JP6756399B2 - 携帯端末、本人確認システム及びプログラム - Google Patents
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Description
銀行等のサービスに限らず、様々な金融機関等のサービスに対する取引利用開始の申込時に、携帯端末を使用して利用するためには、電子データで本人確認ができる必要があり、ICカードの読取以外の方法で利用できる仕組みが求められている。
第2の発明は、第1の発明の携帯端末(1)において、前記撮影部(23)による撮影範囲の画像を表示する表示部(25)と、前記本人確認書類(3)及び前記所持者の顔の配置範囲を示すガイド画像を、前記表示部に出力するガイド画像出力手段(14)と、を備えること、を特徴とする携帯端末である。
第3の発明は、第2の発明の携帯端末(1)において、前記ガイド画像出力手段(14)は、前記本人確認書類(3)の配置範囲を、前記顔の位置に重ならないランダムな位置であり、かつ、所定以上の大きさの範囲で示した前記ガイド画像を、前記表示部(25)に出力すること、を特徴とする携帯端末である。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明の携帯端末(1)において、前記保存画像取得手段(15)により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類(3)の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記ガイド画像出力手段(14)により出力した前記ガイド画像に基づいて確認する保存画像確認手段(15)を備えること、を特徴とする携帯端末である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの携帯端末(1)において、前記保存画像取得手段(16)は、前記本人確認書類(3)の配置位置が異なる複数の前記保存画像を、前記撮影部(23)から取得すること、を特徴とする携帯端末である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの携帯端末(1)において、前記本人確認画像取得手段(13)により取得した前記本人確認画像から顔写真画像を抽出する顔写真画像抽出手段(13)を備え、前記照合用画像送信手段(16)は、前記本人確認サーバ(4)に対して、前記顔写真画像抽出手段により抽出した前記顔写真画像と前記照合画像とを送信すること、を特徴とする携帯端末である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの携帯端末(1)に対して通信可能に接続され、本人確認処理を行う本人確認サーバ(4)であって、前記携帯端末から受信した前記照合画像と前記本人確認画像に含まれる顔写真画像とを照合する顔照合手段(43)と、前記顔照合手段による照合結果情報を、前記携帯端末に送信する結果送信手段(44)と、を備える本人確認サーバである。
第8の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの携帯端末(1)と、第7の発明の本人確認サーバ(4)と、を備えた本人確認システム(100)であって、前記携帯端末は、本人確認がされていない場合に、前記本人確認画像取得手段(13)、前記保存画像取得手段(15)、前記照合画像取得手段(16)及び前記照合用画像送信手段(16)による処理を実行し、前記照合結果情報に基づいて、前記携帯端末及び前記本人確認サーバに対して通信可能に接続され、サービス処理を行うサービス提供サーバ(7)との間でサービス処理を開始するか否かを判定するサービス開始判定手段(18)を備えること、を特徴とする本人確認システムである。
第9の発明は、撮影部(23)を有し、サービス開始時におけるユーザの本人確認に用いる、前記ユーザが所持するコンピュータ(1)を、顔写真が掲載された本人確認書類(3)の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、前記本人確認書類と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、前記本人確認画像取得手段によって取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバ(4)に送信する照合用画像送信手段と、して機能させるためのプログラム(21b)である。
図1は、第1実施形態に係る本人確認システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る携帯端末1の機能ブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る本人確認サーバ4の機能ブロック図である。
図1に示す本人確認システム100は、各種サービスの初回のサービス開始時に必要な本人確認を、携帯端末1のみによって行うためのシステムである。また、本人確認システム100は、2回目以降のサービス開始時に必要な本人認証を、携帯端末1のみによって行うシステムである。
以下の説明において、携帯端末1を使用して、本人確認や本人認証が必要なサービスを開始する場合を例に説明する。
本人確認システム100は、通信ネットワークNを介して、サービス提供サーバ7に対して接続されている。サービス提供サーバ7は、携帯端末1との間でサービス処理を行うためのサーバである。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、記憶部20と、カメラ23(撮影部)と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部10は、アプリ起動部11と、本人確認部12と、本人認証部17と、サービス開始判定部18(サービス開始判定手段)とを備える。
本人確認部12は、本人確認処理を行う制御部である。本人確認部12は、本人確認画像処理部13(本人確認画像取得手段、顔写真画像抽出手段)と、ガイド画像出力部14(第2のガイド画像出力手段)と、保存画像処理部15(保存画像取得手段、第2の画像確認手段)と、照合画像処理部16(照合画像取得手段、照合用画像送信手段)とを備える。
そして、本人確認画像処理部13は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出する。その後、本人確認画像処理部13は、抽出した顔写真画像を記憶部20に記憶させる。
保存画像処理部15は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像の範囲に収まっていることを確認する。そして、保存画像処理部15は、保存画像の確認ができた場合に、保存画像を記憶部20に記憶させる。
そして、照合画像処理部16は、取得した照合画像と、記憶部20に記憶された顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。
サービス開始判定部18は、本人確認サーバ4から照合結果(照合結果情報)を受信して、受信した照合結果に基づいてサービスの開始が可能か否かを判定する。
記憶部20は、プログラム記憶部21を備える。プログラム記憶部21は、各種のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションプログラムのことを、アプリケーション、アプリ、又はプログラム等という。)を記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、取引アプリ21aと、本人確認アプリ21bとを記憶している。なお、本実施形態では、以下において、取引アプリ21aと、本人確認アプリ21bとを用いるものを説明するが、2つのアプリの機能が一体になったアプリを用いるものであってもよい。
取引アプリ21aは、サービス提供サーバ7との間でのサービス処理を行うためのプログラムである。
本人確認アプリ21bは、携帯端末1の制御部10が実行する本人確認及び本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
タッチパネルディスプレイ25は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザの指による各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部29は、通信ネットワークNを介して各種のサーバとの通信を行うためのインタフェースであり、送信部及び受信部の役割を行う。
図3に示すように、本人確認サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、顔照合部43(顔照合手段)と、照合結果送信部44(結果送信手段)とを備える。
照合結果送信部44は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。
記憶部50は、プログラム記憶部51を備える。プログラム記憶部51は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部51は、本人確認プログラム51aを記憶する。
本人確認プログラム51aは、本人確認サーバ4の制御部40が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介してサービス提供サーバ7等の各種サーバ及び携帯端末1との間の通信を行うためのインタフェースである。
なお、サービス提供サーバ7は、図示しないが、制御部、記憶部、通信インタフェース部等を備える。
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や各種のサーバと基地局Rとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末1でのサービス開始処理を示すフローチャートである。
まず、サービスを開始したいユーザは、例えば、自身の携帯端末1のタッチパネルディスプレイ25に表示されている取引アプリ21aのアイコン(図示せず)を選択するタップ等のタッチ操作をする。そうすることで、携帯端末1の制御部10は、取引アプリ21aを実行する。
次に、S11において、制御部10(アプリ起動部11)は、本人確認アプリ21bを起動させる。
なお、制御部10は、本人確認済であるか否かを、例えば、本人確認アプリ21bに、本人確認済の取引アプリ21aを対応付けて記憶していて、それをもとに判断してもよい。また、本人確認済である場合には、記憶部20に顔写真画像が記憶されているので、制御部10は、記憶部20に顔写真画像が記憶されているか否かによって判断してもよい。
本人確認済である場合(S12:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、本人確認済ではない場合(S12:NO)には、制御部10は、処理をS13に移す。
S13において、制御部10(本人確認部12)は、本人確認処理を行う。本人確認処理については、後述する。その後、制御部10は、処理をS15に移す。
S16において、制御部10は、本人確認アプリ21bの実行を終了する。
S17において、制御部10は、取引アプリ21aに対応したサービス提供サーバ7との間でサービス処理を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
S19において、制御部10は、本人確認アプリ21bの実行を終了する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図5は、第1実施形態に係る携帯端末1での本人確認処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係る本人確認システム100での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る本人確認システム100での保存画像処理を示すフローチャートである。
図8及び図9は、第1実施形態に係る携帯端末1での表示例を示す図である。
図10は、第1実施形態に係る本人確認システム100での照合画像処理を示すフローチャートである。
ここで、本人確認画像処理について、図6に基づき説明する。
図6のS40において、携帯端末1の制御部10は、アウトカメラ23bを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にアウトカメラ23bのスルー画像(撮影範囲の画像)を表示させて、本人確認書類を撮影可能にする。そして、ユーザが、本人確認書類をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、本人確認画像を取得する。
さらに、制御部10は、本人確認書類が、正規のものであることを確認するため、本人確認書類の側面であるカードの厚みが分かるような方向からの画像を、本人確認画像の一部として取得させてもよい。
さらにまた、制御部10は、複数枚の静止画像ではなく、一連の動作を録画した動画を取得してもよい。
S42において、制御部10は、抽出した顔写真画像を、記憶部20に記憶させる。その後、制御部10は、処理を図5のS31に移す。
ここで、保存画像処理について、図7に基づき説明する。
図7のS50において、制御部10は、保存画像を撮影するための説明画面を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。
図8(A)は、説明画面80の例である。説明画面80は、ユーザの顔と、本人確認書類とを一緒に撮影するものである旨を説明する画面である。
図8(B)は、ガイド画像81の例である。ガイド画像81は、ユーザの顔を配置させる顔位置領域81aと、本人確認書類を配置させる書類位置領域81bとを含む画像である。
なお、ガイド画像は、静止画像に限定するものではなく、動画であってもよい。さらに、書類位置領域の位置が異なるガイド画像としては、書類位置領域の位置が、撮影位置に対して上下左右方向に異なるものの他、撮影位置に対して奥行方向が異なるものを含む。
ユーザは、図9に示すように、自分の顔がガイド画像81の顔位置領域81aに写りこむようにし、また、本人確認書類がガイド画像81の書類位置領域81bに写りこむように顔の位置及び本人確認書類の位置を調整する。そして、ユーザが、撮影ボタン81cをタップすることで、制御部10は、インカメラ23aが撮影したユーザの顔と、本人確認書類とを含む保存画像を取得する。
S54において、制御部10(保存画像処理部15)は、保存画像の確認ができたことを条件に、保存画像を記憶部20に記憶させる。なお、保存画像の確認ができなかった場合、つまり、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、ガイド画像の範囲に収まっていない場合等には、エラーとし、以降の処理を行わないようにしてもよいし、S51からの処理を再度行ってもよい。その後、制御部10は、処理を図5のS32に移す。
ここで、照合画像処理について、図10に基づき説明する。
図10のS60において、携帯端末1の制御部10は、インカメラ23aを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にインカメラ23aのスルー画像を表示させる。そして、ユーザが、自身の顔をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、照合画像を取得する。
S62において、本人確認サーバ4の制御部40(顔照合部43)は、照合画像と、顔写真画像とを、携帯端末1から受信する。
S64において、制御部40(照合結果送信部44)は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S65において、携帯端末1の制御部10(照合画像処理部16)は、照合結果を受信する。その後、制御部10は、処理を図4のS15に移し、上述したように、照合結果によって認証できたか否かを判定する判定処理を行う。
なお、判定処理によって認証できないと判定された場合(図4のS15がNO)に、制御部10は、記憶部20に記憶させた顔写真画像や保存画像を削除することが望ましい。
(1)携帯端末1を用いたサービスを行う場合に、携帯端末1にカメラ23を有していれば、携帯端末1のみを用いて本人確認を行うことができる。よって、携帯端末1がリーダ等の読取機能を有していなくても、一般的な携帯端末1であれば有しているであろうカメラ23によって本人確認を行うことができて、便利である。そして、ユーザは、窓口等に行くという煩わしさがなく、いつでも、どこでも本人確認を行う環境をユーザに提供できる。また、生体情報を用いた本人確認であるため、セキュリティ性が高い。さらに、指紋等のように、予め生体情報を登録しておく必要がなく、利便性が高い。
(3)保存画像は、ガイド画像の指示に従ったもののみを許容する。そして、ガイド画像は、本人確認書類の配置範囲と、ユーザの顔の配置範囲とを示すので、ユーザに分かりやすく示すことができる。さらに、ガイド画像は、本人確認画像の配置位置が異なるものをランダムに出力する。そのため、予め撮影した画像等を使用できない仕組みになり、不正を働きにくいものにできる。
第2実施形態では、本人確認書類による処理の一部を、本人確認サーバで行うものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本人確認システム200は、携帯端末201と、本人確認サーバ204とを備え、図示しない通信ネットワークN及び基地局Rを介して通信可能に接続される。なお、図示しないが、本人確認システム200は、通信ネットワークNを介してサービス提供サーバ7に対して接続されている。
携帯端末201は、制御部210と、記憶部220と、カメラ23と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
本人確認部212は、本人確認画像処理部213と、ガイド画像出力部14と、保存画像処理部15と、照合画像処理部16とを備える。
本人確認画像処理部213は、ユーザがカメラ23を操作して本人確認画像を取得する。そして、本人確認画像処理部213は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出し、記憶部220に顔写真画像を記憶させる。さらに、本人確認画像処理部213は、取得した本人確認画像を、本人確認サーバ204に対して送信する。
制御部240は、本人確認画像解析部241と、顔照合部43と、照合結果送信部44とを備える。
本人確認画像解析部241は、運転免許証3を撮影して得られた本人確認画像を、携帯端末201から受信する。そして、本人確認画像解析部241は、OCR(光学式文字認識)によって、本人確認書類に含まれる文字をテキスト化する。その後、本人確認画像解析部241は、テキスト化した文字列を、携帯端末201に送信する。
記憶部250は、プログラム記憶部251を備える。プログラム記憶部251は、本人確認サーバ204の制御部240が実行する各種機能を行うためのプログラムである本人確認プログラム251aを記憶する。
サービス開始処理及び本人確認処理については、第1実施形態(図4及び図5)と同様である。
本人確認処理で行う本人確認画像処理について、図12に基づき説明する。
図12は、第2実施形態に係る本人確認システム200での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
S240からS242までの処理は、第1実施形態(図6)のS40からS42までの処理と同様である。
S243において、携帯端末201の制御部210は、取得した本人確認画像を、本人確認サーバ204に対して送信する。
なお、S241及びS242の処理と、S243の処理とは、順番に前後はなく、S241とS243との処理を並行して行ってもよいし、S243の処理をS241の処理より先に行ってもよい。
S245において、制御部240(本人確認画像解析部241)は、受信した本人確認画像に含まれる本人確認書類をテキスト化した文字情報を取得する。
S246において、制御部240は、取得した文字情報を、携帯端末201に送信する。その後、制御部240は、本処理を終了する。
保存画像処理及び照合画像処理は、第1実施形態(図7及び図10)と同様である。
(1)携帯端末201が、取得した本人確認画像を本人確認サーバ204に送信することで、本人確認サーバ204では、本人確認画像に含まれる文字情報をテキスト化して、携帯端末201に送信する。よって、ユーザがサービスを利用する際に必要になる氏名等を、テキスト化された文字情報を用いればよく、ユーザが入力する手間を省くことができる。
(2)携帯端末201が受信した文字情報を修正可能にすることで、誤変換であったり、本人確認書類に記載の氏名や住所が変更になったりした場合であっても、変更箇所のみを変更すればよく、利便性が高いものにできる。
第3実施形態では、携帯端末を用いてユーザが行う各種の撮影態様について、セキュリティ性を向上させる工夫をしたものを説明する。
本人確認システム300は、携帯端末301を備える。なお、図示しないが、本人確認システム300では、携帯端末301が、図示しない通信ネットワークN及び基地局Rを介して本人確認サーバ4及びサービス提供サーバ7に対して接続されている(図1参照)。
携帯端末301は、制御部310と、記憶部320と、カメラ23と、タッチパネルディスプレイ25と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部310は、アプリ起動部11と、本人確認部312と、本人認証部17と、サービス開始判定部18とを備える。
保存画像処理部315は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、複数位置ガイド画像のガイド範囲に収まっていることを確認する。そして、保存画像処理部315は、保存画像の確認ができた場合に、保存画像を記憶部320に記憶させる。
さらに、保存画像処理部315は、取得した保存画像を、本人確認サーバ4に対して送信してもよい。
照合画像処理部316は、まず、自身の正面の顔を撮影するための顔撮影ガイド画像(指示情報)を、タッチパネルディスプレイ25に出力させる。ユーザは、自身の携帯端末301を操作してインカメラ23aを起動させて自身の顔の向きを正面方向にし、顔撮影ガイド画像により示されたガイド位置に収まるようにする。そして、ユーザがカメラ23を操作して撮影することで、照合画像処理部316は、照合画像を取得する。
なお、照合画像処理部316は、ユーザの顔の向きを、例えば、上下左右方向に変えさせて照合画像を撮影する処理を、複数回行ってもよい。
そして、照合画像処理部316は、取得した照合画像を記憶部320に記憶させる。
さらに、照合画像処理部316は、取得した複数の照合画像と、記憶部320に記憶された顔写真画像とを、本人確認サーバ4に対して送信する。
なお、本人確認サーバ4では、携帯端末301から受信した複数の照合画像のうち、例えば、ユーザの正面の顔を撮影した照合画像と、顔写真画像とを照合する。
サービス開始処理及び本人確認処理については、第1実施形態(図4及び図5)と同様である。
本人確認処理で行う本人確認画像処理について、図14に基づき説明する。
図14は、第3実施形態に係る本人確認システム300での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
図15は、第3実施形態に係る携帯端末301での表示例を示す図である。
図16は、第3実施形態に係る携帯端末301に表示する書類位置ガイド画像の例を示す図である。
図15(A)に示す書類位置ガイド画像350は、本人確認書類を配置させる書類位置領域350aと、撮影ボタン350bとを含む画像である。また、書類位置ガイド画像350は、透過性を有する画像である。これは、アウトカメラ23bのスルー画像と共に出力するためであり、少なくとも書類位置領域350aは、透過性を有する必要がある。
S342において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、アウトカメラ23bを再度起動させて、タッチパネルディスプレイ25にアウトカメラ23bのスルー画像を再度表示させる。そして、制御部310は、例えば、図15(B)に示すような、本人確認書類の側面を含む、本人確認画像の撮影を指示する書類位置ガイド画像351を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
なお、これは、一例であって、例えば、書類位置領域351aは、枠線で示すものではなく、本人確認書類の2つの長辺の位置を線で示すものであってもよい。また、書類位置領域351aは、本人確認書類の短辺の厚さを確認するためのものにしてもよい。
制御部310は、例えば、本人確認書類が書類位置領域350a内に収まっており、かつ、所定の大きさで本人確認画像が取得できていることや、取得した本人確認画像が、本人確認書類であること(例えば、運転免許証3の表面であること)を確認する。制御部310は、この確認を、取得した本人確認画像の全てにおいて行う。また、制御部310は、取得した本人確認画像の解像度が所定の条件を満たすか否かを確認する。例えば、手振れ等により、また、光量が不足したりしている場合には、本人確認画像の解像度が所定の条件を満たさなくなる。
S346において、制御部310(本人確認画像処理部313)は、抽出した顔写真画像を、記憶部320に記憶させる。その後、制御部310は、次に説明する保存画像処理(図5のS31を参照)を行う。
図16(B)に示す書類位置ガイド画像362は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、近距離で画面下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域362aを含む。
他方、図16(C)に示す書類位置ガイド画像363及び図16(D)に示す書類位置ガイド画像364は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、遠距離で画面上部又は下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域363a及び364aを含む。
なお、記憶部320には、その他、画面中央に書類位置領域を配置させるようにして撮影させる書類位置ガイド画像を記憶してもよい。
図17は、第3実施形態に係る本人確認システム300での保存画像処理を示すフローチャートである。
S350は、第1実施形態(図7)のS50の処理と同様である。
S351において、制御部310(保存画像処理部315)は、例えば、記憶部320に記憶された複数の書類位置ガイド画像の中から書類位置ガイド画像を1つ特定し、特定した書類位置ガイド画像を、タッチパネルディスプレイ25に表示させる。ここで、記憶部320に記憶された複数の書類位置ガイド画像は、本人確認書類のガイド位置が異なるものであって、本人確認書類のガイド位置が顔画像のガイド位置に重ならないようになっているものである。
S352は、第1実施形態(図7)のS50の処理と同様である。
S354は、S352の処理と同様である。
S355において、制御部310(保存画像処理部315)は、取得した複数の保存画像を確認する。具体的には、制御部310は、取得した保存画像に含まれる本人確認書類の画像と、ユーザの顔画像とが、各々の書類位置ガイド画像のガイド範囲に大体合っていることを確認する。
図18は、第3実施形態に係る本人確認システム300での照合画像処理を示すフローチャートである。
図19は、第3実施形態に係る携帯端末301での照合画像の取得処理を示すフローチャートである。
図20は、第3実施形態に係る携帯端末301での表示例を示す図である。
図18のS350において、携帯端末301の制御部310(照合画像処理部316)は、照合画像の取得処理を行う。
図19のS370において、制御部310(照合画像処理部316)は、インカメラ23aを起動させ、タッチパネルディスプレイ25にインカメラ23aのスルー画像を表示させる。そして、制御部310は、例えば、図20(A)に示すような、顔撮影ガイド画像370を、タッチパネルディスプレイ25に出力する。
図20(A)に示す顔撮影ガイド画像370は、ユーザの正面からの顔画像を取得させるためのものである。また、顔撮影ガイド画像370は、ユーザ自身の顔の位置を特定する顔位置領域370aを含む画像である。
図18のS361からS365までの処理は、第1実施形態(図10)のS61からS65までの処理と同様である。
(1)携帯端末301は、顔写真が確認可能な複数の異なる撮影方向から本人確認書類を撮影して、複数の本人確認画像を得るようにした。そして、複数の本人確認画像のうちの少なくとも1つは、本人確認書類の厚さを確認できるものであるようにした。よって、真の本人確認書類であることを、本人確認画像によって判別できるようになり、セキュリティ性が向上したものにできる。
(2)携帯端末301は、本人確認画像を取得するための書類位置ガイド画像を出力させるようにした。そして、書類位置ガイド画像は、顔写真を確認可能な撮影方向と、本人確認画像の大きさを含む本人確認書類の配置位置とを指定する画像であるため、ユーザに書類ガイド画像にしたがって本人確認書類を撮影させることができる。また、撮影方向と配置位置とが指定されているため、その場で本人確認書類を用意して撮影しなければならないものになり、予め用意した画像を用いる等の不正行為を防ぐことができる。
(3)携帯端末301は、指示情報に基づいてユーザの顔の向きを変えさせて、ユーザの顔画像を撮影するものを含むようにした。よって、指示情報にしたがった撮影が必要にあり、予め用意した画像を用いる等の不正行為を防ぐことができる。
また、ユーザの顔の向きを変えた場合には、音声による指示や、自動での撮影をするようにした。よって、ユーザが撮影するための操作をするのが困難な場合にも、対応できるものにでき、利便性に優れたものにできる。
(1)各実施形態では、本人確認サーバが、画像照合処理を行い、第2実施形態では、本人確認サーバが文字認識処理を行うものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、本人確認サーバに対して通信可能に接続された画像照合サーバと、OCRサーバとを備え、画像照合サーバを用いて顔画像の照合をし、OCRサーバを用いて文字認識処理をするものであってもよい。
(2)各実施形態では、本人確認サーバと、携帯端末とを用いた処理を説明したが、本人確認サーバと、携帯端末との処理内容は、これに限定されない。携帯端末で行う画像取得以外の処理を、本人確認サーバが行ってもよいし、本人確認サーバが行っている処理を、携帯端末で行ってもよい。例えば、取得した各画像の確認処理を、本人確認サーバで行ってもよい。また、本人確認サーバと、携帯端末との両方で、各画像の確認処理を行ってもよい。
(4)各実施形態では、取引アプリを実行してから、本人確認アプリを起動させるものを例に説明したが、これに限定されない。本人確認アプリを単独で実行するものであってもよい。
(5)各実施形態では、本人確認画像に含まれる本人確認書類と、保存画像に含まれる本人確認書類とに関して、特段の処理を行っていないが、同じであるかの照合を行ってもよい。また、各処理にて複数の画像を取得した場合に、被写体が同一のものである確認を行ってもよい。
3 運転免許証
4,204 本人確認サーバ
7 サービス提供サーバ
10,40,210,240,310 制御部
12,212,312 本人確認部
13,213,313 本人確認画像処理部
14 ガイド画像出力部
15,315 保存画像処理部
16,316 照合画像処理部
17 本人認証部
18 サービス開始判定部
20,50,220,250,320 記憶部
21a 取引アプリ
21b,221b,321b 本人確認アプリ
23 カメラ
25 タッチパネルディスプレイ
43 顔照合部
44 照合結果送信部
100,200,300 本人確認システム
241 本人確認画像解析部
Claims (14)
- 撮影部と、
前記撮影部による撮影範囲の画像を表示する表示部と、
を有する携帯端末であって、
サービス開始時におけるユーザの本人確認に必要なデータを、前記ユーザが所持する前記携帯端末のみを用いて取得するものであり、
顔写真が掲載された本人確認書類の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
前記本人確認書類及び前記本人確認書類を所持した所持者の顔の配置範囲を示す第2のガイド画像を、前記表示部に出力する第2のガイド画像出力手段と、
前記本人確認書類と、前記所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、
前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記第2のガイド画像出力手段により出力した前記第2のガイド画像に基づいて確認する第2の画像確認手段と、
前記第2の画像確認手段による確認ができた場合に、前記保存画像を記憶部に記憶する保存画像処理手段と、
前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、
前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像が前記記憶部に記憶されていることを条件として、前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバに送信する照合用画像送信手段と、
を備える携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末において、
前記本人確認画像取得手段は、前記本人確認書類の前記顔写真を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得し、
前記照合用画像送信手段は、前記本人確認画像取得手段により取得した前記複数の本人確認画像のうち少なくとも1つ以上の前記本人確認画像と、前記照合画像とを前記本人確認サーバに送信すること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項2に記載の携帯端末において、
前記本人確認画像取得手段により取得する前記複数の本人確認画像のうち少なくとも1つの前記本人確認画像は、前記顔写真と共に前記本人確認書類の厚みを確認可能なものであること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項2又は請求項3に記載の携帯端末において、
前記撮影方向を指定し、及び、前記本人確認画像の大きさを含む前記本人確認書類の配置位置を指定する第1のガイド画像を、前記表示部に出力する第1のガイド画像出力手段と、
前記第1のガイド画像出力手段と、前記本人確認画像取得手段とによる処理を所定回数繰り返す第1の繰り返し手段と、
を備え、
前記第1のガイド画像出力手段が出力する前記第1のガイド画像は、出力の都度、前記撮影方向の指定及び前記配置位置の指定が異なるものであること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項4に記載の携帯端末において、
前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像を、前記第1のガイド画像出力手段により出力した前記第1のガイド画像に基づいて確認する第1の画像確認手段を備えること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の携帯端末において、
前記第2のガイド画像出力手段は、前記本人確認書類の配置範囲を、前記顔の位置に重ならないランダムな位置であり、かつ、所定以上の大きさの範囲で示した前記第2のガイド画像を、前記表示部に出力すること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の携帯端末において、
前記第2のガイド画像出力手段と、前記保存画像取得手段とによる処理を所定回数繰り返す第2の繰り返し手段を備え、
前記第2のガイド画像出力手段が出力する前記第2のガイド画像は、出力の都度、前記前記本人確認書類の配置範囲を示す配置位置が異なるものであること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項7に記載の携帯端末において、
前記保存画像取得手段により取得した複数の前記保存画像を、前記本人確認サーバに送信する保存画像送信手段を備えること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の携帯端末において、
前記所持者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力手段を備え、
前記照合画像取得手段は、前記指示出力手段による前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記照合画像を取得すること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項9に記載の携帯端末において、
前記指示出力手段と、前記照合画像取得手段とによる処理を複数回繰り返す第3の繰り返し手段を備え、
前記指示出力手段が出力する前記指示情報の1つは、前記所持者の顔の向きを正面方向にさせる指示に関するものであること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項9又は請求項10に記載の携帯端末において、
前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像を、前記指示出力手段により出力した前記指示情報に基づいて確認する第3の画像確認手段を備えること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の携帯端末において、
前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像から顔写真画像を抽出する顔写真画像抽出手段を備え、
前記照合用画像送信手段は、前記本人確認サーバに対して、前記顔写真画像抽出手段により抽出した前記顔写真画像と前記照合画像とを送信すること、
を特徴とする携帯端末。 - 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の携帯端末と、
前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人確認処理を行う本人確認サーバと、
を備えた本人確認システムであって、
前記本人確認サーバは、
前記携帯端末から受信した前記照合画像と前記本人確認画像に含まれる顔写真画像とを照合する顔照合手段と、
前記顔照合手段による照合結果情報を、前記携帯端末に送信する結果送信手段と、
を備え、
前記携帯端末は、
本人確認がされていない場合に、前記本人確認画像取得手段、前記第2のガイド画像出力手段、前記保存画像取得手段、前記第2の画像確認手段、前記保存画像処理手段、前記照合画像取得手段及び前記照合用画像送信手段による処理を実行し、
前記照合結果情報に基づいて、前記携帯端末及び前記本人確認サーバに対して通信可能に接続され、サービス処理を行うサービス提供サーバとの間でサービス処理を開始するか否かを判定するサービス開始判定手段を備えること、
を特徴とする本人確認システム。 - 撮影部と、前記撮影部による撮影範囲の画像を表示する表示部とを有し、サービス開始時におけるユーザの本人確認に用いる、前記ユーザが所持するコンピュータを、
顔写真が掲載された本人確認書類の画像である本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
前記本人確認書類及び前記本人確認書類を所持した所持者の顔の配置範囲を示す第2のガイド画像を、前記表示部に出力する第2のガイド画像出力手段と、
前記本人確認書類と、前記所持者の顔との両方を含む画像である保存画像を、前記撮影部から取得する保存画像取得手段と、
前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像に含まれる前記本人確認書類の画像と、前記所持者の顔画像との位置を、前記第2のガイド画像出力手段により出力した前記第2のガイド画像に基づいて確認する第2の画像確認手段と、
前記第2の画像確認手段による確認ができた場合に、前記保存画像を記憶部に記憶する保存画像処理手段と、
前記所持者の顔を含む画像である照合画像を、前記撮影部から取得する照合画像取得手段と、
前記保存画像取得手段により取得した前記保存画像が前記記憶部に記憶されていることを条件として、前記本人確認画像取得手段により取得した前記本人確認画像と、前記照合画像取得手段により取得した前記照合画像とを、画像を用いて本人確認を行う本人確認サーバに送信する照合用画像送信手段と、
して機能させるためのプログラム。
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