JP6136174B2 - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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    • H04L51/224Monitoring or handling of messages providing notification on incoming messages, e.g. pushed notifications of received messages

Description

本発明は、通信システム及び通信方法に関する。
クラウドコンピューティングの発展にともない、PC(パーソナルコンピュータ)以外の種々の機器がクラウドサービスのクライアント端末として利用されている。例えば、スマートフォンやタブレット端末等の他、テレビやテレビ会議端末等もクラウドサービスの端末として利用されている。これらのクライアント端末が、画面上に表示する情報や端末の設定情報、通信端末であればアドレス帳等を端末自身で保持せず、端末のID等の識別情報を元にネットワークを介してクラウド上から取得する方法は既に知られている。
例えば、特許文献1には、テレビ会議システムにおいて、相手通話端末の状態をリアルタイムに把握することが目的で、通話端末を管理する伝送管理システムにおいて各端末に登録されている宛先情報を管理し、通話端末が起動後の認証結果に応じてネットワークを介して端末固有の宛先情報を伝送管理システムより取得し、宛先リストとして表示するための技術が開示されている。
また、特許文献2には、医療用の共用端末装置を利用する医師が、不慣れな端末装置、利用環境、及び臨床アプリケーションを用いることによって医療行為の効率の低下や質の低下を防ぐことが目的で、利用するユーザの認証結果に応じて、そのユーザ毎にカスタマイズされた利用環境及び臨床アプリケーションを利用することが可能な医用画像処理システム及びサーバの技術が開示されている。
しかしながら、このような従来のクラウドサービス上のクライアント端末は、端末の識別情報に基づいて表示情報や設定情報、アドレス帳情報等を取得しているため、クライアント端末が共用のものであれば、利用するユーザに応じてこれらの情報を、簡易に素早くカスタマイズすることが困難であるという問題があった。
例えば、テレビ会議端末等の通信端末内のアドレス帳を、端末IDに基づいてクラウドから取得するようなサービスを想定した場合、このクライアント端末を複数のユーザ間で共用する場合、アドレス帳の件数が多くなりすぎて煩雑になり、目的の宛先を探すのが困難になる。また、このような従来技術では、他のユーザに閲覧されたくない宛先や、会議を開始されたくない宛先までユーザ間で共有しなければならず、セキュリティの強化を図ることが困難であるという問題点がある。
また、ユーザごとにカスタマイズされたクライアント端末としては、起動時等にIDやパスワード等の情報を入力してユーザ認証を行い、カスタマイズされたユーザインターフェースを提供する形態はあるが、電源等を切断することなくユーザを素早く切り替えたい場合等に手間がかかり、簡易に素早くカスタマイズを行うことが困難であるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザごとに簡易に素早く伝送端末をカスタマイズすることができるとともに、セキュリティの強化を図ることができる通信システム及び通信方法を提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる通信システムは、伝送端末と、前記伝送端末にネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムであって、前記管理装置は、前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、前記伝送端末から、前記伝送端末または前記ユーザの識別情報と認証情報とを含むログイン要求を受信する第1受信部と、前記ログイン要求に含まれる前記伝送端末または前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記伝送端末または前記ユーザの認証を行う認証部と、前記宛先リスト管理情報から、前記伝送端末または前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記伝送端末に送信する第1送信部と、を備え、前記伝送端末は、前記伝送端末または前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含む前記ログイン要求を前記管理装置に送信する第2送信部と、前記第1送信部より送信された前記宛先リスト情報を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示する表示部と、を備え、前記伝送端末が前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は前記伝送端末の識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示し、前記伝送端末が前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は、さらに、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示することを特徴とする。
また、本発明にかかる通信システムは、コンピュータを機能させるためのプログラムと、前記コンピュータにネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムであって、前記管理装置は、前記コンピュータまたはユーザを識別するための識別情報と、前記コンピュータまたは前記ユーザの認証情報とを対応付けた認証管理情報を記憶する第1記憶部と、前記コンピュータまたはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、前記コンピュータまたは前記ユーザの識別情報と認証情報とを含むログイン要求を受信する第1受信部と、前記ログイン要求に含まれる前記コンピュータまたは前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記コンピュータまたは前記ユーザの認証を行う認証部と、記コンピュータまたは前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記コンピュータに送信する第1送信部と、を備え、前記プログラムは、前記コンピュータまたは前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含む前記ログイン要求を前記管理装置に送信する第2送信部と、前記第1送信部より送信された前記宛先リスト情報を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示する表示部と、して前記コンピュータを機能させ、前記コンピュータが前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は前記コンピュータの識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示し、前記コンピュータが前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は、さらに、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる通信方法は、伝送端末と、前記伝送端末にネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムで実行される通信方法であって、前記管理装置は、前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と、前記伝送端末または前記ユーザの認証情報とを対応付けた認証管理情報を記憶する第1記憶部と、前記管理装置が、前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、を備え、前記伝送端末が、前記伝送端末または前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含むログイン要求を前記管理装置に送信するステップと、前記管理装置が、前記ログイン要求を受信するステップと、前記管理装置が、前記ログイン要求に含まれる前記伝送端末または前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記伝送端末または前記ユーザの認証を行うステップと、前記管理装置が、前記伝送端末または前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記伝送端末に送信するステップと、前記伝送端末が、前記管理装置から、前記宛先リスト情報を受信するステップと、前記伝送端末が、前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示するステップと、前記伝送端末が前記ログイン状態となった場合は、前記伝送端末が前記伝送端末の識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示するステップと、前記伝送端末が前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記伝送端末が、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザごとに簡易に素早く伝送端末をカスタマイズすることができるとともに、セキュリティの強化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、伝送システムの概略図である。 図2は、伝送端末のハードウェア構成図である。 図3は、伝送管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図4は、伝送端末の外観図である。 図5は、伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。 図6は、認証管理テーブルを示す概念図である。 図7は、端末管理テーブルを示す概念図である。 図8は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 図9は、伝送端末間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 図10は、宛先リストの表示例を示す図である。 図11は、実施の形態1において宛先リストの表示を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。 図12は、ユーザ認証によって宛先リストが切り替わった後の宛先リストの表示例を示す図である。 図13は、ユーザ認証によって宛先リストが切り替わった後の宛先リストの他の表示例を示す図である。 図14は、実施の形態2の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。 図15は、個人設定管理テーブルの一例を示す図である。 図16は、実施の形態2において宛先リストの表示を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。 図17は、実施の形態2における個人設定情報に基づいて更新された宛先リストの表示例を示す図である。 図18は、メニュー画面の一例を示す図である。 図19は、実施の形態3の個人設定管理テーブルの一例を示す図である。 図20は、実施の形態3のメニュー画面の更新処理の流れを示すシーケンス図である。 図21は、実施の形態3における個人設定情報に基づいて更新されたメニュー画面の表示例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、通信システム及び通信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
<<実施形態の全体構成>>
図1は、実施の形態にかかる通信システムとしての伝送システム1の概略図であり、まずは図1を用いて、本実施形態の概略を説明する。
伝送システム1には、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム1、伝送管理システム50、及び伝送端末10について説明する。即ち、本発明の通信システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステムや伝送システムなどにも適用される。
図1に示す伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,…)、各伝送端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、及び伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表し、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。
なお、本実施形態では、伝送端末(10aa,10ab,…)のうち任意の伝送端末を示す場合には「伝送端末10」を用い、ディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ120」を用い、中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
伝送端末10は、他の装置との間で、各種情報を送受信する。伝送端末10は、例えば、他の端末10との間でセッションを確立し、確立したセッションにおいて、音声データおよび画像データを含むコンテンツデータの送受信による通話を行う。これにより、伝送システム1において、複数の端末10間のテレビ会議が実現される。
以下、「画像データおよび音声データ」を「コンテンツデータ」として表す。なお、端末10間で伝送されるデータは、実施の形態に限定されるものではなく、他の例としては、コンテンツデータは、テキストデータであってもよく、また、他の例としては、コンテンツデータは、音声データ、画像データに加えてテキストデータを含むものであってもよい。また、画像データは、動画であってもよく、静止画であってもよい。また、画像データは、動画と静止画の両方を含んでいてもよい。
また、本実施の形態にかかる伝送システム1において、テレビ会議を開始する場合、開始を希望するユーザが、所定の端末10を操作することにより、操作された端末10は、開始要求情報を管理システム50に送信する。
ここで、開始要求情報とは、テレビ会議に用いるセッションの開始を要求する情報であって、セッション相手としての端末10を指定する情報を含んでいる。以下、開始要求情報を送信する端末10を開始要求端末と称することとする。また、セッション相手として指定された相手の端末10を宛先端末と称することとする。
なお、宛先端末(セッション相手)は、1つの端末10であってもよく、2以上の端末10であってもよい。すなわち、伝送システム1においては、2つの端末10間だけでなく、3以上の端末10間で確立されたセッションを用いたテレビ会議を実現することができる。
管理システム50は、端末10及び中継装置30を一元的に管理する。管理システム50は、端末10間でのセッションを確立することにより、端末10間における通話等によるテレビ会議を実現する。
管理システム50は、所定の端末10からセッションの開始要求情報を受信した場合に、開始要求情報を送信した端末10(開始要求端末)と宛先端末の間のセッションを確立し、テレビ会議を開始させる。
また、図1に示されている複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。なお、本実施形態では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータを示す場合には「ルータ70」を用いる。中継装置30は、複数の端末10の間で、コンテンツデータの中継を行う。
プログラム提供システム90は、端末10に各種機能又は各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された、不図示のHD(Hard Disk)を備えており、端末10に、端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHDには、中継装置30に各種機能又は各種手段を実現させるための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHDには、管理システム50に各種機能又は各種手段を実現させるための伝送管理用プログラムも記憶されており、管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
また、端末(10aa,10ab,10ac,10a…)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,10b…)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca,10cb,10cc,10c…)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末(10da,10db,10dc,10d…)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、中継装置30eは、インターネット2iを介して端末10と通信可能に接続されている。この中継装置30eは、常時稼動しており、地域A又は地域Bのローカルエリア内の通信量の影響を受けにくくするために、これら以外の地域に設置されている。これにより、端末10が他のローカルエリアに設置された端末と通話する場合に、コンテンツデータを中継するための中継装置として中継装置30eが用いられる。また、同一のローカルエリアの端末間で通話を行う際に、このローカルエリアに設置された中継装置が稼動していない場合にも、緊急用の中継装置として中継装置30eが用いられる。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図4は、端末10の外観図である。以下、端末10の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。
図4に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音声、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音声出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、操作パネル1150には、認証受付I/F118が設けられている。
認証受付I/F118は、ユーザから認証情報の入力を受け付けるインタフェイスであり、具体的には、ICカードリーダや、SDカードやSIMカード等の読み取り器が該当する。
また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F181に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F181に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図4は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、利用者、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図4で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータであってもよい。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることとする。これにより、汎用コンピュータを、本実施の形態にかかる端末10として利用することができる。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくこととする。
なお、中継装置30、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図2は、実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、端末用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、画像データや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111、図4を用いて説明した認証受付I/F118を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F181、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F181には、図4に示されている筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(記録メディア106等)に記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る管理システムのハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、伝送管理用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk
Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
更に、プログラム提供システム90は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、メンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、メンテナンスシステム100を制御するためのメンテナンス用プログラムが記録されている。この場合も、メンテナンス用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図5は、本実施形態の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図5では、端末10、中継装置30、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図5では省略されている。
<端末の機能構成>
端末10は、通信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、遅延検出部18、記憶・読出処理部19、ユーザ認証受付部21、及び宛先リスト作成部20を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、ROM102に記憶されているプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図2に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部1002、及び図2に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。
<端末の各機能部>
次に、端末10の各部を詳細に説明する。端末10の通信部11は、図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
通信部11は、当該端末10が他の端末10とセッションを確立し、通話によるテレビ会議を開始する前から、管理システム50より、宛先端末候補としての各端末10の状態を示す各状態情報の受信を開始する。
ここで、宛先端末候補とは、当該端末10が、テレビ会議を行う相手、すなわちセッション相手として指定可能な端末10である。すなわち、当該端末10は、宛先端末候補として予め設定されていない端末とは、セッションを確立することができず、したがってテレビ会議を行うことができない。なお、宛先端末候補は、テレビ会議を行う相手端末の候補、すなわち相手端末候補である。
なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)と、ONラインにおいては更に通話中であるか、待受け中であるか等の詳細な状態(以下、通信状態と称する)を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼動状態および通信状態だけでなく、ケーブルが端末10から外れている、音声を出力できるが画像は出力できない、音声を出力させないよう設定されている(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態および通信状態を示す場合について説明する。
通信部11はまた、当該端末10が開始要求端末として動作する場合には、開始要求情報を管理システム50に送信する。ここで、開始要求情報は、テレビ会議に用いられるセッションの開始を要求する情報である。開始要求情報は、具体的には、開始を要求する旨を示す情報と、開始要求情報の送信元である開始要求端末の端末IDと、セッションの相手となる宛先端末を識別する端末IDとを含んでいる。なお、端末IDは、端末10を識別するための情報である。
ユーザ認証受付部21は、認証受付I/F118で入力されたユーザの認証情報を受け付ける。
操作入力受付部12は、図2に示されている操作ボタン108、及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び当該端末10の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、通信部11は、管理システム50へ、電源をOFFする旨の状態情報を送信してから、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されているカメラ112、及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。音声入力部15aは、図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカ115に出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図2に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。表示制御部16は、要求元としての端末10が所望の宛先としての端末10とテレビ会議の通話を開始する前に、通信部11による受信の開始後に受信された状態情報を反映させて各宛先名が含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
遅延検出部18は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、他の端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音声データの遅延時間(ms)を検出する。
また、記憶・読出処理部19は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに一例として図2に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶・読出処理部19は、揮発性記憶部1002に各種データを記憶したり、揮発性記憶部1002に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部1002には、宛先端末との通話を行う際に受信されるコンテンツデータが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
宛先リスト作成部20は、管理システム50から受信した、後述の宛先リスト情報及び後述の各宛先候補としての端末10の状態情報に基づいて、図10に示されているような宛先候補の状態がアイコンで示された宛先リストの作成及び更新を行う。
特に、本実施の形態では、端末10が管理システム50にログインしている状態で、端末10に応じた宛先リストがディスプレイ120に表示されている状態で、端末10を利用するユーザが認証情報を認証受付I/F118に対して入力して、管理システム50からユーザに応じた宛先リスト情報を受信した場合に、宛先リスト作成部20は、ユーザの宛先リスト情報から当該ユーザについての宛先リストを生成する。このため、表示制御部16は、端末10についての宛先リストのディスプレイ120への表示を、新たに作成された、ユーザについての宛先リストの表示に更新する。
また、ユーザが管理システム50にログインしている状態で、ユーザに応じた宛先リストがディスプレイ120に表示されている状態で、端末10を利用する他のユーザが認証情報を認証受付I/F118に対して入力して、管理システム50から当該他のユーザに応じた宛先リスト情報を受信した場合に、宛先リスト作成部20は、他のユーザの宛先リスト情報から当該他のユーザについての宛先リストを生成する。このため、表示制御部16は、最初のユーザについての宛先リストのディスプレイ120への表示を、新たに作成された、他のユーザについての宛先リストの表示に更新する。
(中継装置の機能構成)
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、通信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図3に示されているHD204により構築され、中継装置30の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部3000を有している。
不揮発性記憶部3000には、変更品質管理テーブルによって構成されている変更品質管理DB(Data Base)3001が構築される。なお、変更品質管理テーブルでは、画像データの中継先としての端末10のIPアドレス、及びこの中継先に中継装置30が中継する画像データの画質が関連付けられて管理される。
<中継装置の各機能部>
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図5に示されている中継装置30の通信部31は、図3に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。状態検知部32は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、「ONライン」、「OFFライン」、又は「故障中」の状態がある。
データ品質確認部33は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、変更品質管理テーブルを検索し、対応した中継される画像データの画質を抽出することで、中継される画像データの画質を確認する。変更品質管理部34は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、管理システム50から送られて来る品質情報に基づいて、変更品質管理DB3001の変更品質管理テーブルの内容を変更する。
データ品質変更部35は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、送信元の端末10から送られて来た画像データの画質を、上記変更された変更品質管理DB3001の変更品質管理テーブルの内容に基づいて変更する。記憶・読出処理部39は、図3に示されているHDD205によって実現され、不揮発性記憶部3000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
次に、管理システム50の機能又は手段について説明する。管理システム50は、通信部51、認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、セッション管理部57、品質決定部58、記憶・読出処理部59、遅延時間管理部60、宛先判断部62を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、管理システム50は、図3に示されているHD204により構築され、管理システム50の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有している。この不揮発性記憶部5000には、各種情報が記憶されている。更に、管理システム50は、図3に示されているRAM203によって構築される揮発性記憶部5100を有している。
(中継装置管理テーブル)
不揮発性記憶部5000には、中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30を識別する中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ伝送速度(Mbps)が関連付けられて管理される。
(認証管理テーブル)
更に、不揮発性記憶部5000には、図6に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5002が構築されている。なお、図6は、認証管理テーブルを示す概念図である。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDおよび端末10を利用する全てのユーザのユーザIDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。ここで、端末IDは、端末10を識別する情報であり、ユーザIDは、ユーザを識別するための情報である。パスワードは、端末10またはユーザを認証するために利用される情報である。ここで、端末ID、ユーザIDをまとめてIDという。例えば、図6に示されている認証管理テーブルにおいて、ID「10aa」の端末またはユーザのパスワードは「aaaa」であることが示されている。
なお、本実施形態のIDは、それぞれ端末10またはユーザを一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
(端末管理テーブル)
また、不揮発性記憶部5000には、図7に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。なお、図7は、端末管理テーブルを示す概念図である。この端末管理テーブルでは、IDのうち、各端末10の端末ID毎に、端末名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
ここで、稼動状態としては、電源がオンされ、通信が可能または通信中の状態であるONラインと、電源がオンされていないなど、通信が可能でない状態であるOFFラインとがある。
例えば、図7に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「10aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン(通話可能)」で、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、不揮発性記憶部5000には、図8に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。なお、図8は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。この宛先リスト管理テーブルでは、管理システム50で管理される通話を含むテレビ会議において用いられるセッションの開始要求情報の要求元としての端末10である開始要求端末の端末IDに対して、この端末10から送信されるコンテンツデータの宛先の候補となる端末10である宛先端末候補を識別する端末IDや、当該端末を利用するユーザのユーザID等のIDが関連付けられて管理される。例えば、図8に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「10aa」である端末(端末10aa)からテレビ会議の開始を要求することができる宛先端末候補は、端末IDが「10ab」の端末10ab、端末IDが「10ac」の端末10ac、端末IDが「10ad」の端末10ad、及び端末IDが「10ae」の端末10aeであることが示されている。この宛先端末候補は、開始要求端末から管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
また、この不揮発性記憶部5000には、セッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されているこのセッション管理テーブルでは、端末間でコンテンツデータが伝送されるセッションを識別するためのセッションID毎に、このセッションでコンテンツデータの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、セッションの開始要求情報の送信元である開始要求端末の端末ID、セッションの開始要求情報において相手先として指定された宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間が示されている遅延情報が宛先端末から送られて来て管理システム50で受信された受信日時が関連付けられて管理される。
(品質管理テーブル)
更に、不揮発性記憶部5000には、品質管理テーブルによって構成されている品質管理DB5007が構築されている。この品質管理テーブルでは、開始要求端末又は宛先端末における画像データの遅延時間(ms)に応じて、中継装置30で中継させる画像データの画質(画像の品質)が関連付けられて管理される。
(管理システムの各機能部)
次に、管理システム50の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
通信部51は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。認証部52は、通信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末IDまたはユーザID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000の認証管理テーブル(図6参照)を検索し、認証管理テーブルに同一のID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末10またはユーザの認証を行う。
状態管理部53は、図7に示される端末管理テーブルの稼動状態を管理する。状態管理部53は、ログイン要求してきた端末10(ログイン要求端末)の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブル(図7参照)に、このログイン要求端末の端末ID、ログイン要求端末の稼動状態、管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及びログイン要求端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。状態管理部53は、端末10の利用者が端末10の電源スイッチ109をOFFの状態からONにすることで、この端末10から送られてきた電源をONする旨の情報に基づいて、端末管理テーブル(図7参照)のOFFラインを示す稼動状態をONラインに設定する。また、利用者が端末10の電源スイッチ109をONの状態からOFFにすることで、この端末10から送られてきた電源をOFFする旨の情報に基づいて、端末管理テーブル(図7参照)のONラインを示す稼動状態をOFFラインに設定する。
状態管理部53は、テレビ会議の開始要求情報の開始要求端末又は宛先端末によって送信された変更要求情報が通信部51によって受信されると、変更要求情報に基づいて、端末管理テーブル(図7参照)における、開始要求端末および宛先端末のうち少なくとも一方の端末の稼動状態を適宜変更する。
端末抽出部54は、ログイン要求した端末10やユーザなど、処理対象となる対象端末の端末IDやユーザのユーザID、すなわちIDを検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図8参照)を検索し、対象端末と通話することができる、すなわちセッションを確立することのできる宛先端末候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。具体的には、端末抽出部54は、宛先リスト管理テーブル(図8参照)において、対象のIDと一致する開始要求端末の端末IDに対応付けられている、宛先端末候補の端末IDを読み出す。
また、端末抽出部54は、対象端末のIDをキーとして、宛先リスト管理テーブルを検索し、対象端末のIDを宛先端末候補として登録している他の端末10の端末IDも抽出する。具体的には、端末抽出部54は、宛先リスト管理テーブル(図8参照)において、対象端末のIDと一致する宛先端末候補の端末IDに対応付けられている、開始要求端末の端末IDを読み出す。
端末状態取得部55は、IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図7参照)を検索し、ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた端末10と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、端末管理テーブルを検索し、ログイン要求してきた端末の稼動状態も取得する。
セッション管理部57は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブルに、セッションID生成部(不図示)で生成されたセッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部57は、セッション管理テーブルに対して、セッションID毎に、最終的に1つに選択された中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
品質決定部58は、上記遅延時間を検索キーとして、品質管理テーブルを検索し、対応する画像データの画質を抽出することで、中継装置30に中継させる画像データの画質を決定する。記憶・読出処理部59は、図3に示されているHDD205によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。更に、記憶・読出処理部59は、揮発性記憶部5100に各種データを記憶したり、揮発性記憶部5100に記憶された各種データを読み出す処理も行う。
遅延時間管理部60は、上記宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、端末管理テーブル(図7参照)を検索することで、対応する端末IDを抽出し、更に、セッション管理テーブルにおいて、上記抽出した端末IDが含まれるレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間を記憶して管理する。
宛先判断部62は、宛先リスト管理テーブル(図8参照)を参照し、端末抽出部54によって抽出されたコンテンツデータ用セッションsedに参加している端末10の宛先端末IDに、参加を要求する端末10の宛先端末IDが含まれているか否かを判断する。
<<実施形態の処理・動作>>
以上が、本実施形態に係る伝送システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。図9を用いて、端末10aaが通話を開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理について説明する。図9は、端末間で通話を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。なお、図9では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
まず、端末10aaの利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受信を契機とし、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して不揮発性記憶部1000から読み出されて、通信部11に送られたデータである。なお、端末10aaから管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
次に、管理システム50の認証部52は、通信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、不揮発性記憶部5000の認証管理テーブル(図6参照)を検索し、認証管理DB5002に同一のID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。
この認証部52によって、同一のID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10aaからのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末管理テーブル(図7参照)に、端末10aaの端末ID及び端末名で示されるレコード毎に、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24−1)。これにより、図7に示されている端末管理テーブルには、端末ID「10aa」に、受信日時「2009.11.10.13:40」及び端末IPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
続いて、状態管理部53が、端末10aaの稼動状態「ONライン」を設定し、端末管理テーブル(図7参照)に、端末10aaの端末ID及び端末名で示されるレコード毎に、稼動状態を関連付けて記憶する(ステップS24−2)。これにより、図7に示されている端末管理テーブルには、端末ID「10aa」に、稼動状態「ONライン」が関連付けて管理されることになる。
そして、管理システム50の通信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきたログイン要求端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
端末10aaでは、正当な利用権限を有する端末であると判断された結果が示された認証結果情報を受信すると、通信部11が通信ネットワーク2を介して管理システム50へ、宛先リストを要求する旨が示された宛先リスト要求情報を送信する(ステップS26)。これにより、管理システム50の通信部51は、宛先リスト要求情報を受信する。
次に、端末抽出部54は、ログイン要求したログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図8参照)を検索し、ログイン要求端末(端末10aa)が開始要求端末として通話することができる、すなわちセッションを確立することのできる宛先端末候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS27)。また、端末抽出部54は、抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図7参照)を検索し、この端末IDに対応する端末名、すなわち宛先端末候補の端末名を読み出すことによって抽出する。ここでは、開始要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」に対応する宛先端末候補(端末(10ab,10ac,10ad,10ae))のそれぞれの端末ID(「10ab」、「10ac」、「10ad」、「10ae」)と、これらに対応する端末名(「日本 東京事業所 AB端末」等)が抽出される。
次に、管理システム50の通信部51は、記憶・読出処理部59を介して不揮発性記憶部5000から宛先リスト枠のデータ(図10で示されている宛先リスト枠1100−1部分のデータ)を読み出す(ステップS28)と共に、この宛先リスト枠並びに上記端末抽出部54によって抽出された、宛先端末候補の端末ID及び端末名を含めた「宛先リスト情報(宛先リスト枠、端末ID、端末名)」を、開始要求端末(端末10aa)に送信する(ステップS29)。これにより、開始要求端末(端末10aa)では、通信部11が宛先リスト情報を受信し、記憶・読出処理部19が揮発性記憶部1002へ宛先リスト情報を記憶する(ステップS30)。
このように、本実施形態では、各端末10で宛先リスト情報を管理するのではなく、管理システム50が全ての端末10の宛先リスト情報を一元管理している。よって、伝送システム1に新たな端末10が含まれるようになったり、既に含まれている端末10に替えて新機種の端末10を含めるようになったり、宛先リスト枠の見栄え等を変更することになった場合でも、管理システム50側で一括して対応するため、各端末10側で宛先リスト情報の変更を行う手間を省くことができる。
また、管理システム50の端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末候補の端末ID(「10ab」、「10ac」、「10ad」、「10ae」のそれぞれ)を検索キーとして、端末管理テーブル(図7参照)を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に、対応する稼動状態を読み出すことにより、宛先端末候補としての端末(10ab,10ac,10ad,10ae)それぞれの稼動状態を取得する(ステップS31)。
次に、通信部51は、上記ステップS31で使用された検索キーとしての端末IDと、対応する宛先端末候補の稼動状態を含む状態情報を、通信ネットワーク2を介してログイン要求端末に送信する(ステップS32)。具体的には、ステップS32においては、検索キーとしての端末ID「10ab」と、宛先端末候補(端末10ab)の稼動状態「OFFライン」とを含む状態情報を、ログイン要求端末(端末10aa)に送信する。なお、稼動状態が「OFFライン」の場合には、状態情報には、通信状態は含まれない。また、同じくステップS32の一環として、通信部51は、端末ID「10ac」と、対応する宛先端末候補(端末10ac)の稼動状態「ONライン」を含む状態情報等、宛先端末候補すべてに対する状態情報それぞれをログイン要求端末(端末10aa)へ送信する。
次に、ログイン要求端末(端末10aa)の記憶・読出処理部19は、順次、管理システム50から受信した状態情報を揮発性記憶部1002に記憶する(ステップS33)。よって、ログイン要求端末(端末10aa)は、上記各端末の状態情報を受信することで、開始要求端末としてのログイン要求端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末候補である端末10ab等の現時点のそれぞれの稼動状態を取得することができる。
次に、ログイン要求端末(端末10aa)の宛先リスト作成部20は、揮発性記憶部1002に記憶されている宛先リスト情報、及び端末の状態情報に基づいて、宛先端末候補としての端末10の稼動状態を反映させた宛先リストを作成する。そして、表示制御部16は、図1に示されているディスプレイ120aaに、所定のタイミングで宛先リストを表示する(ステップS34)。
図10は、宛先リストの表示例を示す図である。図10に示されているように、宛先リストは、宛先リスト枠1100−1に宛先端末候補の端末ID1100−2と、端末名1100−3と、状態情報を反映させたアイコン1100−4a〜1100−4cなどを含む表示画面である。
アイコンとしては、OFFラインで通話できないことを示すOFFラインアイコン1100−4aと、ONラインで通話可能であることを示す通話可能アイコン1100−4bと、ONラインで通話中であることを示す通話中アイコン1100−4cとがある。
宛先リスト作成部20は、宛先端末候補の稼動状態が「ONライン」である場合には、この宛先端末候補に対し、通話可能アイコン1100−4bや通話中アイコン1100−4cを割り当てる。通話可能アイコン1100−4bか通話中アイコン1100−4cかは通話状態を取得して決定するように構成すればよい。宛先リスト作成部20はまた、宛先端末候補の稼動状態が「OFFライン」である場合には、この宛先端末候補に対し、OFFラインアイコン1100−4aを割り当てる。
一方、図9に戻って、管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図8参照)を検索し、上記ログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」を宛先端末候補として登録している他の端末(開始要求端末)の端末IDを抽出する(ステップS35)。図8に示されている宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の要求元端末の端末IDは、「10ab」、「10ba」、「10db」である。
次に、管理システム50の端末状態取得部55は、上記ログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7参照)を検索し、ログイン要求端末(端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS36)。
そして、通信部51は、上記ステップS35で抽出された端末ID(「10ab」、「10ba」、「10db」)に係る端末(10ab、10ba、10db)のうち、端末管理テーブル(図7参照)で稼動状態が「ONライン」となっている端末(ここでは、端末10ba、10dbの稼動状態が「ONライン」となっていることとする)に、上記ステップS36で取得されたログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」と、稼動状態「ONライン」を含む状態情報を送信する(ステップS37−1,S37−2)。
次に、端末10ba,10dbは、それぞれ宛先端末候補の状態情報をディスプレイ120に表示する(ステップS38−1,S38−2)。なお、通信部51が端末(10ba,10db)に状態情報を送信する際に、各端末ID(「10ba」、「10db」)に基づいて、図7に示されている端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求端末(端末10aa)を宛先として通話することができる端末(端末(10ba,10db))ぞれぞれに、上記ログイン要求端末(端末10aa)の端末ID「10aa」と、稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
一方、他の端末10でも、上記ステップS21と同様に、利用者が図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S38−1,S38−2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
なお、上記処理では、ステップS23の端末認証処理において、端末10aa自身の端末IDを認証し、ステップS27において、端末10aaの端末IDの宛先端末候補を抽出しているが、端末10aaの起動直後にユーザ認証を促す画面を表示し、認証結果に応じて、ステップS27にてユーザのユーザIDに紐づいた宛先端末候補を抽出するように構成してもよい。
次に、上記のように端末10aaが管理システム50にログインしてディスプレイ120に宛先リストが表示されている状態において、宛先リストの表示を切り替える場合について説明する。
端末10aaでは、ディスプレイ120に図10に示すような宛先リストが表示されるが、伝送端末10aaが複数のユーザで使用可能な共用の端末であった場合、この宛先リストは伝送端末10aaの全てのユーザが発信する可能性が高い宛先が集約されていると考えられる。
しかしながら、端末10aaを利用するユーザによっては、このような共通の宛先以外にも、発信する可能性のあるユーザ固有の宛先が存在すると考えられる。このようなユーザ固有の宛先が全て端末10aa共通の宛先として図9に示す宛先リスト管理テーブルに登録した場合には、図10に示す宛先リストに表示される宛先の数が膨大で煩雑となり、目的の宛先端末を検索するために労力を要する。
また、宛先によっては他のユーザと共用したくない場合もあり、このような場合において、このような宛先が端末10aaに共通の宛先として登録されていると不都合がある。このような不都合を解消するべく、本実施の形態では、ユーザ認証を行って、ユーザ認証の結果に応じて宛先リストを切り替えることを可能にしている。
図11は、実施の形態1において宛先リストの表示を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。
端末10aaが管理システム50にログインしてディスプレイ120に宛先リストが表示されている状態において、端末10aaを使用するユーザのうち、宛先リストを切り替えたいユーザは、端末10aaの認証受付I/F118にユーザの認証情報であるIDおよびパスワードを読み取らせ、認証受付I/F118は、ユーザの認証情報を読み取って、ユーザ認証受付部21が入力された認証情報を受け付ける(ステップS51)。
ここで、認証受付I/F118がICカードリーダである場合には、ユーザは認証情報の含まれたICカードをかざし、認証受付I/F118がSDカードやSIMカードの読み取り器であった場合は、ユーザは認証情報の含まれたSDカードやSIMカードを読み取り器に挿入し、認証受付I/F118が認証情報を読み取って、ユーザ認証受付部21が認証情報を受け付ける。なお、認証受付I/F118は、ICカードリーダ、SDカードやSIMカードを読み取り器に限定されるものではない。
そして、端末10aaの通信部11は、ユーザの認証情報(IDおよびパスワード)を、管理システム50に送信する(ステップS52)。
管理システム50では、通信部51で端末10aaからユーザの認証情報を受信し、認証部52が、認証情報を認証管理DB5002と照合することにより、ユーザ認証を行う(ステップS53)。
そして、ユーザ認証が成功した場合には、端末抽出部54は、図8の宛先リスト管理テーブルを参照して、ユーザIDに対応する宛先端末候補を抽出する(ステップS54)。そして、宛先候補端末が抽出されると、管理システム50の通信部51は、記憶・読出処理部59を介して不揮発性記憶部5000から宛先リスト枠のデータを読み出す(ステップS55)と共に、この宛先リスト枠並びに上記端末抽出部54によって抽出された、宛先端末候補の端末ID及び端末名を含めた「宛先リスト情報(宛先リスト枠、端末ID、端末名)」を、端末10aaに送信する(ステップS56)。
これ以降の処理(ステップS57〜S61)については、図9で説明したステップS30からS34までの処理と同様に行われる。すなわち、端末10aaは宛先リスト情報を受信すると、これを揮発性記憶部1002に保存する(ステップS57)。
管理システム50では、端末状態取得部55が宛先候補端末それぞれの稼動状態を取得して(ステップS58)、通信部51が取得した稼働情報を状態情報として端末10aaに送信する(ステップS59)。
状態情報を受信した端末10aaは、状態情報を揮発性記憶部1002に保存し(ステップS60)、宛先リスト作成部20が新たに宛先リストを作成し、ディスプレイ120に表示する(ステップS61)。これにより、ユーザ固有の宛先リストの表示に切り替わることになる。
図12は、ユーザ認証によって宛先リストが切り替わった後の宛先リストの表示例を示す図である。図12では、図8の宛先リスト管理テーブルにおけるIDが「100cd」であるユーザ100cdで認証を行い、図11の処理を実行して、端末10aaのディスプレイ120で表示される宛先リストの例であり、発信可能な端末(10gj、10kb、10tk)が宛先リストで表示されている。
このように本実施の形態では、ユーザ認証を行うだけで端末10上の宛先リストが切り替わるため、例えば、他のユーザが端末10を利用していた直後に、宛先リストにない他の端末10へ発信したい場合、ICカードをかざす等の簡易なユーザ認証のための動作を行うだけで、端末10を再起動等する煩雑な作業を行う必要もなく、簡単に素早く目的の宛先の端末10に対して発信することができる。これにより、本実施の形態によれば、ユーザごとに簡易に素早く端末10をカスタマイズすることができるとともに、セキュリティの強化を図ることができる。
図13は、ユーザ認証によって宛先リストが切り替わった後の宛先リストの他の表示例を示す図である。図12で示した表示例のように、端末10aaの宛先リストをユーザ100cdの宛先リストと完全に入れ替えてしまうと、その後再度、端末10aa固有の宛先に発信したい場合に宛先を選択することができない。
そこで、図13に示すように、画面上部に宛先リストを切り替えるためのタブを設け、例えば、操作部108の左右キーを押下することによって、簡単に端末10aaの宛先リストとユーザ100cdの宛先リストを切り替えることができるように、表示制御部16を構成することができる。
これにより、さらに他のユーザが端末10aaに対して認証すると、画面上部のタブを増加させ、様々な宛先リストを選択することが可能となる。なお、タブで切り分ける代わりに、一つの宛先リストにユーザ認証後のユーザに固有の宛先を追加していくように表示制御部16を構成してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、ユーザに固有の個人設定情報を予め登録しておき、個人設定情報に基づいて宛先リストの表示形態を変えて表示し、認証されたユーザに応じて宛先リスト画面を更新している。
図14は、実施の形態2の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。中継装置30および端末10の機能的構成については実施の形態1と同様である。
本実施の形態の管理システム2050は、図14に示すように、個人設定取得部61を備え、不揮発性記憶部5000に個人設定管理DB5008を記憶している点が実施の形態1の管理システム50と異なっており、他の構成については実施の形態1と同様である。
個人設定管理DB5008には、個人設定管理テーブルが登録されている。この個人設定管理テーブルは、ユーザIDと、ユーザが利用する端末10での宛先リストの表示形態を示す個人設定情報とを対応付けたものである。
図15は、個人設定管理テーブルの一例を示す図である。個人設定管理テーブルは、図15に示すようにユーザIDと、言語、文字サイズ、背景テーマおよび宛先リスト形式のような表示形態を示す個人設定情報が対応付けられて登録されている。
ここで、言語は、宛先リストの表示言語である。文字サイズは、宛先リストの表示文字の文字サイズである。背景テーマは、宛先リストの表示の際の背景のテーマを示す。宛先リスト形式は、図13に示すようなタブ等による切り替え方式か、全てを同一リスト上に表示する形式かを示す。
図15の例では、ユーザIDが「100cd」のユーザは、宛先リストの表示言語が「英語」で、表示文字の文字サイズは「大」、背景テーマは「ノーマル」で、宛先リスト形式は、タブ等による切り替え方式ではなく、全てを同一リスト上に表示するという表示形態を示している。
なお、図15に示す個人設定情報は一例であり、これに限定されるものではない。個人設定情報として、表示形態の他、ソフトウェアキーボードの配列等文字の入力方法、スピーカの音量情報、ネットワーク設定情報等の種々の情報を用いることもできる。
このような個人設定情報は、端末10の操作ボタン108によって予めユーザが入力する。また、図6に示す認証情報を用いてログインすることによってアクセスすることが可能な端末10設定用のWebアプリケーションにより、個人設定情報を入力するように構成してもよい。
図14に戻り、個人設定取得部61は、個人設定管理テーブルから、ユーザIDを検索キーとして、個人設定情報を取得するものである。通信部51は、個人設定取得部61で取得した個人設定情報を、端末10に送信する。
端末10では、通信部11が管理システム2050から、個人設定情報を受信する。そして、表示制御部16が、ユーザについての宛先リストを、個人設定情報に基づいて表示する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の伝送システムによる宛先リストの切替え処理について説明する。図16は、実施の形態2において宛先リストの表示を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。
ユーザ認証情報の受付けから宛先リストが更新されるまでの処理(ステップS51〜S61)については、図11で説明した実施の形態1における宛先リストの切替え処理の場合と同様である。
管理システム2050ではユーザ認証が成功して、ユーザIDに対応する宛先端末候補を抽出して端末10aaに送信した後、個人設定取得部61がユーザIDに対応する個人設定情報を個人設定管理テーブルから取得する(ステップS71)。
通信部51は、抽出した個人設定情報を、端末10aaに送信する(ステップS72)。端末10aaの通信部11が個人設定情報を受信すると、表示制御部16は、ディスプレイ120に更新されて表示されている宛先リスト画面の表示内容を、個人設定情報に応じて更新する(ステップS73)。
図17は、実施の形態2における個人設定情報に基づいて更新された宛先リストの表示例を示す図である。図17では、図10に示した宛先リストの表示に対して、IDが「100cd」であるユーザ100cdが認証を行い、図16の処理が実行されて、ユーザ100cdの個人設定情報が反映された後の宛先リストの表示形態を示している。
ユーザ100cd用の個人設定情報は、図15に示した通りに設定されており、このため、図17に示す宛先リストの画面では、図10の宛先リスト画面と異なり、表示言語が英語に変更され、文字サイズが大きくなっていることがわかる。また、宛先リストの形式が「全て表示」のため、宛先リストが図13の宛先リストの表示のようにタブで分かれておらず、端末10aaに共通の宛先とユーザ100cdが固有に持つ宛先が全て同一リストに表示されている。
このように本実施の形態では、個人設定情報に基づいて宛先リストの表示形態を変えて表示し、認証されたユーザに応じて宛先リスト画面を更新しているので、ユーザごとに、ユーザの個人設定情報に基づいた表示形態で簡易に素早く端末10をカスタマイズすることができる。
なお、宛先リストの個人設定情報に基づく表示切り替えは頻繁に行うものではないと考えられる。このため、個人設定情報に基づく切り替えは端末10aaにおける個人設定情報の変更用の画面を表示している場合のみ受け付けるようにし、個人設定情報に基づく切り替えと宛先リストの更新を別々に行うように表示制御部16を構成してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態2では、個人設定情報として宛先リストの表示形態をユーザごとに設定していたが、この実施の形態3では、個人設定情報に、ユーザが利用可能な機能を設定しておき、端末10において、個人設定情報に基づいて、ユーザごとに利用可能な機能を異ならせてメニュー画面に表示し、認証されたユーザに応じてメニュー画面を更新している。
実施の形態3の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能的構成、ハードウェア構成については実施の形態2と同様である。
本実施の形態の端末10の表示制御部16は、操作ボタン108に対するユーザの操作により、ディスプレイ120にメニュー画面を表示する。図18は、メニュー画面の一例を示す図である。メニュー画面には、図18に示すように、端末10で実行可能な機能を起動するためのアイコンが表示されている。
なお、このようなメニュー画面は、端末10の起動直後に表示するように表示制御部16を構成してもよい。
ユーザがメニュー画面に表示された機能のうち、所望の機能を、操作ボタン108から選択すると、端末10では選択された機能が起動する。例えば、実施の形態2におけるユーザの個人設定を変更したい場合、図18に示すメニュー画面において「機器設定」を選択し、機器設定機能を起動する。端末10の利用可能な機能は、不揮発性記憶部1000に格納されている。
ここで、ユーザによって利用可能な機能が異なる場合がある。例えば、システム管理者の場合には、システム管理者しか利用できないような機能がある。また、近年、クラウドサービスを通じて所望の機能を追加できる形態も多く見られる。このため、一般ユーザであっても、ユーザ毎に利用できる機能が異なる場合がある。
このため、実施の形態1、2と同様に、共用の端末10をユーザ間で共有する場合、再起動等の手間を不要として、簡単に素早く利用可能な機能が表示されたメニュー画面を切り替えられることが望まれる。
このため、本実施の形態では、以下の構成を採用している。本実施の形態の管理システム2050の不揮発性記憶部5000の個人設定管理DB5008の個人設定管理テーブルには、実施の形態2と同様に、宛先リストの表示形態の他、ユーザが利用可能な機能(利用可能機能)がIDに対応付けて登録されている。図19は、実施の形態3の個人設定管理テーブルの一例を示す図である。
図19の例では、ID「100cd」のユーザ100cdは、端末10を初期化する端末初期化機能および接続を診断する接続診断機能を利用することができるユーザであることを示している。なお、このような利用可能機能は、ユーザIDごとの他、端末IDごとに登録するように構成してもよい。
本実施の形態の端末10の表示制御部16は、管理システム2050から受信した個人設定情報の利用可能機能をメニュー画面に表示し、他のユーザの個人設定情報を受信した場合には、当該他のユーザの個人設定情報の利用可能な機能で、メニュー画面を更新してディスプレイ120に表示する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の伝送システムによるメニュー画面の更新処理について説明する。図20は、実施の形態3のメニュー画面の更新処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態では、端末10aaの表示制御部16は、ディスプレイ120に現在ログインしているユーザに固有のメニュー画面を表示しているものとする(ステップS81)。
この場合において、別のユーザが認証情報を入力することを考える。この場合、ユーザ認証情報の受付けから宛先端末候補の稼働情報の記憶までの処理(ステップS51〜S60)については、図11で説明した実施の形態1における宛先リストの切替え処理の場合と同様である。ここで、本実施の形態では、端末10aaは、ステップS81によりメニュー画面を表示中であるため、伝送端末10aaは宛先リスト情報を管理システム2050から受信しても(ステップS56)、これを揮発性記憶部1002に記憶するだけで(ステップS57)、ディスプレイ120の表示の反映は行わない。
管理システム2050ではユーザ認証が成功して、ユーザIDに対応する宛先端末候補を抽出して端末10aaに送信した後、個人設定取得部61がユーザIDに対応する個人設定情報を個人設定管理テーブルから取得する(ステップS82)。この個人設定情報には、ユーザの利用可能情報が含まれている。そして、管理システム2050の通信部51は、取得した個人設定情報を端末10aaに送信する(ステップS83)。
端末10aaの通信部11が個人設定情報を受信すると、表示制御部16は、ステップS81でディスプレイ120に表示されているメニュー画面を、個人設定情報に応じて更新する(ステップS84)。
図21は、実施の形態3における個人設定情報に基づいて更新されたメニュー画面の表示例を示す図である。図21には、図18に示したメニュー画面に対して、ID「100cf」のユーザ100cfが認証を行い、図20の処理が実行されて、ユーザ100cfの個人設定情報に基づいて更新されたメニュー画面を示している。
ユーザ100cfの個人設定情報は、図19に示した通りに設定されており、このため、図21に示すメニュー画面では、図18のメニュー画面と比較して、「参加者制限会議」の機能が追加されている。
このように本実施の形態では、個人設定情報に、ユーザが利用可能な機能を設定しておき、端末10において、個人設定情報に基づいて、ユーザごとに利用可能な機能を異ならせてメニュー画面に表示し、認証されたユーザに応じてメニュー画面を更新しているので、再起動等の手間を要することなく、簡単に素早く利用できるメニューを切り替えられることができる。このため、例えば、伝送端末10を利用中にネットワークのトラブルが発生した場合等、システム管理者がICカードをかざす等の簡単な操作だけで、システム管理者用の接続診断機能等を使うことができる等、利便性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 伝送端末
11 通信部
12 操作入力受付部
13 ログイン要求部
14 撮像部
15a 音声入力部
15b 音声出力部
16 表示制御部
18 遅延検出部
19 記憶・読出処理部
20 宛先リスト作成部
21 ユーザ認証受付部
31 通信部
32 状態検知部
33 データ品質確認部
34 変更品質管理部
35 データ品質変更部
39 記憶・読出処理部
50 伝送管理システム
51 通信部
52 認証部
53 状態管理部
54 端末抽出部
55 端末状態取得部
57 セッション管理部
58 品質決定部
59 記憶・読出処理部
60 遅延時間管理部
1000 不揮発性記憶部
1002 揮発性記憶部
3000 不揮発性記憶部
3001 変更品質管理DB
5000 不揮発性記憶部
5001 中継装置管理DB
5002 認証管理DB
5003 端末管理DB
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5007 品質管理DB
特開2011−205612号公報 特開2010−157019号公報

Claims (8)

  1. 伝送端末と、前記伝送端末にネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と、前記伝送端末または前記ユーザの認証情報とを対応付けた認証管理情報を記憶する第1記憶部と、
    前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、
    記伝送端末または前記ユーザの識別情報と認証情報とを含むログイン要求を受信する第1受信部と、
    前記ログイン要求に含まれる前記伝送端末または前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記伝送端末または前記ユーザの認証を行う認証部と、
    記伝送端末または前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記伝送端末に送信する第1送信部と、を備え、
    前記伝送端末は、
    前記伝送端末または前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含む前記ログイン要求を前記管理装置に送信する第2送信部と、
    前記第1送信部より送信された前記宛先リスト情報を受信する第2受信部と
    前記第2受信部が受信した前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示する表示部と、を備え、
    前記伝送端末が前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は前記伝送端末の識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示し、前記伝送端末が前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は、さらに、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示すること、
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記表示部は、前記伝送端末または前記ユーザについての前記宛先リスト情報の表示を消去して、前記ユーザ以外のユーザで前記伝送端末を利用する第2ユーザについての前記宛先リスト情報を表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記表示部は、前記ユーザ以外のユーザで前記伝送端末を利用する第2ユーザについての前記宛先リスト情報と、前記伝送端末または前記ユーザについての前記宛先リスト情報とを切替え可能に表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが利用する前記伝送端末での前記宛先リストの表示形態を示す個人設定情報とを対応付けた個人設定管理情報を記憶する第3記憶部と、
    前記個人設定管理情報から、認証されたユーザの識別情報に対応する前記個人設定情報を取得する個人設定取得部、をさらに備え、
    前記第1送信部は、さらに、取得した前記個人設定情報を、前記伝送端末に送信し、
    前記第2受信部は、さらに、前記管理装置から、前記個人設定情報を受信し、
    前記表示部は、前記ユーザについての宛先リストを、前記個人設定情報に基づいて表示すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. 前記個人設定管理情報は、さらに、前記ユーザの識別情報に、前記ユーザが利用可能な機能を、前記個人設定情報として対応付け、
    前記表示部は、前記個人設定情報の前記利用可能な機能を、メニュー画面に表示し、前記ユーザと異なる他のユーザの前記個人設定情報を受信した場合には、前記他のユーザの前記個人設定情報の前記利用可能な機能で、前記メニュー画面を更新して表示すること、
    を特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記伝送端末は、前記ログイン状態において、前記伝送端末および前記ユーザ以外のユーザで前記伝送端末を利用する第2ユーザの前記識別情報と認証情報とを取得する認証情報取得部をさらに備え、
    前記認証情報取得部は、前記識別情報および前記認証情報が記憶された可搬記憶媒体から、前記識別情報および前記認証情報を読み込むこと、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
  7. コンピュータを機能させるためのプログラムと、前記コンピュータにネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記コンピュータまたはユーザを識別するための識別情報と、前記コンピュータまたは前記ユーザの認証情報とを対応付けた認証管理情報を記憶する第1記憶部と、
    前記コンピュータまたはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、
    記コンピュータまたは前記ユーザの識別情報と認証情報とを含むログイン要求を受信する第1受信部と、
    前記ログイン要求に含まれる前記コンピュータまたは前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記コンピュータまたは前記ユーザの認証を行う認証部と、
    記コンピュータまたは前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記コンピュータに送信する第1送信部と、を備え、
    前記プログラムは、
    前記コンピュータまたは前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含む前記ログイン要求を前記管理装置に送信する第2送信部と、
    前記第1送信部より送信された前記宛先リスト情報を受信する第2受信部と
    前記第2受信部が受信した前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示する表示部と
    て前記コンピュータを機能させ、
    前記コンピュータが前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は前記コンピュータの識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示し、前記コンピュータが前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記表示部は、さらに、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示すること、
    を特徴とする通信システム。
  8. 伝送端末と、前記伝送端末にネットワークで接続された管理装置とを備えた通信システムで実行される通信方法であって、
    前記管理装置は、前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と、前記伝送端末または前記ユーザの認証情報とを対応付けた認証管理情報を記憶する第1記憶部と、前記管理装置が、前記伝送端末またはユーザを識別するための識別情報と対応付けた宛先リスト情報を記憶する第2記憶部と、を備え、
    前記伝送端末が、前記伝送端末または前記ユーザの前記識別情報および前記認証情報を含むログイン要求を前記管理装置に送信するステップと、
    前記管理装置が、前記ログイン要求を受信するステップと、
    前記管理装置が、前記ログイン要求に含まれる前記伝送端末または前記ユーザの識別情報および認証情報と、前記認証管理情報とに基づいて、前記伝送端末または前記ユーザの認証を行うステップと、
    前記管理装置が、前記伝送端末または前記ユーザが認証されてログイン状態となった場合に、前記第2記憶部に記憶された宛先リスト情報を前記伝送端末に送信するステップと、
    前記伝送端末が、前記管理装置から、前記宛先リスト情報を受信するステップと
    記伝送端末が、前記宛先リスト情報に基づく宛先リストを表示するステップと、
    前記伝送端末が前記ログイン状態となった場合は、前記伝送端末が前記伝送端末の識別情報に対応付けた前記宛先リストを表示するステップと、
    前記伝送端末が前記ログイン状態となった後に前記ユーザが認証されて前記ログイン状態となった場合は、前記伝送端末が、前記ユーザの識別情報に対応した前記宛先リストを表示するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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