JP6911367B2 - 通信端末、通信システム、画像共有方法、及びプログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、画像共有方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末、通信システム、画像共有方法、及びプログラムに関する。
近年、インターネット等の通信ネットワークを介して拠点間の通信を行う通信システムが普及している。このような通信システムにおいて、例えば、一方の拠点には一方の通信端末が設置され、他方の拠点には他方の通信端末が設置される。通信システムを利用して会議等を行う場合、一方の通信端末は、一方のユーザの画像を撮像し、発言等を収集し、それらをコンテンツデータとして、他方の通信端末へ送信する。これにより、他方の通信端末は、受信したコンテンツデータを出力する。また、通信端末は、通信端末において開かれているウィンドウ等の表示領域ごとに画像をキャプチャすることができる。これにより、通信端末は、開かれているウィンドウの画像を会議資料として他方の通信端末へ送信することで、拠点間で会議資料を共有することもできる。
特許文献1には、PCは、資料情報および装置情報を受信すると、資料情報および装置情報を用いて、統合される会議グループ内で共有可能な資料の一覧を作成して表示すること、PCは、一覧から選択された資料を、新たに統合される会議グループ内で共有することが開示されている。
しかしながら、通信端末において、ビュアー等のアプリケーションによって開かれた表示領域のうち、最小化された表示領域をキャプチャしても、ファイル等のコンテンツを含む画像が得られないことがある。このため、通信端末が、表示領域の画像を他の通信端末へ送信しても、他の通信端末と画像を共有できないことがある。
請求項1に係る発明の通信端末は、通信端末において、起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、選択された表示領域の画像を他の通信端末へ送信することで、前記他の通信端末と前記画像を共有する通信端末であって、前記他の通信端末と前記画像を共有可能な条件の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた条件に基づいて、前記起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、前記共有可能な画像を表示するための表示領域を示すリストを生成する生成手段と、前記リストの中から選択された表示領域の画像を前記他の通信端末へ送信する送信手段と、を有し、前記受付手段は、最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件の入力をユーザから受け付け、前記リストは、前記最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件、および、前記表示領域が最小化された状態であるか否か、に基づいて生成される
以上説明したように本発明によれば、通信端末が、共有可能でない表示領域の画像を、他の通信端末へ送信することを防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図2は、通信システムにおける各種情報の送受信の状態の一例を示した概念図である。 図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る通信システムの一部を構成する端末、及び管理システムの機能ブロック図である。 図5は、管理システムにおいて管理される各管理テーブルを示す概念図である。 図6は、端末において管理される各管理テーブルを示す概念図である。 図7は、端末が管理システムへログインする処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、端末間の通信を確立する処理の一例を示すシーケンス図である。 図9は、共有可能な画像の条件を設定する処理の一例を示すフロー図である。 図10は、共有可能な画像の条件を設定するためのダイアログボックスの一例を示す。 図11は、画像を共有する処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、画像を共有可能か判断する処理の一例を示すフロー図である。 図13は、共有可能な会議資料の一覧を含むディスプレイの表示例である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
<<通信システムの全体構成>>
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。通信システム1は、複数の通信端末10、及び通信管理システム50によって構築されている。以下、「通信端末」を単に「端末」と表し、「通信管理システム」を単に「管理システム」と表す。図1には、一つの管理システム50、及び二つの端末10が示されているが、通信システム1において、三つ以上の端末10が設けられても良く、端末10、及び管理システム50に加えて他の装置が設けられてもよい。
通信システム1には、一方の端末10から他方の端末10に一方向にコンテンツデータを送信するデータ提供システム、或いは複数の端末10間で両方向にコンテンツデータを送信するコミュニケーションシステムが含まれる。コミュニケーションシステムとしては、テレビ会議システム、テレビ電話システム、及びチャットシステム等が例として挙げられる。以下、コンテンツデータは、画像データ、及び音データであり、通信システム1は、コミュニケーションシステムの一例として画面共有機能を有するテレビ会議システムであり、端末10は、通信機能を有する汎用のPC(Personal Computer)である場合について説明する。画像データの画像は、端末10で撮像された会議参加者等の画像、並びにビュアー、又はエディター等で開かれている会議資料等の画像を含む。これらの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。なお、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と同義に用いられる。
複数の端末10、及び管理システム50は、通信ネットワーク2を介して通信可能に接続される。複数の端末10は、それぞれ、例えば、日本の東京事業所の会議室、或いはアメリカ合衆国のニューヨーク事業所の会議室等の任意の拠点に設置される。複数の端末10は、画像データ、及び音データの送受信による拠点間の通信を行う。端末10は、複数の遠隔の事業所内だけでなく、同じ事業所内、屋外と屋内、又は屋外と屋外等の任意の拠点で用いられる。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話の通信網等の無線による通信が行われる。端末10は、テレビ会議での利用に限られるものではなく、ユーザ間の一般的な会話に用いられる。
管理システム50は、端末10のログイン認証、端末10による通信の管理等を行う。管理システム50は、端末10と同じ拠点に設置されてもよいし、異なる拠点に設置されてもよい。
本実施形態において、通信ネットワーク2は、例えば、LAN(Local Area Network)、専用線、及びインターネット等によって構築される。通信ネットワーク2には、有線だけでなく、Wi−Fi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
通信ネットワーク2に接続可能な他の装置としては、例えば、端末10間でコンテンツデータを中継する中継装置、端末10に端末用プログラムを送信し、管理システム50に通信管理用プログラムを送信するプログラム提供システム、端末10、及び管理システム50のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行うメンテナンスシステムが挙げられる。
図2は、通信システムにおける各種情報の送受信の状態の一例を示した概念図である。なお、図2では、複数の端末10間で、中継装置30を介してコンテンツデータが送信される例が示されている。なお、端末10間の通信は、これに限られず、P2P(Peer to Peer)等の任意の方式で行われてもよい。図2に示されているように、通信システム1において、端末10、及び管理システム50の間では、呼制御用のメッセージ等の各種の管理情報を送受信するための管理情報用のセッションseiが確立される。また、端末10間では、中継装置30を介して画像データを送信するためのセッションsed1、及び音データを送信するためのセッションsed2が確立される。以下、通信端末10間でコンテンツデータを送信するためのセッションsed1、及びセッションsed2のうち、任意の一以上のセッションをセッションsedと表す。画像データは、端末10で撮像されたテレビ会議の参加者の画像データ、端末10で開かれているウィンドウに表示される会議資料等の画像データを含む。このため、画像データ送信用のセッションsed1は、撮像された画像データを送受信するためのセッション、会議資料等の画像データを送受信するためのセッションを含んでもよい。また、画像データは、画像を再生するために必須の基本データ、及び基本データと組み合わせることにより再生する画像の品質を高めるための拡張データを有していてもよい。この場合、画像データ送信用のセッションsed1は、基本データを送受信するためのセッション、拡張データを送受信するためのセッションを含む。なお、管理システム50が中継装置30の機能を有しており、管理システム50を介して端末10間のセッションsedが確立されてもよい。
<<実施形態のハードウェア構成>>
図3を用いて、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成を説明する。なお、図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。以下、端末10が通信機能を有する汎用のPCである場合について説明する。端末10が専用の装置である場合には、端末10は、下記で説明するものと同じ、又は対応するハードウェア構成を有する。
端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、及びコンテンツデータ等の各種データを記憶するHD104(Hard Disk)、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD105(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、又はICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107(Interface)、ユーザの操作を入力するためのキーボード108a、及びマウス108b、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、並びに通信ネットワーク2を利用して通信するためのネットワークI/F111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、画像データに基づいて生成される画像を出力するディスプレイ120、CPU101の制御に従ってディスプレイ120に画像を伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、並びに上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバス、及びデータバス等のバスライン110を備えている。
カメラ112は、レンズ及び、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含む。固体撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)又は、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。
管理システム50、及び中継装置30は、端末10と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。なお、管理システム50、及び中継装置30は、例えば、カメラ112、マイク114、及びスピーカ115等の端末10のハードウェア構成の一部を有していなくてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、一実施形態に係る通信システムの機能構成について説明する。図4は、一実施形態に係る通信システムの一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。図4では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介して通信することができるように接続されている。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、認証部52、端末管理部53、セッション管理部54、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム50は、ROM102、RAM103、及びHDD105により構築される記憶部5000を有している。記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって各DB(Database)が構築される。
(認証管理テーブル)
図5の(A)は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、認証管理テーブルによって認証管理DB5002が構築される。認証管理テーブルには、管理システム50によって管理されるすべての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。通信IDは、通信システム1において、通信先を特定するための情報である。通信IDとしては、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザの識別情報、アカウント名等が用いられる。以下、端末10としての端末10aa、及び端末10baに対応する通信IDが、それぞれ、ユーザによって入力されたアカウント名「01aa,01ba」である場合について説明する。
(端末管理テーブル)
図5の(B)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、端末管理テーブルによって端末管理DB5003が構築される。端末管理テーブルには、各端末10の通信IDに関連付けられて、端末10のIPアドレスが管理される。
続いて管理システム50の各機能部について説明する。管理システム50の送受信部51は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111により、通信ネットワーク2を介して通信相手と各種情報の送受信を行う。
管理システム50の認証部52は、CPU101からの命令により、ログイン要求元の認証を行う。
管理システム50の端末管理部53は、CPU101からの命令により、端末10の状態を管理する。
管理システム50のセッション管理部54は、CPU101からの命令により、端末10間のセッションsedを管理する。
管理システム50の記憶・読出部19は、CPU101からの命令によって、記憶部5000に各種データを記憶するとともに、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、入力受付部12、表示制御部14、共有管理部15、画像取得部16、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。また、端末10は、ROM102、RAM103、及びHDD105によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には、以下に示すような各テーブルによって各DB(Database)が構築される。
(共有条件管理テーブル)
図6の(A)は、共有条件管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、共有条件管理テーブルによって共有条件管理DB1001が構築される。本実施形態において、共有可能な画像は、この画像の画像データを端末10baへ送信することで、端末10aa、及び相手側の端末10baの双方で同じ画像コンテンツを表示することが可能となる画像データである。また、共有可能な画像は、後述の処理で、会議資料の一覧に含まれる画像、即ち共有する画像として選択され得る。
図6の(A)の共有条件管理テーブルは、通信ID、最小化されたウィンドウから取得される画像に関する設定情報、及びファイルの拡張子を関連付けて管理する。共有条件管理テーブルにおける通信IDは、通信IDごとに共有可能な画像の条件を設定するために用いられる。共有可能な画像の条件は、他の通信端末と画像を共有可能な条件を示す。共有条件管理テーブルにおいて、設定情報「true」は、最小化されたウィンドウから取得される画像が共有可能に設定されていることを示し、「false」は最小化されたウィンドウから取得される画像が共有可能に設定されていないことを示す。即ち、共有条件管理テーブルにおいて、「false」が含まれていると、最小化されていないウィンドウから取得される画像であることが、共有可能な画像の条件となる。また、共有条件管理テーブルにおける拡張子は、共有可能な画像が、少なくとも、その拡張子のファイルから生成された画像であることを示す。
図6の(A)の共有条件管理テーブルの例おいて、通信ID「01aa」を利用したアカウントにより共有可能な画像は、少なくとも、拡張子「.txt,.doc,.ppt」のファイルから生成されたものであること、ウィンドウが最小化されているときには、そのウィンドウから取得される画像を共有できないことを示す。なお、本実施形態において、ファイルを開いて、又は起動してウィンドウが生成される場合に、そのファイル、及びそのウィンドウは対応すると言う。
(資料管理テーブル)
図6の(B)は、資料管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、資料管理テーブルによって資料管理DB1002が構築される。図6の(B)の資料管理テーブルには、端末10において現在、開かれているウィンドウごとに、レコードが生成される。各レコードには、会議資料としてのウィンドウの画像を示す資料ID、ウィンドウのタイトルから取得されるファイル名、ウィンドウの状態を示す情報、及びウィンドウから取得される画像を共有可能であるかを示す情報が関連付けられて管理される。状態を示す情報には、ウィンドウが最小化されていることを示す「最小化」が含まれる。共有可能であるかを示す情報には、共有可能であることを示す「true」、及び共有可能ではないことを示す「false」が含まれる。
(表示順管理テーブル)
図6の(C)は、表示順管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、表示順管理テーブルによって表示順管理DB1003が構築される。図6の(C)の表示順管理テーブルでは、通信IDに対して、共有可能な会議資料の一覧を表示するときの会議資料の表示順の条件が関連付けられて管理される。表示順管理DB1003における通信IDは、通信IDごとに表示順を設定するために用いられる。表示順の条件については後述する。
(共有履歴管理テーブル)
図6の(D)は、共有履歴管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、共有履歴管理テーブルによって共有履歴管理DB1004が構築される。図6の(D)の共有履歴管理テーブルでは、会議資料として過去に共有したことのあるウィンドウの画像を示す資料ID、ウィンドウのタイトルから取得されたファイル名、この画像を共有した相手側の通信ID、及び共有回数が関連付けられて管理される。
続いて、端末10の各機能部について説明する。端末10の送受信部11は、CPU101からの命令によって、及びネットワークI/F111により、通信ネットワーク2を介して、通信相手と各種情報の送受信を行う。
端末10の入力受付部12は、CPU101からの命令、キーボード108a、及びマウス108bによって、ユーザによる各種操作入力を受け付ける。
端末10の表示制御部14は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって、画像をディスプレイ120へ出力させる制御を行う。
端末10の共有管理部15は、CPU101からの命令によって、端末10間の画像の共有を管理する。
端末10の画像取得部16は、CPU101からの命令によって、ウィンドウの画像をキャプチャすることで、ウィンドウに表示される画像の画像データを取得する。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令によって、記憶部1000に各種データを記憶するとともに、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<実施の形態の処理>>
続いて、実施形態に係る処理について説明する。
(ログイン処理)
図7は、端末10が管理システム50へログインする処理の一例を示すシーケンス図である。以下、端末10の一例として端末10aaが管理システム50へログインする処理について説明する。なお、他の端末10も同様の処理により管理システム50へログインすることができる。
端末10aaの入力受付部12は、通信IDとしてのアカウント名、及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS1)。端末10aaの送受信部11は、入力受付部12によって受け付けられた通信ID、及びパスワードを含むログイン要求を管理システム50へ送信する(ステップS2)。なお、端末10aaの通信ID、及びパスワードは、記憶部1000に予め記憶されていてもよい。この場合、端末10aaの送受信部11は、記憶部1000から読み出された通信ID、及びパスワードを含むログイン要求を管理システム50へ送信する。
管理システム50の送受信部51は、端末10aaによって送信されたログイン要求を受信する。管理システム50は、ログイン要求を受信するときに、ログイン要求元の端末10aaのIPアドレスを取得する。
管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID、及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブル(図5の(A)参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID、及びパスワードの組が管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。以下、認証部52によって、ログイン要求元が正当な利用権限を有すると判断された場合について説明する。ログイン要求元が正当な利用権限を有すると判断されると、端末10aaは管理システム50へログインすることで、端末10aa、及び管理システム50間のセッションseiは確立する。
管理システム50の端末管理部53は、端末管理テーブル(図5の(B)参照)において、ログイン要求元の端末10aaの通信ID、及びログイン要求元の端末10aaのIPアドレスを関連付けて記録する(ステップS4)。管理システム50の送受信部51は、認証部52による認証結果が示された認証結果情報を、ログイン要求元の端末10aaへ送信する(ステップS5)。これにより、ログイン要求元の端末10aaの送受信部11は、認証結果情報を受信する。
(端末間の通信の確立)
続いて、端末10間の通信を確立する処理について説明する。図8は、端末間の通信を確立する処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下、管理システム50にログインした端末10aa、及び端末10baがテレビ会議のための通信を確立する処理について説明する。なお、管理システム50にログインした他の端末10も、同様の処理により通信を確立することができる。
本実施形態では、クライアント側の端末10によって同時に開催されるテレビ会議の数が、一例として、4つに限定されている。このため、端末10は、4つの会議室IDのいずれかを指定して、管理システム50へ参加要求を送信する。なお、会議室IDは実在の会議室の識別情報ではなく、複数の端末10が共通のセッションsedに参加するために利用されるものである。
端末10aaにおいて、ユーザが会議室IDを指定する操作を行うと、入力受付部12は、会議室IDの入力を受け付ける(ステップS21−1)。以下、入力された会議室IDが「C01」である場合について説明する。会議室IDの入力が受け付けられると、端末10aaの送受信部11は、入力された会議室ID「C01」を含む会議への参加要求を管理システム50へ送信する(ステップS22−1)。
管理システム50の送受信部51は、端末10aaによって送信された参加要求を受信する。参加要求に応じて、管理システム50のセッション管理部54は、中継装置30と端末10aaとの間で、画像データ、及び音データを送信するためのセッションsedを確立させる(ステップS23−1)。
端末10baにおいて、ユーザが、端末10aaで指定されたものと同じ会議室ID「C01」を指定する操作を行うと、入力受付部12は、会議室IDの入力を受け付ける(ステップS21−2)。会議室IDの入力が受け付けられると、端末10baの送受信部11は、入力された会議室ID「C01」を含む参加要求を管理システム50へ送信する(ステップS22−2)。
管理システム50の送受信部51は、端末10baによって送信された参加要求を受信する。会議室ID「C01」を含む参加要求に応じて、管理システム50のセッション管理部54は、端末10aaが参加しているセッションsedに参加要求元の端末10baを参加させる(ステップS23−2)。この処理で、管理システム50のセッション管理部54は、中継装置30と端末10baとの間で、画像データ、及び音データを送信するためのセッションsedを確立させる。
管理システム50の送受信部51は、新たにセッションsedに参加した端末10baの通信IDを含む参加通知を、同じセッションsedに参加している端末10aaへ送信する(ステップS24−1)。また、送受信部51は、セッションsedに参加している端末10aaの通信IDを含む参加通知を、新たにセッションsedに参加した端末10baへ送信する(ステップS24−2)。
端末10aa、及び端末10baがセッションsedに参加すると、端末10aa、及び端末10baの送受信部11は、自端末のカメラ112で撮像された画像データ、及びマイク114で集音された音データを、セッションsedで中継装置30へ送信する。中継装置30は、端末10aa、及び端末10baの一方から送られてきた画像データ、及び音データを、端末10aa、及び端末10baの他方へ中継する。
(共有条件の設定)
続いて、端末10間で共有可能な画像の条件を設定する処理について説明する。図9は、共有可能な画像の条件を設定する処理の一例を示すフロー図である。以下、端末10aaにおいて共有可能な画像の条件を設定する処理を説明するが、端末10baにおいても同様の処理により、共有可能な画像の条件を設定することができる。
端末10のOS(Operating System)は、ウィンドウシステムを実装している。OSは、端末10においてテレビ会議用のアプリケーション、ビュアー、又はエディター等によるアプリケーションが起動している間、それぞれのアプリケーションに対し、ディスプレイ120の画面上の表示領域としてウィンドウを割り当てる。ウィンドウは、ユーザによる操作入力に応じて位置、及びサイズが変更される。ウィンドウのサイズが最小化された状態で、0Sは、ディスプレイ120の画面上にウィンドウを表示せず、ウィンドウのサイズを元に戻すためのアイコンを表示させる。
端末10aaの入力受付部12は、ユーザによる操作入力に応じて、共有可能な画像の条件を設定するためのダイアログボックスの要求を受け付ける。端末10aaの表示制御部14は、要求に係るダイアログボックスをディスプレイ120に表示させる(ステップS31)。
図10は、共有可能な画像の条件を設定するためのダイアログボックスの一例を示す。このダイアログボックスには、最小化されたウィンドウから取得される画像を共有するかを設定するためのチェックボックスが含まれている。ユーザは、「共有する」又は「共有しない」のチェックボックスにチェックを入れることができる。また、ダイアログボックスには、ファイルの拡張子を入力する欄が含まれている。ユーザは、所定の拡張子のファイルから生成される画像を共有可能としたい場合に、ダイアログボックスに、その拡張子を入力する。
また、ダイアログボックスには、会議資料の一覧における会議資料の表示順を設定するためのラジオボタンも含まれている。ユーザは、表示順として「相手ごとに共有した回数が多い順」、又は「ID順」のラジオボタンを選択できる。
なお、ダイアログボックスで設定する条件は上記のものに限られない。他の条件として、例えば、端末10aaは、通信相手ごとに、この通信相手と通信するときの条件の設定を受け付けてもよい。
ユーザが、ダイアログボックスにおいて各項目を入力後、「決定」ボタンを押下すると、端末10aaの入力受付部12は、条件の入力を受け付ける(ステップS32)。
端末10aaの共有管理部15は、共有条件管理テーブル(図6の(A)参照)に、ステップS1で入力された通信ID、ステップS32においてチェックされたチェックボックスに対応する設定情報、ステップS32において入力されたファイルの拡張子を関連付けて記録する。例えば、ダイアログボックスにおいて図10のように入力された場合、共有管理部15は、共有条件管理テーブルに、通信ID「01aa」、設定情報「false」、及び拡張子「.txt,.doc,.ppt」を関連付けて、記録する。
更に、端末10aaの共有管理部15は、表示順管理テーブル(図6の(C)参照)に、ステップS1で入力された通信ID、ステップS32において選択された表示順の条件を関連付けて記録する。例えば、ダイアログボックスにおいて、表示順の条件が図10のように選択された場合、共有管理部15は、表示順管理テーブルに、通信ID「01aa」、及び表示順の条件「相手ごとに共有した回数が多い順」を関連付けて記録する。
(会議資料の共有)
続いて、セッションsedが確立されてから、端末10aa、及び端末10ba間で会議資料を共有する処理について説明する。図11は、会議資料としての画像を共有する処理の一例を示すシーケンス図である。以下、端末10aaの要求に基づいて、会議資料を共有する場合について説明するが、同様の処理により、端末10baの要求に基づいて、会議資料を共有することもできる。
端末10aaにおいて、ユーザが、共有可能な会議資料の一覧を要求する操作を行うと、入力受付部12は、一覧の要求を受け付ける(ステップS41)。
入力受付部12によって一覧の要求が受け付けられると、端末10aaの共有管理部15は、現在、起動中のウィンドウを管理する(ステップS42)。起動中のウィンドウとは、端末10aaにおいて、現在起動している各アプリケーションに対し、画像を表示するため、OSから割り当てられている各表示領域を示す。この処理で、共有管理部15は、OSから、起動中のウィンドウのタイトル、ウィンドウの位置、及びサイズ等の情報を取得する。なお、ビュアー等によりファイルが開かれて生成されるウィンドウに関しては、上記の処理で、タイトルとしてこのファイルのファイル名が取得される。端末10aaの共有管理部15は、取得された情報と、資料管理テーブル(図6の(B)参照)において管理されている情報と、が異なる場合に、取得された情報に基づいて資料管理テーブルを更新する。
例えば、端末10aaの共有管理部15は、新たに開かれたウィンドウのファイル名を取得した場合、取得されたファイル名、及び資料IDが含まれるレコードを資料管理テーブル(図6の(B)参照)に追加する。なお、資料IDは、新たなファイル名が取得されたときに、共有管理部15によって生成される。
また、端末10aaの共有管理部15は、ウィンドウのファイル名、及びこのウィンドウが最小化された状態を示す情報を取得した場合、資料管理テーブル(図6の(B)参照)において、取得されたファイル名に対応する状態を示す情報を「最小化」に書き換える。
また、端末10aaの共有管理部15は、ウィンドウのファイル名、及びこのウィンドウが最小化された状態から元のサイズに戻された情報を取得した場合、資料管理テーブル(図6の(B)参照)において、取得されたファイル名が記録されたレコードから、状態を示す情報を「最小化」を削除する。
更に、端末10aaの共有管理部15は、あるファイル名に対応するウィンドウが閉じられたことを示す情報を取得した場合、このファイル名が記録されたレコードを、資料管理テーブル(図6の(B)参照)から削除する。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS42で更新された資料管理テーブル(図6の(B)参照)から、レコードごとにファイル名、及び状態を示す情報を取得する(ステップS43)。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS1で入力された通信IDを検索キーとして、共有条件管理テーブル(図6の(A)参照)を検索し、設定情報、及び拡張子を取得する(ステップS44)。以下、ステップS44で設定情報「false」、及び拡張子「.doc,.txt,.ppt」が取得された場合について説明する。
端末10aaの共有管理部15は、起動中の各ウィンドウの画像が共有可能であるか、ステップS44で取得された情報に基づいて判断する(ステップS45)。図12は、画像を共有可能か判断する処理の一例を示すフロー図である。図12を用いてステップS45の処理を詳細に説明する。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS43で取得された起動中のウィンドウに係るレコードごとに、以下のループ処理を実行する。まず、ステップS43で取得されたレコードのうち、第一のレコードにおける状態を示す情報が「最小化」であるか判断する(ステップS45−1)。
ステップS45−1で、状態を示す情報が「最小化」であると判断された場合(YES)、端末10aaの共有管理部15は、資料管理テーブル(図6の(B)参照)の第一のレコードに、共有不可を示す「false」を記録する(ステップS45−3)。
ステップS45−1で、状態を示す情報が「最小化」ではないと判断された場合(NO)、端末10aaの共有管理部15は、資料管理テーブル(図6の(B)参照)の第一のレコードにおけるファイル名の拡張子が、ステップS44で取得された拡張子「.doc,.txt,.ppt」のいずれかであるか判断する(ステップS45−2)。
ステップS45−2で、第一のレコードにおけるファイル名の拡張子が、「.doc,.txt,.ppt」のいずれかではないと判断された場合(NO)、端末10aaの共有管理部15は、資料管理テーブル(図6の(B)参照)の第一のレコードに、共有不可を示す「false」を記録する(ステップS45−3)。
ステップS45−2で、第一のレコードにおけるファイル名の拡張子が、「.doc,.txt,.ppt」のいずれかであると判断された場合(YES)、端末10aaの共有管理部15は、資料管理テーブル(図6の(B)参照)の第一のレコードに、共有可能を示す「true」を記録する(ステップS45−4)。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS43で取得された起動中のウィンドウに係るレコードうち、第一のレコードに係る上記の判定処理を完了すると、ステップS43で取得された残りのすべてのレコードについて、レコードごとに上記の処理を繰り返す。繰り返しの処理が完了すると、資料管理テーブル(図6の(B)参照)における共有可否のフィールドのすべてに、「true」、又は「false」が記録される。
なお、上記の画像の共有の可否の判定方法は一例であり、ステップS33において設定される条件に基づいて、適宜、変更される。例えば、ステップS33において、最小化されたウィンドウから取得される画像を共有するかの設定のみを受け付けた場合、図12のステップS45−2の処理はスキップされる。この場合、共有管理部15は、ウィンドウが最小化されているかの条件のみによりウィンドウの画像を共有可能か判断する。また、例えば、ステップS33において、ファイルの拡張子の設定のみを受け付けた場合、図12のステップS45−1の処理がスキップされる。この場合、共有管理部15は、ウィンドウのタイトルから取得されるファイルの拡張子のみによりウィンドウの画像を共有可能か判断する。また、判定の条件として、上記の条件に加え他の条件が含まれていても良い。
図12の処理が完了すると、端末10aaの共有管理部15は、ステップS1で入力された通信IDを検索キーとして、表示順管理テーブル(図6の(C)参照)を検索し、対応する表示順条件を読み出す(ステップS46)。以下、読み出された表示順条件が「相手ごとに共有した回数が多い順」である場合について説明する。
端末10aaの共有管理部15は、資料管理テーブル(図6の(B)参照)において、共有可否を示す情報「true」を検索キーとして資料管理テーブルを検索し、対応するファイル名を読み出す(ステップS47)。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS47で読み出された各ファイル名(例えば、「今月の目標.txt」、及び「設計仕様書.doc」)、ステップS24−1で受信された通信相手の端末10baの通信ID「01ba」の組を検索キーとして、共有履歴管理テーブル(図6の(D)参照)を検索し、対応する共有回数(例えば「5」、及び「2」)を読み出す(ステップS48)。
端末10aaの共有管理部15は、ステップS48で読み出された共有回数に基づいて、ステップS47で読み出されたファイル名を、共有回数の大きい順に並べた共有可能な会議資料の一覧を生成する(ステップS49)。端末10aaの表示制御部14は、ステップS49で生成された共有可能な会議資料の一覧を、ディスプレイ120に出力して、表示させる。図13は、共有可能な会議資料の一覧を含むディスプレイの表示例である。なお、図13において、共有可能な会議資料の一覧は、タイトルが「会議資料一覧」であるダイアログボックスである。
なお、端末10aaの共有管理部15は、ステップS47で、資料管理テーブル(図6の(B)参照)から、すべてのファイル名、及び共有可否を示す情報の組を読出しても良い。この場合、表示制御部14は、共有可否を示す情報「false」に対応付けられたファイル名をグレイアウトする等して、共有可否を示す情報「true」に対応付けられたファイル名と区別して会議資料の一覧を生成してもよい。
なお、ステップS46で読み出される表示順条件が「ID順」である場合、端末10aaの共有管理部15は、ステップS47でファイル名に加え、資料IDを読み出す。そして、共有管理部15は、対応する資料IDが昇順になるようにファイル名を並べて、共有可能な会議資料の一覧を生成する。また、他の実施形態において、表示順条件として、「相手ごとに共有した回数が多い順」、及び「ID順」を併用することもできる。この場合、共有管理部15は、「相手ごとに共有した回数が多い順」、及び「ID順」の優先順位を設定し、優先順位の高い表示順条件で、ステップS47で読み出されたファイル名を並べる。優先順位の高い表示順条件の属性値が同じものについては、共有管理部15は、優先順位の低い表示順条件でファイル名を並べることで会議資料の一覧を生成する。
端末10aaのユーザが、ディスプレイ120に表示された共有可能な会議資料の一覧から共有する会議資料のファイル名を選択する操作を行うと、端末10aaの入力受付部12は、共有する会議資料の選択を受け付ける(ステップS50)。端末10aaの共有管理部15は、共有履歴管理テーブル(図6の(D)参照)において、ステップS50で選択されたファイル名、及びステップS24−1で受信した通信相手の通信IDに関連付けられている共有回数を、1加算した回数に更新する。
端末10aaの画像取得部16は、ステップS50で選択されたファイル名をタイトルとするウィンドウの画像をキャプチャすることで、ウィンドウの画像データを取得する(ステップS51)。例えば、ステップS50で選択されたファイル名が、「今月の目標.txt」である場合、画像取得部16は、「今月の目標.txt」をタイトルとするウィンドウから、ファイル名「今月の目標.txt」のファイルの内容が表示された画面の画像データを取得する。
端末10の送受信部11は、ステップS51で取得されたウィンドウの画像データを、セッションsedを用いて中継装置30へ送信する(ステップS52)。中継装置30は、ウィンドウの画像データを受信すると、受信した画像データを、同じセッションsedに参加している端末10baへ送信する(ステップS53)。
端末10baの送受信部51は、中継装置30によって送信されたウィンドウの画像データを受信する。端末10baの表示制御部14は、セッションsedで送信されるウィンドウの画像の画像データ、及びセッションsedで送信される会議参加者が撮像された画像データを、表示装置としてのディスプレイ120に出力して表示させる(ステップS54)。
ウィンドウの画像データを送信した送信元の端末10aaにおいても、表示制御部14は、セッションsedで送信されるウィンドウの画像データ、及びセッションsedで送信される会議参加者が撮像された画像データを、ディスプレイ120に出力して表示させる(ステップS55)。これにより、端末10aa、及び端末10baにおいて同じウィンドウの画像の画像データが表示されるので、端末10aa、及び端末10baの間で会議資料を共有できる。
<<実施形態の主な効果>>
上記実施形態の画像共有方法によると、端末10aaは、端末10aaにおいて、起動中のビュアー等のアプリケーションにより画像を表示するための一以上のウィンドウ(表示領域の一例)のうち、選択されたウィンドウの画像データを他の端末10baへ送信することで、他の端末10baと画像を共有する。端末10aaの入力受付部12(受付手段の一例)は、他の端末10と画像を共有可能な条件の入力を受け付ける(受付処理の一例)。端末10aaの共有管理部15(生成手段の一例)は、入力受付部12によって受け付けられた条件に基づいて、一以上のウィンドウのうち、共有可能な画像を表示するためのウィンドウを示す会議資料の一覧(リストの一例)を生成する(生成処理の一例)。端末10aaの送受信部11(送信手段の一例)は、一覧の中から選択されたウィンドウの画像データを他の端末10baへ送信する(送信処理の一例)。端末10aaによると、端末10aaにおけるウィンドウの画像のうち、共有可能な画像を示す一覧から画像を選択させることで、共有可能でない画像が他の端末10baへ送信されることを防ぐことができる。
端末10aaの入力受付部12は、最小化されたウィンドウの画像を、共有可能な画像としない条件の入力を受け付ける。これにより、端末10aaは、最小化されたウィンドウからコンテンツを含む画像データを取得できないときに、コンテンツが含まれない画像データを端末10baへ送信することを防ぐことができる。
端末10aaの入力受付部12は、所定の拡張子のファイルから生成される画像を共有可能とする条件の入力を受け付ける。これにより、所定の拡張子のファイルから生成される画像のみ共有可能な場合に、端末10aaは、共有可能ではない画像が端末10baへ送信されることを防ぐことができる。
端末10aaの共有履歴管理DB1004(管理手段の一例)は、ファイルごとに、このファイルから生成される画像が共有された回数を管理する。端末10aaの共有管理部15は、共有履歴管理DB1004においてファイルに関連付けられて管理される回数の順に、このファイルに対応するファイル名(情報の一例)が並べられた一覧を生成する。これにより、端末10aaは、選択された回数順にファイル名が並べられた一覧から、共有する画像をユーザに選択させることができる。
端末10aaの共有履歴管理DB1004は、ファイル、及び他の端末10の通信IDごとに、このファイルから生成される画像が共有された回数を管理しても良い。端末10aaの共有管理部15は、共有履歴管理DB1004においてファイル、及び他の端末10の通信IDに関連付けられて管理される回数の順に、このファイルに対応するファイル名を示す情報が並べられた一覧を生成する。これにより、端末10aaは、選択された回数順にファイル名が並べられた会議資料の一覧から、共有する画像をユーザに選択させることができる。
<<実施形態の補足>>
端末10用のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。また、上記記録媒体、あるいは、これらプログラムが記憶されたHD(Hard Disk)は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供できる。
また、上記実施形態における端末10、及び管理システム50は、単一の装置によって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数の装置によって構築されていてもよい。例えば、端末10の共有管理部15、共有条件管理DB1001、資料管理DB1002、表示順管理DB1003、及び共有履歴管理DB1004の少なくとも一部の機能は、管理システム50に設けられていてもよい。この場合、端末10は、管理システム50に設けられた少なくとも一部の機能を実行するために用いられる情報を送信する。管理システム50は、受信した情報に基づいて少なくとも一部の機能による処理を実行し、処理の結果を端末10へ送信する。
例えば、端末10は、ステップS32で入力された条件を管理システム50へ送信する。管理システム50は、端末10から受信した条件を、管理システム50に設けられた共有条件管理DB1001、及び表示順管理DB1003において管理してもよい。また、例えば、端末10は、ステップS41で入力された一覧要求を管理システム50へ送信する。管理システム50は、一覧要求に応じて、ステップS42乃至S49と同様の処理により会議資料の一覧を生成し、生成された会議資料の一覧を端末10へ送信しても良い。なお、管理システム50はWEBサービスを備え、端末10からの上記要求をWEB上で受け付けも良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路を含むプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 通信システム
2 通信ネットワーク
10 端末
11 送受信部
12 入力受付部
14 表示制御部
15 共有管理部
16 画像取得部
19 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 端末管理部
54 セッション管理部
59 記憶・読出部
1000 記憶部
1001 共有条件管理DB
1002 資料管理DB
1003 表示順管理DB
1004 共有履歴管理DB
5000 記憶部
5002 認証管理DB
5003 端末管理DB
特開2012−160025号公報

Claims (9)

  1. 通信端末において、起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、選択された表示領域の画像を他の通信端末へ送信することで、前記他の通信端末と前記画像を共有する通信端末であって、
    前記他の通信端末と前記画像を共有可能な条件の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた条件に基づいて、前記起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、共有可能な画像を表示するための表示領域を示すリストを生成する生成手段と、
    前記リストの中から選択された表示領域の画像を前記他の通信端末へ送信する送信手段と、
    を有し、
    前記受付手段は、最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件の入力をユーザから受け付け
    前記リストは、前記最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件、および、前記表示領域が最小化された状態であるか否か、に基づいて生成される、通信端末。
  2. 前記受付手段は、所定の拡張子のファイルから生成される画像を共有可能とする条件の入力を受け付ける請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記ファイルごとに、前記ファイルから生成される画像が共有された回数を管理する管理手段を有し、
    前記生成手段は、前記管理手段において前記ファイルに関連付けられて管理される回数の順に、前記ファイルに対応する表示領域を示す情報が並べられたリストを生成する請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記管理手段は、前記ファイル、及び前記他の通信端末の識別情報ごとに、前記ファイルから生成される画像が前記他の通信端末との間で共有された回数を管理し、
    前記生成手段は、前記管理手段において前記ファイル、及び前記他の通信端末の識別情報に関連付けられて管理される回数の順に、前記ファイルに対応する表示領域を示す情報が並べられたリストを生成する請求項3に記載の通信端末。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信端末と、
    前記他の通信端末と、を有し、
    前記通信端末、及び前記他の通信端末は、前記表示領域の画像を表示装置に出力する
    通信システム。
  6. 通信端末において、起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、選択された表示領域の画像を他の通信端末へ送信することで、前記他の通信端末と前記画像を共有する通信端末に、
    前記他の通信端末と前記画像を共有可能な条件の入力を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けられた条件に基づいて、前記起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、前記共有可能な画像を表示するための表示領域を示すリストを生成する生成処理と、
    前記リストの中から選択された表示領域の画像を前記他の通信端末へ送信する送信処理と、
    を実行させ、
    前記受付処理は、最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件の入力をユーザから受け付け
    前記リストは、前記最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件、および、前記表示領域が最小化された状態であるか否か、に基づいて生成される、画像共有方法。
  7. 前記通信端末は、
    ファイルごとに、前記ファイルから生成される画像が共有された回数を管理する管理手段を有し、
    前記生成処理で、前記管理手段において前記ファイルに関連付けられて管理される回数の順に、前記ファイルに対応する表示領域を示す情報が並べられたリストを生成する請求項6に記載の画像共有方法。
  8. 通信端末において、起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、選択された表示領域の画像を他の通信端末へ送信することで、前記他の通信端末と前記画像を共有する通信端末に、
    前記他の通信端末と前記画像を共有可能な条件の入力を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けられた条件に基づいて、前記起動中のアプリケーションにより画像を表示するための一以上の表示領域のうち、前記共有可能な画像を表示するための表示領域を示すリストを生成する生成処理と、
    前記リストの中から選択された表示領域の画像を前記他の通信端末へ送信する送信処理と、
    を実行させ、
    前記受付処理は、最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件の入力をユーザから受け付け
    前記リストは、前記最小化された表示領域の画像を共有するか否かという前記条件、および、前記表示領域が最小化された状態であるか否か、に基づいて生成される、プログラム。
  9. 前記通信端末は、
    ファイルごとに、前記ファイルから生成される画像が共有された回数を管理する管理手段を有し、
    前記生成処理で、前記管理手段において前記ファイルに関連付けられて管理される回数の順に、前記ファイルに対応する表示領域を示す情報が並べられたリストを生成する請求項8に記載のプログラム。
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