JP7484095B2 - 金融取引システム及び金融取引方法 - Google Patents
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Description
そして、特許文献1に記載のものは、顔画像を用いた顔認証をサーバ側で行っている。そのため、サービスを利用する都度、顔画像に代表される生体情報が通信回線を介して送信されることになるため、データのセキュリティ性に問題があった。
第2の発明は、第1の発明の金融取引システム(100)において、前記携帯端末(1)は、本人認証方法の指定を受け付ける認証方法受付手段(11)を備え、前記携帯端末の前記画像取得手段(17)は、前記認証方法受付手段による前記本人認証方法の指定が顔認証である場合に、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する、金融取引システムである。
第3の発明は、第2の発明の金融取引システム(100)において、前記携帯端末(1)は、前記認証方法受付手段(11)による前記本人認証方法の指定が顔認証であって、前記照合画像記憶部(32)に記憶された前記照合画像が、前記ユーザ識別情報が対応付けられていない場合に、前記入力受付手段(11)によって受け付けた前記ユーザ識別情報を、前記照合画像に関連付ける関連付け手段(14)を備える、金融取引システムである。
第4の発明は、第3の発明の金融取引システム(100)において、前記携帯端末(1)は、前記認証方法受付手段(11)による前記本人認証方法の指定が顔認証であって、前記照合画像記憶部(32)に前記照合画像が記憶されていない場合に、前記本人認証サーバ(4)に対して、本人確認書類の画像と、前記顔画像とを送信し、本人確認処理を行う本人確認処理手段(14)を備え、前記携帯端末の前記関連付け手段(14)は、前記本人認証サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記顔画像を前記照合画像として、前記入力受付手段(11)により受け付けた前記ユーザ識別情報に関連付けて前記照合画像記憶部に記憶させる、金融取引システムである。
第5の発明は、第2の発明から第4の発明までのいずれかの金融取引システム(100)において、前記携帯端末(1)は、取引項目を受け付ける取引項目受付手段(11)を備え、前記携帯端末の前記認証方法受付手段(11)は、前記取引項目受付手段により受け付けた前記取引項目に応じて、前記本人認証方法の指定を受け付ける、金融取引システムである。
第6の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えた携帯端末(201)と、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバ(4)と、前記携帯端末と、金融取引業務を行う銀行サーバ(7)との各々に対して通信可能に接続され、前記ユーザによる前記銀行サーバを用いた金融取引を仲介する取引仲介サーバ(208)と、を備えた金融取引システム(200)であって、前記銀行サーバは、口座情報と、前記銀行サーバへのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報とを対応付けて記憶する口座情報記憶部(77)を備え、前記取引仲介サーバは、利用者識別情報と、銀行識別情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部(287)を備え、前記携帯端末は、前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、前記取引仲介サーバへのログインに用いる前記利用者識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部(232)と、前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報との入力を受け付ける入力受付手段(211)と、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得手段(17)と、前記入力受付手段により受け付けた前記利用者識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶されている場合に、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合手段(18)と、前記顔画像照合手段による照合結果を、前記本人認証サーバに送信する照合結果送信手段(19)と、を備え、前記本人認証サーバは、前記照合結果に基づく認証結果を、前記携帯端末に送信する認証結果送信手段(44)を備え、前記携帯端末は、前記認証結果と、前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報とを含む取引要求を、前記取引仲介サーバに対して送信する要求送信手段(220)を備え、前記取引仲介サーバは、受信した前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報とに基づいて、前記利用者情報記憶部を参照して対応する前記ユーザ識別情報を抽出し、前記銀行識別情報に対応する前記銀行サーバに対して、前記認証結果と、前記ユーザ識別情報を含む取引実行要求を送信する実行要求手段(281)を備え、前記銀行サーバは、前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記口座情報を、前記口座情報記憶部を参照して特定し、前記認証結果に基づいて、前記口座情報を用いた取引を許可するか否かを決定する取引決定手段(71)を備える、金融取引システムである。
第7の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えた携帯端末(1)であって、前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、通信可能に接続され金融取引業務を行う銀行サーバ(7)へのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部(32)と、前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力受付手段(11)と、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得手段(17)と、前記入力受付手段により受け付けた前記ユーザ識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶されている場合に、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合手段(18)と、前記顔画像照合手段による照合結果を、通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバ(4)に送信する照合結果送信手段(19)と、前記本人認証サーバから受信した認証結果と、前記ユーザ識別情報とを含む取引要求を、前記銀行サーバに対して送信する要求送信手段(20)と、を備える、携帯端末である。
第8の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えたコンピュータである携帯端末(1)で実行する認証モジュール(31c)であって、前記携帯端末は、前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、金融取引業務を行う銀行サーバ(7)へのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部(32)と、前記銀行サーバとの間で銀行取引を行うための銀行取引プログラム(31a)と、を備え、前記携帯端末を、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得手段と、前記銀行取引プログラムから受け渡された前記ユーザ識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶された前記ユーザ識別情報に一致する場合に、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合手段と、前記顔画像照合手段による照合結果を、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバ(4)に送信する照合結果送信手段と、前記本人認証サーバから受信した認証結果を、前記銀行取引プログラムに受け渡す手段と、して機能させるための認証モジュールである。
第9の発明は、ユーザが所持する、撮影部(34)を備えた携帯端末(1)が、前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、金融取引業務を行う銀行サーバへのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部(32)を備え、前記携帯端末が、前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、前記携帯端末が、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得ステップと、前記携帯端末が、前記入力受付ステップにより受け付けた前記ユーザ識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶されている場合に、前記画像取得ステップにより取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合ステップと、前記携帯端末が、前記顔画像照合ステップによる照合結果を、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバ(4)に送信する照合結果送信ステップと、前記本人認証サーバが、前記照合結果に基づく認証結果を、前記携帯端末に送信する認証結果送信ステップと、前記携帯端末が、前記認証結果と、前記ユーザ識別情報とを含む取引要求を、前記銀行サーバに対して送信する要求送信ステップと、前記銀行サーバが、前記ユーザ識別情報に対応付けられた口座情報を、口座情報と、ユーザ識別情報とを対応付けて記憶する口座情報記憶部(77)を参照して特定し、前記認証結果に基づいて前記口座情報を用いた取引を許可するか否かを判定する取引判定ステップと、を含む、金融取引方法である。
図1は、第1実施形態に係る金融取引システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る携帯端末1の機能ブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る本人認証サーバ4及び銀行サーバ7の機能ブロック図である。
図1に示す金融取引システム100は、インターネットバンキングによる金融取引を、携帯端末1を用いて行うシステムである。そして、金融取引システム100は、特に、振込等の資金移動取引の場合に、高セキュリティの認証である顔画像による生体認証を行うことで、携帯端末1によって安全に取引を行うためのシステムである。
また、以下において、事前にインターネットバンキングの申込がされており、携帯端末1を使用したインターネットバンキングによる金融取引のうち、振込等の資金移動取引を希望する者に対する処理を説明するものである。
そして、以下において、携帯端末1を使用したインターネットバンキングによる金融取引のうち、振込等の資金移動取引を行う際に、顔画像を用いた本人確認又は本人認証を行うものを例に説明する。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、記憶部30と、カメラ34(撮影部)と、タッチパネルディスプレイ35と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、入力受付部11(入力受付手段、認証方法受付手段、取引項目受付手段)と、認証確認処理部12と、取引要求部20(要求送信手段)とを備える。
例えば、入力受付部11は、インターネットバンキングによる取引を行うために銀行サーバ7にログインするためのログイン情報の入力を受け付ける。ここで、ログイン情報とは、銀行サーバ7に予め登録されたログインID(IDentification:ユーザ識別情報)及びパスワードをいう。そして、ログインID及びパスワードは、口座番号や、暗証番号とは異なるものである。
また、入力受付部11は、取引項目の指定を受け付ける。取引項目とは、例えば、口座照会、振込等の金融取引に関する項目をいう。
さらに、入力受付部11は、認証方法(本人認証方法)の選択を受け付ける。認証方法には、例えば、顔画像による生体認証(顔認証)や、OTP(ワンタイムパスワード)による認証等がある。
認証確認処理部12は、関連付け確認部13と、本人確認処理部14(本人確認処理手段、関連付け手段)と、認証API(Application Programming Interface)処理部15とを備える。
本人確認処理部14は、ログインIDと、生体認証情報とが関連付けられていない場合に行う処理である。本人確認処理部14は、本人確認API31bにより行われる。
より具体的には、本人確認処理部14は、ユーザがカメラ34を操作して、自身の本人確認書類を撮影することで、本人確認書類の画像である本人確認画像を取得する。ここで、本人確認書類とは、ユーザの顔写真が掲載された、公的に認められた身分証明書である。本人確認書類の一例として、図1には、運転免許証3が示されている。なお、本人確認書類としては、他に、ユーザの顔写真が掲載されたマイナンバーカード等であってもよい。
そして、本人確認処理部14は、取得した本人確認画像から顔写真画像を抽出し、抽出した顔写真画像を記憶部30に記憶させる。
その後、本人確認処理部14は、記憶部30に記憶された顔写真画像と照合画像とを、本人認証サーバ4に対して送信し、本人確認を依頼する。
そして、本人確認処理部14は、本人認証サーバ4から本人確認結果を受信する。
また、本人確認処理部14は、本人認証サーバ4との間での確認で用いる鍵ペアを生成する。鍵ペアは、秘密鍵と公開鍵とからなる。そして、本人確認処理部14は、生成した秘密鍵を、鍵記憶部33に記憶させる。また、本人確認処理部14は、生成した公開鍵を、本人認証サーバ4に送信する。
認証API処理部15は、認証要求部16と、顔画像取得部17(画像取得手段)と、顔画像照合部18(顔画像照合手段)と、照合結果送信部19(照合結果送信手段)とを備える。
顔画像取得部17は、ユーザがカメラ34を操作して、自身の顔を撮影することで、ユーザの顔画像を取得する。
顔画像照合部18は、顔画像取得部17によって取得した顔画像と、照合画像記憶部32に記憶された照合画像とを照合し、同一人物であるか否かを確認する。
照合結果送信部19は、顔画像照合部18により照合ができた場合に、認証要求部16が認証要求を送信することで本人認証サーバ4から受信したチャレンジコードを、鍵記憶部33に記憶された秘密鍵で署名して、署名データを本人認証サーバ4送信する。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、照合画像記憶部32と、鍵記憶部33とを備える。
銀行取引アプリ31aは、銀行サーバ7を用いたインターネットバンキング取引を行うためのプログラムである。
本人確認API31bは、本人確認の機能を行うモジュール(プログラムの一種)である。より具体的には、本人確認API31bは、主に、本人確認画像を取得し、顔写真画像を抽出するモジュールである。
認証API31cは、本人認証の機能を行うモジュールである。より具体的には、認証API31cは、顔画像を取得し、照合画像との比較照合判定を行うモジュールである。
鍵記憶部33は、本人認証で用いる秘密鍵を記憶する記憶領域である。鍵記憶部33には、本人確認ができた場合に生成した鍵ペアのうち、秘密鍵が記憶される。
タッチパネルディスプレイ35は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザの指による各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部39は、通信ネットワークNを介して各種のサーバとの通信を行うためのインタフェースであり、送信部及び受信部の役割を行う。
制御部40は、本人認証サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、本人確認処理部41と、鍵受信処理部42と、コード生成送信部43と、認証結果送信部44(認証結果送信手段)とを備える。
具体的には、本人確認処理部41は、顔画像と、顔写真画像とを、携帯端末1から受信する。そして、本人確認処理部41は、受信した顔画像と顔写真画像とを照合する。ここで、本人確認処理部41は、顔画像と顔写真画像との照合結果を、スコアによって示してもよい。例えば、本人確認処理部41は、画像照合処理を行い、顔写真画像の一致度合いをスコアとして算出する。ここで、スコアは、例えば、0~100までの数値により表されるものであり、一致度合いが高いほど数値が高い。
その後、本人確認処理部41は、照合結果を、携帯端末1に送信する。
コード生成送信部43は、携帯端末1から認証要求を受信したことに応じて、乱数を利用してチャレンジコードを発生させる。また、コード生成送信部43は、発生させたチャレンジコードを、携帯端末1に送信する。
認証結果送信部44は、携帯端末1から受信した署名データを検証し、検証できた場合には、署名検証結果を、携帯端末1に送信する。
記憶部50は、プログラム記憶部51と、鍵記憶部53とを備える。
プログラム記憶部51は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部51は、本人認証プログラム51aを記憶する。
本人認証プログラム51aは、本人認証サーバ4の制御部40が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
なお、第1実施形態では、以下において、本人認証プログラム51aのみを用いて、本人確認時及び本人認証時の本人認証サーバ4における処理を行うものを説明する。しかし、本人確認時と、本人認証時の本人認証サーバ4における処理を、異なるプログラムを用いて行うものであってもよい。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介して携帯端末1等との間の通信を行うためのインタフェースである。
図3(B)に示すように、銀行サーバ7は、制御部70と、記憶部75と、通信インタフェース部79とを備える。
制御部70は、処理実行部71(取引決定手段)を備える。
処理実行部71は、携帯端末1から認証結果と、ログインIDとを含む取引要求を受信することで、取引要求に対して許可するか否かを決定し、決定した処理を実行して、取引を成立させる。
記憶部75は、プログラム記憶部76と、口座情報記憶部77とを備える。
プログラム記憶部76は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部76は、取引プログラム76aを記憶する。
取引プログラム76aは、銀行サーバ7の制御部70が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
口座情報記憶部77は、ログインIDに対応付けてパスワードと、口座番号、口座名等の口座情報とを記憶する記憶領域である。
通信インタフェース部79は、通信ネットワークNを介して携帯端末1等との間の通信を行うためのインタフェースである。
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や各種のサーバと基地局Rとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末1での取引開始時処理を示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態に係る携帯端末1での表示例を示す図である。
まず、携帯端末1を用いてインターネットバンキングサービスを開始したいユーザは、例えば、自身の携帯端末1のタッチパネルディスプレイ35に表示されている銀行取引アプリ31aのアイコン(図示せず)を選択するタップ等のタッチ操作をする。そうすることで、携帯端末1の制御部10は、銀行取引アプリ31aを実行する。
そうすることで、携帯端末1の制御部10(入力受付部11)は、ログイン情報の入力を受け付け、銀行サーバ7に対して、ログインID及びパスワードを送信するログイン処理を行う。
銀行サーバ7の制御部70では、受信したログインID及びパスワードによるログイン認証を行い、ログイン認証結果を携帯端末1に送信する。
他方、S6において、制御部10は、選択された取引項目に対する処理を行う。具体的に、制御部10は、選択された項目が口座照会に関する取引項目であれば、ログインIDと、取引項目の内容を銀行サーバ7に送信することで、銀行サーバ7から取引項目の内容に即した情報(残高等)を受信して出力する。その後、制御部10は、処理をS2に移す。
S8において、制御部10(認証確認処理部12)は、生体認証による確認処理(後述する図6参照)を行う。この実施形態での生体認証は、ユーザがカメラ34を操作して、自身の顔を撮影することで得られるユーザの顔画像を用いる。その後、制御部10は、処理をS10に移す。
S10において、制御部10(取引要求部20)は、確認処理結果(認証結果)と、ログインIDと、取引項目の内容とを含む取引要求を、銀行サーバ7に対して送信する。
他方、受信した取引要求に認証エラーの確認処理結果を含む場合には、制御部10は、例えば、図5(f)に示す確認結果画面65を出力する。その後、制御部10は、処理をS2に移す。
図6は、第1実施形態に係る携帯端末1での生体認証による確認処理を示すフローチャートである。
S21において、制御部10(関連付け確認部13)は、照合画像記憶部32に記憶されている顔画像(照合画像)に、ログイン処理で用いたログインIDが関連付けられているか否かを判断する。ログインIDが関連付けられている場合(S21:YES)には、制御部10は、処理をS22に移す。他方、ログインIDが関連付けられていない場合(S21:NO)には、制御部10は、処理をS23に移す。
他方、S23において、制御部10(認証API処理部15)は、本人確認処理(後述する図7参照)を行う。その後、制御部10は、処理を図4のS10に移す。
図7は、第1実施形態に係る携帯端末1での本人確認処理を示すフローチャートである。
図8は、第1実施形態に係る携帯端末1及び本人認証サーバ4での照合画像処理を示すフローチャートである。
ここで、照合画像処理について、図8に基づき説明する。
図8のS41において、制御部10は、アウトカメラ34bを起動させ、タッチパネルディスプレイ35にアウトカメラ34bのスルー画像(撮影範囲の画像)を表示させて、本人確認書類を撮影可能にする。そして、ユーザが、本人確認書類をスルー画像に写り込むようにして、図示しない撮影ボタンをタップすることで、制御部10は、本人確認画像を取得する。
S43において、制御部10は、抽出した顔写真画像を、記憶部30に一時記憶させる。
S45において、制御部10は、記憶部30に一時記憶した顔写真画像と共に、取得した照合画像を暗号化して、本人認証サーバ4に対して送信する。ここで、記憶部30に記憶した顔写真画像とは、携帯端末1が取得(S41)及び記憶(S43)したものである。また、顔写真画像及び照合画像は、ユーザの生体情報であるため、暗号化して送信するのが望ましい。そして、暗号化の方式は、特に限定されず、例えば、共通鍵暗号方式を用いてもよいし、他の既知の暗号方式を用いてもよい。
S47において、制御部40(本人確認処理部41)は、受信した照合画像と顔写真画像とを復号し、各々を照合する顔照合処理を行う。制御部40は、画像照合処理を行い、例えば、照合画像と顔写真画像との一致度合いをスコアとして算出する。
S48において、制御部40(本人確認処理部41)は、照合結果を、携帯端末1に対して送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S49において、携帯端末1の制御部10は、照合結果を受信する。その後、制御部10は、処理を図7のS32に移す。
S34において、制御部10(本人確認処理部14)は、関連付けがされた照合画像を、照合画像記憶部32に記憶させる。その結果、照合画像記憶部32には、照合画像とログインIDとが関連付けられて記憶される。
他方、S39において、制御部10は、認証エラーと判定し、処理を図4のS10に移す。
図9及び図10は、第1実施形態に係る携帯端末1及び本人認証サーバ4での本人認証処理を示すフローチャートである。
図9のS61において、制御部10(認証要求部16)は、認証要求を、本人認証サーバ4に送信する。
S63において、制御部40(コード生成送信部43)は、乱数を発生させてチャレンジコードを生成し、携帯端末1に生成したチャレンジコードを送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S64において、携帯端末1の制御部10は、チャレンジコードを受信する。
S65において、制御部10(顔画像取得部17)は、顔画像を取得する。制御部10は、図5(d)に例示する撮影画面63を出力して、インカメラ34aをアクティブにし、ユーザに自身の顔を撮影させることで、ユーザの顔画像を取得する。
S67において、制御部10(顔画像照合部18)は、照合できたか否かを判定する。例えば、スコアが閾値以上である場合に、制御部10は、照合ができたと判定する。照合ができたと判定された場合(S67:YES)には、制御部10は、処理をS68に移す。他方、照合ができたと判定されなかった場合(S67:NO)には、制御部10は、処理をS69に移す。
他方、S69において、制御部10は、認証エラーと判定し、処理を図4のS10に移す。
S72において、本人認証サーバ4の制御部40は、署名したデータを受信する。
S73において、制御部40は、鍵記憶部53に有する公開鍵を用いた署名検証処理を行う。公開鍵を用いて署名検証ができた場合に、制御部40は、本人認証ができたと判定する。
S75において、制御部40(認証結果送信部44)は、署名検証結果を、携帯端末1に送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S77において、制御部10は、認証できたと判定し、処理を図4のS10に移す。
他方、S79において、制御部10は、認証エラーと判定し、処理を図4のS10に移す。
(1)本人確認で取得した顔画像(照合画像)を、インターネットバンキングの利用時に使用するログインIDに関連付けて携帯端末1に記憶する。そして、インターネットバンキングの資金移動取引の都度行う本人認証での照合に、ログインIDに関連付けて携帯端末1に記憶してある顔画像を用いる。このように、顔画像による本人認証処理を、携帯端末1のみによって行うため、本人認証で用いる顔画像である生体情報を、通信ネットワークNに送信することがなく、セキュリティ性を向上させることができる。
また、本人認証のために、照合元になる顔画像を再度取得するものではなく、本人確認で取得した顔画像を流用する。そのため、照合用の画像は、一度取得すれば足り、ユーザにとって、より利便性が良いものにできる。
(3)本人確認で取得した顔画像は、本人確認ができた場合に、本人認証時の照合用の画像として携帯端末1に記憶させたものである。よって、顔画像を記憶させる行為を、生体認証による確認処理を初めて行うときにのみ1回だけ行えばよい。
(5)本人認証サーバ4から携帯端末1に、チャレンジコードを送信し、携帯端末1から本人認証サーバ4には、チャレンジコードを秘密鍵で署名した照合結果を送信するので、本人認証サーバ4では、本人認証を行う携帯端末1の同一性を確保でき、セキュリティ性が向上する。
第2実施形態では、複数の銀行の銀行サーバと、携帯端末との間を仲介する取引仲介サーバを有するものについて説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図12は、第2実施形態に係る携帯端末の機能ブロック図である。
図13は、第2実施形態に係る取引仲介サーバの機能ブロック図及び利用者情報記憶部の例を示す図である。
金融取引システム200は、携帯端末201と、本人認証サーバ4と、銀行サーバ7と、取引仲介サーバ208とを備える。取引仲介サーバ208は、通信ネットワークNに接続可能である。
制御部210は、入力受付部211(入力受付手段)と、認証確認処理部12と、取引要求部220(要求送信手段)とを備える。
例えば、入力受付部211は、取引仲介サーバ208にログインするためのログイン情報の入力を受け付ける。ここで、ログイン情報とは、取引仲介サーバ208に予め登録された利用者ID(利用者識別情報)及びパスワードをいう。この利用者ID及びパスワードは、銀行サーバ7にログインするためのログインID及びパスワードとは異なるものである。
また、入力受付部211は、取引項目の指定や、認証方法の選択等を受け付けてもよい。
取引要求部220は、取引仲介サーバ208に対して、認証結果と、利用者IDと、銀行を識別する識別情報である銀行ID(銀行識別情報)とを含む取引要求を送信する。
プログラム記憶部231は、取引仲介アプリ231dと、本人確認API31bと、認証API31cとを記憶している。
取引仲介アプリ231dは、取引仲介サーバ208を利用した銀行サーバ7との間でのインターネットバンキング取引を行うためのプログラムである。
照合画像記憶部232は、本人認証に用いる顔画像(照合画像)を、利用者IDに関連付けて記憶する記憶領域である。
図13(A)に示すように、取引仲介サーバ208は、制御部280と、記憶部285と、通信インタフェース部289とを備える。
制御部280は、実行要求部281(実行要求手段)を備える。
実行要求部281は、携帯端末1から認証結果と、利用者IDと、銀行IDとを含む取引要求を受信することで、ログインIDを取得し、銀行サーバ7に対して、認証結果と、ログインIDとを含む取引実行要求を送信する。
記憶部285は、プログラム記憶部286と、利用者情報記憶部287とを備える。
プログラム記憶部286は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部286は、取引仲介プログラム286aを記憶する。
取引仲介プログラム286aは、取引仲介サーバ208の制御部280が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
通信インタフェース部289は、通信ネットワークNを介して携帯端末1等との間の通信を行うためのインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、取引仲介サーバ208は、制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
図14は、第2実施形態に係る金融取引システム200での取引処理を示すフローチャートである。
この図14で説明する取引処理の前提として、携帯端末201は、本人認証サーバ4との間で既に本人確認処理を行っており、携帯端末201の照合画像記憶部232には、顔画像(照合画像)と、取引仲介サーバ208にログインするための利用者IDとが関連付けられているものとする。そして、取引処理は、生体認証(顔認証)による本人認証結果に基づいて、利用可能な取引を限定するものである。
取引仲介アプリ231dが実行されると、携帯端末201の制御部210は、タッチパネルディスプレイ35に、取引仲介アプリ231dのログイン画面(図示せず)を表示する。ユーザは、取引仲介アプリ231dで用いる利用者ID及びパスワードを入力する。
そうすることで、図14のS201において、携帯端末201の制御部210(入力受付部211)は、ログイン情報の入力を受け付け、取引仲介サーバ208に対して、利用者ID及びパスワード(PW)を送信するログイン処理を行う。
S204において、取引仲介サーバ208の制御部280は、口座情報を受信した場合に、口座情報に対応した銀行IDを対応付けて、携帯端末201に送信する。
ここで、本人認証処理により本人の確認ができた場合には、例えば、口座照会処理のような銀行の元帳に対する更新を伴わない参照系の処理と、振込処理のような銀行の元帳に対する更新を行う更新系の処理とを許可する。よって、制御部210は、参照系の処理と、更新系の処理とが可能な項目を含むメニュー画面を生成して出力する。
他方、本人認証処理により本人の確認ができなかった場合には、ログイン認証はできているため、例えば、口座照会処理のような銀行の元帳に対する更新を伴わない参照系の処理のみを許可する。
S210において、取引仲介サーバ208の制御部280は、携帯端末1から利用者ID及び銀行IDを含む取引要求を受信すると、利用者情報記憶部287を参照して、対応するログインIDを取得する。そして、制御部280(実行要求部281)は、銀行サーバ7に対して、ログインIDと、取引項目の内容とを含む取引実行要求を送信する。
S211において、銀行サーバ7の制御部70(処理実行部71)は、取引仲介サーバ208からログインIDと、取引項目の内容とを含む取引実行要求を受信することで、取引実行処理を行う。
インターネットバンキング取引において、第1実施形態における携帯端末1が、銀行サーバ7を用いた取引の際に行う顔画像の生体情報を利用した本人認証を、取引仲介サーバ208が、携帯端末201と、銀行サーバ7との間を仲介して取引をする場合においても、同様の仕組みが適用できる。よって、様々なビジネスサービス取引において、顔画像の生体情報を利用した本人認証を行うことができる。
(1)各実施形態では、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像を、本人認証の際の照合に用いる画像とするものを例に説明したが、これに限定されない。携帯端末が本人確認の際に取得した本人確認画像から得られた顔写真画像を、本人認証の際の照合に用いる画像としてもよい。しかし、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像は、本人認証の際に撮影して取得する顔画像と同じインカメラを用いて撮影された画像であり、両者は類似した撮影条件で取得した画像になる。そのため、携帯端末が本人確認の際に取得した顔画像の方が、照合時の精度が良くなる可能性がある。
また、第1実施形態では、認証方法を選択可能にし、複数の認証方法から生体認証による認証方法が選択できるものを例に説明したが、これに限定されない。全てを生体認証による認証方法にしてもよく、そのようにすれば、認証方法選択画面に関連する処理は不要になる。
具体的には、本人認証サーバの本人確認処理部は、運転免許証を撮影して得られた本人確認画像を、携帯端末から受信する。そして、本人認証サーバの本人確認処理部は、OCR(光学式文字認識)によって、本人確認書類に含まれる文字をテキスト化する。その後、本人確認処理部は、テキスト化した文字列を、携帯端末に送信する。携帯端末の本人確認部は、テキスト化した文字列を受信し、タッチパネルディスプレイに文字情報を表示させる。なお、携帯端末は、表示された文字情報を修正する機能を有してもよい。そして、本人認証サーバから取得した文字情報は、例えば、本人確認ができた場合に、銀行サーバに対して送信することができる。
このような処理を行うことで、銀行サーバでは、氏名等の確認も行うことができる。また、受信した文字情報を携帯端末で修正可能にしてもよい。そのようにすることで、誤変換であったり、本人確認書類に記載の氏名や住所が変更になったりした場合であっても、変更箇所のみを変更すればよく、利便性が高いものにできる。また、変更箇所の前後の文字情報を含んで銀行サーバに送信すれば、銀行サーバにおいて、不正な修正が行われたか否かを確認できる。
(5)第1実施形態では、ユーザが携帯端末のみを用いて行うものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、カメラを有さないパーソナルコンピュータ(PC)によるインターネットバンキング取引をする場合であっても適用できる。その場合、携帯端末には、認証APIを有するようにし、PCと、携帯端末との間を連携させて、携帯端末で本人認証を行い、PCでは、銀行取引アプリによる取引アプリ処理を行うようにすればよい。
(6)第1実施形態では、銀行サーバと、本人認証サーバとを別のサーバとして説明したが、これに限定されない。銀行サーバに、本人確認や本人認証の機能を有するようにして、1つのサーバによって実現してもよい。
(7)第1実施形態では、ログイン認証ができた場合に、メニュー画面を出力し、取引項目が指定された後に生体認証を行うものを例に説明した。また、第2実施形態では、ログイン認証ができた場合に、生体認証を行った上で、メニュー画面を出力するものを例に説明した。しかし、これらに限定されるものではない。生体認証を行うタイミングは、取引項目が指定された後であっても、取引項目を指定する前であっても、どちらでもよい。そして、生体認証ができた場合と、できなかった場合とで、許可する取引が異なり、更新系の取引においては、生体認証を必須とすればよい。
3 運転免許証
4 本人認証サーバ
7 銀行サーバ
10,40,70,210,280 制御部
11,211 入力受付部
13 関連付け確認部
14 本人確認処理部
15 認証API処理部
16 認証要求部
17 顔画像取得部
18 顔画像照合部
19 照合結果送信部
20,220 取引要求部
30,50,75,230,285 記憶部
31a 銀行取引アプリ
31b 本人認証API
31c 認証API
32,232 照合画像記憶部
33,53 鍵記憶部
34 カメラ
35 タッチパネルディスプレイ
44 認証結果送信部
71 処理実行部
77 口座情報記憶部
100,200 金融取引システム
208 取引仲介サーバ
231d 取引仲介アプリ
281 実行要求部
287 利用者情報記憶部
Claims (6)
- ユーザが所持する、撮影部を備えた携帯端末と、
前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバと、
前記携帯端末と、金融取引業務を行う銀行サーバとの各々に対して通信可能に接続され、前記ユーザによる前記銀行サーバを用いた金融取引を仲介する取引仲介サーバと、
を備えた金融取引システムであって、
前記銀行サーバは、口座情報と、前記銀行サーバへのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報とを対応付けて記憶する口座情報記憶部を備え、
前記取引仲介サーバは、利用者識別情報と、銀行識別情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部を備え、
前記携帯端末は、
前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、前記取引仲介サーバへのログインに用いる前記利用者識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部と、
前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報との入力を受け付ける入力受付手段と、
前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得手段と、
前記入力受付手段により受け付けた前記利用者識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶されている場合に、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合手段と、
前記顔画像照合手段による照合結果を、前記本人認証サーバに送信する照合結果送信手段と、
を備え、
前記本人認証サーバは、前記照合結果に基づく認証結果を、前記携帯端末に送信する認証結果送信手段を備え、
前記携帯端末は、前記認証結果と、前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報とを含む取引要求を、前記取引仲介サーバに対して送信する要求送信手段を備え、
前記取引仲介サーバは、受信した前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報とに基づいて、前記利用者情報記憶部を参照して対応する前記ユーザ識別情報を抽出し、前記銀行識別情報に対応する前記銀行サーバに対して、前記認証結果と、前記ユーザ識別情報を含む取引実行要求を送信する実行要求手段を備え、
前記銀行サーバは、前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記口座情報を、前記口座情報記憶部を参照して特定し、前記認証結果に基づいて、前記口座情報を用いた取引を許可するか否かを決定する取引決定手段を備える、
金融取引システム。 - 請求項1に記載の金融取引システムにおいて、
前記照合画像記憶部は、前記ユーザの顔写真を含む本人確認書類の画像と共に本人確認に用いられた、前記ユーザの顔画像を、前記照合画像として記憶する、
金融取引システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の金融取引システムにおいて、
前記携帯端末は、本人認証方法の指定を受け付ける認証方法受付手段を備え、
前記携帯端末の前記画像取得手段は、前記認証方法受付手段による前記本人認証方法の指定が顔認証である場合に、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する、
金融取引システム。 - 請求項3に記載の金融取引システムにおいて、
前記携帯端末は、
前記認証方法受付手段による前記本人認証方法の指定が顔認証であって、前記照合画像記憶部に前記照合画像が記憶されていない場合に、前記本人認証サーバに対して、本人確認書類の画像と、前記顔画像とを送信し、本人確認処理を行う本人確認処理手段と、
前記本人認証サーバから本人確認ができた旨を受信した場合に、前記顔画像を前記照合画像として、前記入力受付手段により受け付けた前記利用者識別情報に関連付けて前記照合画像記憶部に記憶させる関連付け手段と、
を備える、
金融取引システム。 - 請求項3又は請求項4に記載の金融取引システムにおいて、
前記携帯端末は、取引項目を受け付ける取引項目受付手段を備え、
前記携帯端末の前記認証方法受付手段は、前記取引項目受付手段により受け付けた前記取引項目に応じて、前記本人認証方法の指定を受け付ける、
金融取引システム。 - ユーザが所持する、撮影部を備えた携帯端末が、前記ユーザの顔写真を含む本人確認書類の画像と共に本人確認に用いられた、前記ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した前記ユーザの顔画像を照合画像として、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、金融取引業務を行う銀行サーバを用いた金融取引を仲介する取引仲介サーバへのログイン処理に用いる前記ユーザを識別する利用者識別情報に対応付けて記憶した照合画像記憶部を備え、
前記携帯端末が、前記利用者識別情報と、銀行識別情報との入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記携帯端末が、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する画像取得ステップと、
前記携帯端末が、前記入力受付ステップにより受け付けた前記利用者識別情報が、前記照合画像記憶部に記憶されている場合に、前記画像取得ステップにより取得した前記ユーザの顔画像と、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像とを照合する顔画像照合ステップと、
前記携帯端末が、前記顔画像照合ステップによる照合結果を、前記携帯端末に対して通信可能に接続され、本人認証処理を行う本人認証サーバに送信する照合結果送信ステップと、
前記本人認証サーバが、前記照合結果に基づく認証結果を、前記携帯端末に送信する認証結果送信ステップと、
前記携帯端末が、前記認証結果と、前記利用者識別情報と、前記銀行識別情報とを含む取引要求を、前記取引仲介サーバに対して送信する要求送信ステップと、
前記取引仲介サーバが、受信した前記利用者識別情報と前記銀行識別情報とに基づき、前記銀行サーバへのログイン処理に用いる前記ユーザを識別するユーザ識別情報を、前記利用者識別情報と前記銀行識別情報と前記ユーザ識別情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部から抽出し、前記銀行識別情報に対応する前記銀行サーバに対して、前記認証結果と、前記ユーザ識別情報とを含む取引実行要求を送信する実行要求ステップと、
前記銀行サーバが、受信した前記ユーザ識別情報に対応付けられた口座情報を、前記口座情報と前記ユーザ識別情報とを対応付けて記憶する口座情報記憶部を参照して特定し、前記認証結果に基づいて前記口座情報を用いた取引を許可するか否かを決定する取引決定ステップと、
を含む、
金融取引方法。
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