JP6236913B2 - 通信端末、通信システム、通信方法、情報処理装置、プログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、通信方法、情報処理装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークを介して、他の通信端末と通信する通信端末等に関する。
カメラやマイクを備えた通話端末同士で画像データや音声データを送受信して離れた場所のユーザ同士が会議を行う遠隔会議システムが知られている。各通話端末はディスプレイに会議の相手の通話端末が送信した画像データを表示し、音声をスピーカから出力する。これにより複数の拠点のユーザは同じ会議室で会議を行うのと遜色ない感覚で会議を行える。
このような遠隔会議システムでは、ユーザが所定の操作を行うことでディスプレイに表示した表示画面を取り込んで(キャプチャして)スクリーンショットを作成したり、スクリーンショットをネットワークを介して送信する機能が備えられる場合がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、会議参加者が所持するコンピューの画面を定期的又は変化があった場合に取り込み、アップロードするネットワーク接続システムが開示されている。
ところで、遠隔会議システムは、会議だけではなく様々なシステムに適用される可能性がある。例えば、支点と本店に通話端末が設置された場合、本店に来店したユーザしか受けられないサービスを、支店に来店したユーザが通話端末を介して受けられるようになる。別の例では、ヘルプデスクと自宅のユーザ側で通話端末を利用可能な場合、ユーザはヘルプデスクのスタッフと直接対面している感覚で問い合わせすることが可能になる。
しかしながら、システムによっては特許文献1のように、表示画面をユーザが任意に取り込みできることが不都合をもたらす場合がある。例えば、生命保険の手続を会社側と顧客が行う場合を例に説明する。このような手続では、会社側は本人確認のため免許証のような本人確認書類のコピーを保管する。遠隔会議システムがない場合、顧客は、本店の担当者の元まで本人確認書類を持参するか郵送しなければならず、担当者が在任している事業所が遠い場合は負担が大きいか手続きが面倒であった。
図29は、生命保険のような本人確認が必要な手続に適用された通話システムを模式的に説明する図の一例である。通話端末10aaが本店に、通話端末10daが支店にそれぞれ配置されている場合、顧客は自分の自宅から近い支店に出向き、担当者と通信ネットワークを通じて対面し手続きを行うことが可能になる。本人確認の手続きでは、本人確認書類を支店側の担当者がコピーして本店に郵送し保管しておくことが多い。本人確認書類のコピーを申込書類などと共に支店から本店に郵送してもよいが、申込書類の電子化と共に本人確認書類のコピーを通話端末を利用して本店に保管できれば便利である。
そこで、顧客側の通話端末のカメラで本人確認書類を撮像し、担当者がいる本店に電子的に送信し、また、本店側で印刷できるような通話システムが検討される。この場合、顧客は通話端末のカメラで本人確認書類を撮像し、画像データは本店側の通話端末のディスプレイ120aaに表示される。本店に保管するので、本店側の担当者が本人確認書類が表示されたディスプレイ120の表示画面を取り込む操作を行えば、本人確認書類のコピーを保存できる。
しかしながら、本人確認書類などの個人情報は、顧客本人の同意の元で取り込まれるべきである。しかし、従来の遠隔システムは、表示画面を取り込む際、支店の通話端末10daのカメラが撮像した画像データを保存することについて、顧客の同意を得る仕組みがないという問題があった。例えば、支店の顧客が不用意にカメラで撮像した書類の画像データを、本店側で保管することも可能であった。
本発明は、上記課題に鑑み、通信相手の同意の元で表示画面の取り込みを行うことができる通信端末を提供することを目的とする。
本発明は、通信ネットワークを介して他の通信端末と通信する通信端末であって、前記他の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御手段と、前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存手段と、前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる、ことを特徴とする。
通信相手の同意の元で表示画面の取り込みを行うことができる通信端末を提供することができる。
本実施形態の通話システムの概略的な動作を説明する図の一例である。 本発明の一実施形態に係る通話システムの概略図である。 通話端末間で通話を実現する場合の通信状況を示す概念図である。 本実施形態に係る通話端末のハードウェア構成図である。 通話管理システムのハードウェア構成図である。 印刷端末のハードウェア構成図である。 通話システムの一部を構成する通話端末、印刷端末、通話管理システム及びデータサーバの機能ブロック図の一例である。 中継装置管理テーブルを示す概念図である。 端末認証管理テーブルを示す概念図である。 端末状態管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 セッション管理テーブルを示す概念図である。 通話端末間で通話を開始する準備を行いセッションを確立する処理を示すシーケンス図である。 通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。 画面キャプチャアプリによる表示画面のキャプチャの手順を模式的に説明する図の一例である。 通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを複数回、撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。 通話端末10aaのディスプレイに表示された表示画面の一例を示す図である。 表示制御部が管理する領域端末対応テーブルの一例を示す図である。 通話端末10aaが通話端末10da、10db、10caから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。 ディスプレイに表示された処理選択画面の一例を示す図である。 スクリーンショットに対する通話端末10aaの処理手順を説明するフローチャート図の一例である。 通話端末10aaからデータサーバへのスクリーンショットの登録を模式的に説明する図の一例である。 通話システムのうちスクリーンショットを通話端末10等が閲覧する際のシステム構成を説明する図の一例である。 通話端末がデータサーバに登録されているスクリーンショットを閲覧する手順を示すシーケンス図の一例である。 宛先リスト情報の一例を示す図である。 通話端末と印刷端末間でデータを送信する処理を示すシーケンス図の一例である。 変換処理の手順を示すフローチャート図の一例である 用紙に印刷されたスクリーンショットの一例を示す図である。 生命保険のような本人確認が必要な手続に適用された通話システムを模式的に説明する図の一例である。
図1は本実施形態の通話システムの概略的な動作を説明する図の一例である。
通話端末10aaは企業側に配置され、通話端末10daは支店側又は自宅などの遠隔地(以下、単に「顧客側」という)に配置されている。顧客は本人確認書類を所持しており、通話端末10daが備えるカメラにより撮像することができる。
(1)本店の担当者は、本人確認書類の画像データを取得するため、本人確認アプリAを起動させる。通話端末10daは本人確認アプリAからの通知により本人確認アプリBを起動させる。通話端末10daが撮像した顧客などの画像データは通話端末10aaに送信されディスプレイ120に表示されるが、通話端末10aaは保存することはできない。
(2)顧客は、本店の担当者からの指示などを利用して、通話端末10daのカメラで本人確認書類を撮像する。
(3)そして、顧客が担当者による説明に応じて決定ボタンを押下すると通話端末10daから通話端末10aaに取り込み許可が通知され、本人確認書類が表示された表示画面のスクリーンショットを本人確認アプリAが作成する。
このように、本実施形態の通話端末は、顧客の同意を得なければ本店側の通話端末10aaは表示画面を取り込めないので、顧客が保存を望まない画像データが保存されることを防止できる。したがって、担当者と顧客が通話システムにより本人確認書類の複製を要する手続を行う場合、同意のある場合にだけ本人確認書類の複製を作成することができる。また、会議などで使用される重要書類や機密情報を、所有者が許可しないのに保存されることを防止でき、通話システムを重要な書類を使用する種々の打ち合わせ、会議等に適用することができる。
<<実施形態の全体構成>>
図2は、本発明の一実施形態に係る通話システムの概略図である。図2に示されているように、通話システム1は、複数の通話端末(10aa,10ab,…)、各通話端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の印刷端末(20a,20b,20c,20d)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、通話管理システム50、プログラム提供システム90、データサーバ80,メンテナンスシステム100、及び、印刷端末(20aa、20ba、20ca、20da)によって構築されている。この通話システム1によって、通話データの一例としての画像データ及び音声データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、通話データの最適な経路の選択を行う。
また、通話端末(10aa,10ab,…)、印刷端末20aa、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。通話端末(10ba,10bb,…)、印刷端末20ba、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。例えば、地域Xは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、通話端末(10ca,10cb,…)、印刷端末20ca、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。通話端末(10da,10db,…)、印刷端末20da、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されている。更に、LAN2c、LAN2d、及び専用線2cdは、所定の地域Y内で構築されている。例えば、地域Yはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域X及び地域Yは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
なお、以下では、複数の通話端末(10aa,10ab,…)のうち任意の通話端末は、「通話端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の印刷端末(20aa,20ba,…)のうち任意の印刷端末は、「印刷端末20」と表され、また、複数の中継装置(30a,30b,…)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。更に、テレビ会議の開始を要求する要求元としての端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての端末は「宛先端末」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。また、印刷端末(20aa、20ba、20ca…)のうち任意の印刷端末は、「印刷端末20」と表されている。
また、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80は、インターネット2iに接続されている。なお、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80は、地域X又は地域Yに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、NFC等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図2において、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、通話端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
なお、各通話端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各通話端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
ここで、図2に示されている通話端末10は、通話データの送受信により、利用者(担当者)の通話を実現する端末であり、例えば、テレビ会議端末である。また、印刷端末20は、所定のデータの一例として、画像データやテキストデータ等の印刷データを用紙に印刷する端末であり、例えば、プリンタ、FAX機、コピー機、又はこれらの機能を複合したMFP(Multifunction Peripheral)である。
また、中継装置30は、複数の通話端末10の間で、通話データの中継を行うコンピュータシステムである。通話管理システム50は、通話端末10及び印刷端末20からのログイン認証、通話端末10及び印刷端末20の稼動状態や通信状況の管理、宛先リストの管理、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理するコンピュータシステムである。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
プログラム提供システム90は、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、メンテナンスシステム100に、それぞれで使用されるプログラムを、通信ネットワーク2を介してそれぞれに提供するコンピュータシステムである。
データサーバ80は、各通話端末10がアップロードした本人確認書類のスクリーンショットを記憶し、また、スクリーンショットの閲覧要求に対する閲覧を制御する。
メンテナンスシステム100は、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータシステムである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
続いて、図3を用いて、2つの通話端末の間で通話を実現する場合の通信状況について説明する。なお、図3は通話端末間で通話を実現する場合の通信状況を示す概念図である。
この通話システム1では、通話開始の要求元である要求元端末(通話端末10)と、この要求元端末の通信相手としての宛先端末(通話端末10)との間で、通話のための各種データの送受信が行われる。また、要求元端末(通話端末10)から、この要求元端末の通信相手としての印刷端末20へ印刷データが送信され、印刷端末20で印刷データが用紙に印刷される。通話端末10は主に通話するための機能を有し、印刷端末20は主に印刷するための機能を有するため、それぞれの処理能力は異なっている。
また、要求元端末と通話管理システム50との間、宛先端末(通話端末10)と通話管理システム50との間、及び、宛先端末(印刷端末20)と通話管理システム50との間では、それぞれ各種の管理情報を送受信するための管理用の通信セッションseiが確立される。また、この通信セッションseiは、呼制御用の通信セッションでもある。
また、各通話端末10は、中継装置30を介して、所定の呼制御方式と符号化方式による通信方式を利用して、通話データの通信を行う。
呼制御方式の例としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
符号化方式の例としては、H.264/SVC(Scalable Video Coding)や、H.264/AVC(Advanced Video Coding)等が挙げられる。具体的には、符号化方式がH.264/SVCの場合には、要求元端末としての通話端末10と中継装置30との間では、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの通話データを送受信するための通話用の第1の通信セッションsed1が確立されている。更に、中継装置30と宛先端末としての通話端末10との間では、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの通話データを送受信するための通話用の第2の通信セッションsed2が確立されている。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。なお、通話端末10は、専用のハードウェア(製品)と汎用的な情報処理装置のどちらでも実現可能であるため、外観図は様々である。例えば、図2、3に示した外観図やPC(Personal Computer)、タブレット、スマートフォン、PDAなどの外観図が挙げられる。タブレット、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)の場合、ディスプレイ120は通話端末10により内蔵されている。また、ディスプレイ120が内蔵されていてもいなくても、通話端末10がプロジェクタを有しディスプレイ120の表示内容を投影してもよい。
中継装置30、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80についても、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る通話端末のハードウェア構成図である。図4に示されているように、本実施形態の通話端末10は、通話端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、通話端末10用のプログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、通話端末10の宛先を指定する場合などに操作される操作ボタン108、通話端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、通話端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを取得する内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、通話端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、通話端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図5は、本実施形態に係る通話管理システム50のハードウェア構成図である。通話管理システム50は、通話管理システム50全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、通話管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511、各種選択又は指定の実行及びカーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80は、上記通話管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、各HD504には、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80をそれぞれ制御するためのプログラム等の各種データが記憶されている。
なお、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80用の各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(記録メディア106等)に記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。
図6は、本実施形態に係る印刷端末20のハードウェア構成図である。この場合の印刷端末20は、MFPである。
図6に示されているように、印刷端末20は、コントローラ210、FCU(Fax Control Unit)220、エンジン制御部230、操作面240、及び通信インターフェース部250によって構成されている。このうち、エンジン制御部230は、スキャナ部231及びプリンタ部232によって構成されている。また、操作面240は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部240a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作部240bを備えている。コントローラ210は、印刷端末20全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作面240からの入力等を制御する。スキャナ部231又はプリンタ部232には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、印刷端末20は、操作面240のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
コントローラ210は、コンピュータの主要部であるCPU201、システムメモリ(MEM−P)202、ノースブリッジ(NB)203、サウスブリッジ(SB)204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)206、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)207、HDD208、及び、記憶部であるHD209を有し、NB203とASIC206との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス205で接続した構成となっている。
このうち、CPU201は、印刷端末20の全体制御を行う制御部である。NB203は、CPU201と、MEM−P202、SB204、及びAGPバス205とを接続するためのブリッジであり、MEM−P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P202は、コントローラ210の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM202a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM202bとからなる。なお、RAM202bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、FD、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB204は、NB203とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC206は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス205、PCIバス、HD208およびMEM−C207をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC206は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC206の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C207を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部231及びプリンタ部232との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。このASIC206には、PCIバスを介してFCU220が接続されている。なお、ASIC206には、FCU220だけでなく、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C207は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD209は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD209は、CPU201の制御にしたがってHD209に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス205は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図7は、本実施形態の通話システム1の一部を構成する通話端末10、印刷端末20、通話管理システム50及びデータサーバ80の機能ブロック図である。図7では、通話端末10、印刷端末20、通話管理システム50及びデータサーバ80が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<通話端末の機能構成>
通話端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、撮像部13、キャプチャ部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、判断部17a、変換部17b、宛先リスト作成部18a、問い合わせ部18b、問い合わせ受付部18c、データ登録部18d、閲覧部18e、及び、記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された通話端末10用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通話端末10は、図4に示されているRAM103、及び図4に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。この記憶部1000には、後述する画像保存DB1001、本人確認アプリ1002及び宛先リスト情報1003が記憶される。
(通話端末の各機能構成)
図7に示されている通話端末10の送受信部11は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、通話管理システム50より、通信相手の候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。
更に、送受信部11は、上記電源オンの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して通話管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が通話管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、通話管理システム50側では、通話端末10が電源オンから電源オフになったことを把握することができる。なお、ログインの要求は電源オンが契機ではなく、通話端末10に対する利用者の指示入力を契機としてもよい。
操作入力受付部12は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、通話端末の電源スイッチ109をONにすると、図7に示されている操作入力受付部12が電源オンを受け付けて、電源をONにする。
撮像部13は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
キャプチャ部14は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、会議の相手の通話端末の問い合わせ受付部18cから本人確認書類の取り込み許可を受信すると、表示制御部16がディスプレイ120に表示している画面を取り込む(キャプチャする)。なお、キャプチャ時は顧客が分かりやすいように、音声出力部15bより効果音などの音を出力しても良い。記憶・読出処理部19は、取り込まれたスクリーンショットを画像保存DB1001に一時保存する。一時保存されたスクリーンショットは、担当者によって送受信部11から通信ネットワーク2を通じてデータサーバ80に送信される。
音声入力部15aは、図4に示されているCPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図4に示されているCPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図4に示されているCPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、撮像部13が撮像した画像データ及び会議の相手の通話端末から受信した画像データを組み合わせ、この組み合わされた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
判断部17aは、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、後述の応答情報に基づいて、エラー無しか否かを判断する。また、判断部17aは、キャプチャ部14によってキャプチャされた時点の画像データのフォーマットと、応答情報で示される宛先端末(印刷端末20)で印刷可能な画像データのフォーマットとを比較し、宛先端末(印刷端末20)に送信する予定の画像データのフォーマットを変換する必要があるか否かを判断する。
変換部17bは、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、印刷端末20の処理能力を示す能力情報が送受信部11によって受信された場合に、この能力情報に従って、キャプチャ部14によってキャプチャされたスクリーンショットを変換する。例えば、能力情報は、印刷端末20で処理可能な画像データのビット数を示し、変換部17bは、キャプチャされた画像データを、印刷端末20で処理可能なビット数の画像データに変換する。具体的には、変換部17bは、24ビットのカラーの画像データを、8ビットのグレースケールの画像データに変換する。また、能力情報は、印刷端末20で処理可能なデータの符号化方式を示し、変換部17bは、キャプチャ部14によってキャプチャされた画像データを、印刷端末20で処理可能な符号化方式に変換する。具体的には、変換部17bは、TIFF、PostScript、PDF、又はJPEGに係る符号化方式に変換する。
宛先リスト作成部18aは、通話管理システム50から受信した、後述の端末状態管理テーブルに基づいて、宛先リスト情報1003を作成し、宛先リスト情報1003に基づき宛先リスト画面を作成する。宛先リスト画面は、宛先リスト情報1003の印刷端末20の一覧を選択可能に表示する画面であるが、詳細は省略する。
問い合わせ部18bは、画像データを送信している通話端末に画像データを保存してよいか否かを問い合わせる(問い合わせ部18bは特許請求の範囲の許可要求手段の一例である)。問い合わせ受付部18cは、問い合わせ部18bからの問い合わせに対し、又は、問い合わせが無くても画像データを保存してよいという取り込み許可を送信する。
データ登録部18dは、キャプチャ部14が取り込み画像保存DB1001に記憶されたスクリーンショットをデータサーバ80に登録する。データサーバ80のIPアドレスは通話管理システム50から通話端末に通知されるか、又は、予め本人確認アプリAに設定されている。
閲覧部18eは、担当者がデータサーバ80に登録されたスクリーンショットを閲覧する際に、データサーバ80からスクリーンショットをダウンロードする。閲覧部18eは、例えばブラウザアプリである。
記憶・読出処理部19は、図4に示されているCPU101からの命令及び図4に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この記憶部1000には、通話端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。
記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
本人確認アプリ1002について説明する。担当者が後述する所定のボタン1205を押下すると、記憶・読出処理部19は本人確認アプリ1002を読み出して、図4のCPU101が本人確認アプリAを実行する。これにより本人確認アプリAが起動する。本人確認アプリAは、画像データを送信している通話端末に本人確認アプリBを起動させる通知を送信する。
相手端末で起動する本人確認アプリBは、操作入力受付部12により顧客が画面の取り込みを許可する操作(後述する決定ボタン1202の押下)をしたことが検出された場合、取り込み許可を、本人確認アプリAを起動している通話端末10に送信する。なお、取り込み許可は保存を許可する旨を示す情報であればよい。
したがって、本人確認アプリ1002は、担当者が起動させた場合に本人確認書アプリAとしての機能(例えば、問い合わせ部18b)が有効になり、本人確認書アプリAからの通知により起動した本人確認アプリBとしての機能(例えば、問い合わせ受付部18c)が有効になる。
本人確認アプリAが起動することは特許請求の範囲の「動作モード」で動作することの一例であり、本人確認アプリBが起動することは特許請求の範囲の「撮像モード」で動作することの一例である。
なお、本人確認アプリA、Bが起動することは必須ではなく、本人確認アプリの機能が通話端末10用のプログラムに組み込まれていればよい。
なお、本実施形態の端末ID及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10及び中継装
置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情
報を示す。また、端末ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしる
しのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
<印刷端末の機能構成>
印刷端末20は、送受信部21、印刷部22、記憶・読出処理部29を有している。これら各部は、図6に示されている各構成要素のいずれかが、RAM102b上に展開された印刷端末20用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、印刷端末20は、図6に示されているRAM102b、及び図6に示されているHD209によって構築される記憶部2000を有している。この記憶部2000には、通話端末10から送られて来た画像データが記憶される。
上記各機能構成のうち、送受信部21は、図6に示されているCPU201からの命令、及び図6に示されているネットワークI/F250によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。 印刷部22は、図6に示されているCPU201からの命令、及び図6に示されているプリンタ部232によって実現され、記憶部1000に記憶されている画像データを用紙に印刷する。
記憶・読出処理部29は、図6に示されているCPU201からの命令及び図6に示すHDD108等によって実行され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<通話管理システムの機能構成>
通話管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、判断部54、セッション管理部55、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM203上に展開された通話管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、通話管理システム50は、図5に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部2000には、以下に示すような各テーブルによって構成されているDB(5001,5002,5003,5004,5005)が構築される。
(中継装置管理テーブル)
図8は、中継装置管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が通話管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ通話速度(Mbps)が関連付けられて管理される。
(端末認証管理テーブル)
図9は、端末認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、通話管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。
(端末状態管理テーブル)
図10は、端末状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10に示されているような端末状態管理テーブルによって構成されている端末状態管理DB5003が構築されている。この端末状態管理テーブルでは、各通話端末10及び各印刷端末20の端末ID毎に、端末の種類、各端末を宛先とした場合の宛先名、各端末の稼動状態、後述のログイン要求情報が通話管理システム50で受信された受信日時、及び各端末のIPアドレスが関連付けられて管理される。なお、端末ID、端末の種類、及び宛先名は、各通話端末10及び印刷端末20が、通話システム1を利用して通信するために、通話管理システム50に登録される際に、記憶されて管理される。
(宛先リスト管理テーブル)
図11は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図11に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、通信相手の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。この通信相手の候補は、任意の要求元端末から通話管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
また、宛先リスト管理テーブルには印刷端末の印刷端末の端末IDが登録されている。この印刷端末は、例えば、会議の相手が印刷物を取りに行ける会議の相手の通話端末の近くになる印刷端末、及び、自拠点の担当者が印刷物を取りに行ける通話端末である。
(セッション管理テーブル)
図12は、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図12に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、通話データ(画像データ及び音声データ)の中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間を示す遅延時間情報を宛先端末から送られて来て通話管理システム50で受信された受信日時が関連付けられて管理される。なお、2つの通話端末10の間で通話を行う場合には、上記宛先端末ではなく要求元端末から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時を管理してもよい。但し、3つ以上の通話端末10の間で通話を行う場合には、画像データ及び音声データの受信側の端末10から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時が管理される。
(通話管理システムの各機能構成)
次に、通話管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。送受信部51は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、端末認証管理テーブルを検索し、この端末認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末状態管理テーブルに、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、通話管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、状態管理部53は、通話端末10又は印刷端末20から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末状態管理テーブルのオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
判断部54は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、稼動状態情報で示される稼動状態が「オンライン」であるか否かを判断する。更に、判断部54は、「オンライン」と判断した場合には、所定の通話端末10に対して、稼動状態情報を送信可能と判断し、「オンライン」ではないと判断した場合には、所定の通話端末10に対して、稼動状態情報を送信不可と判断する。
セッション管理部55は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、記憶部5000のセッション管理テーブルに、通話データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間が示されている遅延時間情報を宛先端末から送られて来て通話管理システム50で受信された受信日時が関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部55は、通信セッションを確立するために使用されるセッションIDを作成する。
記憶・読出処理部59は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実行され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
(データサーバの機能構成)
データサーバ80は、送受信部81、閲覧制御部82、及び、記憶・読出処理部83を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、RAM503上に展開されたデータサーバ用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
送受信部81は、図5に示したCPU501からの命令、及び図5に示したネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク2を介して通話端末10と各種データ(例えばスクリーンショット)の送受信を行う。
閲覧制御部82は、スクリーンショットDB8001に記憶されたスクリーンショットに対する、通話端末10からの閲覧要求を制御する。例えば、Webサーバである。
記憶・読出処理部83は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDDによって実行され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。スクリーンショットを送信した通話端末10の端末IDをフォルダ名とするフォルダにスクリーンショットを登録し、スクリーンショットを要求した通話端末10の端末IDをフォルダ名とするフォルダからスクリーンショットを読み出す。
また、データサーバ80は、記憶部8000に後述するスクリーンショットDB8001を構築する。スクリーンショットDB8001には、各通話端末10から送信されたスクリーンショットを通話端末毎に記憶する。
<<実施形態の処理または動作>>
続いて、図13を用いて、本実施形態の処理または動作について説明する。図13は、通話端末間で通話を開始する準備を行い、セッションを確立する処理を示すシーケンス図である。
S1:まず、要求元端末(通話端末10aa)の利用者(担当者)が、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源オンを受け付けて、通話端末10の電源をONにする。
S2:送受信部11は、電源オンの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して通話管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を送信する。このログイン要求情報には、要求元端末である端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。要求元端末(端末10aa)から通話管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である通話管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。また、ログイン要求は、上述のように、電源オンではなく、利用者の指示入力を契機としてもよい。更に、端末ID及びパスワードは、要求元端末に対して利用者が入力できるようにしてもよい。
S3:次に、通話管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、端末認証管理テーブルを検索し、この端末認証管理テーブルに同一の端末ID及び同一のパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
S4:この端末認証部52によって、同一の端末ID及び同一のパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する通話端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末状態管理テーブルに、通話端末10aaの端末ID、端末の種類及び宛先名で示されるレコード毎に、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。
S5:そして、通話管理システム50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(通話端末10aa)に送信する。
S6:通話管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求してきた要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」に基づいて宛先リスト管理テーブルを検索することにより、上記要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」を通信相手の候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する。ここでは、説明の簡略化のため、ステップS6で抽出された端末IDが、通話端末10daの端末ID「01da」の場合について、以下続けて説明する。
S7:次に、送受信部51は、端末10daに対して、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」と、要求元端末(通話端末10aa)の稼動状態を示した稼動状態情報とが含まれた「端末の状態情報」を送信する。これにより、通話端末10daの送受信部11は、端末10aaの状態情報を受信する。
この後、端末10aaは、通話管理システム50に対し宛先リスト管理テーブルに登録された宛先端末IDを要求して、宛先リスト情報(端末ID、宛先名)及び各端末の稼働状態を取得する。端末10aaの表示制御部16は宛先リストを一覧表示する宛先リスト画面(不図示)をディスプレイ508に表示する。
S8:利用者は、宛先リスト一覧の中から通話を開始する宛先の端末を選択すると、操作入力受付部12は、宛先端末(通話端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける。
S9:要求元端末(通話端末10aa)の送受信部11は、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」が含まれ、通話を開始したい旨を示す開始要求情報を、通話管理システム50へ送信する。これにより、通話管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」を受信することができる。
S10:そして、状態管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」に基づき、端末状態管理テーブルにおいて、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01da」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「オンライン(通話可能)」から「オンライン(通話中)」に変更する。
S11:次に、セッション管理部55は、記憶部5000のセッション管理テーブルに、利用される中継装置30aの中継装置ID「111a」、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」を関連付けて記憶して管理する。この場合、例えば、要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレスに近いIPアドレスの中継装置30aが選ばれる。
S12:次に、通話管理システム50の送受信部51は、中継装置30aに対して、セッション初期化要求情報を送信する。これにより、中継装置30aでは、セッション初期化要求情報を受信する。このセッション初期化要求情報は、中継装置30aの通信セッションを初期化する命令であり、要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」、及び宛先端末(通話端末10da)のIPアドレス「1.3.2.3」が含まれている。各IPアドレスは、端末状態管理テーブルにおいて、ステップS62によって受信された要求元端末(通話端末10aa)の端末ID及び宛先端末(通話端末10db)の端末IDにそれぞれ対応するIPアドレスである。
S13:次に、中継装置30aは、ステップS12によって受信した要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」に基づき、要求元端末(通話端末10aa)にセッション開始指示情報を送信する。このセッション開始指示情報は、要求元端末(通話端末10aa)に通信セッションを開始する指示である。また、この際、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」も送信される。
S14:同じく、中継装置30aは、ステップS12によって受信した宛先端末(通話端末10da)のIPアドレス「1.3.2.3」に基づき、宛先端末(通話端末10da)にセッション開始指示情報を送信する。このセッション開始指示情報は、宛先端末(通話端末10da)に通信セッションを開始する指示である。また、この際、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」も送信される。
S15:これにより、要求元端末(通話端末10aa)と中継装置30aとの間で、第1の通信セッションsed1が確立される。
S16:また、宛先端末(通話端末10da)と中継装置30aとの間で、第2の通信セッションsed2が確立される。
これにより、要求元端末(通話端末10aa)と宛先端末(通話端末10da)との間で通話が開始され、図15のIに示すような表示画面(通話画面)が要求元端末(通話端末10aa)側と宛先端末(通話端末10da)のディスプレイ120に表示される。
<<本人確認書類の画像データの取り込みの許可>>
本人確認書類とは、原則的に本人しか入手・所持できない書類であり、その書類を持っていることで本人である蓋然性が高いことを証明する書類である。本人確認書類には本人の個人情報が記載されていることが一般的である。個人情報としては、氏名、生年月日、現住所、居所、本籍、電話番号、顔写真、車両のナンバー、マイナンバーなどがある。また、個人情報が記述された書類としては、免許証、保険証、パスポート、住民票、戸籍謄本、などがある。なお、本人確認書類は紙でなくカードであってもよい。また、本実施形態では、取り込み許可が必要な画像として、本人確認書類に対する撮像画像の画像データを例に説明するが、本人確認書類に限られず、機密性の高い情報が記述された機密文書の画像データを通話端末10が取り込む際に、許可を必要とすることもできる。さらに、本人確認書類は機密文書以外にも顧客が顧客の許可なしに保存されることを望まない情報が含まれる画像データを通話端末10が取り込む際に、許可を必要とすることもできる。
図14は、通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。図15は、本人確認アプリA、Bによる表示画面の取り込みの手順を模式的に説明する図の一例である。本店側の通話端末10aaと顧客側の通話端末10daで遠隔会議を行なっている。なお、セッションを確立している通話端末は2台だけであるとする。
図15のI(a)、I(b)に示すように、表示画面の取り込みを開始する前は、通話端末10aa、10daは通常会議モードである。通常会議モードは会議する通話端末それぞれのカメラが撮像した画像データを互いに送受信するモードであり、担当者又は顧客がディスプレイ120の表示画面のレイアウトを設定することができる。通常会議モードでは以下のようなレイアウトが可能である。
・フルスクリーン(相手画像)モード
・PandPモード(自拠点を含む参加拠点が同じ大きさで配列される)
・PinPモード(自拠点を含まないPandPモードの右下に小さく自映像が表示される)
・マルチビューモード(相手映像をメインにして右側、下側、左側に残りの拠点(自拠点含む)の映像が小さく表示される)
図15のI(a)、I(b)はどちらもPinPモードである。
S81:担当者は、本人確認アプリA(本店用)を起動するための通話端末10aaの所定のボタン1205を押下する。これにより、操作入力受付部12は本人確認アプリAを起動させる操作を受け付け、通話端末10aaは本人確認アプリAを起動させる。所定のボタンでなく、ディスプレイ120に表示された本人確認アプリAのアイコンを担当者が選択することで起動させてもよい。
S82:起動した本人確認アプリAは、送受信部11を介して本人確認アプリAが起動したことを通話管理システム50に通知する。
S83:通話管理システム50の送受信部51は、本人確認アプリAが起動したことを、セッション管理テーブルに登録された通話端末10aaの相手端末である通話端末10daに通知する。
S84:通話端末10daの送受信部11は、通話端末10aaで本人確認アプリAが起動されたという通知を受信し、通話端末10daは本人確認アプリBを起動する。
S85:本人確認アプリAは通話端末10aaを書類撮像モードAに設定する。図15のII(a)に示すように、書類撮像モードAでは、表示制御部16は通話端末10daから送信される画像データをフルスクリーンでディスプレイ120に表示する。ただし、通話端末10daから取り込みの許可が送信されるまでは表示画面を取り込めない。すなわち、本人確認アプリA及び通話端末10aaはボタンなど画像データを取り込むためのユーザインタフェースを有していない。仮に、通話端末10aaがボタンなど画像データを取り込むためのユーザインタフェースを有していても、本人確認アプリAが起動中はそのようなボタンの操作は無視される。
S86:通話端末10daで本人確認アプリBが起動すると、本人確認アプリBは通話端末10daを書類撮像モードBに設定する。図15のII(b)に示すように、書類撮像モードBでは、表示制御部16は自映像をフルスクリーンでディスプレイ120daに表示する。また、本人確認書類を設置するためのガイド枠1201を表示する。本人確認書類はその種類によって大きさが異なるので、適切なサイズのガイド枠1201を表示するため、本店の担当者が本人確認書類の種類(免許証、保険証、パスポート、住民票、戸籍謄本等)を本人確認アプリAに指示してもよい。本人確認アプリAは本人確認書類の種類又はガイド線のサイズを本人確認アプリBに通知するので、本人確認書類の大きさに適切なガイド枠を表示できる。
また、本人確認アプリBは、本人確認書類を通話端末10daに接続されているカメラで撮像するように誘導するダイアログを表示する。図のダイアログには「本人確認書類を青い四角に合わせて決定を押してください。」と表示されている。
通話端末10da側の顧客は指示に従って、本人確認書類を通話端末10daのカメラで撮像する。図15のIII(b)に示すように、通話端末10daのディスプレイ120daにはフルスクリーンモードで本人確認書類の画像データが表示される。
これにより送受信部11は本人確認書類の画像データを通話端末10aaに送信し始める。送信されただけで取り込みは許可されていないが、顧客が許可するまでは通話端末10aaの表示制御部16は本人確認書類の画像データに個人情報が読めなくなる画像処理(例えば、NoCopyと表示したり、モザイク処理、輝度低下処理、コントラスト低下処理など)を施す。
図15のIII(a)に示すように、通話端末10aaのディスプレイ120aaにはフルスクリーンで本人確認書類の画像データが表示される。しかし、顧客が許可するまでは本人確認書類の画像データを取り込むことはできない。また、NoCopyと表示されているので、デジタルカメラなどで撮像しても個人情報は記録されない。
S87:本店の担当者は、通話端末10aaのディスプレイ120aaに表示された本人確認書類の画像データを見て撮像品質を確認し、顧客にスクリーンショットの取り込みの許可を求め、取り込んでよい場合は決定ボタンを押すよう音声で指示する(または、ダイアログで取り込みの許可を求めるメッセージを表示してもよい。)。通話端末10daの顧客は決定ボタン1202を押下する。この決定ボタン1202の押下が取り込みの許可に相当する。本人確認アプリBは送受信部11により本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話管理システム50に送信する。なお、決定ボタンの押下には、ハード的なボタンの押下、タッチパネルの決定ボタンへのタッチ、マウスによる決定ボタンのクリック、ジェスチャー入力、音声操作(例えば、「取り込み許可」と発声すること)などが含まれる。
したがって、本実施形態の問い合わせ部18bは以下のように動作する。
・担当者が音声により取り込みの許可を要求する場合、問い合わせ部18bは不要になる。
・担当者がダイアログで取り込みの許可を求める場合、担当者がダイアログを通話端末10daに表示させるために操作する通話端末10aaのボタンなどの押下が許可の要求の契機となる。したがって、ダイアログを表示させるボタンの押下により、問い合わせ部18bが通話端末10daに問い合わせる。
・本人確認アプリAが起動すると本人確認アプリBが起動し、本人確認アプリBが取り込みの許可を求めるダイアログを自動的に表示する場合は、本人確認アプリAが起動するための所定のボタン1205の押下が許可の要求の契機となる。したがって、所定のボタン1205の押下により、問い合わせ部18bが通話端末10daに問い合わせる。
S88:通話管理システム50は本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話端末10aaに送信する。
S89:通話端末10daの決定ボタンの押下によって、通話端末10aaは取り込み許可を受信し、通話端末10aaのキャプチャ部14は、ディスプレイ120aaに表示されている表示画面を取り込んで、スクリーンショットを通話端末10aaの画像保存DB1001に一時保存する。すなわち、通話端末10aaのキャプチャ部14は、担当者がなんら操作しなくても表示画面のスクリーンショットを作成する。取り込み許可の受信により本人確認アプリAが通話端末10aaにおけるスクリーンショットの作成操作を有効にして、担当者が該作成操作を行ってスクリーンショットを作成してもよい。なお、表示制御部16は、取り込み許可と共に送信された画像データに対し個人情報が読めなくなる画像処理を行わない。キャプチャ部14は、この画像データを取り込むので、個人情報が良好に撮像された画像データを保存できる。
S90:一時保存されたスクリーンショットは、自動的に本店のデータサーバ80に送信される。具体的には、データ登録部18dは画像保存DB1001に保存されたスクリーンショットを送受信部11によりデータサーバ80に送信する。登録の際、データサーバ80の記憶・読出処理部83はスクリーンショットを少なくとも端末IDに紐づけてスクリーンショットDB8001に登録する。登録について詳しくは後述する。
S91:データサーバ80は、保存完了を通話端末10aaに送信する。なお、通話端末10aaから指定の印刷機にスクリーンショットを送信し、印刷してもよく、この手順については後述する。
S92:通話端末10aaの本人確認アプリAは、保存完了の通知を受信すると一時保存したスクリーンショットを削除する。担当者は、通話端末10aaの所定のボタン1205を押下することで本人確認アプリAを終了させる。または、担当者が通話端末10aaの所定のボタン1205を押下することで本人確認アプリAが終了し、終了時に本人確認アプリAがスクリーンショットを削除してもよい。
S93:通話端末10aaは本人確認アプリAが終了したことを通話管理システム50に送信する。この送信はアプリ終了直前に本人確認アプリAが送信してもよい。
S94:通話管理システム50は本人確認アプリAが終了したことを通話端末10daに通知する。
S95:通話端末10daの本人確認アプリBは、本人確認アプリAが終了したという通知により自動的に終了する。すなわち、本人確認アプリBを起動中は、通話端末10daから書類撮像モードBを終了することはできない。これにより、顧客の誤操作により本人確認アプリBを終了することを防止できる。また、本人確認アプリBを起動中は、決定ボタン1202のみ押すことが可能であり、他のキーは操作入力受付部12によりロックされる(決定ボタン1202以外の操作は無視される)。すなわち、本人確認アプリBを起動中は、本人確認書類の画像データの送信以外の処理は禁止される。
通話端末10aaと通話端末10daはそれぞれ本人確認アプリA,Bを終了すると、通話端末10aaと10dbは通常会議モードへ戻り、書類撮像モードA、Bになる前のレイアウト(図15のI(a)、I(b))に戻る。
このように、本人確認書類の画像データを送信する顧客は本人確認書類をガイド枠に合わせて決定ボタンを押下するだけでよいので、操作に不慣れな顧客でも容易に本人確認書類の画像データを送信できる。すなわち、本人確認アプリBの起動や終了、本人確認書類の画像データの送信処理などが不要である。
なお、本実施例では、通話端末10aaは画像データとして静止画像を保存したが、本人確認書類が撮像された動画を保存してもよい。また、この時、顧客側が発声した音声データを本人確認書類の取り込み許可とすることができる。すなわち、顧客が「免許証の保存に同意します」などと発声した画像データと音声データを保存する。この場合、決定ボタンを担当者側で押下しても、画像データと音声データを取り込み許可の記録とすることができる。また、通話管理システム50は音声認識を行い取り込み許可を通話端末10aaに送信すれば、決定ボタン1202の押下を不要にすることができる。
また、図14では通話管理システム50を介して通話端末10aaと10daが通信したが、通話管理システム50を介することなく又は通話管理システム50の介在を最小限にして、通話端末10aaと10daが直接、通信してもよい。
<本人確認書類が複数ページの場合>
続いて、図16を用いて本人確認書類が複数ページにわたる場合について説明する。図16は、通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを複数回、撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。顧客の操作を容易にするため決定ボタン1202を押下するだけという仕様とすると、本人確認書類が複数ページの場合に何ページ分の決定ボタンを押下したら、本人確認アプリA,Bを終了してもよいか通話端末10aaが決定できない。例えば、運転免許証では裏面を撮像したい場合があり、少なくとも2回の取り込みが必要な場合がある。また、異なる種類の本人確認書類を要求する手続もある。
担当者は何回の取り込みが必要かを把握しているが、担当者の操作で取り込むことはできないので、取り込み回数を制御しにくい。担当者が、顧客が決定ボタンを押下した回数(取り込んだスクリーンショットの枚数)をカウントしてもよいが、顧客は遠隔地に存在するので決定ボタンを押下したことを確認しにくい。
そこで、本人確認アプリAの起動時又は起動後に、担当者が取り込み回数を本人確認アプリAに設定する。これにより、本人確認アプリAは、設定された取り込み回数だけ取り込み許可を受信したら、本人確認アプリAを終了することができる。以下では、図16において主要なステップのみを説明する。
S81-1:担当者が取り込み回数を設定するので、操作入力受付部12が取り込み回数を受け付ける。例えば、本人確認アプリAは「1回モード」、「2回モード」、「3回モード」などのメニューを表示し、担当者の選択を受け付ける。
S82:ステップS82では、本人確認アプリAが起動したことを通話管理システムに通知する際に、取り込み回数を設定してもよい。この場合、本人確認アプリBは、通知された取り込み回数だけしか決定ボタンを押下できない。保存される本人確認書類の回数が制限されるので、顧客は安心して決定ボタンを押下できる。
S87〜S89:通話端末10aaのキャプチャ部14は、ディスプレイ120aaに表示されている画像を取り込む。
S87-1〜S89-1:S87〜S89と同様のステップが実行される。図16では2回だが、S87〜S89と同様のステップが取り込み回数だけ繰り返される。
S89-2:本人確認アプリAは、取り込み回数だけ取り込み許可を受信したか否かという終了判断を行う。取り込み回数だけ取り込み許可を受信した場合、データサーバ80への登録が行われる。以降の処理は図14と同様である。
したがって、本人確認アプリAは本人確認書類のページ数だけ取り込みが終了すると、ステップS93〜S95で本人確認アプリBを終了させることができる。この場合も、顧客は本人確認書類のページ数だけ決定ボタンを押下するという簡単な操作で本人確認書類の取り込みを許可できる。
以上説明したように、本店側の通話端末10aaは、顧客の同意を得なければ表示画面を取り込めないので、顧客が保存を望まない画像データが保存されることを防止できる。
なお、本実施例の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、通話管理システム50とデータサーバ80とが1つの情報処理装置として配置されていてもよい。また、印刷端末20が、通話管理システム50及びデータサーバ80の機能を有していてもよい。
また、通話管理システム50が有する機能を、複数の情報処理装置が分散して有していてもよいし、データサーバ80が有する機能を、複数の情報処理装置が分散して有していてもよい。
また、通話端末10の判断部17a、変換部17b及び宛先リスト作成部18aは、通話管理システム50、データサーバ80又は通話端末10が有していてもよい。通話端末10が有するその他の機能も通話端末が内蔵している必要はなく、通話端末10が呼び出して利用できればよい。
また、通信管理システム50が有する記憶部5000は通信管理システム50がアクセス可能なネットワーク上にあればよく、データサーバ80が有する記憶部8000はデータサーバ80がアクセス可能なネットワーク上にあればよく、印刷端末20が有する記憶部2000は印刷端末20がアクセス可能なネットワーク上にあればよく、通話端末10は通信湾待つ10がアクセス可能なネットワーク上にあればよい。
本実施例では通話端末10aaが複数の通話端末10da、10db、10caと通話している際の本人確認書類の取り込みについて説明する。本人確認書類を複数の通話端末から一度に受信して取り込むことは少ないが、会議であれば各参加者が使用した書類や議事録などを取り込みたい場合があるので便利である。
〔ディスプレイ120の表示画面〕
通話端末10aaのディスプレイ120に表示される表示画面について説明する。3台以上の通話端末10が会議する場合、各通話端末は相手端末が送信する画像データを1つのディスプレイ120に表示できる。
図17(a)は、通話端末10aaのディスプレイ120に表示された表示画面の一例を示す図である。図17(a)はマルチビューモードとして、画面が4つの領域A21〜A24に区分けされた例を示している。画面左部から中央にかけての大領域(第1表示領域)を表示領域A21、画面右上部から右下部にかけての小領域(第2表示領域)をそれぞれ表示領域A22から表示領域A24としている。
各画像データと領域の対応は予め定められている規則に基づき、例えば表示制御部16が決定する。自端末の画像データが表示される領域は例えば、右下の領域A24である。また、例えば、表示領域A21には、会議の参加者がマイク115に向かって発話中の通話端末10が送信する画像データが割り当てられる(音声が最も大きい通話端末)。その他の領域は、例えばセッションが確立した順番などによって通話端末との対応が決定される。
なお、各通話端末10は、受信した画像データがどの通話端末から受信したかを判別している。中継装置30は画像データを中継する際、画像データがどの通話端末から送信されたかを識別可能に各通話端末に送信する。したがって、画像データと端末IDと紐づけることができる。
通話端末10aaの表示制御部16は、各領域に表示されている画像データと領域を紐づけて管理している。図18は、表示制御部16が管理する領域端末対応テーブルの一例を示す図である。領域端末対応テーブルでは、領域と通話端末の端末IDが対応づけて登録されている。A21〜23の各領域毎に通話端末の端末ID(01da、01db、01ca)が登録されている。領域対応テーブルは記憶部1000に記憶され、レイアウトが変わる毎に更新される。
図19は、通話端末10aaが通話端末10da、10db、10caから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。図19では図14に対し本実施例の主要部について説明する。
S81:担当者は、本人確認アプリA(本店用)を起動するための通話端末10aaの所定のボタンを押下する。通話端末10aaは本人確認アプリAを起動させる。
S82:起動した本人確認アプリAは、送受信部11を介して本人確認アプリAが起動したことを通話管理システム50に通知する。
S83〜S83-2:通話管理システム50の送受信部51は、本人確認アプリAが起動したことを、通話端末10aaの相手端末としてセッション管理テーブルに登録された全ての通話端末(10da、10db、10ca)に通知する。
S84〜S84-2:通話端末10da、10db、10caの送受信部11は、通話端末10aaで本人確認アプリAが起動されたという通知を受信し、通話端末10da、10db、10caは本人確認アプリBを起動する。
S86〜S86-2:通話端末10da、10db、10caで本人確認アプリBが起動すると、本人確認アプリBは通話端末10da、10db、10caを書類撮像モードBに設定する。すなわち、通話端末10aa以外は、書類撮像モードBになる。それぞれの顧客がガイド枠に本人確認書類を合わせると、通話端末10aaのディスプレイ120には図17(b)に示すように、本人確認書類の画像データが表示される。通話端末10aaには、フルスクリーンモードで本人確認書類の画像データが表示される。実施例1と同様に「No Copy」という文字が重ねて表示される。フルスクリーンモードでは、同時に1つの画像データしか表示されないので、担当者は「前へ」ボタン1203又は「次へ」ボタン1204を選択することで任意の本人確認書類を表示できる。または、通話端末10aaが複数の通話端末と会議している場合は、領域A21〜A24に分割したままとしてもよい。
S87〜S87-2:通話端末10da、10db、10caの顧客は、ガイド枠に本人確認書類を合わせて決定ボタンを押下する。この決定ボタンの押下が取り込みの許可に相当する。本人確認アプリBは送受信部11により本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話管理システム50に送信する。
S88〜S88-2:通話管理システム50は本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話端末10aaに送信する。
S89:通話端末10da、10db、10caの決定ボタンの押下によって、通話端末10aaは取り込み許可を受信し、通話端末10aaのキャプチャ部14は、ディスプレイに表示されている画像を取り込んで、スクリーンショットを通話端末10aaの画像保存DB1001に一時保存する。通話端末10aaのディスプレイ120はフルスクリーンモードなので、取り込み許可を受信した画像データから順に取り込む。マルチモードレイアウトの場合、全ての通話端末10da、10db、10caから取り込み許可を受信したら、画面を取り込み、その後、領域毎に切り分ける。以降の処理は実施例1と同様である。
なお、取り込み許可を送信しない通話端末がある場合、本人確認アプリAが起動されたという通知を送信してから一定時間の経過でタイムアウトとみなす。この場合、タイムアウトした通話端末の画像データは取り込まれない。
本実施例の通話システム1によれば、複数の通話相手から一度に許可を得て本人確認書類の画像データを取り込むことができる。担当者としては本人確認アプリAを一度、立ち上げるだけで複数の画像データを取り込むことができるので、効率的に本人確認書類のスクリーンショットを取得できる。
本実施例では、通話端末10aaが取り込んだ本人確認書類のスクリーンショットをデータサーバ80に登録する手順と印刷する手順について説明する。
実施例1では図14のステップS89で通話端末10aaが取り込んだスクリーンショットは、自動的にデータサーバに登録されたが、担当者の操作によりデータサーバ80に登録したり印刷することができる。
図20(a)は、ディスプレイ120に表示された処理選択画面の一例を示す図である。処理選択画面は、通話端末10aaが表示画面を取り込むと表示される。処理選択画面では、「キャプチャした画像をどうしますか?」というメッセージと、「印刷」ボタン1211、「サーバー送信」ボタン1212、「キャセル」ボタン1213が表示されている。担当者は、いずれかのボタンを、マウスでクリックしたりタッチすることで選択する。
図21は、スクリーンショットに対する通話端末10aaの処理手順を説明するフローチャート図の一例である。
すでに説明したように本人確認アプリAは、本人確認書類を取り込む(S8901)。
本人確認アプリAは図20(a)に示すような処理選択画面をディスプレイ120に表示する(S8902)。
本人確認アプリAは、操作入力受付部12により印刷、サーバーへ送信、又は、キャンセルのうち、どの操作が受け付けられたかを判定する(S8903)。
サーバーへ送信ボタン1212が選択された場合、本人確認アプリAは端末から通信ネットワークを介してデータサーバ80にスクリーンショットを送信する(S8904)。送信されたスクリーンショットは通話端末10aaから削除される。
印刷ボタン1211が選択された場合、本人確認アプリAは図20(b)に示すように印刷機リスト画面を表示する(S8905)。印刷機リスト画面では、宛先リスト情報1003に登録された印刷可能な印刷端末20のリストが表示される。印刷されたスクリーンショットは通話端末10aaから削除される。図20(b)に示す印刷機リスト画面については後述する。
本人確認アプリAは、担当者が印刷開始を選択すると、選択した印刷端末にスクリーンショットを送信する(S8906)。なお、印刷手順については後に説明する。
キャンセルボタン1213が選択された場合、本人確認アプリAは一時的に画像保存DB1001に記憶されているスクリーンショットを削除する(S8907)。
〔データサーバへの登録〕
図22(a)は、通話端末10aaからデータサーバ80へのスクリーンショットの登録を模式的に説明する図の一例である。図22(b)はフォルダに格納されるスクリーンショットのファイル名を説明する図の一例である。
通話端末10のデータ登録部18dは、データサーバ80に対し、ログインなどにより通話端末10の端末IDを送信し、さらにスクリーンショットを送信する。データ登録部18dは、HTTPのPOSTコマンドでスクリーンショットのファイル(01da_XXX.jpg)が送信されている。
データ登録部18dは、送信するスクリーンショットに所定の規則でファイル名を付与する。スクリーンショットのファイル名は「端末ID」と「日付」の文字列を含むように生成される。端末IDは本人確認書類の画像データを送信した通話端末10の端末IDであり、日付は通話端末が内蔵する時計から取得する。
例えば、端末ID「01da」から送信された本人確認書類の画像データを、「2012/7/7 14:50 23秒」に取り込んだ場合、スクリーンショットのファイル名は「01da_20120707145023.拡張子」となる。
データサーバ80の送受信部81は、端末IDとスクリーンショットを受信する。記憶・読出処理部83は、通話端末毎にフォルダ(又はディレクトリ)が作成する。すなわち、記憶・読出処理部83は送信されたスクリーンショットを、送信元端末の端末IDをフォルダ名とする専用のフォルダに保存する。図22(a)では、フォルダ名と端末IDが一致しているが、フォルダと通話端末が紐づけられていればフォルダ名と端末IDが一致していなくてもよい。なお、通話端末10の端末IDと日時情報はファイル名に含めるのでなく、ファイルのタグやメタデータとして保持してもよい。また、ファイル名は、データサーバ80が付与してもよい。
データサーバ80は、スクリーンショットを保存した通話端末にのみスクリーンショットの閲覧を許可したり、ある期間のスクリーンショットの閲覧を許可するなどの制御ができる。例えば、閲覧制御部82は、通話端末に端末IDとパスワードを要求し、端末認証管理DB5002の端末認証管理テーブルに登録された端末IDとパスワードに一致するとアクセスを許可する。そして、記憶・読出処理部83は通話端末10aaがアクセスできるフォルダを、フォルダ名が「01aa」というフォルダのみに制限する。
図23は、通話システムのうちスクリーンショットを通話端末10等が閲覧する際のシステム構成を説明する図の一例である。通話端末10の閲覧部18eは、例えばブラウザ機能であり、担当者が指定したURL「http://photoshot/index」にアクセスする。通話端末10aaがアクセスできるフォルダは、フォルダ名が01aaのフォルダだけである。このような制御は、例えば、通話端末10の閲覧部18eが端末ID「01aa」を送信し、データサーバ80の記憶・読出処理部83がフォルダ名が01aaのフォルダのみからスクリーンショットを検索することで実現できる。
また、PCのような汎用的な情報処理装置がデータサーバ80にアクセスする際は、PCを操作する担当者の権限に応じて、データサーバ80の記憶・読出処理部83はアクセスできるフォルダを制限する。担当者はユーザID、端末ID及びアクセス権を紐づけて予めデータサーバ80に登録しておく。アクセス権は「一般」や「管理者」などであり、一般の担当者はユーザIDと紐づけられた端末IDのフォルダにしかアクセスできない。管理者は例えば任意のフォルダにアクセスできる。
なお、データサーバ80は各フォルダのスクリーンショットをフォルダ名(端末ID)から生成した鍵で暗号化してもよい。これにより、データサーバ80が外部から侵入されても、フォルダ毎に端末IDが異なるので本人確認書類を漏洩しにくくすることができる。また、端末IDが特定されても鍵の生成方法が分からないと復号できないので、さらに漏洩しにくくすることができる。
図23(a)は通話端末のディスプレイ120又はPCのディスプレイ508に表示される画面例を示す図である。ここでは通話端末10aaがデータサーバ80に閲覧要求するものとする。閲覧制御部82は、アクセスした通話端末10aaに対し、端末ID入力画面401を送信する。端末ID入力画面401には、端末ID入力欄402が配置されている。担当者は任意の端末IDを入力する。
担当者が端末IDの入力後、OKボタン403を押下すると、閲覧部18eは入力された端末ID及び01aaという端末ID(PCの場合はユーザIDを送信する)をデータサーバ80に送信する。データサーバ80の記憶・読出処理部83は、まず、01aaというフォルダを特定し、該フォルダから、入力された端末IDをファイル名に含むスクリーンショットを検索する。データサーバ80の送受信部81は検索に適合したスクリーンショットを通話端末10aaに送信する。
図23(b)はディスプレイ120に表示されたスクリーンショットの一例を示す図である。端末ID入力画面401に「01da」が設定されているので、担当者として通話端末10aaから登録したスクリーンショットのうち、ファイル名に「01da」が含まれるスクリーンショットが表示されている。なお、スクリーンショットは一覧性を高めるために、サムネイル表示又は縮小して表示されている。
このように、スクリーンショットを閲覧できる通話端末10を、スクリーンショットを登録した通話端末に制限することで、本人確認書類の機密性を維持しやすくなる。
閲覧部18eは、スクリーンショットのファイル名から、さらに詳細に閲覧するスクリーンショットを指定することが可能である。
・端末IDを特定の記号(例えばスペースなど)で区切り、複数の端末IDを入力すれば、複数の通話端末の端末IDを含むスクリーンショットを表示する。
・日付(例えば2012/01/01など)を入力すると、指定された日付に作成されたスクリーンショットを表示する。または期間を指定して、その期間に該当するスクリーンショットを表示する。
・端末ID、日付を組み合わせて入力し、AND条件又はOR条件を満たす、スクリーンショットを表示する。
・また、端末IDを入力せずにOKボタン403が押下された場合は、01aaというフォルダの全てのスクリーンショットを表示する。
図24は通話端末がデータサーバ80に登録されているスクリーンショットを閲覧する手順を示すシーケンス図の一例である。
S101:通話端末10aaは、検索要求と共に、自端末の端末IDと検索キーとなる入力された端末IDをデータサーバ80に送信する。
S102:データサーバ80の記憶・読出処理部83は、端末IDをフォルダ名に有するフォルダから、検索キーとなる入力された端末IDをファイル名に含むスクリーンショットを検索する。
S103:記憶・読出処理部83は検索に適合したスクリーンショットをフォルダから読み出す。
S104:データサーバ80の送受信部81はスクリーンショットを通話端末10aaに送信する。
S105:通話端末10aaの送受信部11はスクリーンショットを受信し、閲覧部18eがディスプレイ120に表示する。
このように、スクリーンショットをダウンロードできる通話端末はスクリーンショットを登録した通話端末だけなので他の通話端末が送信したスクリーンショットが閲覧されることを防止できる。
〔印刷手順〕
図20(a)の処理選択画面において、担当者が「印刷」ボタンを押下した場合、通話端末10は印刷端末20によりスクリーンショットを印刷する。
図20(b)は処理選択画面において、担当者が「印刷」ボタンを押下した場合に表示される印刷機リスト画面の一例を示す。図20(b)では「出力先を選択してください」というメッセージと、2つの印刷機のリストが表示されている。図20(b)のような、印刷機のリストの作成は宛先リスト作成部18aが行う。宛先リスト作成部18aは、ログイン時以降に通話管理システムから宛先リスト情報1003を記憶部1000に記憶している。
図25は、宛先リスト情報1003の一例を示す図である。宛先リスト情報1003は、端末ID、種類、端末名、稼働状態、及び、IPアドレスを有する。これらの情報は、通話管理システム50の端末状態管理テーブルにて管理されている。宛先リスト作成部18aは、端末状態管理テーブルの宛先端末IDに登録されている宛先端末IDのうち、種類が印刷端末の端末ID、種類、端末名、稼働状態、及び、IPアドレスを、通話管理システムから取得することで宛先リスト情報1003を作成する。なお、宛先リスト作成部18aは、例えば定期的に通話管理システム50に対し端末状態管理テーブルを要求し、必要であれば宛先リスト情報1003を更新する。
表示制御部16は、宛先リスト情報1003の各レコードから、少なくとも端末名を読み出してポップアップ表示する印刷機リスト画面をディスプレイ120に表示する。なお、種類、稼働状態、及び、IPアドレスを端末名と共に表示してもよい。
図26は、通話端末と印刷端末間でデータを送信する処理を示すシーケンス図の一例である。
S201:予め、通話管理システム50は印刷端末20aa、20daとの間で通信セッションを確立している。この通信セッションは稼働状態を取得するためなどに使用されている。なお、ステップS201後に、印刷端末20から通話管理システム50へ、ログイン要求情報を送信する。
S202:通話端末10aaは、実施例1にて説明したようにキャプチャ処理を行う。また、図20(a)の処理選択画面において「印刷」ボタンを押下され、図20(b)の印刷機のリストから任意の印刷機が選択される。ここでは印刷端末20daが選択されたものとする。
S203:通話端末10aaの送受信部11は、通話管理システム50へ、開始要求情報を送信する。この開始要求情報は、通信を開始したい旨を示す情報であり、通話端末10aaの端末ID「01aa」、及び、宛先端末(印刷端末20da)の端末ID「02da」が含まれている。これにより、通話管理システム50の送受信部51は、開始要求情報を受信する。
S204:次に、通話管理システム50の送受信部51は、印刷端末20daに、開始求情報を送信する。これにより、印刷端末20daの送受信部21は、開始要求情報を受信する。
S205:印刷機20daの記憶・読出処理部29は、記憶部2000から能力情報を読み出す。
S206:送受信部21は、通話管理システム50に、開始要求情報に対する応答を示す応答情報を送信する。この応答情報には能力情報が含まれている。これにより、通話管理システム50の送受信部51は、応答情報を受信する。
S207:次に、通話管理システム50の送受信部51は、通話端末10aaに、応答情報を送信する。これにより、通話端末10aaの送受信部11は、応答情報を受信する。
S208:次に、通話端末10aaは、印刷端末20daに送信する画像データの変換処理を行う。
図27を用いて、変換処理について詳細に説明する。図27は、変換処理の手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、判断部17aは、能力情報に基づいて、エラー無しか否かを判断する(ステップS208−1)。具体的には、自端末(通話端末10aa)から送信する予定の画像データ(スクリーンショット)が、印刷端末20で印刷できる場合には、エラーなしと判断され、印刷できない場合には、エラーありと判断される。
エラーなしと判断された場合には(YES)、判断部17aは、取り込まれた時点のスクリーンショットのフォーマットと、応答情報で示される印刷端末20daで印刷可能な画像データのフォーマットとを比較し、送信する予定のスクリーンショットのフォーマットを変換する必要があるかを判断する(ステップS208−2)。
そして、変換する必要がある場合には、更に、判断部17aは、取り込まれた時点のスクリーンショットの画質を、応答情報で示される印刷端末20daで印刷可能な画像データの画質に合わせて下げる必要があるかを判断する(ステップS208−3)。例えば、取り込まれたスクリーンショットが24ビットのカラーの画像データであるにも拘らず、印刷端末20daでモノクロ印刷しかできない場合には、画質を下げる必要があると判断される。
次に、ステップS208−3で、画質を下げる必要があると判断された場合には(YES)、表示制御部16は、ディスプレイ120にポップアップ画面として、確認画面(不図示)を表示させる(ステップS208−4)。これにより、例えば「印刷すると白黒画像になりますが、よろしいですか?」という内容のメッセージが表示される。
次に、操作入力受付部12が、画質を下げて印刷を継続することを受け付けると(ステップS208−5のYES)、変換部17bは、応答情報で示されている印刷端末20daで印刷可能な画像データのフォーマットに合わせるように、取り込まれた時点のスクリーンショットの画質を下げて、印刷端末20daに合わせるように変換する(ステップS208−6)。
また、変換部17bは、スクリーンショットに、少なくとも自端末(通話端末10aa)の端末IDと印刷日時、を重ねる変換処理を行う。自拠点の端末IDは記憶部1000に記憶されており、印刷日時は時計から読み出す。これにより、印刷されたスクリーンショットにおいて、印刷した端末と日時を特定できる。
また、さらに、自端末(通話端末10aa)を操作している担当者の社員IDを含めることが好適である。担当者の社員IDは、担当者が通話端末10に入力し記憶装置1000に記憶されている。これにより、印刷されたスクリーンショットにおいて、通話端末10aaを操作して印刷した担当者を特定することができる。また、さらに、顧客IDを印刷してもよい。顧客IDは担当者又は顧客が通話端末10に入力することで、ファイル名などに含めておく。これにより、スクリーンショットに映っている顧客の顧客IDを特定できる。
一方、上記ステップS208−1において、エラー無しではない(エラー有り)と判断された場合には(NO)、表示制御部16は、ディスプレイ120に、ポップアップ画面として、エラー画面(不図示)を表示する(ステップS208−7)。例えば、「画像フォーマットに本端末が対応していないため、印刷できませんでした。」という内容のメッセージが表示される。
また、上記ステップS208−2において、フォーマット変換が必要でないと判断された場合(NO)、ステップS208−3〜6の処理を省略して、後述のステップS209の処理へ進む。
更に、上記ステップS208−3において、画質を下げる必要がないと判断された場合(NO)には、画質を下げないでフォーマットの変換のみを行い(ステップS208−8)、後述のステップS209の処理へ進む。
更に、上記ステップS208−5において、画質を下げないと判断された場合には(NO)、印刷端末20へのデータ送信がキャンセルとなる(ステップS208−9)。
S209:図26に戻り、通話端末10aaの送受信部11は、通話管理システム50及び中継装置30aを介さないで、宛先リスト情報1003のIPアドレスを宛先にして宛先端末(印刷端末20da)にスクリーンショットを送信する。
S210:表示制御部16は、ディスプレイ120にポップアップ画面として、送信完了画面P70を表示する。例えば、「印刷端末に送信しました。」という内容のメッセージが表示される。
S211:印刷端末20daでは、印刷部22が、ステップS209によって送られて来たスクリーンショットを用紙に印刷する。これにより、通話端末10aaでキャプチャされた画像データが、印刷端末20daで用紙に印刷して出力される。
図28は、用紙に印刷されたスクリーンショットの一例を示す図である。本人確認書類のスクリーンショットの下部に、出力した通話端末の端末ID、出力日時、担当者の社員ID、及び、顧客IDが印刷されている。これにより、この用紙が漏洩した際の漏洩経路を特定しやすくすることができる。
このように、本実施例の通話システムは、データサーバへの登録、及び、登録されている任意の印刷端末からスクリーンショットを印刷することができる。
1 通話システム
10 通話端末
20 印刷端末
30 中継装置
50 通話管理システム
80 データサーバ
120 ディスプレイ
1202 決定ボタン
特開2007‐323285号公報

Claims (16)

  1. 通信ネットワークを介して他の通信端末と通信する通信端末であって、
    前記他の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存手段と、
    前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる、ことを特徴とする通信端末。
  2. 前記画像データ保存手段は、前記許可要求手段の許可の要求に対する応答として前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得し、
    当該通信端末に対する前記画像データの保存操作を受け付けなくても、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記動作モードに移行した場合、当該通信端末の前記表示制御手段は前記画像データを画面全体の大きさで前記表示手段に表示し、
    前記撮像モードに移行された前記他の通信端末の表示制御手段は、前記画像データを画面全体の大きさで前記他の通信端末に接続された表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  4. 前記許可要求手段が前記画像データの保存の許可を要求してから、前記画像データ保存手段が保存を許可する旨を示す情報を受信するまでの間、
    当該通信端末の前記表示制御手段は、前記画像データに対し、該画像データの内容を判読困難にする画像処理を施して前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  5. 前記画像データ保存手段が保存した前記画像データを、通信ネットワークを介して接続された情報処理装置に送信する画像データ送信手段を有し、
    前記画像データ送信手段は、当該通信端末の識別情報を送信することで、前記情報処理装置に対し前記通信端末の識別情報に関連づけられた記憶領域に前記画像データを記憶させ、
    前記情報処理装置に送信した前記画像データを前記通信端末から削除する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 当該通信端末の識別情報を送信して、前記情報処理装置に対し当該通信端末の識別情報に関連づけて前記記憶領域に記憶された前記画像データを要求し、受信した前記画像データを前記表示手段に表示する閲覧手段を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記画像データは機密文書が撮像された画像の画像データであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信端末。
  8. 前記機密文書は、個人情報を含む本人確認書類であることを特徴とする請求項7に記載の通信端末。
  9. 像した画像データを受信して表示手段に表示する表示制御手段と、
    信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存手段と、
    前記通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    他の通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記通信端末に通知することで、前記通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる前記他の通信端末と通信ネットワークを介して通信する通信端末であって、
    画像データを撮像する撮像手段と、
    前記画像データの保存の許可を受け付ける保存許可受付手段と、
    前記保存許可受付手段が保存の許可を受け付けた場合、保存を許可する旨を示す情報を前記他の通信端末に送信する要求応答手段と、を有することを特徴とする通信端末。
  10. 通信ネットワークを介して、複数の通信端末が通信する通信システムであって、
    第2の通信端末は、画像データを撮像する撮像手段を有し、
    第1の通信端末は、
    前記第2の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記第2の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存手段と、
    前記第2の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    前記第1の通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記第2の通信端末に通知することで、前記第2の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記第2の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させることを特徴とする通信システム。
  11. 前記第2の通信端末は、
    前記画像データの保存の許可を受け付ける保存許可受付手段と、
    前記保存許可受付手段が保存の許可を受け付けた場合に保存を許可する旨を示す情報を前記第1の通信端末に送信する要求応答手段と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 通信ネットワークを介して、複数の通信端末が通信する通信システムであって、
    画像データを撮像する撮像手段と、
    第2の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記第2の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存手段と、
    前記第2の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    第1の通信端末を、前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記第2の通信端末に通知することで、前記第2の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記第2の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる通信システム。
  13. 通信ネットワークを介して他の通信端末と通信する通信端末に、
    前記他の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御ステップと、
    前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存ステップと、
    前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求ステップと、
    当該通信端末を、前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付けステップと、を実行させ、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求ステップでは、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付けステップで前記動作モードの終了を受け付けられた場合、前記許可要求ステップでは、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させるプログラムと、
    前記画像データを撮像する撮像手段を備えた他の通信端末と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  14. 通信ネットワークを介して、他の通信端末と通信する通信端末の通信方法であって、
    前記通信端末の表示制御手段が、前記他の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示するステップと、
    前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、画像データ保存手段が、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存するステップと、
    前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求ステップと、
    当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付けステップと、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求ステップでは、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付けステップで前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求ステップでは、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させることを特徴とする通信方法。
  15. 画像データを撮像する第2の通信端末、及び、
    前記第2の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    第1の通信端末を、前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段と、を有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記第2の通信端末に通知することで、前記第2の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記第2の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる第1の通信端末と通信ネットワークを介して通信する情報処理装置であって、
    前記第2の通信端末が撮像した画像データを受信して表示手段に表示する前記第1の通信端末に対し、前記第2の通信端末から受信した前記画像データの保存を許可する旨を示す情報を転送する、ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 通信ネットワークを介して他の通信端末と通信する通信端末にインストールされると、前記通信端末に、
    前記他の通信端末が撮像した画像データを表示手段に表示する表示制御ステップと、
    前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合、前記表示手段に表示されている前記画像データを取り込み記憶手段に保存する画像データ保存ステップと、
    前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求ステップと、
    当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付けステップと、を実行させ、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求ステップでは、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付けステップで前記動作モードの終了が受け付けられた場合、前記許可要求ステップでは、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させるプログラム。
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