JP6499369B1 - オンラインサービス提供システム - Google Patents
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Abstract
Description
、マルウェアや偽サイトを使って、オンラインバンキングの利用者と金融機関との間の通信を乗っ取り(通信内容を改ざんし)、利用者と金融機関の双方に気づかれることなく不正な送金処理などを行う攻撃手法である。MITB(Man In The Browser)もMITMの一種である。なお、ATM網を利用した送金処理は古くから行なわれていたが、従来は専用線を利用していたためサイバー攻撃のリスクは極めて低かった。これに対し、インターネットのようなオープンなネットワークを利用するオンラインサービスは、MITM攻撃のような様々な脅威に晒されるのである。
携帯しなければならず面倒である。しかも、サービスごとにトークンが異なるため、利用するサービスが増えるほど携帯するトークンの数も増えてしまい、実用性に欠ける。さらに、盗難や紛失のリスクを考慮すると、トークンを持ち歩くことに抵抗を感じる人も多い。二つ目は、サービス提供者の負担コストである。サービス提供者は、オンラインサービスの利用者全員にトークンを配布し管理する必要があり、そのコストは無視できない。
のセキュリティだけでなく、金融機関(オンラインサービスの提供者)と電子決済等代行業者(中間サービスの提供者)とユーザの3者間のセキュリティを確保する必要が出てくる。
サービス提供者が提供するオンラインサービスを、前記サービス提供者とは異なる者が提供する中間サービスを介して、携帯機器から安全に利用可能な仕組みを提供するオンラインサービス提供システムであって、
登録されたユーザに対し、インターネットを通じて前記オンラインサービスを提供するサービス提供サーバと、
前記ユーザに対し、インターネットを通じて前記中間サービスを提供する中間サーバと、
前記ユーザが所持している携帯機器であるユーザ機器に設けられるICチップと、
前記ユーザ機器が有する本体プロセッサにより実行され、前記ユーザ機器を前記中間サービスを利用するための端末として機能させるアプリケーションプログラムと、を有し、
前記ICチップは、
少なくとも、前記ユーザ機器を使用する者の正当性を確認するためのユーザ認証に用いられる本人情報、前記ユーザの秘密鍵、前記秘密鍵とペアになる前記ユーザの公開鍵、及び、前記公開鍵を含む前記ユーザの電子証明書を非一時的に記憶するメモリと、
少なくとも、前記アプリケーションプログラムから与えられる情報を前記本人情報と照合することにより前記ユーザ認証を行う認証機能、及び、前記アプリケーションプログラムから与えられるデータに対し前記秘密鍵を用いた電子署名を行う電子署名機能を有するプロセッサと、
を有しており、
前記アプリケーションプログラムは、前記ユーザ機器を、
前記ユーザ機器を使用する者から取得した情報に基づき、前記ICチップの前記認証機能を利用して、前記ユーザ認証を行うユーザ認証手段、及び、
前記ユーザ認証により前記ユーザ機器を使用する者が正当であると確認された場合に、前記ICチップの前記電子署名機能を利用して電子署名を生成し、生成された前記電子署名を含むログイン要求をインターネットを通じて前記中間サーバに送信する送信手段、として機能させ、
前記中間サーバは、
前記ユーザに関する情報として、前記ユーザの電子証明書を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ機器から前記ログイン要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記ログイン要求に含まれる前記電子署名を検証することによって前記ログイン要求の正当性を確認し、前記ログイン要求が正当であると確認された場合に前記ユーザ機器からの前記中間サービスの利用を許可すると共に、前記ログイン要求に含まれる前記電子署名を含むアクセス要求をインターネットを通じて前記サービス提供サーバに送信する制御手段と、
を有し、
前記サービス提供サーバは、
前記ユーザに関する情報として、前記ユーザの電子証明書を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記中間サーバから前記アクセス要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記アクセス要求に含まれる前記電子署名を検証することによって前記アクセス要求の正当性を確認し、前記アクセス要求が正当であると確認された場合に前記中間サーバが前記ユーザの代わりに前記オンラインサービスを利用することを許可するアクセス制御手段と、
を有することを特徴とするオンラインサービス提供システムを提供する。
ユーザが所持している携帯機器であるユーザ機器が有する本体プロセッサにより実行され、前記ユーザ機器を、サービス提供サーバがインターネットを通じて提供するオンラインサービスを前記サービス提供サーバとは異なる中間サーバが提供する中間サービスを介して利用するための端末として機能させるアプリケーションプログラムであって、
前記ユーザ機器には、
少なくとも、前記ユーザ機器を使用する者の正当性を確認するためのユーザ認証に用いられる本人情報、前記ユーザの秘密鍵、前記秘密鍵とペアになる前記ユーザの公開鍵、及び、前記公開鍵を含む前記ユーザの電子証明書を非一時的に記憶するメモリと、
少なくとも、前記アプリケーションプログラムから与えられる情報を前記本人情報と照合することにより前記ユーザ認証を行う認証機能、及び、前記アプリケーションプログラムから与えられるデータに対し前記秘密鍵を用いた電子署名を行う電子署名機能を有するプロセッサと、
を有するICチップが設けられており、
前記アプリケーションプログラムは、前記ユーザ機器を、
前記ユーザ機器を使用する者から取得した情報に基づき、前記ICチップの前記認証機能を利用して、前記ユーザ認証を行うユーザ認証手段、及び、
前記ユーザ認証により前記ユーザ機器を使用する者が正当であると確認された場合に、前記ICチップの前記電子署名機能を利用して電子署名を生成し、生成された前記電子署名を含むログイン要求をインターネットを通じて前記中間サーバに送信する送信手段、として機能させることを特徴とするアプリケーションプログラムを提供する。
を確保することのできる、新たなセキュリティ技術を提供することができる。
図1は、本発明に係るオンラインサービス提供システムの特徴の一つである、サブSIMと呼ばれるICカードを利用した公開鍵暗号による手続内容署名(トランザクション署名)の流れを示している。図1において、サービス提供者は、インターネットを通じてオンラインサービスを提供する者であり、例えば、オンラインバンキングサービスを提供する銀行などが該当する。中間サービス提供者は、サービス提供者が提供するオンラインサービスを代行(仲介)するサービス(本明細書では、これを「中間サービス」又は「代行サービス」と称す)を提供する者であり、例えば、口座管理や電子送金や収支管理などのWEBサービスを提供する電子決済等代行業者などが該当する。
PINコード、パスワード、又は生体認証などによるユーザ認証(本人認証)が要求される。ユーザ認証に成功すると(つまり、アプリを操作している者がユーザ本人であることが確認されると)、サブSIMの機能制限が解除され、サブSIMが提供する機能(API)を利用可能なモードとなる。アプリは、サブSIMの機能を利用して、手続内容が記述された手続メッセージ(トランザクション)を秘密鍵で暗号化し電子署名を生成する。この電子署名と手続メッセージを中間サービスの中間サーバに送ると、該中間サーバが、対応する電子証明書を用いて電子署名の検証を行う。検証の結果、正当なユーザから送られてきた手続メッセージであり、かつ、内容が改ざんされていないことが確認されると、中間サーバは、電子署名と手続メッセージをオンラインサービスのサーバに転送する。すると、該サーバが、対応する電子証明書を用いて電子署名の検証を行い、正当なユーザから送られてきた手続メッセージであり、かつ、内容が改ざんされていないことが確認されると、手続メッセージの内容に従い振込などの手続を実行する。
図2Aは、中間サーバの構成を示すブロック図である。中間サーバ21は、中間サービス提供者による中間サービスをインターネットを通じて提供するサーバである。以下、銀行などの金融機関によるオンラインでの金融取引サービス(いわゆるオンラインバンキング)の各種手続を代行する中間サービスを例にとり、中間サーバ21の説明を行うが、これはあくまで一つの適用例にすぎず、本発明はあらゆる種類の中間サービスに好ましく適用可能である。
HDD、SSDなど)、通信I/F、入出力装置などを備えた汎用のコンピュータにより構成することができる。その場合、上述した機能及びその処理は、ストレージに格納されたプログラムをメモリに展開し、CPUがプログラムを実行することによって実現される。なお、中間サーバ21は、1台のコンピュータで構成してもよいし、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングにより構成してもよい。また、汎用のコンピュータではなく、専用のコンピュータにより構成してもよいし、上述した機能又はその処理の一部をソフトウェアではなくASICやFPGAなどで構成してもよい。
図2Bは、サービス提供サーバの構成を示すブロック図である。サービス提供サーバ20は、サービス提供者によるオンラインサービス(WEBサービス)をインターネットを通じて提供するサーバである。以下、銀行などの金融機関によるオンラインでの金融取引サービス(いわゆるオンラインバンキング)を例にとり、サービス提供サーバ20の説明を行うが、これはあくまで一つの適用例にすぎず、本発明はあらゆる種類のオンラインサービスに好ましく適用可能である。
図3は、ユーザが中間サービスを利用するために使用する携帯機器(「ユーザ機器」と称す)の構成を示すブロック図である。本実施形態では、ユーザ機器30の一例としてスマートフォンを例示するが、これはあくまで一つの適用例にすぎない。ユーザ機器30としては、中間サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを実行するためのプロセッサとメモリを有し、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)が装着さ
れ、かつ、インターネットとの接続が可能な携帯型の電子機器であればいかなるデバイスを用いてもよい。スマートフォンの他、例えば、タブレット端末、モバイルPC、ウェアラブルPC、スマートウォッチ、スマートグラス、スマートウォレット、携帯ゲーム機などを例示できる。
されるフラッシュメモリなどが該当する。タッチパネルディスプレイ303は、表示装置と入力装置を兼ねたデバイスである。通信モジュール304は、ユーザ機器30によるデータ通信や音声通信を担うデバイスである。本実施形態の通信モジュール304は、3Gや4G/LTEなどの携帯電話網を利用した通信、Wi−Fiによる通信、近距離無線通信などに対応しているものとする。電源305は、ユーザ機器30に対し電力を供給するものであり、リチウムイオンバッテリと電源回路から構成される。SIMカード306は、携帯電話網を利用した通信の加入者情報が記録された接触型のICカードである。ICカード307も、SIMカード306と同じく接触型のICカードである。ICカード307は、中間サービス及びオンラインサービスのセキュアな利用を実現するためにユーザ機器30に付加的に装着されたデバイスである。NFCチップ320は、NFC(Near Field Communication)規格の近距離無線通信機能とそれを利用したアプリケーションを提供するICチップである。なお、本実施形態では、SIMカード306、ICカード307、NFCチップ320を別のハードウェアで構成したが、SIMカード306及び/又はICカード307にNFCの機能を搭載してもよい。
図4は、SIMカード306とICカード307の外観及び装着形態を模式的に示し、図5は、SIMカード306とICカード307のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
ドスロット308に装着された状態を模式的に示している。ICカード307の表面のピン414がユーザ機器30の制御基板309の端子310に接続され、SIMカード306のピン404はICカード307のピン414を介して制御基板309の端子310に接続されることとなる。
図6は、ユーザ機器30とICカード307の論理的な構成を模式的に示すブロック図である。
ロセッサ411しかアクセスできないエリア)4131とを有している。セキュリティ処理で用いるデータ(本人情報610、秘密鍵611、公開鍵612、電子証明書613、ハッシュ関数614、プログラム615など)はいずれもエリア4131内に格納され、外部(例えば本体アプリ60など)からは直接に読み書きできないようになっている。ICカード307のシリアル番号616、製造番号617などのデータはエリア4130内に格納され、外部から読み出し可能となっている。
、一例として、認証機能620、暗号化機能621、電子署名機能622、本人情報変更機能623、鍵生成機能624、公開鍵読出機能625、電子証明書書込機能626、電子証明書読出機能627を示している。これらの機能は、プロセッサ411がプログラム615を実行することによって実現されるものである。
ICカード307に対しユーザの情報を新規登録したり変更したりする場合には、この機能を利用する。
図7及び図8を参照して、ICカード307の発行手続(ICカードの活性化)を説明する。図7はICカード発行端末を示す図であり、図8はICカードの発行手続の流れを示す図である。
800)。利用申請にあたっては、申込者の本人確認情報を伝えると共に、本人確認書類(運転免許証など)を提出する。本人確認情報は、例えば、氏名、性別、生年月日、住所を含むとよい。また申込者は、ICカードに登録するPINコードを指定する。窓口スタッフは、申込者から伝えられた情報を本人確認書類により照合することにより本人確認を行った後、それらの情報をICカード発行端末70に入力する(ステップS801)。なお、PINコードが窓口スタッフに知得されないよう、PINコードの入力だけは申込者本人に行わせてもよい。
3)。
Cカード307から「シリアル番号」と「製造番号」を読み出すと共に、SIMカード306から「電話番号」と「製造番号」を読み出す。また、セットアッププログラムは、ユーザ機器30自体の情報として「IMEI(International Mobile Equipment Identity
)」を取得する。そしてセットアッププログラムは、それらの情報と共にICカード登録要求を通信サービス管理者の管理サーバへ送信する(ステップS809)。管理サーバは、ユーザ機器30からICカード登録要求を受信すると、そこに含まれるICカード307とSIMカード306とユーザ機器30の情報をICカード管理データベースに登録する(ステップS810)。
図10、図11、及び図12を参照して、中間サービスへの初回登録手続を説明する。図10及び図11は、中間サービスへの登録手続の流れを示す図であり、図12は、ユーザ機器30に表示される画面例である。なお、この段階では、オンラインサービスへのユーザ登録は既に済んでおり、オンラインサービス自体にログインするためのID・パスワードはユーザに付与されているものとする。
121を表示する。ユーザによりPINコードが入力されると、ユーザ認証部601は、ICカード307の認証機能620を利用して、入力されたPINコードが正しいか否かを確認する(ステップS1006)。PINコードが正しい場合(つまり、ユーザ認証に成功した場合)は、本体アプリ60からICカード307の他の機能621〜627を利用可能となる。本体アプリ60のセキュリティ処理部602は、ICカード307の電子署名機能622を利用して、中間サーバ21から受信した電文に電子署名を行うと共に、電子証明書読出機能627を利用して、メモリ413から電子証明書613を読み出す。そして、本体アプリ60のメイン処理部600は、電子署名付き電文と電子証明書613を中間サーバ21に送信する(ステップS1007)。
ICカード307の認証機能620を利用して、入力されたPINコードが正しいか否かを確認する(ステップS1018)。PINコードが正しい場合(つまり、ユーザ認証に成功した場合)は、本体アプリ60からICカード307の他の機能621〜627を利用可能となる。本体アプリ60のセキュリティ処理部602は、ICカード307の電子署名機能622を利用して、サービス提供サーバ20から受信した認証用電文に電子署名を行うと共に、電子証明書読出機能627を利用して、メモリ413から電子証明書613を読み出す。そして、本体アプリ60のメイン処理部600は、電子署名付き認証用電文と電子証明書613をサービス提供サーバ20に送信する(ステップS1019)。このとき、本体アプリ60は、認証用電文を不揮発性メモリに記憶する(ステップS1020)。
図13及び図14を参照して、中間サービスのログイン認証を説明する。図13は、中間サービスのログイン認証の流れを示す図であり、図14は、ユーザ機器30に表示される画面例である。
み出し、この電子証明書を用いて、ログイン要求に含まれている電子署名の検証を行う(ステップS1304)。また、必要に応じて、ログイン制御部212は、電子証明書の有効性を認証局に問い合わせてもよい(ステップS1305、S1306)。電子署名の検証に成功し、且つ、電子証明書の有効性が確認された場合、ログイン制御部212は、ログイン要求が正当なユーザからのものであると判断する。
図15及び図16を参照して、中間サービス利用時の手順を説明する。図15は、中間サービス利用時の流れを示す図であり、図16は、ユーザ機器30に表示される画面例である。中間サービスへのログインは既に完了しており、ユーザ機器30にはメニュー画面160が表示されているものとする。
が含まれている。これは、中間サーバ21(中間サービス提供者)でも手続メッセージの改ざんが行われていないかを検証できるようにするためである。しかしながら、場合によっては、手続メッセージの中に、サービス提供者以外の者に知られたくない情報もしくは伝える必要の無い情報が含まれていることも想定される。例えば、オンラインで住所変更手続を行う際には、その手続メッセージの中に変更後の住所情報が含まれることとなるが、住所のような個人情報はプライバシーに関わるため、中間サービス提供者に知られたくないと希望するユーザは少なくない。また、銀行は住所情報を管理する法的義務があるが、中間サービス提供者にはその義務はないため、中間サービス提供者の側も、必要のない個人情報は受け取りを避けたいと考えるかもしれない。
本実施形態のユーザ機器30によれば、PINコードや生体情報によるユーザ認証に成功しなければ、中間サービス及びオンラインサービスを利用することができない。したがって、仮にユーザ機器30の紛失や盗難が起きた場合でも、第三者によるユーザ機器30の不正使用のリスクは小さい。とはいえ、PINコード認証や生体認証が破られる可能性はゼロではないことから、好ましくは、以下に述べるようなICカードの無効化機能を実装するとよい。
自滅とは、ICカード307のプロセッサ411自身がICカード307の機能を無効化する操作である。具体的な操作としては、外部(本体アプリ60)からICカード307の機能を利用できないようにロックをかけたり、メモリ413に格納されているデータ(鍵ペア、電子証明書など)を消去したりする方法などがある。例えば、誤ったPINコードが連続して所定回数入力された場合、API以外の方法でメモリ413へのアクセスが行われた場合などに、プロセッサ411は自滅を実行するとよい。
通信サービス管理者が、ユーザから、ユーザ機器30又はICカード307の紛失・盗難の報告を受けた場合に、管理サーバからユーザ機器30又はICカード307に対して無効化信号を送信し、ICカード307を無効化してもよい。あるいは、管理サーバが、ICカード307の使用状況を監視し、異常を検知した場合(例えば、不使用状態が長期間続いた場合、使用頻度が突然増加した場合、大金を送金しようとした場合など)にICカード307を無効化してもよい。あるいは、管理サーバが、ICカード307とSIMカード306とユーザ機器30の組み合わせを監視し、ICカード管理情報で管理されている情報との齟齬を検知した場合(例えば、ICカードが単独又はSIMカードと一緒に
抜き取られ、他の携帯機器に装着された場合などに、そのような齟齬が発生し得る)にICカード307を無効化してもよい。無効化の方法も、外部(本体アプリ60)からICカード307の機能を利用できないようにロックをかけたり、メモリ413に格納されているデータ(鍵ペア、電子証明書など)を消去したりする方法などがある。
通信サービス管理者が、ユーザから、ユーザ機器30又はICカード307の紛失・盗難の報告を受けた場合に、管理サーバから認証局に対して当該ユーザの電子証明書の無効化を依頼してもよい。あるいは、管理サーバが、ICカード307の使用状況やICカード・SIMカード・ユーザ機器の組み合わせを監視し、異常を検知した場合に認証局に電子証明書の無効化を依頼してもよい。
上述した実施形態は本発明の具体例の一つを説明したにすぎず、本発明の技術的範囲は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、また本発明はその技術思想の範囲内で様々な具体的形態を採り得るものである。例えば、本発明はオンラインバンキングサービス以外にも様々な種類のオンラインサービスに適用することができる。また、上述した実施形態ではサブSIMタイプのICカードを例示したが、SIMカードスロットを複数備える携帯機器であれば、一般的なmicro−SIMやnano−SIMと同じ仕様のICカードを(通信用SIMカードとは別のスロットに)装着してもよい。あるいは、SIMカードスロット以外のスロットに装着するタイプのICカードを用いてもよいし、携帯機器に内蔵されたICチップ(例えばSecure Elementなど)を用いてもよい。また、上述した実施形態では、ログイン要求の中に電子署名付きユーザIDのみ含めたが、さらに電子証明書を一緒に送ってもよい。また、上述した実施形態では、ユーザ機器から中間サーバに送るデータにのみ電子署名を行ったが、中間サーバやサービス提供サーバがユーザ機器に送るデータに対し電子署名や暗号化を行うことも好ましい。その場合、中間サーバやサービス提供サーバは、自身の暗号鍵で電子署名や暗号化を行ってもよいし、ユーザの公開鍵で暗号化を行ってもよい。
21:中間サーバ
30:ユーザ機器
60:アプリケーションプログラム
70:ICカード発行端末
306:SIMカード
307:ICカード(サブSIM)
308:SIMカードスロット
Claims (12)
- サービス提供者が提供するオンラインサービスを、前記サービス提供者とは異なる者が提供する中間サービスを介して、携帯機器から安全に利用可能な仕組みを提供するオンラインサービス提供システムであって、
登録されたユーザに対し、インターネットを通じて前記オンラインサービスを提供するサービス提供サーバと、
前記ユーザに対し、インターネットを通じて前記中間サービスを提供する中間サーバと、
前記ユーザが所持している携帯機器であるユーザ機器に設けられるICチップと、
前記ユーザ機器が有する本体プロセッサにより実行され、前記ユーザ機器を前記中間サービスを利用するための端末として機能させるアプリケーションプログラムと、を有し、
前記ICチップは、
少なくとも、前記ユーザ機器を使用する者の正当性を確認するためのユーザ認証に用いられる本人情報、前記ユーザの秘密鍵、前記秘密鍵とペアになる前記ユーザの公開鍵、及び、前記公開鍵を含む前記ユーザの電子証明書を非一時的に記憶するメモリと、
少なくとも、前記アプリケーションプログラムから与えられる情報を前記本人情報と照合することにより前記ユーザ認証を行う認証機能、及び、前記アプリケーションプログラムから与えられるデータに対し前記秘密鍵を用いた電子署名を行う電子署名機能を有するプロセッサと、
を有しており、
前記アプリケーションプログラムは、前記ユーザ機器を、
前記ユーザ機器を使用する者から取得した情報に基づき、前記ICチップの前記認証機能を利用して、前記ユーザ認証を行うユーザ認証手段、及び、
前記ユーザ認証により前記ユーザ機器を使用する者が正当であると確認された場合に、前記ICチップの前記電子署名機能を利用して電子署名を生成し、生成された前記電子署名を含むログイン要求をインターネットを通じて前記中間サーバに送信する送信手段、として機能させ、
前記中間サーバは、
前記ユーザに関する情報として、前記ユーザの電子証明書を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ機器から前記ログイン要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記ログイン要求に含まれる前記電子署名を検証することによって前記ログイン要求の正当性を確認し、前記ログイン要求が正当であると確認された場合に前記ユーザ機器からの前記中間サービスの利用を許可すると共に、前記ログイン要求に含まれる前記電子署名を含むアクセス要求をインターネットを通じて前記サービス提供サーバに送信する制御手段と、
を有し、
前記サービス提供サーバは、
前記ユーザに関する情報として、前記ユーザの電子証明書を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記中間サーバから前記アクセス要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記アクセス要求に含まれる前記電子署名を検証することによって前記アクセス要求の正当性を確認し、前記アクセス要求が正当であると確認された場合に前記中間サーバが前記ユーザの代わりに前記オンラインサービスを利用することを許可するアクセス制御手段と、
を有することを特徴とするオンラインサービス提供システム。 - 前記送信手段は、前記ユーザ認証により前記ユーザ機器を使用する者が正当であると確認された場合に、前記ICチップの前記電子署名機能を利用して、前記オンラインサービ
スの手続に必要な情報を記述したメッセージに対し電子署名を行い、電子署名付きメッセージを含む手続要求をインターネットを通じて前記中間サーバに送信し、
前記中間サーバは、前記ユーザ機器から前記手続要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記手続要求に含まれる前記電子署名付きメッセージを検証することによって前記手続要求の正当性を確認し、前記手続要求が正当であると確認された場合に前記手続要求に含まれる前記電子署名付きメッセージを含む手続実行要求をインターネットを通じて前記サービス提供サーバに送信し、
前記サービス提供サーバは、前記中間サーバから前記手続実行要求を受信した場合に、前記ユーザの電子証明書を用いて前記手続実行要求に含まれる前記電子署名付きメッセージを検証することによって前記手続実行要求の正当性を確認し、前記手続実行要求が正当であると確認された場合に前記手続実行要求に含まれる前記電子署名付きメッセージに記述された情報に基づく手続を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記送信手段は、前記サービス提供サーバの公開鍵を用いて前記メッセージを暗号化した後、前記ICチップの前記電子署名機能を利用して前記暗号化されたメッセージに対し電子署名を行う
ことを特徴とする請求項2に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記ICチップは、通信用のSIMカード上に重ねて貼り付けられた状態でSIMカードスロットに装着されるものである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記ICチップの前記メモリは、外部からのアクセスが不可能なエリアを有しており、
少なくとも前記本人情報及び前記秘密鍵は、外部からのアクセスが不可能な前記エリア内に格納されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記ICチップの前記プロセッサは、前記秘密鍵と前記公開鍵を生成する鍵生成機能を有している
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記ICチップの情報と前記通信用のSIMカードの情報とを紐付けて管理するデータベースをもつサーバを有する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記データベースは、前記ICチップの情報にさらに前記ユーザ機器の情報を紐付けて管理する
ことを特徴とする請求項7に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記データベースは、前記ICチップの情報にさらに前記ユーザの本人確認情報を紐付けて管理する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記データベースは、前記ICチップの情報にさらに前記ユーザの公開鍵又は電子証明書を紐付けて管理する
ことを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか1項に記載のオンラインサービス提供システム。 - 前記ICチップの前記プロセッサは、前記ICチップを無効化する機能を有する
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のオンラインサービス提供システム。 - 認証局に対して前記ユーザの電子証明書の無効化を依頼するサーバを有する
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のオンラインサービス提供システム。
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