JP6741137B2 - 本人認証システム、認証器、プログラム及び本人認証方法 - Google Patents
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Description
また、サービス利用時には、本人確認がされたユーザのみの利用を許容するために、毎回本人認証を行う必要がある。特許文献1に記載のものは、顔画像を用いた顔認証をサーバ側で行っているが、顔画像に代表される生体情報が、サービスを利用する都度、通信回線を介して送信されることになるため、データのセキュリティ性に問題があった。
第2の発明は、第1の発明の本人認証システム(100)において、前記認証器(1)に対して通信可能に接続された本人確認サーバ(4)を備え、前記認証器は、前記本人確認書類(3)と、前記顔画像とを、前記本人確認サーバに対して送信することで、前記本人確認サーバに本人確認を依頼する本人確認依頼手段(14)を備え、前記画像記憶処理手段(16a)は、前記本人確認サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記照合画像を、前記照合画像記憶部(32)に記憶させること、を特徴とする本人認証システムである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の本人認証システム(100)において、前記認証器(1)は、秘密鍵及び公開鍵からなる鍵ペアを生成する鍵生成手段(16b)と、前記鍵生成手段により生成した前記鍵ペアに含まれる前記公開鍵を、前記本人認証サーバ(4)に送信する鍵送信手段(16b)と、を備え、前記照合結果送信手段(19)は、前記鍵生成手段により生成した前記鍵ペアに含まれる前記秘密鍵で署名した前記照合結果を送信し、前記本人認証サーバは、前記公開鍵を受信して記憶部(53)に記憶する鍵記憶手段(42)を備え、前記許可手段(44)は、受信した前記照合結果を、前記鍵記憶手段が記憶した前記公開鍵で署名検証し、署名検証できた場合に、サービスの利用を許可すること、を特徴とする本人認証システムである。
第4の発明は、第3の発明の本人認証システム(100)において、前記認証器(1)は、前記本人認証サーバ(4)に、利用開始要求を送信する要求送信手段(17)を備え、前記本人認証サーバは、前記利用開始要求を受信したことに応じて、乱数を利用して発生させたチャレンジコードを送信するコード送信手段(43)を備え、前記認証器の前記照合結果送信手段(19)は、前記顔画像照合手段(18)により照合できた場合に、前記チャレンジコードを前記秘密鍵で署名した前記照合結果を送信すること、を特徴とする本人認証システムである。
第5の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えた認証器(1)であって、ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した、本人確認書類(3)の画像である本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部(32)に記憶させる画像記憶処理手段(16a)と、サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段(18)と、前記顔画像照合手段による照合結果を、通信可能に接続され本人認証を行う本人認証サーバ(4)に送信する照合結果送信手段(19)と、を備えること、を特徴とする認証器である。
第6の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えたコンピュータ(1)を、ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部(32)に記憶させる画像記憶処理手段と、サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段と、前記顔画像照合手段による照合結果を、通信可能に接続され本人認証を行う本人認証サーバ(4)に送信する照合結果送信手段と、して機能させるためのプログラム(31c)である。
第7の発明は、ユーザが所持する撮影部(34)を備えた認証器(1)が、前記認証器に対して通信可能に接続された本人認証サーバ(4)を用いた本人認証の前に行うユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した、本人確認書類(3)の画像である本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部(32)に記憶させる画像記憶ステップと、前記認証器が、サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合ステップと、前記認証器が、前記顔画像照合ステップによる照合結果を、前記本人認証サーバに送信する照合結果送信ステップと、を含み、前記本人認証サーバが、前記照合結果に基づいて、サービスの利用を許可する許可ステップを含むこと、を特徴とする本人認証方法である。
図1は、第1実施形態に係る本人認証システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る携帯端末1の機能ブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る本人認証サーバ4の機能ブロック図である。
図1に示す本人認証システム100は、各種サービスにおける初回のサービス開始時に必要な本人確認を、携帯端末1(認証器)のみによって行い、2回目以降のサービス開始時に必要な本人認証を、携帯端末1のみによって安全に行うためのシステムである。
以下において、携帯端末1を使用して、本人確認や本人認証が必要なサービスを開始する場合を例に、本人認証システム100について説明する。
本人認証システム100は、通信ネットワークNを介して、サービス提供サーバ7に対して接続されている。サービス提供サーバ7は、携帯端末1との間でサービス処理を行うためのサーバである。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、記憶部30と、カメラ34(撮影部)と、タッチパネルディスプレイ35と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、アプリ起動部11と、本人確認部12と、本人認証部15と、サービス処理部20とを備える。
本人確認部12は、本人確認処理を行う制御部である。本人確認部12は、画像取得部13と、本人確認依頼部14(本人確認依頼手段)とを備える。
そして、画像取得部13は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出する。その後、画像取得部13は、抽出した顔写真画像を記憶部30に記憶させる。
また、画像取得部13は、ユーザがカメラ34を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像であり、照合に用いる照合画像を取得する。
本人確認依頼部14は、記憶部30に記憶された顔写真画像と、取得した照合画像とを、本人認証サーバ4に対して送信し、本人確認を依頼する。
事前処理部16は、本人確認が行えた場合に、1度だけ行う処理である。事前処理部16は、画像記憶処理部16a(画像記憶処理手段)と、鍵処理部16b(鍵生成手段、鍵送信手段)とを備える。
鍵処理部16bは、本人認証サーバ4との間での確認で用いる鍵ペアを生成する。鍵ペアは、秘密鍵と公開鍵とからなる。そして、鍵処理部16bは、生成した秘密鍵を、鍵記憶部33に記憶させる。また、鍵処理部16bは、生成した公開鍵を、本人認証サーバ4に送信する。
顔画像取得照合部18は、ユーザ(サービス利用者)がカメラ34を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像を取得する。そして、顔画像取得照合部18は、取得した顔画像と、照合画像記憶部32に記憶された照合画像とを照合し、同一人物であるか否かを確認する。
照合結果送信部19は、顔画像取得照合部18による照合結果として、利用開始要求を送信することで本人認証サーバ4から受信したチャレンジコードを、鍵記憶部33に記憶された秘密鍵で署名して、本人認証サーバ4に送信する。
サービス処理部20は、本人認証サーバ4から受信した署名検証結果が、サービス利用を許可したものである場合に、サービス提供サーバ7との間でサービス処理を行う。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、照合画像記憶部32と、鍵記憶部33とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションプログラムのことを、アプリケーション、アプリ、又はプログラム等という。)を記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、取引アプリ31aと、本人確認アプリ31bと、本人認証アプリ31cとを記憶している。なお、本実施形態では、以下において、取引アプリ31aと、本人確認アプリ31bと、本人認証アプリ31cとを用いるものを説明するが、複数のアプリの機能が一体になったアプリを用いるものであってもよい。
取引アプリ31aは、サービス提供サーバ7との間でのサービス処理を行うためのプログラムである。
本人確認アプリ31bは、携帯端末1の制御部10が実行する本人確認の各種機能を行うためのプログラムである。
本人認証アプリ31cは、携帯端末1の制御部10が実行する本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
鍵記憶部33は、本人認証で用いる秘密鍵を記憶する記憶領域である。鍵記憶部33には、本人確認ができた場合に、本人認証アプリ31cを実行することによって生成した鍵ペアのうち、秘密鍵が記憶される。
タッチパネルディスプレイ35は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザの指による各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部39は、通信ネットワークNを介して各種のサーバとの通信を行うためのインタフェースであり、送信部及び受信部の役割を行う。
図3に示すように、本人認証サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、本人確認処理部41と、鍵受信処理部42(鍵記憶手段)と、コード生成送信部43(コード送信手段)と、サービス利用許可部44(許可手段)とを備える。
具体的には、本人確認処理部41は、顔画像と、顔写真画像とを、携帯端末1から受信する。そして、本人確認処理部41は、受信した顔画像と顔写真画像とを照合する。ここで、本人確認処理部41は、顔画像と顔写真画像との照合結果を、スコアによって示してもよい。例えば、本人確認処理部41は、画像照合処理を行い、顔写真画像の一致度合いをスコアとして算出する。ここで、スコアは、例えば、0〜100までの数値により表されるものであり、一致度合いが高いほど数値が高い。
その後、本人確認処理部41は、照合結果を、携帯端末1に送信する。
コード生成送信部43は、利用開始要求を受信したことに応じて、乱数を利用してチャレンジコードを発生させる。また、コード生成送信部43は、発生させたチャレンジコードを、携帯端末1に送信する。
サービス利用許可部44は、携帯端末1から受信した署名を検証し、検証できた場合に、サービス利用を許可した署名検証結果を、携帯端末1に送信する。
記憶部50は、プログラム記憶部51と、鍵記憶部53とを備える。
プログラム記憶部51は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部51は、本人確認プログラム51aと、本人認証プログラム51bとを記憶する。
本人確認プログラム51aは、本人認証サーバ4の制御部40が実行する本人確認処理部41の機能を行うためのプログラムである。
本人認証プログラム51bは、本人認証サーバ4の制御部40が実行する鍵受信処理部42からサービス利用許可部44までの機能を行うためのプログラムである。
なお、本実施形態では、以下において、本人確認プログラム51aと、本人認証プログラム51bとを用いるものを説明するが、2つのプログラムの機能が一体になったプログラムを用いるものであってもよい。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介してサービス提供サーバ7等の各種サーバ及び携帯端末1との間の通信を行うためのインタフェースである。
なお、サービス提供サーバ7は、図示しないが、制御部、記憶部、通信インタフェース部等を備える。
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や各種のサーバと基地局Rとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末1でのサービス開始処理を示すフローチャートである。
まず、サービスを開始したいユーザは、例えば、自身の携帯端末1のタッチパネルディスプレイ35に表示されている取引アプリ31aのアイコン(図示せず)を選択するタップ等のタッチ操作をする。そうすることで、携帯端末1の制御部10は、取引アプリ31aを実行する。
S12において、制御部10は、本人認証処理(後述する図8参照)を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
他方、S13において、制御部10は、本人確認処理(後述する図5参照)を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図5は、第1実施形態に係る携帯端末1での本人確認処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係る本人認証システム100での本人確認画像処理を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る本人認証システム100での照合画像処理を示すフローチャートである。
S21において、携帯端末1の制御部10(本人確認部12)は、本人確認画像処理を行う。
ここで、本人確認画像処理について、図6に基づき説明する。
図6のS50において、携帯端末1の制御部10(画像取得部13)は、アウトカメラ34bを起動させ、タッチパネルディスプレイ35にアウトカメラ34bのスルー画像(撮影範囲の画像)を表示させて、本人確認書類を撮影可能にする。そして、ユーザが、本人確認書類をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、本人確認画像を取得する。
S52において、制御部10(画像取得部13)は、抽出した顔写真画像を、記憶部30に一時記憶させる。その後、制御部10は、処理を図5のS22に移す。
ここで、照合画像処理について、図7に基づき説明する。
図7のS60において、携帯端末1の制御部10(画像取得部13)は、インカメラ34aを起動させ、タッチパネルディスプレイ35にインカメラ34aのスルー画像を表示させる。そして、ユーザが、自身の顔をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、照合画像(顔画像)を取得する。
S62において、本人認証サーバ4の制御部40(本人確認処理部41)は、照合画像と、顔写真画像とを、携帯端末1から受信する。
S64において、制御部40(本人確認処理部41)は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S65において、携帯端末1の制御部10(本人確認部12)は、照合結果を受信する。その後、制御部10は、処理を図5のS23に移す。
S25において、制御部10(画像記憶処理部16a)は、本人確認処理で取得した顔画像を、照合画像として照合画像記憶部32に記憶させる。
S26において、制御部10(鍵処理部16b)は、鍵ペアを生成し、生成した鍵ペアのうちの公開鍵を、本人認証サーバ4へ送信する。そうすることで、本人認証サーバ4の制御部40(鍵受信処理部42)は、公開鍵を受信し、鍵記憶部53に受信した公開鍵を記憶させる。
S27において、制御部10(サービス処理部20)は、取引アプリ31aに対応したサービス提供サーバ7との間でサービス処理を行う。その後、制御部10は、処理を図4に移し、本処理を終了する。
図8及び図9は、第1実施形態に係る本人認証システム100での本人認証処理を示すフローチャートである。
図8のS30において、携帯端末1の制御部10(アプリ起動部11)は、本人認証アプリ31cを起動させる。
S31において、制御部10(要求送信部17)は、利用開始要求を、本人認証サーバ4に送信する。
S33において、制御部40(コード生成送信部43)は、乱数を発生させてチャレンジコードを生成し、携帯端末1に生成したチャレンジコードを送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S34において、携帯端末1の制御部10は、チャレンジコードを受信する。
S35において、制御部10(顔画像取得照合部18)は、顔画像を取得する。制御部10は、インカメラ34aをアクティブにし、ユーザに自身の顔を撮影させることで、ユーザの顔画像を取得する。
S37において、制御部10(顔画像取得照合部18)は、照合できたか否かを判定する。例えば、スコアが閾値以上である場合に、制御部10は、照合ができたと判定する。照合ができたと判定された場合(S37:YES)には、制御部10は、処理をS38に移す。他方、照合ができたと判定されなかった場合(S37:NO)には、制御部10は、処理をS39に移す。
他方、S39において、制御部10は、認証エラーの旨を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。その後、制御部10は、処理を図4に移し、本処理を終了する。
S41において、本人認証サーバ4の制御部40は、署名したデータを受信する。
S42において、制御部40は、鍵記憶部53に有する公開鍵を用いた署名検証処理を行う。公開鍵を用いて署名検証ができた場合に、制御部40は、本人認証ができたと判定する。
S44において、制御部40(サービス利用許可部44)は、署名検証結果を、携帯端末1に送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S46において、制御部10(サービス処理部20)は、取引アプリ31aに対応したサービス提供サーバ7との間でサービス処理を行う。その後、制御部10は、処理を図4に移し、本処理を終了する。
(1)本人確認で取得した顔画像を、携帯端末1に記憶しておき、サービス利用時に都度行う本人認証での照合に、記憶した顔画像である照合画像を用いる。よって、通信ネットワークNに本人認証で用いる顔画像である生体情報を送信することがなく、セキュリティ性を向上させることができる。つまり、本人確認処理から本人認証処理を一連の処理として、又は、連続した処理として行えることは、セキュリティを高めることになる。また、本人認証のために、再度照合元になる顔画像を取得するものではなく、本人確認で取得した顔画像(照合画像)を流用するので、1度照合用の画像を取得すれば足り、ユーザにとって、より利便性が良いものにできる。
(3)本人確認で取得した顔画像は、本人確認ができた場合に、本人認証時の照合用の画像として携帯端末1に記憶させる。よって、顔画像を記憶させる行為を、本人認証時の最初にだけ行うものにできる。
(5)本人認証サーバ4から携帯端末1に、チャレンジコードを送信し、携帯端末1から本人認証サーバ4には、チャレンジコードを秘密鍵で署名した照合結果を送信するので、本人認証サーバ4では、本人認証を行う携帯端末1の同一性を確保でき、セキュリティ性が向上する。
第2実施形態では、携帯端末を用いてユーザが行う各種の撮影態様について、セキュリティ性を向上させる工夫をしたものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本人認証システム200は、携帯端末201を備える。なお、図示しないが、本人認証システム200では、携帯端末201が、図示しない通信ネットワークN及び基地局Rを介して本人認証サーバ4及びサービス提供サーバ7に対して接続されている(図1参照)。
制御部210は、アプリ起動部11と、本人確認部212と、本人認証部215と、サービス処理部20とを備える。
本人確認部212は、画像取得部213(本人確認画像取得手段、本人確認用顔画像取得手段)と、本人確認依頼部214(本人確認依頼手段)とを備える。
また、画像取得部213は、ユーザがカメラ34を操作して、自身の顔を複数回撮影することで、ユーザの顔画像を取得する。そして、画像取得部213は、取得した複数の顔画像のうちの1つの画像を、照合に用いる照合画像にする。
画像取得部213は、本人確認書類の顔写真画像を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、顔写真画像を確認可能な複数の異なる撮影方向から本人確認書類を撮影した複数の本人確認画像を取得する。
その際、指定の撮影方向の本人確認画像を取得するべく、画像取得部213は、書類位置ガイド画像を、タッチパネルディスプレイ35に出力してもよい。書類位置ガイド画像は、顔写真を確認可能な撮影方向と、本人確認画像の大きさを含む本人確認書類の配置位置とを指定する画像である。指定の撮影方向とは、本人確認書類の顔写真を確認できる方向である。また、書類位置ガイド画像を出力して撮影させることで、ユーザにその場で、本人確認書類を用いて撮影させ、不正を防ぐものにしている。
画像取得部213は、次に、先ほどとは撮影方向及び配置位置の異なる書類位置ガイド画像を出力して、書類位置ガイド画像にしたがって、ユーザに本人確認画像を取得させる処理を行う。画像取得部213は、この書類位置ガイド画像を出力し、ユーザに本人確認書類を撮影させる処理を、複数回繰り返す。そして、画像取得部213は、取得した本人確認画像を、記憶部230に記憶させる。ここで、画像取得部213が出力する書類位置ガイド画像のうちの1つは、本人確認書類の顔写真を含む面に対して垂直の撮影方向である、本人確認書類の正面から本人確認書類を撮影させるためのものである。
さらに、画像取得部213は、取得した本人確認画像を、取得時に使用した書類位置ガイド画像に基づいて確認してもよい。画像取得部213は、本人確認画像を分析して、例えば、書類位置ガイド画像が示す枠内に、指定の撮影方向から顔写真が掲載された本人確認書類が撮影されていることを確認する。
画像取得部213は、少なくともユーザの顔の向きが正面方向である顔画像と、ユーザの顔の向きが正面とは異なる向きである顔画像とを取得する。
その際、ユーザ本人がその場で撮影していることを確認するべく、画像取得部213は、撮影の都度、ユーザの顔の向きを指定するガイド情報を出力してもよい。
具体的には、画像取得部213は、まず、ガイド情報として、自身の正面の顔を撮影するための顔撮影ガイド画像(指示情報)を、タッチパネルディスプレイ35に出力させる。ユーザは、自身の携帯端末201を操作してインカメラ34aを起動させて自身の顔の向きを正面方向にし、顔撮影ガイド画像により示されたガイド位置に収まるようにする。そして、ユーザがカメラ34を操作して撮影することで、画像取得部213は、顔画像を取得する。
なお、画像取得部213は、ユーザの顔の向きを、例えば、上下左右の方向に変えさせて顔画像を撮影する処理を、複数回行ってもよい。また、画像取得部213は、正面方向の顔画像を取得する処理を、途中で行ってもよい。
そして、画像取得部213は、取得した顔画像を記憶部230に記憶させる。
さらに、画像取得部213は、取得した複数の顔画像のうち、例えば、正面から撮影したユーザの顔画像を、照合画像にする。
本人確認依頼部214は、記憶部230に記憶された顔写真画像と、取得した照合画像とを、本人認証サーバ4に対して送信し、本人確認を依頼する。
顔画像取得部218aは、ユーザがカメラ34を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像を取得する。
顔画像取得部218aは、取得した複数の顔画像が、各々の撮影条件を満たしたものであるか、つまり、その前に出力した指示内容にしたがったものであるか否かを確認する。
顔画像照合部218bは、顔画像取得部218aにより取得した顔画像と、照合画像記憶部32に記憶された照合画像とを照合し、同一人物であるか否かを確認する。ここで、顔画像照合部218bは、ユーザの顔が正面方向である顔画像を、照合画像記憶部32に記憶された照合画像との照合に用いる画像として選定する。
プログラム記憶部231は、取引アプリ31aと、本人確認アプリ231bと、本人認証アプリ231cとを記憶している。
本人確認アプリ231bは、携帯端末201の制御部210が実行する本人確認の各種機能を行うためのプログラムである。
本人認証アプリ231cは、携帯端末201の制御部210が実行する本人認証の各種機能を行うためのプログラムである。
サービス開始処理については、第1実施形態(図4)と同様である。
また、本人確認処理における処理の流れは、第1実施形態(図5)と同様である。
この本人確認処理で行う本人確認画像処理について、図11に基づいて説明する。
図11は、第2実施形態に係る携帯端末201での本人確認処理を示すフローチャートである。
図12は、第2実施形態に係る携帯端末201での表示例を示す図である。
図13は、第2実施形態に係る携帯端末201に表示する書類位置ガイド画像の例を示す図である。
図12(A)に示す書類位置ガイド画像250は、本人確認書類を配置させる書類位置領域250aと、撮影ボタン250bとを含む画像である。また、書類位置ガイド画像250は、透過性を有する画像である。これは、アウトカメラ34bのスルー画像と共に出力するためであり、少なくとも書類位置領域250aは、透過性を有する必要がある。
S252において、制御部210(画像取得部213)は、アウトカメラ34bを再度起動させて、タッチパネルディスプレイ35にアウトカメラ34bのスルー画像を再度表示させる。そして、制御部210は、例えば、図12(B)に示すような、本人確認書類の側面を含む、本人確認画像の撮影を指示する書類位置ガイド画像251を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。
なお、これは、一例であって、例えば、書類位置領域251aは、枠線で示すものではなく、本人確認書類の2つの長辺の位置を線で示すものであってもよい。また、書類位置領域251aは、本人確認書類の短辺の厚さを確認するためのものにしてもよい。
制御部210は、例えば、本人確認書類が書類位置領域250a内に収まっており、かつ、所定の大きさで本人確認画像が取得できていることや、取得した本人確認画像が、本人確認書類であること(例えば、運転免許証3の表面であること)を確認する。制御部210は、この確認を、取得した本人確認画像の全てにおいて行う。また、制御部210は、取得した本人確認画像の解像度が所定の条件を満たすか否かを確認する。例えば、手振れ等により、また、光量が不足したりしている場合には、本人確認画像の解像度が所定の条件を満たさなくなる。
S256において、制御部210(画像取得部213)は、抽出した顔写真画像を、記憶部230に記憶させる。その後、制御部210は、次に説明する照合画像処理(図5のS22参照)を行う。
図13(B)に示す書類位置ガイド画像262は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、近距離で画面下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域262aを含む。
他方、図13(C)に示す書類位置ガイド画像263及び図13(D)に示す書類位置ガイド画像264は、本人確認書類の厚みを撮影可能な撮影方向であり、遠距離で画面上部又は下部に本人確認書類を配置させて撮影させるための書類位置領域263a及び264aを含む。
なお、記憶部230には、その他、画面中央に書類位置領域を配置させるようにして撮影させる書類位置ガイド画像を記憶してもよい。
図14は、第2実施形態に係る本人認証システム200での照合画像処理を示すフローチャートである。
図15は、第2実施形態に係る携帯端末201での照合画像の取得処理を示すフローチャートである。
図16は、第2実施形態に係る携帯端末201での表示例を示す図である。
ここで、照合画像の取得処理について、図15に基づき説明する。
図15のS270において、制御部210(画像取得部213)は、インカメラ34aを起動させ、タッチパネルディスプレイ35にインカメラ34aのスルー画像を表示させる。そして、制御部210は、例えば、図16(A)に示すような、顔撮影ガイド画像270を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。
図16(A)に示す顔撮影ガイド画像270は、ユーザの正面からの顔画像を取得させるためのものである。また、顔撮影ガイド画像270は、ユーザ自身の顔の位置を特定する顔位置領域270aを含む画像である。
S275において、制御部210(画像取得部213)は、取得した複数の顔画像のうちの1つを照合に用いる照合画像として選定する。制御部210は、例えば、S271で取得したユーザの正面からの顔画像を、照合画像として選定する。その後、制御部210は、処理を図14のS261に移す。
図14のS261からS265までの処理は、第1実施形態(図7)のS61からS65までの処理と同様である。
図17及び図18は、第2実施形態に係る本人認証システム200での本人認証処理を示すフローチャートである。
図17のS230からS234までは、第1実施形態(図8)のS30からS34までの処理と同様である。
図17のS235において、制御部210(顔画像取得部218a)は、顔画像の取得処理を行う。
図19のS290からS294までの処理は、照合画像の取得処理(図15参照)のS270からS274までの処理と同様である。
なお、この例では、ユーザの顔が正面方向の画像を取得してから、ユーザの顔が右方向に向いた画像を取得するものを説明しているが、本人認証処理をする都度、指示情報を変更するのが好ましい。例えば、ユーザの顔が正面方向の画像を取得するのは、最初である必要はなく、制御部210は、先に、ユーザの顔が上下左右のいずれかの方向を向いた画像を取得するための指示を出力し、その後に、ユーザの顔が正面方向の画像を取得するための指示をしてもよい。また、制御部210は、指示内容を、記憶部230に記憶しておき、前回の指示内容とは異なる指示内容を出力するようにしてもよい。
図17のS237から図18のS249までの処理は、第1実施形態(図8及び図9)のS37からS49までの処理と同様である。
(1)本人認証処理時に、携帯端末201は、指示情報に基づいてユーザの顔の向きを変えさせて、ユーザの顔画像を複数回撮影するものを含むようにした。よって、指示情報にしたがった撮影が必要であり、例えば、予め用意した画像を用いる等の不正行為を防ぐことができる。
また、ユーザの顔の向きを変えた場合には、音声による指示や、自動で撮影をするように工夫をした。よって、ユーザが撮影するための操作をするのが困難な場合にも、対応できるものにでき、利便性に優れたものにできる。
さらに、本人認証の都度、指示内容を異なるものにすることで、毎回の認証時において、不正行為を防ぐことができる。
(1)各実施形態では、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像を、本人認証の際の照合に用いる画像とするものを例に説明したが、これに限定されない。携帯端末が本人確認の際に取得した本人確認画像から得られた顔写真画像を、本人認証の際の照合に用いる画像としてもよい。しかし、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像は、本人認証の際に撮影して取得する顔画像と同じインカメラを用いて撮影された画像であり、両者は類似した撮影条件で取得した画像になる。そのため、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像の方が、照合時の精度が良くなる可能性がある。
(2)各実施形態では、本人確認の処理として、本人確認書類から得た顔写真画像と、顔画像とを、本人認証サーバで照合し、照合できた場合に、本人確認ができたものとして説明したがこれに限定されない。本人確認の処理として、他の確認処理を含めてもよい。
具体的には、本人認証サーバの本人確認処理部は、運転免許証を撮影して得られた本人確認画像を、携帯端末から受信する。そして、本人認証サーバの本人確認処理部は、OCR(光学式文字認識)によって、本人確認書類に含まれる文字をテキスト化する。その後、本人確認処理部は、テキスト化した文字列を、携帯端末に送信する。携帯端末の本人確認部は、テキスト化した文字列を受信し、タッチパネルディスプレイに文字情報を表示させる。なお、携帯端末は、表示された文字情報を修正する機能を有してもよい。そして、本人認証サーバから取得した文字情報は、例えば、本人確認ができた場合に、サービス提供サーバに対して送信することができる。
このような処理を行うことで、ユーザがサービスを利用する際に必要になる氏名等を、テキスト化された文字情報を用いればよく、ユーザが入力する手間を省くことができる。また、受信した文字情報を携帯端末で修正可能にすることで、誤変換であったり、本人確認書類に記載の氏名や住所が変更になったりした場合であっても、変更箇所のみを変更すればよく、利便性が高いものにできる。
3 運転免許証
4 本人認証サーバ
7 サービス提供サーバ
10,40,210 制御部
12,212 本人確認部
13,213 画像取得部
14,214 本人確認依頼部
15,215 本人認証部
16a 画像記憶処理部
16b 鍵処理部
17 要求送信部
18 顔画像取得照合部
19 照合結果送信部
20 サービス処理部
30,50,230 記憶部
31a 取引アプリ
31b,231b 本人確認アプリ
31c,231c 本人認証アプリ
32 照合画像記憶部
33,53 鍵記憶部
34 カメラ
35 タッチパネルディスプレイ
41 本人確認処理部
42 鍵受信処理部
43 コード生成送信部
44 サービス利用許可部
100,200 本人認証システム
218a 顔画像取得部
218b 顔画像照合部
Claims (21)
- ユーザが所持する撮影部を備えた認証器と、
前記認証器に対して通信可能に接続された本人認証サーバと、
前記認証器に対して通信可能に接続された本人確認サーバと、
を備えた本人認証システムであって、
前記認証器は、
前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とを、前記本人確認サーバに対して送信することで、前記本人確認サーバに本人確認を依頼する本人確認依頼手段と、
前記本人確認サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部に記憶させる画像記憶処理手段と、
サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段と、
前記顔画像照合手段による照合結果を、前記本人認証サーバに送信する照合結果送信手段と、
を備え、
前記本人認証サーバは、前記照合結果に基づいて、サービスの利用を許可する許可手段を備えること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項1に記載の本人認証システムにおいて、
前記本人確認依頼手段は、
前記本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
前記所持者の前記顔画像を、前記撮影部から取得する本人確認用顔画像取得手段と、
を備え、
前記本人確認用顔画像取得手段は、少なくとも前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像と、前記所持者の顔の向きが正面とは異なる向きである前記顔画像とを取得し、
前記本人確認依頼手段は、前記本人確認用顔画像取得手段が取得した前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像を、前記本人確認サーバに送信すること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項2に記載の本人認証システムにおいて、
前記本人確認画像取得手段は、前記本人確認書類の前記顔写真画像を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真画像を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得すること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記認証器は、前記サービス利用者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力手段を備え、
前記顔画像照合手段は、
前記撮影部を介して前記サービス利用者の顔画像を取得する顔画像取得手段と、
前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する照合手段と、
を備え、
前記顔画像取得手段は、前記指示出力手段による前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記顔画像を取得すること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項4に記載の本人認証システムにおいて、
前記認証器は、前記指示出力手段と、前記顔画像取得手段とによる処理を複数回繰り返す繰り返し手段を備え、
前記指示出力手段が出力する前記指示情報の1つは、前記サービス利用者の顔の向きを正面方向にさせる指示に関するものであり、
前記照合手段は、前記指示出力手段が前記正面方向にさせる指示に関する前記指示情報を出力後に取得した前記顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合すること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項5に記載の本人認証システムにおいて、
前記指示出力手段が出力する前記指示情報の1つを除くものは、前記サービス利用者の顔の向きを、前記正面方向を除いた方向にさせる指示に関するものを含むこと、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項4から請求項6までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記認証器は、前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を、前記指示出力手段により出力した前記指示情報に基づいて確認する画像確認手段を備えること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記認証器は、
秘密鍵及び公開鍵からなる鍵ペアを生成する鍵生成手段と、
前記鍵生成手段により生成した前記鍵ペアに含まれる前記公開鍵を、前記本人認証サーバに送信する鍵送信手段と、
を備え、
前記照合結果送信手段は、前記鍵生成手段により生成した前記鍵ペアに含まれる前記秘密鍵で署名した前記照合結果を送信し、
前記本人認証サーバは、前記公開鍵を受信して記憶部に記憶する鍵記憶手段を備え、
前記許可手段は、受信した前記照合結果を、前記鍵記憶手段が記憶した前記公開鍵で署名検証し、署名検証できた場合に、サービスの利用を許可すること、
を特徴とする本人認証システム。 - 請求項8に記載の本人認証システムにおいて、
前記認証器は、前記本人認証サーバに、利用開始要求を送信する要求送信手段を備え、
前記本人認証サーバは、前記利用開始要求を受信したことに応じて、乱数を利用して発生させたチャレンジコードを送信するコード送信手段を備え、
前記認証器の前記照合結果送信手段は、前記顔画像照合手段により照合できた場合に、前記チャレンジコードを前記秘密鍵で署名した前記照合結果を送信すること、
を特徴とする本人認証システム。 - ユーザが所持する、撮影部を備えた認証器であって、
前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とを、通信可能に接続され本人確認を行う本人確認サーバに対して送信することで、前記本人確認サーバに本人確認を依頼する本人確認依頼手段と、
前記本人確認サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部に記憶させる画像記憶処理手段と、
サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段と、
前記顔画像照合手段による照合結果を、通信可能に接続され本人認証を行う本人認証サーバに送信する照合結果送信手段と、
を備えること、
を特徴とする認証器。 - 請求項10に記載の認証器において、
前記本人確認依頼手段は、
前記本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
前記所持者の前記顔画像を、前記撮影部から取得する本人確認用顔画像取得手段と、
を備え、
前記本人確認用顔画像取得手段は、少なくとも前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像と、前記所持者の顔の向きが正面とは異なる向きである前記顔画像とを取得し、
前記本人確認依頼手段は、前記本人確認用顔画像取得手段が取得した前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像を、前記本人確認サーバに送信すること、
を特徴とする認証器。 - 請求項11に記載の認証器において、
前記本人確認画像取得手段は、前記本人確認書類の前記顔写真画像を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真画像を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得すること、
を特徴とする認証器。 - 請求項10から請求項12までのいずれかに記載の認証器において、
前記サービス利用者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力手段を備え、
前記顔画像照合手段は、
前記撮影部を介して前記サービス利用者の顔画像を取得する顔画像取得手段と、
前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する照合手段と、
を備え、
前記顔画像取得手段は、前記指示出力手段による前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記顔画像を取得すること、
を特徴とする認証器。 - ユーザが所持する、撮影部を備えたコンピュータを、
前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とを、通信可能に接続され本人確認を行う本人確認サーバに対して送信することで、前記本人確認サーバに本人確認を依頼する本人確認依頼手段と、
前記本人確認サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部に記憶させる画像記憶処理手段と、
サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段と、
前記顔画像照合手段による照合結果を、通信可能に接続され本人認証を行う本人認証サーバに送信する照合結果送信手段と、
して機能させるためのプログラム。 - 請求項14に記載のプログラムにおいて、
前記本人確認依頼手段を、
前記本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得手段と、
前記所持者の前記顔画像を、前記撮影部から取得する本人確認用顔画像取得手段と、
して機能させ、
前記本人確認用顔画像取得手段を、少なくとも前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像と、前記所持者の顔の向きが正面とは異なる向きである前記顔画像とを取得するように機能させ、
前記本人確認依頼手段を、前記本人確認用顔画像取得手段が取得した前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像を、前記本人確認サーバに送信するように機能させること、
を特徴とするプログラム。 - 請求項15に記載のプログラムにおいて、
前記本人確認画像取得手段を、前記本人確認書類の前記顔写真画像を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真画像を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得するように機能させること、
を特徴とするプログラム。 - 請求項14から請求項16までのいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、前記サービス利用者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力手段として機能させ、
前記顔画像照合手段を、
前記撮影部を介して前記サービス利用者の顔画像を取得する顔画像取得手段と、
前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する照合手段と、
して機能させ、
前記顔画像取得手段を、前記指示出力手段による前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記顔画像を取得するように機能させること、
を特徴とするプログラム。 - ユーザが所持する撮影部を備えた認証器が、前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とを、通信可能に接続され本人確認を行う本人確認サーバに対して送信することで、前記本人確認サーバに本人確認を依頼する本人確認依頼ステップと、
前記本人確認サーバが、受信した前記本人確認画像と前記顔画像とを照合し、照合結果を、前記認証器に送信する本人確認処理ステップと、
前記認証器が、前記本人確認サーバから本人確認ができた旨の前記照合結果を受信した場合に、前記本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部に記憶させる画像記憶処理ステップと、
前記認証器が、サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合ステップと、
前記認証器が、前記顔画像照合ステップによる照合結果を、前記認証器に対して通信可能に接続された本人認証サーバに送信する照合結果送信ステップと、
前記本人認証サーバが、前記照合結果に基づいて、サービスの利用を許可する許可ステップと、
を含む本人認証方法。 - 請求項18に記載の本人認証方法において、
前記本人確認依頼ステップは、
前記本人確認画像を、前記撮影部から取得する本人確認画像取得ステップと、
前記所持者の前記顔画像を、前記撮影部から取得する本人確認用顔画像取得ステップと、
を含み、
前記本人確認用顔画像取得ステップは、少なくとも前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像と、前記所持者の顔の向きが正面とは異なる向きである前記顔画像とを取得し、
前記本人確認依頼ステップは、前記本人確認用顔画像取得ステップが取得した前記所持者の顔の向きが正面方向である前記顔画像を、前記本人確認サーバに送信すること、
を特徴とする本人認証方法。 - 請求項19に記載の本人認証方法において、
前記本人確認画像取得ステップは、前記本人確認書類の前記顔写真画像を含む面に対して垂直の撮影方向を含む、前記顔写真画像を確認可能な複数の異なる撮影方向から前記本人確認書類を撮影した複数の前記本人確認画像を、前記撮影部から取得すること、
を特徴とする本人認証方法。 - 請求項18から請求項20までのいずれかに記載の本人認証方法において、
前記認証器が、前記サービス利用者の顔の向きに関する指示である指示情報を出力する指示出力ステップを含み、
前記顔画像照合ステップは、
前記撮影部を介して前記サービス利用者の顔画像を取得する顔画像取得ステップと、
前記顔画像取得ステップにより取得した前記顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する照合ステップと、
を含み、
前記顔画像取得ステップは、前記指示出力ステップによる前記指示情報を出力後、撮影条件を満たしたことに応じて、前記顔画像を取得すること、
を特徴とする本人認証方法。
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