotron

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE48047E1 (en) 2004-07-21 2020-06-09 Mevion Medical Systems, Inc. Programmable radio frequency waveform generator for a synchrocyclotron
JP2009045229A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Natl Inst Of Radiological Sciences スキャニング照射方法およびスキャニング照射装置
JP2009273632A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Ltd 荷電粒子ビーム出射装置及び荷電粒子ビーム出射方法
JP2009279046A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Hitachi Ltd 粒子線治療システム
US9451688B2 (en) 2009-06-24 2016-09-20 Ion Beam Applications S.A. Device and method for particle beam production
KR20120099619A (ko) * 2009-06-24 2012-09-11 이온빔 어플리케이션스 에스.에이. 입자 비임 생성을 위한 장치와 방법
JP2013501308A (ja) * 2009-06-24 2013-01-10 イオン・ビーム・アプリケーションズ・エス・アー 粒子ビーム生成用のデバイス及び方法
JP2012234769A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 粒子加速器及びそれを備えた荷電粒子線照射装置
US8643314B2 (en) 2011-05-09 2014-02-04 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Particle accelerator and charged particle beam irradiation apparatus including particle accelerator
JP2012249940A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Sumitomo Heavy Ind Ltd エネルギーデグレーダ、及びそれを備えた荷電粒子線照射システム
WO2012169281A1 (ja) * 2011-06-06 2012-12-13 住友重機械工業株式会社 エネルギーデグレーダ、及びそれを備えた荷電粒子線照射システム
US9681531B2 (en) 2012-09-28 2017-06-13 Mevion Medical Systems, Inc. Control system for a particle accelerator
US9723705B2 (en) 2012-09-28 2017-08-01 Mevion Medical Systems, Inc. Controlling intensity of a particle beam
JP2015179585A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 住友重機械工業株式会社 荷電粒子線治療装置
JP2018085326A (ja) * 2016-10-05 2018-05-31 イオン・ビーム・アプリケーションズ・エス・アー イオンビームパルス引出しを制御するための方法及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3602985B2 (ja) 円形加速器の制御方法及び制御装置
JP4633002B2 (ja) 荷電粒子ビーム加速器のビーム出射制御方法及び荷電粒子ビーム加速器を用いた粒子ビーム照射システム
JP5074915B2 (ja) 荷電粒子ビーム照射システム
US7755305B2 (en) Charged particle beam extraction system and method
JP3705091B2 (ja) 医療用加速器システム及びその運転方法
JP4730167B2 (ja) 粒子線照射システム
US7122978B2 (en) Charged-particle beam accelerator, particle beam radiation therapy system using the charged-particle beam accelerator, and method of operating the particle beam radiation therapy system
US9451688B2 (en) Device and method for particle beam production
CN102762023B (zh) 圆形加速器、及圆形加速器的运行方法
JP5002612B2 (ja) 荷電粒子ビーム照射装置
JP2596292B2 (ja) 円形加速器及びその運転方法並びに医療システム
JP2006145213A (ja) 粒子線照射システム
US9860969B2 (en) Radio frequency voltage control system in synchrotron accelerating cavity
KR101590153B1 (ko) 의료용 선형가속기의 방사선량 제어 방법 및 그 시스템
JPH10270200A (ja) 出射ビーム強度制御装置及び制御方法
JP2002506273A (ja) パルス状高電圧を使用する方法およびx線装置
JP2000024125A (ja) 放射線照射方法と放射線照射装置
JP6967931B2 (ja) イオンビームパルス引出しを制御するための方法及びシステム
JP3592396B2 (ja) 粒子加速器のタイミング制御装置
JP4650382B2 (ja) 荷電粒子ビーム加速器及びその荷電粒子ビーム加速器を用いた粒子線照射システム
EP0994638A1 (en) Charged-particle beam ejection method and apparatus using the method
JPH11329800A (ja) 荷電粒子ビ―ム出射方法及び加速器
JP3302852B2 (ja) 加速器およびそのビーム出射制御方法、ビーム出射制御装置
JP5548571B2 (ja) 粒子線照射システム
JP2002184600A (ja) マイクロトロンの電子ビーム軌道調整装置及び電子ビーム軌道調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100918

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110918

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term