JP6756399B2 - 携帯端末、本人確認システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、本人確認処理に用いる携帯端末、本人確認システム及びプログラムに関する。
従来、銀行等において、インターネット等の通信ネットワークを介して、顧客に対していわゆるインターネットバンキングのサービスを提供することが行われている。インターネットバンキングのサービスでは、携帯端末等の顧客が所持する端末を使用して本人であることの確認を行うために、例えば、生体情報を利用したものが考えられている。一例として、免許証等のICカードに記憶された顔画像と、端末の操作者である顧客の顔画像とを用いた顔認証により、本人確認を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2015−88080号公報
特許文献1に記載のものは、ICカードのチップに記憶された顔画像データを用いるものであるため、情報端末には、ICカードを読み取るためのリーダを備えている必要があった。
銀行等のサービスに限らず、様々な金融機関等のサービスに対する取引利用開始の申込時に、携帯端末を使用して利用するためには、電子データで本人確認ができる必要があり、ICカードの読取以外の方法で利用できる仕組みが求められている。
そこで、本発明は、ICカードの読取以外の方法で得た電子データを用いた本人確認を行うための携帯端末、本人確認サーバ、本人確認システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、撮影部(23)を有する携帯端末(1)であって、サービス開始時におけるユーザの本人確認に必要なデータを、前記ユーザが所持する前記携帯端末のみを用いて取得するものであり、顔写真が掲載された本人確認書類(3)の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段(13)と、前記本人確認書類と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段(15)と、前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段(16)と、前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバ(4)に送信する照合用画像送信手段(16)と、を備える携帯端末である。
第2の発明は、第1の発明の携帯端末(1)において、前記撮影部(23)による撮影範囲の画像を表示する表示部(25)と、前記本人確認書類(3)及び前記所持者の顔の配置範囲を示すガイド画像を、前記表示部に出力するガイド画像出力手段(14)と、を備えること、を特徴とする携帯端末である。
第3の発明は、第2の発明の携帯端末(1)において、前記ガイド画像出力手段(14)は、前記本人確認書類(3)の配置範囲を、前記顔の位置に重ならないランダムな位置であり、かつ、所定以上の大きさの範囲で示した前記ガイド画像を、前記表示部(25)に出力すること、を特徴とする携帯端末である。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明の携帯端末(1)において、前記保存画像取得手段(15)により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類(3)の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記ガイド画像出力手段(14)により出力した前記ガイド画像に基づいて確認する保存画像確認手段(15)を備えること、を特徴とする携帯端末である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの携帯端末(1)において、前記保存画像取得手段(16)は、前記本人確認書類(3)の配置位置が異なる複数の前記保存画像を、前記撮影部(23)から取得すること、を特徴とする携帯端末である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの携帯端末(1)において、前記本人確認画像取得手段(13)により取得した前記本人確認画像から顔写真画像を抽出する顔写真画像抽出手段(13)を備え、前記照合用画像送信手段(16)は、前記本人確認サーバ(4)に対して、前記顔写真画像抽出手段により抽出した前記顔写真画像と前記照合画像とを送信すること、を特徴とする携帯端末である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの携帯端末(1)に対して通信可能に接続され、本人確認処理を行う本人確認サーバ(4)であって、前記携帯端末から受信した前記照合画像と前記本人確認画像に含まれる顔写真画像とを照合する顔照合手段(43)と、前記顔照合手段による照合結果情報を、前記携帯端末に送信する結果送信手段(44)と、を備える本人確認サーバである。
第8の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの携帯端末(1)と、第7の発明の本人確認サーバ(4)と、を備えた本人確認システム(100)であって、前記携帯端末は、本人確認がされていない場合に、前記本人確認画像取得手段(13)、前記保存画像取得手段(15)、前記照合画像取得手段(16)及び前記照合用画像送信手段(16)による処理を実行し、前記照合結果情報に基づいて、前記携帯端末及び前記本人確認サーバに対して通信可能に接続され、サービス処理を行うサービス提供サーバ(7)との間でサービス処理を開始するか否かを判定するサービス開始判定手段(18)を備えること、を特徴とする本人確認システムである。
第9の発明は、撮影部(23)を有し、サービス開始時におけるユーザの本人確認に用いる、前記ユーザが所持するコンピュータ(1)を、顔写真が掲載された本人確認書類(3)の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、前記本人確認書類と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、前記本人確認画像取得手段によって取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバ(4)に送信する照合用画像送信手段と、して機能させるためのプログラム(21b)である。
本発明によれば、ICカードの読取以外の方法で得た電子データを用いた本人確認を行うための携帯端末、本人確認サーバ、本人確認システム及びプログラムを提供することができる。
第1実施形態に係る本人確認システムの全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る本人確認サーバの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る携帯端末でのサービス開始処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る携帯端末での本人確認処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る本人確認システムでの本人確認画像処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る本人確認システムでの保存画像処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第1実施形態に係る本人確認システムでの照合画像処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る本人確認システムの全体構成図並びに携帯端末及び本人確認サーバの機能ブロック図である。 第2実施形態に係る本人確認システムでの本人確認画像処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る本人確認システムにおける携帯端末の機能ブロック図である。 第3実施形態に係る本人確認システムでの本人確認画像処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 第3実施形態に係る携帯端末に表示する書類位置ガイド画像の例を示す図である。 第3実施形態に係る本人確認システムでの保存画像処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る本人確認システムでの照合画像処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る携帯端末での照合画像の取得処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る本人確認システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る携帯端末1の機能ブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る本人確認サーバ4の機能ブロック図である。
図1に示す本人確認システム100は、各種サービスの初回のサービス開始時に必要な本人確認を、携帯端末1のみによって行うためのシステムである。また、本人確認システム100は、2回目以降のサービス開始時に必要な本人認証を、携帯端末1のみによって行うシステムである。
ここで、各種サービスとは、例えば、銀行での口座開設や各種の銀行業務に係るサービス、カーシェアサービス、不動産の賃貸等に係るサービス等であり、本人確認が必要な様々なサービスをいう。現在、銀行の口座開設等においての本人確認の手段としては、口座開設を申し込んだ申込本人宅に、転送不要郵便を送付することにより行われている。昨今、オンラインでの本人確認を完結させる方法が、金融機関において検討されている。本発明における本人確認とは、口座開設等の金融機関との取引を始めるにあたり、携帯端末等を利用したオンラインでの手続きを可能とするための確認処理をいう。他方、本人認証とは、既に本人確認ができている状態であって、2回目以降のサービス開始時等に、なりすまし等を防ぐためのものをいう。
以下の説明において、携帯端末1を使用して、本人確認や本人認証が必要なサービスを開始する場合を例に説明する。
本人確認システム100は、携帯端末1と、本人確認サーバ4とを備える。携帯端末1は、例えば、無線通信の基地局Rを介して通信ネットワークNに接続可能である。また、本人確認サーバ4は、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
本人確認システム100は、通信ネットワークNを介して、サービス提供サーバ7に対して接続されている。サービス提供サーバ7は、携帯端末1との間でサービス処理を行うためのサーバである。
携帯端末1は、例えば、サービス提供サーバ7によるサービスの提供を受けようとする者が所有する端末である。以下、サービスの提供を受けようとする者のことを、ユーザという。携帯端末1は、例えば、スマートフォンやタブレットに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯型の装置である。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、記憶部20と、カメラ23(撮影部)と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部10は、携帯端末1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や各種アプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、アプリ起動部11と、本人確認部12と、本人認証部17と、サービス開始判定部18(サービス開始判定手段)とを備える。
アプリ起動部11は、取引アプリ21aを実行した際に、取引アプリ21aに対応して処理を行うサービス提供サーバ7から本人認証の要求を受信して、本人確認アプリ21b(プログラム)を起動させる。
本人確認部12は、本人確認処理を行う制御部である。本人確認部12は、本人確認画像処理部13(本人確認画像取得手段、顔写真画像抽出手段)と、ガイド画像出力部14(第2のガイド画像出力手段)と、保存画像処理部15(保存画像取得手段、第2の画像確認手段)と、照合画像処理部16(照合画像取得手段、照合用画像送信手段)とを備える。
本人確認画像処理部13は、ユーザがカメラ23を操作して、自身の本人確認書類を撮影することで、本人確認書類の画像である本人確認画像を取得する。ここで、本人確認書類とは、ユーザの顔写真が掲載された、公的に認められた身分証明書である。本人確認書類の一例として、図1には、運転免許証3が示されている。なお、本人確認書類としては、他に、ユーザの顔写真が掲載されたマイナンバーカード等であってもよい。
そして、本人確認画像処理部13は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出する。その後、本人確認画像処理部13は、抽出した顔写真画像を記憶部20に記憶させる。
ガイド画像出力部14は、本人確認書類と、本人確認書類を所持したユーザ(所持者)の顔との両方を含む画像を取得するためのガイド画像(第2のガイド画像)を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。ガイド画像は、配置範囲を示した補助的な画像であり、本人確認書類と、ユーザの顔とを、指示通りの位置に配置した画像を取得するためのガイドとなるものである。
保存画像処理部15は、ユーザがカメラ23を操作して、本人確認書類と、本人確認書類を所持したユーザの顔との両方を含む画像である保存画像を取得する。その際、ユーザは、自身の携帯端末1を操作して、本人確認書類と、本人確認書類を所持したユーザの顔との両方を、ガイド画像により示されたガイド位置に収まるようにする。
保存画像処理部15は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像の範囲に収まっていることを確認する。そして、保存画像処理部15は、保存画像の確認ができた場合に、保存画像を記憶部20に記憶させる。
照合画像処理部16は、ユーザがカメラ23を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像であり、照合に用いる照合画像を取得する。
そして、照合画像処理部16は、取得した照合画像と、記憶部20に記憶された顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。
本人認証部17は、本人認証を行う制御部である。本人認証部17は、ユーザがカメラ23を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像であり、照合に用いる照合画像を取得し、取得した照合画像と、記憶部20に記憶された顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。
サービス開始判定部18は、本人確認サーバ4から照合結果(照合結果情報)を受信して、受信した照合結果に基づいてサービスの開始が可能か否かを判定する。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部20は、プログラム記憶部21を備える。プログラム記憶部21は、各種のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションプログラムのことを、アプリケーション、アプリ、又はプログラム等という。)を記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、取引アプリ21aと、本人確認アプリ21bとを記憶している。なお、本実施形態では、以下において、取引アプリ21aと、本人確認アプリ21bとを用いるものを説明するが、2つのアプリの機能が一体になったアプリを用いるものであってもよい。
取引アプリ21a及び本人確認アプリ21bは、予め携帯端末1にインストールされ、又は、通信ネットワークNを介して図示しないアプリ配信サーバに対して通信をすることで、携帯端末1にダウンロードされる。
取引アプリ21aは、サービス提供サーバ7との間でのサービス処理を行うためのプログラムである。
本人確認アプリ21bは、携帯端末1の制御部10が実行する本人確認及び本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
カメラ23は、撮影装置である。カメラ23は、インカメラ23aと、アウトカメラ23bとを有する。インカメラ23aは、携帯端末1のタッチパネルディスプレイ25の側に有するカメラである。アウトカメラ23bは、携帯端末1の背面側に有するカメラである。
タッチパネルディスプレイ25は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザの指による各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部29は、通信ネットワークNを介して各種のサーバとの通信を行うためのインタフェースであり、送信部及び受信部の役割を行う。
図1に戻り、運転免許証3は、カード形状のものであり、上述したように、公的な身分証明書である。運転免許証3の表面には、ユーザの住所、氏名、生年月日と、ユーザの顔写真とを含むユーザの個人情報が記載されている。携帯端末1のユーザは、本人確認システム100において、自身の運転免許証3等を、携帯端末1を用いて撮影する。
本人確認サーバ4は、携帯端末1との間でオンラインでの手続きによる本人確認を行い、顔認証によって本人認証を行うサーバである。本人確認サーバ4は、サービスを提供する企業とは異なる企業が有する。なお、本人確認サーバ4は、サービスを提供する企業が有してもよい。
図3に示すように、本人確認サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、本人確認サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、顔照合部43(顔照合手段)と、照合結果送信部44(結果送信手段)とを備える。
顔照合部43は、携帯端末1が送信した照合画像と、顔写真画像とを受信する。そして、顔照合部43は、受信した照合画像と顔写真画像とを照合する。ここで、顔照合部43は、照合画像と顔写真画像との照合結果を、スコアによって示してもよい。例えば、顔照合部43は、画像照合処理を行い、顔写真画像の一致度合いをスコアとして算出する。ここで、スコアは、例えば、0〜100までの数値により表されるものであり、一致度合いが高いほど数値が高い。
照合結果送信部44は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。
記憶部50は、制御部40が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部50は、プログラム記憶部51を備える。プログラム記憶部51は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部51は、本人確認プログラム51aを記憶する。
本人確認プログラム51aは、本人確認サーバ4の制御部40が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介してサービス提供サーバ7等の各種サーバ及び携帯端末1との間の通信を行うためのインタフェースである。
ここで、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、携帯端末1及び本人確認サーバ4は、それぞれ制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
図1に示すサービス提供サーバ7は、サービス処理を行うためのサーバである。図1において、本人確認システム100は、サービス提供サーバ7を1つのみ記載しているが、サービスごとに複数のサーバを備えてもよい。
なお、サービス提供サーバ7は、図示しないが、制御部、記憶部、通信インタフェース部等を備える。
図1に示す基地局Rは、無線通信の基地局であって、携帯端末1が各種のサーバとの間の通信をするための中継を行う。基地局Rは、例えば、無線LAN(Local Area Network)の基地局や、通信事業者の携帯端末通信網用の基地局である。
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や各種のサーバと基地局Rとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
次に、本人確認システム100の処理について説明する。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末1でのサービス開始処理を示すフローチャートである。
まず、サービスを開始したいユーザは、例えば、自身の携帯端末1のタッチパネルディスプレイ25に表示されている取引アプリ21aのアイコン(図示せず)を選択するタップ等のタッチ操作をする。そうすることで、携帯端末1の制御部10は、取引アプリ21aを実行する。
取引アプリ21aが実行されると、携帯端末1のタッチパネルディスプレイ25には、取引アプリ21aのメイン画面(図示せず)が表示される。そこで、ユーザがメイン画面からサービス開始のための操作(例えば、メニューを選択する操作)を行うと、図4のステップS10(以下、単に「S」という。)において、携帯端末1の制御部10は、サービス開始操作を受け付ける。
次に、S11において、制御部10(アプリ起動部11)は、本人確認アプリ21bを起動させる。
S12において、制御部10は、本人確認済であるか否かを判断する。本人確認済である場合とは、当該取引アプリ21aを使用したサービスを既に行っており、そのため、本人確認処理が既に行われている場合をいう。よって、本人確認済である場合は、2回目以降のサービス開始を受け付けた場合に該当する。また、本人確認済ではない場合とは、初めて当該取引アプリ21aを使用したサービス開始を受け付けた場合に該当する。
なお、制御部10は、本人確認済であるか否かを、例えば、本人確認アプリ21bに、本人確認済の取引アプリ21aを対応付けて記憶していて、それをもとに判断してもよい。また、本人確認済である場合には、記憶部20に顔写真画像が記憶されているので、制御部10は、記憶部20に顔写真画像が記憶されているか否かによって判断してもよい。
本人確認済である場合(S12:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、本人確認済ではない場合(S12:NO)には、制御部10は、処理をS13に移す。
S13において、制御部10(本人確認部12)は、本人確認処理を行う。本人確認処理については、後述する。その後、制御部10は、処理をS15に移す。
他方、S14において、制御部10(本人認証部17)は、本人認証処理を行う。制御部10は、まず、インカメラ23aをアクティブにし、ユーザに自身の顔を撮影させることで、ユーザの顔画像である照合画像を取得する。そして、制御部10は、取得した照合画像と、記憶部20に記憶されている本人確認書類から得た顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。なお、本人確認サーバ4では、制御部40(顔照合部43、照合結果送信部44)が、照合画像と顔写真画像とを照合し、携帯端末1に対して照合結果を送信する。
S15において、制御部10(サービス開始判定部18)は、照合結果によって認証ができたか否かを判定する。照合結果として得られた、例えば、スコアが閾値以上である場合に、制御部10は、認証ができたと判定する。認証ができたと判定された場合(S15:YES)には、制御部10は、処理をS16に移す。他方、認証ができたと判定されなかった場合(S15:NO)には、制御部10は、処理をS18に移す。
S16において、制御部10は、本人確認アプリ21bの実行を終了する。
S17において、制御部10は、取引アプリ21aに対応したサービス提供サーバ7との間でサービス処理を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
他方、S18において、制御部10は、認証エラーの旨を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
S19において、制御部10は、本人確認アプリ21bの実行を終了する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
次に、携帯端末1で行う本人確認処理について説明する。
図5は、第1実施形態に係る携帯端末1での本人確認処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係る本人確認システム100での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る本人確認システム100での保存画像処理を示すフローチャートである。
図8及び図9は、第1実施形態に係る携帯端末1での表示例を示す図である。
図10は、第1実施形態に係る本人確認システム100での照合画像処理を示すフローチャートである。
図5のS30において、携帯端末1の制御部10(本人確認画像処理部13)は、本人確認画像処理を行う。
ここで、本人確認画像処理について、図6に基づき説明する。
図6のS40において、携帯端末1の制御部10は、アウトカメラ23bを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にアウトカメラ23bのスルー画像(撮影範囲の画像)を表示させて、本人確認書類を撮影可能にする。そして、ユーザが、本人確認書類をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、本人確認画像を取得する。
その際、制御部10は、まず、本人確認書類として何を撮影するのか(運転免許証3又はマイナンバーカード)を選択するための身分証明書選択画面(図示せず)を表示させ、ユーザに本人確認書類の種類を選択させてもよい。そして、制御部10は、本人確認書類の種類に応じて、撮影をさせるための案内を変えてもよい。例えば、運転免許証3の場合には、表面と裏面とを撮影する必要がある。他方、マイナンバーカードであれば、表面のみを撮影すれば足りる。
さらに、制御部10は、本人確認書類が、正規のものであることを確認するため、本人確認書類の側面であるカードの厚みが分かるような方向からの画像を、本人確認画像の一部として取得させてもよい。
さらにまた、制御部10は、複数枚の静止画像ではなく、一連の動作を録画した動画を取得してもよい。
S41において、制御部10は、本人確認画像から顔写真画像を抽出する。制御部10は、例えば、本人確認画像を解析して、本人確認書類を特定する。そして、制御部10は、本人確認書類から顔写真の画像位置を特定して、特定した画像位置の画像を抽出する。
S42において、制御部10は、抽出した顔写真画像を、記憶部20に記憶させる。その後、制御部10は、処理を図5のS31に移す。
図5のS31において、制御部10は、保存画像処理を行う。
ここで、保存画像処理について、図7に基づき説明する。
図7のS50において、制御部10は、保存画像を撮影するための説明画面を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。
図8(A)は、説明画面80の例である。説明画面80は、ユーザの顔と、本人確認書類とを一緒に撮影するものである旨を説明する画面である。
図7のS51において、制御部10(ガイド画像出力部14)は、ガイド画像を特定し、特定したガイド画像を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。
図8(B)は、ガイド画像81の例である。ガイド画像81は、ユーザの顔を配置させる顔位置領域81aと、本人確認書類を配置させる書類位置領域81bとを含む画像である。
ここで、制御部10は、予め複数用意した書類位置領域が異なるガイド画像から、1つのガイド画像を無作為(ランダム)に指定して、タッチパネルディスプレイ25に表示させてもよい。ここで、書類位置領域は、顔位置領域に重ならない位置に設けられる。また、書類位置領域は、本人確認書類が視認できる程度の所定以上の大きさの領域である。
なお、ガイド画像は、静止画像に限定するものではなく、動画であってもよい。さらに、書類位置領域の位置が異なるガイド画像としては、書類位置領域の位置が、撮影位置に対して上下左右方向に異なるものの他、撮影位置に対して奥行方向が異なるものを含む。
図7のS52において、制御部10(保存画像処理部15)は、インカメラ23aを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にインカメラ23aのスルー画像を、ガイド画像と共に表示させる。
ユーザは、図9に示すように、自分の顔がガイド画像81の顔位置領域81aに写りこむようにし、また、本人確認書類がガイド画像81の書類位置領域81bに写りこむように顔の位置及び本人確認書類の位置を調整する。そして、ユーザが、撮影ボタン81cをタップすることで、制御部10は、インカメラ23aが撮影したユーザの顔と、本人確認書類とを含む保存画像を取得する。
ここで、制御部10は、書類位置領域の位置が異なる複数のガイド画像を順番に表示させて、ユーザに複数の保存画像を取得するようにしてもよい。また、制御部10は、動画のガイド画像にしたがって、ユーザに動画の保存画像を取得するようにしてもよい。つまり、制御部10は、本人確認の都度、異なるガイド画像を出力する。そこで、ユーザは、出力されたガイド画像に対応した保存画像を取得するために、顔の位置と、本人確認書類の位置とを、ガイド画像に対応させる。
図7のS53において、制御部10(保存画像処理部15)は、取得した保存画像を確認する。具体的には、制御部10は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像の範囲に大体合っていることを確認する。
S54において、制御部10(保存画像処理部15)は、保存画像の確認ができたことを条件に、保存画像を記憶部20に記憶させる。なお、保存画像の確認ができなかった場合、つまり、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像の範囲に収まっていない場合等には、エラーとし、以降の処理を行わないようにしてもよいし、S51からの処理を再度行ってもよい。その後、制御部10は、処理を図5のS32に移す。
図5のS32において、制御部10(照合画像処理部16)は、照合画像処理を行う。
ここで、照合画像処理について、図10に基づき説明する。
図10のS60において、携帯端末1の制御部10は、インカメラ23aを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にインカメラ23aのスルー画像を表示させる。そして、ユーザが、自身の顔をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、照合画像を取得する。
S61において、制御部10は、記憶部20に記憶した顔写真画像と共に、取得した照合画像を、本人確認サーバ4に対して送信する。ここで、記憶部20に記憶した顔写真画像とは、本人確認画像処理において携帯端末1が取得及び記憶したものである。
S62において、本人確認サーバ4の制御部40(顔照合部43)は、照合画像と、顔写真画像とを、携帯端末1から受信する。
S63において、制御部40(顔照合部43)は、照合画像と顔写真画像とを照合する顔照合処理を行う。制御部40は、画像照合処理を行い、例えば、照合画像と顔写真画像との一致度合いをスコアとして算出する。
S64において、制御部40(照合結果送信部44)は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S65において、携帯端末1の制御部10(照合画像処理部16)は、照合結果を受信する。その後、制御部10は、処理を図4のS15に移し、上述したように、照合結果によって認証できたか否かを判定する判定処理を行う。
なお、判定処理によって認証できないと判定された場合(図4のS15がNO)に、制御部10は、記憶部20に記憶させた顔写真画像や保存画像を削除することが望ましい。
このように、第1実施形態によれば、本人確認システム100は、以下のような効果がある。
(1)携帯端末1を用いたサービスを行う場合に、携帯端末1にカメラ23を有していれば、携帯端末1のみを用いて本人確認を行うことができる。よって、携帯端末1がリーダ等の読取機能を有していなくても、一般的な携帯端末1であれば有しているであろうカメラ23によって本人確認を行うことができて、便利である。そして、ユーザは、窓口等に行くという煩わしさがなく、いつでも、どこでも本人確認を行う環境をユーザに提供できる。また、生体情報を用いた本人確認であるため、セキュリティ性が高い。さらに、指紋等のように、予め生体情報を登録しておく必要がなく、利便性が高い。
(2)本人確認書類から取得した顔写真画像と、ユーザが撮影した自身の顔画像とを照合して本人認証と、本人確認書類及びユーザの顔の両方を含む保存画像を取得する本人確認とを、1つの流れで行うことができるので、便利である。
(3)保存画像は、ガイド画像の指示に従ったもののみを許容する。そして、ガイド画像は、本人確認書類の配置範囲と、ユーザの顔の配置範囲とを示すので、ユーザに分かりやすく示すことができる。さらに、ガイド画像は、本人確認画像の配置位置が異なるものをランダムに出力する。そのため、予め撮影した画像等を使用できない仕組みになり、不正を働きにくいものにできる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、本人確認書類による処理の一部を、本人確認サーバで行うものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図11は、第2実施形態に係る本人確認システム200の全体構成図並びに携帯端末201及び本人確認サーバ204の機能ブロック図である。
本人確認システム200は、携帯端末201と、本人確認サーバ204とを備え、図示しない通信ネットワークN及び基地局Rを介して通信可能に接続される。なお、図示しないが、本人確認システム200は、通信ネットワークNを介してサービス提供サーバ7に対して接続されている。
携帯端末201は、制御部210と、記憶部220と、カメラ23と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部210は、アプリ起動部11と、本人確認部212と、本人認証部17と、サービス開始判定部18とを備える。
本人確認部212は、本人確認画像処理部213と、ガイド画像出力部14と、保存画像処理部15と、照合画像処理部16とを備える。
本人確認画像処理部213は、ユーザがカメラ23を操作して本人確認画像を取得する。そして、本人確認画像処理部213は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出し、記憶部220に顔写真画像を記憶させる。さらに、本人確認画像処理部213は、取得した本人確認画像を、本人確認サーバ204に対して送信する。
記憶部220は、プログラム記憶部221を備える。プログラム記憶部221は、取引アプリ21aと、本人確認アプリ221bとを記憶している。本人確認アプリ221bは、携帯端末201の制御部210が実行する本人確認及び本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
本人確認サーバ204は、制御部240と、記憶部250と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部240は、本人確認画像解析部241と、顔照合部43と、照合結果送信部44とを備える。
本人確認画像解析部241は、運転免許証3を撮影して得られた本人確認画像を、携帯端末201から受信する。そして、本人確認画像解析部241は、OCR(光学式文字認識)によって、本人確認書類に含まれる文字をテキスト化する。その後、本人確認画像解析部241は、テキスト化した文字列を、携帯端末201に送信する。
記憶部250は、プログラム記憶部251を備える。プログラム記憶部251は、本人確認サーバ204の制御部240が実行する各種機能を行うためのプログラムである本人確認プログラム251aを記憶する。
次に、本人確認システム200の処理について説明する。
サービス開始処理及び本人確認処理については、第1実施形態(図4及び図5)と同様である。
本人確認処理で行う本人確認画像処理について、図12に基づき説明する。
図12は、第2実施形態に係る本人確認システム200での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
S240からS242までの処理は、第1実施形態(図6)のS40からS42までの処理と同様である。
S243において、携帯端末201の制御部210は、取得した本人確認画像を、本人確認サーバ204に対して送信する。
なお、S241及びS242の処理と、S243の処理とは、順番に前後はなく、S241とS243との処理を並行して行ってもよいし、S243の処理をS241の処理より先に行ってもよい。
S244において、本人確認サーバ204の制御部240は、本人確認画像を受信する。
S245において、制御部240(本人確認画像解析部241)は、受信した本人確認画像に含まれる本人確認書類をテキスト化した文字情報を取得する。
S246において、制御部240は、取得した文字情報を、携帯端末201に送信する。その後、制御部240は、本処理を終了する。
S247において、携帯端末201の制御部210(本人確認部212)は、文字情報を受信し、タッチパネルディスプレイ25に受信した文字情報を表示させる。なお、携帯端末201の制御部210は、表示された文字情報を修正する機能を有してもよい。そして、取得した文字情報は、例えば、本人確認ができた場合に、サービス提供サーバ7に対して送信することができる。その後、制御部210は、処理を本人確認処理の保存画像処理(図5のS31に相当する処理)に移す。
保存画像処理及び照合画像処理は、第1実施形態(図7及び図10)と同様である。
このように、第2実施形態によれば、本人確認システム200は、以下のような効果がある。
(1)携帯端末201が、取得した本人確認画像を本人確認サーバ204に送信することで、本人確認サーバ204では、本人確認画像に含まれる文字情報をテキスト化して、携帯端末201に送信する。よって、ユーザがサービスを利用する際に必要になる氏名等を、テキスト化された文字情報を用いればよく、ユーザが入力する手間を省くことができる。
(2)携帯端末201が受信した文字情報を修正可能にすることで、誤変換であったり、本人確認書類に記載の氏名や住所が変更になったりした場合であっても、変更箇所のみを変更すればよく、利便性が高いものにできる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、携帯端末を用いてユーザが行う各種の撮影態様について、セキュリティ性を向上させる工夫をしたものを説明する。
図13は、第3実施形態に係る本人確認システム300における携帯端末301の機能ブロック図である。
本人確認システム300は、携帯端末301を備える。なお、図示しないが、本人確認システム300では、携帯端末301が、図示しない通信ネットワークN及び基地局Rを介して本人確認サーバ4及びサービス提供サーバ7に対して接続されている(図1参照)。
携帯端末301は、制御部310と、記憶部320と、カメラ23と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部310は、アプリ起動部11と、本人確認部312と、本人認証部17と、サービス開始判定部18とを備える。
本人確認部312は、本人確認画像処理部313(第1のガイド画像出力手段、本人確認画像取得手段、第1の繰り返し手段、第1の画像確認手段、顔写真画像抽出手段)と、保存画像処理部315(第2のガイド画像出力手段、保存画像取得手段、第2の繰り返し手段、第2の画像確認手段、保存画像送信手段)と、照合画像処理部316(指示出力手段、照合画像取得手段、照合用画像送信手段、第3の繰り返し手段、第3の画像確認手段)とを備える。
本人確認画像処理部313は、書類位置ガイド画像(第1のガイド画像)を、タッチパネルディスプレイ25に出力させる。書類位置ガイド画像は、顔写真を確認可能な撮影方向と、本人確認画像の大きさを含む本人確認書類の配置位置とを指定する画像である。ユーザは、自身の携帯端末301を操作して、書類位置ガイド画像により示されたガイド位置にしたがって、自身の本人確認書類を写しこむ。そして、ユーザがカメラ23を操作して撮影することで、本人確認画像処理部313は、本人確認書類の画像である本人確認画像を取得する。
本人確認画像処理部313は、次に、先ほどとは撮影方向及び配置位置の異なる書類位置ガイド画像を出力して、書類位置ガイド画像にしたがって、ユーザに本人確認画像を取得させる処理を行う。本人確認画像処理部313は、この書類位置ガイド画像を出力し、ユーザに本人確認書類を撮影させる処理を、複数回繰り返す。そして、本人確認画像処理部313は、取得した本人確認画像を、記憶部320に記憶させる。ここで、本人確認画像処理部313が出力する書類位置ガイド画像のうちの1つは、本人確認書類の顔写真を含む面に対して垂直の撮影方向である、本人確認書類の正面から本人確認書類を撮影させるためのものである。
本人確認画像処理部313は、記憶した複数の本人確認画像のうち1つの本人確認画像から顔写真画像を抽出する。その際、本人確認画像処理部313は、本人確認書類の正面から本人確認書類が撮影されることで得られた本人確認画像を使用して、顔写真画像を抽出するのが望ましい。そのようにすることで、制御部310は、例えば、取得した顔写真画像の歪み補正をする等の追加処理を行わずに済む。その後、本人確認画像処理部313は、抽出した顔写真画像を記憶部320に記憶させる。
さらに、本人確認画像処理部313は、取得した本人確認画像を、取得時に使用した書類位置ガイド画像に基づいて確認する。本人確認画像処理部313は、本人確認画像を分析して、例えば、書類位置ガイド画像が示す枠内に、指定の撮影方向から顔写真が掲載された本人確認書類が撮影されていることを確認する。
保存画像処理部315は、ユーザがカメラ23を操作して、本人確認書類と、本人確認書類を所持したユーザの顔との両方を含む画像である保存画像を取得する。その際、保存画像処理部315は、複数位置ガイド画像(第2のガイド画像)をタッチパネルディスプレイ25に出力する。ユーザは、自身の携帯端末301を操作して、本人確認書類と、本人確認書類を所持したユーザの顔との両方を、複数位置ガイド画像により示されたガイド位置に収まるようにする。保存画像処理部315は、本人確認書類のガイド位置(配置位置)の異なる複数位置ガイド画像を複数記憶した記憶部320から、ランダムに複数位置ガイド画像を取得して出力してもよい。
保存画像処理部315は、本人確認書類のガイド位置の異なる複数位置ガイド画像を出力して、複数位置ガイド画像にしたがって、保存画像を取得させる処理を複数回繰り返す。そして、保存画像処理部315は、取得した保存画像を記憶部320に記憶させる。
保存画像処理部315は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、複数位置ガイド画像のガイド範囲に収まっていることを確認する。そして、保存画像処理部315は、保存画像の確認ができた場合に、保存画像を記憶部320に記憶させる。
さらに、保存画像処理部315は、取得した保存画像を、本人確認サーバ4に対して送信してもよい。
照合画像処理部316は、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像である、照合に用いる照合画像を取得する。
照合画像処理部316は、まず、自身の正面の顔を撮影するための顔撮影ガイド画像(指示情報)を、タッチパネルディスプレイ25に出力させる。ユーザは、自身の携帯端末301を操作してインカメラ23aを起動させて自身の顔の向きを正面方向にし、顔撮影ガイド画像により示されたガイド位置に収まるようにする。そして、ユーザがカメラ23を操作して撮影することで、照合画像処理部316は、照合画像を取得する。
照合画像処理部316は、次に、ユーザの顔の向きを変える指示を、タッチパネルディスプレイ25に出力させると共に、例えば、携帯端末301の図示しないスピーカから指示を出力する。顔の向きを変えた場合には、ユーザは、タッチパネルディスプレイ25を視認できないため、音声による指示は有効である。そして、照合画像処理部316は、例えば、カウントダウンを音声出力した上で、撮影タイミングになった時にカメラ23を制御して、照合画像を取得する。
なお、照合画像処理部316は、ユーザの顔の向きを、例えば、上下左右方向に変えさせて照合画像を撮影する処理を、複数回行ってもよい。
そして、照合画像処理部316は、取得した照合画像を記憶部320に記憶させる。
また、照合画像処理部316は、取得した照合画像が撮影条件を満たしたものであるか、つまり、その前に出力した指示内容にしたがったものであるか否かを確認する。
さらに、照合画像処理部316は、取得した複数の照合画像と、記憶部320に記憶された顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。
なお、本人確認サーバ4では、携帯端末301から受信した複数の照合画像のうち、例えば、ユーザの正面の顔を撮影した照合画像と、顔写真画像とを照合する。
記憶部320は、プログラム記憶部321を備える。プログラム記憶部321は、取引アプリ21aと、本人確認アプリ321bとを記憶している。本人確認アプリ321bは、携帯端末301の制御部310が実行する本人確認及び本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
次に、本人確認システム300の処理について説明する。
サービス開始処理及び本人確認処理については、第1実施形態(図4及び図5)と同様である。
本人確認処理で行う本人確認画像処理について、図14に基づき説明する。
図14は、第3実施形態に係る本人確認システム300での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
図15は、第3実施形態に係る携帯端末301での表示例を示す図である。
図16は、第3実施形態に係る携帯端末301に表示する書類位置ガイド画像の例を示す図である。
図14のS340において、携帯端末301の制御部310(本人確認画像処理部313)は、アウトカメラ23bを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にアウトカメラ23bのスルー画像を表示させる。また、制御部310は、例えば、図15(A)に示すような、本人確認書類の正面を撮影方向にした書類位置ガイド画像350を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
図15(A)に示す書類位置ガイド画像350は、本人確認書類を配置させる書類位置領域350aと、撮影ボタン350bとを含む画像である。また、書類位置ガイド画像350は、透過性を有する画像である。これは、アウトカメラ23bのスルー画像と共に出力するためであり、少なくとも書類位置領域350aは、透過性を有する必要がある。
ユーザが、本人確認書類を書類位置領域350aに写り込むように配置して、撮影ボタン350bをタップすることで、図14のS341において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、本人確認画像を取得する。そして、制御部310は、取得した本人確認画像を、記憶部320に記憶させる。
S342において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、アウトカメラ23bを再度起動させて、タッチパネルディスプレイ25にアウトカメラ23bのスルー画像を再度表示させる。そして、制御部310は、例えば、図15(B)に示すような、本人確認書類の側面を含む、本人確認画像の撮影を指示する書類位置ガイド画像351を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
図15(B)に示す書類位置ガイド画像351は、本人確認書類を配置させる書類位置領域351aと、撮影ボタン351bとを含む画像である。また、上述した書類位置ガイド画像350と同様に、書類位置ガイド画像351は、透過性を有する画像である。書類位置領域351aは、本人確認書類の顔写真が確認でき、かつ、本人確認書類の長辺の厚さが確認できるように、斜め方向からの撮影方向を指示したものである。そのため、書類位置領域351aは、底辺が長い台形状で示している。
なお、これは、一例であって、例えば、書類位置領域351aは、枠線で示すものではなく、本人確認書類の2つの長辺の位置を線で示すものであってもよい。また、書類位置領域351aは、本人確認書類の短辺の厚さを確認するためのものにしてもよい。
ユーザが、本人確認書類を書類位置領域351aに写り込むように配置して、撮影ボタン351bをタップすることで、図14のS343において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、本人確認画像を取得する。そして、制御部310は、取得した本人確認画像を、記憶部320に記憶させる。
S344において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、書類位置ガイド画像に基づき、取得した本人確認画像を確認する。
制御部310は、例えば、本人確認書類が書類位置領域350a内に収まっており、かつ、所定の大きさで本人確認画像が取得できていることや、取得した本人確認画像が、本人確認書類であること(例えば、運転免許証3の表面であること)を確認する。制御部310は、この確認を、取得した本人確認画像の全てにおいて行う。また、制御部310は、取得した本人確認画像の解像度が所定の条件を満たすか否かを確認する。例えば、手振れ等により、また、光量が不足したりしている場合には、本人確認画像の解像度が所定の条件を満たさなくなる。
なお、制御部310は、本人確認画像の確認により確認ができなかった場合、つまり、本人確認画像としての条件を満たさない場合には、所定のリトライ回数まで再度S340からの処理を行うようにしてもよい。また、制御部310は、例えば、所定のリトライ回数を超えた場合には、エラーとして以降の処理を行わないようにしてもよい。
S345において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、本人確認画像から顔写真画像を抽出する。制御部310は、例えば、S341で取得した本人確認書類を正面から撮影した本人確認画像から、顔写真画像を抽出する。
S346において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、抽出した顔写真画像を、記憶部320に記憶させる。その後、制御部310は、次に説明する保存画像処理(図5のS31を参照)を行う。
なお、この例では、まず本人確認書類の正面を撮影方向にした書類位置ガイド画像350を出力して撮影してから、異なる撮影方向及び撮影位置の書類位置ガイド画像351を出力して撮影させるものを例に説明したが、これに限定されない。複数回の本人確認書類の撮影のうちの1回を、本人確認書類の正面を撮影方向にしたものにすれば、順番は限定されない。また、撮影回数は、2回に限定されるものではなく、3回以上であってもよい。
さらに、本人確認システム300では、様々な撮影方向及び撮影位置の書類位置ガイド画像を、記憶部320に記憶させておいて、制御部310は、その中からランダムに書類位置ガイド画像を選択して、出力するようにしてもよい。様々な撮影方向及び撮影位置の書類位置ガイド画像は、例えば、図16(A)に示す書類位置ガイド画像361から図16(D)に示す書類位置ガイド画像364までである。
図16(A)に示す書類位置ガイド画像361は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、近距離で画面上部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域361aを含む。
図16(B)に示す書類位置ガイド画像362は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、近距離で画面下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域362aを含む。
他方、図16(C)に示す書類位置ガイド画像363及び図16(D)に示す書類位置ガイド画像364は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、遠距離で画面上部又は下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域363a及び364aを含む。
なお、記憶部320には、その他、画面中央に書類位置領域を配置させるようにして撮影させる書類位置ガイド画像を記憶してもよい。
また、この例では、複数回、異なる撮影方向から本人確認書類を撮影した後に、本人確認画像を確認するものであるが、これに限定されない。制御部310は、本人確認画像を取得した都度、本人確認画像を確認してもよい。また、制御部310は、本人確認画像を取得した後、ユーザに本人確認画像を確認させて、ユーザが保存する指示を入力した場合に、取得した本人確認画像を記憶するようにし、ユーザの確認によって取り直しを可能にしてもよい。
次に、本人確認処理で行う保存画像処理について、図17に基づき説明する。
図17は、第3実施形態に係る本人確認システム300での保存画像処理を示すフローチャートである。
S350は、第1実施形態(図7)のS50の処理と同様である。
S351において、制御部310(保存画像処理部315)は、例えば、記憶部320に記憶された複数の書類位置ガイド画像の中から書類位置ガイド画像を1つ特定し、特定した書類位置ガイド画像を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。ここで、記憶部320に記憶された複数の書類位置ガイド画像は、本人確認書類のガイド位置が異なるものであって、本人確認書類のガイド位置が顔画像のガイド位置に重ならないようになっているものである。
S352は、第1実施形態(図7)のS50の処理と同様である。
S353において、制御部310(保存画像処理部315)は、記憶部320に記憶された複数の書類位置ガイド画像の中から先に特定した1つの書類位置ガイド画像を除いて、書類位置ガイド画像を1つ特定し、特定した書類位置ガイド画像を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。
S354は、S352の処理と同様である。
S355において、制御部310(保存画像処理部315)は、取得した複数の保存画像を確認する。具体的には、制御部310は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、各々の書類位置ガイド画像のガイド範囲に大体合っていることを確認する。
S356において、制御部310(保存画像処理部315)は、保存画像の確認ができたことを条件に、保存画像を記憶部320に記憶させる。なお、保存画像の確認ができなかった場合、つまり、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像のガイド範囲に収まっていない場合等には、エラーとし、以降の処理を行わないようにしてもよいし、S351やS353からの処理を再度行ってもよい。その際、制御部310は、今まで出力した書類位置ガイド画像とは異なる書類位置ガイド画像を出力してもよいし、エラーになった書類位置ガイド画像を再度出力してもよい。
S357において、制御部310(保存画像処理部315)は、記憶部320に記憶された保存画像を、本人確認サーバ4に送信する。そうすることで、本人確認サーバ4においても、保存画像について確認処理を行ってもよい。その後、制御部310は、次に説明する照合画像処理(図5のS32を参照)を行う。
次に、本人確認処理で行う照合画像処理について、図18に基づき説明する。
図18は、第3実施形態に係る本人確認システム300での照合画像処理を示すフローチャートである。
図19は、第3実施形態に係る携帯端末301での照合画像の取得処理を示すフローチャートである。
図20は、第3実施形態に係る携帯端末301での表示例を示す図である。
図18のS350において、携帯端末301の制御部310(照合画像処理部316)は、照合画像の取得処理を行う。
ここで、照合画像の取得処理について、図19に基づき説明する。
図19のS370において、制御部310(照合画像処理部316)は、インカメラ23aを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にインカメラ23aのスルー画像を表示させる。そして、制御部310は、例えば、図20(A)に示すような、顔撮影ガイド画像370を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
図20(A)に示す顔撮影ガイド画像370は、ユーザの正面からの顔画像を取得させるためのものである。また、顔撮影ガイド画像370は、ユーザ自身の顔の位置を特定する顔位置領域370aを含む画像である。
図19のS371において、制御部310(照合画像処理部316)は、照合画像を取得し、記憶部320に記憶させる。照合画像の取得は、ユーザが、自身の顔を顔位置領域370aに写り込むように携帯端末301の位置を移動させて、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部310が撮影するように制御して、ユーザの顔画像を取得するようにしてもよい。また、制御部310は、顔撮影ガイド画像370を出力してから所定時間(例えば、5秒等)を経過後に自動的に撮影するように制御して、ユーザの顔画像を取得してもよい。さらに、制御部310に顔及び目の瞬きを検出する機能を有しておき、制御部310が瞬きを検出した後に撮影するように制御して、ユーザの顔画像を取得してもよい。
S372において、制御部310(照合画像処理部316)は、ユーザに対して顔の向きを変える指示を出力する。ここで、制御部310による指示は、例えば、図20(B)に示す顔撮影ガイド画像371のように表示するものの他、例えば、図示しないスピーカから音声出力してもよい。図20(B)に示す顔撮影ガイド画像371は、ユーザに右を向かせるものであるが、ユーザの顔を、例えば、上下左右のいずれかの方向に向かせるものであってもよい。
S373において、制御部310(照合画像処理部316)は、照合画像を取得し、記憶部320に記憶させる。この撮影では、ユーザの顔の向きが携帯端末301のタッチパネルディスプレイ25に向いていないため、ユーザが図示しない撮影ボタンをタップするのは難しい。そこで、制御部310は、顔撮影ガイド画像371を出力してから所定時間(例えば、5秒等)を音声によりカウントした後に、自動的に撮影するように制御して、ユーザの顔画像を取得してもよい。また、制御部310は、顔撮影ガイド画像371を出力してから所定時間(例えば、5秒等)内に、顔位置領域371aに顔が写り込んでいることを検出したことに応じて自動的に撮影するように制御して、ユーザの顔画像を取得してもよい。
S374において、制御部310(照合画像処理部316)は、取得した照合画像が、対応する指示内容にしたがったものであるか否かを確認する。そして、制御部310は、確認ができた場合には、処理を図18のS361に移す。なお、確認ができなかった場合には、制御部310は、以降の処理を行わないようにしてもよい。
図18のS361からS365までの処理は、第1実施形態(図10)のS61からS65までの処理と同様である。
このように、第3実施形態によれば、本人確認システム300は、以下のような効果がある。
(1)携帯端末301は、顔写真が確認可能な複数の異なる撮影方向から本人確認書類を撮影して、複数の本人確認画像を得るようにした。そして、複数の本人確認画像のうちの少なくとも1つは、本人確認書類の厚さを確認できるものであるようにした。よって、真の本人確認書類であることを、本人確認画像によって判別できるようになり、セキュリティ性が向上したものにできる。
(2)携帯端末301は、本人確認画像を取得するための書類位置ガイド画像を出力させるようにした。そして、書類位置ガイド画像は、顔写真を確認可能な撮影方向と、本人確認画像の大きさを含む本人確認書類の配置位置とを指定する画像であるため、ユーザに書類ガイド画像にしたがって本人確認書類を撮影させることができる。また、撮影方向と配置位置とが指定されているため、その場で本人確認書類を用意して撮影しなければならないものになり、予め用意した画像を用いる等の不正行為を防ぐことができる。
(3)携帯端末301は、指示情報に基づいてユーザの顔の向きを変えさせて、ユーザの顔画像を撮影するものを含むようにした。よって、指示情報にしたがった撮影が必要にあり、予め用意した画像を用いる等の不正行為を防ぐことができる。
また、ユーザの顔の向きを変えた場合には、音声による指示や、自動での撮影をするようにした。よって、ユーザが撮影するための操作をするのが困難な場合にも、対応できるものにでき、利便性に優れたものにできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態では、本人確認サーバが、画像照合処理を行い、第2実施形態では、本人確認サーバが文字認識処理を行うものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、本人確認サーバに対して通信可能に接続された画像照合サーバと、OCRサーバとを備え、画像照合サーバを用いて顔画像の照合をし、OCRサーバを用いて文字認識処理をするものであってもよい。
(2)各実施形態では、本人確認サーバと、携帯端末とを用いた処理を説明したが、本人確認サーバと、携帯端末との処理内容は、これに限定されない。携帯端末で行う画像取得以外の処理を、本人確認サーバが行ってもよいし、本人確認サーバが行っている処理を、携帯端末で行ってもよい。例えば、取得した各画像の確認処理を、本人確認サーバで行ってもよい。また、本人確認サーバと、携帯端末との両方で、各画像の確認処理を行ってもよい。
(3)各実施形態では、本人確認処理として、本人確認画像の処理をしてから、保存画像の処理をするものを例に説明したが、処理の順番は、逆であってもよい。
(4)各実施形態では、取引アプリを実行してから、本人確認アプリを起動させるものを例に説明したが、これに限定されない。本人確認アプリを単独で実行するものであってもよい。
(5)各実施形態では、本人確認画像に含まれる本人確認書類と、保存画像に含まれる本人確認書類とに関して、特段の処理を行っていないが、同じであるかの照合を行ってもよい。また、各処理にて複数の画像を取得した場合に、被写体が同一のものである確認を行ってもよい。
(6)第3実施形態では、複数の本人確認画像を取得し、正面から撮影した本人確認画像から顔写真画像を抽出するものを例に説明したが、これに限定されない。本人確認書類の厚さが確認できる撮影方向からの撮影により取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出してもよい。その場合、例えば、公知の画像補正技術を用いて正面から撮影したような画像に歪みを補正して、顔照合処理に用いる画像にしてもよい。また、この補正技術を用いて、複数の本人確認画像が同一の本人確認書類を撮影した画像であることを確認してもよい。
(7)第3実施形態では、撮影の際にガイド画像を出力するものを説明した。その際、ガイド画像を出力してから撮影するまでの時間について、特段記載していないが、制御部は、所定の時間内に撮影されなかった場合には、エラーとして以降の処理を行わないようにしてもよい。
(8)各実施形態での本人確認及び本人認証を行うサービスについては、様々なものが該当する。例えば、銀行業務であれば、口座開設及び口座の紐付け処理や、ATMを用いた現金引き出し等の処理等に用いることができる。ATMを用いるものとしては、携帯端末で本人認証を行って、認証された場合にQRコード(登録商標)を表示させて、ATMに読み取らせることで、携帯端末を、キャッシュカードの代わりとすることができる。また、窓口での業務で、代理人が本人に代わって行う場合に、本人による本人認証がされたことを証明する情報を代理人が受信等することで、委任状等を予め用意せずに済む。
1,201,301 携帯端末
3 運転免許証
4,204 本人確認サーバ
7 サービス提供サーバ
10,40,210,240,310 制御部
12,212,312 本人確認部
13,213,313 本人確認画像処理部
14 ガイド画像出力部
15,315 保存画像処理部
16,316 照合画像処理部
17 本人認証部
18 サービス開始判定部
20,50,220,250,320 記憶部
21a 取引アプリ
21b,221b,321b 本人確認アプリ
23 カメラ
25 タッチパネルディスプレイ
43 顔照合部
44 照合結果送信部
100,200,300 本人確認システム
241 本人確認画像解析部

Claims (14)

  1. 撮影部と、
    前記撮影部による撮影範囲の画像を表示する表示部と、
    を有する携帯端末であって、
    サービス開始時におけるユーザの本人確認に必要なデータを、前記ユーザが所持する前記携帯端末のみを用いて取得するものであり、
    顔写真が掲載された本人確認書類の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
    前記本人確認書類及び前記本人確認書類を所持した所持者の顔の配置範囲を示す第2のガイド画像を、前記表示部に出力する第2のガイド画像出力手段と、
    前記本人確認書類と、前記所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、
    前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記第2のガイド画像出力手段により出力した前記第2のガイド画像に基づいて確認する第2の画像確認手段と、
    前記第2の画像確認手段による確認ができた場合に、前記保存画像を記憶部に記憶する保存画像処理手段と、
    前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、
    前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像が前記記憶部に記憶されていることを条件として、前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバに送信する照合用画像送信手段と、
    を備える携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記本人確認画像取得手段は、前記本人確認書類の前記顔写真を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得し、
    前記照合用画像送信手段は、前記本人確認画像取得手段により取得した前記複数の本人確認画像のうち少なくとも1つ以上の前記本人確認画像と、前記照合画像とを前記本人確認サーバに送信すること、
    を特徴とする携帯端末。
  3. 請求項2に記載の携帯端末において、
    前記本人確認画像取得手段により取得する前記複数の本人確認画像のうち少なくとも1つの前記本人確認画像は、前記顔写真と共に前記本人確認書類の厚みを確認可能なものであること、
    を特徴とする携帯端末。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の携帯端末において
    記撮影方向を指定し、及び、前記本人確認画像の大きさを含む前記本人確認書類の配置位置を指定する第1のガイド画像を、前記表示部に出力する第1のガイド画像出力手段と、
    前記第1のガイド画像出力手段と、前記本人確認画像取得手段とによる処理を所定回数繰り返す第1の繰り返し手段と、
    を備え、
    前記第1のガイド画像出力手段が出力する前記第1のガイド画像は、出力の都度、前記撮影方向の指定及び前記配置位置の指定が異なるものであること、
    を特徴とする携帯端末。
  5. 請求項4に記載の携帯端末において、
    前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像を、前記第1のガイド画像出力手段により出力した前記第1のガイド画像に基づいて確認する第1の画像確認手段を備えること、
    を特徴とする携帯端末。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の携帯端末において、
    前記第2のガイド画像出力手段は、前記本人確認書類の配置範囲を、前記顔の位置に重ならないランダムな位置であり、かつ、所定以上の大きさの範囲で示した前記第2のガイド画像を、前記表示部に出力すること、
    を特徴とする携帯端末。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の携帯端末において、
    前記第2のガイド画像出力手段と、前記保存画像取得手段とによる処理を所定回数繰り返す第2の繰り返し手段を備え、
    前記第2のガイド画像出力手段が出力する前記第2のガイド画像は、出力の都度、前記前記本人確認書類の配置範囲を示す配置位置が異なるものであること、
    を特徴とする携帯端末。
  8. 請求項7に記載の携帯端末において、
    前記保存画像取得手段により取得した複数の前記保存画像を、前記本人確認サーバに送信する保存画像送信手段を備えること、
    を特徴とする携帯端末。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の携帯端末において、
    前記所持者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力手段を備え、
    前記照合画像取得手段は、前記指示出力手段による前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記照合画像を取得すること、
    を特徴とする携帯端末。
  10. 請求項9に記載の携帯端末において、
    前記指示出力手段と、前記照合画像取得手段とによる処理を複数回繰り返す第3の繰り返し手段を備え、
    前記指示出力手段が出力する前記指示情報の1つは、前記所持者の顔の向きを正面方向にさせる指示に関するものであること、
    を特徴とする携帯端末。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の携帯端末において、
    前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像を、前記指示出力手段により出力した前記指示情報に基づいて確認する第3の画像確認手段を備えること、
    を特徴とする携帯端末。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の携帯端末において、
    前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像から顔写真画像を抽出する顔写真画像抽出手段を備え、
    前記照合用画像送信手段は、前記本人確認サーバに対して、前記顔写真画像抽出手段により抽出した前記顔写真画像と前記照合画像とを送信すること、
    を特徴とする携帯端末。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の携帯端末と、
    前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人確認処理を行う本人確認サーバと、
    を備えた本人確認システムであって、
    前記本人確認サーバは、
    前記携帯端末から受信した前記照合画像と前記本人確認画像に含まれる顔写真画像とを照合する顔照合手段と、
    前記顔照合手段による照合結果情報を、前記携帯端末に送信する結果送信手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    本人確認がされていない場合に、前記本人確認画像取得手段、前記第2のガイド画像出力手段、前記保存画像取得手段、前記第2の画像確認手段、前記保存画像処理手段、前記照合画像取得手段及び前記照合用画像送信手段による処理を実行し、
    前記照合結果情報に基づいて、前記携帯端末及び前記本人確認サーバに対して通信可能に接続され、サービス処理を行うサービス提供サーバとの間でサービス処理を開始するか否かを判定するサービス開始判定手段を備えること、
    を特徴とする本人確認システム。
  14. 撮影部と、前記撮影部による撮影範囲の画像を表示する表示部とを有し、サービス開始時におけるユーザの本人確認に用いる、前記ユーザが所持するコンピュータを、
    顔写真が掲載された本人確認書類の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
    前記本人確認書類及び前記本人確認書類を所持した所持者の顔の配置範囲を示す第2のガイド画像を、前記表示部に出力する第2のガイド画像出力手段と、
    前記本人確認書類と、前記所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、
    前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記第2のガイド画像出力手段により出力した前記第2のガイド画像に基づいて確認する第2の画像確認手段と、
    前記第2の画像確認手段による確認ができた場合に、前記保存画像を記憶部に記憶する保存画像処理手段と、
    前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、
    前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像が前記記憶部に記憶されていることを条件として、前記本人確認画像取得手段によ取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバに送信する照合用画像送信手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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