JP6243146B2 - エアフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和設備等のろ過装置に取り付けるエアフィルタに関する。
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(建築物衛生法、通称:ビル管理法)に規定される「建築物環境衛生管理基準」では、浮遊粉塵の量が0.15mg/m以下という基準が示されている。同法に規定する特定建築物の所有者等は、この基準にしたがって当該特定建築物を維持管理する義務がある。この基準を達成するために、捕集効率の異なるろ材を備える複数のエアフィルタを、空気調和設備のろ過装置に取り付けることが行われている。例えば、捕集効率の低い粗塵フィルタをプレフィルタとして用い、粗塵フィルタでより大きい粒子を除去した後、粗塵フィルタよりも捕集効率の高い中性能フィルタで粗塵フィルタを通過した空気に含まれる微粒子を捕集することが行われている。
粗塵フィルタや中性能フィルタ等に用いられるエアフィルタとして、プリーツ状に折り畳んだろ材を枠材の内部に装着したエアフィルタが知られている。また、ろ材を装着する枠として、紙材を用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、大気中に浮遊する微小粒子状物質PM2.5の問題が深刻化している地域がある。
大気中に存在する汚染物質は、ガス状物質と粒子状物質(Particulate Matter)に分類される。ガス状物質の例には、石炭の燃焼で生じる亜硫酸ガス(二酸化硫黄、SO)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等がある。粒子状物質には、煤塵(例えば、石炭の燃焼で生じる煤)、粉塵(例えば、タイヤの摩耗等の機械的作用により発生するタイヤ摩耗粉塵)、土壌粒子(例えば、黄砂)などの直接大気中に放出される一次生成粒子、および、一次生成粒子が大気中で太陽光により上記のガス状物質と光化学反応をすることで発生する二次生成粒子がある。二次生成粒子は光化学スモッグの発生原因となる。
粒子状物質は成因により組成や粒径が異なる。粒子状物質は粒径毎にPM2.5やPM10として表される。PM2.5は、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が2.5μm以下の粒子をいう。
粒子状物質はその組成や粒径の異なるものが大気中に存在する。この粒子状物質が可視光を吸収・散乱することで煙霧等の視程障害や、地表面温度の低下が生じる。また、粒子状物質が肺の奥深くまで入ることで健康へ悪影響を与えるおそれがある。このため、各国において環境基準が定められている。日本では、1年平均値15μg/m以下、かつ1日平均値35μg/m以下の濃度の基準値を定めている。また、中国では、1年平均値35μg/m以下、かつ1日平均値75μg/m以下の濃度の基準値を定めている。
特開平8−229327号公報
上記の基準値を達成するために、空気調和設備に捕集効率の異なるろ材を備えるエアフィルタを複数段階に取り付けることが考えられる。この場合、ろ材が粒子状物質を捕集することで捕集性能が低下するため、複数のエアフィルタを定期的に交換する必要がある。しかし、ろ材の寿命は捕集効率によって異なるため、ろ材の種類が増えると交換時期の管理が煩雑となる。特にPM2.5等の大気中に浮遊する粒子状物質が多い環境では、さらに頻繁にエアフィルタを交換する必要があり、問題となる。
捕集効率の異なる複数のろ材を一体にしたエアフィルタを形成し、すべてのろ材を同時に交換することも考えられる。しかし、複数のろ材を一体に形成すると、エアフィルタの全重量が大きくなり、交換作業の負担が大きくなる。
本発明は、捕集効率の異なる複数のろ材を同時にかつ容易に交換することができるエアフィルタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、通気路内に配置されるエアフィルタであって、
第1のろ材と、
前記第1のろ材よりも捕集効率が高く前記第1のろ材よりも通気路の下流側に前記第1のろ材と接して配置される第2のろ材と、
前記第1のろ材および前記第2のろ材の外周部を囲み、前記第1のろ材および前記第2のろ材を一体に形成する枠材とを備え、
前記第2のろ材は、プリーツ形状を有し、プリーツの折り目に垂直な方向にホットメルトリボンが設けられており、
前記第1のろ材と前記枠材とは、上下流方向と交差する方向に線状に設けられたシール材により接着され、当該シール材は、前記第1のろ材の上面及び下面の上流側端部に設けられ
前記第2のろ材と前記枠材とは、上下流方向と交差する方向に線状に設けられたシール材により接着され、当該シール材は、前記第2のろ材の上面及び下面の下流側端部に設けられていることを特徴とする。

前記枠材は板紙または繊維板からなることが好ましい。枠材に板紙または繊維板を用いることで、枠材に金属等を用いた場合よりもエアフィルタ全体を軽量化することができる。
また、第1のろ材と第2のろ材とを合わせた、粒径0.3μm以上2.5μm以下の粒子の累計捕集効率が90%以上であることが好ましい。このような特性を有するエアフィルタは、PM2.5等の大気中に浮遊する粒子状物質が多い環境に好適に使用することができる。
また、枠材の上流側端部には、第1のろ材の上流側面と当接する上流側フランジが設けられ、
枠材の下流側端部には、第2のろ材の下流側面と当接する下流側フランジが設けられていることが好ましい。
上流側フランジおよび下流側フランジにより、第1のろ材および第2のろ材の上下流方向の位置決めをすることができるとともに、第1のろ材および第2のろ材の外周面と枠材の内周面との間を空気が通過することを妨げることができる。
本発明によれば、エアフィルタ全体を取り替えることで、捕集効率の異なる複数のろ材を同時にかつ容易に交換することができる。また、シール材を線状に設けることで、枠材の内周面にシール材をべた塗りする場合と比較して、使用するシール材の量を低減することができ、エアフィルタ全体の重量を軽減することができ、交換作業を容易にすることができるとともに、エアフィルタ全体のコストを削減することができる。
さらに、枠材が板紙または繊維板のような木材由来材料であると、使用後のエアフィルタ全体を熱回収(サーマルリサイクル)に活用することができる。さらに、粒径0.3μm以上2.5μm以下の粒子の累計捕集効率が90%以上であると、PM2.5等の大気中に浮遊する粒子状物質が多い環境に好適に使用することができる。
本実施形態のエアフィルタ1およびフィルタチャンバ100を示す斜視図である。 エアフィルタ1の分解斜視図である。 エアフィルタ1の下流側から見た立面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 図3のV部の拡大図である。 図3のVI−VI矢視断面図である。 枠材30の展開図である。
以下、本発明の実施形態に係るエアフィルタ1の構成について説明する。図1は、本実施形態のエアフィルタ1およびエアフィルタ1が収納されるフィルタチャンバ100を示す斜視図である。ここで、斜視図における左下方向を後方向、斜視図における右上方向を前方向、斜視図における左上方向を左方向、斜視図における右下方向を右方向、斜視図における上方向を上方向、斜視図における下方向を下方向、と定義する。なお、エアフィルタ1を通過する気体の上流側が前方向であり、下流側が後方向である。
フィルタチャンバ100は、外気を建築物の内部へ取り入れる空調ダクトに取付けられ、通気路を構成する。フィルタチャンバ100は、筐体101と、蓋102と、上流側ダクト継手103と、下流側ダクト継手104とを備える。
筐体101には、開口105が設けられており、図1に示すように、開口105から筐体101の内部にエアフィルタ1が挿入される。開口105は蓋102により塞がれる。筐体101内には、本実施形態に係るエアフィルタ1と併せて、他のエアフィルタを収納してもよい。
上流側ダクト継手103は筐体101の前側に設けられている。上流側ダクト継手103には、図示しない上流側空調ダクトが接続される。上流側空調ダクトは、図示しない室外機と接続されており、室外機から外気を筐体101内に供給する。
下流側ダクト継手104は、筐体101の後側に設けられている。下流側ダクト継手104には、図示しない下流側空調ダクトが接続される。下流側空調ダクトは、図示しない熱交換器を介して室内機と接続されており、筐体101内を通過した空気を室内に供給する。
図2はエアフィルタ1の分解斜視図であり、図3はろ過装置1の排気側から見た立面図、図4は図3のIV−IV矢視断面図、図5は図3のV部の拡大図であり、図6は図3のVI−VI矢視断面図である。エアフィルタ1は、プレフィルタ10(第1のろ材)、フィルタパック20(第2のろ材)、枠材30、およびシール材41a、41b、42a、42b、43、44を備える。
なお、図1と同様に、図2の斜視図における左下方向を後方向、斜視図における右上方向を前方向、斜視図における左上方向を左方向、斜視図における右下方向を右方向、斜視図における上方向を上方向、斜視図における下方向を下方向、と定義する。ここで、エアフィルタ1を通過する気体の上流側が前方向であり、下流側が後方向である。
プレフィルタ10は、前側(上流側)に設けられており、粒径5μm以上、濃度0.4〜7mg/mの粉塵の除去に用いられるフィルタである。プレフィルタ10の捕集効率は、重量法で70〜90%、比色法で15〜40%、計数法で5〜10%のいずれかであり、圧力損失は30〜296Pa、粉塵保持容量は500〜2000g/mである。捕集効率の測定において、重量法では、JIS Z8901に規定される15種の粉体、又は、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)に規定される粉塵が用いられる。比色法では、JIS Z8901に規定される11種の粉体が用いられる。計数法では、粒径0.3mmの、大気塵、ポリアルファオレフィン(PAO)、シリカのいずれかの粒子が用いられる。粉塵保持容量は、フィルタが所定の最終圧力損失に達するまでに捕集した粉塵量である。プレフィルタ10には、具体的に、合成樹脂等の繊維からなる、不織布、マット、フェルト状の濾材が用いられる。不織布は、例えばPET等の合成樹脂繊維を、例えばスチレン・ブタジエンゴム(SBR)等のバインダにより接着するケミカルボンド法により製造することができる。例えば、バインダ含有液中に繊維を含浸することで繊維同士を接着してもよいし、バインダを繊維に吹き付けることで繊維同士を接着してもよい。プレフィルタ10は、後述のエレクトレット処理が施されてもよい。また、プレフィルタ10のろ材をプリーツ形状に形成してもよい。
フィルタパック20は、プレフィルタ10よりも後側(下流側)に設けられており、粒径2.5μm以下、濃度が0.3mg/m以下の粉塵の除去に用いられるフィルタである。フィルタパック20のろ材としては、計数法による捕集効率が80%以上、圧力損失が79〜493Pa、粉塵保持容量が200〜800g/mのものが用いられる。
フィルタパック20は、捕集層21と、補強層22とを備える。捕集層21は、合成樹脂等の繊維からなる不織布や織布等の繊維体からなる。
不織布として、例えば、メルトブロー不織布を用いることができる。メルトブロー不織布は、例えば、溶融樹脂組成物を押し出して微細な樹脂流とし、この樹脂流を高速度の加熱気体と接触させて微細な繊維径の不連続ファイバーとし、このファイバーを多孔性支持体上に集積させることで形成される。メルトブロー不織布の目付は、5〜100g/m、好ましくは10〜80g/mである。ファイバーの径は、0.1〜10μm、好ましくは1〜6μmであり、平均繊維長は、50〜200mm、好ましくは80〜150mmである。
メルトブロー不織布の材質には、例えば、ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブチレン共重合体、エチレン−オクテン共重合体等のエチレン系共重合体、ポリプロピレンあるいはプロピレン共重合体、ポリブチレン等のポリオレフィン、6−ナイロン、66−ナイロン、6,66共重合ナイロン、610−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン等のポリアミドあるいは共重合ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート共重合体、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、脂肪族系ポリカーボネート、ポリウレタンエラストマー、ポリ塩化ビニルあるいは共重合体、全芳香族ポリエステル、ポリフェニレンサルファイド等から選ばれた少なくとも1種の重合体である。中でも、メルトブロー成形性に優れ、低コストであり、かつ、メルトブロー不織布の製造中にショットと呼ばれる繊維状にならないポリマー玉の混入が生じる可能性が極めて低い理由から、ポリプロピレンが好ましい。
補強層22は、捕集層21よりも剛性が高く、かつ通気性を有するシートである。補強層22は、変形しやすく、厚みが薄く、軽いものが好ましく用いられる。補強層22には、紙、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の合成樹脂からなる織布又は不織布、ネット等を用いることができる。不織布には、例えば、スパンボンド不織布を用いることができる。捕集層21がメルトブロー不織布である場合は、補強層22の不織布はスパンボンド不織布であることが好ましい。スパンボンド不織布は、公知のものを特に制限されることなく用いることができ、例えば、紡糸され、延伸されたフィラメントを、多孔性支持体上にランダムに集積したものが用いられる。このようなスパンボンド不織布は、連続したフィラメントからなり、延伸により分子配向が付与されているため、強度的に優れている点で好ましい。スパンボンド不織布の材質は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等が挙げられる。本実施形態では、ポリエステルが用いられる。スパンボンド不織布は、さらに、ニードルパンチング、エアーサクション、ウォータージェット等の手段によって繊維相互の絡み合いが生じているものであってもよい。スパンボンド不織布の目付は、補強性と通気抵抗性の観点から、10〜100g/m、好ましくは15〜50g/mである。フィラメントの繊度は、1〜3デニールであることが好ましい。
上記の捕集層21および補強層22に対して、エレクトレット処理を行うことが好ましい。エレクトレット処理は、不織布に対して直流電圧を印加することにより行われる。印加される直流電圧の値は、電極の形状、電極間距離等に応じて、エレクトレット不織布に要求される帯電電荷量、エレクトレット処理の速度等も勘案して、適宜定められる。例えば、電極間距離が8mmである場合、5kV以上の、好ましくは6〜20kVの直流電圧を不織布に印加することにより行われる。また、直流電圧の印加は、いずれの方法によって行われてもよく、特に制限されない。例えば、直流電圧を印加した電極間に不織布を通して行ってもよく、不織布の表面にコロナ放電やパルス状高電圧をかけることによって行なってもよい。また、不織布の表裏両面を他の誘電体で保持し、両面に直流高電圧を加える方法や、不織布に光照射しながら電圧を加える方法等が用いられてもよい。
補強層22は、捕集層21の片側又は両側に積層されてよい。捕集層21と補強層22の積層方法は、特に限定されず、例えば、接着剤を用いて2つの層を貼り合わせる方法や、メルトブロー法以外の製法で製造した補強層22の上にメルトブロー法により捕集層21を積層することが挙げられる。また、2種類の不織布を貼り合わせる方法としては、熱可塑性で低融点のホットメルト樹脂粉末を散布する方法や、湿気硬化型ウレタン樹脂をスプレー法で散布する方法や、熱可塑性樹脂、熱融着繊維を散布し熱路を通す方法等が挙げられる。特に、不織布同士の接着面積を減らして通気性を良くする理由で、熱可塑性で低融点のホットメルト樹脂粉末を散布する方法が好ましい。なお、ホットメルト樹脂としては、熱可塑性・低融点のポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系、ポリオレフィン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)系のものを使用できる。さらに、メルトブロー不織布とスパンボンド不織布とを貼り合わせる方法として、濾材2の柔軟性が高くなり、機械的強度および耐久性が顕著に向上する理由から、ヒートエンボス加工法が用いられてもよい。これにより、フィルタパックを一方向に長く形成した場合でも、硬質の補強材を用いることなく濾材を軽量化でき、濾材が薄くても、捻れ等に対する引張強度を十分に付与することができ、取り扱い時の破損を防止できる。
本実施形態においては、長尺の繊維体からなるろ材を一定の折り幅でジグザグに折り畳むことにより、ろ材がプリーツ形状に形成されており、フィルタパック20は全体として略直方体形状に形成されている。本実施形態においては、ろ材の折り目方向が上下方向となり、かつ、折り目が交互に気体の流入口側及び流出口17側を向くように配置される。
フィルタパック20のろ材のプリーツ形状を保持する方法として、ろ材の折り目に垂直方向にホットメルトリボンを塗布する方法、ろ材の折り目に垂直方向に支柱や櫛歯状の条片を設ける方法、ろ材に波形状のセパレータを介挿する方法、がある。また、ろ材の折り畳んだ状態において対向する面に突起が形成されるように、ろ材にエンボス加工を施し、当該突起によりプリーツ同士の間隔を維持してもよい。
なお、上記プレフィルタ10およびフィルタパック20のろ材に抗菌剤、防カビ剤等を担持させてもよい。
ここで、プレフィルタ10とフィルタパック20を合わせたエアフィルタ1全体の、粒径0.3μm以上2.5μm以下の粉塵の累計捕集効率は、90%以上であることが好ましい。
上記の累計捕集効率は、例えば以下のようにして計測することができる。具体的には、フィルタパック20の上流側に供給する空気(上流側の空気)中の粒径0.3μm以上2.5μm以下の粉塵を分級し、粒径毎の密度(μg/m)を求めるとともに、フィルタパック20を通過した空気(下流側の空気)中の粉塵を分級し、粒径毎の粉塵の密度(μg/m)を求める。例えば、粒径を、0.3μm以上0.5μm未満、0.5μm以上0.7μm未満、0.7μm以上1.0μm未満、1.0μm以上2.0μm未満、2.0μm以上2.5μm以下、の5段階に区分して、パーティクルカウンター(光散乱式気中粒子計数器、JIS B 9921)により計数することで、粒径毎の粒子数を求めることができる。具体的には、半導体レーザ等の光源からの光をパルス状に空気中の粒子に照射し、粒子による散乱光をフォトダイオード等の検出装置で検出する。散乱された光量から粒子の大きさを、散乱光のパルスの数から粒子の個数を計数することができる。
次に、粒径毎の粒子の個数に、粒径毎の密度(μg/m)を積算し、上流側空気中の粒径0.3μm以上2.5μm以下の粉塵全体の密度(Ag/mとする)および下流側空気中の粒径0.3μm以上2.5μm以下の粉塵全体の密度(Bg/mとする)を求める。累計捕集効率は(A−B)/A×100(%)で表される。このような特性を有するエアフィルタであれば、PM2.5等の大気中に浮遊する粒子状物質が多い環境に好適に使用することができる。
枠材30は、プレフィルタ10およびフィルタパック20を内部に保持することで、エアフィルタ1を一体的に形成するとともに、プレフィルタ10およびフィルタパック20の外周部を保護する。
図7は枠材30の展開図である。枠材30は板紙、繊維板(ファイバーボード)等の木材由来材料であって、容易に折り曲げ可能な材料により一体に形成されている。図7に示すように、枠材30は、天板31、底板32、右側板33、左側板34を備える。左側板34と天板31とが接続され、天板31と右側板33とが接続され、右側板33と底板32とが接続されている。左側板34と天板31との接続部、天板31と右側板33との接続部、右側板33と底板32との接続部を折り曲げ、底板32と左側板34とが図示しない接合部材(例えば、接着テープ等)により接合することで、矩形の枠材30が形成される。
天板31、底板32、右側板33、左側板34の前側(上流側)には、それぞれ上流側フランジ31a、32a、33a、34aが設けられている。また、天板31、底板32、右側板33、左側板34の後側(下流側)には、下流側フランジ31b、32b、33b、34bが設けられる。図6に示すように、上流側フランジ31aおよび下流側フランジ31bが天板31に対して略90度下方向に折り曲げられ、下流側フランジ32aおよび下流側フランジ32bが底板32に対して略90度上方向に折り曲げられている。
同様に、図4に示すように、上流側フランジ33aおよび下流側フランジ33bが右側板33に対して略90度左方向に折り曲げられ、下流側フランジ34aおよび下流側フランジ34bが左側板34に対して略90度右方向に折り曲げられている。これにより、枠材30は、内周に凹部を有する断面コ字型(略C字型)に形成される。この凹部内にプレフィルタ10およびフィルタパック20が保持される。
上流側フランジ31a、32a、33a、34aがプレフィルタ10の上流側面と当接するとともに、下流側フランジ31b、32b、33b、34bがフィルタパック20の下流側面と当接し、プレフィルタ10の下流側面とフィルタパック20の上流側面とが当接することで、プレフィルタ10およびフィルタパック20の上下流方向の位置が拘束される。また、上流側フランジ31a、32a、33a、34aにより、エアフィルタ1を通過する空気がプレフィルタ10の外周面と枠材30の内周面との隙間に流れることを妨げることができる。同様に、下流側フランジ31b、32b、33b、34bにより、プレフィルタ10を通過した空気がフィルタパック20の外周面と枠材30の内周面との隙間に流れることを妨げることができる。
板紙は木材パルプ、古紙などを原料として製造した厚い紙であり(JIS P0001)、単層抄きであってもよいし、多層抄き(積層紙)であってもよい。板紙の材料は木材パルプ、古紙に限らず、例えばポリエステル等の合成繊維や活性炭等を混合して抄いた混抄紙を用いてもよい。板紙の厚さは、枠材30の強度を維持するために、0.8mm以上であることが好ましく、枠材30の軽量化の観点から3.2mm以下であることが好ましい。なお、枠材30のシール材41a、41b、42a、42b、43、44との接着性を良好にするために、板紙の表面を樹脂によりコートしてもよい。
繊維板は主に木材などの植物繊維(古紙や木材パルプ等)を接着剤により成形したものであり、密度0.35g/cm未満のインシュレーションボード、密度0.35g/cm以上0.80g/cm未満のミディアムデンシティファイバーボード(MDF)、密度0.80g/cm以上のハードファイバーボード(いずれもJIS A5905)のいずれかを用いることができる。枠材30の強度を維持するために、ハードファイバーボードを用いることが好ましい。繊維板の厚さは、枠材30の強度を維持するために、0.8mm以上であることが好ましく、枠材30の軽量化の観点から2.5mm以下であることが好ましい。
なお、複数の繊維板を積層し、圧縮成形することで枠材30を形成してもよい。
また、枠材30に繊維板を用いる場合、天板31、底板32、右側板33、左側板34に対して、上流側フランジ31a、32a、33a、34aおよび下流側フランジ31b、32b、33b、34bを、あらかじめ略90度に折り曲げた状態に成形してもよい。
枠材30に板紙または繊維板を用いることで、エアフィルタ1全体を軽量化することができる。例えば、200mm×600mm×10mmのプレフィルタ10、200mm×600mm×60mmのフィルタパック20に対して、充分な強度を有する枠材30を板紙、繊維板、ステンレスのいずれかを用いて形成する場合、枠材30の重量は板紙であれば50g、繊維板であれば140g、ステンレスであれば600gとなる。プレフィルタ10が40g、とフィルタパック20が320g、シール材41a、41b、42a、42b、43、44が合計で20gであり、これらを合わせた重量が380gであるため、枠材30の軽量化がエアフィルタ1全体の軽量化に大きく寄与し、枠材30に板紙または繊維板を用いることで、エアフィルタ1全体で500g前後の重さとすることができる。
シール材41a、41b、42a、42b、43、44は、例えばホットメルト等の接着剤である。シール材41a、41b、42a、42b、43、44は、プレフィルタ10およびフィルタパック20を枠材30に組み込むときに、枠材30の内周面に塗布される。なお、図2の斜視図および図7の枠材30の展開図においては、塗布した状態におけるシール材41a、41b、42a、42b、43、44の位置が破線で記載されている。図7に示すように、シール材41a、41b、42a、42b、43、44は、通気路の上下流方向と交差する方向(上下方向または左右方向)に設けられる。シール材41a、41b、42a、42b、43、44の塗布幅(前後方向の幅)は、プレフィルタ10およびフィルタパック20の前後方向の長さよりも充分に狭い。接着力を充分に得るために、シール材41a、41b、42a、42b、43、44の塗布幅(前後方向の幅)を、例えば、4〜8mmとすることが好ましい。
シール材41aは天板31の下面の前側端部に左右方向に設けられる。シール材41aは、図6に示すように、天板31の下面の前側端部とプレフィルタ10の上面の前側端部とを接着する。
シール材41bは天板31の下面の後側端部に左右方向に設けられる。シール材41bは、図6に示すように、天板31の下面の後側端部とフィルタパック20の上面の後側端部とを接着する。
シール材42aは底板32の上面の前側端部に左右方向に設けられる。シール材42aは、図6に示すように、底板32の上面の前側端部とプレフィルタ10の下面の前側端部とを接着する。
シール材42bは底板32の上面の後側端部に左右方向に設けられる。シール材42bは、図6に示すように、底板32の上面の後側端部とフィルタパック20の下面の後側端部とを接着する。
ここで、図5および図6に示すように、シール材42bは、フィルタパック20のろ材の後側の折り目の下端部を底板32の上面の後側端部に固定する。これにより、フィルタパック20の下面の後側端部と底板32の上面との隙間が封止される。同様に、シール材41bは、フィルタパック20のろ材の後側の折り目の上端部を天板31の下面の後側端部に固定することにより、フィルタパック20の上面の後側端部と天板31の下面との隙間が封止される。
フィルタパック20のろ材の上面と天板31の下面との隙間、および、下面と底板32の上面との隙間は、ろ材の折り目部分で最も大きくなるが、ろ材の折り目部分でシール材41b、42bを用いることで、天板31の下面および底板32の上面とフィルタパック20との隙間を充分に封止することができる。このため、天板31の下面全体および底板32の上面全体にシール材を塗布する場合と比較してシール材の使用量を減らし、エアフィルタ1の軽量化を図るとともにコストを削減することができる。
シール材43は右側板33の左側面の前後方向の中間部に上下方向に設けられる。シール材43は、図4に示すように、右側板33の左側面とフィルタパック20のろ材の右端部とを接着する。
シール材44は左側板34の右側面の前後方向の中間部に上下方向に設けられる。シール材44は、図4に示すように、左側板34の右側面とフィルタパック20のろ材の左端部とを接着する。
シール材43、44により、フィルタパック20のろ材の左右端部と右側板33および左側板34との隙間が封止される。このため、右側板33の左側面全体および左側板34の右側面全体にシール材を塗布する場合と比較してシール材の使用量を減らし、エアフィルタ1の軽量化を図るとともにコストを削減することができる。
以上のように形成されるエアフィルタ1は、枠材30にプレフィルタ10およびフィルタパック20を組み込むことで一体に形成されているため、エアフィルタ1全体を交換することでプレフィルタ10とフィルタパック20とを同時に交換することができる。このため、例えばPM2.5等の大気中に浮遊する粒子状物質が多い環境など、捕集効率の異なる複数のろ材を定期的に交換する必要がある場合において特に有効である。
また、シール材41a、41b、42a、42b、43、44を線状に設けているため、枠材30の内周面にシール材をべた塗りする場合と比較して、使用するシール材の量を低減することができ、エアフィルタ1のコストを削減すると同時にエアフィルタ1の重量を軽減することができる。
さらに、枠材30に板紙または繊維板を用いることで、エアフィルタ1全体を軽量化することができる。
さらに、プレフィルタ10およびフィルタパック20が合成樹脂等の繊維からなり、枠材30が板紙または繊維板のような木材由来材料であるため、使用後のエアフィルタ1全体を熱回収(サーマルリサイクル)に活用することができる。
以上、本発明のエアフィルタ1について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。また、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
(プレフィルタ)
次の構成でケミカルボンド法でプレフィルタ用の不織布ろ材を作成した。
合成樹脂繊維として、PET繊維を54重量%、バインダとしてスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を46質量%用いた。
PET繊維の繊維構成は、繊維径が12デニールのものを50質量%、繊維径が15デニールのものを50質量%とした。上記の繊維構成により平均繊維径を13.5デニール(37.6μm)とした。
上記の合成樹脂繊維およびバインダを用いて、厚さ10mm、繊維目付300g/m、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が1490m/mのケミカルボンド不織布からなるプレフィルタを得た。
(フィルタパック)
厚さ0.1mm、目付23g/mのポリプロピレン製メルトブロー不織布に対し、エレクトレット処理を行った。エレクトレット処理は、電極間距離を8mmとして、6〜20kVの直流電圧をメルトブロー不織布に印加することにより行った。次いで、エレクトレット処理を行ったメルトブロー不織布と、厚さ0.53mm、目付110g/mのポリエステル製スパンボンド不織布との間に、ポリエステル系樹脂からなるホットメルトパウダーを散布し、160度で加熱することで積層し、厚さ0.63mm、目付133g/m、長さ603mm×幅116mmの濾材を得た。なお、得られた濾材は、TAPPI(The Technical Association of the Pulp and Paper Industry)規格:T−494に準拠するMD方向の引張強度は200N/50mmであった。
得られた濾材に対し、ロータリー式折り機でプリーツ加工を施し、さらに、表面にポリオレフィンからなるホットメルトリボンを形成して、フィルタパックを得た。
(枠材)
木材パルプ繊維を用いた、厚さ1.6±0.13mm、密度1.10±0.15g/cm、繊維板(パスコA1、北越紀州製紙株式会社製、表面加工なし)を折り曲げて枠材を形成し、ホットメルト(ホットメルトスティック、ヘンケルジャパン株式会社製)により上記のプレフィルタおよびフィルタパックを枠材内に固定し、エアフィルタを形成した。
(累計捕集効率の測定)
上記のエアフィルタをフィルタチャンバに収納し、毎時1200mで、外気をフィルタチャンバに供給し、エアフィルタを通過させた。このとき、エアフィルタよりも上流側の空気および下流側の空気中の微粒子をパーティクルカウンター(光散乱式気中粒子計数器、JIS B 9921)により計数し、粒径毎の粒子数を求めた。次に、粒径毎の1粒子当たりの平均質量を粒径毎に計数した粒子数に乗じることで、粒径毎の質量濃度を求めた。分級においては、粒径を、0.3μm以上0.5μm未満、0.5μm以上0.7μm未満、0.7μm以上1.0μm未満、1.0μm以上2.0μm未満、2.0μm以上2.5μm以下、の5段階に区分した。
5段階に区分した粒径毎に、上流側空気中の質量濃度(aμg/mとする)と下流側空気中の質量濃度(bμg/mとする)から捕集効率を(a−b)/a×100(%)として計算した。また、上流側空気の各区分の質量濃度の積算値(Aμg/mとする)と下流側空気の各区分の質量濃度の積算値(Bμg/mとする)から累計捕集効率を(A−B)/A×100(%)として計算した。
結果を表1に示す。
Figure 0006243146
上記実施形態のエアフィルタによれば、粒径0.3〜2.5μmの粉塵、すなわち、大気中に浮遊する微小粒子状物質PM2.5を、累計捕集効率で90%以上除去できることがわかる。
1 エアフィルタ
10 プレフィルタ
20 フィルタパック
21 捕集層
22 補強層
30 枠材
31 天板
32 底板
33 右側板
34 左側板
31a、32a、33a、34a 上流側フランジ
31b、32b、33b、34b 下流側フランジ
41a、41b、42a、42b、43、44 シール材
100 フィルタチャンバ(通気路)
102 蓋
103 上流側ダクト継手
104 下流側ダクト継手
105 開口

Claims (4)

  1. 通気路内に配置されるエアフィルタであって、
    第1のろ材と、
    前記第1のろ材よりも捕集効率が高く前記第1のろ材よりも通気路の下流側に前記第1のろ材と接して配置される第2のろ材と、
    前記第1のろ材および前記第2のろ材の外周部を囲み、前記第1のろ材および前記第2のろ材を一体に形成する枠材とを備え、
    前記第2のろ材は、プリーツ形状を有し、プリーツの折り目に垂直な方向にホットメルトリボンが設けられており、
    前記第1のろ材と前記枠材とは、上下流方向と交差する方向に線状に設けられたシール材により接着され、当該シール材は、前記第1のろ材の上面及び下面の上流側端部に設けられ
    前記第2のろ材と前記枠材とは、上下流方向と交差する方向に線状に設けられたシール材により接着され、当該シール材は、前記第2のろ材の上面及び下面の下流側端部に設けられていることを特徴とする、エアフィルタ。
  2. 前記枠材は板紙または繊維板からなることを特徴とする、請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 前記第1のろ材と前記第2のろ材とを合わせた、粒径0.3μm以上2.5μm以下の粒子の累計捕集効率が90%以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のエアフィルタ。
  4. 前記枠材の上流側端部には、前記第1のろ材の上流側面と当接する上流側フランジが設けられ、
    前記枠材の下流側端部には、前記第2のろ材の下流側面と当接する下流側フランジが設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアフィルタ。
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