JPH08229327A - ユニット型フィルタ - Google Patents
ユニット型フィルタInfo
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- JPH08229327A JPH08229327A JP4057995A JP4057995A JPH08229327A JP H08229327 A JPH08229327 A JP H08229327A JP 4057995 A JP4057995 A JP 4057995A JP 4057995 A JP4057995 A JP 4057995A JP H08229327 A JPH08229327 A JP H08229327A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変形し難く、組立作業の容易な枠を備えたユ
ニット型フィルタを提供することを目的とする。 【構成】 コ字型に折曲加工された紙材１４ａとＩ型の
紙材１４ｂの各端部同志を接合することで四角状に組み
立ててなる枠１３を備えたことを特徴とするユニット型
フィルタ。
ニット型フィルタを提供することを目的とする。 【構成】 コ字型に折曲加工された紙材１４ａとＩ型の
紙材１４ｂの各端部同志を接合することで四角状に組み
立ててなる枠１３を備えたことを特徴とするユニット型
フィルタ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は枠内にフィルタ素材を装
着してなるユニット型フィルタに関する。詳細には変形
し難く、組立作業の容易な枠を備えたユニット型フィル
タに関する。
着してなるユニット型フィルタに関する。詳細には変形
し難く、組立作業の容易な枠を備えたユニット型フィル
タに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ユニット型フィルタには、図１１に示すように、３箇所
で折曲加工された紙材４を折り曲げて、その紙材４の両
端部を隅部で接合して四角状に組み立ててなる枠３を備
えたものがあった。
ユニット型フィルタには、図１１に示すように、３箇所
で折曲加工された紙材４を折り曲げて、その紙材４の両
端部を隅部で接合して四角状に組み立ててなる枠３を備
えたものがあった。
【０００３】また別のユニット型フィルタとして、図１
２に示すように、２つのＬ字型に折曲加工された紙材
４、４を向かい合わせ、図１３に示すように、各紙材
４、４の端部同志を接合することで四角状に組み立てて
なる枠３を備えたものもある。
２に示すように、２つのＬ字型に折曲加工された紙材
４、４を向かい合わせ、図１３に示すように、各紙材
４、４の端部同志を接合することで四角状に組み立てて
なる枠３を備えたものもある。
【０００４】ところが、これらのユニット型フィルタに
おける枠は、その折曲部分が反発して９０゜以上に開こ
うとするために、図１４に示すように、枠３の形状が長
方形または正方形から、平行四辺形または菱形へ、ある
いは楕円形または円形へと変形し易くなっていた。この
ため、枠にフィルタ素材を装着したときに、枠が変形し
てフィルタ素材との間に隙間が生じ、エアーリークが発
生するということがあった。
おける枠は、その折曲部分が反発して９０゜以上に開こ
うとするために、図１４に示すように、枠３の形状が長
方形または正方形から、平行四辺形または菱形へ、ある
いは楕円形または円形へと変形し易くなっていた。この
ため、枠にフィルタ素材を装着したときに、枠が変形し
てフィルタ素材との間に隙間が生じ、エアーリークが発
生するということがあった。
【０００５】尚、枠の折曲部分の反発は、フィルタ枠と
して要求される機械的強度を満足させるため、枠を構成
する紙材として比較的厚みのあるものを使用しているた
めに生じる現象である。
して要求される機械的強度を満足させるため、枠を構成
する紙材として比較的厚みのあるものを使用しているた
めに生じる現象である。
【０００６】また別のユニット型フィルタとして、図１
６に示すように、４つのＩ字型の紙材４、４、４、４を
向かい合わせ、図１５に示すように、各紙材４、４、
４、４の端部同志を接合することで四角状に組み立てて
なる枠３を備えたものもある。
６に示すように、４つのＩ字型の紙材４、４、４、４を
向かい合わせ、図１５に示すように、各紙材４、４、
４、４の端部同志を接合することで四角状に組み立てて
なる枠３を備えたものもある。
【０００７】ところが、このユニット型フィルタにおけ
る枠は、折曲部分がなく、折曲部分の反発による枠の変
形はないものの、４箇所で各紙材の端部同志を接合して
四角状に組み立てる必要があった。しかも紙材端部の接
合位置がずれていると、該枠にフィルタ素材が装着でき
なかったり、装着できても該枠とフィルタ素材との間に
隙間ができてエアーリークが発生したりするなどの不具
合を生じるため、正確な位置決めをしなければならず、
その組立作業は煩雑を極めていた。
る枠は、折曲部分がなく、折曲部分の反発による枠の変
形はないものの、４箇所で各紙材の端部同志を接合して
四角状に組み立てる必要があった。しかも紙材端部の接
合位置がずれていると、該枠にフィルタ素材が装着でき
なかったり、装着できても該枠とフィルタ素材との間に
隙間ができてエアーリークが発生したりするなどの不具
合を生じるため、正確な位置決めをしなければならず、
その組立作業は煩雑を極めていた。
【０００８】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、変形し難く、組立作業の容易な枠を備えた
ユニット型フィルタを提供することを目的とするもので
ある。
ものであり、変形し難く、組立作業の容易な枠を備えた
ユニット型フィルタを提供することを目的とするもので
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、コ字型に折曲加工された紙
材とＩ型の紙材の各端部同志を接合することで四角状に
組み立ててなる枠を備えたことを特徴とするユニット型
フィルタをその要旨とした。
め、請求項１記載の発明は、コ字型に折曲加工された紙
材とＩ型の紙材の各端部同志を接合することで四角状に
組み立ててなる枠を備えたことを特徴とするユニット型
フィルタをその要旨とした。
【００１０】請求項２記載の発明は、紙材が断面コ字型
またはＬ字型に成形されていることを特徴とするユニッ
ト型フィルタをその要旨とした。
またはＬ字型に成形されていることを特徴とするユニッ
ト型フィルタをその要旨とした。
【００１１】請求項３記載の発明は、４箇所で折曲加工
された紙材を折り曲げて、その紙材の両端部を一辺上で
接合して四角状に組み立ててなる枠を備えたことを特徴
とするユニット型フィルタをその要旨とした。
された紙材を折り曲げて、その紙材の両端部を一辺上で
接合して四角状に組み立ててなる枠を備えたことを特徴
とするユニット型フィルタをその要旨とした。
【００１２】請求項４記載の発明は、枠が一辺の中央部
で接合されていることを特徴とするユニット型フィルタ
をその要旨とした。
で接合されていることを特徴とするユニット型フィルタ
をその要旨とした。
【００１３】請求項５記載の発明は、紙材が断面コ字型
またはＬ字型に成形されていることを特徴とするユニッ
ト型フィルタをその要旨とした。
またはＬ字型に成形されていることを特徴とするユニッ
ト型フィルタをその要旨とした。
【００１４】
【作用】請求項１記載のユニット型フィルタにあって
は、四角状の枠を構成するコ字型に折曲加工された紙材
の折曲部分が９０゜以上に開こうとするのを、Ｉ型の紙
材との接合部分がその動きを止めるので、長方形または
正方形といった四角形状を安定に維持できるようになっ
ている。
は、四角状の枠を構成するコ字型に折曲加工された紙材
の折曲部分が９０゜以上に開こうとするのを、Ｉ型の紙
材との接合部分がその動きを止めるので、長方形または
正方形といった四角形状を安定に維持できるようになっ
ている。
【００１５】請求項２記載のユニット型フィルタにあっ
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できるようになってい
る。
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できるようになってい
る。
【００１６】請求項３記載のユニット型フィルタにあっ
ては、４箇所で折曲加工された紙材を折り曲げて、その
紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠が組
み立てられているので、この接合部分を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとする働
きが生じ難くなっている。
ては、４箇所で折曲加工された紙材を折り曲げて、その
紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠が組
み立てられているので、この接合部分を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとする働
きが生じ難くなっている。
【００１７】請求項４記載のユニット型フィルタにあっ
ては、４箇所で折曲加工された紙材の両端部を一辺の中
央部で接合することで四角状の枠が組み立てられている
ので、この接合部分を境にその左右には各々２つの折曲
部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取れた
状態となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとす
る働きがより生じ難くなっている。
ては、４箇所で折曲加工された紙材の両端部を一辺の中
央部で接合することで四角状の枠が組み立てられている
ので、この接合部分を境にその左右には各々２つの折曲
部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取れた
状態となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとす
る働きがより生じ難くなっている。
【００１８】請求項５記載のユニット型フィルタにあっ
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できるようになってい
る。
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できるようになってい
る。
【００１９】
【実施例】以下、本発明のユニット型フィルタを図面に
示した一実施例に従って詳細に説明する。このユニット
型フィルタ１１は、図１に示すように、フィルタ素材１
２と枠１３とからなる。フィルタ素材１２としては特に
限定されず、例えばガラス繊維や合成繊維からなる不織
布、紙、織編物、またはこれらを組み合わせたものなど
従来より使用されているものを用いることができる。特
に分割繊維を用いた不織布やメルトブロー不織布などの
極細繊維を材料としたものは望ましい。また、フィルタ
素材１２は横断面が波形状となるように交互に折り込ま
れていると濾過面積が増えるのでより好ましい。
示した一実施例に従って詳細に説明する。このユニット
型フィルタ１１は、図１に示すように、フィルタ素材１
２と枠１３とからなる。フィルタ素材１２としては特に
限定されず、例えばガラス繊維や合成繊維からなる不織
布、紙、織編物、またはこれらを組み合わせたものなど
従来より使用されているものを用いることができる。特
に分割繊維を用いた不織布やメルトブロー不織布などの
極細繊維を材料としたものは望ましい。また、フィルタ
素材１２は横断面が波形状となるように交互に折り込ま
れていると濾過面積が増えるのでより好ましい。
【００２０】図２に示す枠１３は、２箇所で折曲加工し
てコ字型とした紙材１４ａと、紙材１４ａの一辺の長さ
に裁断したＩ型の紙材１４ｂとから構成されていて、図
３に示すように、これらコ字型の紙材１４ａ端部とＩ型
の紙材１４ｂ端部とを接合することで正方形状に組み立
てられている。このため、枠１３を構成するコ字型に折
曲加工された紙材１４ａの折曲部分が９０゜以上に開こ
うとするのを、Ｉ型の紙材１４ｂとの接合部分１８、１
８がその動きを止め、正方形状を安定に維持できるよう
になっている。
てコ字型とした紙材１４ａと、紙材１４ａの一辺の長さ
に裁断したＩ型の紙材１４ｂとから構成されていて、図
３に示すように、これらコ字型の紙材１４ａ端部とＩ型
の紙材１４ｂ端部とを接合することで正方形状に組み立
てられている。このため、枠１３を構成するコ字型に折
曲加工された紙材１４ａの折曲部分が９０゜以上に開こ
うとするのを、Ｉ型の紙材１４ｂとの接合部分１８、１
８がその動きを止め、正方形状を安定に維持できるよう
になっている。
【００２１】この枠を構成する紙材として、その構造、
目付、見かけ密度などは任意であり、枠として必要な機
械的強度及び保形性を確保できるものならば特に限定さ
れない。しかしながら、紙材の厚さは、０．５〜５ｍｍ
（より好ましくは０．５〜３ｍｍ）とするのが望まし
い。というのは紙材の厚さが０．５ｍｍ未満の場合、十
分な機械的強度が得られなくなり、紙材の厚さが５ｍｍ
を上回る場合には、折曲加工したときに、折曲部分の開
こうとする働き（復元力）が強くなるからである。
目付、見かけ密度などは任意であり、枠として必要な機
械的強度及び保形性を確保できるものならば特に限定さ
れない。しかしながら、紙材の厚さは、０．５〜５ｍｍ
（より好ましくは０．５〜３ｍｍ）とするのが望まし
い。というのは紙材の厚さが０．５ｍｍ未満の場合、十
分な機械的強度が得られなくなり、紙材の厚さが５ｍｍ
を上回る場合には、折曲加工したときに、折曲部分の開
こうとする働き（復元力）が強くなるからである。
【００２２】また紙材は、図１及び図２に示すように、
断面コ字型に成形されていて、機械的強度及び保形性の
向上、変形防止が計られている。紙材の成形方法として
は任意であるが、例えば図４に示すように、浅い角度に
角付された先端部を有するロール１５に紙材１４を押し
付けて浅い角度に紙材１４を成形する。次いで図５に示
すように、図４に示すロール１５よりも深い角度に角付
された先端部を有するロール１５に紙材１４を押し付け
て成形する。その後図６に示すように、図５に示すロー
ル１５よりも更に深い角度に角付された先端部を有する
ロール１５に紙材１４を押し付けて成形する、といった
具合いに紙材１４を多段的に成形すると共にその成形の
際に使用するロール１５先端部の角度を徐々に浅い角度
のものから深い角度のものへと変えていくという成形方
法が成形形状が変形し難いという点で好ましい。
断面コ字型に成形されていて、機械的強度及び保形性の
向上、変形防止が計られている。紙材の成形方法として
は任意であるが、例えば図４に示すように、浅い角度に
角付された先端部を有するロール１５に紙材１４を押し
付けて浅い角度に紙材１４を成形する。次いで図５に示
すように、図４に示すロール１５よりも深い角度に角付
された先端部を有するロール１５に紙材１４を押し付け
て成形する。その後図６に示すように、図５に示すロー
ル１５よりも更に深い角度に角付された先端部を有する
ロール１５に紙材１４を押し付けて成形する、といった
具合いに紙材１４を多段的に成形すると共にその成形の
際に使用するロール１５先端部の角度を徐々に浅い角度
のものから深い角度のものへと変えていくという成形方
法が成形形状が変形し難いという点で好ましい。
【００２３】また紙材１４には、図２及び図７に示すよ
うに、所定長さ毎に折曲線１６が設けられると共に各折
曲位置には切欠１７が設けられており、この折曲線１６
に沿って紙材１４を折り曲げることで枠１３が組み立て
られている。
うに、所定長さ毎に折曲線１６が設けられると共に各折
曲位置には切欠１７が設けられており、この折曲線１６
に沿って紙材１４を折り曲げることで枠１３が組み立て
られている。
【００２４】尚、この実施例ではコ字型に成形した紙材
により枠を構成しているが、図８に示すようにＬ字型に
成形した紙材１４ａ、１４ｂを用いて枠１３を構成する
こともでき、この場合も同様な作用、効果を期待するこ
とができる。
により枠を構成しているが、図８に示すようにＬ字型に
成形した紙材１４ａ、１４ｂを用いて枠１３を構成する
こともでき、この場合も同様な作用、効果を期待するこ
とができる。
【００２５】次に、図９及び図１０に示す枠について説
明する。尚、枠を構成する紙材、紙材の成形については
前述したものと同じであるため、ここでの説明は割愛す
る。図面に示す枠１３は、紙材１４の両端部を一辺上で
接合して正方形状に組み立てたものである。図９に示す
ように、紙材１４は４箇所で折曲加工されており、図１
０に示すように、各々の折曲加工される部分には切欠１
７が設けられている。そして、図１０中矢印で示すよう
に、この切欠１７に沿って紙材１４を折り曲げて正方形
状とし、紙材１４の両端部を接合することで枠１３が組
み立てられている。
明する。尚、枠を構成する紙材、紙材の成形については
前述したものと同じであるため、ここでの説明は割愛す
る。図面に示す枠１３は、紙材１４の両端部を一辺上で
接合して正方形状に組み立てたものである。図９に示す
ように、紙材１４は４箇所で折曲加工されており、図１
０に示すように、各々の折曲加工される部分には切欠１
７が設けられている。そして、図１０中矢印で示すよう
に、この切欠１７に沿って紙材１４を折り曲げて正方形
状とし、紙材１４の両端部を接合することで枠１３が組
み立てられている。
【００２６】このように構成された枠１３は一辺上に接
合部分１８があり、この接合部分１８を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっている。このため、折曲部分が９０゜以上に開こ
うとする働きが生じ難く、容易に変形しないようになっ
ている。
合部分１８があり、この接合部分１８を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっている。このため、折曲部分が９０゜以上に開こ
うとする働きが生じ難く、容易に変形しないようになっ
ている。
【００２７】尚、接合部分１８は一辺上にあれば上記効
果を奏するのであるが、本実施例のように一辺の中央部
にあると、接合部分１８を境にその左右には各々２つの
折曲部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取
れた状態となるので、折曲部分が開こうとする働きはさ
らに生じ難くなる。
果を奏するのであるが、本実施例のように一辺の中央部
にあると、接合部分１８を境にその左右には各々２つの
折曲部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取
れた状態となるので、折曲部分が開こうとする働きはさ
らに生じ難くなる。
【００２８】尚、本発明のユニット型フィルタでは、上
記のフィルタ素材１２と枠１３とが接着剤などによって
接合されていることが望ましく、例えばホットメルト接
着剤などの接着剤を両者の接合面に介在させることによ
って気密に接合されていることが望ましい。
記のフィルタ素材１２と枠１３とが接着剤などによって
接合されていることが望ましく、例えばホットメルト接
着剤などの接着剤を両者の接合面に介在させることによ
って気密に接合されていることが望ましい。
【００２９】尚、上に示した実施例は単なる説明例にす
ぎず、これに限定されるものではなく、例えば枠の形状
を正方形から長方形としたり、紙材の折曲線をヒンジと
して折り曲げ易くするなど、特許請求の範囲に記載され
た範囲内で自由に変更することができる。
ぎず、これに限定されるものではなく、例えば枠の形状
を正方形から長方形としたり、紙材の折曲線をヒンジと
して折り曲げ易くするなど、特許請求の範囲に記載され
た範囲内で自由に変更することができる。
【００３０】
【発明の効果】請求項１記載のユニット型フィルタにあ
っては、四角状の枠を構成するコ字型に折曲加工された
紙材の折曲部分が９０゜以上に開こうとするのを、Ｉ型
の紙材との接合部分がその動きを止めるので、長方形ま
たは正方形といった四角形状を安定に維持することがで
きる。このため、枠にフィルタ素材を装着したときに、
枠が変形してフィルタ素材との間に隙間が生じ、エアー
リークが発生するということもない。
っては、四角状の枠を構成するコ字型に折曲加工された
紙材の折曲部分が９０゜以上に開こうとするのを、Ｉ型
の紙材との接合部分がその動きを止めるので、長方形ま
たは正方形といった四角形状を安定に維持することがで
きる。このため、枠にフィルタ素材を装着したときに、
枠が変形してフィルタ素材との間に隙間が生じ、エアー
リークが発生するということもない。
【００３１】また、このユニット型フィルタにあって
は、枠がコ字型の紙材端部とＩ型の紙材端部とを接合す
ることで正方形状に組み立てられており、その接合箇所
は２箇所で位置決めも容易であることから、該枠の組み
立て作業が簡便に行える。
は、枠がコ字型の紙材端部とＩ型の紙材端部とを接合す
ることで正方形状に組み立てられており、その接合箇所
は２箇所で位置決めも容易であることから、該枠の組み
立て作業が簡便に行える。
【００３２】請求項２記載のユニット型フィルタにあっ
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できる。
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できる。
【００３３】請求項３記載のユニット型フィルタにあっ
ては、４箇所で折曲加工された紙材を折り曲げて、その
紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠が組
み立てられているので、この接合部分を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとする働
きが生じ難くなっている。このため、枠は変形し難く、
フィルタ素材との間に隙間が生じ、エアーリークが発生
するということもない。
ては、４箇所で折曲加工された紙材を折り曲げて、その
紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠が組
み立てられているので、この接合部分を境にその左右に
は各々２つの折曲部分が存在し、バランスが取れた状態
となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとする働
きが生じ難くなっている。このため、枠は変形し難く、
フィルタ素材との間に隙間が生じ、エアーリークが発生
するということもない。
【００３４】また、このユニット型フィルタにあって
は、紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠
が組み立てられているので、その接合箇所は１箇所で位
置決めも容易であることから、該枠の組み立て作業が簡
便に行える。
は、紙材の両端部を一辺上で接合することで四角状の枠
が組み立てられているので、その接合箇所は１箇所で位
置決めも容易であることから、該枠の組み立て作業が簡
便に行える。
【００３５】請求項４記載のユニット型フィルタにあっ
ては、４箇所で折曲加工された紙材の両端部を一辺の中
央部で接合することで四角状の枠が組み立てられている
ので、この接合部分を境にその左右には各々２つの折曲
部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取れた
状態となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとす
る働きがより生じ難く、枠はより変形し難くなってい
る。このため、枠の変形によりフィルタ素材との間に隙
間が生じ、エアーリークが発生するということもない。
ては、４箇所で折曲加工された紙材の両端部を一辺の中
央部で接合することで四角状の枠が組み立てられている
ので、この接合部分を境にその左右には各々２つの折曲
部分が左右対称の位置に存在し、最もバランスが取れた
状態となっており、折曲部分が９０゜以上に開こうとす
る働きがより生じ難く、枠はより変形し難くなってい
る。このため、枠の変形によりフィルタ素材との間に隙
間が生じ、エアーリークが発生するということもない。
【００３６】請求項５記載のユニット型フィルタにあっ
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できる。
ては、断面コ字型またはＬ字型に成形されている紙材に
よって枠を構成したので、枠の機械的強度及び保形性が
向上し、より確実に変形が防止できる。
【図１】本発明のユニット型フィルタを示す斜視図。
【図２】本発明のユニット型フィルタにおける枠を示す
斜視図。
斜視図。
【図３】枠を構成するコ字型の紙材端部とＩ型の紙材端
部とを接合しようとしている状態を示す平面図。
部とを接合しようとしている状態を示す平面図。
【図４】浅い角度に角付けされたロール先端部に紙材を
押し付けた状態を示す拡大断面図。
押し付けた状態を示す拡大断面図。
【図５】図４に示すロールによりも深い角度に角付けさ
れたロール先端部に紙材を押し付けた状態を示す拡大断
面図。
れたロール先端部に紙材を押し付けた状態を示す拡大断
面図。
【図６】図５に示すロールによりもさらに深い角度に角
付けされたロール先端部に紙材を押し付けた状態を示す
拡大断面図。
付けされたロール先端部に紙材を押し付けた状態を示す
拡大断面図。
【図７】枠を構成する断面コ字型に成形された紙材を示
す斜視図。
す斜視図。
【図８】断面Ｌ字型に成形された紙材を枠形状に組み立
てた状態を示す斜視図。
てた状態を示す斜視図。
【図９】本発明のユニット型フィルタにおける枠の別例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図１０】図９に示す枠を構成する紙材を示す平面図。
【図１１】従来のユニット型フィルタにおける枠を示す
斜視図。
斜視図。
【図１２】従来のユニット型フィルタにおける別の枠を
構成する紙材を示す平面図。
構成する紙材を示す平面図。
【図１３】図１３に示す紙材によって構成された枠を示
す斜視図。
す斜視図。
【図１４】枠が変形した状態を示す平面図。
【図１５】従来のユニット型フィルタにおける更に別の
枠を示す斜視図。
枠を示す斜視図。
【図１６】図１５に示す枠を構成する紙材を示す平面
図。
図。
１２・・・フィルタ素材 １３・・・枠 １４・・・紙材 １８・・・接合部分
Claims (5)
- 【請求項１】 コ字型に折曲加工された紙材とＩ型の紙
材の各端部同志を接合することで四角状に組み立ててな
る枠を備えたことを特徴とするユニット型フィルタ。 - 【請求項２】 紙材が断面コ字型またはＬ字型に成形さ
れていることを特徴とする請求項１記載のユニット型フ
ィルタ。 - 【請求項３】 ４箇所で折曲加工された紙材を折り曲げ
て、その紙材の両端部を一辺上で接合して四角状に組み
立ててなる枠を備えたことを特徴とするユニット型フィ
ルタ。 - 【請求項４】 紙材端部が一辺の中央部で接合されてい
ることを特徴とする請求項３記載のユニット型フィル
タ。 - 【請求項５】 紙材が断面コ字型またはＬ字型に成形さ
れていることを特徴とする請求項３または４記載のユニ
ット型フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057995A JPH08229327A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ユニット型フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057995A JPH08229327A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ユニット型フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08229327A true JPH08229327A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12584410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4057995A Pending JPH08229327A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ユニット型フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08229327A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001029723A (ja) * | 1999-05-18 | 2001-02-06 | Toray Ind Inc | フィルタおよびその製造方法ならびに製造装置 |
| JP2002058943A (ja) * | 2000-08-14 | 2002-02-26 | Bridgestone Corp | フィルター及びその製造方法 |
| US6674334B1 (en) | 1999-12-02 | 2004-01-06 | Seiko Epson Corporation | Oscillator having surface acoustic wave resonator and oscillation circuit |
| JP2013215641A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Daikin Industries Ltd | 空気調和装置用エアフィルターおよびその製造方法 |
| JP2013230446A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Yuho:Kk | フィルターユニットとその製造方法、及びエアフィルター |
| JP2015000357A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 日本無機株式会社 | エアフィルタ |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4057995A patent/JPH08229327A/ja active Pending
Cited By (6)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001029723A (ja) * | 1999-05-18 | 2001-02-06 | Toray Ind Inc | フィルタおよびその製造方法ならびに製造装置 |
| US6674334B1 (en) | 1999-12-02 | 2004-01-06 | Seiko Epson Corporation | Oscillator having surface acoustic wave resonator and oscillation circuit |
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| JP2013230446A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Yuho:Kk | フィルターユニットとその製造方法、及びエアフィルター |
| JP2015000357A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 日本無機株式会社 | エアフィルタ |
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