JP6241371B2 - 乗物用テーブル - Google Patents

乗物用テーブル Download PDF

Info

Publication number
JP6241371B2
JP6241371B2 JP2014120390A JP2014120390A JP6241371B2 JP 6241371 B2 JP6241371 B2 JP 6241371B2 JP 2014120390 A JP2014120390 A JP 2014120390A JP 2014120390 A JP2014120390 A JP 2014120390A JP 6241371 B2 JP6241371 B2 JP 6241371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
table main
state
support base
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014120390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016000544A (ja
Inventor
西村 聖也
聖也 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2014120390A priority Critical patent/JP6241371B2/ja
Publication of JP2016000544A publication Critical patent/JP2016000544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6241371B2 publication Critical patent/JP6241371B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

本発明は、乗物用テーブルに関する。詳しくは、乗物用シートの着座者に供される乗物用テーブルに関する。
従来、乗物用シートにおいて、シートの横隣に設置されたアームレストの支持台に対して、テーブルが展開・収納可能に設けられた技術が知られている(特許文献1)。上記テーブルは、支持台の内部にシート幅方向に面を向けて収納された状態から、面内方向の回転により上方側に起こし上げられた後、着座乗員の前部に倒し込まれて展開される構成とされている。更に、上記テーブルは、上記着座乗員の前部に倒し込まれた展開状態から、その使用位置を前後方向に押引して調整することができるようになっている。
特開平3−50037号公報
しかし、上記従来技術では、テーブルを展開収納するための機構と使用位置を調整するための機構とによって構成全体が煩雑となっている。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、乗物用テーブルを展開収納する構成を利用して使用位置の調整を行えるようにする機構を少ない部品点数で構成することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブルは次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用テーブルであって、物載せとなるテーブル本体と、テーブル本体を乗物用シートの横隣に設けられた支持台に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有する。テーブル移動装置は、上下スライド機構と、回転機構と、を有する。上下スライド機構は、テーブル本体を支持台に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結し、テーブル本体を支持台に形成された凹部の内外にスライドさせられるようにする。回転機構は、テーブル本体を上下スライド機構の高さ方向にスライドするスライド部材に対して前後方向を軸方向とする回転軸まわりに起倒回転させられる状態に連結し、テーブル本体を凹部内に収納可能な起立位置と物載せとして使用可能な水平位置との間で回転させられるようにする。テーブル本体或いはスライド部材が回転軸に対して軸方向にスライド可能な状態に連結されていることにより、テーブル本体を水平位置に展開した状態で前後方向に位置調整することのできる調整機構が構成されている。
この第1の発明によれば、回転機構の構成の一部を前後スライド可能な構成とすることにより、回転機構の構成を用いてテーブル本体の前後位置を調整可能な調整機構を構成することができる。このように、乗物用テーブルを展開収納する構成を利用して、テーブル本体の使用位置の調整を行えるようにする機構を少ない部品点数で構成することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において次の構成とされているものである。すなわち、凹部が支持台のシート幅方向の内側の壁部に形成されてテーブル本体をシート幅方向にテーブル面を向けさせて露出させた状態にして収納する構成となっている。
この第2の発明によれば、テーブル本体を支持台の両壁部の間に収める構成とならなくなるため、テーブルを支持台に対して嵩張らせない状態に収納することができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において次の構成とされているものである。すなわち、回転機構によるテーブル本体の水平位置への倒れ込み回転は、テーブル本体と一体的に回転する部材に設けられた張出し片がスライド部材に設けられたストッパ片に当たることで係止されると共に、張出し片が支持台に形成された係止溝内に入り込むことにより落下移動が規制された状態に保持されるようになっている。調整機構によるテーブル本体の前後方向の位置調整移動は、張出し片がストッパ片及び係止溝に対して前後方向に摺動できるようになっていることによりテーブル本体が水平姿勢に保たれて行われるようになっている。
この第3の発明によれば、テーブル本体を水平姿勢に保った状態で前後方向に位置調整させられるようにする機構を簡単に構成することができる。
実施例1のテーブルの概略構成を示す斜視図である。 テーブル本体が収納された状態を示す斜視図である。 テーブル本体が収納位置から引き出された状態を示す斜視図である。 テーブル本体が使用位置に倒し込まれた状態を示す斜視図である。 テーブル本体が広げられた状態を示す斜視図である。 テーブル本体が前方側に位置調整された状態を示す斜視図である。 テーブル本体が収納された状態を示す正面図である。 同側面図である。 テーブル本体の収納状態を示す要部拡大図である。 図9のX-X線断面図である。 図9のXI-XI線断面図である。 図9のXII-XII線断面図である。 図9のXIII-XIII線断面図である。 図9のXIV-XIV線断面図である。 テーブル本体が使用位置に展開された状態の要部拡大図である。 同平面図である。 図16のXVII-XVII線断面図である。 図16のXVIII-XVIII線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のテーブル10の構成について、図1〜図18を用いて説明する。本実施例のテーブル10は、図1〜図2に示すように、自動車のシート1に着座した乗員に供されるものとなっている。ここで、上記シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する構成となっている。上記シート1は、シートクッション3がその左右両側部に立設された立壁状の支持台4によってフロア上に左右両側から支持された構成となっている。上記各支持台4は、その上面部が平面状のアームレスト5となっており、着座乗員が肘掛けとして快適に利用することができるようになっている。
上述したテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11を着座乗員から見て左側(図示向かって右側)の支持台4に対して展開・収納させられる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を有する構成となっている。上記テーブル移動装置10Mは、テーブル本体11を支持台4に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結する上下スライド機構10M1(図3参照)と、テーブル本体11を上述した上下スライド機構10M1のスライド部材13に対してシート幅方向に起倒回転させられる状態に連結する回転機構10M2(図4参照)と、上述したテーブル本体11を水平姿勢の使用位置に展開した状態において前後方向に位置調整させられるようにする調整機構10M3(図6参照)と、を有する。
上述した上下スライド機構10M1は、図3に示すように、テーブル本体11に連結されたスライド部材13を、支持台4に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結して、テーブル本体11を支持台4に形成された凹部4Aの内外に高さ方向に出し入れさせられるようにする構成となっている。また、回転機構10M2は、図4に示すように、上述したテーブル本体11を上述した上下スライド機構10M1のスライド部材13に対して、前後方向を軸方向とする回転軸14により連結して、テーブル本体11をスライド部材13がスライドする凹部4Aの直上方向に真っ直ぐに起立させた姿勢位置と、物載せとして使用可能となる水平姿勢まで倒し込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられるようにする構成となっている。また、調整機構10M3は、図6に示すように、上述したテーブル本体11を上述した回転機構10M2の回転軸14に対して軸方向(前後方向)にスライドさせられる状態に連結することで、テーブル本体11を水平姿勢の使用位置に展開させた状態で回転軸14に沿って前後方向に位置調整させられるようにする構成となっている。
上述したテーブル本体11は、図5に示すように、互いに2つ折り可能にヒンジ連結された第1テーブル板11A及び第2テーブル板11Bと、第1テーブル板11Aの裏面部全体を被覆する樹脂製のカバー部材11C(図2参照)と、を有する構成となっている。図2に示すように、上述したカバー部材11Cは、テーブル本体11が支持台4の凹部4A内に収納された状態では、テーブル本体11をシート内側から被覆した状態となる構成となっており、その上端側の領域部には、部分的に形状を凹ませた取っ手11C1が形成されている(図2参照)。上記取っ手11C1は、着座乗員がテーブル本体11の展開・収納の各操作を行う際に指を掛け入れて各操作を行えるようにする操作部として機能するものとなっている。
上記テーブル本体11は、上述した支持台4に対して展開・収納される各操作時には、それぞれ、第2テーブル板11Bが第1テーブル板11Aのテーブル面上に折り畳まれたコンパクトな状態で展開・収納されるようになっている。そして、上記テーブル本体11は、図5に示すように、着座乗員の前部に水平姿勢の状態に展開されることにより、第2テーブル板11Bを第1テーブル板11Aの横に開いてテーブル面を横に広げて使用することができるようになっている。なお、上述したテーブル本体11を水平姿勢の使用位置に展開させた時の各部の状態は、図15〜図18において詳しく示されている。
また、上述したテーブル本体11は、上述した使用位置に展開された状態から、次のように支持台4に形成された凹部4A内に収納されるようになっている。先ず、図5〜図6にて前述したように、テーブル本体11が横に広げられていたり前方側に使用位置を調整されていたりする場合には、テーブル本体11を2つ折りにした状態に戻すと共に、最後部側のスライド位置に戻す。そしてそこから、テーブル本体11を図4に示すように回転軸14を中心にシート外側に跳ね上げて上方側に起立させた状態にする。
更にそこから、テーブル本体11を図3に示すように上下スライド機構10M1の動きに従って支持台4の凹部4A内に落とし込んでいく。これにより、図2及び図7〜図8に示すように、テーブル本体11が、支持台4の凹部4A内にシート幅方向にテーブル面を向けた状態に収納された状態となる。上記テーブル10は、上記のようにテーブル本体11が支持台4の凹部4A内にシート幅方向にテーブル面を向けた状態に収納されるようになっていることにより、支持台4をシート幅方向に嵩張らせることなくテーブル本体11を収まり良く収納することができるようになっている。
具体的には、上記テーブル本体11は、上述した支持台4の凹部4A内に収納されることにより、そのシート内側を向く側面(カバー部材11Cのシート内側の側面)が、支持台4のシート内側の側壁面と略面一状の側壁面を成して外部に露出した状態として、支持台4の立壁形状からシート内側に出っ張らない形に収められるようになっている。このような構成となっていることにより、テーブル10は、支持台4に形成された凹部4Aの凹み形状を、テーブル本体11の収納によって外部に露出させない状態に充填することができると共に、凹部4A内に収納したテーブル本体11のシート内側の側面によって支持台4のシート内側の側壁面を兼ねさせて見栄えの良い連続感のある形にすることができるようになっている。
上述した支持台4は、図2〜図3に示すように、そのシート内側の側壁部に、上述したテーブル本体11を上方側から落とし込んで収納することの可能な凹部4Aが形成された構成となっている。上記凹部4Aは、支持台4のシート内側とシート上側とにそれぞれ開口した形に形成されている。上記凹部4Aは、支持台4のシートクッション3の着座面より低い領域まで下方側に延びた形となっており、テーブル本体11をシートクッション3の着座面よりも低い領域まで深く落とし込んで収納することができるようになっている。
上述した凹部4Aの前後箇所には、それぞれ、凹部4Aの内周壁面の形に沿って高さ方向に延びる上下レール4Bが設けられている。これら上下レール4Bは、上述した上下スライド機構10M1を構成するスライド部材13を、高さ方向にのみスライドさせられる状態となるようにガイドする構成となっている。各上下レール4Bには、図9〜図10に示すように、スライド部材13の前後側の各端部に形成された各嵌合部13Aを、それぞれ高さ方向にのみスライドさせられる状態となるように嵌合させる横断面L字形状に刳り貫かれたレール溝4B1が形成されている。
また、各上下レール4Bには、図9〜図11に示すように、上述した支持台4のシート内側の側壁面と面一状に、凹部4A内に向かって前後方向に張り出す張出し面部4B2が形成されている。これら張出し面部4B2は、上述した各上下レール4B間の凹部4A内領域に収納されたテーブル本体11(図9〜図10参照)のシート内側の側面(カバー部材11Cのシート内側の側面)にあてがわれるように張り出して、テーブル本体11のシート内側への移動を規制するように機能するものとなっている。
ここで、上述したテーブル本体11の第1テーブル板11Aを裏面側から被覆するカバー部材11Cは、図2及び図9に示すように、テーブル本体11が支持台4の凹部4A内に収納された状態時には、上述した各上下レール4Bのシート内側の側面と面一状の面を成して、これら上下レール4Bと共に支持台4のシート内側の側壁面を形成するようになっている(図7、図11、図12及び図14参照)。上述したカバー部材11Cは、詳しくは、図9、図12及び図14に示すように、その前後側の各縁部が、それぞれ、各上下レール4Bの張出し面部4B2にシート外側からあてがわれる形となるように部分的に凹んだ断面形状に形成されている。これにより、カバー部材11Cは、上述した各上下レール4Bと互いのシート内側の側面が面一状となる形に形成されていても、各上下レール4Bの張出し面部4B2によってシート内側からあてがわれた状態とされるようになっている。
上述した各張出し面部4B2は、各上下レール4Bの上端部領域には形成されておらず、これら上端部領域には、テーブル本体11のシート内側への移動(倒し込み)を許容する開口部4Cが形成されている(図9及び図12参照)。また、図9に示すように、上述した各上下レール4Bの上端部には、上述した各レール溝4B1の上端に蓋をする形に延びる天板面4B4が形成されている。これら天板面4B4は、上述した各上下レール4Bのレール溝4B1内をスライドするスライド部材13の上方側への移動を規制する規制面として機能するものとなっている。上記各天板面4B4は、上述したテーブル本体11を凹部4A内から引き上げる際の移動や凹部4A内へ落とし込む際の移動を阻害しない程度に凹部4A内に向かって張り出した形状となっている。
上述したスライド部材13は、図9〜図10に示すように、前後方向に長尺な部材によって構成されている。上記スライド部材13は、その前後側の各端部に形成された横断面L字形状の各嵌合部13Aが、それぞれ、上述した支持台4の凹部4A内に臨む前後側の各上下レール4Bに形成された各レール溝4B1内に嵌め込まれた状態とされている。これにより、スライド部材13は、上述した各上下レール4Bに対して、それぞれ高さ方向にのみスライド可能となるように嵌合した状態に組み付けられた状態とされている。
上述したスライド部材13には、図9及び図13に示すように、その上述した各上下レール4Bに嵌め込まれた各嵌合部13A間に跨る架橋部13Bに、シート幅方向に貫通した矩形状のスリット13B1が形成されている。上記スリット13B1は、前後方向に長尺状に延びる形に開口した形状とされている。上記スリット13B1は、図13及び図17に示すように、上述したテーブル本体11が起立姿勢の状態から水平姿勢の状態に倒し込まれる際に、テーブル本体11の第1テーブル板11Aから下方側に向かって延びる張出し片11A1を、その開口内に受け入れるように機能するものとなっている。
また、上記スリット13B1によって枠状に刳り貫かれた架橋部13Bの上側の枠片は、上述したテーブル本体11が水平姿勢の使用位置まで倒し込まれることで、上記スリット13B1の開口内に受け入れられた張出し片11A1を下方側から当接させて回転止めするストッパ片13Cとして構成されている。上記ストッパ片13Cは、図9〜図10に示すように、上述した各上下レール4B間の前後方向の配置間領域の広い範囲に亘って前後方向に真っ直ぐに延びる形に形成されている。これにより、上記ストッパ片13Cは、図1及び図17に示すように、テーブル本体11を上記水平姿勢の状態に倒して張出し片11A1を下方側から当接させた状態とすることで、張出し片11A1をその下面に沿って前後方向に摺動させられるようにガイドして、テーブル本体11を水平姿勢に保ったまま回転軸14に沿って前後方向にスライドさせられるようにするようになっている(図16参照)。
ここで、図7及び図17に示すように、上述した支持台4の凹部4A内のシート幅方向の内側に面を向ける内側面部には、その上端側領域に、前後方向に筋状に延びる形に窪んだ係止溝4A1が形成されている。上記係止溝4A1は、上述したテーブル本体11を凹部4A内から上方側に引き上げた後にシート内側に向けて水平姿勢の状態に倒し込むことにより、上述したテーブル本体11に形成された張出し片11A1をその内部に受け入れる受入溝として機能するものとなっている。上記係止溝4A1は、上記テーブル本体11の倒し込みによって張出し片11A1がその内部に受け入れられることにより、テーブル本体11の水平姿勢に展開された状態からの落下移動を、張出し片11Aを下方側からあてがえて支持することによって係止させるようになっている。
より具体的に説明すると、上述したテーブル本体11は、上述した張出し片11A1が支持台4の凹部4Aの内側面部に形成された係止溝4A1とほぼ並ぶ位置まで凹部4A内から引き上げられることによって、その水平姿勢への倒し込みにより、張出し片11A1が係止溝4A1内に入り込むようになっている。上記テーブル本体11は、上述した水平姿勢への倒し込みによって、上述した張出し片11A1がスライド部材13のストッパ片13Cに下方側から当たって水平姿勢の使用位置に係止されるようになっている。したがって、上記テーブル本体11の倒し込みによって、張出し片11A1がスライド部材13のストッパ片13Cに下方側から当接すると共に支持台4の凹部4Aの内側面部に形成された係止溝4A1内に入り込んだ状態となる。これにより、テーブル本体11は、上記張出し片11A1が係止溝4A1の底面に当接する位置までは僅かに落下するものの、それ以上の落下移動が規制された状態として、係止溝4A1に係止された状態となる。
すなわち、上述したテーブル本体11は、前述したスライド部材13に対しては、回転軸14まわりの回転でしか高さ方向に移動できないように連結された状態とされている。また、スライド部材13は、支持台4に対しては、高さ方向にしか移動できないように連結された状態とされている。したがって、上述したテーブル本体11の水平姿勢への倒し込みによって、張出し片11A1がスライド部材13のストッパ片13Cに下方側から当たってテーブル本体11の一方向(倒し込み方向)の回転が規制された状態となると共に、張出し片11A1が支持台4の凹部4Aの内側面部に形成された係止溝4A1の底面にも上方側から当たってテーブル本体11の他方向(起こし上げ方向)の回転も規制された状態となることで、テーブル本体11が支持台4に対してその自重作用によって水平姿勢の状態に保持されると共にその落下移動も規制された状態に保持されるようになる。
上述したテーブル本体11は、上述した水平姿勢に倒し込まれた状態から、テーブル本体11を横方向に起こし上げるように操作するのみで、簡単に、凹部4Aの直上方向に真っ直ぐに起立した姿勢状態に戻されるようになっている。具体的には、上記テーブル本体11を水平姿勢に倒し込まれた状態から横方向に起こし上げるように操作すると、上述した張出し片11A1が上述した係止溝4A1の底面との接触点を支点に起こし上げられるように操作されて、テーブル本体11が上記起立姿勢に起こし上げられていく。この起こし上げにより、張出し片11A1が係止溝4A1の外側に抜けて、テーブル本体11の直下方向に真っ直ぐに張り出した状態となる(図13参照)。
ところで、図17において上述した係止溝4A1も、上述したスライド部材13に形成されたスリット13B1(ストッパ片13C)と同様に、上述した前後側の各上下レール4B間の配置間領域の広い範囲に亘って前後方向に真っ直ぐに延びる形に形成されている。これにより、上記係止溝4A1も、テーブル本体11を水平姿勢の状態に倒して張出し片11A1を上方側から当接させた状態とすることで、テーブル本体11を上述した回転軸14に沿って前後方向にスライドさせる動きに合わせて、張出し片11A1を係止溝4A1の底面に沿って前後方向に摺動させられるようにガイドすることができるようになっている。
このように、上述したテーブル本体11を凹部4Aの上方側に引き上げた後にシート内側へ倒し込むことにより、上述したスライド部材13のスリット13B1と支持台4の凹部4Aの内側面に形成された係止溝4A1とにそれぞれテーブル本体11から延びる張出し片11A1を入り込ませて、同張出し片11A1を上記スリット13B1の上面(ストッパ片13Cの下面)と係止溝4A1の底面との間に高さ方向に押し挟んだ状態として、テーブル本体11を高さ方向にバタつかせない状態に押さえ込むことができるようになっている。そして、上記スライド部材13のスリット13B1の上面(ストッパ片13Cの下面)と係止溝4A1の底面とがそれぞれ前後方向に面一状に真っ直ぐに延びる形に形成されていることにより、上記テーブル本体11の張出し片11A1を高さ方向に押し挟んだ状態のまま、テーブル本体11を回転軸14に沿って前後方向に真っ直ぐにスライドさせることができるようになっている(調整機構10M3)。
ここで、上述したテーブル本体11は、図9〜図10に示すように、上述した第1テーブル板11Aの端部から延びる張出し片11A1が、上述したスライド部材13に結合された回転軸14に対して、回転可能かつ軸方向にスライド可能に連結された状態とされている。上述した張出し片11A1は、テーブル本体11が支持台4の凹部4A内に収納された状態で見た時に、第1テーブル板11Aの下端側の後端部領域から下方側に部分的に張り出した形となって形成されている。
このような構成となっていることにより、テーブル本体11は、図4に示すように、上述した回転軸14を中心に、凹部4Aの直上方向に真っ直ぐに起立した姿勢位置と、同姿勢位置からシート内側に水平角度まで倒し込まれた姿勢位置と、の間で起倒回転することができるようになっている。なおかつ、テーブル本体11は、上述した水平姿勢の使用位置に倒し込まれた状態では、上述した倒し込みによってスライド部材13のスリット13B1内に入り込んだ張出し片11A1が、スリット13B1内を前後方向にスライドすることができる範囲内において、前後方向にスライドすることができるようになっている。上記張出し片11A1は、テーブル本体11(第1テーブル板11A)の後端部領域に部分的に張り出した形となって形成されていることから、テーブル本体11を水平姿勢の使用位置に落とし込んだ状態から、テーブル本体11の使用位置を前方側に広い範囲に亘って調整できるようにするようになっている。
このように、本実施例のテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11をシート1の横隣に設けられた支持台4に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を有する構成となっている。テーブル移動装置10Mは、上下スライド機構10M1と、回転機構10M2と、を有する。上下スライド機構10M1は、テーブル本体11を支持台4に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結し、テーブル本体11を支持台4に形成された凹部4Aの内外にスライドさせられるようにする。回転機構10M2は、テーブル本体11を上下スライド機構10M1の高さ方向にスライドするスライド部材13に対して前後方向を軸方向とする回転軸14まわりに起倒回転させられる状態に連結し、テーブル本体11を凹部4A内に収納可能な起立位置と物載せとして使用可能な水平位置との間で回転させられるようにする。テーブル本体11が回転軸14に対して軸方向にスライド可能な状態に連結されていることにより、テーブル本体11を水平位置に展開した状態で前後方向に位置調整することのできる調整機構10M3が構成されている。
このように、回転機構10M2の構成の一部を前後スライド可能な構成とすることにより、回転機構10M2の構成を用いてテーブル本体11の前後位置を調整可能な調整機構10M3を構成することができる。このように、テーブル10を展開収納する構成を利用して、テーブル本体11の使用位置の調整を行えるようにする機構を少ない部品点数で構成することができる。
また、凹部4Aが支持台4のシート幅方向の内側の壁部に形成されてテーブル本体11をシート幅方向にテーブル面を向けさせて露出させた状態にして収納する構成となっている。このような構成となっていることにより、テーブル本体11を支持台4の両壁部の間に収める構成とならなくなるため、テーブル10を支持台4に対して嵩張らせない状態に収納することができる。
また、回転機構10M2によるテーブル本体11の水平位置への倒れ込み回転は、テーブル本体11と一体的に回転する部材に設けられた張出し片11A1がスライド部材13に設けられたストッパ片13Cに当たることで係止されると共に、張出し片11A1が支持台4に形成された係止溝4A1内に入り込むことにより落下移動が規制された状態に保持されるようになっている。調整機構10M3によるテーブル本体11の前後方向の位置調整移動は、張出し片11A1がストッパ片13C及び係止溝4A1に対して前後方向に摺動できるようになっていることによりテーブル本体11が水平姿勢に保たれて行われるようになっている。このような構成となっていることにより、テーブル本体11を水平姿勢に保った状態で前後方向に位置調整させられるようにする機構(調整機構10M3)を簡単に構成することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用テーブルは、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるものであってもよい。
また、支持台に形成される凹部は、支持台のシート外側の壁部等の、シート内側の壁部以外の箇所に形成されたものであってもよい。また、回転機構は、テーブル本体をスライド部材に対して回転可能に連結する回転軸が、テーブル本体に一体的に結合され、スライド部材に回転可能かつ軸方向にスライド可能となる状態に連結された構成からなるものであってもよい。このような構成であっても、テーブル本体を水平姿勢の使用位置に展開した状態から、テーブル本体を回転軸と一体的にスライド部材に対して軸方向(前後方向)に位置調整可能な構成とすることができる。
また、テーブル本体から張り出す張出し片が、回転軸に対して回転可能かつ軸方向にスライド可能な状態に連結される構成において、上記実施例1では、張出し片がテーブル本体の前後方向の後端部領域から張り出すことで、テーブル本体を水平姿勢の使用位置に展開したところから前方側に広く移動させられるようになっている構成を例示した。しかし、上記張出し片は、テーブル本体の前後方向の中間部領域や前端部領域から張り出すように形成されていてもよい。張出し片がテーブル本体の中間部領域から張り出す場合には、テーブル本体を水平姿勢の使用位置に展開させたところから前後方向に位置調整を行うことが可能となる。また、張出し片がテーブル本体の前端部領域から張り出す場合には、テーブル本体を水平姿勢の使用位置に展開させたところから後方側に広く移動させることが可能となる。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 支持台
4A 凹部
4A1 係止溝
4B 上下レール
4B1 レール溝
4B2 張出し面部
4B4 天板面
4C 開口部
5 アームレスト
10 テーブル
10M テーブル移動装置
10M1 上下スライド機構
10M2 回転機構
10M3 調整機構
11 テーブル本体
11A 第1テーブル板
11A1 張出し片
11B 第2テーブル板
11C カバー部材
11C1 取っ手
13 スライド部材
13A 嵌合部
13B 架橋部
13B1 スリット
13C ストッパ片
14 回転軸

Claims (2)

  1. 乗物用テーブルであって、
    物載せとなるテーブル本体と、
    該テーブル本体を乗物用シートの横隣に設けられた支持台に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有し、
    前記テーブル移動装置は、
    前記テーブル本体を前記支持台に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結し、前記テーブル本体を前記支持台に形成された凹部の内外にスライドさせられるようにする上下スライド機構と、
    前記テーブル本体を前記上下スライド機構の高さ方向にスライドするスライド部材に対して前後方向を軸方向とする回転軸まわりに起倒回転させられる状態に連結し、前記テーブル本体を前記凹部内に収納可能な起立位置と物載せとして使用可能な水平位置との間で回転させられるようにする回転機構と、を有し、
    前記テーブル本体或いは前記スライド部材が前記回転軸に対して軸方向にスライド可能な状態に連結されていることにより、前記テーブル本体を前記水平位置に展開した状態で前後方向に位置調整することのできる調整機構が構成されており、
    前記回転機構による前記テーブル本体の前記水平位置への倒れ込み回転は、前記テーブル本体と一体的に回転する部材に設けられた張出し片が前記スライド部材に設けられたストッパ片に当たることで係止されると共に、前記張出し片が前記支持台に形成された係止溝内に入り込むことにより落下移動が規制された状態に保持されるようになっており、前記調整機構による前記テーブル本体の前後方向の位置調整移動は、前記張出し片が前記ストッパ片及び前記係止溝に対して前後方向に摺動できるようになっていることにより前記テーブル本体が水平姿勢に保たれて行われるようになっていることを特徴とする乗物用テーブル。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブルであって、
    前記凹部が前記支持台のシート幅方向の内側の壁部に形成されて前記テーブル本体をシート幅方向にテーブル面を向けさせて露出させた状態にして収納する構成となっていることを特徴とする乗物用テーブル。
JP2014120390A 2014-06-11 2014-06-11 乗物用テーブル Expired - Fee Related JP6241371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120390A JP6241371B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 乗物用テーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120390A JP6241371B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 乗物用テーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016000544A JP2016000544A (ja) 2016-01-07
JP6241371B2 true JP6241371B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=55076393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014120390A Expired - Fee Related JP6241371B2 (ja) 2014-06-11 2014-06-11 乗物用テーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6241371B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61107653U (ja) * 1984-12-20 1986-07-08
JPH0442190Y2 (ja) * 1988-08-31 1992-10-05
JP2556434Y2 (ja) * 1992-07-09 1997-12-03 株式会社豊田自動織機製作所 折りたたみ式書類台
JPH0627349U (ja) * 1992-09-09 1994-04-12 日産ディーゼル工業株式会社 車室用デスク
JPH09118166A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Toyota Auto Body Co Ltd 収納式簡易テーブル
JP2000185584A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車の室内テーブル装置
US7798072B2 (en) * 2005-03-31 2010-09-21 Becker Automotive Design, Inc. Stowable table assembly with a tabletop locking mechanism
EP1902949B1 (de) * 2006-09-21 2009-11-11 Lufthansa Technik AG Falttischanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016000544A (ja) 2016-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9573687B2 (en) Laterally-expanding tray table
US9981585B2 (en) Vertically deployable actuating vehicle armrest
JP6240749B2 (ja) 乗客シートのトレイテーブルへの取り付けのための支持構造、乗客シートのトレイテーブルおよび乗客シート
JP4152318B2 (ja) 自動車用座席
JP5884640B2 (ja) 車両用シート
US9994139B2 (en) Leg rest apparatus for vehicle
JP6782707B2 (ja) 最適化された構成のアームレスト付きの座席モジュール
JP6477215B2 (ja) 乗物用シート
JP2014513648A (ja) スタジアム式および収納式のシート
JP5904085B2 (ja) テーブル
CN112930301B (zh) 飞机座椅和机舱布置
JP6201884B2 (ja) 乗物用テーブル
JP6241371B2 (ja) 乗物用テーブル
JP5712861B2 (ja) 車両用シート
US9834120B2 (en) Automatic table deployment
EP3205579B1 (en) Deployable table
JP6241370B2 (ja) 乗物用テーブルの収納構造
JP2010264946A (ja) チルトダウン式乗物用シート
JP6187381B2 (ja) 乗物用テーブル
JP2017144928A (ja) 乗物用シートのテーブル
JP6387836B2 (ja) 乗物用シート
JP2016147514A (ja) 乗物用シート
JP6342162B2 (ja) 乗物用テーブル
JP6167973B2 (ja) 乗物用シートのテーブル
JP2015214240A (ja) 乗物用テーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171023

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6241371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees