JP6331293B2 - 通信端末、通信システム、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークを介して通信可能に接続された他の通信端末と通信する通信端末等に関する。
カメラやマイクを備えた通話端末同士で画像データや音声データを送受信して離れた場所のユーザ同士が会議を行う遠隔会議システムが知られている。各通話端末はディスプレイに会議の相手の通話端末が送信した画像データを表示し、音声をスピーカから出力する。これにより複数の拠点のユーザは同じ会議室で会議を行うのと遜色ない感覚で会議を行える。
このような遠隔会議システムでは、正規のユーザになりすました不正なユーザが会議に参加することを防ぐため、会議へ参加するユーザの認証を行う仕組みが設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、認証情報を取得した認証情報取得手段のそれぞれに対応する認証レベルの合計が、参加要求の対象とされた会議体に対応するセキュリティレベル以上である場合に、その会議体への参加を許可するユーザ認証装置が開示されている。
しかしながら、従来のユーザ認証装置では、すでに会議に参加している参加者の本人確認ができないという問題がある。すなわち、従来のユーザ認証装置は、会議への参加前にユーザを認証するのみであり、いったん会議に参加したユーザを認証することができなかった。
例えば、生命保険の手続を会社側の担当者と顧客が行う場合を例に説明する。このような手続では、顧客は遠隔会議システムへログインするための認証情報を持っていない場合が多いので、そもそも会議への参加前にユーザ認証装置がユーザを認証することができない。一方、会社側は、会議に参加しているユーザが当人か否かの本人確認を行いたい場合が少なくない。したがって、遠隔会議システムを使用するユーザによっては、会議の開始後にユーザを認証可能であることが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑み、会議の開始後にユーザの認証を行うことができる通信端末を提供することを目的とする。
本発明は、通信ネットワークを介して通信可能に接続された他の通信端末と通信する通信端末であって、前記他の通信端末との間で通信セッションを確立し、前記他の通信端末が有する撮像部が撮像して取得した画像データと前記他の通信端末が有するマイクが取得した音声データを前記通信セッションにより受信する通信手段と、前記通信手段が受信した前記画像データに基づく映像を表示手段に表示する表示制御手段と、前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した本人確認書類のための画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第1の画像データを取得し、前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した前記本人確認書類によって本人であることが確認される対象の本人の画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第2の画像データを取得する画像データ取り込み手段と、前記第1の画像データと前記第2の画像データの照合結果を取得して、又は、前記第1の画像データと前記第2の画像データを照合して、照合結果を表示手段に表示する照合結果表示手段と、を有することを特徴とする。
会議の開始後にユーザの認証を行うことができる通信端末を提供することができる。
本実施形態の通話システムの概略的な動作を説明する図の一例である。 本発明の一実施形態に係る通話システムの概略図である。 通話端末間で通話を実現する場合の通信状況を示す概念図である。 本実施形態に係る通話端末のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る通話管理システムのハードウェア構成図である。 本実施形態の通話システムの一部を構成する通話端末、通話管理システム及びデータサーバの機能ブロック図である。 中継装置管理テーブルを示す概念図である。 端末認証管理テーブルを示す概念図である。 端末状態管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 セッション管理テーブルを示す概念図である。 通話端末間で通話を開始する準備を行い、セッションを確立する処理を示すシーケンス図である。 通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。 本人確認アプリA、Bによる表示画面の取り込みの手順を模式的に説明する図の一例である。 本人確認アプリA、Bによる表示画面の取り込みの手順を模式的に説明する図の一例である。 通話端末10aaからデータサーバへのスクリーンショット1,2の登録を模式的に説明する図の一例である。 図13のステップS104においてデータサーバの照合部がスクリーンショット1,2の本人画像を照合する手順を示すフローチャート図の一例である。 本人画像の一致度の算出について説明する図の一例である。 閾値について説明する図の一例である。 照合結果が「一致」「不一致」の場合に通話端末のディスプレイに表示される画面例を、それぞれ示す図である。 照合結果が「不明」の場合に通話端末のディスプレイに表示される画面例を示す図である。 図21で「手動確認」と表示されたボタンが押下され、データサーバから送信されたスクリーンショット1,2が表示された画面の一例を示す図である。
図1は本実施形態の通話システムの概略的な動作を説明する図の一例である。
通話端末10aaは企業側に配置され、通話端末10daは支店側又は自宅などの遠隔地(以下、単に「顧客側」という)に配置されている。顧客は本人確認書類を所持しており、通話端末10daが備えるカメラにより撮像することができる。
(1)本店の担当者は、本人確認書類の画像データを取得するため、本人確認アプリAを起動させる。通話端末10daは本人確認アプリAからの通知により本人確認アプリBを起動させる。通話端末10daが撮像した顧客などの画像データは通話端末10aaに送信されディスプレイ120に表示されるが、通話端末10aaは保存することはできない。
(2)顧客は、本店の担当者からの指示などを利用して、通話端末10daのカメラで本人確認書類を撮像する。
(3)そして、顧客が担当者による説明に応じて決定ボタンを押下すると通話端末10daから通話端末10aaに取り込み許可が通知され、本人確認書類が表示された表示画面のスクリーンショット1を本人確認アプリAが作成する。
(4)次に、担当者は通話端末10aaを操作して、顧客本人を撮像可能な状態に通話端末10daを移行させる。また、顧客は、本店の担当者からの指示などを利用して、通話端末10daのカメラで自分を撮像する。
(5)そして、顧客が担当者による説明に応じて決定ボタンを押下すると通話端末10daから通話端末10aaに取り込み許可が通知され、顧客本人が表示された表示画面のスクリーンショット2を本人確認アプリAが作成する。
(6)通話端末10aaはスクリーンショット1,2をデータサーバに送信する。
(7)データサーバはスクリーンショット1の本人確認書類の本人画像と、スクリーンショット2の本人画像を照合して、本人か否かを判定する。
以上により、通話端末10aaはデータサーバから2つの本人画像の照合結果を取得することができる。このように、本実施形態の遠隔会議システムは、担当者が本人確認アプリAを起動させることで、顧客が本人確認書類の人物になりすましているか否かを判定することが可能となる。したがって、通話端末10aaと10daが通信を開始した後の任意のタイミングで(会議が開始された後でも)本人確認することができる。
<<実施形態の全体構成>>
図2は、本発明の一実施形態に係る通話システムの概略図である。通話システム1は特許請求の範囲の「通信システム」の一例であり、通話端末10は特許請求の範囲の「通信端末」の一例である。図2に示されているように、通話システム1は、複数の通話端末(10aa,10ab,…)、各通話端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の印刷端末(20a,20b,20c,20d)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、通話管理システム50、プログラム提供システム90、データサーバ80,メンテナンスシステム100、及び、印刷端末(20aa、20ba、20ca、20da)によって構築されている。この通話システム1によって、通話データの一例としての画像データ及び音声データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、通話データの最適な経路の選択を行う。
また、通話端末(10aa,10ab,…)、印刷端末20aa、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。通話端末(10ba,10bb,…)、印刷端末20ba、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。例えば、地域Xは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、通話端末(10ca,10cb,…)、印刷端末20ca、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。通話端末(10da,10db,…)、印刷端末20da、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されている。更に、LAN2c、LAN2d、及び専用線2cdは、所定の地域Y内で構築されている。例えば、地域Yはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域X及び地域Yは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
なお、以下では、複数の通話端末(10aa,10ab,…)のうち任意の通話端末は、「通話端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の印刷端末(20aa,20ba,…)のうち任意の印刷端末は、「印刷端末20」と表され、また、複数の中継装置(30a,30b,…)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。更に、テレビ会議の開始を要求する要求元としての端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての端末は「宛先端末」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。また、印刷端末(20aa、20ba、20ca…)のうち任意の印刷端末は、「印刷端末20」と表されている。
また、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80は、インターネット2iに接続されている。なお、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80は、地域X又は地域Yに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、NFC等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図2において、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、通話端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
なお、各通話端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各通話端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
ここで、図2に示されている通話端末10は、通話データの送受信により、利用者(担当者)の通話を実現する端末であり、例えば、テレビ会議端末である。また、印刷端末20は、所定のデータの一例として、画像データやテキストデータ等の印刷データを用紙に印刷する端末であり、例えば、プリンタ、FAX機、コピー機、又はこれらの機能を複合したMFP(Multifunction Peripheral)である。
また、中継装置30は、複数の通話端末10の間で、通話データの中継を行うコンピュータシステムである。通話管理システム50は、通話端末10及び印刷端末20からのログイン認証、通話端末10及び印刷端末20の稼動状態や通信状況の管理、宛先リストの管理、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理するコンピュータシステムである。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
プログラム提供システム90は、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、メンテナンスシステム100に、それぞれで使用されるプログラムを、通信ネットワーク2を介してそれぞれに提供するコンピュータシステムである。
データサーバ80は、各通話端末10がアップロードした本人確認書類が撮像されたスクリーンショット1と、本人が撮像されたスクリーンショット2の照合を行う。また、スクリーンショット1,2の閲覧要求に対する閲覧を制御する。
メンテナンスシステム100は、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータシステムである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、通話管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
続いて、図3を用いて、2つの通話端末の間で通話を実現する場合の通信状況について説明する。なお、図3は通話端末間で通話を実現する場合の通信状況を示す概念図である。
この通話システム1では、通話開始の要求元である要求元端末(通話端末10)と、この要求元端末の通信相手としての宛先端末(通話端末10)との間で、通話のための各種データの送受信が行われる。また、要求元端末(通話端末10)から、この要求元端末の通信相手としての印刷端末20へ印刷データが送信され、印刷端末20で印刷データが用紙に印刷される。通話端末10は主に通話するための機能を有し、印刷端末20は主に印刷するための機能を有するため、それぞれの処理能力は異なっている。
また、要求元端末と通話管理システム50との間、宛先端末(通話端末10)と通話管理システム50との間、及び、宛先端末(印刷端末20)と通話管理システム50との間では、それぞれ各種の管理情報を送受信するための管理用の通信セッションseiが確立される。また、この通信セッションseiは、呼制御用の通信セッションでもある。
また、各通話端末10は、中継装置30を介して、所定の呼制御方式と符号化方式による通信方式を利用して、通話データの通信を行う。
呼制御方式の例としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
符号化方式の例としては、H.264/SVC(Scalable Video Coding)や、H.264/AVC(Advanced Video Coding)等が挙げられる。具体的には、符号化方式がH.264/SVCの場合には、要求元端末としての通話端末10と中継装置30との間では、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの通話データを送受信するための通話用の第1の通信セッションsed1が確立されている。更に、中継装置30と宛先端末としての通話端末10との間では、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの通話データを送受信するための通話用の第2の通信セッションsed2が確立されている。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。なお、通話端末10は、専用のハードウェア(製品)と汎用的な情報処理装置のどちらでも実現可能であるため、外観図は様々である。例えば、図2、3に示した外観図やPC(Personal Computer)、タブレット、スマートフォン、PDAなどの外観図が挙げられる。タブレット、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)の場合、ディスプレイ120は通話端末10により内蔵されている。また、ディスプレイ120が内蔵されていてもいなくても、通話端末10がプロジェクタを有しディスプレイ120の表示内容を投影してもよい。
中継装置30、通話管理システム50、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100、及び、データサーバ80についても、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る通話端末のハードウェア構成図である。図4に示されているように、本実施形態の通話端末10は、通話端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、通話端末10用のプログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、通話端末10の宛先を指定する場合などに操作される操作ボタン108、通話端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、通話端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを取得する内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、通話端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、通話端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図5は、本実施形態に係る通話管理システム50のハードウェア構成図である。通話管理システム50は、通話管理システム50全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、通話管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511、各種選択又は指定の実行及びカーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80は、上記通話管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、各HD504には、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80をそれぞれ制御するためのプログラム等の各種データが記憶されている。
なお、通話端末10、印刷端末20、中継装置30、プログラム提供システム90、メンテナンスシステム100及びデータサーバ80用の各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(記録メディア106等)に記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。
図6は、本実施形態の通話システム1の一部を構成する通話端末10、通話管理システム50及びデータサーバ80の機能ブロック図である。図6では、通話端末10、通話管理システム50及びデータサーバ80が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<通話端末の機能構成>
通話端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、撮像部13、キャプチャ部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、照合要求部17、宛先リスト作成部18a、問い合わせ部18b、問い合わせ受付部18c、データ登録部18d、閲覧部18e、及び、記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された通話端末10用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通話端末10は、図4に示されているRAM103、及び図4に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。この記憶部1000には、後述する画像保存DB1001、本人確認アプリ1002及び宛先リスト情報1003が記憶される。
(通話端末の各機能構成)
図6に示されている通話端末10の送受信部11は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、通話管理システム50より、通信相手の候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。
更に、送受信部11は、上記電源オンの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して通話管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が通話管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、通話管理システム50側では、通話端末10が電源オンから電源オフになったことを把握することができる。なお、ログインの要求は電源オンが契機ではなく、通話端末10に対する利用者の指示入力を契機としてもよい。
操作入力受付部12は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、通話端末の電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源オンを受け付けて、電源をONにする。
撮像部13は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
キャプチャ部14は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、会議の相手の通話端末から本人確認書類又は本人の画像の取り込み許可を受信すると、表示制御部16がディスプレイ120に表示している画面を取り込み(キャプチャする)スクリーンショットを作成する。なお、キャプチャ時は顧客が分かりやすいように、音声出力部15bより効果音などの音を出力しても良い。記憶・読出処理部19は、取り込まれたスクリーンショットを画像保存DB1001に一時保存する。一時保存されたスクリーンショットは、送受信部11から通信ネットワーク2を通じてデータサーバ80に送信される。
音声入力部15aは、図4に示されているCPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図4に示されているCPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図4に示されているCPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、撮像部13が撮像した画像データ及び会議の相手の通話端末から受信した画像データを組み合わせ、この組み合わされた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
照合要求部17は図4に示されているCPU101からの命令によって実現され、データサーバ80に登録されているスクリーンショット1,2それぞれに撮像されている本人画像が一致するか否かの照合を要求する。照合の要求時にスクリーンショット1,2をデータサーバ80に登録してもよい。照合と登録を1回の送信で行うことができる。
宛先リスト作成部18aは、通話管理システム50から受信した、後述の端末状態管理テーブルに基づいて、宛先リスト情報1003を作成し、宛先リスト情報1003に基づき宛先リスト画面を作成する。宛先リスト画面は、宛先リスト情報1003の印刷端末20の一覧を選択可能に表示する画面であるが、詳細は省略する。
問い合わせ部18bは、画像データを送信している通話端末に画像データを保存してよいか否かを問い合わせる。問い合わせ受付部18cは、問い合わせ部18bからの問い合わせに対し、又は、問い合わせが無くても画像データを保存してよいという取り込み許可を送信する。
データ登録部18dは、キャプチャ部14が取り込み画像保存DB1001に記憶されたスクリーンショットをデータサーバ80に登録する。データサーバ80のIPアドレスは通話管理システム50から通話端末に通知されるか、又は、予め本人確認アプリAに設定されている。
閲覧部18eは、担当者がデータサーバ80に登録されたスクリーンショットを閲覧する際に、データサーバ80からスクリーンショットをダウンロードする。閲覧部18eは、例えばブラウザアプリである。
記憶・読出処理部19は、図4に示されているCPU101からの命令及び図4に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この記憶部1000には、通話端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。
記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
本人確認アプリ1002について説明する。担当者が後述する所定のボタン1205を押下すると、記憶・読出処理部19は本人確認アプリ1002を読み出して、図4のCPU101が本人確認アプリAを実行する。これにより本人確認アプリAが起動する。本人確認アプリAは、画像データを送信している通話端末に本人確認アプリBを起動させる通知を送信する。
相手端末で起動する本人確認アプリBは、操作入力受付部12により顧客が画面の取り込みを許可する操作(後述する決定ボタン1202の押下)をしたことが検出された場合、取り込み許可を、本人確認アプリAを起動している通話端末10に送信する。なお、取り込み許可は保存を許可する旨を示す情報であればよい。
したがって、本人確認アプリ1002は、担当者が起動させた場合に本人確認書アプリAとしての機能(例えば、問い合わせ部18b、キャプチャ部14、照合要求部17、データ登録部18d)が有効になり、本人確認書アプリAからの通知により起動した本人確認アプリBとしての機能(例えば、問い合わせ受付部18c)が有効になる。
なお、本人確認アプリA、Bが起動することは必ずしも必須ではなく、本人確認アプリの機能が通話端末10用のプログラムに組み込まれていればよい。
なお、本実施形態の端末ID及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10及び中継装
置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情
報を示す。また、端末ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしる
しのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
<通話管理システムの機能構成>
通話管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、判断部54、セッション管理部55、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM203上に展開された通話管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、通話管理システム50は、図5に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって構成されているDB(5001,5002,5003,5004,5005)が構築される。
(中継装置管理テーブル)
図7は、中継装置管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が通話管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ通話速度(Mbps)が関連付けられて管理される。
(端末認証管理テーブル)
図8は、端末認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、通話管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。
(端末状態管理テーブル)
図9は、端末状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9に示されているような端末状態管理テーブルによって構成されている端末状態管理DB5003が構築されている。この端末状態管理テーブルでは、各通話端末10及び各印刷端末20の端末ID毎に、端末の種類、各端末を宛先とした場合の宛先名、各端末の稼動状態、後述のログイン要求情報が通話管理システム50で受信された受信日時、及び各端末のIPアドレスが関連付けられて管理される。なお、端末ID、端末の種類、及び宛先名は、各通話端末10及び印刷端末20が、通話システム1を利用して通信するために、通話管理システム50に登録される際に、記憶されて管理される。
(宛先リスト管理テーブル)
図10は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、通信相手の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。この通信相手の候補は、任意の要求元端末から通話管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
また、宛先リスト管理テーブルには印刷端末の印刷端末の端末IDが登録されている。この印刷端末は、例えば、会議の相手が印刷物を取りに行ける会議の相手の通話端末の近くになる印刷端末、及び、自拠点の担当者が印刷物を取りに行ける通話端末である。
(セッション管理テーブル)
図11は、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図11に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、通話データ(画像データ及び音声データ)の中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間を示す遅延時間情報を宛先端末から送られて来て通話管理システム50で受信された受信日時が関連付けられて管理される。なお、2つの通話端末10の間で通話を行う場合には、上記宛先端末ではなく要求元端末から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時を管理してもよい。但し、3つ以上の通話端末10の間で通話を行う場合には、画像データ及び音声データの受信側の端末10から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時が管理される。
(通話管理システムの各機能構成)
次に、通話管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。送受信部51は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、端末認証管理テーブルを検索し、この端末認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末状態管理テーブルに、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、通話管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、状態管理部53は、通話端末10又は印刷端末20から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末状態管理テーブルのオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
判断部54は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、稼動状態情報で示される稼動状態が「オンライン」であるか否かを判断する。更に、判断部54は、「オンライン」と判断した場合には、所定の通話端末10に対して、稼動状態情報を送信可能と判断し、「オンライン」ではないと判断した場合には、所定の通話端末10に対して、稼動状態情報を送信不可と判断する。
セッション管理部55は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、記憶部5000のセッション管理テーブルに、通話データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間が示されている遅延時間情報を宛先端末から送られて来て通話管理システム50で受信された受信日時が関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部55は、通信セッションを確立するために使用されるセッションIDを作成する。
記憶・読出処理部59は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実行され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<データサーバの機能構成>>
データサーバ80は、送受信部81、閲覧制御部82、照合部83、及び、記憶・読出処理部84を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、RAM503上に展開されたデータサーバ用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
送受信部81は、図5に示したCPU501からの命令、及び図5に示したネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク2を介して通話端末10と各種データ(例えばスクリーンショット)の送受信を行う。
閲覧制御部82は、スクリーンショットDB8001に記憶されたスクリーンショットに対する、通話端末10からの閲覧要求を制御する。例えば、Webサーバである。
照合部83は、図5に示したCPU501からの命令によって実現され、スクリーンショット1,2にそれぞれ撮像されている本人画像を照合し、照合結果を通話端末10に送信する。照合結果とは、本人確認書類に撮像されている本人と、顧客として撮像された本人が一致するか否か、又は、不明かという判定結果である。
記憶・読出処理部84は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDDによって実行され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。スクリーンショットを送信した通話端末10の端末IDをフォルダ名とするフォルダにスクリーンショットを登録し、スクリーンショットを要求した通話端末10の端末IDをフォルダ名とするフォルダからスクリーンショットを読み出す。
また、データサーバ80は、記憶部8000に後述するスクリーンショットDB8001を構築する。スクリーンショットDB8001には、各通話端末10から送信されたスクリーンショットを通話端末毎に記憶する。
<<実施形態の処理または動作>>
続いて、図12を用いて、本実施形態の処理または動作について説明する。図12は、通話端末間で通話を開始する準備を行い、セッションを確立する処理を示すシーケンス図である。
S1:まず、要求元端末(通話端末10aa)の利用者(担当者)が、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源オンを受け付けて、通話端末10の電源をONにする。
S2:送受信部11は、電源オンの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して通話管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を送信する。このログイン要求情報には、要求元端末である端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。要求元端末(端末10aa)から通話管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である通話管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。また、ログイン要求は、上述のように、電源オンではなく、利用者の指示入力を契機としてもよい。更に、端末ID及びパスワードは、要求元端末に対して利用者が入力できるようにしてもよい。
S3:次に、通話管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、端末認証管理テーブルを検索し、この端末認証管理テーブルに同一の端末ID及び同一のパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
S4:この端末認証部52によって、同一の端末ID及び同一のパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する通話端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末状態管理テーブルに、通話端末10aaの端末ID、端末の種類及び宛先名で示されるレコード毎に、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。
S5:そして、通話管理システム50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(通話端末10aa)に送信する。
S6:通話管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求してきた要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」に基づいて宛先リスト管理テーブルを検索することにより、上記要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」を通信相手の候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する。ここでは、説明の簡略化のため、ステップS6で抽出された端末IDが、通話端末10daの端末ID「01da」の場合について、以下続けて説明する。
S7:次に、送受信部51は、端末10daに対して、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」と、要求元端末(通話端末10aa)の稼動状態を示した稼動状態情報とが含まれた「端末の状態情報」を送信する。これにより、通話端末10daの送受信部11は、端末10aaの状態情報を受信する。
この後、端末10aaは、通話管理システム50に対し宛先リスト管理テーブルに登録された宛先端末IDを要求して、宛先リスト情報(端末ID、宛先名)及び各端末の稼働状態を取得する。端末10aaの表示制御部16は宛先リストを一覧表示する宛先リスト画面(不図示)をディスプレイ508に表示する。
S8:利用者は、宛先リスト一覧の中から通話を開始する宛先の端末を選択すると、操作入力受付部12は、宛先端末(通話端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける。
S9:要求元端末(通話端末10aa)の送受信部11は、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」が含まれ、通話を開始したい旨を示す開始要求情報を、通話管理システム50へ送信する。これにより、通話管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」を受信することができる。
S10:そして、状態管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」に基づき、端末状態管理テーブルにおいて、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01da」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「オンライン(通話可能)」から「オンライン(通話中)」に変更する。
S11:次に、セッション管理部55は、記憶部5000のセッション管理テーブルに、利用される中継装置30aの中継装置ID「111a」、要求元端末(通話端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(通話端末10da)の端末ID「01da」を関連付けて記憶して管理する。この場合、例えば、要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレスに近いIPアドレスの中継装置30aが選ばれる。
S12:次に、通話管理システム50の送受信部51は、中継装置30aに対して、セッション初期化要求情報を送信する。これにより、中継装置30aでは、セッション初期化要求情報を受信する。このセッション初期化要求情報は、中継装置30aの通信セッションを初期化する命令であり、要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」、及び宛先端末(通話端末10da)のIPアドレス「1.3.2.3」が含まれている。各IPアドレスは、端末状態管理テーブルにおいて、ステップS62によって受信された要求元端末(通話端末10aa)の端末ID及び宛先端末(通話端末10db)の端末IDにそれぞれ対応するIPアドレスである。
S13:次に、中継装置30aは、ステップS12によって受信した要求元端末(通話端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」に基づき、要求元端末(通話端末10aa)にセッション開始指示情報を送信する。このセッション開始指示情報は、要求元端末(通話端末10aa)に通信セッションを開始する指示である。また、この際、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」も送信される。
S14:同じく、中継装置30aは、ステップS12によって受信した宛先端末(通話端末10da)のIPアドレス「1.3.2.3」に基づき、宛先端末(通話端末10da)にセッション開始指示情報を送信する。このセッション開始指示情報は、宛先端末(通話端末10da)に通信セッションを開始する指示である。また、この際、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」も送信される。
S15:これにより、要求元端末(通話端末10aa)と中継装置30aとの間で、第1の通信セッションsed1が確立される。
S16:また、宛先端末(通話端末10da)と中継装置30aとの間で、第2の通信セッションsed2が確立される。
これにより、要求元端末(通話端末10aa)と宛先端末(通話端末10da)との間で通話が開始され、図14のIに示すような表示画面(通話画面)が要求元端末(通話端末10aa)側と宛先端末(通話端末10da)のディスプレイ120に表示される。
<<本人確認書類又は本人が撮像された画像データの取り込み>>
本人確認書類とは、原則的に本人しか入手・所持できない書類であり、その書類を持っていることで本人である蓋然性が高いことを証明する書類である。本人確認書類には本人が撮像された画像と共に、本人の個人情報が記載されていることが一般的である。個人情報としては、氏名、生年月日、現住所、居所、本籍、電話番号、顔写真、車両のナンバー、マイナンバーなどがある。また、個人情報が記述された書類としては、免許証、保険証、パスポート、住民票、戸籍謄本、などがある。なお、本人確認書類は紙でなくカードであってもよい。また、本実施形態では、取り込み許可が必要な画像として、本人確認書類に対する撮像画像の画像データを例に説明するが、本人確認書類に限られず、機密性の高い情報が記述された機密文書の画像データを通話端末10が取り込む際に、許可を必要とすることもできる。さらに、本人確認書類は機密文書以外にも顧客が顧客の許可なしに保存されることを望まない情報が含まれる画像データを通話端末10が取り込む際に、許可を必要とすることもできる。
また、本人確認書類だけでなく本人の肖像も個人情報として取り扱われる場合があるので、本実施形態では本人が直接、撮像された本人画像の取り込みに許可を必要とする。
図13は、通話端末10aaが通話端末10daから送信された画像データを撮像する手順を示すシーケンス図の一例である。図14、15は、本人確認アプリA、Bによる表示画面の取り込みの手順を模式的に説明する図の一例である。本店側の通話端末10aaと顧客側の通話端末10daで遠隔会議を行なっている。なお、セッションを確立している通話端末は2台だけであるとする。
図14のI(a)、I(b)に示すように、表示画面の取り込みを開始する前は、通話端末10aa、10daは通常会議モードである。通常会議モードは会議する通話端末それぞれのカメラが撮像した画像データを互いに送受信するモードであり、担当者又は顧客がディスプレイ120の表示画面のレイアウトを設定することができる。通常会議モードでは以下のようなレイアウトが可能である。
・フルスクリーン(相手画像)モード
・PandPモード(自拠点を含む参加拠点が同じ大きさで配列される)
・PinPモード(自拠点を含まないPandPモードの右下に小さく自映像が表示される)
・マルチビューモード(相手映像をメインにして右側、下側、左側に残りの拠点(自拠点含む)の映像が小さく表示される)
図14のI(a)、I(b)はどちらもPinPモードである。
S81:担当者は、本人確認アプリA(本店用)を起動するための通話端末10aaの所定のボタン1205を押下する。これにより、操作入力受付部12は本人確認アプリAを起動させる操作を受け付け、通話端末10aaは本人確認アプリAを起動させる。所定のボタンでなく、ディスプレイ120に表示された本人確認アプリAのアイコンを担当者が選択することで起動させてもよい。
S82:起動した本人確認アプリAは、送受信部11を介して本人確認アプリAが起動したことを通話管理システム50に通知する。
S83:通話管理システム50の送受信部51は、本人確認アプリAが起動したことを、セッション管理テーブルに登録された通話端末10aaの相手端末である通話端末10daに通知する。
S84:通話端末10daの送受信部11は、通話端末10aaで本人確認アプリAが起動されたという通知を受信し、通話端末10daは本人確認アプリBを起動する。本人確認アプリBを起動中は、決定ボタン1202のみ押すことが可能であり、他のキーは操作入力受付部12によりロックされる(決定ボタン1202以外の操作は無視される)。すなわち、本人確認アプリBを起動中は、本人確認書類及び本人の画像データの送信以外の処理は禁止される。
S85:本人確認アプリAは通話端末10aaを書類撮像モードAに設定する。図14のII(a)に示すように、書類撮像モードAでは、表示制御部16は通話端末10daから送信される画像データをフルスクリーンでディスプレイ120に表示する。ただし、通話端末10daから取り込みの許可が送信されるまでは表示画面を取り込めない。すなわち、本人確認アプリA及び通話端末10aaはボタンなど画像データを取り込むためのユーザインタフェースを有していない。仮に、通話端末10aaがボタンなど画像データを取り込むためのユーザインタフェースを有していても、本人確認アプリAが起動中はそのようなボタンの操作は無視される。
S86:通話端末10aaの送受信部11は、通話端末10aaが書類撮像モードAに移行したことを通話管理システム50に通知する。この通知は、通話端末10daを書類撮像モードBに移行させるためのものである。
S87:通話管理システム50の送受信部51は、書類撮像モードAに移行したことを通話端末10daに通知する。
S88:通話端末10daの送受信部11は、通話端末10aaが書類撮像モードAに移行したという通知を受信して、本人確認アプリBは通話端末10daを書類撮像モードBに移行する。
図14のII(b)に示すように、書類撮像モードBでは、表示制御部16は自映像をフルスクリーンでディスプレイ120daに表示する。また、本人確認書類を設置するためのガイド枠1201を表示する。本人確認書類はその種類によって大きさが異なるので、適切なサイズのガイド枠1201を表示するため、本店の担当者が本人確認書類の種類(免許証、保険証、パスポート、住民票、戸籍謄本等)を本人確認アプリAに指示してもよい。本人確認アプリAは本人確認書類の種類又はガイド線のサイズを本人確認アプリBに通知するので、本人確認書類の大きさに適切なガイド枠を表示できる。
また、本人確認アプリBは、本人確認書類を通話端末10daに接続されているカメラで撮像するように誘導するダイアログを表示する。図のダイアログには「本人確認書類を青い四角に合わせて決定を押してください。」と表示されている。
通話端末10da側の顧客は指示に従って、本人確認書類を通話端末10daのカメラで撮像する。図14のIII(b)に示すように、通話端末10daのディスプレイ120daにはフルスクリーンモードで本人確認書類の画像データが表示される。
これにより送受信部11は本人確認書類の画像データを通話端末10aaに送信し始める。送信されただけで取り込みは許可されていないが、顧客が許可するまでは通話端末10aaの表示制御部16は本人確認書類の画像データに個人情報が読めなくなる画像処理(例えば、NoCopyと表示したり、モザイク処理、輝度低下処理、コントラスト低下処理など)を施す。
図14のIII(a)に示すように、通話端末10aaのディスプレイ120aaにはフルスクリーンで本人確認書類の画像データが表示される。しかし、顧客が許可するまでは本人確認書類の画像データを取り込むことはできない。また、NoCopyと表示されているので、デジタルカメラなどで撮像しても個人情報は記録されない。
S89:本店の担当者は、通話端末10aaのディスプレイ120aaに表示された本人確認書類の画像データを見て撮像品質を確認し、顧客に本人確認書類の取り込みの許可を求め、取り込んでよい場合は決定ボタンを押すよう音声で指示する(または、ダイアログで取り込みの許可を求めるメッセージを表示してもよい。)。通話端末10daの顧客は決定ボタン1202を押下する。この決定ボタン1202の押下が取り込みの許可に相当する。本人確認アプリBは送受信部11により本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話管理システム50に送信する。なお、決定ボタンの押下には、ハード的なボタンの押下、タッチパネルの決定ボタンへのタッチ、マウスによる決定ボタンのクリック、ジェスチャー入力、音声操作(例えば、「取り込み許可」と発声すること)などが含まれる。
したがって、本実施形態の問い合わせ部18bは以下のように動作する。
・担当者が音声により取り込みの許可を要求する場合、問い合わせ部18bは不要になる。
・担当者がダイアログで取り込みの許可を求める場合、担当者がダイアログを通話端末10daに表示させるために操作する通話端末10aaのボタンなどの押下が許可の要求の契機となる。したがって、ダイアログを表示させるボタンの押下により、問い合わせ部18bが通話端末10daに問い合わせる。
・本人確認アプリAが起動すると本人確認アプリBが起動し、本人確認アプリBが取り込みの許可を求めるダイアログを自動的に表示する場合は、本人確認アプリAが起動するための所定のボタン1205の押下が許可の要求の契機となる。したがって、所定のボタン1205の押下により、問い合わせ部18bが通話端末10daに問い合わせる。
S90:通話管理システム50は本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話端末10aaに送信する。
S91:通話端末10daの決定ボタンの押下によって、通話端末10aaは取り込み許可を受信し、通話端末10aaのキャプチャ部14は、ディスプレイ120aaに表示されている表示画面を取り込んで、スクリーンショット1を通話端末10aaの画像保存DB1001に一時保存する。すなわち、通話端末10aaのキャプチャ部14は、担当者がなんら操作しなくても表示画面のスクリーンショット1を作成する。スクリーンショット1の作成が完了すると、本人確認アプリAはその旨を表示する。取り込み許可の受信により本人確認アプリAが通話端末10aaにおけるスクリーンショット1の作成操作を有効にして、担当者が該作成操作を行ってスクリーンショット1を作成してもよい。なお、表示制御部16は、取り込み許可と共に送信された画像データに対し個人情報が読めなくなる画像処理を行わない。キャプチャ部14は、この画像データを取り込むので、個人情報が良好に撮像された画像データを保存できる。
S92:一時保存されたスクリーンショット1は、自動的に本店のデータサーバ80に送信される。具体的には、データ登録部18dは画像保存DB1001に保存されたスクリーンショット1を送受信部11によりデータサーバ80に送信する。登録の際、データサーバ80の記憶・読出処理部84はスクリーンショット1を少なくとも端末IDに紐づけてスクリーンショットDB8001に登録する。なお、データサーバ80への登録は、次述する本人撮像モードにより本人を撮像した後でもよい。すなわち、スクリーンショット2の後にスクリーンショット1を登録してもよいし、スクリーンショット1,2は同時に登録してもよい。
S93:データサーバ80は、保存完了を通話端末10aaに送信する。通話端末10aaから指定の印刷機にスクリーンショット1を送信し、印刷してもよい。
S94:担当者は、本人確認書類の画像データの取り込みが終わると通話端末10aaを操作して本人撮像モードAに移行する。または、スクリーンショット1の取り込みにより、担当者の操作がなくても本人撮像モードAに移行してもよい。
S95:通話端末10aaの送受信部11は、通話端末10aaが本人撮像モードAに移行したことを通話管理システム50に通知する。この通知は、通話端末10daを本人撮像モードBに移行させるためのものである。
S96:通話管理システム50の送受信部51は、本人撮像モードAに移行したことを通話端末10daに通知する。
S97:通話端末10daの送受信部11は、通話端末10aaが本人撮像モードAに移行したという通知を受信して、本人確認アプリBは通話端末10daを本人撮像モードBに移行する。
図15のI(a)に示すように、本店の担当者は、顧客に対し本人をカメラで映すように指示している。また、図15のII(b)に示すように、本人撮像モードBでは、表示制御部16は自映像をフルスクリーンでディスプレイ120daに表示する。また、本人の上半身の位置あわせするためのガイド枠1201を表示する。
これにより送受信部11は本人の画像データを通話端末10aaに送信し始める。送信されただけで取り込みは許可されていないが、顧客が許可するまでは通話端末10aaの表示制御部16は本人の画像データを読めなくなる画像処理(例えば、NoCopyと表示したり、モザイク処理、輝度低下処理、コントラスト低下処理など)を施す。図15のII(a)に示すように、通話端末10aaのディスプレイ120aaにはフルスクリーンで本人の画像データが表示される。
S98:本店の担当者は、通話端末10aaのディスプレイ120aaに表示された本人の画像データを見て撮像品質を確認し、顧客に本人画像の取り込みの許可を求め、取り込んでよい場合は決定ボタンを押すよう音声で指示する(または、ダイアログで取り込みの許可を求めるメッセージを表示してもよい。)。図15のIII(b)に示すように、通話端末10daの顧客は決定ボタン1202を押下する。この決定ボタン1202の押下が取り込みの許可に相当する。本人確認アプリBは送受信部11により本人の画像データと取り込み許可を通話管理システム50に送信する。
S99:通話管理システム50は本人確認書類の画像データと取り込み許可を通話端末10aaに送信する。
S100:通話端末10daの決定ボタンの押下によって、通話端末10aaは取り込み許可を受信し、通話端末10aaのキャプチャ部14は、ディスプレイ120aaに表示されている表示画面を取り込んで、スクリーンショット2を通話端末10aaの画像保存DB1001に一時保存する。すなわち、通話端末10aaのキャプチャ部14は、担当者がなんら操作しなくても表示画面のスクリーンショット2を作成する。スクリーンショット2の作成が完了すると、本人確認アプリAはその旨を表示する。取り込み許可の受信により本人確認アプリAが通話端末10aaにおけるスクリーンショット2の作成操作を有効にして、担当者が該作成操作を行ってスクリーンショット1を作成してもよい。なお、表示制御部16は、取り込み許可と共に送信された画像データに対し個人情報が読めなくなる画像処理を行わない。キャプチャ部14は、この画像データを取り込むので、個人情報が良好に撮像された画像データを保存できる。
S101:一時保存されたスクリーンショット2は、自動的に本店のデータサーバ80に送信される。具体的には、データ登録部18dは画像保存DB1001に保存されたスクリーンショット2を送受信部11によりデータサーバ80に送信する。登録の際、データサーバ80の記憶・読出処理部84はスクリーンショット2を少なくとも端末IDに紐づけてスクリーンショットDB8001に登録する。登録について詳しくは図16に基づき説明する。
S102:データサーバ80は、保存完了を通話端末10aaに送信する。
S103:次いで、通話端末10aaの照合要求部17はスクリーンショット1と2の照合をデータサーバ80に要求する。照合要求部17は、例えば端末IDを送信することで、スクリーンショット1に対応するスクリーンショット2を指示する。また、照合要求時に再度、スクリーンショット1,2を送信してもよい。
なお、照合はデータサーバ以外で行ってもよい。例えば、通話端末10aaに十分なリソースがあれば通話端末10aaが照合を行うことができる。また、データサーバ80にはスクリーンショット1,2の登録のみを行い、別の情報処理装置が照合してもよい。
S104:データサーバ80の送受信部81が画像照合要求を受信すると、照合部83がスクリーンショット1と2の画像を照合する。詳細は後述する。
S105:照合部83は照合結果を通話端末10aaに送信する。
S106:照合結果がほぼ一致したことを示すか又はほぼ一致しないことを示す場合、本人確認アプリAは照合結果をそのまま表示するなどして担当者に明示する。一方、照合結果がどちらとも言えない場合(以下、照合結果が不明の場合という)、担当者としては書類撮像モードで取り込んだ本人確認書類の本人画像と、本人撮像モードで取り込んだ本人画像が一致するか否かを目視により確認したい場合がある。そこで、本人確認アプリAは、照合結果が不明の場合、手動比較要求をデータサーバ80に送信する。手動比較要求はデータサーバ80に対するスクリーンショット1,2の送信要求である。
S107:データサーバ80の送受信部81が手動照合要求を受信すると、照合部83はスクリーンショット1、2を通話端末10aaに送信する。
S108:通話端末10aaの本人確認アプリAは、照合結果が不明でない場合、又は、不明であったが手動照合が終了すると、後述するように担当者が画面を操作することで本人確認アプリAを終了させる。なお、本人確認アプリAは一時保存したスクリーンショット1,2を削除する。また、明示的な操作がなくても、本人確認アプリAが終了し、その際にスクリーンショット1,2を削除してもよい。
S109:通話端末10aaは本人確認アプリAが終了したことを通話管理システム50に送信する。この送信はアプリ終了直前に本人確認アプリAが送信してもよい。
S110:通話管理システム50は本人確認アプリAが終了したことを通話端末10daに通知する。
S111:通話端末10daの本人確認アプリBは、本人確認アプリAが終了したという通知により自動的に終了する。すなわち、通話端末10daから本人撮像モードBを終了することはできない。これにより、顧客の誤操作により本人確認アプリBを終了することを防止できる。
通話端末10aaと通話端末10daはそれぞれ本人確認アプリA,Bを終了すると、通話端末10aaと10dbは通常会議モードへ戻り、書類撮像モードA、Bになる前のレイアウト(図14のI(a)、I(b))に戻る。
なお、本人確認アプリAは先に本人撮像モードになって本人が撮像された画像データを取り込み、その後に、書類撮像モードになって本人確認書類が撮像された画像データを取り込んでもよい。
このように、データサーバ80がスクリーンショット1,2の本人画像を照合することで、通話端末10aaは任意のタイミングで本人認証することができる。
また、図13では通話管理システム50を介して通話端末10aaと10daが通信したが、通話管理システム50を介することなく又は通話管理システム50の介在を最小限にして、通話端末10aaと10daが直接、通信してもよい。
<<データサーバへの登録>>
図16は、通話端末10aaからデータサーバ80へのスクリーンショット1,2の登録を模式的に説明する図の一例である。通話端末10のデータ登録部18dは、データサーバ80に対し、スクリーンショット1,2を送信する。データ登録部18dは、例えばHTTPのPOSTコマンドでスクリーンショットのファイル(01da_XXX.jpg)を送信する。
データ登録部18dは、送信するスクリーンショットに所定の規則でファイル名を付与する。スクリーンショット1,2のファイル名は「端末ID」と「日時」の文字列を含むように生成される。端末IDは本人確認書類の画像データを送信した通話端末10の端末IDであり、日付は通話端末が内蔵する時計から取得する。
例えば、端末ID「01da」から送信された本人確認書類の画像データを、「2012/7/7 14:50 23秒」に取り込んだ場合、スクリーンショットのファイル名は「01da_20120707145023.拡張子」となる。
また、データ登録部18dは、自端末に紐づけてスクリーンショット1,2をデータサーバ80に登録する。自端末に紐づけるとは、例えば、端末IDをフォルダ名とするフォルダに記憶すること、ファイル名に自端末の端末IDを含めること、ファイルのタグやメタデータに自端末の端末IDを含めること、などであるが、どのような方法で紐づけてもよい。スクリーンショット1,2を区別する場合も同様に、"1""2"のようなフォルダを作成しておきフォルダ別に登録してもよいし、ファイル名やメタデータにスクリーンショット1,2の識別情報を含めておいてもよい。
図16では、データサーバに「photoshot/data/01aa/1/」「photoshot/data/01aa/2/」というフォルダが作成されている。したがって、データ登録部18dは、スクリーンショット1を「POST http:// photoshot/data/01aa/1/01da_20120707145023.拡張子」というコマンドで登録し、スクリーンショット2を「POST http:// photoshot/data/01aa/2/01da_20120707145023.拡張子」というコマンドで登録する。
データサーバ80の記憶・読出処理部84は、予め管理者からの操作を受け付けて、通話端末毎にスクリーンショット1,2用のフォルダ(又はディレクトリ)を作成しておく。データサーバ80の送受信部81がスクリーンショット1,2を受信すると、記憶・読出処理部84は送信されたスクリーンショット1を「photoshot/data/01aa/1/」に保存し、スクリーンショット2を「photoshot/data/01aa/2/」に保存する。
照合する際は、「photoshot/data/01aa/1/」と「photoshot/data/01aa/2/」からそれぞれスクリーンショット1,2を読み出せばよい。1つのフォルダに複数のスクリーンショットが記憶されている場合は、それぞれのフォルダから最も日時が新しいスクリーンショット1,2を読み出して照合する。
なお、データサーバ80は、スクリーンショットを保存した通話端末にのみスクリーンショットの閲覧を許可したり、ある期間のスクリーンショットの閲覧を許可するなどの制御ができる。例えば、閲覧制御部82は、通話端末に端末IDとパスワードを要求し、端末認証管理DB5002の端末認証管理テーブルに登録された端末IDとパスワードに一致するとアクセスを許可する。そして、記憶・読出処理部84は通話端末10aaがアクセスできるフォルダを、フォルダ名が「01aa」というフォルダのみに制限する。
<<画像照合の手順>>
図17は、図13のステップS104においてデータサーバ80の照合部83がスクリーンショット1,2の本人画像を照合する手順を示すフローチャート図の一例である。
照合部83は、スクリーンショット1,2における本人画像の一致度を定量的に(数値で)算出する(S1041)。画像照合については図18にて説明する。
照合部83は、ステップS1041で算出した類似度と閾値を比較して、判断可能か否かを判定する(S1042)。閾値は上側の閾値と、下側の閾値があり、あらかじめデータサーバ80へ登録されている。閾値については図19にて説明する。
照合部83は以下のように照合結果を決定する。
類似度が上側の閾値よりも大きい場合:照合結果=「一致」
類似度が下側の閾値よりも小さい場合:照合結果=「不一致」
類似度が下側の閾値以上、上側の閾値以下の場合:照合結果=「不明」
一致、又は、不一致と判定された場合、判断可能と判定できる。すなわち、「一致」の場合は本人確認書類の本人と、カメラで撮像された本人が一致する可能性が高く、「不一致」の場合は本人確認書類の本人と、カメラで撮像された本人が一致しない可能性が高いと判断できる。
判断可能と判定された場合(S1042のYes)、照合部83は照合結果を通話端末に通知する(S1043)。照合結果の通知の画面については図20で説明する。
ユーザは照合結果を確認してデータサーバ80に確認結果を送信するので、データサーバ80は通話端末から確認結果を取得する(S1044)。
一方、判断可能と判定されない場合(S1042のNo)、照合部83は通話端末に対し手動判断の問い合わせを行う(S1045)。手動判断の問い合わせの画面については図21で説明する。
担当者が手動判断を希望しない場合(S1046のNo)、データサーバ80は処理を終了する。
担当者が手動判断を希望した場合(S1046のYes)、照合部83は通話端末から送信されていたスクリーンショット1,2を通話端末に送信する(S1047)。これにより、担当者は目視で、本人確認書類の本人と、カメラで撮像された本人が一致するか否かを判断できる。スクリーンショット1,2が表示された画面については図22で説明する。
ユーザはスクリーンショット1,2を確認してデータサーバ80に確認結果を送信するので、データサーバ80は通話端末から確認結果を取得する(S1044)。
図18は、本人画像の一致度の算出について説明する図の一例である。画像の一致度の算出は、既存の画像照合技術を用いてよい。
照合部83は、スクリーンショット1,2のそれぞれから顔を検出する(S1041−1)。画像データから顔を検出するには、Haar−Like特徴量を使用した方法が知られている。画像データに対しHaar−Like特徴量と一致する特徴部分があるか否かを走査する。このHaar−Like特徴量をいくつか用意しておき、一致する部分に投票する処理を繰り返すことで、投票数が多い領域を顔が含まれる領域として検出する。なお、スクリーンショット1,2の顔領域のサイズは異なっているので、特定した顔領域のサイズを正規化する。
次に、照合部83は顔が含まれる領域から特徴データを検出する(S1041−2)。まず、特徴点として、例えば、眉、目、鼻、鼻孔、唇などを検出する。これらは、エッジ処理、黒画素の連結領域、左右の対称性などから特定することができる。また、特徴点を特定できれば、それぞれで特徴データを作成できる。特徴データは、例えば、顔の重心位置に対する特徴点までの距離、各特徴点の間隔、特徴点同士を結ぶ角度などである。
次に、照合部83は特徴データを比較して類似度を算出する(S1013)。例えば、目と目の間の距離などの対応する特徴データ同士で差分を取って、本人確認書類の特徴データで除した値を1から引けば、各特徴データの一致度が得られる。一致度を特徴データ毎に求め、合計すれば2つの本人画像の類似度が得られる。なお、類似度は最高で例えば100になるように正規化される。
図19は、閾値について説明する図の一例である。類似度が"0"(完全に一致していない)〜"100"(一致している)という範囲で示されている。下側の閾値が"75"、上側の閾値が"85"である。したがって、算出された類似度が、"85"よりも大きい場合は一致、"75"に満たない場合は不一致、75〜85の場合は不明と判断される。
<<画面例>>
図20(a)は照合結果が「一致」の場合に通話端末のディスプレイ120に表示される画面例を、図20(b)は照合結果が「不一致」の場合に通話端末のディスプレイ120に表示される画面例を、それぞれ示す図である。
図20(a)では「本人確認できました」というメッセージと、「会議へ戻る」と表示されたボタン1901が表示されている。担当者はメッセージを確認してボタン1901を押下する。このボタン1901を押下することで、本人確認アプリAを終了させることができる。
図20(b)では「本人確認できませんでした」というメッセージと、「会議へ戻る」と表示されたボタン1902が表示されている。担当者はメッセージを確認してボタン1902を押下する。このボタン1902を押下することで、本人確認アプリAを終了させることができる。
図21は、照合結果が「不明」の場合に通話端末のディスプレイ120に表示される画面例を示す図である。図21では「確認結果が不明です」というメッセージと、「手動確認」と表示されたボタン1903、「会議へ戻る」と表示されたボタン1904が表示されている。この図21の画面は、特許請求の範囲の表示要求を受け付ける画面の一例である。
担当者はメッセージを確認して、目視により本人確認する場合は「手動確認」と表示されたボタン1903を押下し、目視により本人確認しない場合は「会議へ戻る」と表示されたボタン1904を押下する。目視により本人確認しない場合とは、例えば不明の場合は、再度、本人の撮像からやり直すなどの規則があるような場合や、別の方法で本人確認できる場合である。
図22は図21で「手動確認」と表示されたボタン1903が押下され、データサーバ80から送信されたスクリーンショット1,2が表示された画面の一例を示す図である。図22では、本人確認書類が撮像されたスクリーンショット1,本人が撮像されたスクリーンショット2が並べて表示される。また、顔領域のサイズが同程度になるように変倍されている。なお、このスクリーンショット1,2は、データサーバ80から送信されたものでも、通話端末10が一時保存しているものでもよい。担当者はスクリーンショット1,2を比較して本人確認を目視で行うことができる。目視により本人確認したら、担当者は「会議へ戻る」と表示されたボタン1905を押下する。このボタン1905を押下することで、本人確認アプリAを終了させることができる。
担当者は、一致していると判断すれば会議を継続し、一致しているか否かあいまいであると判断すれば、本人の撮像からやり直すことができる。
以上説明したように、本実施形態の遠隔会議システムでは、本人確認書類の当人が会議に参加しているか否かを任意のタイミングで確認できる。また、通話端末10aaが、本人確認書類及び本人が撮像された画像データを取り込む際には、本人の許可が必要なので顧客が保存を望まない画像データが保存されることを防止できる。
なお、本実施例の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、通話管理システム50とデータサーバ80とが1つの情報処理装置として配置されていてもよい。
また、通話管理システム50が有する機能を、複数の情報処理装置が分散して有していてもよいし、データサーバ80が有する機能を、複数の情報処理装置が分散して有していてもよい。
また、通話端末10の機能の一部を通話管理システム50又はデータサーバ80が有していてもよい。また、通話端末10が有する機能は、通話端末が内蔵している必要はなく、通話端末10が呼び出して利用できればよい。
また、通話管理システム50が有する記憶部5000は通話管理システム50がアクセス可能なネットワーク上にあればよく、データサーバ80が有する記憶部8000はデータサーバ80がアクセス可能なネットワーク上にあればよく、通話端末10が有する記憶部1000は通話端末10がアクセス可能なネットワーク上にあればよい。
1 通話システム
10 通話端末
20 印刷端末
30 中継装置
50 通話管理システム
80 データサーバ
120 ディスプレイ
1202 決定ボタン
特開2010−198536号公報

Claims (10)

  1. 通信ネットワークを介して通信可能に接続された他の通信端末と通信する通信端末であって、
    前記他の通信端末との間で通信セッションを確立し、前記他の通信端末が有する撮像部が撮像して取得した画像データと前記他の通信端末が有するマイクが取得した音声データを前記通信セッションにより受信する通信手段と、
    前記通信手段が受信した前記画像データに基づく映像を表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した本人確認書類のための画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第1の画像データを取得し、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した前記本人確認書類によって本人であることが確認される対象の本人の画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第2の画像データを取得する画像データ取り込み手段と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データの照合結果を取得して、又は、前記第1の画像データと前記第2の画像データを照合して、照合結果を表示手段に表示する照合結果表示手段と、を有することを特徴とする通信端末。
  2. 前記画像データ取り込み手段は、前記他の通信端末から保存を許可する旨を示す情報を取得した場合に、前記表示手段に表示されている前記第1の画像データと前記第2の画像データをそれぞれ取り込む、ことを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記照合結果が不明であった場合、前記照合結果表示手段は不明という照合結果と共に、前記第1の画像データと前記第2の画像データの表示要求を受け付ける画面を表示手段に表示する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末。
  4. 前記表示要求を受け付けた場合、前記照合結果表示手段は、外部から前記第1の画像データと前記第2の画像データを取得するか、又は、記憶手段に記憶している前記第1の画像データと前記第2の画像データを読み出して、前記第1の画像データと前記第2の画像データが共に配置された画面を表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項3記載の通信端末。
  5. 前記第1の画像データは、前記通信端末を利用する利用者本人の写真が配置された文書が撮像された画像の画像データであり、前記第2の画像データは前記利用者本人が撮像された画像の画像データであり、
    前記照合結果には、前記第1の画像データの利用者と前記第2の画像データの利用者が同一人物か否か、又は、不明かが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の通信端末。
  6. 前記他の通信端末に対し前記画像データの保存の許可を要求する許可要求手段と、
    当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段とを有し、
    前記動作モードに移行した場合、前記許可要求手段は、前記動作モードになったことを前記他の通信端末に通知することで、前記他の通信端末を許可操作以外の操作を受け付けない撮像モードに移行させ、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記許可要求手段は、前記他の通信端末を前記撮像モードから許可操作以外の操作を受け付ける通常モードに移行させる、ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  7. 当該通信端末を前記画像データを保存する動作モードに移行するための動作モード移行受け付け手段を有し、
    前記動作モードでは、前記通信手段が受信する前記画像データの代わりに、前記表示制御手段は前記第1の画像データと前記第2の画像データを並べて前記表示手段に表示し、
    前記動作モード移行受け付け手段が前記動作モードの終了を受け付けた場合、前記通信手段が受信する前記画像データを表示する画面に戻る請求項1に記載の通信端末。
  8. 通信ネットワークを介して通信端末と他の通信端末が通信する通信システムであって、
    前記他の通信端末との間で通信セッションを確立し、前記他の通信端末が有する撮像部が撮像して取得した画像データと前記他の通信端末が有するマイクが取得した音声データを前記通信セッションにより受信する通信手段と、
    前記通信手段が受信した前記画像データに基づく映像を表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した本人確認書類のための画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第1の画像データを取得し、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した前記本人確認書類によって本人であることが確認される対象の本人の画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第2の画像データを取得する画像データ取り込み手段と、
    前記画像データ取り込み手段が取り込んだ前記第1の画像データと前記第2の画像データを照合する照合手段と、
    前記照合手段による前記第1の画像データと前記第2の画像データの照合結果を表示手段に表示する照合結果表示手段と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  9. 他の通信端末との間で通信セッションを確立し、前記他の通信端末が有する撮像部が撮像して取得した画像データと前記他の通信端末が有するマイクが取得した音声データを前記通信セッションにより受信する通信手段と、
    前記通信手段で受信された前記画像データに基づく映像を表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した本人確認書類のための画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第1の画像データを取得し、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した前記本人確認書類によって本人であることが確認される対象の本人の画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第2の画像データを取得する画像データ取り込み手段と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データの照合結果を表示手段に表示する照合結果表示手段と、を有する通信端末と、
    前記画像データ取り込み手段により取り込まれた前記第1の画像データと前記第2の画像データを照合するデータサーバと、を有することを特徴とする通信システム。
  10. コンピュータにインストールされると、
    他の通信端末との間で通信セッションを確立し、前記他の通信端末が有する撮像部が撮像して取得した画像データと前記他の通信端末が有するマイクが取得した音声データを前記通信セッションにより受信する通信ステップと、
    前記通信ステップで受信された前記画像データに基づく映像を表示手段に表示する表示制御ステップと、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した本人確認書類のための画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第1の画像データを取得し、
    前記通信セッションによって前記画像データと前記音声データを受信している際に、前記他の通信端末の前記撮像部が撮像することによって取得した前記本人確認書類によって本人であることが確認される対象の本人の画像データの映像が表示されている表示画面を取り込むことで第2の画像データを取得する画像データ取り込みステップと、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データの照合結果を取得するか、又は、前記第1の画像データと前記第2の画像データを照合して、照合結果を表示手段に表示する照合結果表示ステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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